説明

有機電子デバイスのための電子輸送剤

有機エレクトロルミネッセントデバイスのような有機電子デバイスにおける電子輸送剤として使用可能な化合物および組成物を提供する。その化合物は非ポリマー性であって、末端封止基と共役している芳香族コアを有している。その芳香族コアには、−C=N−単位を含むペンダントヘテロアリール基を有する、フェニレン基アリーレンまたはナフタレン基アリーレンを含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
芳香族コアおよび前記芳香族コアと共役している2つの末端封止基を含む化合物であって、前記化合物が式I:
【化1】

(式中、
Arはそれぞれ独立して、フェニレン基アリーレンまたはナフタレン基アリーレンであって、それは、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、フルオロ、フルオロアルキル、ペルフルオロアルキ、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、およびそれらの組合せから選択された1種または複数の基で置換されており;
aはそれぞれ独立して1または2であり;
はそれぞれ独立して式IIまたは式IIIの構造であり:
【化2】

Xはそれぞれ独立して、O、S、またはNRであるが、ここでRはアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、またはそれらの組合せであり;
Arはそれぞれ独立して炭素環アリール基であって、それは、非置換であるか、または、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、フルオロ、フルオロアルキル、ペルフルオロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アルキルオキサジアゾリル、アリールオキサジアゾリル、アルキルトリアゾリル、アリールトリアゾリル、ジアリールアミノ、アリールジアリールアミノ、およびそれらの組合せから選択された1種または複数の基で置換されており;
アスタリスク(−*)はそれぞれ、その化合物において他の基への結合の位置を示し;
nは整数の1または2であり;そして、
末端封止基(EC)はそれぞれ独立して、炭素環アリール、ヘテロアリール、または第三級アミノアリール基であって、それは、非置換であるか、または、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、フルオロ、フルオロアルキル、ペルフルオロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、およびそれらの組合せから選択された1種または複数の基で置換されており、ここで前記末端封止基が、前記アリーレン芳香族コアと共役しており、そして1つ以下のECが式IIまたは式IIIの基である)
を有する、
化合物。
【請求項2】
前記化合物が式IV:
【化3】

の化合物である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記化合物が式V:
【化4】

の化合物である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
式Iにおけるそれぞれの
【化5】

部分が、独立して下記の2価の基であり、
【化6】

【化7】

【化8】

それは、非置換であるか、または、C1〜20アルキル、C2〜20アルケニル、C1〜20アルコキシ、C6〜20アリール、C6〜20アリールオキシ、フルオロ、C1〜20フルオロアルキル、C1〜20ペルフルオロアルキル、C1〜20ヘテロアルキル、C3〜20ヘテロアリール、およびそれらの組合せ、から選択された1種または複数の基で置換されており、
ここで、
Rはそれぞれ独立して、C1〜30アルキル、C2〜30アルケニル、C1〜30アルコキシ、C6〜30アリール、C6〜30アリールオキシC3〜30ヘテロアリール、C1〜30ヘテロアルキル、またはそれらの組合せであり;そして
はそれぞれ独立して、水素、C1〜30アルキル、C2〜30アルケニル、C1〜30アルコキシ、C6〜30アリール、C6〜30アリールオキシC3〜30ヘテロアリール、C1〜30ヘテロアルキル、およびそれらの組合せ、から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
少なくとも1つのRまたはRが、式VI:
【化9】

の2価のポリ(オキシアルキレン)セグメントを含むソフトセグメントを含むか、
または式VII:
【化10】

(ここでmは1〜6の整数、yは2〜20の整数、そしてwは1〜10の整数)、
の2価のポリ(ジアルキルシロキサン)セグメントを含む、
請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
少なくとも1つのRまたはRが、フルオロ、フルオロアルキル、またはペルフルオロアルキル基を含む、請求項4に記載の化合物。
【請求項7】
Arが、フェニル、ビフェニル、テルフェニル、アントリル、ナフチル、アセナフチル、フェナントリル、ジヒドロフェナントレニル、アントラセニル、フルオレニル、9−シラフルオレニル、テトラヒドロピレニル、ペリレニル、スピロビスフルオレニル、フルオランテニル、ピレニル、ジヒドロピレニル、テトラヒドロピレニル、ルブレニル、クリセニル、5,6,12,13−テトラヒドロジベンゾ[a,h]アントラセニル、6,12−ジヒドロインデノ[1,2−b]フルオレニル、5,12−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]フェナントレニル、ジヒドロフェナントレニル、およびベンゾ[g,h,I]ペリレニル、から選択されるアリール基であり、それらは、非置換であるか、または、C1〜20アルキル、C2〜20アルケニル、C1〜20アルコキシ、C6〜20アリール、C6〜20アリールオキシ、フルオロ、C1〜20フルオロアルキル、C1〜20ペルフルオロアルキル、C1〜20ヘテロアルキル、C3〜20ヘテロアリール、C3〜30アルキルオキサジアゾリル、C3〜30アリールオキサジアゾリル、C3〜20アルキルトリアゾリル、C3〜30アリールトリアゾリル、C3〜30ジアリールアミノ、C3〜30ジアリールアミノアリール、またはそれらの組合せの1種または複数で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
式I中の少なくとも1つの
【化11】

基が、次式のものから選択される、
【化12】

【化13】

【化14】

【化15】

【化16】

請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
前記末端封止基の少なくとも1つが、フェニル、ビフェニル、テルフェニル、アントリル、ナフチル、アセナフチル、フェナントリル、ジヒドロフェナントレニル、アントラセニル、フルオレニル、9−シラフルオレニル、テトラヒドロピレニル、ペリレニル、スピロビスフルオレニル、フルオランテニル、ピレニル、ジヒドロピレニル、テトラヒドロピレニル、ルブレニル、クリセニル、ベンゾ[g,h,i]ペリレニル、またはそれらの基を含むC6〜40炭素環アリールを含み、ここで前記末端封止基が、非置換であるか、または、C1〜20アルキル、C2〜20アルケニル、C1〜20アルコキシ、C6〜20アリール、C6〜20アリールオキシ、フルオロ、C1〜20フルオロアルキル、C1〜20ペルフルオロアルキル、C1〜20ヘテロアルキル、C3〜20ヘテロアリール、およびそれらの組合せ、から選択された1種または複数の基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
前記末端封止基の少なくとも1つが、フラニル、チオフェニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピリミジニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、インドリル、カルバゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾトリアジニル、フェナジニル、フェナントリジニル、アクリジニル、インダゾリル、シロール、またはそれらのラジカルの基を含む、C3〜40ヘテロアリールまたはヘテロアリーレンを含み、
ここで前記末端封止基が、非置換であるか、または、C1〜20アルキル、C2〜20アルケニル、C1〜20アルコキシ、C6〜20アリール、C6〜20アリールオキシ、フルオロ、C1〜20フルオロアルキル、C1〜20ペルフルオロアルキル、C1〜20ヘテロアルキル、C3〜20ヘテロアリール、およびそれらの組合せ、から選択された1種または複数の基で置換されている、
請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
前記末端封止基の少なくとも1つが、ジアリールアニリン、アルキルカルバゾール、アリールカルバゾール、テトラアリールジアミン、スターバーストアミン、ペルアリールトリアミン、デンドリックアミン、またはスピロアミンの基を含む、C12〜60第三級アミノ芳香族アリールを含み、
ここで前記末端封止基が、非置換であるか、または、C1〜20アルキル、C2〜20アルケニル、C1〜20アルコキシ、C6〜20アリール、C6〜20アリールオキシ、フルオロ、C1〜20フルオロアルキル、C1〜20ペルフルオロアルキル、C1〜20ヘテロアルキル、C3〜20ヘテロアリール、およびそれらの組合せ、から選択された1種または複数の基で置換されている、
請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
前記末端封止基の少なくとも1つが、N,N,N’N’−テトラアリールベンジジン、N,N,N’,N’−テトラアリール−1,4−フェニレンジアミン、N,N,N’N’−テトラアリール−2,7−ジアミノフルオレン、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ビス(フェニル)ベンジジン、N,N’−ビス(1−ナフチル)−N,N’−ビス(フェニル)ベンジジン、1,4−ビス(カルバゾリル)ビフェニル、4,4’,4”−トリス(N,N−ジアリールアミノ)トリフェニルアミン、1,3,5−トリス(4−ジアリールアミノフェニル)ベンゼン、4,4’,4”−トリス(N,N−ジフェニルアミノ)トリフェニルアミン、4,4’,4”−トリス(N−3−メチルフェニル−N−フェニルアミノ)トリフェニルアミン、または1,3,5−トリス(4−ジフェニルアミノフェニル)ベンゼンの基を含むC12〜60第三級アミノ芳香族アリールを含み、
ここで前記末端封止基が、非置換であるか、または、C1〜20アルキル、C2〜20アルケニル、C1〜20アルコキシ、C6〜20アリール、C6〜20アリールオキシ、フルオロ、C1〜20フルオロアルキル、C1〜20ペルフルオロアルキル、C1〜20ヘテロアルキル、C3〜20ヘテロアリール、およびそれらの組合せ、から選択された1種または複数の基で置換されている、
請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
前記末端封止基の少なくとも1つが、次式の1価の基であり、
【化17】

【化18】

それは、非置換であるか、または、C1〜20アルキル、C2〜20アルケニル、C1〜20アルコキシ、C6〜20アリール、C6〜20アリールオキシ、フルオロ、C1〜20フルオロアルキル、C1〜20ペルフルオロアルキル、C1〜20ヘテロアルキル、C3〜20ヘテロアリール、およびそれらの組合せ、から選択された1種または複数の基で置換されており;
ここで、
Rはそれぞれ独立して、C1〜30アルキル、C2〜30アルケニル、C1〜30アルコキシ、C6〜20アリール、C6〜20アリールオキシ、C3〜20ヘテロアリール、C1〜30ヘテロアルキル、およびそれらの組合せ、から選択され;そして
Xはそれぞれ独立して、O、S、またはNRであり、ここでRは、C1〜30アルキル、C6〜20アリール、C3〜30ヘテロアリール、C1〜30ヘテロアルキル、またはそれらの組合せである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
前記末端封止基が、式CVI〜CXXVIIの基に共役している部分をさらに含み、前記部分が次式の2価の基から選択され、
【化19】

【化20】

それは、非置換であるか、または、C1〜20アルキル、C2〜20アルケニル、C1〜20アルコキシ、C6〜20アリール、C6〜20アリールオキシ、フルオロ、C1〜20フルオロアルキル、C1〜20ペルフルオロアルキル、C1〜20ヘテロアルキル、C3〜20ヘテロアリール、およびそれらの組合せ、から選択された1種または複数の基で置換されており;
ここで、
Rはそれぞれ独立して、C1〜30アルキル、C2〜30アルケニル、C1〜30アルコキシ、C6〜30アリール、C6〜30アリールオキシ、C3〜30ヘテロアリール、C1〜30ヘテロアルキル、およびそれらの組合せ、から選択され;そして
はそれぞれ独立して、水素、C1〜30アルキル、C2〜30アルケニル、C1〜30アルコキシ、C6〜30アリール、C6〜30アリールオキシ、C3〜30ヘテロアリール、C1〜30ヘテロアルキル、およびそれらの組合せ、から選択される、
請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
前記末端封止基が、式CVI〜CXXVIIの基に共役している部分をさらに含み、前記部分が次式の2価の基から選択され、
【化21】

それは、非置換であるか、または、C1〜20アルキル、C2〜20アルケニル、C1〜20アルコキシ、C6〜20アリール、C6〜20アリールオキシ、フルオロ、C1〜20フルオロアルキル、C1〜20ペルフルオロアルキル、C1〜20ヘテロアルキル、C3〜20ヘテロアリール、およびそれらの組合せ、から選択された1種または複数の基で置換されており;
ここで、
Xはそれぞれ独立して、O、S、またはNRであり、ここでRは、C1〜30アルキル、C6〜20アリール、C3〜30ヘテロアリール、C1〜30ヘテロアルキル、またはそれらの組合せである、
請求項13に記載の化合物。
【請求項16】
前記末端封止基が、式CVI〜CXXCIIの基に共役している部分をさらに含み、前記部分が次式の2価の基から選択され、
【化22】

それは、非置換であるか、または、C1〜20アルキル、C2〜20アルケニル、C1〜20アルコキシ、C6〜20アリール、C6〜20アリールオキシ、フルオロ、C1〜20フルオロアルキル、C1〜20ペルフルオロアルキル、C1〜20ヘテロアルキル、C3〜20ヘテロアリール、およびそれらの組合せ、から選択された1種または複数の基で置換されており;
ここで、
Rはそれぞれ独立して、C1〜30アルキル、C2〜30アルケニル、C1〜30アルコキシ、C6〜30アリール、C6〜30アリールオキシ、C3〜30ヘテロアリール、C1〜30ヘテロアルキル、およびそれらの組合せ、から選択され;
Xはそれぞれ独立して、O、S、またはNRであり、ここでRは、C1〜30アルキル、C6〜20アリール、C3〜30ヘテロアリール、C1〜30ヘテロアルキル、またはそれらの組合せであり:そして
tはそれぞれ、0〜4に等しい整数である、
請求項13に記載の化合物。
【請求項17】
前記化合物が、次式:
【化23】

の2価のポリ(オキシアルキレン)セグメント
または次式:
【化24】

(ここでmは1〜6の整数、yは2〜20の整数、そしてwは1〜10の整数)、
の2価のポリ(ジアルキルシロキサン)セグメントを含む少なくとも1つのソフトセグメントで置換されている、
請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
前記化合物が、少なくとも1つのフルオロ、フルオロアルキル、またはペルフルオロアルキル基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
前記化合物が次式のものである、
【化25】

【化26】

【化27】

請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
前記化合物が非晶質である、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
前記化合物が電子輸送物質である、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
前記化合物が、電子と正孔の両方を輸送する物質である、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
前記化合物が発光物質であって、また電子輸送物質でもある、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
(a)第一の芳香族コア、および第一の芳香族コアと共役する2つの第一の末端封止基を含む、第一の化合物であって、前記化合物が式I:
【化28】

(式中、
Arはそれぞれ独立して、フェニレン基アリーレンまたはナフタレン基アリーレンであって、それは、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、フルオロ、フルオロアルキル、ペルフルオロアルキ、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、およびそれらの組合せから選択された1種または複数の基で置換されており;
aはそれぞれ独立して1または2であり;
はそれぞれ独立して式IIまたは式IIIの構造であり:
【化29】

Xはそれぞれ独立して、O、S、またはNRであるが、ここでRはアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、またはそれらの組合せであり;
Arはそれぞれ独立して炭素環アリール基であって、それは、非置換であるか、または、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、フルオロ、フルオロアルキル、ペルフルオロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アルキルオキサジアゾリル、アリールオキサジアゾリル、アルキルトリアゾリル、アリールトリアゾリル、ジアリールアミノ、アリールジアリールアミノ、およびそれらの組合せから選択された1種または複数の基で置換されており;
アスタリスク(−*)はそれぞれ、その化合物において他の基への結合の位置を示し;
nは整数の1または2であり;そして、
末端封止基(EC)はそれぞれ独立して、炭素環アリール、ヘテロアリール、または第三級アミノアリール基であって、それは、非置換であるか、または、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、フルオロ、フルオロアルキル、ペルフルオロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、およびそれらの組合せから選択された1種または複数の基で置換されており、ここで前記末端封止基が、前記アリーレン芳香族コアと共役しており、1つ以下のECが式IIまたは式IIIの基である)
を有する、第一の化合物;および
(b)電荷輸送物質、電荷阻止物質、発光物質、カラーコンバージョン物質、ポリマーバインダー、またはそれらの組合せから選択される、第二の化合物
を含む組成物。
【請求項25】
前記組成物が、正孔輸送物質および電子輸送物質を含む、請求項24に記載の組成物。
【請求項26】
前記組成物が、正孔輸送物質、電子輸送物質、および発光物質を含む、請求項24に記載の組成物。
【請求項27】
前記第二の化合物が、電荷輸送物質、電荷阻止物質、発光物質、カラーコンバージョン物質、またはそれらの組合せから選択され、前記第二の化合物が、
前記第一の化合物の第一の芳香族コアを含む芳香族基であって、前記第二の化合物の芳香族基が、非置換であっても、前記第一の化合物の第一の芳香族コアの上に存在しているのと同じタイプの置換基で置換されていても、あるいは、前記第一の化合物の第一の芳香族コアの上に存在しない置換基で置換されていてもよい芳香族基;
前記第一の化合物の第一の末端封止基を含む第二の末端封止基であって、前記第二の末端封止基は、非置換であっても、第一の末端封止基の上に存在しているのと同じタイプの置換基で置換されていても、あるいは、第一の末端封止基の上には存在しない置換基で置換されていてもよい第二の末端封止基;
前記第一の化合物の第一の末端封止基の2価の基を含む、2価の基であって、前記第二の化合物の中の2価の基は、非置換であっても、第一の末端封止基の上に存在しているのと同じタイプの置換基で置換されていても、あるいは、第一の末端封止基の上には存在しない置換基で置換されていてもよい2価の基;または、
それらの組合せ、
を有する、請求項24に記載の組成物。
【請求項28】
前記第二の化合物が、非ポリマー性であり、前記第二の化合物が、第二の芳香族コアと少なくとも1つの第二の末端封止基を含む、請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
前記第二の化合物の第二の末端封止基が、前記第一の化合物の第一の末端封止基を含む、請求項28に記載の組成物。
【請求項30】
発光ポリマーをさらに含む、請求項28に記載の組成物。
【請求項31】
電場応答性ポリマーをさらに含む、請求項28に記載の組成物。
【請求項32】
不活性ポリマーをさらに含む、請求項28に記載の組成物。
【請求項33】
前記第二の化合物の第二の芳香族コアが、前記第一の化合物の第一の芳香族コアとは異なり、前記組成物が、第一の芳香族コアを含む第一のモノマーと、第二の芳香族コアを含む第二のモノマーとを含む、モノマー混合物をさらに含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項34】
前記第二の化合物の第二の芳香族コアが、前記第一の化合物の第一の芳香族コアとは異なり、前記組成物が、第一の芳香族コアを含む第一のモノマーと、第二の芳香族コアを含む第二のモノマーとを含む、モノマー混合物の反応生成物であるポリマーをさらに含む、請求項29に記載の組成物。
【請求項35】
前記第二の化合物の第二の芳香族コアが、前記第一の化合物の第一の芳香族コアを含む、請求項28に記載の組成物。
【請求項36】
発光ポリマーをさらに含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項37】
電場応答性ポリマーをさらに含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項38】
不活性ポリマーをさらに含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項39】
前記第二の化合物の第二の末端封止基が、前記第一の化合物の第一の末端封止基とは異なり、前記組成物が、第一の末端封止基または第一の末端封止基の2価の基を含む第一のモノマーと、第二の末端封止基または第二の末端封止基の2価の基を含む第二のモノマーとを含むモノマー混合物をさらに含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項40】
前記第二の化合物が、前記第一の化合物の第一の末端封止基とは異なる第二の末端封止基を有し、前記組成物が、第一の末端封止基または第一の末端封止基の2価の基を含む第一のモノマーと、第二の末端封止基または第二の末端封止基の2価の基を含む第二のモノマーとを含む、モノマー混合物の反応生成物であるポリマーをさらに含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項41】
前記第二の化合物が、第一の化合物の第一の芳香族コアを含む第一のモノマーを含むモノマー混合物の反応生成物を含むポリマーである、請求項24に記載の組成物。
【請求項42】
前記第二の化合物が、第一の末端封止基または第一の末端封止基の基を含む第一のモノマーを含むモノマー混合物の反応生成物であるポリマーである、請求項24に記載の組成物。
【請求項43】
前記組成物が非晶質である、請求項24に記載の組成物。
【請求項44】
前記組成物が溶液加工可能である、請求項24に記載の組成物。
【請求項45】
芳香族コアと、前記芳香族コアに共役している2つの末端封止基とを有する化合物を含み、前記化合物が式I:
【化30】

(式中、
Arはそれぞれ独立して、フェニレン基アリーレンまたはナフタレン基アリーレンであって、それは、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、フルオロ、フルオロアルキル、ペルフルオロアルキ、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、およびそれらの組合せから選択された1種または複数の基で置換されており;
aはそれぞれ独立して1または2であり;
はそれぞれ独立して式IIまたは式IIIの構造であり:
【化31】

Xはそれぞれ独立して、O、S、またはNRであるが、ここでRはアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、またはそれらの組合せであり;
Arはそれぞれ独立して炭素環アリール基であって、それは、非置換であるか、または、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、フルオロ、フルオロアルキル、ペルフルオロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アルキルオキサジアゾリル、アリールオキサジアゾリル、アルキルトリアゾリル、アリールトリアゾリル、ジアリールアミノ、アリールジアリールアミノ、およびそれらの組合せから選択された1種または複数の基で置換されており;
アスタリスク(−*)はそれぞれ、その化合物において他の基への結合の位置を示し;
nは整数の1または2であり;そして、
末端封止基(EC)はそれぞれ独立して、炭素環アリール、ヘテロアリール、または第三級アミノアリール基であって、それは、非置換であるか、または、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、フルオロ、フルオロアルキル、ペルフルオロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、およびそれらの組合せから選択された1種または複数の基で置換されており、ここで前記末端封止基が、前記アリーレン芳香族コアと共役しており、1つ以下のECが式IIまたは式IIIの基である)
を有する、
有機電子デバイス。
【請求項46】
前記デバイスが有機エレクトロルミネッセントデバイスである、請求項45に記載の有機電子デバイス。
【請求項47】
前記有機エレクトロルミネッセントデバイスが、前記式Iの化合物を含む有機発光素子を含む、請求項46に記載の有機電子デバイス。
【請求項48】
前記有機発光素子が、電荷輸送物質、電荷阻止物質、ポリマー物質、発光物質、カラーコンバージョン層、またはそれらの組合せ、をさらに含む、請求項47に記載の有機電子デバイス。
【請求項49】
前記有機発光素子が、複数の層を有し、前記式Iの化合物が発光層の中に存在する、請求項47に記載の有機電子デバイス。
【請求項50】
前記有機発光素子が、複数の層を有し、前記式Iの化合物が電荷輸送層の中に存在する、請求項47に記載の有機電子デバイス。
【請求項51】
有機エレクトロルミネッセントデバイスを製造する方法であって:
(a)芳香族コアおよび前記芳香族コアに共役している2つの末端封止基を有する化合物を含む転写層を含むドナーシートを作製する工程であって、前記化合物が式I:
【化32】

(式中、
Arはそれぞれ独立して、フェニレン基アリーレンまたはナフタレン基アリーレンであって、それは、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、フルオロ、フルオロアルキル、ペルフルオロアルキ、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、およびそれらの組合せから選択された1種または複数の基で置換されており;
aはそれぞれ独立して1または2であり;
はそれぞれ独立して式IIまたは式IIIの構造であり:
【化33】

Xはそれぞれ独立して、O、S、またはNRであるが、ここでRはアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、またはそれらの組合せであり;
Arはそれぞれ独立して炭素環アリール基であって、それは、非置換であるか、または、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、フルオロ、フルオロアルキル、ペルフルオロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、アルキルオキサジアゾリル、アリールオキサジアゾリル、アルキルトリアゾリル、アリールトリアゾリル、ジアリールアミノ、アリールジアリールアミノ、およびそれらの組合せから選択された1種または複数の基で置換されており;
アスタリスク(−*)はそれぞれ、その化合物において他の基への結合の位置を示し;
nは整数の1または2であり;そして、
末端封止基(EC)はそれぞれ独立して、炭素環アリール、ヘテロアリール、または第三級アミノアリール基であって、それは、非置換であるか、または、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、フルオロ、フルオロアルキル、ペルフルオロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、およびそれらの組合せから選択された1種または複数の基で置換されており、ここで前記末端封止基が、前記アリーレン芳香族コアと共役しており、1つ以下のECが式IIまたは式IIIの基である)
を有する、工程;および
(b)前記ドナーシートからレセプターシートへ、転写層を転写する工程であって、前記転写層が発光構造の少なくとも一部を形成する工程
を含む方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2006−523611(P2006−523611A)
【公表日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−571456(P2004−571456)
【出願日】平成15年10月10日(2003.10.10)
【国際出願番号】PCT/US2003/032047
【国際公開番号】WO2004/096948
【国際公開日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【出願人】(599056437)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (1,802)
【Fターム(参考)】