説明

新規アザライド及びアザラクタム誘導体とその製造法

微生物感染症の予防及び/又は治療のために有用な下記の一般式(1)


[Rは水素原子又はC1〜6の直鎖状アルキルカルボニル基;Rは水素原子又はC1〜6のアルキルカルボニル基;Rは水素原子、C1〜6のアルキル基、C1〜6のアルキルカルボニル基、C1〜6のアルケニル基、C2〜6のアルケニルカルボニル基、C2〜6のアルキニル基、又はAr−B−基(Arはアリール基又は複素環基を表し、BはC1〜6のアルキル基、C1〜6のアルキルカルボニル基、C2〜6のアルケニル基、C2〜6のアルケニルカルボニル基、又はC2〜6のアルキニル基);R、R、R、及びRは水素原子、C1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、C2〜6のアルキニル基、又はAr−B’−基(B’はC1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はC2〜6のアルキニル基);Xは酸素原子又は−NR−基(Rは水素原子、C1〜6のアルキル基、又はAr基で置換されていてもよいC1〜6のアルキル基);R4’は水素原子又は上記の基(a)(R3″及びR4″は水素原子、又はC1〜6の直鎖状若しくは分岐鎖状アルキルカルボニル基)を表す]で表される化合物又は薬学的に許容されるその塩。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の一般式(1)

[式中、
は、水素原子又はC1〜6の直鎖状アルキルカルボニル基を表し、
は、水素原子又はC1〜6のアルキルカルボニル基を表し、
は、水素原子、C1〜6のアルキル基、C1〜6のアルキルカルボニル基、C1〜6のアルケニル基、C2〜6のアルケニルカルボニル基、C2〜6のアルキニル基、又はAr−B−基(ここで、Arはアリール基又は複素環基を表し、BはC1〜6のアルキル基、C1〜6のアルキルカルボニル基、C2〜6のアルケニル基、C2〜6のアルケニルカルボニル基、又はC2〜6のアルキニル基を表す)を表し、
、R、R、及びRは同一でも異なっていてもよく、水素原子、C1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、C2〜6のアルキニル基、又はAr−B’−基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B’はC1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はC2〜6のアルキニル基を表す)を表し、
Xは、酸素原子又は−NR−基(ここで、Rは水素原子、C1〜6のアルキル基、又はAr基で置換されていてもよいC1〜6のアルキル基(ここで、Arは前記と同じ意味を表す))を表し、
4’は、水素原子又は下記の基(a)


(ここで、R3″及びR4″は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、又はC1〜6の直鎖状若しくは分岐鎖状アルキルカルボニル基を表す)である]
で表される化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項2】
がC1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はAr−B−基(ここで、Arはアリール基又は複素環基を表し、BはC1〜6のアルキル基、C1〜6のアルキルカルボニル基、C2〜6のアルケニル基、又はC2〜6のアルケニルカルボニル基を表す)である請求の範囲第1項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項3】
がC1〜6の直鎖状アルキルカルボニル基であり、
がC1〜6のアルキルカルボニル基であり、
がC1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はAr−B−基(ここで、Arはアリール基又は複素環基を表し、BはC1〜6のアルキル基、C1〜6のアルキルカルボニル基、C2〜6のアルケニル基、又はC2〜6のアルケニルカルボニル基を表す)であり、
及びRが水素原子であり、
及びRのいずれか一方が水素原子であり、他方が水素原子、C1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、C2〜6のアルキニル基、又はAr−B’−基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B’はC1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はC2〜6のアルキニル基を表す)であり、
Xが酸素原子又は−NR−基(ここで、Rは水素原子、C1〜6のアルキル基、又はAr基で置換されていてもよいC1〜6のアルキル基(ここで、Arは前記と同じ意味を表す))であり、
4’が下記の基(a)

(ここで、R3″及びR4″は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、又はC1〜6の直鎖状若しくは分岐鎖状アルキルカルボニル基を表す)である請求の範囲第1項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項4】
がメチル基又は4−フェニルブチル基である請求の範囲第1項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項5】
及びRが、同一でも異なっていてもよく、水素原子又はメチル基である請求の範囲第1項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項6】
Xが−NR−基であり、Rが水素原子、メチル基、又は4−フェニルブチル基である請求の範囲第1項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項7】
Xが酸素原子である請求の範囲第1項ないし第5項ののいずれか1項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項8】
がメチル基又は4−フェニルブチル基であり、R及びRが水素原子又はメチル基であり、Xが酸素原子又は−NR−基であり、Rが水素原子、メチル基、又は4−フェニルブチル基である請求の範囲第1項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項9】
下記の一般式(2)

[式中、
は、水素原子又はC1〜6の直鎖状アルキルカルボニル基を表し、
は、水素原子又はC1〜6のアルキルカルボニル基を表し、
は、水素原子、C1〜6のアルキル基、C1〜6のアルキルカルボニル基、C2〜6のアルケニル基、C2〜6のアルケニルカルボニル基、C2〜6のアルキニル基、又はAr−B−基(ここで、Arはアリール基又は複素環基を表し、BはC1〜6のアルキル基、C1〜6のアルキルカルボニル基、C2〜6のアルケニル基、C2〜6のアルケニルカルボニル基、又はC2〜6のアルキニル基を表す)を表し、
、R、R、及びR10は同一でも異なっていてもよく、水素原子、C1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、C2〜6のアルキニル基、又はAr−B’−基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B’はC1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はC2〜6のアルキニル基を表す)を表し、
及びRは同一でも異なっていてもよく、水素原子、水酸基、C1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、C2〜6のアルキニル基、又はAr−B’−基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B’はC1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はC2〜6のアルキニル基を表す)を表し、
Xは、酸素原子又は−NR−基(ここでRは水素原子、C1〜6のアルキル基又はAr−B″−基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B″はC1〜6のアルキル基を表す))を表し、
4’は、水素原子又は下記の基(a)

(ここで、R3″及びR4″は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、又はC1〜6の直鎖状若しくは分岐鎖状アルキルカルボニル基を表す)である。ただし、Xが酸素原子であり、R、R、R、R、及びRがいずれも水素原子であり、R10がメチル基である場合を除く]
で表される化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項10】
がC1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はAr−B−基(ここで、Arはアリール基又は複素環基を表し、BはC1〜6のアルキル基又はC2〜6のアルケニル基を表す)であり、
、R、R、R、R、及びR10が、同一でも異なっていてもよく、水素原子、C1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はAr−B’−基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B’はC1〜6のアルキル基又はC2〜6のアルケニル基を表す)である請求の範囲第9項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項11】
がC1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はAr−B−基(ここで、Arはアリール基又は複素環基を表し、BはC1〜6のアルキル基又はC2〜6のアルケニル基を表す)であり、
、R、R、及びRが水素原子であり、
及びR10のいずれか一方が水素原子であり、他方が水素原子、C1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はAr−B’−基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B’はC1〜6のアルキル基又はC2〜6のアルケニル基を表す)である請求の範囲第9項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項12】
がC1〜6の直鎖状アルキルカルボニル基であり、
が水素原子であり、
3″及びR4″が、同一でも異なっていてもよく、C1〜6の直鎖状又は分岐鎖状アルキルカルボニル基である請求の範囲第9項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項13】
がC1〜6の直鎖状アルキルカルボニル基であり、
が水素原子であり、
3″が水素原子であり
4″がC1〜6の直鎖状又は分岐鎖状アルキルカルボニル基である請求の範囲第9項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項14】
、R、及びR3″が水素原子であり、
4″が水素原子又はC1〜6の直鎖状若しくは分岐鎖状アルキルカルボニル基である請求の範囲第9項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項15】
4’が水素原子である請求の範囲第9項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項16】
Xが−NH−基である請求の範囲第9項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項17】
Xが酸素原子である請求の範囲第9項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項18】
がメチル基、4−フェニルブチル基又は3−(キノリン−4−イル)プロピル基である請求の範囲第9項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項19】
又はR10のいずれか一方が水素原子であり、もう一方が水素原子、メチル基、3−(キノリン−4−イル)プロピル基、トランス−3−(キノリン−4−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(キノリン−4−イル)−1−プロペニル基、3−(キノリン−3−イル)プロピル基、又はトランス−3−(キノリン−3−イル)−2−プロペニル基である請求の範囲第9項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項20】
がメチル基、4−フェニルブチル基、又は3−(キノリン−4−イル)プロピル基であり、R、R、R、及びRが水素原子であり、R又はR10のいずれか一方が水素原子であり、もう一方が水素原子、メチル基、3−(キノリン−4−イル)プロピル基、トランス−3−(キノリン−4−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(キノリン−4−イル)−1−プロペニル基、3−(キノリン−3−イル)プロピル基、又はトランス−3−(キノリン−3−イル)−2−プロペニル基であり、Xが酸素原子又は−NH−基である請求の範囲第9項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項21】
下記の一般式(3)

[式中、
は、水素原子又はC1〜6の直鎖状アルキルカルボニル基を表し、
は、水素原子又はアセチル基を表し、
は、水素原子、C1〜6のアルキル基、C1〜6のアルキルカルボニル基、C2〜6のアルケニル基、C2〜6のアルケニルカルボニル基、C2〜6のアルキニル基、又はAr−B−基(ここで、Arはアリール基又は複素環基を表し、BはC1〜6のアルキル基、C1〜6のアルキルカルボニル基、C2〜6のアルケニル基、C2〜6のアルケニルカルボニル基、又はC2〜6のアルキニル基を表す)を表し、
Eが、下記の基(b)で表される場合、

、R、R、R、R、R10、R11、及びR12のうちのいずれか1つが、水素原子、C1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、C2〜6のアルキニル基、又はAr−B’−基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B’はC1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はC2〜6のアルキニル基を表す)を表し、もう1つが、水素原子、水酸基、又はC1〜6のアルキル基を表し、かつ残りの全てが水素原子を表し、
Eが、下記の基(c)で表される場合、

、R、R11、及びR12のうちのいずれか1つが、水素原子、C1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、C2〜6のアルキニル基、又はAr−B’−基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B’はC1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はC2〜6のアルキニル基を表す)を表し、もう1つが水素原子又はC1〜6のアルキル基を表し、かつ残りの全てが水素原子を表し、
Xは、酸素原子又は−NR−基(ここで、Rは水素原子、C1〜6のアルキル基、又はAr−B″−基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B″はC1〜6のアルキル基を表す))を表し、
4’は、水素原子又は下記の基(a)

(ここで、R3″及びR4″は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、又はC1〜6の直鎖状若しくは分岐鎖状アルキルカルボニル基を表す)を表す]
で表される化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項22】
がC1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はAr−B−基(ここで、Arはアリール基又は複素環基を表し、BはC1〜6のアルキル基又はC2〜6のアルケニル基を表す)であり、
Eが下記の基(b)である場合、

、R、R、R、R、R10、R11、及びR12のうちのいずれか1つが水素原子、C1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はAr−B’−基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B’はC1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はC2〜6のアルキニル基を表す)であり、もう1つが水素原子又はC1〜6のアルキル基であり、
かつ残りの全てが水素原子であり、
Eが、下記の基(c)である場合、

、R、R11、及びR12のうちのいずれか1つが、水素原子、C1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はAr−B’−基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B’はC1〜6のアルキル基又はC2〜6のアルケニル基を表す)であり、もう1つが水素原子又はC1〜6のアルキル基であり、かつ残りの全てが水素原子である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項23】
Eが下記の基(b)であり、

、R、R、R10、R11、及びR12が水素原子であり、
及びRのうちのいずれか1つが水素原子、C1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はAr−B’−基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B’はC1〜6のアルキル基又はC2〜6のアルケニル基を表す)であり、その他が全て水素原子である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項24】
Eが下記の基(b)であり、

、R、R、R、R、及びR10が水素原子であり、
11及びR12のうちのいずれか一方が水素原子、C1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はAr−B’−基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B’はC1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はC2〜6のアルキニル基を表す)であり、もう一方が水素原子である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項25】
Eが下記の基(c)であり、

及びRが水素原子であり、
11及びR12のうちのいずれか一方が水素原子、C1〜6のアルキル基、C2〜6のアルケニル基、又はAr−B−’基(ここで、Arは前記と同じ意味を表し、B’はC1〜6のアルキル基又はC2〜6のアルケニル基を表す)であり、もう一方が水素原子である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項26】
がC1〜6の直鎖状アルキルカルボニル基であり、
が水素原子又はアセチル基であり、
3″及びR4″が、同一でも異なっていてもよく、C1〜6の直鎖状又は分岐鎖状アルキルカルボニル基である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項27】
がC1〜6の直鎖状アルキルカルボニル基であり、
が水素原子又はアセチル基であり、
3″が水素原子であり、
4″がC1〜6の直鎖状又は分岐鎖状アルキルカルボニル基である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項28】
、R、及びR3″が水素原子であり、
4″が水素原子、又はC1〜6の直鎖状若しくは分岐鎖状アルキルカルボニル基である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項29】
が水素原子であり、
が水素原子又はアセチル基であり、
3″及びR4″が、同一でも異なっていてもよく、水素原子又はC1〜6の直鎖状若しくは分岐鎖状アルキルカルボニル基である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項30】
4’が水素原子である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項31】
Xが−NH−基である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項32】
Xが酸素原子である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項33】
がメチル基、4−フェニルブチル基又は3−(キノリン−4−イル)プロピル基である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項34】
及びRのいずれか一方が水素原子であり、もう一方が水素原子、3−(キノリン−4−イル)プロピル基、トランス−3−(キノリン−4−イル)−1−プロペニル基、シス−3−(キノリン−4−イル)−1−プロペニル基、3−(1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−4−イル)プロピル基、トランス−3−(キノリン−3−イル)−1−プロペニル基、シス−3−(キノリン−3−イル)−1−プロペニル基、トランス−3−(キノリン−6−イル)−1−プロペニル基、トランス−3−(キノリン−8−イル)−1−プロペニル基、トランス−3−(イソキノリン−4−イル)−1−プロペニル基、トランス−3−(ナフタレン−2−イル)−2−プロペニル基、又は5−(キノリン−3−イル)ペンチル基である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項35】
11及びR12のいずれか一方が水素原子であり、もう一方が水素原子、メチル基、2−プロペニル基、3−(キノリン−4−イル)プロピル基、トランス−3−(キノリン−4−イル)−2−プロペニル基、3−(キノリン−3−イル)プロピル基、トランス−3−(キノリン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(キノリン−6−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(ピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(ナフタレン−2−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−フェニル−2−プロペニル基、トランス−3−(ナフタレン−1−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(2−フルオロ−4−((R)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン−3−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(6−ニトロキノリン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(6−シアノキノリン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(1,8−ナフチリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(フェナンスレン−9−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(ベンゾチオフェン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(ベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾール−5−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(2−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−1−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−(イソキサゾール−5−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−(ピリジン−3−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−(ピリジン−4−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−フルオロ−3−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−(2−メチルチアゾール−4−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−ビフェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−(ピリジン−3−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−(ピリジン−4−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−フェニルピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−(ピリジン−3−イル)ピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(2−(ピリジン−3−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−(4−モルホリンスルホニル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−(6−メチルピリダジン−3−イルオキシ)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−ベンゾイルピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−フェノキシピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−フェニルチオピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−フェニルアミノピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−アミノカルボニルピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−ジエチルアミノカルボニルピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−(N,O−ジメチルヒドロキシルアミノカルボニル)ピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(イソキノリン−4−イル)−2−プロペニル基、3−(ナフタレン−2−イル)−2−プロピニル基、3−(キノリン−3−イル)−2−プロピニル基、シス−3−(キノリン−3−イル)−2−プロペニル基、2−(キノリン−3−イル)エチル基、4−(キノリン−3−イル)ブチル基、4−(ナフタレン−2−イル)ブチル基、5−(キノリン−3−イル)ペンチル基、又は5−(ナフタレン−2−イル)ペンチル基である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項36】
がメチル基、4−フェニルブチル基又は3−(キノリン−4−イル)プロピル基であり、R及びRが水素原子であり、R及びRが水素原子、3−(キノリン−4−イル)プロピル基、トランス−3−(キノリン−4−イル)−1−プロペニル基、シス−3−(キノリン−4−イル)−1−プロペニル基、3−(1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−4−イル)プロピル基、トランス−3−(キノリン−3−イル)−1−プロペニル基、シス−3−(キノリン−3−イル)−1−プロペニル基、トランス−3−(キノリン−6−イル)−1−プロペニル基、トランス−3−(キノリン−8−イル)−1−プロペニル基、トランス−3−(イソキノリン−4−イル)−1−プロペニル基、トランス−3−(ナフタレン−2−イル)−2−プロペニル基、又は5−(キノリン−3−イル)ペンチル基であり、R及びR10が水素原子であり、R11及びR12が水素原子、メチル基、2−プロペニル基、3−(キノリン−4−イル)プロピル基、トランス−3−(キノリン−4−イル)−2−プロペニル基、3−(キノリン−3−イル)プロピル基、トランス−3−(キノリン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(キノリン−6−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(ピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(ナフタレン−2−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−フェニル−2−プロペニル基、トランス−3−(ナフタレン−1−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(2−フルオロ−4−((R)−5−(ヒドロキシメチル)オキサゾリジン−2−オン−3−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(6−ニトロキノリン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(6−シアノキノリン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(1,8−ナフチリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(フェナンスレン−9−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(ベンゾチオフェン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(ベンゾ[c][1,2,5]オキサジアゾール−5−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(2−フルオロ−4−(1H−テトラゾール−1−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−(イソキサゾール−5−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−(ピリジン−3−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−(ピリジン−4−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−フルオロ−3−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−(2−メチルチアゾール−4−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−ビフェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−(ピリジン−3−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−(ピリジン−4−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−(ピリミジン−5−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−フェニルピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−(ピリジン−2−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−(ピリジン−3−イル)ピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(2−(ピリジン−3−イル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−(4−モルホリンスルホニル)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−(6−メチルピリダジン−3−イルオキシ)フェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−ベンゾイルピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−フェノキシピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−フェニルチオピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−フェニルアミノピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−アミノカルボニルピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−ジエチルアミノカルボニルピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(5−(N,O−ジメチルヒドロキシルアミノカルボニル)ピリジン−3−イル)−2−プロペニル基、トランス−3−(イソキノリン−4−イル)−2−プロペニル基、3−(ナフタレン−2−イル)−2−プロピニル基、3−(キノリン−3−イル)−2−プロピニル基、シス−3−(キノリン−3−イル)−2−プロペニル基、2−(キノリン−3−イル)エチル基、4−(キノリン−3−イル)ブチル基、4−(ナフタレン−2−イル)ブチル基、5−(キノリン−3−イル)ペンチル基、又は5−(ナフタレン−2−イル)ペンチル基であり、Xが酸素原子又は−NH−基である請求の範囲第21項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項37】
下記の一般式(4)

「式中、
は、水素原子又はC1〜6の直鎖状アルキルカルボニル基を表し、
は、水素原子、C1〜6のアルキルカルボニル基、又はシリル系保護基を表し、
3″及びR4″は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、又はC1〜6の直鎖状若しくは分岐鎖状アルキルカルボニル基を表し、
2’は、水素原子、C1〜6の直鎖状アルキルカルボニル基、シリル系保護基、又はベンジルオキシカルボニル基を表し、
Zは、−CH(OR13基(ここで、R13はC1〜6のアルキル基を表す)又は下記の基(d)

(ここで、nは2〜3の整数を表す)を表し、
Yは、ホルミル基又はヒドロキシメチル基を表す]
で表される化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項38】
がC1〜6のアルキルカルボニル基であり、
2’が水素原子又はC1〜6の直鎖状アルキルカルボニル基であり、
Zが−CH(OCH基であり、
Yがホルミル基である請求の範囲第37項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項39】
請求の範囲第1項ないし第36項のいずれか1項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩の製造方法であって、請求の範囲第37項又は38項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩を環化する工程を含む方法。
【請求項40】
請求の範囲第1項ないし第36項のいずれか1項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩の製造用中間体として用いるための請求の範囲第37項又は38項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項41】
請求の範囲第1項ないし第36項のいずれか1項に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩を有効成分として含む医薬。
【請求項42】
感染症の予防及び/又は治療に用いるための請求の範囲第41項に記載の医薬。

【国際公開番号】WO2005/019238
【国際公開日】平成17年3月3日(2005.3.3)
【発行日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−513373(P2005−513373)
【国際出願番号】PCT/JP2004/012323
【国際出願日】平成16年8月20日(2004.8.20)
【出願人】(000006091)明治製菓株式会社 (180)
【Fターム(参考)】