説明

板状物品前方移動変更用搬送装置

本搬送装置により第2搬送装置(2)の下部能動走行路(2h)上部に配置される第1回転方向転換部材(4)が利用されて板状物品(10)の前方移動方向(V1)の変更が可能である。第2搬送装置は第1搬送装置(1)に対し任意角度(H1)をつけて配置されるとともに、第1回転方向転換部材(4)は、板状物品の向きを変更することなく板状物品を第2搬送装置まで移動させるための能動作動部分(4h)を伴ったカム同様の形状で形成される。板状物品の向きを変えることなく、第2搬送装置から第3搬送装置(3)まで板状物品を移動させるために、第3搬送装置(3)が第2回転方向転換部材(5)とともに第2搬送装置に関する任意角度(H2)で追加可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は高速運転で板を送ると同時に、特に板の前方移動方向の変更用に適合されるとともに特別な産業用途が意図される搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、多かれ少なかれ構造的に複雑な多くの板搬送用の装置があり、そのそれぞれは、回転刃の利用による各板の横縁の切断、および/または中間線に沿った板の切断といった事前設定機能の実行用の作業群と協働し合う。
【発明の開示】
【0003】
本発明の主目的は入口区間と出口区間との間で板の向きを変更せずに板の前方移動方向の90度の角度変更を目的とする搬送装置を提案することにある。
【0004】
上記目的は通常採用される高速作業が可能な装置に関する工夫が組み込まれて達成される。
【0005】
本発明のもう一つの目的は、単純な考え方の必要不可欠な構造であって、効率が良く、信頼性がありかつ得られる結果に対してそのコストが比較的低廉である板前方移動方向変更用の搬送装置の提案である。
【0006】
上記目的は請求項内容による板状物品の前方方向変更用の搬送装置によって達成されると同時に、次のような特徴がある。すなわち、第1搬送装置入口区間と第1搬送装置出口区間の間に延びる少なくとも1つの第1搬送装置下部能動走行路付きの少なくとも1つの第1搬送装置、第1搬送装置の後ろに機能上直列に配置されるとともに、第2搬送装置入口区間と第2搬送装置出口区間の間に延びる少なくとも1つの第2搬送装置下部能動走行路を有する少なくとも1つの第2搬送装置、前記第2搬送装置の前記第2搬送装置下部能動走行路上部でかつ前記第2搬送装置入口区間近くに位置する第1回転方向転換部材が含まれ、該第1搬送装置が前記板状物品の前方移動のために第1長さ方向ラインに沿いかつ第1前方方向に運転され、該第2搬送装置が第1前方方向とほぼ一致すると同時に前記第1長さ方向ラインに関して第1角度だけ傾斜した第2長さ方向ラインに沿って第2前方方向に運転され、前記第1回転方向転換部材が前記第2長さ方向ラインとほぼ垂直な回転軸を有すると同時に、前記第1搬送装置上にある板状物品の通過時間に応じて運転され、前記第1回転方向転換部材が前記第1搬送装置出口区間に到着する各板状物品と対応する部分を接触させると同時に、前記板状物品の向きを変更することなく板状物品を前記第2搬送装置上に押し出すよう設計される能動作動部分を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
同封図面を考慮すると、参照番号1により、指定区間に沿って相互に面する下部1h、および上部1jの2ヶ所の能動走行路が定められるように相互に設置されるとともに、第1長さ方向ラインD1の前方方向V1に同一速度で運転される第1組搬送装置ベルト1A,1B(以降、第1上部搬送装置ベルト1Aおよび第1下部搬送装置ベルト1Bと呼ばれる)が示される。
【0008】
2ヵ所の能動走行路1h,1jは板10を入口区間に受け入れるとともにこれらを1枚ずつ出口区間1Uに向けて搬送することを目的とする。
【0009】
特に、下部能動走行路1hはその出口区間1Uで指定量W1だけ(図2、図4A,図4B参照)上部能動走行路1jを越えてさらに延びる。
【0010】
参照番号2により、第1組搬送装置1の後ろに機能上直列に配置される第2組搬送装置ベルト2A、2B(以降、第2搬送装置ベルト2Aおよび第2下部搬送装置ベルト2Bと呼ばれる)が示される。
【0011】
搬送装置ベルト2A,2Bは指定区間に沿って相互に面し合うとともに、同一速度で第2長さ方向ラインD2の前方方向V2に運転される下部走行路2hおよび上部走行路2jの2ヵ所の能動走行路が定められるように設置される。
【0012】
2ヵ所の能動走行路2h、2jはその入口区間2Iでの板10の受け入れならびにこれらの1枚ずつの出口区間2Uに向けた搬送を目的とする。
【0013】
特に、下部能動走行路2hはその出口区間2U同様に(図3)その入口区間2Iでも上部能動走行路2jを指定量(W2,W3)だけ越えて延びる。
【0014】
参照番号3により、第2組の搬送装置2の後ろに機能上直列で配置される第3組搬送装置ベルト3A、3B(以降、第3搬送装置ベルト3Aおよび第3下部搬送装置ベルト3Bと呼ばれる)が示される。
【0015】
搬送装置ベルト3A、3Bは指定区間に沿って相互に面し合うとともに、第3長さ方向ラインD3の前方方向にV3に同一速度で運転される下部走行路3hおよび上部走行路3jの2ヵ所の能動走行路が定められるように設置される。
【0016】
2ヵ所の能動走行路3h、3jはその入口区間3Iでの板10の受け入れと出口区間に向けたこれらの1枚ずつの搬送を目的とする。
【0017】
特に、下部能動走行路3hは入口区間3Iにおいて指定量(W4)だけ上部能動走行路3jを越えて延びる(図3参照)。
【0018】
示される例では、第2前方方向V2は第1前方方向V1に関して例えば、右に45度それると同時に、第3前方方向V3は第1前方方向V1に関して再度右にそれる。こうして、搬送装置前方方向移動が完全に90度ずらされる。
【0019】
第1回転方向転換部材4は、第2長さ方向ラインD2に垂直な関連回転軸4Aをもって第2下部搬送装置ベルト2Bの下部能動走行路2h上部でかつその入口区間2Iの特に近くに配置される。
【0020】
第1回転方向転換部材4は、例えば、曲がる弾性材料(ゴムまたは同様材料のような)製の能動作動部分4hを伴うカム同様の部品を含み、円弧外周外形をなすと同時に、第1搬送装置1の関連区間1Uの出口まで搬送される板10との接触を目的とする。
【0021】
完全に同様の方法で、例えば、第1部材4と同一であってカム同様の部品を含む第2回転方向転換部材5が、第3長さ方向ラインD3に垂直な回転軸5Aを有して第3下部搬送ベルト3Bの下部能動走行路3h上部でかつその入口区間3Iに特に近くに配置される。
【0022】
第2方向転換部材5は円弧外周外形を有する曲がる弾性材料(ゴムあるいは同様材料といった)製の能動作動部分5hを有すると同時に、第2組搬送装置ベルト2の関連区間2Uの出口まで搬送される板10との接触を目的とする。
【0023】
関連水平支持材6が隣接搬送装置1,2,3間に挿入されて1組の搬送装置ベルトから別の組まで各板状物品10の通行が可能となる。
【0024】
支持材6の1つが図4A、図4Bにのみ模式的に示される。
【0025】
これ以降に本発明によって提案される板の前方方向変更用の搬送装置に関する運転が説明されよう。
【0026】
板10は、順次第1搬送装置1の入口区間まで、図示はされない既知の方法で供給されるとともに、そこでこれらは事前設定される長さ方向ラインD1に沿ってかつ前方方向V1に関連第1搬送装置出口区間1Uに向けて搬送されると、これらは第1上部搬送装置ベルト1Aの上部能動走行路1jからはずれるとともに徐々に支持材6上に、次いで第2下部搬送装置ベルト2Bの下部能動走行路2h上にものるようになる。
【0027】
この作業段階は図2に模式化され、出口1Uを通って第1搬送装置1、1Bを離れ、第1上部搬送装置ベルト1Aの上部能動走行路1jからはずれるとともに今度は支持材6上ならびに第1下部搬送装置ベルト1Bと第2下部搬送装置ベルト2Bの下部能動走行路1h、2h上に同時にのる板状物品10が示される。
【0028】
図4Bは図2に示されたものをX方向から見たものを示していると同時に、第1下部搬送装置ベルト1Bの下部能動走行路1h上の前方移動を示すために図2に示される関連物品10の直角かつ最後部の隅を通る鉛直ラインZが印されている。
【0029】
図4Aは図4Bと同様であるが前回のそのときに関連した作業構成に触れるもので、この中では板10は搬送装置ベルト1A,1Bの第1組(1)の下部能動走行路1hと上部能動走行路1j間にまだ噛合している(これは第1前方方向V1に関するラインZの最後部位置によって確認される)。
【0030】
第1回転方向転換部材4は、第1搬送装置1を出る出口1Uを通る物品10の移動に関する運びで運転されるとともに、第1上部搬送装置ベルト1Aの上部能動走行路1jから丁度はずれる板状物品10の対応部分を接触させると同時に、第2下部搬送装置ベルト2Bの下部能動走行路2hの前方移動と一緒に、これらが第2搬送装置2の下部能動走行路2hおよび上部能動走行路2jによって掴まれるまで該板状物品10を押し出すことを目的とする。
【0031】
第1方向転換部材4の能動作動部分4h(図4A、図4B)は、どんなスリップも回避するように第2下部搬送装置ベルト2Bの下部能動走行路2hの運転速度に等しい接線方向速度で運転される。
【0032】
能動作動部分4hの円弧外周形状により、出口1Uを通って第1組搬送装置1を離れる各物品10上での転がりが可能となる。
【0033】
従って、出口1U(図2)を通って搬送装置ベルト1A,1Bの第1組1を去る板10は、何ら向きの変更なしに、第2下部搬送装置ベルト2Bの下部能動走行路2hの作動と一緒に、第2前方方向V2でかつ第2長さ方向ラインD2に沿って第1回転方向転換部材4により押し出される。
【0034】
従って、各板10の前方移動方向は、45度毎の第1角度H1だけ、例えば第1搬送装置1から第2搬送装置2までの通過中に右へのずれを伴って変更される。
【0035】
同様の考慮は、2つの搬送装置ベルト2A,2Bを含む第2搬送装置2から2つの搬送装置ベルト3A,3Bによって形成される第3搬送装置3までの板状物品10の移動用にも有効であって、例では45度に等しい第2角度H2だけ、物品の前方移動方向にありながら、物品の向きを変更せずにさらに時計廻りの変更を生み出す。
【0036】
上記の検討から本発明によって提案される搬送装置により、板の向きを変更することなくその入口まで搬送される板10の当初前方移動方向に90度の変更を生じさせることが明らかになる。
【0037】
特に、示された例では、板10の前方移動方向が右に変更され、提供される搬送装置の配置によっては左への方向の変更も可能であるのが明らかである。
【0038】
同様の装置は大量の工業作業サイクルの場合でも完全に可能であると同時に都合よく組み込み可能であるとともに、図1では、その使用例が示され、一般的な板状物品10がまずその横方向に沿って切断され、第1長さ方向D1に平行な対向縁の前方方向が時計回りに90度だけ変更されると同時に、これが第3長さ方向ラインD3に平行な中間線に沿って切断される。
【0039】
このように、これらの切断操作により、高速作業である上に例えば定置軸回転刃を使用した実行が可能であって、生産速度が上がるだけでなく搬送装置が適用されるプラントのコストと複雑性も抑制されることになる。
【0040】
本発明のもう一つの利点は考え方が単純で必要不可欠な構造と同時に効率が良く信頼性があった上にコストが結果的に比較的抑制される搬送装置が定められた点にある。
【0041】
従って、本発明によって提案された搬送装置により、その入口区間とその出口区間との間で、これによって供給される板状物品の前方移動方向の90度の変更が、物品の向きを変更しないまま行うことが可能であるので、導入部の説明で言及された目的が満足される。
【0042】
さらに、本装置はこれが組み込まれる用途向けには普通の高速作業が可能である。
【0043】
本提案の発明は非限定的な例としてだけ説明されたものと理解される。従って、これに加えられる任意の実用的用途変更または変型も相変わらず上述されかつ後で請求される本発明の保護の範囲内にある。
【図面の簡単な説明】
【0044】
次に請求項と同時に同封された図を参照してこれまで述べたことには現れなかった本発明の際立った特色が指摘される。すなわち、
【0045】
【図1】提案される装置内部の板がたどる経路の性格的かつ模式的な上面図
【図2】図1に示される項目K1の拡大図
【図3】図1に示される項目K2の拡大図
【図4A】同数の作業構成の図2の方向Xによる拡大図
【図4B】同数の作業構成の図2の方向Xによる拡大図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1搬送装置入口区間と第1搬送装置出口区間(1U)との間に延びる少なくとも1つの第1搬送装置下部能動走行路(1h)を伴いかつ前記板状物品(10)の前方移動のために第1長さ方向ライン(D1)に沿う第1前方方向(V1)に運転される少なくとも1つの第1搬送装置(1)、第1搬送装置(1)の後に機能上直列に配置されると同時に、第2搬送路入口区間と第2搬送装置出口区間の間に延びる少なくとも1つの第2搬送装置下部能動走行路(2h)を有すると同時に、第1前方方向(V1)とほぼ一致しかつ前記第1長さ方向ライン(D1)に関して第1角度(H1)だけ傾けられる第2長さ方向ライン(D2)に沿って第2前方方向(V2)に運転される少なくとも1つの第2搬送装置(2)、ならびに、前記第2搬送装置(2)の前記第2搬送装置下部能動走行路(2h)上部でかつ前記第2搬送装置入口区間(2I)近くに配置される第1回転方向転換部材(4)が含まれるとともに、該第1方向転換部材が前記第2長さ方向ライン(D2)に垂直な回転軸(4A)を有すると同時に、前記第1搬送装置(1)上の板状物品(10)の通過時間に応じて運転され、前記第1回転方向転換部材(4)が前記第1搬送装置出口区間(1U)に到着する各板状物品(10)の対応する部分を接触させると同時に、前記板状物品の向きを変更することなく該板状物品を前記第2搬送装置(2)上に押し出すよう設計される能動作動部分(4h)を有することを特徴とする板状物品の前方移動変更用搬送装置。
【請求項2】
さらに、前記第2搬送装置(2)後に機能上直列に配置されると同時に、第3搬送装置入口区間(3I)と第3搬送装置出口区間との間に延びる少なくとも第3搬送装置下部能動走行路(3h)を有し、前記第2前方方向(V2)とほぼ一致すると同時に前記第2長さ方向ライン(D2)に沿い第2角度(H2)だけ傾斜される第3長さ方向ライン(D3)に沿って第3前方方向(V3)に運転される少なくとも1つの第3搬送装置(3)、ならびに、前記第3長さ方向ライン(D3)にほぼ垂直な回転軸(5A)に関して第3搬送装置下部能動走行路(3h)上部でかつ前記第3搬送装置入口区間(3I)近くに配置され、前記第2搬送装置(2)上の板状物品(10)の通過時間に応じて運転され、板状物品の向きを変更することなく前記第2搬送装置出口区間(2U)に到着する各板状物品(10)の対応部分を接触させると同時に板状物品を前記第3搬送装置(3)上へ押し出すための能動作動部分(5h)を有する第2回転方向転換部材(5)が含まれる請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1角度(H1)および前記第2角度(H2)が45度であって前記各板状物品(10)の前方移動方向の全体で90度の変更が、板状物品の向きを変更することなく前記第1搬送装置入口区間と前記第3搬送装置出口区間の間で定められる請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記搬送装置(1)に前記第1搬送装置下部能動走行路(1h)の他に、第1搬送装置上部能動走行路(1j)も定め、前記第1搬送装置下部能動走行路(1h)および第1搬送装置上部能動走行路(1j)が事前設定部分に沿って相互に面と向かうと同時に、前記第1長さ方向ライン(D1)かつ第1前方方向(V1)に沿って同一速度で運転されるように相互に設置される第1組搬送装置ベルト(1A,1B)が含まれ、前記第1搬送装置下部能動走行路(1h)および第1搬送装置上部能動走行路(1j)により、前記板状物品(10)が前記第1搬送装置入口区間で受け入れられるとともに、前記第1搬送装置出口区間(1U)で前記第1搬送装置上部能動走行路(1j)を越えて延びる前記第1搬送装置下部能動走行路(1h)が利用されて、指定量(W1)だけ該板状物品が1枚ずつ第1搬送装置出口区間(1U)に向けて搬送されるとともに、前記第2搬送装置(2)に、前記第2搬送装置下部能動走行路(2h)の他に、指定区間に沿って前記第2搬送装置下部能動走行路(2h)に面するとともに、前記第2長さ方向ライン(D2)に沿いかつ第2前方方向(V2)に同一速度で運転される第2搬送装置上部能動走行路(2j)も定めるように相互に設置される第2組搬送装置ベルト(2A,2B)が含まれ、前記第2搬送装置下部および上部能動走行路(2h,2j)により、第2組搬送装置ベルト(2A,2B)の第2搬送装置入口区間(2I)で前記第1回転方向転換部材(4)によって押し出される板状物品(10)が受け入れられると同時に、第2搬送装置出口区間(2U)に向けて1枚ずつ板状物品が搬送されるとともに、第2搬送装置下部能動走行路(2h)が第2搬送装置入口区間(2I)で第2搬送装置上部能動走行路(2j)を指定量(W2)だけ越えて延び、前記第1回転方向転換部材(4)が、前記第2搬送装置(2)の前記第2搬送装置下部能動走行路(2h)上部でかつ前記第2搬送装置入口区間(2I)近くに位置されると同時に前記第2長さ方向ライン(D2)にほぼ垂直な回転軸(4A)を有し、前記第1搬送装置(1)の組の搬送装置ベルト(1A,1B)の前記第1搬送装置出口(1U)における前記板状物品(10)の通過時間に応じて運転されるとともに、前記第1搬送装置(1)の組の搬送装置ベルト(1A,1B)の前記第1搬送装置出口区間(1U)に到着する各板状物品(10)の対応部分を接触させると同時に、前記第2搬送装置(2)の組の搬送装置ベルト(2A,2B)の第2搬送装置下部能動走行路(2h)の前方移動と組み合わせながら、少なくとも板状物品が前記第2搬送装置(2)の組の搬送装置ベルト(2A,2B)の前記第2搬送装置下部走行路(2h)および前記第2搬送装置上部走行路(2j)によって掴まれるまで板状物品の向きを変更しないで板状物品を押し出すための能動作動部分(4h)を有する請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記第2搬送装置(2)に、第2搬送装置下部走行路(2h)および第2搬送装置上部走行路(2j)を定めるように相互に設置され、事前設定部分に沿って相互に面すると同時に、前記第2長さ方向ライン(D2)に沿いかつ第2前方方向(V2)に同一速度で運転される第2組搬送装置ベルト(2A,2B)が含まれ、前記第2搬送装置下部および上部能動走行路(2h,2j)により第1回転方向転換部材(4)によって押し出される前記板状物品(10)が受け入れられると同時に、第2搬送装置出口区間(2U)に向けて該板状物品が1枚ずつ搬送され、前記第2搬送装置下部能動走行路(2h)が、前記第2搬送装置出口区間(2U)において前記上部第2搬送装置能動走行路(2j)を指定量(W3)だけ越えて延び、前記第3搬送装置(3)に指定区間に沿って相互に面すると同時に、前記第3長さ方向ライン(D3)に沿いかつ第3前方方向(V3)に同一速度で運転される上記第3搬送装置下部能動走行路(3h)および第3搬送装置上部能動走行路(3j)を定めるように相互に設置される第3組搬送装置ベルト(3A,3B)が含まれ、前記2ヵ所の第3搬送装置下部および上部能動走行路(3h,3j)により、第3組の搬送装置ベルト(3A,3B)の第3搬送装置入口区間(3I)において前記第2回転方向転換部材(5)によって押し出される板状物品(10)が受け入れられると同時に、第3搬送装置出口区間に向けて1枚ずつ板状物品が搬送され、第3搬送装置下部能動走行路(3h)が第3搬送装置入口区間(3I)において指定量(W4)だけ第3搬送装置上部能動走行路を越えて延び、前記第2回転方向転換部材(5)が前記第3搬送装置(3)の組の搬送装置ベルト(3A,3B)の前記第3搬送装置下部能動走行路(3h)上部かつ前記第3搬送装置入口区間(3I)近くに配置され、前記第3長さ方向ライン(D3)にほぼ垂直な回転軸(5A)を有し、前記第2搬送装置(2)の組の搬送装置ベルト(2A,2B)の第2搬送装置出口(2U)で前記板状物品(10)の通過時間に応じて運転され、前記第2搬送装置出口区間(2U)に到着する各板状物品(10)の対応部分を接触させると同時に、前記第3搬送装置(3)の組の搬送装置ベルト(3A,3B)の第3搬送装置下部能動走行路(3h)の前方移動と組み合わせながら板状物品の向きを変更しないで、少なくとも板状物品が前記第3搬送装置下部走行路(3h)および前記第3搬送装置(3)の組の搬送装置ベルト(3A,3B)の前記第3搬送装置上部走行路によって掴まれるまで板状物品を押し出すための能動作動部分(5h)を有する請求項2に記載の装置。
【請求項6】
前記第1回転方向転換部材(4)の前記能動作動部分(4h)により円弧外周が形成される請求項1または請求項4に記載の装置。
【請求項7】
前記第2回転方向転換部材(5)の前記能動作動部分(5h)により円弧外周が形成される請求項2または請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記第1回転方向転換部材(4)がカム同様の部品である請求項1または請求項4または請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記第2回転方向転換部材(5)がカム同様の部品である請求項5または請求項7に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【公表番号】特表2009−523679(P2009−523679A)
【公表日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−550730(P2008−550730)
【出願日】平成19年1月12日(2007.1.12)
【国際出願番号】PCT/EP2007/050304
【国際公開番号】WO2007/082849
【国際公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【出願人】(508215094)シー.エム.シー.,エス.アール.エル. (2)
【Fターム(参考)】