説明

様々な大きさの金属蓋に封止剤を塗布するための磁気封止剤ライナ塗布機

磁気封止剤ライナ塗布機(10)は、多数の金属蓋(44)に封止剤(43)を塗布するのに使用されている。塗布機はインフィードコンベヤ(60)から金属蓋(44)を収容し、かつそこに封止剤(43)を備えた金属蓋(44)を排出コンベヤ(64)に排出する。塗布機はモーター駆動のスターホイール(28)を備え、このスターホイールは、テーブル上面(12)に据付けられ、かつ一方向で駆動されている。スターホイール(28)は、多数のカムフォロワー(30)を備え、このカムフォローは間隔をおいて設けられ、かつスターホイールの周囲部から外側へ向かって延在している。カムフォロワー(30)は、カムフォロワー軸受(32)を備え、このカムフォロワー軸受は個々の金属蓋(44)の部分を収容するのに適合している。多数の封止剤吹付け器(34)はスターホイール(28)上に据付けられ、コンピュータ(38)で制御され、カムフォロワー(30)に隣接して配置されている。封止剤吹付け器(34)は封止剤(43)を金属蓋(44)の内側に塗布する。モーター駆動の磁気ホイール(46)は、テーブル上面(12)に据付けられ、スターホイール(28)の下方に配置され、スターホイール(28)とは反対の方向で駆動されている。磁気ホイール(46)が金属蓋(44)の部分に係合するのに適合している場合、金属蓋(44)はテーブル上面(12)の頂部で回転する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属瓶の蓋の内部に封止剤を塗布するのに使用される封止剤ライナ(sealant liner)塗布機、そして特に限定する目的ではないが、磁気ホイールと、金属瓶の蓋、鋼缶の蓋等々を高速で回転させるためのスターホイールとを有しており、かつ封止剤を塗布する封止剤ライナ塗布機に関する。
【背景技術】
【0002】
これまで、金属蓋あるいは金属端部を回転させ、かつそこに封止剤を塗布するための上側及び下側のチャックを使用することによる、様々な異なるタイプの封止剤ライナ塗布機があった。これらのタイプの塗布機には、多額の初期設備投資が必要である。さらに、設備が複雑でかつメンテナンスに費用がかかる。さらに、様々な蓋のサイズへの変更は複雑である。
【0003】
ガリッツの特許文献1には、複雑なコンパウンド塗布機が記載されている。この機械は品物を交互に供給し、かつコンパウンドを収容するための二つの異なる振動部材を備えている。ハミルトンの特許文献2には、タレットライナマシンが記載されている。タレットライナマシンは缶の端部に封止コンパウンドを塗布するために使用されている。このタイプの塗布機は封止剤射出ノズルに隣接した噴霧システムを備えている。マコネローグおよびその他の特許文献3と4には、缶の蓋用の二つの異なる封止剤塗布機が記載されている。塗布機は回転チャックテーブルと組み合わせて使用されている。スタービスの特許文献5には、多数の回転可能な封止剤供給ヘッドを有する封止剤供給システムが示されている。ラトリッジおよびその他の特許文献6と7には、多数の封止剤供給吹付け器を備えた回転リフトチャックが開示されている。
【0004】
前述の従来技術はどれ一つとして、ここで論議される磁気封止剤ライナ塗布機のユニークな特徴、構造及び機能を明確に開示していない。
【特許文献1】米国特許第3898954号明細書
【特許文献2】米国特許第5564877号明細書
【特許文献3】米国特許第4262629号明細書
【特許文献4】米国特許第5215587号明細書
【特許文献5】米国特許第4840138号明細書
【特許文献6】米国特許第6113333号明細書
【特許文献7】米国特許第6547878号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述のことを考慮して、本発明の主要な課題は、毎分600〜1500個の範囲の速度で、金属蓋に封止剤を塗布するための、極めて信頼性の高い封止剤ライナ塗布機を提供することにある。
【0006】
本発明の他の課題は、本発明の初期設備投資額が、最近の市場における複雑な封止剤塗布機と比べた場合に著しく低いことである。さらに、磁気封止剤ライナ塗布機には可動部品がほとんど必要なく、交換部品もほとんど無く、さらに運転コストが小さいことによりメンテナンスの必要性が少ない。
【0007】
塗布機のさらに別の課題は、チャックを全て削除し、かつ類似の装置に使用されている下側駆動システムを削除することである。本発明は、封止剤吹付け器が封止剤を蓋に塗布する際に、蓋を回転させるためのスターホイールと一緒に斬新な磁気ホイールを使用する。
【0008】
本発明のさらに別の課題は、磁気封止剤ライナ塗布機が様々なサイズの金属蓋に関して迅速に交換できることである。
【0009】
磁気封止剤ライナ塗布機は、磁気ホイール駆動モーターを備えたテーブル上面と、そこに据付けられたスターホイール駆動モーターとを備えている。スターホイール駆動モーターは、第一駆動ベルトに取付けられている。第一駆動ベルトは、垂直方向の駆動シャフトの底部に据付けられた駆動プーリに取付けられている。駆動シャフトはテーブル上面の中央部に取付けられた軸受に据付けられている。スターホイールは、駆動シャフトの頂上部分に取付けられている。スターホイールは、そこの周囲部付近に据付けられた多数のカムフォロワーを備えている。さらに、スターホイールは、吹付けノズルの付いた多数の封止剤吹付け器を備え、この吹付け器は、周囲部付近に配置されかつカムフォロワーに隣接している。吹付け器は、ロータリーユニオンに据付けられたロータリーユニオンコンピュータに電気的に接続している。ロータリーユニオンは基板の中央部に据付けられている。基板はスターホイールの頂部に取付けられ、かつそこでセンター出しされている。ロータリーユニオン内のロータリーユニオンコンピュータは、封止剤吹付け器を“オン/オフする”ためにプログラムされている。封止剤吹付け器をオンにすると、金属蓋が磁気ホイールの周囲部付近に隣接した状態で回転するので、封止剤は金属蓋の内側に塗布される。金属蓋は外側軌道ガイドと磁気ホイールの周囲部の間の半円形蓋軌道内に乗っている。磁気ホイールはスターホイールの下方に配置されており、かつ磁気ホイール駆動モーターに取付けられた第二駆動ベルトにより駆動されている。磁気ホイール駆動モーターは、時計回りの方向で磁気ホイールを駆動する。スターホイール駆動モーターは、反時計回りの方向でスターホイールを駆動する。このようにして、封止剤吹付け器が、封止剤を塗布するときに、そして金属蓋が塗付機を出る前に、金属蓋は半円形状軌道の周囲で回動している。
【0010】
本発明のこれら課題及び他の課題は、以下の詳細な説明を見直し、新しい構造、組合せ、そしてここで記載され、さらに特に請求項により規定される要素を示す場合に、金属蓋に封止剤を塗布するのに使用される様々なタイプの封止剤ライナ塗布機に精通した当業者には明白である。本発明の様々な実施形態の変更は、変更が当業者により除外される範囲を除いて、請求項の範囲内に含まれることを示すことがわかる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明を、実施例により以下に詳しく説明する。
【実施例】
【0012】
図1には、本磁気封止剤ライナ塗布機の部分側面図が示してあり、一般的な参照符号10を有している。塗布機10はテーブル脚14を備えたテーブル上面12に据付けられた状態で示してある。テーブル脚14の一つには、スターホイール駆動モーター16が据付けられている。スターホイール駆動モーター16は第一駆動ベルト18に取付けられている。第一駆動ベルト18は、垂直方向の駆動シャフト22の底部に据付けられた駆動プーリ20に取付けられている。駆動シャフト22はテーブル上面12の底部に取付けられた軸受24に据付けられている。
【0013】
スターホイール28は、駆動シャフト22の頂上部分に取付けられており、かつ矢印29で示すように反時計回りの方向に駆動されている。矢印29は図2と3に示してある。スターホイール28は、カムフォロワー軸受32を有する多数のカムフォロワー30を備え、この多数のカムフォロワーは、スターホイール28の周囲部付近に据付けられている。さらに、スターホイールは、吹付けノズル33の付いた多数の封止剤吹付け器34を備え、この多数の吹付けノズルは、周囲部付近でかつカムフォロワー30に隣接して配置されている。封止剤吹付け器34はスターホイール28の頂部に据付けられた封止剤吹付けブラケット35に取付けられている。吹付け器34は電気リード線36を介して、ロータリーユニオン40に据付けられたロータリーユニオンコンピュータ38に接続している。ロータリーユニオンコンピュータ38は破線で示してある。ロータリーユニオン40は基板42の中央部に据付けられている。基板42はスターホイール28の頂部に取付けられ、かつそこでセンター出しされている。
【0014】
ロータリーユニオン内のロータリーユニオンコンピュータ38は、封止剤吹付け器34を“オン/オフする”ためにプログラムされている。封止剤吹付け器34をオンにすると、封止剤43は吹付けノズル38から金属蓋44の内側に塗布される。というのも金属蓋が、磁気ホイール46の周囲部付近に隣接して、矢印45で示したように、反時計回りに回転するからである。矢印45は図2および3に示してある。封止剤43は図3において、金属蓋44の一つの内側で塗布されている状態で見ることができる。本磁気封止剤ライナ塗布機10は、毎分金属蓋を600から1500個の範囲で封止剤43を取扱いかつ供給する場合の高速回転用にプログラムできる。金属蓋44は外側軌道ガイド50と磁気ホイール46の周囲部の間の半円形蓋軌道48内に乗っている。外側軌道ガイド50は、テーブル上面12に据付けられており、かつそこで調節可能であってもよい。外側軌道ガイド50を調節することにより、半円形軌道48の幅は、様々な直径の金属蓋44を収容するために迅速に調節することができる。さらに、外側軌道ガイド50がその幅が調節できない場合、様々な直径の金属蓋44に係合し、かつ様々な直径の金属蓋44を保持するために、スターホイール28の周囲部付近で調節可能であってもよい。
【0015】
半円形状軌道48は、平滑で、硬質プラスチック製で、かつ半円形状の上り傾斜部49を備え、この上り傾斜部は、3時の位置で始まり、かつ7時の位置まで反時計回りで続いている。上り傾斜部49は、封止剤43が、図3に示すように金属蓋の内側面に隣接して適切に塗布することができるように、吹付けノズル33に向かって迅速かつ上方に金属蓋44を移動させるのに役立つように構成されている。おおよそ7時の位置で、上り傾斜部49は、下り傾斜部51内に入る。上り傾斜部49は、そこで封止剤43を備えた金属蓋44が下方に移動して、排出コンベヤ64内に入るのに役立つ。
【0016】
磁気ホイール46はスターホイールの下方に配置されており、かつ磁気ホイール駆動モーター54に取付けられた第二駆動ベルト52により駆動されている。磁気ホイール46は、軸受55を用いて駆動シャフト22に取付けられている。駆動モーター54は、テーブル上面12の底部26に据付けられている。磁気ホイール駆動モーター54は矢印47により示すように、時計回りの方向で磁気ホイール46を駆動するために使用されている。矢印47は図3に示してある。前述のように、スターホイール駆動モーター16は、反時計回りの方向でスターホイール26を駆動する。このようにして、封止剤吹付け器34が、封止剤43を塗布するときに、そして金属蓋が塗付機10を出る前に、金属蓋44は半円形軌道48の周囲で回転している。
【0017】
磁気ホイール46はそこの底部においておよび磁気ホイール46の周囲部に隣接して円形の溝56を有することにより磁化される。溝56はそこで多数の磁石58を収容するのに適応している。磁石58の底部はテーブル上面12の頂部に嵌め込まれている。磁石58の頂部は、溝56内へ上方へ向かって延びており、かつその中に乗っている。この特徴は図3においてさらにはっきりと見てとれる。磁石58は、図2に示したように、7時の位置から3時の位置まで延在しているテーブル上面12内の半円形の円弧部内に設置されている。
【0018】
図2には、磁気封止剤ライナ塗布機10の平面図が示してある。この図において、間隔をおいて設けられたインフィードコンベヤガイド62を備えたインフィードコンベヤ60は、金属蓋44を、矢印63により示したように、半円形の蓋軌道48内に導入するために示してあり、かつ回転する磁気ホイール46とスターホイール28に隣接している。金属蓋44の入口は、空気で作動する停止ゲート65により制御されている。空気で作動する停止ゲート65は、塗布機10に入る金属蓋44の高速制御を同期させ、かつ金属蓋が各々カムフォロワー30に隣接して適切に割り出されるのを確認するためのコンピュータ38に接続している。
【0019】
排出コンベヤ64は一対の間隔をおいて設けられた排出コンベヤガイド66を備え、かつ金属蓋が塗布機10から出るときに、そこに封止剤43を備えた金属蓋44を収容するために示してある。磁気ホイール46が3時から7時の位置で、いずれの磁石58にも隣接して配置されていないことに留意しなければならない。この特徴により、金属蓋44は、金属蓋が排出コンベヤ64に接近するときに、遠心力を使用することにより磁気ホイール46の側面から解放される。さらに、排出コンベヤガイド66の丸みを付された端部70は、矢印68で示したように、排出コンベヤ64上で金属蓋44を移動させるのに役立つ作用を行う。さらに、下側の排出コンベヤガイド66は、排出コンベヤ64内に金属蓋44を移動させるのを助けるための磁石58を備えている。
【0020】
図3には、磁気封止剤塗布機10の部分の斜視図が示してある。この図において、封止剤吹付け器34の一つは、金属蓋44の一つの内側周囲部に封止剤を塗布している状態で示してある。金属蓋44は矢印45で示したように、反時計回りの方向で回転している状態で、かつ半円形の蓋軌道48内に乗っている状態示してある。金属蓋44の部分は、磁気ホイール46に隣接して配置されており、かつそこにおいて磁気ホイール46の底部内の円形の溝56の内側に収容された状態で示してある磁石58の磁力により保持されている。
【0021】
磁石58がテーブル上面12の頂部に取付けられ、かつ円形の溝56に載っている状態で示してある一方で、磁気ホイール46を電気的かつ磁気的に充填できることは述べておかねばならない。さらに、磁気ホイール46は、封止剤43を塗布する際に、回転する金属蓋44を保持するための多くの方法で印加しかつ制御することができる。
【0022】
本発明を特に、好ましい実施例と変更に関して詳細に説明しかつ図示した状態で示してきたが、形と詳細の同等な変更が、従来技術により排除されるものを除いて、請求される本発明の真の趣旨と範囲から離れることなく行われてもよいことがわかる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】テーブル上面に取付けられた磁気封止剤ライナ塗布機の部分側面断面図である。この図において、多数の金属蓋の内側に封止剤を塗布するための、対の封止剤吹付け器の正面図が示してある。
【図2】磁気封止剤ライナ塗布機の平面図であり、半円形の蓋軌道内にかつ回転磁気ホイールとスターホイールと隣接して金属蓋を導入するためのインフィードコンベヤを示している。金属蓋が塗布機を出るときに、封止剤を備えた金属蓋を収容するための排出コンベヤが示してある。
【図3】金属蓋の内側にくまなく封止剤を塗布している封止剤吹付け器を示す、磁気封止剤ライナ塗布機の部分の斜視図である。金属蓋は反時計回りで回動していて、かつ半円形の蓋軌道内に乗っている状態で示してある。金属蓋の部分は磁気ホイールに隣接して配置されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インフィードコンベヤから金属蓋を収容し、封止剤を備えた金属蓋を排出コンベヤに排出する様式の、多数の金属蓋に封止剤を塗布するための磁気式封止剤ライナー塗布機であって、
モーター駆動のスターホイールと、前記スターホイール上に据付けられた少なくとも一つの封止剤吹付け器と、モーター駆動の磁気ホイールとを備え、
前記スターホイールがテーブル面に据付けられており、前記スターホイールが一方向で駆動され、前記スターホイールが、多数のカムフォロワーを備え、このカムフォロワーが間隔をおいて設けられかつスターホイールの周囲部から外側に向かって延在しており、前記カムフォロワーが金属蓋を個々に収容するのに適合しており、
前記封止剤吹付け器がコンピュータで制御されており、前記封止剤吹付け器が金属蓋の一つ上で封止剤を塗布するのに適合しており、
前記磁気ホイールがテーブル面の頂部に据付けられ、かつ前記スターホイールに隣接して配置されており、前記磁気ホイールが前記スターホイールとは反対方向で駆動され、金属蓋がテーブル面で回転するときに、前記磁気ホイールの周囲部が金属蓋の部分と係合するのに適合していることを特徴とする塗布機。
【請求項2】
コンピュータで制御された多数の封止剤吹付け器を備え、前記封止剤吹付け器が封止剤吹付け器ブラケットに固定されており、前記封止剤吹付け器ブラケットが前記スターホイールに据付けられており、それにより、前記封止剤吹付け器ブラケットが、前記スターホイールの周囲部に隣接した前記封止剤吹付け器を懸架するために使用されていることを特徴とする請求項1記載の塗布機。
【請求項3】
テーブル上面に据付けられた半円形の外側軌道ガイドを備え、前記外側軌道ガイドが、スターホイールとその間に空域を備えた磁気ホイールに隣接して配置されており、前記空域がそこで金属蓋を収容するための半円形の蓋軌道を備えていることを特徴とする請求項1記載の塗布機。
【請求項4】
前記カムフォロワーの各々に据付けられたカムフォロワー軸受を備え、金属蓋がテーブル上面で回転するときに、前記カムフォロワー軸受が、金属蓋の部分に係合するのに適合していることを特徴とする請求項1記載の塗布機。
【請求項5】
前記スターホイールの中央部内に据付けられたロータリユニオンを備え、前記ロータリユニオンがそこでコンピュータを収容しており、金属蓋に封止剤を塗布するときに、前記コンピュータが前記封止剤吹付け器の各々に接続しており、かつ前記封止剤吹付け器を“オン”“オフ”するためにプログラムされていることを特徴とする請求項2記載の塗布機。
【請求項6】
テーブル上面の頂上部に据付けられた多数の磁石を備え、前記磁石の上側部分が、前記磁気ホイールの底部内の円形溝内に収容されていることを特徴とする請求項1記載の塗布機。
【請求項7】
前記磁石がテーブル上面の半円形状内に配置されていることを特徴とする請求項6記載の塗布機。
【請求項8】
インフィードコンベヤから金属蓋を収容し、封止剤を備えた金属蓋を排出コンベヤに排出する様式の、多数の金属蓋に封止剤を塗布するための磁気式封止剤ライナー塗布機であって、
モーター駆動のスターホイールと、前記スターホイール上に据付けられた多数の封止剤吹付け器と、モーター駆動の磁気ホイールとを備え、
前記スターホイールがテーブル面に据付けられており、前記スターホイールが一方向で駆動され、前記スターホイールが、多数のカムフォロワーを備え、このカムフォロワーが間隔をおいて設けられかつスターホイールの周囲部から外側に向かって延在しており、前記カムフォロワーが、カムフォロワー軸受を有しており、このカムフォロワー軸受が個々の金属蓋の部分を収容するのに適合しており、
前記封止剤吹付け器がコンピュータで制御されており、前記封止剤吹付け器が前記カムフォロワーに隣接して配置されており、前記封止剤吹付け器が金属蓋の内側に封止剤を塗布するのに適合しており、
前記磁気ホイールがテーブル面の頂部に据付けられ、かつ前記スターホイールに隣接して配置されており、前記磁気ホイールが前記スターホイールとは反対方向で駆動され、金属蓋がテーブル面で回転するときに、前記磁気ホイールの周囲部が金属蓋の部分と係合するのに適合していることを特徴とする塗布機。
【請求項9】
多数の封止剤吹付け器ブラケットを備え、前記封止剤吹付け器ブラケットが、前記スターホイール上に据付けられており、それにより、前記封止剤吹付け器ブラケットが、前記スターホイールの周囲部に隣接した前記封止剤吹付け器を懸架するために使用されていることを特徴とする請求項8記載の塗布機。
【請求項10】
テーブル上面に据付けられた調節可能な外側軌道ガイドを備え、前記外側軌道ガイドが、前記スターホイールとそこの間に空域を備えた前記磁気ホイールに隣接して配置されており、前記空域が様々な直径の金属蓋を収容するために迅速に調節された半円形の蓋軌道を備えていることを特徴とする請求項8記載の塗布機。
【請求項11】
テーブル上面に据付けられ、かつ前記スターホイールの周囲部に隣接した外側軌道ガイドと、前記磁気ホイールの間に配置された半円形の上り傾斜部を備え、前記上り傾斜部が、そこで金属蓋を収容するのに適合していることを特徴とする請求項8記載の塗布機。
【請求項12】
前記スターホイールの周囲部に隣接した外側軌道ガイドと、前記磁気ホイールの間に配置された半円形の下り傾斜部を備え、前記下り傾斜部が、そこで金属蓋を収容するのに適合していることを特徴とする請求項11記載の塗布機。
【請求項13】
前記スターホイールの中央部に据付けられたロータリユニオンを備え、前記ロータリユニオンがそこでコンピュータを収容しており、金属蓋に封止剤を塗布するときに、前記コンピュータが前記封止剤吹付け器の各々に接続しており、かつ前記封止剤吹付け器を“オン”“オフ”するためにプログラムされていることを特徴とする請求項8記載の塗布機。
【請求項14】
テーブル上面に据付けられるのに適合した多数の磁石を備え、前記磁石の上側部分が、前記磁気ホイールの底部内の円形溝内に収容されていることを特徴とする請求項8記載の塗布機。
【請求項15】
インフィードコンベヤから金属蓋を収容し、封止剤を備えた金属蓋を排出コンベヤに排出する様式の、多数の金属蓋に封止剤を塗布するための磁気式封止剤ライナー塗布機であって、
モーター駆動のスターホイールと、前記スターホイールに取付けられた封止剤吹付け器ブラケットに据付けられた多数の封止剤吹付け器と、モーター駆動の磁気ホイールと、テーブル面に据付けられた半円形の外側軌道ガイドを備え、
前記スターホイールがテーブル面に据付けられており、前記スターホイールが一方向で駆動され、前記スターホイールが、多数のカムフォロワーを備え、このカムフォロワーが間隔をおいて設けられかつスターホイールの周囲部から外側に向かって延在しており、前記カムフォロワーが、カムフォロワー軸受を有しており、このカムフォロワー軸受が個々の金属蓋の部分を収容するのに適合しており、
前記封止剤吹付け器がコンピュータで制御されており、前記封止剤吹付け器が前記カムフォロワーに隣接して配置されており、前記封止剤吹付け器が金属蓋の内側に封止剤を塗布するのに適合しており、
前記磁気ホイールがテーブル上面の頂部に据付けられ、かつ前記スターホイールに隣接して配置されており、前記磁気ホイールが前記スターホイールとは反対方向で駆動され、金属蓋がテーブル面で回転するときに、前記磁気ホイールの周囲部が金属蓋の部分と係合するのに適合しており、
前記外側軌道ガイドが、前記スターホイールと、その間に空域を備えた磁気ホイールの周囲部に隣接して配置されており、前記空域がそこで様々な直径金属蓋を案内するための半円形の軌道を備えていることを特徴とする塗布機。
【請求項16】
半円形の上り傾斜部を備え、この上り傾斜部が、硬質プラスチックでできており、かつ前記スターホイールの周囲部に隣接した前記外側軌道ガイドと前記磁気ホイールの間の前記半円形の蓋軌道上に配置されていることを特徴とする請求項15記載の塗布機。
【請求項17】
半円形の下り傾斜部を備え、この下り傾斜部が半円形の蓋軌道上で、かつ前記スターホイールに隣接した前記外側軌道ガイドと前記磁気ホイールの間に配置されていることを特徴とする請求項16に記載の塗布機。
【請求項18】
前記スターホイールの中央部内に据付けられたロータリユニオンを備え、前記ロータリユニオンがそこでコンピュータを収容しており、金属蓋に封止剤を塗布するときに、前記コンピュータが前記封止剤吹付け器の各々に接続しており、かつ前記封止剤吹付け器を“オン”“オフ”するためにプログラムされていることを特徴とする請求項15に記載の塗布機。
【請求項19】
テーブル上面の頂部内に据付けられるのに適合した多数の磁石を備え、前記磁石の上側部分が、前記磁気ホイールの底部内の円形溝内に収容されていることを特徴とする請求項15に記載の塗布機。
【請求項20】
前記カムフォロワーが、前記半円形蓋軌道上で収容される様々な直径の金属蓋と係合するために前記スターホイール上で調節可能あるように構成されていることを特徴とする請求項15に記載の塗布機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2007−500075(P2007−500075A)
【公表日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−521807(P2006−521807)
【出願日】平成16年2月24日(2004.2.24)
【国際出願番号】PCT/US2004/005587
【国際公開番号】WO2005/016553
【国際公開日】平成17年2月24日(2005.2.24)
【出願人】(506030664)カスタム・マシーニング・コーポレイション (1)
【Fターム(参考)】