説明

末梢および神経の炎症性クロストーク

炎症性疾患、神経学的障害、骨疾患、疼痛の研究および処置のための組成物および方法、ならびに、これらの作製方法および使用方法が開示される。本発明は、一局面では、炎症を阻害するため、ならびに、炎症性疾患、骨疾患および疼痛を有する被験体を処置するために使用され得る、ベクター構築物に関する。炎症性疾患、神経学的障害、骨疾患、疼痛の研究および処置のための、ポリペプチド、核酸、ベクター、細胞およびトランスジェニック動物に関連する方法および組成物、ならびに、これらの作製方法および使用方法が開示される。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被験体における末梢性の炎症を処置または予防するための方法であって、該被験体の中枢神経系に炎症阻害因子を投与する工程を包含する、方法。
【請求項2】
前記被験体が、変形性関節症、慢性関節リウマチ、痛風、強直性脊椎炎、若年性関節炎、全身性エリテマトーデス(狼瘡)、強皮症または線維筋痛症を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
被験体における骨疾患を処置または予防するための方法であって、該被験体の中枢神経系に炎症阻害因子を投与する工程を包含する、方法。
【請求項4】
被験体における慢性疼痛を処置または予防するための方法であって、該被験体の中枢神経系に炎症阻害因子を投与する工程を包含する、方法。
【請求項5】
前記炎症のメディエーターが、後角、大槽または被膜嚢に直接投与される、請求項1、3または4に記載の方法。
【請求項6】
被験体における脳障害を処置または予防するための方法であって、該被験体における末梢性の炎症部位に炎症阻害因子を投与する工程を包含する、方法。
【請求項7】
前記被験体がアルツハイマー病を有する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記被験体が、変形性関節症、慢性関節リウマチ、痛風、強直性脊椎炎、若年性関節炎、全身性エリテマトーデス(狼瘡)、強皮症または線維筋痛症を有する、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記炎症阻害因子がウイルスベクターであり、該ベクターの細胞への送達が、炎症のメディエーターを阻害する、請求項1、3、4または6に記載の方法。
【請求項10】
前記ベクターが、発現制御配列に作動可能に連結された核酸を含み、該核酸が、前記炎症のメディエーターの発現を阻害する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記核酸がsiRNAである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記siRNAが、COX−1の遺伝子発現を阻害する、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記siRNAが、配列番号49の核酸配列を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記siRNAが、COX−2の遺伝子発現を阻害する、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記siRNAが、配列番号53の核酸配列を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記siRNAが、mPGESの遺伝子発現を阻害する、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記siRNAが、配列番号59の核酸配列を含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記siRNAが、cPGESの遺伝子発現を阻害する、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記siRNAが、配列番号43の核酸配列を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ベクターが、そのレセプターに対する炎症のメディエーターの結合を阻害するポリペプチドをコードする核酸を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項21】
前記ポリペプチドがIL−1レセプターに対するIL−1βの結合を阻害する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記ポリペプチドがIL−1raである、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記ポリペプチドがヒトIL−1raである、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記核酸が、配列番号5に示される配列を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記核酸が、配列番号38に示される配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%の同一性を持つポリペプチドをコードする、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
任意の変化が保存的変化である、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記核酸が、ストリンジェントな条件下で、配列番号5にハイブリダイズする、請求項23に記載の方法。
【請求項28】
前記発現制御配列が、構成的プロモーターである、請求項10に記載の方法。
【請求項29】
前記プロモーターがCMVプロモーターである、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記CMVプロモーターが、配列番号15に示される核酸配列を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記プロモーターがβアクチンプロモーターである、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記βアクチンプロモーターが、配列番号16に示される核酸配列を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記発現制御配列が、組織特異的プロモーターである、請求項10に記載の方法。
【請求項34】
前記発現制御配列が、誘導性プロモーターである、請求項10に記載の方法。
【請求項35】
前記ベクターがさらに、マーカー配列を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項36】
前記ベクターがレンチウイルスを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項37】
前記ベクターがネコ免疫不全ウイルスを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記ベクターがヒト免疫不全ウイルスを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
さらに、前記被験体における末梢性の炎症部位に、オピオイドレセプターまたはオピオイドレセプターをコードする核酸を投与する工程を包含する、請求項1、3または4に記載の方法。
【請求項40】
前記オピオイドレセプターがμ−オピオイドレセプターである、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記μ−オピオイドレセプターが、配列番号92に示される配列に対して少なくとも80%の同一性を持つ核酸配列を有する、請求項40に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate


【公表番号】特表2009−538279(P2009−538279A)
【公表日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−508550(P2009−508550)
【出願日】平成19年3月9日(2007.3.9)
【国際出願番号】PCT/IB2007/004351
【国際公開番号】WO2008/125902
【国際公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.HANDYCAM
【出願人】(507245021)ユニバーシティー オブ ロチェスター (9)
【Fターム(参考)】