説明

放電灯の点灯装置

【課題】非常に高いストレートアーク周波数が必要な場合にも、昇圧動作や過電流制御などを容易に行える、放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】直流電源DPと、この直流電源のプラス端子に一端を接続され中間タップを有するチョークコイルCL11と、第1のダイオードD11と、チョッパ用スイッチSW1と、第1のキャパシタC11と、第1の切換スイッチSW2と、チョークコイルCL11の前記中間タップにアノードを接続された第2のダイオードD12と、この第2のダイオードD12のカソードに一端を接続され第1の出力端子OUT1に他端を接続された第2の切換スイッチSW13と、第2のダイオードD12のカソードに一端を接続され他端を直流電源のマイナス端子に接続された第2のキャパシタC12とを備え、1の切換スイッチSW12と前記第2の切換スイッチSW13が反対の状態となるように、所定の周波数でオンオフ制御される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放電灯の点灯装置に係り、特に車載用高輝度放電灯などに用いられる点灯装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車のヘッドライトなどに用いられる高輝度放電灯の水平点灯では、放電がアーク(円弧)状に生じて、寿命が短くなるという問題点が生じていた。この問題に対して所定の高周波)を載せて、アーク状に放電することを防止する、すなわち直線状に放電させること(ストレートアーク)が、例えば特許文献1に記載されている。この技術では、昇圧コンバータ回路をストレートアーク周波数で駆動し、更に出力コンデンサの容量を減らし昇圧コンバータの平滑度合いを下げ出力波形リップルを重畳させることによりストレートアーク点灯に必要な特定の周波数の放電灯の駆動出力を得ている。このときリップル成分の重畳度合いは30%以上、周波数はランプ形状にもよるが、一般的には数十kHzの高周波となる。
【0003】
ここで、上記昇圧コンバータ回路のスイッチング素子は、昇圧動作や過電流制御などの役割を有するが、これらの役割をストレートアーク周波数で行う必要があり、そのためスイッチング素子の駆動には非常に複雑な制御方法を要する。更にランプ形状によっては例えば数百kHz程度のストレートアーク周波数が必要になることもあるが、このような状況下で昇圧動作や過電流制御などの役割を同時に果たすことは非常に困難である。
【特許文献1】特公平7−9835号公報(図3、段落[0029])
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記の従来の高輝度放電灯の点灯装置にかんがみてなされたもので、非常に高いストレートアーク周波数が必要な場合にも、昇圧動作や過電流制御などを容易に行える、放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1によれば、直流電源と、この直流電源のプラス端子に一端を接続され中間タップを有するチョークコイルと、このチョークコイルの他端にアノードを接続された第1のダイオードと、この第1のダイオードと前記チョークコイルの接続点に一端を接続され他端を前記直流電源のマイナス端子に接続されたチョッパ用スイッチと、前記ダイオードのカソードに一端を接続され他端を前記直流電源のマイナス端子に接続された第1のキャパシタと、前記第1のダイオードのカソードに一端を接続され第1の出力端子に他端を接続された第1の切換スイッチと、前記チョークコイルの前記中間タップにアノードを接続された第2のダイオードと、この第2のダイオードのカソードに一端を接続され前記第1の出力端子に他端を接続された第2の切換スイッチと、前記第2のダイオードのカソードに一端を接続され他端を前記直流電源のマイナス端子及び第2の出力端子に接続された第2のキャパシタとを備え、前記1の切換スイッチと前記第2の切換スイッチが反対の状態となるように、所定の周波数でオンオフ制御されることを特徴とする放電灯の点灯装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ストレートアーク周波数が非常に高い場合にも容易に昇圧動作や過電流制を容易に行うことができ、したがって水平点灯の場合にも安定して直線状の放電を行うことが可能となり、放電灯を長寿命とする放電灯の点灯装置が得られる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
【0008】
<第1の実施形態>
図1(a)に、高輝度放電灯と始動回路を含む負荷回路LPに接続された本発明一実施形態の点灯装置の構成例を示す。この点灯装置は、電力変換部11と、この電力変換部11にて昇圧された直流電圧を高電圧と定電圧に切り替える電圧切換部12とから成る。同図では、負荷回路LPは縦に示しているが、実際には水平に設置され点灯される。図1(b)、図2(a)(b)についても同様である。
【0009】
電力変換部11は、直流電源DPと、この直流電源の+端子に一端を接続され途中に中間タップを有するチョークコイルCL11と、このチョークコイルCL11の他端に一端を接続され他端を上記直流電源の−端子に接続されたチョッパ用のスイッチSW11と、このスイッチSW11と上記チョークコイルCL11の接続端にアノードを接続されたダイオードD11と、このダイオードD11のカソードと一端を接続され他端を上記直流電源DPの−端子に接続されたキャパシタC11とから成る。チョークコイルCL11の全体の巻線数はL1、中間タップまでの巻線数はL2とする。
【0010】
電圧切換部12は、ダイオードD11のカソードに一端を接続され他端を出力端子OUT1に接続されたスイッチSW12と、上記チョークコイルCL11の中間タップとアノードを接続されたダイオードD12と、このダイオードD12のカソードに一端を接続され他端を出力端子OUT1に接続されスイッチSW12と反対のオンオフ動作をするスイッチSW13と、ダイオードD12のカソードと一端を接続され他端を上記直流電源DPの−端子及び出力端子OUT2に接続されたキャパシタC12とから成る。
【0011】
出力端子OUT1と出力端子OUT2の間に、水平点灯される高輝度放電灯と始動回路を含む付加回路LPが接続される。
【0012】
次に、この実施形態の点灯装置の動作を図3(a)(b)(c)の波形図を用いて説明する。電力変換部11では、チョッパ用のスイッチが所定の周波数でオンオフされ、直流電源DPの電圧が昇圧され、この電圧はダイオードD11を介してスイッチSW12に加えられる。
【0013】
電圧切換部12のスイッチSW13はスイッチSW12と反対のオンオフ動作をする。したがって、図3(a)(b)に示すように、時刻t1までは、スイッチSW11がオン、スイッチSW12がオフとなり、この時刻t1から次の時刻t2までは、スイッチSW12がオン、スイッチSW11がオフとなる。同様にして時刻t2〜t3の時間では、スイッチSW11がオン、スイッチSW12がオフ、時刻t3〜t4では、スイッチSW12がオン、スイッチSW11がオフとなる。
【0014】
ダイオードD11のカソードとキャパシタC11の接続点の電位をV1、ダイオードD12のカソードとキャパシタC12の接続点の電位をV2とする。上記のようにスイッチSW11,SW12が交互にオン動作すると、キャパシタC11とキャパシタC12の蓄積電荷による電位のレベルがスイッチSW11とスイッチSW12の接続点Pに表われる。
【0015】
すなわちこのとき接続点Pの電位は、図3(c)に示すように、スイッチSW11がオンになるとき電位V1、スイッチSW12がオンになると電位V2となるようなスイッチSW11,SW12の切換周波数、すなわちストレートアーク周波数の所定の高周波が重畳した駆動波形となる。この駆動波形により、出力端子OUT1、OUT2間に接続され水平載置された高輝度放電灯と始動回路を含むLPが点灯される。
【0016】
高輝度放電灯にこのようなストレートアーク周波数の駆動電圧が印加されると、この放電灯の放電は水平の直線状となる。
【0017】
この実施形態によれば、中間タップ付のチョークコイルを用いており、この中間タップ位置を変化させて全体とこの中間タップ位置までの巻線比を変えることによって、高輝度放電灯に加えられる駆動電圧に重畳される高周波の周波数を変えることができ、この放電灯のストレートアーク周波数が変化した場合にもそれに合わせることができ、したがって状況が変わっても安定して直線状放電を行うことが容易に行える利点がある。
【0018】
<第2の実施形態>
ところで、上記第1の実施形態では、昇圧のための電力変換部にチョークコイルを用いていた。しかし、チョークコイルの代わりにトランスを用いることが可能である。このような本発明の第2の実施形態の点灯装置について次に説明する。この実施形態の構成を図2に示す。この点灯装置は、電力変換部13と、電圧切換部14とから成り、出力端子OUT1,OUT2の間に水平点灯される高輝度放電灯と始動回路を含む負荷回路LPが接続される。
【0019】
電力変換部13は、直流電源DPと、この直流電源の+端子に一次側巻線、二次側巻線の一端を接続されたトランスT1と、このトランスT1の二次側巻線の他端に直列に接続され他端は直流電源DPの−端子を接続されたチョッパ用のスイッチSW11と、上記直流電源DPの+端子にアノードを接続されたダイオードD11と、このダイオードD11のカソードと一端を接続され他端をトランスT1の一次側巻線の他端に接続されたキャパシタC11とから成る。トランスT1は、フライバックトランスであり、全体としての第1の電力変換回路T11と、その一次側の中間タップまでの第2の変換回路T12を構成している。
【0020】
電圧切換部12は、ダイオードD11のカソードに一端を接続され他端を出力端子OUT1に接続されたスイッチSW12と、上記トランスT1の一次側中間タップとアノードを接続されたダイオードD12と、このダイオードD12のカソードに一端を接続され他端を出力端子OUT1に接続されスイッチSW12と反対のオンオフ動作をするスイッチSW13と、ダイオードD12のカソードと一端を接続され他端を上記トランスT1の一次側巻線の他端及び出力端子OUT2に接続されたキャパシタC12とから成る。
【0021】
出力端子OUT1と出力端子OUT2の間に、水平点灯される高輝度放電灯を含む負荷回路LPが接続される。この実施形態においても、スイッチSW12とスイッチSW13は反対にオンオフ動作する。
【0022】
この実施形態においても、スイッチSW12,SW13の切換により、所定周波数の高周波を重畳した駆動信号を高輝度放電灯に印加し、直線状の放電を行わせることができる。この実施形態では、電流変換部にトランスを用いており、高電圧化が容易であり、また絶縁性も良好である利点がある。
【0023】
<第3の実施形態>
上記第1の実施形態では、低いほうの電圧を得るためにスイッチSW13を用いているが、この代わりにダイオードを用いることも可能でありこの実施形態の構成を図2(a)に示す。この実施形態では、スイッチSW13の代わりにダイオードD23を用いる。図3(a)において、スイッチSW21,SW22、ダイオードD21,D22、チョークコイルCL21、キャパシタC21,C22は各々、図1(a)におけるスイッチSW11,SW12、ダイオードD11,D12、チョークコイルCL11、キャパシタC11,C12に対応する。
【0024】
この実施形態では、直流電源DP,チョークコイルCL21、ダイオードD21、スイッチSW21及びキャパシタC21により高電圧を発生させる。スイッチSW22がオフのとき、キャパシタC22の電位がダイオードD23のカソードに表われる。キャパシタC21及びキャパシタC22の電位を、スイッチSW22をオンオフすることにより放電灯の駆動電流に高周波を重畳することが可能となる。
【0025】
この実施形態では、電圧切換のためのスイッチが1つで済み、2つ以上のスイッチを同期して切り替える必要もなく、点灯装置として構成が簡単になる利点がある。
【0026】
<第4の実施形態>
上述の第1(b)に示した本発明の実施形態において、スイッチSSW13をダイオードに置き換えることも可能である。このような本発明に第4の実施形態の構成を図2(b)に示す。この実施形態もフライバックトランスを用いている。図2(b)において、スイッチSW21,SW22、ダイオードD21,D22、トランスT2、キャパシタC21,C22は各々、図1(a)におけるスイッチSW11,SW12、ダイオードD11,D12、トランスT1、キャパシタC11,C12に対応する。
【0027】
この実施形態では、直流電源DP、トランスT2、ダイオードD21,キャパシタC21、スイッチSW21により、高電圧に変換する。この実施形態においても、スイッチSW22がオフのとき、キャパシタC22の電位がダイオードD23のカソードに表われる。
【0028】
スイッチSW22をオンオフすることにより、キャパシタC21の電位とキャパシタC22の電位を切り替えて出力している。このようにして高輝度放電灯に所定の高周波の重畳された駆動電圧を供給することができる。
【0029】
この実施形態によれば、電流変換部にトランスを用い、しかもスイッチの代わりにダイオードを用いているので、高電圧化が容易であり、また絶縁性も良好であると共に回路構成が簡単であるという利点もある。
【0030】
<第5の実施形態>
上記実施形態ではいずれも、高周波の重畳した直流電圧を高輝度放電灯に供給して放電させていた。しかし、上記の放電装置の後にフルブリッジ回路を接続することにより、高周波の重畳した交流を高輝度放電灯に供給するようにすることも可能である。
【0031】
このような本発明の第5の実施形態の構成例を図4に示す。この実施形態は図2(b)に示した、トランスT2とダイオードD23を用いた直流点灯用の点灯回路の後段にフルブリッジ回路41を設けたものである。フルブリッジ回路41の前までは、図2(b)と同じ回路なので個々では説明を省略する。
【0032】
フルブリッジ回路41は、4つのスイッチSW42a,42b,42c,42dから構成されており、スイッチSW42aとスイッチSW42d、スイッチSW42bとスイッチSW42cは同時にオンオフ制御され、これらの2群のスイッチは互いに反対にオンオフ制御される。
【0033】
したがって、図5(a)に示す高周波が重畳した直流波形から図5(b)に示すように、交流に高周波が重畳した波形が得られ、この波形が高輝度放電灯に供給され交流点灯される。この実施形態の場合にも、重畳される高周波がストレートアーク周波数になるように調整することによって、水平点灯の場合にも直線状の放電を行わせることが可能となる。
【0034】
なお、この第5の実施形態では、上記図2(b)に示す直流点灯回路にフルブリッジ回路を接続した場合について述べたが図1(a)(b)及び図2(a)に示した実施形態の点灯装置にフルブリッジ回路を接続してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明による点灯装置の第1,2の実施形態の構成例を示す図。
【図2】本発明による点灯装置の第3,4の実施形態の構成例を示す図。
【図3】本発明による点灯装置の第1の実施形態の動作を説明するための図。
【図4】本発明による点灯装置の第5の実施形態の構成例を示す図。
【図5】本発明による点灯装置の第5の実施形態の動作を説明するための図。
【符号の説明】
【0036】
LP・・・負荷回路、
DP・・・直流電源、
OUT1,OUT2・・・出力端子、
11,13・・・電力変換部、
12,14・・・電圧切換部、
CL11・・・チョークコイル、
SW11,SW12,SW13,SW21、SW22、SW42a,SW42b,SW42c,SW42d・・・スイッチ、
C11,C12,C21,C22・・・キャパシタ、
D11,D12,D21、D22,D23・・・ダイオード、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
直流電源と、
この直流電源のプラス端子に一端を接続され中間タップを有するチョークコイルと、
このチョークコイルの他端にアノードを接続された第1のダイオードと、
この第1のダイオードと前記チョークコイルの接続点に一端を接続され他端を前記直流電源のマイナス端子に接続されたチョッパ用スイッチと、
前記ダイオードのカソードに一端を接続され他端を前記直流電源のマイナス端子に接続された第1のキャパシタと、
前記第1のダイオードのカソードに一端を接続され第1の出力端子に他端を接続された第1の切換スイッチと、
前記チョークコイルの前記中間タップにアノードを接続された第2のダイオードと、
この第2のダイオードのカソードに一端を接続され前記第1の出力端子に他端を接続された第2の切換スイッチと、
前記第2のダイオードのカソードに一端を接続され他端を前記直流電源のマイナス端子及び第2の出力端子に接続された第2のキャパシタとを備え、
前記1の切換スイッチと前記第2の切換スイッチが反対の状態となるように、所定の周波数でオンオフ制御されることを特徴とする放電灯の点灯装置。
【請求項2】
直流電源と、
この直流電源のプラス端子に一端に一次側巻線と二次側巻線の一端を接続されたトランスと、
前記直流電源のプラス端子にアノードを接続された第1のダイオードと、
前記トランスの前記二次側巻線の他端と前記直流電源のマイナス端子の間に接続されたチョッパ用スイッチと、
前記第1のダイオードのカソードに一端を接続され他端を前記トランスの一次側巻線の他端に接続された第1のキャパシタと、
前記第1のダイオードのカソードに一端を接続され第1の出力端子に他端を接続された第1の切換スイッチと、
前記トランスの前記一次側巻線の中間タップにアノードを接続された第2のダイオードと、
この第2のダイオードのカソードに一端を接続され前記第1の出力端子に他端を接続された第2の切換スイッチと、
前記第2のダイオードのカソードに一端を接続され他端を前記トランスの前記二次側巻線の他端及び第2の出力端子に接続された第2のキャパシタとを備え、
前記1の切換スイッチと前記第2の切換スイッチが反対の状態となるように、所定の周波数でオンオフ制御されることを特徴とする放電灯の点灯装置。
【請求項3】
直流電源と、
この直流電源のプラス端子に一端を接続され中間タップを有するチョークコイルと、
このチョークコイルの他端にアノードを接続された第1のダイオードと、
この第1のダイオードと前記チョークコイルの接続点に一端を接続され他端を前記直流電源のマイナス端子に接続されたチョッパ用スイッチと、
前記ダイオードのカソードに一端を接続され他端を前記直流電源のマイナス端子に接続された第1のキャパシタと、
前記第1のダイオードのカソードに一端を接続され第1の出力端子に他端を接続された第1の切換スイッチと、
前記チョークコイルの前記中間タップにアノードを接続された第2のダイオードと、
この第2のダイオードのカソードに一端アノードを接続されカソードを前記第1の出力端子に接続された第3のダイオードと、
前記第2のダイオードのカソードに一端を接続され他端を前記直流電源のマイナス端子及び第2の出力端子に接続された第2のキャパシタとを備え、
前記第1の切換スイッチは所定の周波数でオンオフ制御されることを特徴とする放電灯の点灯装置。
【請求項4】
直流電源と、
この直流電源のプラス端子に一端に一次側巻線と二次側巻線の一端を接続されたトランスと、
前記直流電源のプラス端子にアノードを接続された第1のダイオードと、
前記トランスの前記二次側巻線の他端と前記直流電源のマイナス端子の間に接続されたチョッパ用スイッチと、
前記第1のダイオードのカソードに一端を接続され他端を前記トランスの一次側巻線の他端に接続された第1のキャパシタと、
前記第1のダイオードのカソードに一端を接続され第1の出力端子に他端を接続された第1の切換スイッチと、
前記トランスの前記一次側巻線の中間タップにアノードを接続された第2のダイオードと、
この第2のダイオードのカソードにアノードを接続されカソードを前記第1の出力端子に接続された第3のダイオードと、
前記第2のダイオードのカソードに一端を接続され他端を前記トランスの前記二次側巻線の他端及び第2の出力端子に接続された第2のキャパシタとを備え、
前記1の切換スイッチが所定の周波数でオンオフ制御されることを特徴とする放電灯の点灯装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−221963(P2006−221963A)
【公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−34266(P2005−34266)
【出願日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【出願人】(000111672)ハリソン東芝ライティング株式会社 (995)
【Fターム(参考)】