敗血症の診断
敗血症を発症するリスクのある被験者における敗血症の発症を予測する方法を提供する。一方法においては、被験者のバイオマーカープロファイル中の特性を評価する。もしこれらの特性がある特別な数値セットを満足すれば、被験者は敗血症をおそらく発生すると思われる。敗血症を発症するリスクのある被験者におけるある段階の敗血症の発症を予測する方法を提供する。一方法においては、被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性を評価する。もしこれらの特性値がある特別な数値セットを満足すれば、被験者は敗血症をおそらく発生すると思われる。被験者における敗血症を診断する方法を提供する。1つのかかる方法においては、被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性を評価する。複数の特性がある特別な数値セットを満足するとき、被験者は敗血症をおそらく発症すると思われる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
敗血症を発症するリスクのあるテスト被験者における敗血症の発症を予測する方法であって、テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを評価し、第1の数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測し、ここで、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、複数のバイオマーカーがIL-6とIL-8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含むものである前記方法。
【請求項2】
テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第2の数値セットを満足するかどうかを評価し、ここで、第2の数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症しないことを予測することをさらに含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数のバイオマーカーが、表Iに掲げられた3〜54のバイオマーカーからなる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた3〜30のバイオマーカーからなる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた4〜25のバイオマーカーからなる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記複数の特性が複数のバイオマーカー中の3〜53のバイオマーカーに対応する3〜53の特性からなる、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記複数の特性が複数のバイオマーカー中の3〜40のバイオマーカーに対応する3〜40の特性からなる、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記複数の特性が複数のバイオマーカー中の4〜25のバイオマーカーに対応する4〜25の特性からなる、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記複数の特性が複数のバイオマーカー中の少なくとも3つのバイオマーカーに対応する少なくとも3つの特性からなる、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記複数の特性が複数のバイオマーカー中の少なくとも4つのバイオマーカーに対応する少なくとも4つの特性からなる、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記複数の特性が複数のバイオマーカー中の少なくとも8つのバイオマーカーに対応する少なくとも8つの特性からなる、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記複数のバイオマーカー中の各バイオマーカーが表Jに掲げられたバイオマーカーである、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
各バイオマーカーが核酸である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記複数のバイオマーカー中の各バイオマーカーが表Kに掲げられたバイオマーカーである、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
各バイオマーカーがタンパク質である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記複数のバイオマーカー中の各バイオマーカーが核酸である、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
各バイオマーカーがDNA、cDNA、増幅されたDNA、RNA、またはmRNAである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記複数のバイオマーカー中の各バイオマーカーがタンパク質である、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記複数のバイオマーカー中の第1のバイオマーカーが表Jに掲げられた核酸バイオマーカーでありかつ前記複数のバイオマーカー中の第2のバイオマーカーが表Kに掲げられたタンパク質である、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記複数の特性がバイオマーカーの測定可能な態様でありかつ前記特性に対する特性値は前記テスト被験者から単一時点に得た生物学的サンプルを用いて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記特性が前記生物学的サンプル中の前記バイオマーカーの存在量である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記特性が前記生物学的サンプル中の前記バイオマーカーの非存在または存在である、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記特性が前記生物学的サンプル中の前記バイオマーカーの種の同定である、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
前記生物学的サンプルが全血である、請求項23に記載の方法。
【請求項28】
前記生物学的サンプルが血漿、血清、唾液、痰、尿、脳髄液、組織検体、組織生検、または便検体である、請求項23に記載の方法。
【請求項29】
前記生物学的サンプルが単離された好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、または単球である、請求項23に記載の方法。
【請求項30】
前記複数の特性中の特性が前記バイオマーカープロファイル中のバイオマーカーの測定可能な態様でありかつ前記特性に対する特性値は前記テスト被験者から異なる時点に得た複数のサンプルを用いて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項31】
少なくとも1つの特性は前記バイオマーカーの存在量が経時的に増加するかまたは減少することを示す、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記複数のサンプル中の第1のサンプルは被験者が敗血症を患う前の第1の日に採取されかつ前記複数のサンプル中の第2のサンプルは被験者が敗血症を患う前の第2の日に採取される、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記バイオマーカープロファイル中のバイオマーカーが核酸の表示またはタンパク質の表示である、請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記バイオマーカープロファイル中のバイオマーカーがmRNA分子の表示またはcDNA分子の表示である、請求項1に記載の方法。
【請求項35】
前記バイオマーカープロファイル中の第1のバイオマーカーが核酸の表示でありかつ前記バイオマーカープロファイル中の第2のバイオマーカーがタンパク質の表示である、請求項1に記載の方法。
【請求項36】
前記バイオマーカープロファイルを評価するステップの前に、前記バイオマーカープロファイルを構築するステップをさらに含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項37】
前記構築するステップが、前記複数の特性を前記テスト被験者のサンプルから得ることを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記サンプルが全血である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記サンプルが血漿、血清、唾液、痰、尿、脳髄液、組織検体、組織生検、または便検体である、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
前記サンプルが好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、または単球である、請求項37に記載の方法。
【請求項41】
前記構築するステップが、データ解析アルゴリズムを、集団のメンバーから得た表Iに掲げられたバイオマーカーに対応する特性に適用することを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項42】
前記集団が、後に敗血症を発症する被験者(敗血症被験者)および後に敗血症を発症しない被験者(SIRS被験者)を含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
集団のメンバーから得られる表Iに掲げられたバイオマーカーに対応する特性を、集団の被験者の一部分が敗血症を患う前の時点に取得する、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記データ解析アルゴリズムが、決定ツリー、マイクロアレイの予測分析、多重加法回帰ツリー、ニューラルネットワーク、クラスタリングアルゴリズム、主成分分析、最近傍分析、線形判別分析、二次判別分析、サポートベクタマシーン、進化法、射影追跡法、または重み付け投票法である、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
前記第1の数値セットを評価するステップの前に、前記第1の数値セットを構築するステップをさらに含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項46】
前記構築するステップが、データ解析アルゴリズムを集団のメンバーから得た特性に適用することを含んでなる、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記集団が観察期間中に敗血症を発症する被験者および観察期間中に敗血症を発症しない被験者を含む、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記データ解析アルゴリズムが、決定ツリー、マイクロアレイの予測分析、多重加法回帰ツリー、ニューラルネットワーク、クラスタリングアルゴリズム、主成分分析、最近傍分析、線形判別分析、二次判別分析、サポートベクタマシーン、進化法、射影追跡法、または 重み付け投票法である、請求項46に記載の方法。
【請求項49】
前記構築するステップが決定ルールを作製しかつ前記評価するステップが前記決定ルールを複数の特性に適用してそれらが第1の数値セットを満足するかどうかを決定することを含む、請求項46に記載の方法。
【請求項50】
前記決定ルールが前記集団中の被験者を(i)敗血症を発症する被験者および(ii)敗血症を発症しない被験者として70%以上の精度で分類する、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記決定ルールが前記集団中の被験者を(i)敗血症を発症する被験者および(ii)敗血症を発症しない被験者として、90%以上の精度で分類する、請求項49に記載の方法。、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
敗血症をおそらく発症する患者において、前記バイオマーカープロファイル中の第1のバイオマーカーが上方制御される、請求項1に記載の方法。
【請求項53】
敗血症をおそらく発症する患者において、前記バイオマーカープロファイル中の少なくとも5つのバイオマーカーが上方制御される、請求項1に記載の方法。
【請求項54】
敗血症をおそらく発症する患者において、前記バイオマーカープロファイル中の第1のバイオマーカーが下方制御される、請求項1に記載の方法。
【請求項55】
敗血症をおそらく発症する患者において、前記バイオマーカープロファイル中の少なくとも5つのバイオマーカーが下方制御される、請求項1に記載の方法。
【請求項56】
テスト被験者が4〜8時間以内に敗血症を発症する可能性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項57】
テスト被験者が8〜12時間以内に敗血症を発症する可能性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項58】
テスト被験者が12〜24時間以内に敗血症を発症する可能性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項59】
テスト被験者が24〜36時間以内に敗血症を発症する可能性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項60】
テスト被験者が36〜48時間以内に敗血症を発症する可能性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項61】
テスト被験者が48〜72時間以内に敗血症を発症する可能性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項62】
テスト被験者における敗血症を診断する方法であって、テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを評価し、ここで、第1の数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測すること、および複数の特性が複数のバイオマーカーに対応し、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、ここで、複数のバイオマーカーがIL-6とIL-8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含むことを含んでなる前記方法。
【請求項63】
前記バイオマーカープロファイルを評価するステップの前に、前記バイオマーカープロファイルを構築するステップをさらに含んでなる、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記構築するステップは、前記複数の特性を前記テスト被験者のサンプルから得ることを含む、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記サンプルが全血である、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記サンプルが血漿、血清、唾液、痰、尿、脳髄液、組織検体、組織生検、または便検体である、請求項64に記載の方法。
【請求項67】
前記サンプルが好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、または単球である、請求項64に記載の方法。
【請求項68】
前記サンプルが単一組織である、請求項64に記載の方法。
【請求項69】
前記サンプルが前記テスト被験者の1以上の組織由来である、請求項64に記載の方法。
【請求項70】
前記構築するステップが複数の特性に対応する表Iのバイオマーカーの同一性を決定することを含む、請求項63に記載の方法。
【請求項71】
前記決定する方法は、データ解析アルゴリズムを、集団のメンバーから得られる表Iに掲げられたバイオマーカーに対応する特性に適用することを含む、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記集団が後に敗血症を発症する被験者(敗血症被験者)および敗血症を発症しない被験者(SIRS被験者)を含む、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項74】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項75】
複数のプローブスポットを含むマイクロアレイであって、複数のプローブスポット中の少なくとも20%のプローブスポットが表Iに掲げられた複数のバイオマーカーに対応し、複数のバイオマーカーがIL-6とIL-8の両方を含むときは、表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含む前記マイクロアレイ。
【請求項76】
前記マイクロアレイが1以上のコントロールスポットを含む、請求項75に記載のマイクロアレイ。
【請求項77】
複数のプローブスポット中の少なくとも40%のプローブスポットが表Iに掲げられたバイオマーカーに対応する、請求項75に記載のマイクロアレイ。
【請求項78】
マイクロアレイが基質上の約3〜50のプローブスポットから成る、請求項75に記載のマイクロアレイ。
【請求項79】
前記マイクロアレイが核酸マイクロアレイである、請求項75に記載のマイクロアレイ。
【請求項80】
前記マイクロアレイがタンパク質マイクロアレイである、請求項75に記載のマイクロアレイ。
【請求項81】
テスト被験者における敗血症の発症を予測するキットであって、集合して、特異的に、表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーと結合する複数の抗体を含む前記キット。
【請求項82】
テスト被験者における敗血症の発症を予測するキットであって、集合して、特異的に、表Kに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーと結合する複数の抗体を含む前記キット。
【請求項83】
コンピューター読取可能記憶媒体およびそれに埋め込まれたコンピュータープログラム機構を含むコンピュータープログラム製品であって、コンピュータープログラム機構は、敗血症を発症するリスクのあるテスト被験者のバイオマーカープロファイルの複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを評価し、ここで第1の数値セットを満足することは、テスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測する命令を含み、ここで、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、複数のバイオマーカーがIL-6とIL- 8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含むものである、前記コンピュータープログラム製品。
【請求項84】
テスト被験者におけるバイオマーカープロファイルの複数の特性が第2の数値セットを満足するかどうかを評価し、ここで、第2の数値セットを満足することは、テスト被験者が敗血症をおそらく発症しないことを予測する命令をさらに含む、請求項83に記載のコンピュータープログラム製品。
【請求項85】
前記バイオマーカープロファイルが表Iに掲げられた3〜50のバイオマーカーから成る、請求項83に記載のコンピュータープログラム製品。
【請求項86】
前記バイオマーカープロファイルが表Iに掲げられた3〜40のバイオマーカーから成る、請求項83に記載のコンピュータープログラム製品。
【請求項87】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項83に記載のコンピュータープログラム製品。
【請求項88】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項83に記載のコンピュータープログラム製品。
【請求項89】
中央演算処理装置および中央演算処理装置に結合したメモリを含んでなるコンピューターであって、メモリは、テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを評価し、第1の数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測する命令を保存し、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、複数のバイオマーカーがIL-6とIL-8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含むものである前記コンピューター。
【請求項90】
メモリは、テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第2の数値セットを満足するかどうかを評価し、第2の数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測する命令をさらに保存する、請求項89に記載のコンピューター。
【請求項91】
前記バイオマーカープロファイルが表Iに掲げられた3〜50のバイオマーカーからなる、請求項89に記載のコンピューター。
【請求項92】
前記バイオマーカープロファイルが表Iに掲げられた3〜40のバイオマーカーからなる、請求項89に記載のコンピューター。
【請求項93】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項89に記載のコンピューター。
【請求項94】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項89に記載のコンピューター。
【請求項95】
被験者が敗血症をおそらく発症するかどうかを決定するためのコンピューターシステムであって、コンピューターシステムは中央演算処理装置、および中央演算処理装置に結合したメモリを含み、メモリは、テスト被験者のバイオマーカープロファイルを取得する命令(ここで、前記バイオマーカープロファイルは複数の特性を含み、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含む);バイオマーカープロファイルをリモートコンピューターへ伝達する命令(ここで、リモートコンピューターはテスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを評価し、第1の数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測する命令を含む);テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかについての決定をリモートコンピューターから受ける命令;およびテスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを報告する命令(ここで、複数のバイオマーカーがIL-6およびIL-8の両方を含むときは、表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含む)を保存する、前記コンピューターシステム。
【請求項96】
リモートコンピューターはさらに、テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第2の数値セットを満足するかどうかを評価し、第2の数値セットを満足することは、テスト被験者が敗血症をおそらく発症しないことを予測する命令をさらに含み;そしてメモリはさらに、テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第2の数値セットを満足するかどうかについて、リモートコンピューターからの決定を受ける命令、ならびにテスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第2の数値セットを満足するかどうかを報告する命令を含む、請求項95に記載のコンピューターシステム。
【請求項97】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項95に記載のコンピューターシステム。
【請求項98】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項95に記載のコンピューターシステム。
【請求項99】
バイオマーカープロファイル中の複数の特性のそれぞれに対するそれぞれの値を含む搬送波上に表現されたデジタルシグナルであって、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、そして複数のバイオマーカーがIL-6とIL-8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含む、前記デジタルシグナル。
【請求項100】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項99に記載のデジタルシグナル。
【請求項101】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項99に記載のデジタルシグナル。
【請求項102】
テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性がある数値セットを満足するかどうかの決定を含む搬送波上に表現されたデジタルシグナルであって、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、そして数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測し;そして複数のバイオマーカーがIL-6およびIL-8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含む、前記デジタルシグナル。
【請求項103】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項102に記載のデジタルシグナル。
【請求項104】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項102に記載のデジタルシグナル。
【請求項105】
テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性がある数値セットを満足するかどうかの決定を含む搬送波上に表現されたデジタルシグナルであって、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、そして数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症しないことを予測し;そして複数のバイオマーカーがIL-6およびIL-8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含む、前記デジタルシグナル。
【請求項106】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項105に記載のデジタルシグナル。
【請求項107】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項105に記載のデジタルシグナル。
【請求項108】
被験者が敗血症をおそらく発症するかどうかを決定するためのグラフィカルユーザーインターフェースであって、グラフィカルユーザーインターフェースは、リモートコンピューターから受ける搬送波上に表現されたデジタルシグナルにコードされた結果を表示する表示領域を含み、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足する場合、結果は第1の値を有し、そしてテスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第2の数値セットを満足する場合、結果は第2の値を有し、そして複数のバイオマーカーがIL-6およびIL-8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含む、前記グラフィカルユーザーインターフェース。
【請求項109】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項108に記載のグラフィカルユーザーインターフェース。
【請求項110】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項108に記載のグラフィカルユーザーインターフェース。
【請求項111】
被験者が敗血症をおそらく発症するかどうかを決定するためのコンピューターシステムであって、コンピューターシステムは中央演算処理装置、および中央演算処理装置に結合したメモリを含み、メモリは、テスト被験者のバイオマーカープロファイルを取得する命令(ここで、前記バイオマーカープロファイルは複数の特性を含み、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含む);テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを評価し、第1の数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測する命令;およびテスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを報告する命令(ここで、複数のバイオマーカーがIL-6およびIL-8の両方を含むときは、表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含む);を保存する、前記コンピューターシステム。
【請求項112】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項111に記載のコンピューターシステム。
【請求項113】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項111に記載のコンピューターシステム。
【請求項1】
敗血症を発症するリスクのあるテスト被験者における敗血症の発症を予測する方法であって、テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを評価し、第1の数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測し、ここで、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、複数のバイオマーカーがIL-6とIL-8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含むものである前記方法。
【請求項2】
テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第2の数値セットを満足するかどうかを評価し、ここで、第2の数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症しないことを予測することをさらに含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数のバイオマーカーが、表Iに掲げられた3〜54のバイオマーカーからなる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた3〜30のバイオマーカーからなる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた4〜25のバイオマーカーからなる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記複数の特性が複数のバイオマーカー中の3〜53のバイオマーカーに対応する3〜53の特性からなる、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記複数の特性が複数のバイオマーカー中の3〜40のバイオマーカーに対応する3〜40の特性からなる、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記複数の特性が複数のバイオマーカー中の4〜25のバイオマーカーに対応する4〜25の特性からなる、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記複数の特性が複数のバイオマーカー中の少なくとも3つのバイオマーカーに対応する少なくとも3つの特性からなる、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記複数の特性が複数のバイオマーカー中の少なくとも4つのバイオマーカーに対応する少なくとも4つの特性からなる、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記複数の特性が複数のバイオマーカー中の少なくとも8つのバイオマーカーに対応する少なくとも8つの特性からなる、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記複数のバイオマーカー中の各バイオマーカーが表Jに掲げられたバイオマーカーである、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
各バイオマーカーが核酸である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記複数のバイオマーカー中の各バイオマーカーが表Kに掲げられたバイオマーカーである、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
各バイオマーカーがタンパク質である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記複数のバイオマーカー中の各バイオマーカーが核酸である、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
各バイオマーカーがDNA、cDNA、増幅されたDNA、RNA、またはmRNAである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記複数のバイオマーカー中の各バイオマーカーがタンパク質である、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記複数のバイオマーカー中の第1のバイオマーカーが表Jに掲げられた核酸バイオマーカーでありかつ前記複数のバイオマーカー中の第2のバイオマーカーが表Kに掲げられたタンパク質である、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記複数の特性がバイオマーカーの測定可能な態様でありかつ前記特性に対する特性値は前記テスト被験者から単一時点に得た生物学的サンプルを用いて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記特性が前記生物学的サンプル中の前記バイオマーカーの存在量である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記特性が前記生物学的サンプル中の前記バイオマーカーの非存在または存在である、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記特性が前記生物学的サンプル中の前記バイオマーカーの種の同定である、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
前記生物学的サンプルが全血である、請求項23に記載の方法。
【請求項28】
前記生物学的サンプルが血漿、血清、唾液、痰、尿、脳髄液、組織検体、組織生検、または便検体である、請求項23に記載の方法。
【請求項29】
前記生物学的サンプルが単離された好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、または単球である、請求項23に記載の方法。
【請求項30】
前記複数の特性中の特性が前記バイオマーカープロファイル中のバイオマーカーの測定可能な態様でありかつ前記特性に対する特性値は前記テスト被験者から異なる時点に得た複数のサンプルを用いて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項31】
少なくとも1つの特性は前記バイオマーカーの存在量が経時的に増加するかまたは減少することを示す、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記複数のサンプル中の第1のサンプルは被験者が敗血症を患う前の第1の日に採取されかつ前記複数のサンプル中の第2のサンプルは被験者が敗血症を患う前の第2の日に採取される、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記バイオマーカープロファイル中のバイオマーカーが核酸の表示またはタンパク質の表示である、請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記バイオマーカープロファイル中のバイオマーカーがmRNA分子の表示またはcDNA分子の表示である、請求項1に記載の方法。
【請求項35】
前記バイオマーカープロファイル中の第1のバイオマーカーが核酸の表示でありかつ前記バイオマーカープロファイル中の第2のバイオマーカーがタンパク質の表示である、請求項1に記載の方法。
【請求項36】
前記バイオマーカープロファイルを評価するステップの前に、前記バイオマーカープロファイルを構築するステップをさらに含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項37】
前記構築するステップが、前記複数の特性を前記テスト被験者のサンプルから得ることを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記サンプルが全血である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記サンプルが血漿、血清、唾液、痰、尿、脳髄液、組織検体、組織生検、または便検体である、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
前記サンプルが好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、または単球である、請求項37に記載の方法。
【請求項41】
前記構築するステップが、データ解析アルゴリズムを、集団のメンバーから得た表Iに掲げられたバイオマーカーに対応する特性に適用することを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項42】
前記集団が、後に敗血症を発症する被験者(敗血症被験者)および後に敗血症を発症しない被験者(SIRS被験者)を含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
集団のメンバーから得られる表Iに掲げられたバイオマーカーに対応する特性を、集団の被験者の一部分が敗血症を患う前の時点に取得する、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記データ解析アルゴリズムが、決定ツリー、マイクロアレイの予測分析、多重加法回帰ツリー、ニューラルネットワーク、クラスタリングアルゴリズム、主成分分析、最近傍分析、線形判別分析、二次判別分析、サポートベクタマシーン、進化法、射影追跡法、または重み付け投票法である、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
前記第1の数値セットを評価するステップの前に、前記第1の数値セットを構築するステップをさらに含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項46】
前記構築するステップが、データ解析アルゴリズムを集団のメンバーから得た特性に適用することを含んでなる、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記集団が観察期間中に敗血症を発症する被験者および観察期間中に敗血症を発症しない被験者を含む、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記データ解析アルゴリズムが、決定ツリー、マイクロアレイの予測分析、多重加法回帰ツリー、ニューラルネットワーク、クラスタリングアルゴリズム、主成分分析、最近傍分析、線形判別分析、二次判別分析、サポートベクタマシーン、進化法、射影追跡法、または 重み付け投票法である、請求項46に記載の方法。
【請求項49】
前記構築するステップが決定ルールを作製しかつ前記評価するステップが前記決定ルールを複数の特性に適用してそれらが第1の数値セットを満足するかどうかを決定することを含む、請求項46に記載の方法。
【請求項50】
前記決定ルールが前記集団中の被験者を(i)敗血症を発症する被験者および(ii)敗血症を発症しない被験者として70%以上の精度で分類する、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記決定ルールが前記集団中の被験者を(i)敗血症を発症する被験者および(ii)敗血症を発症しない被験者として、90%以上の精度で分類する、請求項49に記載の方法。、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
敗血症をおそらく発症する患者において、前記バイオマーカープロファイル中の第1のバイオマーカーが上方制御される、請求項1に記載の方法。
【請求項53】
敗血症をおそらく発症する患者において、前記バイオマーカープロファイル中の少なくとも5つのバイオマーカーが上方制御される、請求項1に記載の方法。
【請求項54】
敗血症をおそらく発症する患者において、前記バイオマーカープロファイル中の第1のバイオマーカーが下方制御される、請求項1に記載の方法。
【請求項55】
敗血症をおそらく発症する患者において、前記バイオマーカープロファイル中の少なくとも5つのバイオマーカーが下方制御される、請求項1に記載の方法。
【請求項56】
テスト被験者が4〜8時間以内に敗血症を発症する可能性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項57】
テスト被験者が8〜12時間以内に敗血症を発症する可能性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項58】
テスト被験者が12〜24時間以内に敗血症を発症する可能性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項59】
テスト被験者が24〜36時間以内に敗血症を発症する可能性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項60】
テスト被験者が36〜48時間以内に敗血症を発症する可能性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項61】
テスト被験者が48〜72時間以内に敗血症を発症する可能性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項62】
テスト被験者における敗血症を診断する方法であって、テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを評価し、ここで、第1の数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測すること、および複数の特性が複数のバイオマーカーに対応し、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、ここで、複数のバイオマーカーがIL-6とIL-8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含むことを含んでなる前記方法。
【請求項63】
前記バイオマーカープロファイルを評価するステップの前に、前記バイオマーカープロファイルを構築するステップをさらに含んでなる、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記構築するステップは、前記複数の特性を前記テスト被験者のサンプルから得ることを含む、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記サンプルが全血である、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記サンプルが血漿、血清、唾液、痰、尿、脳髄液、組織検体、組織生検、または便検体である、請求項64に記載の方法。
【請求項67】
前記サンプルが好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、または単球である、請求項64に記載の方法。
【請求項68】
前記サンプルが単一組織である、請求項64に記載の方法。
【請求項69】
前記サンプルが前記テスト被験者の1以上の組織由来である、請求項64に記載の方法。
【請求項70】
前記構築するステップが複数の特性に対応する表Iのバイオマーカーの同一性を決定することを含む、請求項63に記載の方法。
【請求項71】
前記決定する方法は、データ解析アルゴリズムを、集団のメンバーから得られる表Iに掲げられたバイオマーカーに対応する特性に適用することを含む、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記集団が後に敗血症を発症する被験者(敗血症被験者)および敗血症を発症しない被験者(SIRS被験者)を含む、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項74】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項75】
複数のプローブスポットを含むマイクロアレイであって、複数のプローブスポット中の少なくとも20%のプローブスポットが表Iに掲げられた複数のバイオマーカーに対応し、複数のバイオマーカーがIL-6とIL-8の両方を含むときは、表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含む前記マイクロアレイ。
【請求項76】
前記マイクロアレイが1以上のコントロールスポットを含む、請求項75に記載のマイクロアレイ。
【請求項77】
複数のプローブスポット中の少なくとも40%のプローブスポットが表Iに掲げられたバイオマーカーに対応する、請求項75に記載のマイクロアレイ。
【請求項78】
マイクロアレイが基質上の約3〜50のプローブスポットから成る、請求項75に記載のマイクロアレイ。
【請求項79】
前記マイクロアレイが核酸マイクロアレイである、請求項75に記載のマイクロアレイ。
【請求項80】
前記マイクロアレイがタンパク質マイクロアレイである、請求項75に記載のマイクロアレイ。
【請求項81】
テスト被験者における敗血症の発症を予測するキットであって、集合して、特異的に、表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーと結合する複数の抗体を含む前記キット。
【請求項82】
テスト被験者における敗血症の発症を予測するキットであって、集合して、特異的に、表Kに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーと結合する複数の抗体を含む前記キット。
【請求項83】
コンピューター読取可能記憶媒体およびそれに埋め込まれたコンピュータープログラム機構を含むコンピュータープログラム製品であって、コンピュータープログラム機構は、敗血症を発症するリスクのあるテスト被験者のバイオマーカープロファイルの複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを評価し、ここで第1の数値セットを満足することは、テスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測する命令を含み、ここで、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、複数のバイオマーカーがIL-6とIL- 8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含むものである、前記コンピュータープログラム製品。
【請求項84】
テスト被験者におけるバイオマーカープロファイルの複数の特性が第2の数値セットを満足するかどうかを評価し、ここで、第2の数値セットを満足することは、テスト被験者が敗血症をおそらく発症しないことを予測する命令をさらに含む、請求項83に記載のコンピュータープログラム製品。
【請求項85】
前記バイオマーカープロファイルが表Iに掲げられた3〜50のバイオマーカーから成る、請求項83に記載のコンピュータープログラム製品。
【請求項86】
前記バイオマーカープロファイルが表Iに掲げられた3〜40のバイオマーカーから成る、請求項83に記載のコンピュータープログラム製品。
【請求項87】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項83に記載のコンピュータープログラム製品。
【請求項88】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項83に記載のコンピュータープログラム製品。
【請求項89】
中央演算処理装置および中央演算処理装置に結合したメモリを含んでなるコンピューターであって、メモリは、テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを評価し、第1の数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測する命令を保存し、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、複数のバイオマーカーがIL-6とIL-8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含むものである前記コンピューター。
【請求項90】
メモリは、テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第2の数値セットを満足するかどうかを評価し、第2の数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測する命令をさらに保存する、請求項89に記載のコンピューター。
【請求項91】
前記バイオマーカープロファイルが表Iに掲げられた3〜50のバイオマーカーからなる、請求項89に記載のコンピューター。
【請求項92】
前記バイオマーカープロファイルが表Iに掲げられた3〜40のバイオマーカーからなる、請求項89に記載のコンピューター。
【請求項93】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項89に記載のコンピューター。
【請求項94】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項89に記載のコンピューター。
【請求項95】
被験者が敗血症をおそらく発症するかどうかを決定するためのコンピューターシステムであって、コンピューターシステムは中央演算処理装置、および中央演算処理装置に結合したメモリを含み、メモリは、テスト被験者のバイオマーカープロファイルを取得する命令(ここで、前記バイオマーカープロファイルは複数の特性を含み、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含む);バイオマーカープロファイルをリモートコンピューターへ伝達する命令(ここで、リモートコンピューターはテスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを評価し、第1の数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測する命令を含む);テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかについての決定をリモートコンピューターから受ける命令;およびテスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを報告する命令(ここで、複数のバイオマーカーがIL-6およびIL-8の両方を含むときは、表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含む)を保存する、前記コンピューターシステム。
【請求項96】
リモートコンピューターはさらに、テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第2の数値セットを満足するかどうかを評価し、第2の数値セットを満足することは、テスト被験者が敗血症をおそらく発症しないことを予測する命令をさらに含み;そしてメモリはさらに、テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第2の数値セットを満足するかどうかについて、リモートコンピューターからの決定を受ける命令、ならびにテスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第2の数値セットを満足するかどうかを報告する命令を含む、請求項95に記載のコンピューターシステム。
【請求項97】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項95に記載のコンピューターシステム。
【請求項98】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項95に記載のコンピューターシステム。
【請求項99】
バイオマーカープロファイル中の複数の特性のそれぞれに対するそれぞれの値を含む搬送波上に表現されたデジタルシグナルであって、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、そして複数のバイオマーカーがIL-6とIL-8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含む、前記デジタルシグナル。
【請求項100】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項99に記載のデジタルシグナル。
【請求項101】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項99に記載のデジタルシグナル。
【請求項102】
テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性がある数値セットを満足するかどうかの決定を含む搬送波上に表現されたデジタルシグナルであって、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、そして数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測し;そして複数のバイオマーカーがIL-6およびIL-8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含む、前記デジタルシグナル。
【請求項103】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項102に記載のデジタルシグナル。
【請求項104】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項102に記載のデジタルシグナル。
【請求項105】
テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性がある数値セットを満足するかどうかの決定を含む搬送波上に表現されたデジタルシグナルであって、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、そして数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症しないことを予測し;そして複数のバイオマーカーがIL-6およびIL-8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含む、前記デジタルシグナル。
【請求項106】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項105に記載のデジタルシグナル。
【請求項107】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項105に記載のデジタルシグナル。
【請求項108】
被験者が敗血症をおそらく発症するかどうかを決定するためのグラフィカルユーザーインターフェースであって、グラフィカルユーザーインターフェースは、リモートコンピューターから受ける搬送波上に表現されたデジタルシグナルにコードされた結果を表示する表示領域を含み、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含み、テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足する場合、結果は第1の値を有し、そしてテスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第2の数値セットを満足する場合、結果は第2の値を有し、そして複数のバイオマーカーがIL-6およびIL-8の両方を含むときは、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含む、前記グラフィカルユーザーインターフェース。
【請求項109】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項108に記載のグラフィカルユーザーインターフェース。
【請求項110】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項108に記載のグラフィカルユーザーインターフェース。
【請求項111】
被験者が敗血症をおそらく発症するかどうかを決定するためのコンピューターシステムであって、コンピューターシステムは中央演算処理装置、および中央演算処理装置に結合したメモリを含み、メモリは、テスト被験者のバイオマーカープロファイルを取得する命令(ここで、前記バイオマーカープロファイルは複数の特性を含み、複数の特性は複数のバイオマーカーの測定可能な態様であり、複数のバイオマーカーは表Iに掲げられた少なくとも3つのバイオマーカーを含む);テスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを評価し、第1の数値セットを満足することはテスト被験者が敗血症をおそらく発症することを予測する命令;およびテスト被験者のバイオマーカープロファイル中の複数の特性が第1の数値セットを満足するかどうかを報告する命令(ここで、複数のバイオマーカーがIL-6およびIL-8の両方を含むときは、表Iに掲げられた少なくとも6つのバイオマーカーを含む);を保存する、前記コンピューターシステム。
【請求項112】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも4つのバイオマーカーを含む、請求項111に記載のコンピューターシステム。
【請求項113】
複数のバイオマーカーが表Iに掲げられた少なくとも8つのバイオマーカーを含む、請求項111に記載のコンピューターシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50A】
【図50B】
【図50C】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60A】
【図60B】
【図61A】
【図61B】
【図62A】
【図62B】
【図63A】
【図63B】
【図64A】
【図64B】
【図65A】
【図65B】
【図66A】
【図66B】
【図67A】
【図67B】
【図68A】
【図68B】
【図69A】
【図69B】
【図70A】
【図70B】
【図71A】
【図71B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50A】
【図50B】
【図50C】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60A】
【図60B】
【図61A】
【図61B】
【図62A】
【図62B】
【図63A】
【図63B】
【図64A】
【図64B】
【図65A】
【図65B】
【図66A】
【図66B】
【図67A】
【図67B】
【図68A】
【図68B】
【図69A】
【図69B】
【図70A】
【図70B】
【図71A】
【図71B】
【公表番号】特表2008−538007(P2008−538007A)
【公表日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−506786(P2008−506786)
【出願日】平成18年4月14日(2006.4.14)
【国際出願番号】PCT/US2006/014241
【国際公開番号】WO2006/113529
【国際公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【出願人】(505172813)ベクトン,ディッキンソン アンド カンパニー (5)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年4月14日(2006.4.14)
【国際出願番号】PCT/US2006/014241
【国際公開番号】WO2006/113529
【国際公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【出願人】(505172813)ベクトン,ディッキンソン アンド カンパニー (5)
【Fターム(参考)】
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