説明

放電灯装置及び放電灯用点灯回路

【課題】接地電位とランプ端子の電位差が高くならない、放電灯装置を実現する。
【解決手段】出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源31と、直流電源31の正極と負極との間に直列に接続されたスイッチング素子43及びスイッチング素子44と、前記スイッチング素子43及び第2のスイッチング素子44を交互にオン・オフさせる制御部45と、スイッチング素子43及びスイッチング素子44の接続点と放電灯LTのランプ端子T1との間に接続されたインダクタ46と、放電灯LTのランプ端子T1とランプ端子T2との間に接続されたコンデンサ47と、ランプ端子T2と直流電源31の負極との間に接続された直流電流遮断用のコンデンサ48とを備える。コンデンサ48は、直流電源31の出力電圧の1/2に充電されて接地電位となり、ランプ端子T1の電位が接地電位を中心にして振動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放電灯装置及び放電灯用点灯回路に関する。
【背景技術】
【0002】
直流電源と放電灯用点灯回路とを備える放電灯装置が特許文献1に示されている。
【0003】
図6は、特許文献1に示された放電灯装置の要部を示す図である。
この放電灯装置は、電源部10と、放電灯用点灯回路20とを備える。
電源部10は、直流電源11を備えている。
【0004】
放電灯用点灯回路20は、2つのスイッチング素子21、22を備えている。
スイッチング素子21,22は、直流電源11の正極及び負極の間に直列に接続されている。スイッチング素子21とスイッチング素子22の接続点には、電流制限用インダクタ23の一端が接続されている。インダクタ23の他端が放電灯LTの一方のランプ端子T1に接続されている。放電灯LTの他方のランプ端子T2は、直流電源11の負極に接続されている。放電灯LTのランプ端子T1とランプ端子T2との間には、共振用コンデンサ25が接続されている。スイッチング素子21,22には、図示しない制御部から制御信号が与えられ、交互にオン、オフする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−3630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図6の放電灯装置では、通常、直流電源11の正極又は負極が接地極として用いられる。
図7は、放電灯装置の課題を説明するための説明図である。
例えば、直流電源11の正極を接地極とし、直流電源11の出力電圧を400[V]、放電灯LTの電圧振幅を360[V]として、配線の電圧降下を無視すると、接地極から見た放電灯LTのランプ端子T1の電位が、図7のように、−220〜−580[V]で振動する。則ち、接地極とランプ端子T1との間の電位差の最大値が、直流電源11の出力電圧に対して高くなる。
【0007】
そのため、電源部10や放電灯用点灯回路20における絶縁性能を高めておく必要があった。また、安全性を確保するために、漏洩電流を抑制する機能も必要以上に高めておく必要があった。
【0008】
本発明は、以上のような現状を鑑みてなされた発明であり、接地電位とランプ端子T1の電位差が高くならない、放電灯装置を実現することを目的する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る放電灯装置は、
放電灯を点灯させる放電灯装置であって、
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源と、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続された第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の負極との間に接続された第2のコンデンサと、
を備えることを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る放電灯装置は、
放電灯を点灯させる放電灯装置であって、
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源と、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続された第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の正極との間に接続された第2のコンデンサと、
を備えることを特徴とする。
【0011】
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点に係る放電灯装置は、
放電灯を点灯させる放電灯装置であって、
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源と、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続された第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の負極との間に接続された第2のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の正極との間に接続された第3のコンデンサと、
を備えることを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するために、本発明の第4の観点に係る放電灯用点灯回路は、
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源に接続され、放電灯を点灯させる放電灯用点灯回路であって、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続される第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の負極との間に接続される第2のコンデンサと、
を備えることを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するために、本発明の第5の観点に係る放電灯用点灯回路は、
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源に接続され、放電灯を点灯させる放電灯用点灯回路であって、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続される第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の正極との間に接続される第2のコンデンサと、
を備えることを特徴とする。
【0014】
上記目的を達成するために、本発明の第6の観点に係る放電灯用点灯回路は、
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源に接続され、放電灯を点灯させる放電灯用点灯回路であって、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続される第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の負極との間に接続される第2のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の正極との間に接続される第3のコンデンサと、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、接地電位とランプ端子の電位差が高くならない、放電灯装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る放電装置を示す構成図である。
【図2】本実施形態の効果を説明するための説明図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る放電灯装置を示す構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る放電灯装置を示す構成図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に係る放電灯装置を示す構成図である。
【図6】特許文献1に示された放電灯装置の要部を示す図である。
【図7】放電灯装置の課題を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る放電装置を示す構成図である。
【0018】
この放電装置は、放電灯LTを点灯させる装置であり、電源部30と、放電灯用点灯回路40とを備えている。
電源部30は、直流電源31と抵抗32と抵抗33とを備えている。
抵抗32及び抵抗33は、直流電源31の正極と負極の間に直列に接続されている。抵抗32と抵抗33の接続点がグランドGに接続されている。抵抗32の抵抗値と抵抗33の抵抗値とはほぼ等しく設定されている。これにより、直流電源31の出力する電圧E0の略1/2の電圧に相当する電位が接地電位となっている。
【0019】
放電灯用点灯回路40には、フューズ41と、直流電源31の出力する電圧を平滑化するコンデンサ42と、2個のスイッチング素子43、44と、制御部45と、電流制限用のインダクタ46と、共振用のコンデンサ47と、直流成分除去用のコンデンサ48とを備えている。コンデンサ48は、高周波のインピーダンスが十分に低くなるように、十分に高い静電容量を持つことが望ましい。
【0020】
コンデンサ42の一方の電極は、フューズ41を介して直流電源31の正極に接続され、コンデンサ42の他方の電極は、直流電源31の負極に接続されている。
【0021】
スイッチング素子43及びスイッチング素子44は、フューズ41を介して直流電源31の正極と直流電源31の負極との間に直列に接続されている。制御部45は、フューズ41を介して直流電源31の正極に接続され、スイッチング素子43,44を交互にオン・オフする。但し、制御部45は、スイッチング素子43,44が同時にオンする期間がないように、スイッチング素子43,44のスイッチングを制御する。
【0022】
スイッチング素子43及びスイッチング素子44の接続点に、インダクタ46の一端が接続され、インダクタ46の他端が放電灯LTの一方のランプ端子T1に接続されている。
【0023】
放電灯LTの他方のランプ端子T2と直流電源31の負極との間に、コンデンサ48が接続されている。又、放電灯LTのランプ端子T1とランプ端子T2との間に、コンデンサ47が接続されている。
【0024】
この放電灯装置では、制御部45がスイッチング素子43及びスイッチング素子44に制御信号を与えて、スイッチング素子43,44を交互にオン・オフさせることにより、直流電源31の出力する直流電圧が高周波の信号に変換される。この高周波の信号がインダクタ46の一端に入力される。インダクタ46、コンデンサ47及びコンデンサ48は、高周波の信号に対して共振回路として機能する。放電灯LTは、コンデンサ47より電流が供給されると、放電し点灯する。ここで、インダクタ46は、放電灯LTに流れる電流を制限する。又、コンデンサ48は、直流電流を遮断するように機能する。
【0025】
図2は、本実施形態の効果を説明するための説明図である。
コンデンサ48の静電容量が十分大きければ、コンデンサ48充電電圧のリップルもほとんどなく、放電灯LTが点灯している期間に、コンデンサ48は、直流電源31の出力する電圧E0のほぼ1/2の1/2E0に充電される。
例えば、直流電源31の出力電圧を400[V]、放電灯LTの電圧振幅を360[V]とすると、接地電位から見たランプ端子T2の電位は、ほぼ0[V]となり、接地電位から見たランプ端子T1の電位は、図2のように、±180[V]で振動する。
【0026】
ここで、図6の放電灯装置と本実施形態の放電灯装置とを図2及び図7を用いて比較する。図6の直流電源11と本実施形態の直流電源31とが同じ400[V]を出力し、放電灯LTの電圧振幅が360[V]である場合、接地電位から見たランプ端子T1の電圧の最大値が、図7のように、図6の放電灯装置では絶対値で580[V]になるのに対し、本実施形態の放電灯装置では、接地電位から見たランプ端子T1の電圧の最大値が、図2のように180[V]と低くなる。
【0027】
よって、本実施形態の放電灯装置は、電源部30や放電灯用点灯回路40における絶縁性能を必要以上に高く設定しなくてもよい。また、安全性を確保するために、漏洩電流を抑制する機能も必要以上に高くしなくてもよい。
【0028】
[第2の実施形態]
図3は、本発明の第2の実施形態に係る放電灯装置を示す構成図である。
この放電装置は、放電灯LTを点灯させる装置であり、電源部30と、放電灯用点灯回路50とを備えている。
【0029】
電源部30は、第1の実施形態の電源部30と同様のものであり、直流電源31と抵抗32と抵抗33とを備え、これらが第1の実施形態と同様に接続されている。直流電源31の出力する電圧E0の略1/2の電圧に相当する電位が接地電位となっている。
【0030】
放電灯用点灯回路50には、フューズ51と、直流電源31の出力する電圧を平滑化するコンデンサ52と、2個のスイッチング素子53、54と、制御部55と、電流制限用のインダクタ56と、共振用のコンデンサ57と、直流成分除去用のコンデンサ58とを備えている。コンデンサ58は、高周波のインピーダンスが十分に低くなるように、十分に高い静電容量を持つことが望ましい。
【0031】
コンデンサ52の一方の電極は、フューズ51を介して直流電源31の正極に接続され、コンデンサ52の他方の電極は、直流電源31の負極に接続されている。
【0032】
スイッチング素子53及びスイッチング素子54は、フューズ51を介して直流電源31の正極と直流電源31の負極との間に直列に接続されている。制御部55は、フューズ51を介して直流電源31の正極に接続され、スイッチング素子53,54を交互にオン・オフする。但し、制御部55は、スイッチング素子53,54が同時にオンする期間がないように、スイッチング素子53,54のスイッチングを制御する。
【0033】
スイッチング素子53及びスイッチング素子54の接続点に、インダクタ56の一端が接続され、インダクタ56の他端が放電灯LTの一方のランプ端子T1に接続されている。
【0034】
コンデンサ58の一方の電極は、放電灯LTの他方のランプ端子T2に接続され、コンデンサ58の他方の電極は、フューズ51を介して直流電源31の正極に接続されている。又、放電灯LTのランプ端子T1とランプ端子T2との間に、コンデンサ57が接続されている。
【0035】
則ち、第1の実施形態の放電灯用点灯回路40と本実施形態の放電灯用点灯回路50の異なる点は、放電灯用点灯回路40では、直流成分除去用のコンデンサ48がランプ端子T2と直流電源31の負極との間に接続されていたが、本実施形態では、直流成分除去用のコンデンサ58がランプ端子T2と直流電源31の正極との間に接続されていることである。放電灯用点灯回路50の他の構成は、放電灯用点灯回路40と同様である。
【0036】
本実施形態の放電灯装置においても、基本的動作は、第1の実施形態と同様であり、制御部55がスイッチング素子53及びスイッチング素子54に制御信号を与えて、スイッチング素子53,54を交互にオン・オフさせる。これにより、直流電源31の出力する直流電圧が高周波の信号に変換される。この高周波の信号がインダクタ56の一端に入力される。インダクタ56、コンデンサ57及びコンデンサ58は、高周波の信号に対して共振回路として機能する。放電灯LTは、コンデンサ57より電流が供給されると、放電し点灯する。ここで、インダクタ56は、放電灯LTに流れる電流を制限する。又、コンデンサ58は、直流電流を遮断するように機能する。
【0037】
コンデンサ58の静電容量が十分大きければ、コンデンサ58充電電圧のリップルもほとんどなく、放電灯LTが点灯している期間に、コンデンサ58は、直流電源31の出力する電圧E0のほぼ1/2の1/2E0に充電される。例えば、直流電源31の出力電圧が400[V]で放電灯LTの電圧振幅が360[V]の場合、接地電位から見たランプ端子T2の電位は、ほぼ0[V]となり、接地電位から見たランプ端子T1の電位は、±180[V]で振動する。
【0038】
よって、本実施形態の放電灯装置は、第1の実施形態と同様に、電源部30や放電灯用点灯回路50における絶縁性能を必要以上に高く設定しなくてもよい。また、安全性を確保するために、漏洩電流を抑制する機能も必要以上に高くしなくてもよい。
【0039】
[第3の実施形態]
図4は、本発明の第3の実施形態に係る放電灯装置を示す構成図である。
この放電装置は、放電灯LTを点灯させる装置であり、電源部30と、放電灯用点灯回路60とを備えている。
【0040】
電源部30は、第1の実施形態の電源部30と同様のものであり、直流電源31と抵抗32と抵抗33とを備え、これらが第1の実施形態と同様に接続されている。直流電源31の出力する電圧E0の略1/2の電圧に相当する電位が接地電位となっている。
【0041】
放電灯用点灯回路60には、フューズ61と、直流電源31の出力する電圧を平滑化するコンデンサ62と、2個のスイッチング素子63、64と、制御部65と、電流制限用のインダクタ66と、共振用のコンデンサ67と、直流成分除去用の2個のコンデンサ68,69とを備えている。各コンデンサ68,69は、高周波のインピーダンスが十分に低くなるように、それぞれ十分に高い静電容量を持つことが望ましい。
【0042】
コンデンサ62の一方の電極は、フューズ61を介して直流電源31の正極に接続され、コンデンサ62の他方の電極は、直流電源31の負極に接続されている。
【0043】
スイッチング素子63及びスイッチング素子64は、フューズ61を介して直流電源31の正極と直流電源31の負極との間に直列に接続されている。制御部65は、フューズ61を介して直流電源31の正極に接続され、スイッチング素子63,64を交互にオン・オフする。但し、制御部65は、スイッチング素子63,64が同時にオンする期間がないように、スイッチング素子63,64のスイッチングを制御する。
【0044】
スイッチング素子63及びスイッチング素子64の接続点に、インダクタ66の一端が接続され、インダクタ66の他端が放電灯LTの一方のランプ端子T1に接続されている。
【0045】
コンデンサ68の一方の電極は、放電灯LTの他方のランプ端子T2に接続され、コンデンサ68の他方の電極は、直流電源31の負極に接続されている。
コンデンサ69の一方の電極は、放電灯LTの他方のランプ端子T2に接続され、コンデンサ69の他方の電極は、フューズ61を介して直流電源31の正極接続されている。又、放電灯LTのランプ端子T1とランプ端子T2との間に、コンデンサ67が接続されている。
【0046】
則ち、第1の実施形態の放電灯用点灯回路40と本実施形態の放電灯用点灯回路60の異なる点は、本実施形態の放電灯用点灯回路60は、ランプ端子T2と直流電源31の正極との間に接続されたコンデンサ69を設けたことであり、他の構成は第1の実施形態の放電灯用点灯回路40と同様である。
【0047】
本実施形態の放電灯装置においても、基本的動作は、第1の実施形態と同様であり、制御部65がスイッチング素子63及びスイッチング素子64に制御信号を与えて、スイッチング素子63,64を交互にオン・オフさせる。これにより、直流電源31の出力する直流電圧が高周波の信号に変換される。この高周波の信号がインダクタ66の一端に入力される。インダクタ66、コンデンサ67及びコンデンサ68,69は、高周波の信号に対して共振回路として機能する。放電灯LTは、コンデンサ67より電流が供給されると、放電し点灯する。ここで、インダクタ66は、放電灯LTに流れる電流を制限する。又、コンデンサ68,69は、直流電流を遮断するように機能する。
【0048】
コンデンサ68,69の静電容量が十分大きければ、各コンデンサ68,69の充電電圧のリップルもほとんどなく、放電灯LTが点灯している期間に、各コンデンサ68,69は、直流電源31の出力する電圧E0のほぼ1/2の1/2E0にそれぞれ充電される。例えば、直流電源31の出力電圧が400[V]で放電灯LTの電圧振幅が360[V]の場合、接地電位から見たランプ端子T2の電位は、ほぼ0[V]となり、接地電位から見たランプ端子T1の電位は、±180[V]で振動する。
【0049】
よって、本実施形態の放電灯装置は、第1の実施形態と同様に、電源部30や放電灯用点灯回路60における絶縁性能を必要以上に高く設定しなくてもよい。また、安全性を確保するために、漏洩電流を抑制する機能も必要以上に高くしなくてもよい。
【0050】
[第4の実施形態]
図5は、本発明の第4の実施形態に係る放電灯装置を示す構成図である。
この放電装置は、放電灯LTを点灯させる装置であり、電源部30と、放電灯用点灯回路70とを備えている。
【0051】
電源部30は、第1の実施形態の電源部30と同様のものであり、直流電源31と抵抗32と抵抗33とを備え、これらが第1の実施形態と同様に接続されている。直流電源31の出力する電圧E0の略1/2の電圧に相当する電位が接地電位となっている。
【0052】
放電灯用点灯回路70には、フューズ71と、直流電源31の出力する電圧を平滑化するコンデンサ72と、2個のスイッチング素子73、74と、制御部75と、電流制限用のインダクタ76と、共振用のコンデンサ77と、直流成分除去用の2個のコンデンサ78,79とを備えている。各コンデンサ78,79は、高周波のインピーダンスが十分に低くなるように、十分に高い静電容量を持つことが望ましい。
【0053】
コンデンサ72の一方の電極は、フューズ71を介して直流電源31の正極に接続され、コンデンサ72の他方の電極は、直流電源31の負極に接続されている。
【0054】
スイッチング素子73及びスイッチング素子74は、フューズ71を介して直流電源31の正極と直流電源31の負極との間に直列に接続されている。制御部75は、フューズ71を介して直流電源31の正極に接続され、スイッチング素子73,74を交互にオン・オフする。但し、制御部75は、スイッチング素子73,74が同時にオンする期間がないように、スイッチング素子73,74のスイッチングを制御する。
【0055】
スイッチング素子73及びスイッチング素子74の接続点に、コンデンサ79の一方の電極が接続されている。コンデンサ79の他方の電極に、インダクタ76の一端が接続され、インダクタ76の他端が放電灯LTの一方のランプ端子T1に接続されている。
【0056】
コンデンサ78の一方の電極は、放電灯LTの他方のランプ端子T2に接続され、コンデンサ78の他方の電極は、直流電源31の負極に接続されている。又、放電灯LTのランプ端子T1とランプ端子T2との間に、コンデンサ77が接続されている。
【0057】
則ち、第1の実施形態の放電灯用点灯回路40と本実施形態の放電灯用点灯回路70の異なる点は、放電灯用点灯回路70では、スイッチング素子73及びスイッチング素子74の接続点とインダクタ76との間に接続された直流成分除去用のコンデンサ79が設けられていることであり、他の構成は放電灯用点灯回路40と同様である。
【0058】
本実施形態の放電灯装置においても、基本的動作は、第1の実施形態と同様であり、制御部75がスイッチング素子73及びスイッチング素子74に制御信号を与えて、スイッチング素子73,74を交互にオン・オフさせる。これにより、直流電源31の出力する直流電圧が高周波の信号に変換される。この高周波の信号がコンデンサ79を介してインダクタ76の一端に入力される。インダクタ76、コンデンサ78及びコンデンサ79は、高周波の信号に対して共振回路として機能する。放電灯LTは、コンデンサ77より電流が供給されると、放電し点灯する。ここで、インダクタ76は、放電灯LTに流れる電流を制限する。又、コンデンサ78,79は、直流電流を遮断するように機能する。
【0059】
コンデンサ78の静電容量が十分大きければ、コンデンサ78充電電圧のリップルもほとんどなく、放電灯LTが点灯している期間に、コンデンサ78は、コンデンサ78及びコンデンサ79の静電容量の比の逆数に応じて分圧された電圧に充電される。前述の第1の実施形態では、接地電位から見たランプ端子T2の電位がほぼ0[V]となっていたが、本実施形態ではコンデンサ79を備えたので、ランプ端子T2の電位を0[V]から偏移させることができる。
【0060】
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば次のようなものがある。
【0061】
第4の実施形態のコンデンサ79は、スイッチング素子73,74の接続点とインダクタ76との間に接続されているが、コンデンサ79をインダクタ76とランプ端子T1との間に接続してもよい。
【0062】
第4の実施形態は、第1の実施形態の放電灯用点灯回路40にコンデンサ79を追加した構成であるが、第2の実施形態或は第3の実施形態の放電灯用点灯回路50,60にコンデンサ79を追加してもよい。
【0063】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限定されない。
【0064】
(付記1)
放電灯を点灯させる放電灯装置であって、
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源と、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続された第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の負極との間に接続された第2のコンデンサと、
を備えることを特徴とする放電灯装置。
【0065】
(付記2)
放電灯を点灯させる放電灯装置であって、
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源と、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続された第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の正極との間に接続された第2のコンデンサと、
を備えることを特徴とする放電灯装置。
【0066】
(付記3)
放電灯を点灯させる放電灯装置であって、
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源と、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続された第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の負極との間に接続された第2のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の正極との間に接続された第3のコンデンサと、
を備えることを特徴とする放電灯装置。
【0067】
(付記4)
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記インダクタとの間に接続された直流成分遮断用コンデンサを備えることを特徴とする付記1乃至3のいずれかの付記に記載の放電灯装置。
【0068】
(付記5)
前記インダクタと前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続された直流成分遮断用コンデンサを備えることを特徴とする付記1乃至3のいずれかの付記に記載の放電灯装置。
【0069】
(付記6)
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源に接続され、放電灯を点灯させる放電灯用点灯回路であって、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続される第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の負極との間に接続される第2のコンデンサと、
を備えることを特徴とする放電灯用点灯回路。
【0070】
(付記7)
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源に接続され、放電灯を点灯させる放電灯用点灯回路であって、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続される第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の正極との間に接続される第2のコンデンサと、
を備えることを特徴とする放電灯用点灯回路。
【0071】
(付記8)
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源に接続され、放電灯を点灯させる放電灯用点灯回路であって、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続される第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の負極との間に接続される第2のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の正極との間に接続される第3のコンデンサと、
を備えることを特徴とする放電灯用点灯回路。
【0072】
(付記9)
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記インダクタとの間に接続された直流成分遮断用コンデンサを備えることを特徴とする付記6乃至8のいずれかの付記に記載の放電灯用点灯回路。
【0073】
(付記10)
前記インダクタと前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続された直流成分遮断用コンデンサを備えることを特徴とする付記6乃至8のいずれかの付記に記載の放電灯用点灯回路。
【符号の説明】
【0074】
30 電源部
31 直流電源
32,33 抵抗
40,50,60,70 放電灯用点灯回路
41,51,61,71 フューズ
42,52,62,72 平滑用のコンデンサ
43,44,53,54,63,64,73,74 スイッチング素子
45,55,65,75 制御部
46,56,66,76 電流制限用のインダクタ
47,57,67,77 共振用のコンデンサ
48,58,68,69,78,79 直流成分遮断用のコンデンサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放電灯を点灯させる放電灯装置であって、
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源と、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続された第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の負極との間に接続された第2のコンデンサと、
を備えることを特徴とする放電灯装置。
【請求項2】
放電灯を点灯させる放電灯装置であって、
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源と、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続された第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の正極との間に接続された第2のコンデンサと、
を備えることを特徴とする放電灯装置。
【請求項3】
放電灯を点灯させる放電灯装置であって、
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源と、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続された第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の負極との間に接続された第2のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の正極との間に接続された第3のコンデンサと、
を備えることを特徴とする放電灯装置。
【請求項4】
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記インダクタとの間に接続された直流成分遮断用コンデンサを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放電灯装置。
【請求項5】
前記インダクタと前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続された直流成分遮断用コンデンサを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放電灯装置。
【請求項6】
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源に接続され、放電灯を点灯させる放電灯用点灯回路であって、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続される第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の負極との間に接続される第2のコンデンサと、
を備えることを特徴とする放電灯用点灯回路。
【請求項7】
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源に接続され、放電灯を点灯させる放電灯用点灯回路であって、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続される第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の正極との間に接続される第2のコンデンサと、
を備えることを特徴とする放電灯用点灯回路。
【請求項8】
出力電圧の略1/2の電圧が接地電位に接地された直流電源に接続され、放電灯を点灯させる放電灯用点灯回路であって、
前記直流電源の正極と負極との間に直列に接続される第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互にオン・オフさせる制御部と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続されたインダクタと、
前記放電灯の一方のランプ端子と該放電灯の他方のランプ端子との間に接続された第1のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の負極との間に接続される第2のコンデンサと、
前記放電灯の他方のランプ端子と前記直流電源の正極との間に接続される第3のコンデンサと、
を備えることを特徴とする放電灯用点灯回路。
【請求項9】
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点と前記インダクタとの間に接続された直流成分遮断用コンデンサを備えることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の放電灯用点灯回路。
【請求項10】
前記インダクタと前記放電灯の一方のランプ端子との間に接続された直流成分遮断用コンデンサを備えることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の放電灯用点灯回路。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2011−198572(P2011−198572A)
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−62905(P2010−62905)
【出願日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【出願人】(300022353)NECライティング株式会社 (483)
【Fターム(参考)】