説明

木製壁材の取付構造

【目的】本発明は木製壁材を直接、釘等の固定具で打設することなく、断熱性、防火性、防水性、施工性等に優れ、木製壁材を壁下地に簡単に施工できる木製壁材の取付構造に関するものである。
【構成】幅方向の一側端縁には外側方に突出した雌実部36、他側端縁には内側方に突出した雄実部37を形成した木製壁材Bと、木製壁材Bを係止する取付具Fと、雄雌連結構造を形成した長尺状の下地兼取付部材Aとからなり、壁下地αに下地兼取付部材Aを複数枚連結して固定具βにより固定し、取付具Fを下地兼取付部材A上に複数個固定し、木製壁材Bの雄実部37は取付具Fの取付溝27に挿入して固定されていると共に、木製壁材Bの裏面と下地兼取付部材A間に取付具F形成による通気路γが形成されている木製壁材の取付構造である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は木製壁材を直接、釘等の固定具で打設することなく、断熱性、防火性、防水性、施工性、耐腐朽性があり、自然環境に溶け込み、環境影響に配慮した木製壁材の取付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に木製壁材、例えば木材を使用した家屋としてはログハウス(丸太組工法)が一般的であり、木材の素材感を前面に出し、シンプル感、素材感、ナチュラル感のある自然環境にマッチしたものが上市されている。(特許文献1〜3参照)
【0003】
【特許文献1】特開平5−156726号公報
【特許文献2】特開平6−17496号公報
【特許文献3】特開平9−189085号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1〜3は加工した丸太あるいは角材をそのまま使用した構造であるために、断熱性、耐腐朽性、防水性が無かった。また、通気路を形成しない構造であるために、裏面の湿気で腐朽菌、カビ菌が増殖し、その結果木材の腐食につながるものであった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明はこのような課題を解決するために、幅方向の一側端縁には外側方に突出した雌実部、他側端縁には内側方に突出した雄実部を形成した木製壁材と、木製壁材を係止する取付具と、雄雌連結構造を形成した長尺状の下地兼取付部材とからなり、取付具は略水平面状の固定片と、固定片の下端を外方に屈曲した底片と、底片の先端を上方に突出した側片と、底片と側片とからなる取付溝と、側片の先端を外方にL字状に屈曲した上側片と、側片と上側片とからなる係止片と嵌合溝と、底片の両端に形成し上方に傾斜して突出した固定兼ガタツキ防止片とから形成したものであり、壁下地に下地兼取付部材を複数枚連結して固定具により固定し、取付具を下地兼取付部材上に複数個固定し、木製壁材の雄実部は取付具の取付溝に挿入して固定されていると共に、木製壁材の裏面と下地兼取付部材間に取付具形成による通気路が形成されている木製壁材の取付構造を提供するものである。
【発明の効果】
【0006】
上述したように本発明に係る木製壁材の取付構造によれば、(1)脳天打ちでの施工でないために、木製壁材を破損する危険性、釘打ち部分からの雨水の浸入、釘打ち部分の腐朽、取付強度の経時的な低下、等がない。(2)木製壁材の取付安定性が強化される。(3)施工後の木製壁材の安定感が増す。(4)施工後の木製壁材がガタ付かない。(5)断熱性がある壁体となる。(6)取付具により通気路が形成されるために、下地兼取付部材と木製壁材間の湿気、結露を防止することにより、裏面の湿気で腐朽菌、カビ菌が増殖するのを防止し、その結果木製壁材の腐食を防止し、木製壁材の耐腐朽性が向上する。(7)下地に下地兼取付部材を形成したために、断熱性、防水性、気密性、防火性、耐火性、耐震性、耐結露防止性、が向上する。(8)木製壁材は取付具により固定されるために、木製壁材の反りを抑制できると共に、木製壁材の伸縮に対応できる。(9)木製壁材は下地兼取付部材に形成した取付具により固定されるために、木製壁材間にクリアランスを設けることができるために、木製壁材の伸縮に対応できる。(10)防火認定に対応できる。等の特徴、効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下に図面を用いて、本発明に係る木製壁材の取付構造の一実施例について詳細に説明する。図1(a)〜(c)〜図4は上記取付構造を説明する断面図、図5、図6は本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する下地兼取付部材Aを示す説明図、図7(a)〜(d)〜図10は取付具Fを示す説明図、図11(a)、(b)〜図13(a)〜(g)は木製壁材Bを示す説明図である。
【0008】
下地兼取付部材Aは後記する木製壁材Bの下地材として機能し、木製壁材Bと取付具Fの固定下地、断熱下地、防水下地、気密下地、防火下地、耐火下地、耐震下地、等として有用なもので、表面材C、芯材D、裏面材Eよりなるものである。表面材Cとしては、例えば図4、図5に示すように、カラー鋼板、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、アルミニウム板、チタン板、ステンレス板、銅板、フッ素樹脂被覆鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板、制振鋼板等の金属薄板、等をロール成形、プレス成形したもの、あるいはアルミニウム合金、合成樹脂材、等を押出成形して長尺状に形成したものである。施工は、縦張りでも横張りでも可能である。
【0009】
芯材Dとしてはポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフォーム、塩化ビニルフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォーム、ユリアフォーム等の合成樹脂発泡体、あるいは石膏ボード、セメント板、炭酸カルシウム板、珪酸カルシウム板、セラミック板、木片セメント板、炭酸マグネシウム板、シージングボード、シージングインシュレーションボード、合板、またはグラスウール、ロックウール、等の繊維系断熱材、等よりなるもの、さらにはこれらをカナッペ構造、サンドイッチ構造に形成した複合板、もしくはこれらをシートとカナッペ構造、サンドイッチ構造に形成した複合板、等の一種よりなるものである。
【0010】
裏面材Eは金属材、あるいはアスベスト紙、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、または2種以上をラミネートしたもの、あるいは防水処理、難燃処理されたシート等からなるものである。
【0011】
さらに詳説すると、下地兼取付部材Aの形状は、垂直平面状の固定片部2と設置片部3よりなる固定部1と、上端の雌型連結部4と下端の雄型連結部5とから形成したものである。固定片部2は上端を内方に屈曲した上側壁6と略水平な下側壁7と上側壁6と下側壁7間を凹状にへこませた固定面8とから形成したものである。また、設置片部3は設置片9、設置片10、設置片11、設置片12とから形成したものである。
【0012】
雌型連結部4は、上端を上方に突出した差込片13と、差込片13の先端を内側方に屈曲した上面14と、上面14の先端を外側方へ突出した下面15と、上面14と下面15とから形成した差込溝16と、下面15をさらに外側方へ突出した固定面17と、固定面17の先端を折り返した舌片18とから形成したものである。雄型連結部5は、下端を内方に屈曲した下片19と、下片19の先端を内側方に突出した上片20と、上片20の先端を外側方に突出した係合片21と、上片20と係合片21とから形成した係合溝22と、係合溝22の最奥に形成したパッキング材23とから形成したものである。
【0013】
雌型連結部4と雄型連結部5は図2(a)、(b)に示すように連結されて固定面17が固定具βにより壁下地αに固定されるものである。
【0014】
また、固定片部2は後記する取付具Fを固定する際に固定具βにより壁下地αに固定されることにより、固定面17の固定と共に、下地兼取付部材Aがバタ付くことがなくなると共に、芯材Dとして合成樹脂発泡体等のプラスチックフォームを使用した場合には、芯材Dの経時的な変形が外観に現れるのを防止するものである。
【0015】
勿論、固定片部2の形成ピッチは木製壁材Bの働き幅と同じである。また、固定片部2と設置片部3の形成個数も任意である。
【0016】
取付具Fは図7(a)〜(d)((b)図は(a)図の断面図、(c)図は(a)図の右側面図、(d)図は(a)図の左側面図)、図8(a)、(b)に示すようなものであり、略水平面状の固定片24と、固定片24の下端を外方に屈曲した底片25と、底片25の先端を上方に突出した側片26と、底片25と側片26とからなる取付溝27と、側片26の先端を外方にL字状に屈曲した上側片28と、側片26と上側片28とからなる係止片29と嵌合溝30と、底片25の両端に形成し、上方に傾斜して突出した固定兼ガタツキ防止片31と、各片の角部を面取った面取り32と、固定片24の両端縁を外方に突出した嵩上げ片33と、固定片24に形成した固定用の固定孔34とから形成したものである。なお、木製壁材Bを縦張りで形成する場合には、雌実部36、雄実部37の下端部を図1(b)、(c)、および図9、図10に示すように固定するものであり、この場合には、図8(a)、(b)に示すように固定兼ガタツキ防止片31を折り曲げ加工して取付具Fとするものである。
【0017】
取付具Fの素材としては、主に金属製素材よりなり、例えば、カラー鋼板、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、アルミニウム板、チタン板、ステンレス板、銅板、フッ素樹脂被覆鋼板、等の金属薄板、等をロール成形、プレス成形したもの、あるいはアルミニウム合金、合成樹脂材、等を押出成形して長尺状に形成したものである
【0018】
取付具Fは後記する木製壁材Bを下地兼取付部材A上に固定する部材であり、下地兼取付部材Aの固定片部2に固定片24を当接し、左の木製壁材Bの右端部を嵌合溝30により固定し、右の木製壁材Bの下端部を係止片29により固定して、木製壁材Bを下地兼取付部材A上に固定するものである。
【0019】
固定兼ガタツキ防止片31は、図1(a)、図3(a)、(b)に示すように施工される際に、図3(b)に示すように、右の木製壁材Bが矢印で示すように挿入され、木製壁材Bの下端部分37aがスプリングバック機能により弾性が付与された状態で施工されるために、常時取付具Fと木製壁材B間にスプリングバック機能が発揮され、施工強度が向上すると共に、木製壁材Bのガタツキが完全に排除されるものである。
【0020】
面取り32は各片の角部分により、怪我をしないように形成したものである。
【0021】
嵩上げ片33は下地兼取付部材Aと木製壁材Bの裏面間に空間を形成すると共に、ガタツキの起こる間隙が形成されないように設けたものである。
【0022】
木製壁材Bは木材を加工した板材よりなるものであり、樹種としてはウエスタンレッドシーダー、ひのき、ヒバ、杉、唐松、欧州赤松、スプルース、米ツガ、等からなるものである。また、表面、実部には防虫・防蟻処理、着色等のために、含浸型塗料(キシラデコール等)を塗装したものを使用するものである。特に、ひのき、欧州赤松は耐湿性、耐水性、耐腐朽性の高い樹種である。
【0023】
木製壁材Bの一例としては図11(a)、(b)(斜視図)、図12(a)〜(c)((a)図は断面図、(b)図は拡大右側面図、(c)図は拡大左側面図)、図13(a)〜(g)((a)図は正面図、(b)図は背面図、(c)図は平面図、(d)図は底面図、(e)図は右側面図、(f)図は左側面図、(g)図は(a)図のa−a線断面図)に示すようなものである。
【0024】
さらに説明すると、木製壁材Bは長尺板状で表面の化粧面35と、化粧面35の幅方向上下端に相决り状の雌実部36と雄実部37を有し、かつ、雌実部36には嵌合片38、雄実部37には係止溝39を形成し、化粧面35の長手方向の一端部には凹溝40と上面41と下面42、他端には凸面43と上溝44と下溝45を形成したものである。
【0025】
嵌合片38は取付具Fの嵌合溝30に嵌合され、係止溝39は取付具Fの係止片21に係止されて固定されるものである。
【0026】
木製壁材Bの左右端部は、凹溝40と凸面43、上面41と上溝44、下面42と下溝45、とが互いに挿入連結されて一体化するものである。施工は、縦張りでも横張りでも可能である。
【0027】
また、図7に示すように、側片26から嵩上げ片33の先端までの幅をH、固定片24から嵩上げ片33の先端までの高さをh、木製壁材Bの下端部分37aの幅をH1とすると、H≒h、h>0mmである。この寸法関係により、下地兼取付部材Aと木製壁材B間には通気路γが形成され、屋内側から出る湿気を外部に排出することができるものである。
【0028】
ここで、本発明に係る木製壁材の取付構造の施工方法について簡単に説明する。なお、この場合には木製壁材Bを縦張りで施工するとする。まず、図2(a)に示すように壁下地α上に下地兼取付部材Aを固定具βを介して固定する。次に、図2(b)に示すように、左の下地兼取付部材Aの差込溝16に右の下地兼取付部材Aの差込片13を挿入して嵌合し、下地兼取付部材Aを壁下地α全面に施工する。
【0029】
次に、図3(a)、(b)に示すように、左の木製壁材Bの嵌合片38を取付具Fの嵌合溝30に挿入し、取付具Fの固定片24を釘等の固定具βにより打設して壁下地αに下地兼取付部材Aを介して固定することにより、左の木製壁材Bを固定する。次に、右の木製壁材Bの係止溝39を左の木製壁材Bの嵌合片38に挿入すると共に、取付具Fの係止片29に係止し、右の木製壁材Bの左端部分を固定する。その後、右の木製壁材Bの右端部分を、前述のごとく順次施工することにより、図1〜図3に示すように施工するものである。勿論、1段目の木製壁材Bは図7(a)、(b)に示すような取付具Fにより、図1(b)、(c)、図9、図10に示すように施工されるものであり、施工方向は右でも左でも良いものである。なお、木製壁材Bの雌実部36を保持する際は図8(a)の取付具Fを使用して図1(b)、図9に示すように施工し、木製壁材Bの雄実部37を保持する際は図7(b)の取付具Fを使用して図1(c)、図10に示すように施工するものである。
【0030】
また、木製壁材Bの左右端部(施工上は上下端部)は凹溝40と凸面43、上面41と上溝44、下面42と下溝45、とが互いに挿入連結されて一体化されるものである。
【0031】
以上説明したのは、本発明に係る木製壁材の取付構造の一実施例にすぎず、図14(a)〜(h)〜図20(a)、(b)に示すように下地兼取付部材Aを形成することができる。
【0032】
すなわち、図14(a)〜(h)〜図16(a)〜(h)は下地兼取付部材Aのその他の実施例を示す断面図である。
【0033】
また、図17(a)〜(e)((b)図は(a)図の断面図、(c)図は(a)図の右側面図、(d)図は(a)図の左側面図、(e)図は(a)図の部分断面図)は、取付具Fのその他の実施例を示すものであり、係止片29に木製壁材Bの嵌合片38を係止する複数個の突起46を形成した取付具Fであり、木製壁材Bに取付具Fを嵌め込んだだけで突起46が嵌合片38にめり込んで木製壁材Bに取付具Fを一体化され、自重ではずれることがないために、施工性が格段に向上するものである。さらに、突起46が面でなく点で嵌合片38と接触するために、常時いずれかの突起46と嵌合片38が接触するために、ガタツキ防止にも役立つものである。なお、この場合には、木製壁材Bの嵌合片38の厚さをT、取付具Fの嵌合溝30の幅をtとすると、T<t、T≒tの関係である。
【0034】
図18(a)〜(h)、図19(a)〜(h)は取付具Fのその他に実施例を示す斜視図である。
【0035】
さらに、図20(a)、(b)は木製壁材Bのその他の実施例を示す斜視図であり、左右端部の形状を左右逆に形成した木製壁材Bである。
【0036】
以上、木製壁材Bを縦張りで施工する取付構造について説明したが、発明に係る木製壁材の取付構造においては、木製壁材Bを横張りで施工する取付構造とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に係る木製壁材の取付構造の施工状態の代表例を示す断面図である。
【図2】本発明に係る木製壁材の取付構造の施工状態の代表例を示す断面図である。
【図3】本発明に係る木製壁材の取付構造の施工状態の代表例を示す断面図である。
【図4】本発明に係る木製壁材の取付構造の施工状態の代表例を示す断面図である。
【図5】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する下地兼取付部材の代表例を示す説明図である。
【図6】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する下地兼取付部材の代表例を示す説明図である。
【図7】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する取付具の代表例を示す説明図である。
【図8】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する取付具の代表例を示す説明図である。
【図9】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する取付具の代表例を示す説明図である。
【図10】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する取付具の代表例を示す説明図である。
【図11】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する木製壁材の代表例を示す説明図である。
【図12】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する木製壁材の代表例を示す説明図である。
【図13】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する木製壁材の代表例を示す説明図である。
【図14】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する下地兼取付部材のその他の実施例を示す説明図である。
【図15】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する下地兼取付部材のその他の実施例を示す説明図である。
【図16】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する下地兼取付部材のその他の実施例を示す説明図である。
【図17】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する取付具のその他の実施例を示す説明図である。
【図18】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する取付具のその他の実施例を示す説明図である。
【図19】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する取付具のその他の実施例を示す説明図である。
【図20】本発明に係る木製壁材の取付構造に使用する木製壁材のその他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0038】
A 下地兼取付部材
B 木製壁材
C 表面材
D 芯材
E 裏面材
F 取付具
α 壁下地
β 固定具
1 防水部
2 固定片部
3 設置片
4 雌型連結部
5 雄型連結部
6 上側壁
7 下側壁
8 固定面
9 設置片
10 設置片
11 設置片
12 設置片
13 差込片
14 上面
15 下面
16 差込溝
17 固定面
18 舌片
19 下片
20 上片
21 係合片
22 係合溝
23 パッキング材
24 固定片
25 底片
26 側片
27 取付溝
28 上側片
29 係止片
30 嵌合溝
31 固定兼ガタツキ防止片
32 面取り
33 嵩上げ片
34 固定孔
35 化粧面
36 雌実部
37 雄実部
37a 下端部分
38 嵌合片
39 係止溝
40 凹溝
41 上面
42 下面
43 凸面
44 上溝
45 下溝
46 突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
幅方向の一側端縁には外側方に突出した雌実部、他側端縁には内側方に突出した雄実部を形成した木製壁材と、木製壁材を係止する取付具と、雄雌連結構造を形成した長尺状の下地兼取付部材とからなり、取付具は略水平面状の固定片と、固定片の下端を外方に屈曲した底片と、底片の先端を上方に突出した側片と、底片と側片とからなる取付溝と、側片の先端を外方にL字状に屈曲した上側片と、側片と上側片とからなる係止片と嵌合溝と、底片の両端に形成し上方に傾斜して突出した固定兼ガタツキ防止片とから形成したものであり、壁下地に下地兼取付部材を複数枚連結して固定具により固定し、取付具を下地兼取付部材上に複数個固定し、木製壁材の雄実部は取付具の取付溝に挿入して固定されていると共に、木製壁材の裏面と下地兼取付部材間に取付具形成による通気路が形成されていることを特徴とする木製壁材の取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2007−46358(P2007−46358A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−232889(P2005−232889)
【出願日】平成17年8月11日(2005.8.11)
【出願人】(000126333)株式会社アイジー技術研究所 (138)
【Fターム(参考)】