説明

文書処理デバイスのための走査可能なクーポンシステムおよび方法

【課題】文書処理デバイスのためのクーポンの走査システムおよび方法を提供する。
【解決手段】クーポン上の、バーコードなどの可視指標は、文書処理デバイスの使用に関連する事前選択された価値を表す符号化データを含む。標示は文書処理デバイスによって読み出され、そこでクーポンに関連する価値が判断される。次にユーザは文書処理要求を始動し、それを受け取った後で、文書処理デバイスはその要求の実行に伴う費用を計算する。計算された費用は次にクーポンの価値と比較され、選択された文書処理操作が実行されることができるかどうか判断される。クーポンに十分な価値が対応づけられていれば、操作が実行され、価値を維持しているバックエンドサーバが更新される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、走査可能なクーポンを文書処理デバイスで実施するシステムおよび方法に関する。特に、本発明は、文書処理デバイスまたはサービス、特に、小売店ロケーションにあるデバイスのユーザが、文書処理デバイスを介してクーポンを走査できるようにし、次いでそのデバイスをそのクーポンのデータに従って使用できるようするシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現代のビジネス環境では、ビジネス出張者には、効率良くビジネスを行うために文書処理サービスおよびデバイスへのアクセスが必要である。そのためユーザはしばしば、遠隔地にいるときに、電子文書の作成、送信または別のサービスの実行を必要とする。ユーザは典型的には、ホテルのビジネスセンターや航空会社のサービスラウンジなどの小売店ロケーション、または、文書処理サービス用小売店ロケーションでそのようなサービスを要求する。そのようなサービスにアクセスするためには、ユーザは典型的にはサービスに対して前払いをする。すると小売店ロケーションは、支払われた金額に対するクレジットまたはクーポンを発行し、次にユーザはそれを、それに従ってサービスにアクセスするために使用する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ユーザは典型的には、所望の文書処理サービスにアクセスするために、多機能周辺デバイスまたは他の文書処理デバイスに、そのクレジットまたはクーポン情報を入力しなければならない。このため、多機能周辺デバイスは、要求されるクーポンデータをユーザが入力するためのキーボードまたはその他の適切なユーザインターフェースを含むことが必要となり、それはそのようなデバイスの費用および保守が必要となる。さらに、ユーザはクーポンデータを誤って入力する可能性があり、デバイスにアクセスするためには正しく入力されるまでその情報を再入力することが必要となり、それはユーザをいらいらさせる。かくして、ユーザがクーポンデータに従ってサービスにアクセスできるように、クーポンデータを多機能周辺デバイスに自動入力するシステムおよび方法が必要である。
【0004】
本発明は上述した課題を克服し、走査可能なクーポンを文書処理デバイスで実施するシステムおよび方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、
文書処理デバイスのための走査可能なクーポンシステムであって、
関連する有形文書上の可視指標を走査する走査手段であって、該可視指標は、文書処理デバイス使用に関連する事前選択された価値を表す符号化データを含む走査手段と、
前記走査手段によって完了した有形文書の可視指標の走査に従ってクーポンデータを生成するクーポンデータ生成手段と、
前記文書処理デバイスへの文書処理要求を受け取る文書処理要求受取手段と、
受け取った文書処理要求に関連する課金金額を計算する課金金額計算手段と、
計算された課金金額および生成されたクーポンデータに従って、前記文書処理デバイスの作動を選択的に有効化する有効化手段と、
を含むことを特徴とする文書処理デバイスのための走査可能なクーポンシステムが提供される。
【0006】
また、本発明の別の一態様によれば、文書処理デバイスのためのクーポンを走査する方法であって、
関連する有形文書上の可視指標を走査するステップであって、該可視指標は、文書処理デバイス使用に関連する事前選択された価値を表す符号化データを含むステップと、
前記走査ステップによって完了した有形文書の可視指標の走査に従って、クーポンデータを生成するステップと、
前記文書処理デバイスへの文書処理要求を受け取るステップと、
受け取った文書処理要求に関連する課金金額を計算するステップと、
計算された課金金額および生成されたクーポンデータに従って、前記文書処理デバイスの作動を選択的に有効化するステップと、
を含むことを特徴とする文書処理デバイスのためのクーポンを走査する方法が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、文書処理デバイスまたはサービス、特に小売店ロケーションにあるデバイスのユーザが、文書処理デバイスを介してクーポンを走査し、そのデバイスをそのクーポンのデータに従って使用することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付している。
【0009】
ここで図1を参照すると、本発明のシステム100を図解した図が示されている。図1に示すように、モバイルユーザは、図1では多機能周辺デバイスとして表されている文書処理デバイス102を介して文書処理サービスへのアクセスを提供される。好ましくは、文書処理デバイス102は、以後ユーザインターフェース104と称される、関連する制御装置/ユーザインターフェースに通信可能に結合されている。この連結した文書処理デバイス102とユーザインターフェース104は、小売店ロケーション、キオスク、オフィスでないビジネスセンター、空港ラウンジまたは同種のものを形成するとよい。本発明の一態様により、文書処理デバイス102およびユーザインターフェース104は、近接配置されて文書処理サービスキオスク108を形成し、そこに、一人または複数のモバイルユーザが多彩な文書処理サービスにアクセスすることができる。
【0010】
文書処理デバイス102は有利には、限定はしないが例えば電子メール、走査、コピー、ファックス、文書作成、文書管理、印刷等などの種々の文書処理サービスを提供するように適切に適合されている。適切な市販の文書レンダリングデバイスは、例えば、東芝製のe−Studio(商品名)シリーズの制御装置を含むがそれに限定されない。一実施形態において、文書レンダリングデバイス102は、ファイヤワイヤドライブ、USBドライブ、SDメモリカード、マルチメディアカード、XDピクチャーカード、CFカード、メモリスティックおよび同種のものを含むがそれらに限定されない複数の携帯記憶媒体を受け入れるように適切に装備されている。本発明の好適な実施形態において、ユーザインターフェース104は、関連するユーザが命令を入力、操作を選択、等を行える、一連のインタラクティブグラフィック画面を表示するように適切に装備されている。ユーザインターフェース104は、限定はしないが例えば、英数字キーパッド、マウス、LCD画面、タッチスクリーンインターフェース、またはそれらの任意の適切な組み合わせを含むように適切に適合されている。
【0011】
本発明によれば、第1の文書処理デバイス102はさらに、第1の文書処理デバイス102の動作を促進するように適切に適合された制御装置106を組み込んでいる。好ましくは、制御装置106は、関連する文書処理デバイス102の動作を制御、ユーザインターフェース104を介してイメージの表示を制御、受け取ったクーポンデータを分析、外部デバイスとの通信を促進、および同様のことを行うように構成された、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の適切な組み合わせとして具現化される。文書処理デバイス102の、組み込まれた構成要素として図1に制御装置106が表されているが、制御装置106は、文書処理デバイス102と通信可能に結合された外部デバイスとして実装されることも適宜可能である。制御装置106の機能は、より詳しく以下に説明する図2および3に図解されたブロック図と併せると、より良く理解されるであろう。
【0012】
図1を検討する際、キオスク108は、限定はしないが例えば、図書館、空港ラウンジ、ホテルのビジネスセンターなどに設置されたスタンドアローンの構成でもあり得るし、または、小売店を適宜備える多機能文書処理デバイスとユーザインターフェースの一構成要素でもあり得る。このキオスクは、図1ではコンピュータネットワーク110として図解されている分散型コンピュータ使用環境とデータ通信する。コンピュータネットワーク110は、当技術分野で知られる、2つ以上の電子デバイス間でのデータ交換を可能にする任意の分散型コンピュータ使用環境である。適切なコンピュータネットワークは、公共切替電話ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、インターネット、個人エリアネットワークおよび同種のものを含むがそれらに限定されない。コンピュータネットワーク110と文書処理サービスキオスク108との通信は有利には通信リンク112を介して達成される。通信リンク112は、限定はしないが例えば、ブルートゥース、ワイマックス(WiMax)、802.11a、802.11b、802.11g、802.11(x)、私有通信ネットワーク、赤外線、光、公共切替電話ネットワークまたは任意の適切な無線データ伝送システムなどの無線通信、または当技術分野で知られる有線通信を含むが限定されない、当技術分野で知られる任意の適切なデータ通信のチャネルである。
【0013】
図1に示すように、システム100は、文書管理、処理、保存、送信、アカウント管理、およびセキュリティーサービスを文書サービスシステムに提供するように適切に適合されたバックエンドサーバ114をさらに含む。この文書サービスシステムは、少なくとも1つのサーバ114および1つまたは複数のキオスク108または文書処理デバイス102を代表するものであり、そこで有料の文書処理操作が実行される。特に、文書サービスシステムはサーバ114によって統括され、サーバ114はユーザアカウント、クーポン発行と管理、文書保存、電子メールとメッセージング、および他の同様なサービスを提供し維持する。サーバ114は、適切な通信リンク116を介してコンピュータネットワーク110に通信可能に結合されている。本発明によって採用される適切な通信リンク116は、ワイマックス(WiMax)、802.11a、802.11b、802.11g、802.11(x)、ブルートゥース、公共切替電話ネットワーク、私有通信ネットワーク、赤外線、光、または当技術分野で知られる任意の他の適切な有線または無線データ伝送通信を含む。単一のキオスク108およびサーバ114の使用は例示のために過ぎず、本発明はこれら2つの構成要素によるシステムに限定されない。本発明の好適な実施形態によれば、サーバ114は、文書サービスシステムの1つまたは複数のキオスクから適宜遠隔して配置され、有利には、インターネット、私有データネットワークまたは同様のもの、などのワイドエリアネットワークを介して通信する。
【0014】
本発明によれば、ユーザは文書処理デバイス102の使用に先立って、キオスク108により提供される文書処理サービスへのアクセスを購入する。それに応じて文書処理サービスプロバイダ、小売店、またはキオスクのオーナーは、ユーザアカウントに指定されたクレジットまたはそのユーザによって前払いされた金額に対応するクーポンを発行する。前払いされた金額は、現金の金額、いくつかの選択された文書処理操作、いくつかの電子文書送信および同様のものを指定することができる。さらに、ユーザはそのようなクーポンを、キオスク108を介して、小売店から直接、文書サービスプロバイダから直接、または同様に得ることができる。
【0015】
次に図2を参照すると、図1では制御装置106として示されている、本システム100の動作が完遂される適切な制御装置200の代表的なアーキテクチャが示されている。中央処理装置ユニットから適切に構成される処理装置202が含まれている。処理装置202は、互いに協調して動作する複数の処理装置から構成されていれば有利である。さらに、BIOS機能、システム機能、システムコンフィギュレーションデータ、および制御装置200の動作のために使用される他のルーチンまたはデータなどの、静的または固定データまたは命令のために用いられることが有利である、不揮発性メモリまたはリードオンリーメモリ204も含まれる。
【0016】
制御装置200には、ダイナミックランダムアクセスメモリ、スタティックランダムアクセスメモリ、または任意の他の適切なアドレス可能で書き込み可能なメモリシステムから適宜形成されるランダムアクセスメモリ206も含まれている。ランダムアクセスメモリは、処理装置202によって達成されるアプリケーションおよびデータ処理に関連するデータ命令のための記憶領域を提供する。
【0017】
記憶インターフェース208は、制御装置200に関連する、不揮発性、大容量または長期記憶の機構を適切に提供する。記憶インターフェース208は、ディスク、光学またはテープドライブ等の任意の適切なアドレス可能な記憶装置またはシリアル記憶装置などの、216で示すような大容量記憶装置、ならびに任意の適切な記憶媒体を適宜使用する。
【0018】
ネットワークインターフェースサブシステム210は、関連するネットワークからの入出力を適切にルーティングし、制御装置200が他のデバイスと通信することを可能にする。ネットワークインターフェースサブシステム210は、デバイス200への、外部デバイスの1つまたは複数の接続を適宜仲介する。例として、イーサネット(登録商標)、トークンリングおよび同様のもの等の固定式すなわち有線ネットワークとのデータ通信用の少なくとも1つのネットワークインターフェースカード214、および、WiFi、WiMax、無線モデム、セルラネットワーク、または任意の適切な無線通信システムなどの手段による無線通信に適切に適合された無線インターフェース218が図解されている。しかし、ネットワークインターフェースサブシステムは、任意の物理的または非物理的データ転送層またはプロトコル層を適切に利用する。図において、ネットワークインターフェースカード214は、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、またはそれらの組み合わせにより適宜構成される、物理的ネットワーク220を介してデータ交換のために相互接続されている。
【0019】
処理装置202、リードオンリーメモリ204、ランダムアクセスメモリ206、記憶インターフェース208およびネットワークサブシステム210間のデータ通信は、バス212で図解される如くのバスデータ転送機構により適宜達成される。
【0020】
文書処理装置インターフェース222も、バス212とデータ通信する。その文書処理装置インターフェース222は、1つまたは複数の文書処理操作を実行するハードウェア232との接続を適宜提供する。そのような操作は、コピーハードウェア224によって達成されるコピー、走査ハードウェア226によって達成される走査、印刷ハードウェア228によって達成される印刷、ファクシミリハードウェア230によって達成されるファックス通信を含む。その制御装置202は、前述の文書処理操作のうちありとあらゆるものを適宜稼働させることを理解するべきである。2つ以上の文書処理操作を達成するシステムは、多機能周辺機器または多機能デバイスと通常呼ばれる。
【0021】
本システムの機能は、図2の制御装置200を、文書処理デバイスと関連するインテリジェントサブシステムとして含む文書処理デバイス上で達成される。図3の図解において、好適な実施形態における制御装置機能300は文書処理エンジン302を含む。適切な制御装置の機能は、好適な実施形態において東芝製のe−Studio(商品名)システムに組み込まれているものである。図3は、図2のハードウェアの適切な機能を、ソフトウェアとオペレーティングシステムの機能に関連付けて図示している。
【0022】
好適な実施形態において、エンジン302は印刷操作、コピー操作、ファックス操作および走査操作を可能にする。この機能はしばしば、業界では一般に好まれる文書処理周辺機器となった多機能周辺機器と関連している。しかし、本制御装置はそのような機能をすべて備える必要はないことを理解するべきである。制御装置は有利には、上記に列挙した文書処理操作の部分集合である、専用またはより限定された用途の処理デバイスでも採用される。
【0023】
エンジン302は、ユーザインターフェースパネル310と適宜連動しており、このパネルはユーザまたは管理者がエンジン302によって制御される機能にアクセスすることを可能にする。アクセスは適切には、制御装置にとってローカルなインターフェースを介するか、またはリモートシンクライアントあるいはリモートシッククライアントを介したリモートなものである。
【0024】
エンジン302は、プリンタ機能304、ファクシミリ機能306、および走査機能308とデータ通信する。これらのデバイスは、コピーまたは電子版を生成するための文書イメージを確保するための印刷、ファックス送受信、および文書走査の実際の操作を促進する。
【0025】
ジョブキュー312は、プリンタ機能304、ファクシミリ機能306、および走査機能308と適切にデータ通信する。ビットマップ方式、ページ記述言語、またはベクトル方式および同様のもの等の様々なイメージ形式が、走査機能308からジョブキュー312を介した後続の処理のために適切に継承される。
【0026】
ジョブキュー312はネットワークサービス314ともデータ通信する。好適な実施形態では、ジョブ制御、ステータスデータ、または電子文書データがジョブキュー312とネットワークサービス314の間で交換される。こうして、任意の適切なシンクライアントまたはシッククライアントであるクライアント側ネットワークサービス320を介して、制御装置300に対するネットワークベースのアクセスのための適切なインターフェースが提供される。好適な実施形態においては、ウェブサービスアクセスは、ハイパーテキスト転送プロトコル、ファイル転送プロトコル、ユニフォームデータダイアグラムプロトコル、または他の任意の適切な交換機構によって適宜実施される。ネットワークサービス314は有利には、FTP、電子メール、TELNETおよび同様のもの等を介した通信のためのクライアント側サービス320とのデータ交換をも提供する。こうして、制御装置機能300は、様々なネットワークアクセス機構を介して電子文書およびユーザ情報の出力または受信を促進する。
【0027】
ジョブキュー312はイメージ処理装置316ともデータ通信状態にされると有利である。イメージ処理装置316は適切には、ラスタイメージプロセス、ページ記述言語インタプリタまたは、印刷304、ファクシミリ306または走査308などのデバイスサービスとの交換にさらに適したフォーマットに電子文書を交換する、任意の適切な機構である。
【0028】
最後に、ジョブキュー312はパーサー318とデータ通信し、そのパーサーはクライアントデバイスサービス322などの外部デバイスから印刷ジョブ言語ファイルを受信するように適宜機能する。クライアントデバイスサービス322は、印刷、ファックス送信、または制御装置機能300によるその処理が有利である電子文書の他の適切な入力を適宜含む。パーサー318は、受信した電子文書ファイルを解釈し、ジョブキュー312に、前述した機能および構成要素に関連して処理するべく中継するように機能する。
【0029】
操作時、ユーザは、以降は発行者と称する小売店ロケーションからクーポンを入手する。ユーザにクーポンを配給する前に、クーポンの発行者は、価値すなわちクーポンの価値およびそれに関連する識別情報をサーバ114に入力する。クーポンの価値は、限定はしないが例えば、金額、コピー枚数、カラー印刷の枚数、走査操作の回数、ファックス送信回数、文書保存期限、または同様のもの、等を含む。好適な実施形態によれば、識別情報はクーポン番号または、クーポンがユーザによって使用されるときに認証または検証情報を提供するその他の識別標示を含む。価値と識別情報がサーバ114に記憶されると、それは例えばバーコード、またはその他の機械で読み取り可能なイメージなどの走査可能な可視指標(可視標示)に組み込まれる。そして可視走査標示を含むクーポンがユーザに発行される。クーポンは、例えば紙形式などのハードコピー、またはユーザが文書処理デバイス102を使用する前に印刷できるような電子形式で、ユーザに配給されることができる。
【0030】
好適な実施形態において、ユーザがキオスク108を利用したいと望めば、ユーザはユーザインターフェース104を介して文書サービスシステムにログインする。ユーザの認証および検証は、当技術分野で知られる任意の適切な手段によって達成される。本発明の一実施形態によれば、文書処理デバイス102と関連した制御装置106は、コンピュータネットワーク110経由で認証サービスを介してユーザの認証を促進する。次にユーザはクーポンを任意の適切な手段によって文書処理デバイス102に入力する。好ましくは、ユーザは文書処理デバイス102の走査機能を用いてクーポンを走査する。こうして、ユーザはユーザインターフェース104からクーポンの支払い方法を選択し、クーポンを走査部位、例えば、ユーザが物理的に存在するキオスク108の文書処理デバイス102と関連した自動給紙機構、に置くように促される。文書処理デバイス102は次にクーポンに走査操作を行い、可視走査標示を読み出す。次に文書処理デバイス102に関連する制御装置106は、読み出した可視走査標示をバックエンドサーバ114に送信し、それに関連した価値および識別情報を取得する。
【0031】
クーポン価値の受け取りに引き続き、文書処理デバイス102に関連する制御装置106は、ユーザに、ユーザインターフェース104を介して、所望の文書処理操作を選択するように促す。次に制御装置106は、バックエンドサーバ114から受け取った価値および識別情報から、要求された操作が許可されるかどうかを判断する。要求された操作がそのクーポンでは許可されない場合、文書処理デバイス102に関連する制御装置106は、別の支払い操作に移るが、それに関しては以下により詳しく説明する。そのような要求された操作が許可されると、文書処理デバイス102に関連する制御装置106は、要求された文書処理操作に関連する費用を計算して、クーポンが費用全体をカバーするか、または、費用が、クーポンに関連する価値を超えているかどうかを判断する。費用がクーポンの価値を超える場合、ユーザは、クーポンに関連する価値に加えて、あるいはその代わりに、別の支払い方法を選択するように促される。クーポンの価値が、要求された文書処理操作の実行を許可するに十分である場合、文書処理デバイス102に関連する制御装置106は、デバイス102に要求されたサービスを実行するように指令する。次に、要求された操作の実行中に生成した利用データは、バックエンドサーバ114に送信され、そこでバックエンドサーバはクーポン価値を更新する。利用データによれば残留価値が残っている場合、クーポンに関連する価値は残存額を反映するように更新されて、更新された額に関して再使用されることができる。クーポンに関連する残存価値が残っていないことを利用データがサーバ114に示す場合、クーポンはサーバ114内で無効と標記される。クーポンを無効化することは、文書処理装置102を用いて物理的にクーポンに標記することを含むことができる。
【0032】
前述のシステム100および図1、図2および図3に関して上記に説明された構成要素は、図4のフローチャート400および図5のフローチャート500と併せて見るとよりよく理解される。ここで図4を参照すると、本発明によるクーポン生成フローチャート400が示されている。フローチャート400は、本発明に関連するクーポン生成および発行の1つの特定な実施形態を示しているのであって、他の実施形態も、本発明に従って同様に実施されることができる。
【0033】
ステップ402において、本発明に従って使用するクーポンと関連させる価値が選択される。クーポンと関連させる価値は、限定はしないが例えば、支払い金額、許可されるコピー枚数、許可される印刷ジョブの数、許可されるファックス送信回数、電子メールメッセージの数、または同様のものを含むことができる。クーポンの価値の計算時に、グループ割引、大量使用割引および同様のもの等の、別の要因が採用されることも可能である。好ましくはユーザは、金額を小売店ロケーション、自動クーポン発行機および同様のものに転送する。ステップ404において、選択された価値は、限定はしないが例えば、二次元バーコードまたはその他の機械で読み取り可能なイメージなどの可視走査標示に組み込まれる。小売店ロケーションまたはクーポンの発行者は、次いでステップ406において、金額と、関連する識別情報がある場合はそれを、バックエンドサーバ114に記憶するために送信する。次にステップ408において、クーポンがユーザに対して発行される。前述したように、適切な発行は、限定はしないが例えば、ユーザに紙のクーポン、ハードコピー出力用の電子メールメッセージ、または同様のものを提供することを含む。
【0034】
本発明の一実施形態によれば、ユーザは適切なウェブポータルを介して、クーポン入手ウェブサイトにアクセスすることができ、そこでユーザはクーポンに加算されるべき価値を選択する。好ましくはそのようなアクセスは、文書サービスシステムにインターネットを介して接続されているユーザのデバイスから達成される。ユーザは、当座預金口座、普通預金口座、グループ口座からの振替、あるいはクレジットカードまたはデビットカード支払いの形式で支払いをする。そしてこの支払いはクーポンに付加えられるべき金額に対応する。次にユーザは自らのユーザデバイスに、そのクーポンの印刷可能な版を提示される。付属の出力デバイスによりクーポンを出力すると、ユーザはキオスク108のロケーションに移動することができ、その後クーポンを用いて、関連する文書処理デバイス102に文書処理操作を要求することができる。
【0035】
図5は本発明による走査可能なクーポンを実装する方法を図解したフローチャート500を有利に表示している。図5では、文書サービスシステムと関連したクーポンのハードコピーを有するユーザが、システムに関連した文書処理デバイスのうち1つに文書処理操作を要求できる方法を示している。ユーザがキオスク108によって提供される文書処理サービスを利用することを望めば、ユーザは文書処理デバイス102に近づき、ステップ502においてクーポンを走査する。ユーザは文書処理デバイス102と関連するユーザインターフェース104を介して走査を開始することを、当業者なら理解するであろう。文書処理デバイス102と関連する制御装置106は、ステップ504において、クーポンから可視走査標示を読み出す。つまり、文書処理デバイス102はクーポンを走査し、文書処理デバイス102と関連する制御装置106は、クーポン上に印刷されたバーコードに記憶された情報を読み出す。ステップ506において、制御装置106は可視走査標示を用いて、バックエンドサーバ114に、走査されたクーポンに関連する価値およびその他の識別情報を要求する。
【0036】
するとステップ508においてクーポンに関連する価値および情報がバックエンドサーバ114から受け取られ、ユーザは文書処理要求を入力する。次にステップ510において、文書処理要求がそのクーポンによって許可されるかどうかの判断が、制御装置106によってなされる。例としては、クーポンはコピーを認可するのみであってファックス送信は認可できない、または、印刷ジョブは認可できるが走査して記憶するジョブは認可できない。要求された走査がクーポンによって認可されない場合、流れはステップ516に進み、そこでユーザは別の支払いオプションを選択するように促される。本発明の一実施形態によれば、別の支払いオプションは、限定はしないが例えば、クレジットカード支払い、現金、グループ口座等を含む。好ましくは、そのような別の支払いは、適切な通貨受容場所、磁気カード読取機および同様のものを介してキオスク108で受け取られることができる。この別の支払いは、要求されたサービスの実行を有効化する前に、バックエンドサーバ114によってまず検証される。ステップ516において別の支払いが選択されない場合、流れはステップ522に進み、そこで制御装置106によって、クーポンが費消しているか、すなわち、クーポンに関連する価値が全く残っていないかどうかの判断がなされる。価値が全く残っていない場合、流れはステップ524に進み、そこでクーポンは無効と標記されて操作は終了する。
【0037】
ステップ516においてユーザが別の支払いオプションを選択し提示した場合、流れはステップ518に進み、そこで、要求されたサービスが文書処理デバイス102によって実行される。ステップ520において、バックエンドサーバ114はクーポンの価値を、要求された操作の実行を反映させるように更新する。要求された文書処理操作をクーポンが認可しなかった場合、すなわち、別の支払いのみが認められる場合、ステップ520における、走査されたクーポンに関連する価値へのバックエンドサーバ114による変更は行われない。
【0038】
ステップ510に戻り、文書処理デバイス102と関連する制御装置106が、発行されたクーポンの条件に基づき、要求された操作が認められると判断した場合、流れはステップ512に進み、そこで、要求された操作に関連する費用が計算される。本発明によれば、費用は、限定はしないが例えば、文書保存の期間、コピー枚数、送信されるファイルのサイズ、ファックス送信のページ数、印刷ジョブのカラー分量または同様のものを用いて判断されることができる。次にステップ514において、選択された操作の費用がクーポンの価値を超えているかどうかの判断が、制御装置106によってなされる。費用が実際その価値を超えている場合、流れは、別の支払い方法をユーザが選択するステップ516に進み、本方法の動作は上記に規定した如く進行する。
【0039】
要求された文書処理操作に関連する費用がクーポンの価値を超えない場合、流れはステップ518に進み、そこで、要求された操作は文書処理デバイス102によって実行される。次に流れはステップ520に進み、そこで、利用データがバックエンドサーバ114に送信され、提供されたサービスの価値を反映させるようにする。次にステップ522において、選択されたサービスの実行が、クーポンに関連する価値を費消させたかどうかに関する判断が、文書処理デバイス102と関連する制御装置106によってなされる。クーポンに関連する価値が全て使われてしまう、すなわち、クーポンが費消された場合、流れはステップ524に進み、そこで、クーポンは無効と標記され、それにより、ユーザによりそれが以後の操作に使用されることを防止する。そのような標記は、限定はしないが例えば、文書処理デバイス102によるそのクーポンの押収、費消状況をバーコードが示すようにクーポンを再印刷する、クーポン上に印刷してバーコードを判読できないようにする、またはそれらの任意の適切な組み合わせ、を含むことができる。利用データによれば残存価値が残っている場合、クーポンに関連するデータは、残存額を反映するように更新され、その更新額の分は再使用されることができる。
【0040】
本発明は、ソースコード、オブジェクトコード、コード中間ソースおよびオブジェクトコード(部分コンパイルされた形式など)、または、本発明を実施するための使用に適切な任意の他の形式のコンピュータプログラムまで拡張する。コンピュータプログラムは適切にはスタンドアローンアプリケーション、ソフトウェアコンポーネント、スクリプトまたは他のアプリケーションへのプラグインである。本発明を組み込んだコンピュータプログラムは有利には、例えば、ROMまたはRAMなどの記憶媒体、CD−ROMなどの光記録媒体、またはフロッピー(登録商標)ディスクなどの磁気記録媒体などの、コンピュータプログラムを担持することができる任意の存在またはデバイスであるキャリア上で具現化される。キャリアは、電気ケーブルまたは光ケーブルによって、または無線その他の手段によって伝播される電気信号または光信号などの、任意の送信可能なキャリアである。コンピュータプログラムはサーバからインターネットを介して適切にダウンロードされる。コンピュータプログラムは、集積回路に組み込まれることもできる。上述した本発明の原理をコンピュータに実質的に実行させるコードを含むあらゆる実施形態は、本発明の範囲にある。
【0041】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明による、走査可能なクーポンを文書処理デバイスで実施するシステムの全体的なシステム図である。
【図2】本発明による、走査可能なクーポンを文書処理デバイスで実施するシステムで使用する制御装置ハードウェアを図解したブロック図である。
【図3】本発明による、走査可能なクーポンを文書処理デバイスで実施するシステムで使用する制御装置を図解した機能的ブロック図である。
【図4】本発明による、走査可能なクーポンを文書処理デバイスのために生成する方法を図解したフローチャートである。
【図5】本発明による、走査可能なクーポンを文書処理デバイスのために実施する方法を例示するフローチャートである。
【符号の説明】
【0043】
100:システム、102:文書処理デバイス、104:ユーザインタフェース、106:制御装置、108:文書処理サービスキオスク、110:コンピュータネットワーク、114:バックエンドサーバ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文書処理デバイスのための走査可能なクーポンシステムであって、
関連する有形文書上の可視指標を走査する走査手段であって、該可視指標は、文書処理デバイス使用に関連する事前選択された価値を表す符号化データを含む走査手段と、
前記走査手段によって完了した有形文書の可視指標の走査に従ってクーポンデータを生成するクーポンデータ生成手段と、
前記文書処理デバイスへの文書処理要求を受け取る文書処理要求受取手段と、
受け取った文書処理要求に関連する課金金額を計算する課金金額計算手段と、
計算された課金金額および生成されたクーポンデータに従って、前記文書処理デバイスの作動を選択的に有効化する有効化手段と、
を含むことを特徴とする文書処理デバイスのための走査可能なクーポンシステム。
【請求項2】
関連するサーバにネットワークを介して、クーポンデータを通信するクーポンデータ通信手段と、
前記関連するサーバにおいて、前記クーポンデータに対応するクレジットデータを生成するクレジットデータ生成手段と、
前記関連するサーバから前記文書処理デバイスへとクレジットデータを通信するクレジットデータ通信手段と、をさらに含み、
前記有効化手段は、前記文書処理デバイスの作動を前記クレジットデータに従って有効化することを特徴とする請求項1記載の文書処理デバイスのための走査可能なクーポンシステム。
【請求項3】
前記クレジットデータと前記課金金額の相対金額を計算する比較手段と、
前記比較手段により、前記課金金額が前記クレジットデータを超えていると判断されると、ユーザに対し支払いデータをプロンプトする支払いデータプロンプト手段と、
前記課金金額と前記クレジットデータの間の差異に対応する支払いデータを受け取る支払いデータ受取手段と、
をさらに含み、
前記有効化手段は、支払いデータを受け取ると、前記文書処理デバイスの作動を選択的に有効化することを特徴とする請求項1記載の文書処理デバイスのための走査可能なクーポンシステム。
【請求項4】
前記可視指標は、それに対応する一意的な識別データをさらに含み、
文書処理デバイスの作動が有効化されると、該一意的な識別データに対応する、無効化または価値制限のうち少なくとも1つを表すデータを生成する識別データ対応データ生成手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の文書処理デバイスのための走査可能なクーポンシステム。
【請求項5】
前記有効化手段は、該クーポンデータに指定された文書処理動作を実行するように文書処理デバイスの動作を有効化することを特徴とする請求項1記載の文書処理デバイスのための走査可能なクーポンシステム。
【請求項6】
前記走査手段は、関連するユーザからクーポン入力信号を受け取ると、前記可視指標の走査を開始する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の文書処理デバイスのための走査可能なクーポンシステム。
【請求項7】
文書処理デバイスのためのクーポンを走査する方法であって、
関連する有形文書上の可視指標を走査するステップであって、該可視指標は、文書処理デバイス使用に関連する事前選択された価値を表す符号化データを含むステップと、
前記走査ステップによって完了した有形文書の可視指標の走査に従って、クーポンデータを生成するステップと、
前記文書処理デバイスへの文書処理要求を受け取るステップと、
受け取った文書処理要求に関連する課金金額を計算するステップと、
計算された課金金額および生成されたクーポンデータに従って、前記文書処理デバイスの作動を選択的に有効化するステップと、
を含むことを特徴とする文書処理デバイスのためのクーポンを走査する方法。
【請求項8】
ネットワークを介してクーポンデータを関連するサーバに通信するステップと、
前記関連するサーバにおいて、前記クーポンデータに対応するクレジットデータを生成するステップと、
前記関連するサーバから前記文書処理デバイスへとクレジットデータを通信するステップと、をさらに含み、
前記有効化ステップは、前記文書処理デバイスの作動を前記クレジットデータに従って有効化することを特徴とする請求項7記載の文書処理デバイスのためのクーポンを走査する方法。
【請求項9】
前記クレジットデータと前記課金金額の相対金額を計算するステップと、
前記比較手段により、前記課金金額が前記クレジットデータを超えていると判断されると、ユーザに対し支払いデータをプロンプトするステップと、
前記課金金額と前記クレジットデータの差異に対応する支払いデータを受け取るステップと、
前記支払いデータを受け取ると文書処理デバイスの作動を選択的に有効化するステップと、を含むことを特徴とする請求項7記載の文書処理デバイスのためのクーポンを走査する方法。
【請求項10】
前記可視指標は、それに対応する一意的な識別データをさらに含み、
文書処理デバイスの作動が有効化されると、該一意的な識別データに対応する、無効化または価値制限のうち少なくとも1つを表すデータを生成するステップをさらに含むことを特徴とする請求項7記載の文書処理デバイスのためのクーポンを走査する方法。
【請求項11】
前記作動を選択的に有効化するステップは、クーポンデータに指定された文書処理動作を実行するように文書処理デバイスの動作を有効化することを特徴とする請求項7記載の文書処理デバイスのためのクーポンを走査する方法。
【請求項12】
前記走査するステップは、関連するユーザからクーポン入力信号を受け取ると、前記可視指標の走査を開始することを含むことを特徴とする請求項7記載の文書処理デバイスのためのクーポンを走査する方法。
【請求項13】
文書処理デバイスのためのクーポンを走査する、コンピュータで実施される方法であって、
関連する有形文書上の可視指標を走査するステップであって、該可視指標は、文書処理デバイス使用に関連する事前選択された価値を表す符号化データを含むステップと、
前記走査ステップによって完了した有形文書の可視指標の走査に従って、クーポンデータを生成するステップと、
前記文書処理デバイスへの文書処理要求を受け取るステップと、
受け取った文書処理要求に関連する課金金額を計算するステップと、
計算された課金金額および生成されたクーポンデータに従って、前記文書処理デバイスの作動を選択的に有効化するステップと、
を含む、文書処理デバイスのためのクーポンを走査することを特徴とするコンピュータで実施される方法。
【請求項14】
ネットワークを介して、関連するサーバにクーポンデータを通信するステップと、
前記関連するサーバにおいて、前記クーポンデータに対応するクレジットデータを生成するステップと、
前記関連するサーバから前記文書処理デバイスへとクレジットデータを通信するステップと、をさらに含み、
前記有効化ステップは、前記文書処理デバイスの作動を前記クレジットデータに従って有効化することを特徴とする請求項13記載の文書処理デバイスのためのクーポンを走査することを特徴とするコンピュータで実施される方法。
【請求項15】
前記クレジットデータと前記課金金額の相対金額を計算するステップと、
前記相対金額計算ステップにより、前記課金金額が前記クレジットデータを超えていると判断されると、ユーザに対し支払いデータをプロンプトするステップと、
前記課金金額と前記クレジットデータの差異に対応する支払いデータを受け取るステップと、
前記支払いデータを受け取ると文書処理デバイスの作動を選択的に有効化するステップと、
を含む、請求項13記載の文書処理デバイスのためのクーポンを走査することを特徴とするコンピュータで実施される方法。
【請求項16】
前記可視指標は、それに対応する一意的な識別データをさらに含み、
文書処理デバイスの作動が有効化されると、該一意的な識別データに対応する、無効化または価値制限のうち少なくとも1つを表すデータを生成するステップをさらに含むことを特徴とする請求項13記載の文書処理デバイスのためのクーポンを走査することを特徴とするコンピュータで実施される方法。
【請求項17】
前記作動を選択的に有効化するステップは、クーポンデータに指定された文書処理動作を実行するように文書処理デバイスの動作を有効化する、請求項13記載の文書処理デバイスのためのクーポンを走査することを特徴とするコンピュータで実施される方法。
【請求項18】
前記走査するステップは、関連するユーザからクーポン入力信号を受け取ると、前記可視指標の走査を開始することを含む、請求項13記載の文書処理デバイスのためのクーポンを走査することを特徴とするコンピュータで実施される方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−334895(P2007−334895A)
【公開日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−156368(P2007−156368)
【出願日】平成19年6月13日(2007.6.13)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】