説明

核燃料組立体スケルトンを溶接するための装置、及び対応するプログラミング、スケルトン溶接、及び燃料組立体製造の方法

【課題】核燃料組立体スケルトンの案内管上に構造要素を溶接するための装置を提供する。
【解決手段】案内管及び構造要素を受け取って保持するための少なくとも1つの構造体(14)と、案内管に平行に移動可能なキャリッジ(12)と、少なくとも1つの溶接工具(36)と、ペンチ(36)をキャリッジ(12)に接続して少なくとも自由度6を呈する、溶接工具(36)を移動させるための移動手段(38)とを含む装置(1)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、核燃料組立体スケルトンの案内管上に構造要素を溶接するための装置に関し、装置は、案内管及び構造要素を受け取って保持するための少なくとも1つの構造体と、案内管に平行に移動可能なキャリッジ(台車)と、少なくとも1つの溶接工具と、溶接工具を移動させるための移動手段とを含み、移動手段は、ペンチをキャリッジに接続し、少なくとも自由度5を呈する。
本発明は、特に、核燃料棒を保持するための格子の溶接に応用される。
【背景技術】
【0002】
FR−2670947は、溶接用舌状部が格子の上面から突出した格子を溶接することを可能にする上述の装置を開示している。溶接装置の移動手段は、案内管に対して横方向に移動可能な支持箱、垂直方向に延長可能なアーム、及び溶接ペンチを担持する可動型リストを含む。可動型リストは、溶接ペンチが全体で自由度6を呈するように3つの異なる軸線に関して回転して移動することができる。上述の装置は、高速の溶接処理機能を達成可能にするが、この率を増大することが依然として望ましい。
【0003】
US−4587394はまた、各々が所定のスケルトンの案内管に格子を溶接するのに寄与するように同時に移動する4つの溶接工具を有する溶接装置を開示している。各工具は、自由度3を呈する移動手段による案内管に対して縦方向に移動可能なキャリッジに接続されている。4つの溶接工具は同時に移動するが、そのような溶接装置によって達成される処理機能の速度は、同じく遅すぎることが判明している。
【0004】
【特許文献1】FR−2670947
【特許文献2】US−4587394
【特許文献3】US−4849161
【特許文献4】FR−A−2533353
【特許文献5】FR−2670977
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、より高速の溶接の達成を可能にする上述の種類の装置を提供することによってこの問題を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的に対して、本発明は、請求項1に記載の溶接装置を提供する。
即ち、核燃料組立体スケルトンの案内管(7)上に構造要素(8)を溶接するための装置(1)であって、
案内管(7)及び構造要素(8)を受け取って保持するための少なくとも1つの構造体(14)と、
前記案内管(7)に平行に移動可能なキャリッジ(12)と、
少なくとも1つの溶接工具(36)と、
前記溶接工具(36)を前記キャリッジ(12)に接続して少なくとも自由度5を呈する、該溶接工具(36)を移動させるための移動手段(38)と、
を含み、
移動手段(38)が、少なくとも自由度6を呈する、
ことを特徴とする装置である。
特定的な実施形態では、装置は、請求項2から請求項11の特徴の1つ又はそれよりも多くを含むことができる。
本発明はまた、請求項12に記載のプログラミング方法を提供する。
本発明はまた、請求項13に記載の核燃料組立体スケルトンを溶接する方法を提供する。
本発明はまた、請求項14に記載の核燃料組立体を製造する方法を提供する。
本発明は、純粋に一例として与えられ、かつ添付図面を参照する以下の説明を読むとより良く理解することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1及び図2は、核燃料組立体スケルトンの案内管上に構造要素を溶接するための装置1を示す概略図である。
より正確には、下記に考察する構造要素は、核燃料棒を保持するための格子であるが、スリーブのような他の構造要素も装置1によって溶接することができると考えられる。
図3を参照すると、燃料組立体2は、主として、核燃料棒3及び棒3を支持するための構造体又はスケルトン4を含むことが想起される。
【0008】
従来的に、支持スケルトンは、組立体1の縦方向端部に配置された下部ノズル5及び上部ノズル6と、原子炉を制御しかつ停止させるためのクラスターの棒(図示せず)を受け取るための案内管7と、棒3を保持するための格子8とを含む。
ノズル5及び6は、案内管7の縦方向端部に固定されている。
棒3は、ノズル5及び6の間を垂直方向に延びている。棒3は、棒が格子8によって保持された実質的に規則的な正方形ベースのアレイのノードに配置される。アレイのノードの一部は、案内管7により及び場合により計測目的の中心管によって占有されている。
【0009】
従来的に、格子8は、規則的アレイのノード上に中心があるセルを間に形成する交差した板の組を含む。大部分のセルは、それぞれの燃料棒3を受け取るためのものである。他のセルの各々は、案内管7を受け取り、中央のセルは、任意的に、計測管14を受け取る。
格子8には、通常は、上方に向かって突出し、かつ格子8が案内管7に溶接されるのを可能にする溶接タブが備えられる。また、US−4849161に示すように、そのようなタブを持たない格子も存在する。この特許における格子の二重板は、従って、格子を案内管7に溶接するための区域を形成する上部後退部を呈している。
【0010】
特許FR−2670947の装置と同様に、図1及び図2の装置1は、保護パネルによって横方向に覆うのに適する組立作業台10を含む。作業台10は、溶接ロボット13を担持するキャリッジ12が走行する垂直材及び2つの水平縦方向レール11を含む金属ガントリーによって構成されている。
作業台10は、2つの平行作業区域(図2)を形成し、各々は、溶接のために少なくともスケルトン4と同じ長さを有し、かつ並列に配置されている。その区域の各々には、スケルトン4をそこに事前に組み立てることを可能にする構造体14が置かれている。各構造体14は、レール11に平行に延び、表面スラブ18を備えた機械が溶接されたテーブル16を含むことができる。
【0011】
図2に示すように、作業台10はまた、レール22を有し、これは、レール11に対して横方向に配置され、図2に示す構造体14の1つに面する場所と他の構造体14に面する別の場所との間をケージ24が移動するのを可能にする。ケージ24には、案内管の変形を防止するために溶接箇所において案内管7に挿入されることになる拡張可能な主軸を配置するためのキャリッジ25が走行する縦方向のレールが設けられる。これらの主軸は、特許FR−A−2533353に既に説明されているような構造体を有することができ、それらは、ケージによって担持されたフレーム(図示せず)を用いて案内することができる。
【0012】
構造体14の全長にわたって延びる表面スラブ18は、溶接されることになるスケルトンの格子8を位置決めして保持するためのフレーム20を調節可能な位置で受け取るように設計される。これらのフレーム20には、格子8を挿入するためにそれらを開くことを可能にし、かつそれらを再び閉じることを可能にする手段が設けられ、かつそれらは、従来型の構造体とすることができる。図示の例では、スケルトン4の格子8を受け取るためのフレーム20は、水平方向及び垂直方向に延びるそれらの斜材を有する。
【0013】
キャリッジ12は、組立作業台の全幅を占有し、少なくとも1つの横方向レール34を担持している。
溶接ロボット13は、抵抗溶接ペンチ36と、ペンチ36をキャリッジ12に接続する溶接ペンチ36を移動するための移動手段38とを有する。
移動手段38は、レール34上を横方向に移動可能な支持箱40と、支持箱40から下向きに延びる多関節アーム42と、アーム42から延びて溶接ペンチ36を担持する可動型リスト(手首)44とを含む。
【0014】
支持箱40は、溶接ペンチ36に電気を供給するための溶接用トランスを収容することができる。
キャリッジ12により、図1に双頭矢Aによって示すX方向に平行移動して、すなわち、構造体14上に置かれたスケルトン4の案内管7と平行に溶接ペンチ36を作業台10に対して移動させることが可能である。支持箱40により、図1に双頭矢Bによって示すようにY方向に沿って平行移動して、すなわち、案内管7に対して横方向にペンチ36を移動させることも可能である。
【0015】
図4及び図5に示すように、アーム42は、3つの連続するセグメント46、48、及び50を含む。第1のセグメント46は、支持箱40から下方に延びている。第2のセグメント48は、図4に双頭矢Cによって示すような垂直軸線に関する回転移動と、図4及と5とにおいて双頭矢Dによって示すような水平軸線に関する回転移動との両方を可能にする二重回転接続を通じて第1のセグメント46に連接している。
第3のセグメント50は、図5に双頭矢Eによって示すような水平軸線に関する相対回転移動と、図4及び図5において双頭矢Fによって示すような第3のセグメント50の縦軸線に関する相対回転移動の両方を可能にする二重回転接続によってアーム42の第2のセグメント48に連接している。
【0016】
リスト44は、溶接ペンチ36のケース52を担持する。ケース52には、ケーブルによって構成された通常の電源手段及び空気動力供給手段が設けられる。リスト44は、図4と図5において双頭矢Gによって示すような第3のセグメント50の縦軸線に垂直な軸線に関する相対回転移動と、図4及び図5において双頭矢Hによって示すようなペンチ36の縦軸線に関する相対回転移動の両方を可能にする二重回転接続を通じてアーム42の第3のセグメント50に接続されている。
従って、溶接ペンチ36は、自由度7をもたらす移動手段38と共にAからHまでの矢印によって示す自由度8を呈する。
【0017】
図2に示すように、装置1は、ペンチ36の変位及び作動を制御するためのプログラム可能な手段54を更に含む。一例として、これらの制御手段54は、1つ又はそれよりも多くのプロセッサを有するコンピュータ、データ記憶手段56、入出力手段、及び表示手段(図示せず)を含む。
入出力手段は、例えば、手動制御の下で溶接ペンチ36の移動及び作動を可能にするコントローラ58の形態のユーザインタフェースを含む。
溶接ペンチ36の作動をそれ以降自動的に制御するように意図された制御手段54をプログラムするために、一例として以下のように進行することができる。
【0018】
オペレータは、コントローラ58を使用して、ペンチ36の変位をそれが構造体14の1つで事前組立されたスケルトン4の案内管7の1つに第1の格子8を溶接するための最初の位置に到達するまで手動で制御し、次に、オペレータは、この位置において溶接作動を実行させる。ペンチ36の電極は、次に、問題の案内管7に対して格子8の対応する区域9を押し付け、こうして抵抗を用いて溶接を実行する。例えば、移動手段38に存在する位置センサ60によって供給されるこの最初の溶接位置の座標は、次に、記憶手段56内に記録される。従来型センサが、図1に非常に図式的に示されている。
【0019】
その後、オペレータは、問題の第1の格子8の全てに対して溶接シーケンスを継続し、記憶手段56は、溶接が実行された様々な位置の座標と、この溶接作動中のペンチ36の位置も漸次記録する。格子8の溶接作業に対するシーケンスは、スケルトン4の溶接に対する完全なシーケンスの単なる一部分であり、従って、下記ではそれを「サブシーケンス」と呼称する。
その後、オペレータは、第2の格子8をスケルトン4の案内管7に溶接するための最初の位置までペンチ36を移動させる。オペレータは、次に、前回第1の格子8上で手動で実施されて記録された通りの溶接サブシーケンスの実行をトリガすることができる。
【0020】
格子8の各々に対してこのように進行することにより、記憶手段56は、案内管7に沿って存在する格子の全てに対して実行する必要がある溶接作動の全てを実行するのに必要なデータを記録する。
スケルトン4の格子8を溶接するためのこの完全なシーケンスは、その後記憶され、同じ種類のスケルトン4が装置を用いて溶接されることになる時に自動的に実行することができ、オペレータが必要なことは、従って、第1の格子8を溶接するための最初の位置上にペンチ36を位置決めし、次に、シーケンス全体の実行をトリガすることだけである。
また、他の種類のスケルトンを溶接するための完全なシーケンスを記憶手段56に例えば上述と同じ方法で記憶することもできる。
【0021】
手動制御下で実施されたトレーニングシーケンスの記録に基づくこのプログラミング方法は、非常に使いやすく、かつ非常に短時間に実施することができる。特に、これは、全溶接位置の全座標を1つ1つ定めることを必要とする従来技術の方法よりも少ない時間消費で済む。それにも関わらず、上述したものとは異なる方法で行われたプログラミングも装置1と共に使用することができる。反対に、トレーニングによるこのプログラミング技術は、ペンチ36に対する自由度が任意、例えば、FR−2670977におけるような6である装置1と共に使用することができる。
【0022】
プログラムされた完全な溶接シーケンスは、格子8の一部に対する異なるサブシーケンスと、ノズル5又は6の一方又はノズル5又は6の一方に属する接続要素に案内管を溶接するためのサブシーケンスも含むことができることにも注目すべきである。
ペンチ36によって示される多数の自由度に起因して、溶接サブシーケンスを従来技術に比して大幅に迅速に実行することができることが判明した。驚くべきことに、自由度の数の増大は、溶接工具の数の増大よりも優れている。
これは、様々な溶接位置間をより短い経路で辿ることができることに起因する。
【0023】
更に、回転における余分な自由度に起因して、かつ特に双頭矢Dによって示すような水平軸線に関する回転の可能性に起因して、ペンチ36は、非常に高速度、特に13メートル毎秒(m/s)よりも大きい速度で移動することができる。
更に、自由度の数が非常に大きいことに起因して、ペンチ36は、接近し難い区域、特にUS−4849161に開示された種類の格子を溶接するための区域に到達することができる。従って、全ての種類の格子8、及び特に溶接タブが全く存在しない格子の溶接に対して装置1を使用することができる。
更に、ペンチは、接近し難い位置においてさえ、例えば60デカニュートン(daN)の程度の高い溶接力を印加することができる。
【0024】
FR−2670947におけるように、2つの構造体14の存在は、一方をスケルトンの事前組立のために使用し、同時に他方を既に事前組立を完了したスケルトン4の要素を互いに溶接するためにペンチ36と共に使用することを可能にする。このようにして並行して作動させることにより、溶接ロボット13は、ほぼ連続ベースで使用される。
それにも関わらず、ある一定の変形においては、装置1は、唯1つの構造体14を有することができると考えられる。
一般的に、移動手段48は、より少ない自由度、例えば、単に7を呈することができる。
同様に、自由度は、必ずしも上述したものでなくてもよい。上述したものとは別の回転移動及び並進移動の組合せの使用を想定することができる。
【0025】
図6は、主として以下の理由で上述したものとは異なる溶接装置1の別の実施形態を示している。
ガントリー10は、溶接のためのスケルトンを受け取る構造体14上を摺動するように取り付けられている。支持箱40は、ガントリー10の上部ウェブ62に固定され、従って、それに対する自由度を一切呈しない。上述の実施形態の双頭矢Bは、従って、図6には示されていない。
【0026】
アーム42のセグメント48と50の間の接続は、双頭矢Eによって示すように単純な回転接続である。セグメント50とリスト44の間の接続は、双頭矢FからHまでによって示すように三重回転接続である。
工具36を移動するための移動手段38は、従って、CからHまでの矢印によって示す自由度8を呈する。
従って、構造体14上へのガントリー10の取り付けは、自由度1、特に上述の図の矢印Bで示す自由度の削減を可能にする。
更に、構造体14上へのガントリー10の取り付けは、溶接のためのスケルトンに対する工具36の位置決めを改善する。
【0027】
この特徴は、移動手段38の自由度の数とは無関係に使用することができることに注目すべきである。
従って、溶接装置1は、少なくとも自由度6を呈するその移動手段38なしで、構造体14上に摺動可能に取り付けられたガントリー10を有することができる。
一般的に、溶接工具36は、抵抗溶接以外の一部の種類の溶接を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】スケルトンを受け取るための構造体が示されていない本発明の溶接装置を示す概略斜視図である。
【図2】図1の矢印IIの方向に沿って見た図1の装置の概略正面図である。
【図3】図1の装置を用いて溶接することができる核燃料組立体のスケルトンの一部分を斜視図で示す部分概略図である。
【図4】図1及び図2の装置における溶接工具を移動するための手段を斜視図で示す部分概略図である。
【図5】図1及び図2の装置における溶接工具を移動するための手段を斜視図で示す部分概略図である。
【図6】別の実施形態での溶接装置を斜視図で示す部分概略図である。
【符号の説明】
【0029】
1 装置
12 キャリッジ
36 溶接工具、ペンチ
38 移動手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
核燃料組立体スケルトンの案内管(7)上に構造要素(8)を溶接するための装置(1)であって、
案内管(7)及び構造要素(8)を受け取って保持するための少なくとも1つの構造体(14)と、
前記案内管(7)に平行に移動可能なキャリッジ(12)と、
少なくとも1つの溶接工具(36)と、
前記溶接工具(36)を前記キャリッジ(12)に接続して少なくとも自由度5を呈する、該溶接工具(36)を移動させるための移動手段(38)と、
を含み、
移動手段(38)が、少なくとも自由度6を呈する、
ことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記移動手段(38)は、少なくとも自由度7を呈することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記移動手段(38)は、互いに連接した少なくとも2つのセグメント(46、48、50)を有するアーム(42)を含み、
前記移動手段(38)は、更に、前記アーム(42)から延びて少なくとも自由度2を呈する接続を通じて該アーム(42)に連接し、前記溶接工具(36)を担持するリスト(44)を含む、
ことを特徴とする請求項1から請求項2のいずれか1項に記載の装置。
【請求項4】
前記リスト(44)は、少なくとも2つの異なる軸線に関する回転移動(G、H)を可能にする接続によって前記アーム(42)に連接していることを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記アーム(42)は、互いに連接した少なくとも3つのセグメント(46、48、50)を含むことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記アーム(42)の少なくとも2つのセグメント(46、48、50)は、2つの異なる軸線に関する回転移動(C、D、E、F)を可能にするそれぞれの接続を通じて互いに連接していることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記移動手段(38)は、前記案内管(7)に対して横方向に移動可能な支持箱(40)を含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
前記キャリッジ(12)は、前記構造体(14)の上を移動するように取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
前記溶接工具は、抵抗溶接ペンチ(36)であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の装置。
【請求項10】
前記溶接工具(36)を移動するために前記移動手段(38)を制御するためのプログラム可能制御手段(54)と、該溶接工具(36)を移動するために該移動手段(38)を制御するための手動制御手段(58)とを含むことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の装置。
【請求項11】
前記移動手段(38)は、位置センサ(60)を含むことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
請求項10又は請求項11に記載の装置をプログラムする方法であって、
溶接工具(36)が溶接シーケンスを実行するように移動手段(38)を手動で制御する段階と、
前記溶接シーケンスをプログラム可能制御手段(54)に記録する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項13】
案内管(7)と該案内管(7)に溶接された構造要素(8)とを含む核燃料組立体スケルトン(4)を溶接する方法であって、
請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の装置を使用することにより、構造要素(8)を案内管(7)に溶接する段階、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項14】
核燃料棒(3)と、案内管(7)及び該案内管(7)に溶接された構造要素(8)を含んで該棒(3)を支持するためのスケルトン(4)とを含む核燃料組立体(2)を製造する方法であって、
請求項13に記載のスケルトン溶接方法を使用する、
ことを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2008−521608(P2008−521608A)
【公表日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−542055(P2007−542055)
【出願日】平成17年11月30日(2005.11.30)
【国際出願番号】PCT/FR2005/002984
【国際公開番号】WO2006/059004
【国際公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【出願人】(507175223)ソシエテ フランコ ベルジュ ド ファブリカシオン ド コンビスティブル エフベーエフセ (1)
【Fターム(参考)】