新規タンパク質およびそのDNA
【解決手段】レシチン:コレステロールアシルトランスフェラーゼ(LCAT)様活性を有する新規タンパク質,その部分ペプチドまたはそれらの塩、該タンパク質をコードするDNA、該DNAを含有する組換えベクター、形質転換体、該タンパク質の製造法、該タンパク質もしくはDNA含有してなる医薬、該タンパク質に対する抗体、該タンパク質のLCAT活性を促進または阻害する化合物またはその塩のスクリーニング方法/スクリーニング用キットなど。
【効果】該DNAは、動脈硬化症、高脂血症、高カロリー症、肥満、高トリグリセリド症などの種々の疾病の治療・予防剤として使用することができる。本発明のタンパク質は、本発明のタンパク質のLCAT様活性を促進または阻害する化合物をスクリーニングするための試薬として有用である。
【効果】該DNAは、動脈硬化症、高脂血症、高カロリー症、肥満、高トリグリセリド症などの種々の疾病の治療・予防剤として使用することができる。本発明のタンパク質は、本発明のタンパク質のLCAT様活性を促進または阻害する化合物をスクリーニングするための試薬として有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号:1、配列番号:2または配列番号:3で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を有するタンパク質、その前駆体タンパク質またはそれらの塩。
【請求項2】
配列番号:4〜配列番号:8のいずれかの配列番号で表わされるアミノ酸配列を有する請求項1記載のタンパク質またはその前駆体タンパク質。
【請求項3】
レシチン:コレステロールアシルトランスフェラーゼ様活性を有する請求項1記載のタンパク質またはその前駆体タンパク質。
【請求項4】
請求項1記載のタンパク質の部分ペプチドまたはその塩。
【請求項5】
配列番号:9、配列番号:10または配列番号:11で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を有するシグナルペプチド。
【請求項6】
請求項1記載のタンパク質または前駆体タンパク質をコードする塩基配列を有するDNAを含有するDNA。
【請求項7】
配列番号:12〜配列番号:19のいずれかの配列番号で表わされる塩基配列を有する請求項6記載のDNA。
【請求項8】
請求項5記載のシグナルペプチドをコードするDNAを含有するDNA。
【請求項9】
配列番号:20〜配列番号:22で表わされる塩基配列を有する請求項8記載のDNA。
【請求項10】
請求項6記載のDNAを含有する組換えベクター。
【請求項11】
請求項10記載の組換えベクターで形質転換された形質転換体。
【請求項12】
請求項11記載の形質転換体を培養し、請求項1記載のタンパク質または前駆体タンパク質を生成、蓄積せしめ、これを採取することを特徴とする請求項1記載のタンパク質、その前駆体タンパク質またはそれらの塩の製造法。
【請求項13】
請求項1記載のタンパク質、その前駆体タンパク質またはそれらの塩を含有してなる医薬。
【請求項14】
請求項6記載のDNAを含有してなる医薬。
【請求項15】
動脈硬化症、肥満症、老化、脳疾患、腎疾患または高脂血症の治療・予防剤である請求項13または14記載の医薬。
【請求項16】
請求項1記載のタンパク質もしくはその前駆体タンパク質、請求項4記載の部分ペプチドまたはそれらの塩に対する抗体。
【請求項17】
請求項1記載のタンパク質、請求項4記載の部分ペプチドまたはそれらの塩を用いることを特徴とする請求項1記載のタンパク質、請求項4記載の部分ペプチドまたはそれらの塩のレシチン:コレステロールアシルトランスフェラーゼ様活性を促進または阻害する化合物またはその塩のスクリーニング方法。
【請求項18】
請求項1記載のタンパク質、請求項4記載の部分ペプチドまたはそれらの塩を含有してなる請求項1記載のタンパク質、請求項4記載の部分ペプチドまたはそれらの塩のレシチン:コレステロールアシルトランスフェラーゼ様活性を促進または阻害する化合物またはその塩のスクリーニング用キット。
【請求項19】
請求項17記載のスクリーニング方法または請求項18記載のスクリーニング用キットを用いて得られる、請求項1記載のタンパク質、請求項4記載の部分ペプチドまたはそれらの塩のレシチン:コレステロールアシルトランスフェラーゼ様活性を促進または阻害する化合物またはその塩。
【請求項20】
請求項17記載のスクリーニング方法または請求項18記載のスクリーニング用キットを用いて得られる請求項1記載のタンパク質、請求項4記載の部分ペプチドまたはそれらの塩のレシチン:コレステロールアシルトランスフェラーゼ様活性を促進または阻害する化合物またはその塩を含有してなる医薬。
【請求項21】
配列番号:38で表される塩基配列と同一もしくは実質的に同一の塩基配列を有するプロモーターDNAまたはプロモーター活性を有するその部分DNAを含有するDNA。
【請求項22】
請求項21記載のDNAのプロモーター活性を促進または阻害する化合物またはその塩のスクリーニング方法。
【請求項1】
配列番号:1、配列番号:2または配列番号:3で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を有するタンパク質、その前駆体タンパク質またはそれらの塩。
【請求項2】
配列番号:4〜配列番号:8のいずれかの配列番号で表わされるアミノ酸配列を有する請求項1記載のタンパク質またはその前駆体タンパク質。
【請求項3】
レシチン:コレステロールアシルトランスフェラーゼ様活性を有する請求項1記載のタンパク質またはその前駆体タンパク質。
【請求項4】
請求項1記載のタンパク質の部分ペプチドまたはその塩。
【請求項5】
配列番号:9、配列番号:10または配列番号:11で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を有するシグナルペプチド。
【請求項6】
請求項1記載のタンパク質または前駆体タンパク質をコードする塩基配列を有するDNAを含有するDNA。
【請求項7】
配列番号:12〜配列番号:19のいずれかの配列番号で表わされる塩基配列を有する請求項6記載のDNA。
【請求項8】
請求項5記載のシグナルペプチドをコードするDNAを含有するDNA。
【請求項9】
配列番号:20〜配列番号:22で表わされる塩基配列を有する請求項8記載のDNA。
【請求項10】
請求項6記載のDNAを含有する組換えベクター。
【請求項11】
請求項10記載の組換えベクターで形質転換された形質転換体。
【請求項12】
請求項11記載の形質転換体を培養し、請求項1記載のタンパク質または前駆体タンパク質を生成、蓄積せしめ、これを採取することを特徴とする請求項1記載のタンパク質、その前駆体タンパク質またはそれらの塩の製造法。
【請求項13】
請求項1記載のタンパク質、その前駆体タンパク質またはそれらの塩を含有してなる医薬。
【請求項14】
請求項6記載のDNAを含有してなる医薬。
【請求項15】
動脈硬化症、肥満症、老化、脳疾患、腎疾患または高脂血症の治療・予防剤である請求項13または14記載の医薬。
【請求項16】
請求項1記載のタンパク質もしくはその前駆体タンパク質、請求項4記載の部分ペプチドまたはそれらの塩に対する抗体。
【請求項17】
請求項1記載のタンパク質、請求項4記載の部分ペプチドまたはそれらの塩を用いることを特徴とする請求項1記載のタンパク質、請求項4記載の部分ペプチドまたはそれらの塩のレシチン:コレステロールアシルトランスフェラーゼ様活性を促進または阻害する化合物またはその塩のスクリーニング方法。
【請求項18】
請求項1記載のタンパク質、請求項4記載の部分ペプチドまたはそれらの塩を含有してなる請求項1記載のタンパク質、請求項4記載の部分ペプチドまたはそれらの塩のレシチン:コレステロールアシルトランスフェラーゼ様活性を促進または阻害する化合物またはその塩のスクリーニング用キット。
【請求項19】
請求項17記載のスクリーニング方法または請求項18記載のスクリーニング用キットを用いて得られる、請求項1記載のタンパク質、請求項4記載の部分ペプチドまたはそれらの塩のレシチン:コレステロールアシルトランスフェラーゼ様活性を促進または阻害する化合物またはその塩。
【請求項20】
請求項17記載のスクリーニング方法または請求項18記載のスクリーニング用キットを用いて得られる請求項1記載のタンパク質、請求項4記載の部分ペプチドまたはそれらの塩のレシチン:コレステロールアシルトランスフェラーゼ様活性を促進または阻害する化合物またはその塩を含有してなる医薬。
【請求項21】
配列番号:38で表される塩基配列と同一もしくは実質的に同一の塩基配列を有するプロモーターDNAまたはプロモーター活性を有するその部分DNAを含有するDNA。
【請求項22】
請求項21記載のDNAのプロモーター活性を促進または阻害する化合物またはその塩のスクリーニング方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2008−148708(P2008−148708A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−340674(P2007−340674)
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【分割の表示】特願平10−99664の分割
【原出願日】平成10年4月10日(1998.4.10)
【出願人】(000002934)武田薬品工業株式会社 (396)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【分割の表示】特願平10−99664の分割
【原出願日】平成10年4月10日(1998.4.10)
【出願人】(000002934)武田薬品工業株式会社 (396)
【Fターム(参考)】
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