説明

歯科材料貯蔵および送達システム、並びに方法

歯科材料送達システムは、近位セグメント、中央屈曲セグメント、および先端を有するアプリケータ;細長いハンドル;および、キャップを具備する。アプリケータの近位セグメントは、ハンドルの近位穴セクション内に取り外しできないように摩擦取り付けされ、アプリケータの中央屈曲セグメントは、ハンドルの環状脆弱壁線と略長手方向で整列され、アプリケータの先端はハンドルの遠位穴セクションの中に延びる。ハンドルの遠位セクション内に一定量の歯科材料が配置される。キャップは、ハンドルの遠位端に隣接するようにハンドルに取り付けられ、ハンドルを密封する。ハンドルの壁は、アプリケータ先端を引き抜くこと、および、歯科材料を表面に移すことができるように、環状脆弱壁線で分離可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物を表面に塗布するためのアプリケータを具備する単位用量ディスペンサ(即ち、送達システム)に関する。本発明は、また、ディスペンサーを形成する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
組成物を表面に塗布するためのアプリケータは、様々な医療用途、商業的用途および家庭用途に広く使用されている。このようなアプリケータの典型例には、スティック状の全体形状を有するブラシおよびスワブが挙げられる。比較的安価なアプリケータは、アプリケータを1回使用した後、処分できるという点で使用者に非常に好都合である。
【0003】
場合によっては、使い捨てアプリケータは、閉鎖され密封された容器に個々に包装される。アプリケータが使用に備えて包装から取り出されるまでアプリケータの滅菌を保証できるため、個々に包装されたアプリケータは、医療および歯科作業に有利である。既知の包装されたアプリケータの例には、2枚のプラスチックフィルム又は紙フィルムの間に収容されるスワブ、および、プラスチックチューブ又は外被内に収容されるスワブが挙げられる。
【0004】
処置によっては、アプリケータで塗布される組成物は、バルク容器で提供される。これらの場合、使用者は先端に少量の組成物をコーティングするため、アプリケータのスワブ又はブラシ先端を容器に直接浸漬することを選ぶことがある。次いで、組成物を先端から表面に移すため、先端を容器から取り出し、所望の表面で移動させる。
【0005】
しかし、アプリケータ先端をバルク容器に直接浸漬する手法は、患者間の交差汚染の可能性があるため、多くの医療および歯科用途では満足ではない。例えば、歯科処置でアプリケータを使用して歯構造の表面に接着剤を塗布する場合、最初に口腔内で使用した後、アプリケータをバルク容器に戻すと、臨床医は、気付かずに、患者から患者に感染症を移す可能性がある。追加の組成物が必要な場合、新しいアプリケータを使用することによって交差汚染の問題を回避できるが、このような手法には追加の費用がかかり、また、使用するためには、包装された新しいアプリケータを取って、開け、準備するのに、ある一定の時間が必要である。
【0006】
前述の交差汚染の問題は、分配ウェル又はパッドを使用することによって回避できる。例えば、歯科処置では、バルク容器からウェル又はパッドに少量の組成物を分配した後、アプリケータの先端を使用して、組成物をウェル又はパッドから患者の歯構造に移す。このような手法では、アプリケータをバルク容器に戻す必要がなく、そのため、患者間の交差汚染の問題を回避できる。処置が完了すると、ウェル又はパッドは処分されるか、又は、清浄化して再使用される。
【0007】
近年、一定量の組成物が予め供給されている先端を有する、包装された使い捨てアプリケータに対する関心が高まっている。これらの予め包装されたアプリケータは、そうでない場合にバルク容器の取り扱いおよびウェル又はパッドの処分に伴う時間を回避することができるという点で、非常に有利である。更に、このような包装されたアプリケータは、汚れる組成物又は危険であると考えられる組成物と一緒に使用されるとき、特に有利である。現在の単一用量アプリケータアセンブリは、単一のサイズを有し、アプリケータ先端に特定の量の組成物しか予め供給することができない。しかし、全ての処置が同量の組成物を必要とするわけではなく、様々な処置に対してアプリケータの先端の長さおよび先端の材料は変わり得る。
【0008】
更に、ハンドル、アプリケータ、および容器部分を具備する、包装されたアプリケータアセンブリでは、アプリケータは、典型的には、様々な処置に対してアプリケータを取り替えるため、ハンドルから取り外し可能である。しかし、臨床医は、単一用量送達システムを所望するが、その際、アプリケータの取り付け又はアプリケータがハンドルから脱落することに関する問題を防止するため、ハンドルから取り外し可能なアプリケータは所望されない。
【0009】
包装されたアプリケータアセンブリの一例は、(特許文献1)に記載されており、単一用量の組成物材料が予め供給されている先端を有するアプリケータを具備する。アプリケータは、最初は先端を覆うように延びており、且つアプリケータに脱離可能に接合されているキャップを具備する。アプリケータは、アプリケータからキャップを脱離させる時に屈曲され得る可撓性部分を具備する。
【0010】
更に、包装された使い捨てアプリケータおよび容器を、水分および他の汚染物質から保護する必要がある。従って、包装されたアプリケータおよび容器は、アプリケータおよび容器を保護し、アセンブリの貯蔵寿命を延ばすために貯蔵用の箔パウチに個々に包まれている。しかし、箔パウチ又は他の好適な包装によって、アセンブリの費用は高くなる。
【0011】
様々なアプリケータおよび塗布方法が当該技術分野で知られているが、アプリケータおよび容器の製造、使用、および貯蔵が向上するような、改善されたアプリケータが必要とされている。このような改善は、アプリケータの取り扱い、組成物の分配を容易にし、アセンブリの総費用を増大することなく、又は、組成物の汚染を生じることなく、製造が容易なものでなければならない。
【0012】
【特許文献1】米国特許第6,413,087号明細書
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、歯科材料貯蔵容器およびディスペンサ(即ち、歯科材料送達システム又はアプリケータアセンブリ)を形成する方法に関する。本方法は、細長いハンドルおよび歯科材料アプリケータ先端を成形する工程、先端をハンドルに係合させる工程、所望の量の歯科材料をアセンブリに導入する工程、および、アセンブリを封着して歯科材料をアセンブリ内に保持する工程を包含する。ハンドルは、環状オレフィン共重合体で成形されてもよい。ハンドルは、近位閉鎖端および遠位開放端を有する長さを具備し、中に遠位開放端から穴が延びている。ハンドルの穴は、近位端に隣接する先端保持セクションを具備し、ハンドルは先端保持セクションに沿って、又は先端保持セクションから遠位方向に環状脆弱壁線(annular weakened wall line)を有する。
【0014】
歯科材料アプリケータ先端は、近位取り付けセグメント、中央屈曲セグメント、および遠位アプリケータセグメントを有するように成形される。近位セグメントは、半径方向に突出する複数の突起を有し、ハンドルの穴の先端保持セクション内に受容されるように形成される。アプリケータ先端の近位セグメントは、穴の先端保持セクションに挿入され、そこで、先端の突起は穴に摩擦係合し、先端をハンドルに取り外しできないようにしっかりと接合する。先端の中央屈曲セグメントは、ハンドルの半径方向に延びる薄肉脆弱線と、又は、半径方向に延びる薄肉脆弱線から遠位方向に整列される。
【0015】
所望の量の歯科材料をハンドルの穴の中に導入する。ハンドルの遠位開放端を覆うようにキャップを整列させ、キャップをハンドルに封着し、歯科材料を穴の中に保持する。キャップは環状オレフィン共重合体から形成されてもよい。
【0016】
本発明は、また、歯科材料送達システムに関する。歯科材料送達システムは、近位セグメント、中央屈曲セグメント、および遠位先端セグメントを有するアプリケータを具備する。細長いハンドルは、近位端と遠位端を有し、ハンドルは、ハンドルの周壁内で遠位端から近位方向に中に延びる略円筒状の穴を有する。穴は近位セクションと遠位セクションを有する。ハンドルの壁は、概ね穴の近位セクションと遠位セクションの間に配置される環状脆弱壁線を具備する。アプリケータの近位セグメントは、穴の近位セクション内に取り外しできないように摩擦取り付けされ、アプリケータの中央屈曲セグメントは、環状脆弱壁線と略長手方向で整列され、アプリケータの遠位先端セグメントは、穴の遠位セクションの中に延びる。
【0017】
所望の量の歯科材料が穴の遠位セクション内に配置される。キャップをハンドルの遠位端に隣接するようにハンドルに取り付け、穴の遠位セクションを密封する。ハンドルの壁は、穴の遠位セクションからアプリケータの遠位先端セグメントを引き抜くこと、および、遠位先端セグメントによって運ばれる歯科材料を穴から患者の歯の解剖学的構造に移すことができるように、環状脆弱壁線で分離可能である。
【0018】
添付の図を参照して本発明を更に説明するが、図中、同様の構造は、幾つかの図を通して同様の数字で参照される。
【0019】
前述の図面の図は、本発明の幾つかの実施形態を記載するが、説明に記載されるように、他の実施形態も想到される。全ての場合、本開示は、本発明を代表的なものとして示し、限定として示すものではない。当業者は、本発明の原理の範囲および趣旨に入る他の多くの変更および実施形態を考案できることを理解されたい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図1および図2は、それぞれ、アプリケータアセンブリ20又は歯科材料送達システム(例えば、歯科材料容器およびディスペンサ)の斜視図および側面図である。アセンブリ20は、1単位用量の歯科材料、薬学的材料、医用材料又は他の材料を好適な表面に移すために貯蔵し、アセンブリ20は、また、一体のアプリケータおよびディスペンサも具備する。図3は、アセンブリ20の断面図である。
【0021】
アプリケータアセンブリ20は、外側の細長いハンドル22、キャップ24、およびアプリケータ26を具備する。ハンドル22は、近位閉鎖端28、遠位開放端30、および、ハンドルの周壁34内で遠位開放端30から近位方向に延びる略円筒状の穴32を具備する。穴32は、近位先端保持セクション36および遠位セクション38を具備する。所望の量の組成物材料40、典型的には1単位用量を満たすのに十分な量が遠位穴セクション38内に配置される。ハンドルの壁34は、ハンドル22の近位端28と遠位端30の間に位置決めされる、更に詳細には概ね穴32の近位セクションと遠位セクション36、38の間に配置される環状脆弱壁線42を有する。図5は、ハンドル22の断面図であり、ハンドルを更に示している。
【0022】
細長いハンドル22は、外径が異なる少なくとも2つの部分、即ち、第1の遠位部分44および第2の近位部分46を有する略円筒状の形状を有する(図5に示す)。第1の遠位部分44は、近位穴セクション36に隣接するところから遠位方向に延び、第1の外径を有する。第2の近位部分46は、近位穴セクション36に隣接するところから近位方向に延び、より小さい第2の外径を有する。更に、ハンドル22は、遠位端30に隣接する半径方向の延長部分48を具備する。
【0023】
ハンドル22の遠位開放端30にアセンブリ20のキャップ24を取り付け、遠位穴セクション38を密封する。キャップ24は、ハンドル22の遠位端30にある遠位穴セクション38に嵌合するようなサイズに作られている。キャップ24は、ハンドル22に封着され、組成物材料40を遠位穴セクション38内に保持し、気密シールを作り出す。キャップ24をハンドル22に封着する幾つかの例には、超音波シールおよび溶接がある。
【0024】
キャップ24は、図6Aおよび6Bにも示されるように、ハンドル22の半径方向の延長部分48に接する半径方向の延長部分50、および、長手方向の延長部分52を具備する。キャップ24の長手方向の延長部分52は、ハンドル22の遠位開放端30から穴32の遠位セクション38の中に近位方向に延びる。キャップ24の長手方向の延長部分52は、中実であっても又は中空であってもよい。長手方向の延長部分52の長さは、歯科材料40のための遠位穴セクション38の利用可能な容積を決定する、即ち、歯科材料40に利用可能な遠位穴セクション38の容積は、キャップ24の長手方向の延長部分52の長手方向の大きさの関数である。歯科材料40に利用可能な容積は、約100マイクロリットル〜約500マイクロリットルである。
【0025】
アセンブリ20のアプリケータ26は、近位取り付けセグメント54、中央屈曲セグメント56、および遠位先端セグメント58を具備する。図7Aおよび図7Bは、アプリケータ26を更に示す。アプリケータ26の近位セグメント54は、穴32の近位先端保持セクション36内に取り外しできないように摩擦取り付けされる(図3に示す)。アプリケータ26の近位セグメント54は、半径方向に突出する複数の半径方向の突起60を具備する。半径方向の突起60の幾つかの例としては、環状方向のリブ、環、フランジ、又は三角形の延長部分が挙げられる。
【0026】
半径方向の突起60は、穴32の近位セクション36の内径、即ち、ハンドル壁34の内面と締り嵌めを形成するようなサイズに作られている。半径方向の突起60を含むアプリケータ26の近位セグメント54の外径は、約3.0ミリメートル(mm)〜約4.0mmである。穴32の近位セクション36の内径は、近位セグメント54の外径より約0mm〜約0.2mm大きく、それによって、半径方向の突起60とハンドル22の締り嵌めが容易になる。アプリケータ26の近位セグメント54は穴32内に取り付けられ、それによってアプリケータ26を近位方向に過ぎて穴32の近位セクション36の中に入る歯科材料40の流れが防止される。
【0027】
アプリケータ26は、近位取り付けセグメント54と遠位先端セグメント58の間に配置される中央屈曲セグメント56を具備する。アプリケータ26の中央屈曲セグメント56がハンドル22の環状脆弱壁線42と略長手方向で整列されるように、アプリケータ26の近位セグメント54を穴32の近位セクション36内に取り付ける。中央屈曲セグメント56は、指圧により降伏点を過ぎて多くの角度方向のいずれか1つに変形可能であり(図4に示す)、屈曲されると、最初の真直ぐな方向に戻ることなく、実質的に屈曲した方向を自己維持する。最初の真直ぐな姿勢に幾らか戻ることは可能であるが、中央屈曲セグメント56が、屈曲圧力の解放後に屈曲しているのとほぼ同じ角度方向を維持することが好ましい。
【0028】
図3に示す実施形態では、中央屈曲セグメント56は、アプリケータ26の周囲に線を描く単一の溝を具備する。溝は、アセンブリ20の長軸に垂直な方向を向いている基準面にある。アプリケータの屈曲を容易にするため、一連の溝、断面積の小さくなっている別の形状の一部分、脆弱化された壁又は関節式ジョイントを含む、中央屈曲セグメント56の他の構成が可能である。アプリケータ26の遠位先端セグメント58は、先端62、および、中央屈曲セグメント56と先端62の間に位置決めされる中間部分64を具備する。アプリケータ26の長さは、約10mm〜約40mmであり、遠位先端セグメント58の長さは約5mm〜約15mmである。遠位先端セグメント58が穴32の遠位セクション38の中に延びるように、更に詳細には、先端62が組成物材料40の中に配置されるように、アプリケータ26の近位セグメント54を穴32の近位セクション36内に取り付ける。図3に示す実施形態では、遠位先端セグメント58の中間部分64にはテーパが付いており、略円錐状の形状を有する。テーパの付いている部分は、ある一定の用途に使用されるとき、先端62に隣接する領域に間隙を有利に提供する。例えば、先端62を使用して歯科組成物を歯の垂下面に塗布する場合、テーパの付いている部分によって、その垂下面の下の領域における組成物材料の塗布が容易になる。
【0029】
アプリケータ26の遠位セグメント58の先端62は、略球状の形状を有するが、他の形状も可能である。好ましくは、先端62は、組成物材料が塗布される表面に組成物材料を展延することを容易にする材料を具備するが、必ずしもその必要はない。先端材料は、組成物材料と適合性があり、受容表面を覆うように組成物を分布させる機能をする任意の好適な構造を有してもよい。好適な材料には、ブラシの役割をし、先端の全部又は一部だけに付けられる剛毛又は繊維が挙げられる。
【0030】
任意に、当該技術分野で既知の任意の技術で実施されるフロック加工プロセスで、繊維を先端62に付けることができる。フロック加工された繊維は、組成物材料を有利に充填できる小さい隙間を画定し、目的の表面に効率的に塗布するために少量の組成物材料を保持および留保する。繊維は、また、ブラシと同様の方法で組成物を比較的均一に塗布することも可能にする。歯科処置で使用される場合、外側に延びる繊維によって、組成物を窩洞の側面および垂下面、並びに窩洞の底部に容易に塗布することができる。
【0031】
或いは、組成物材料を表面に展延することを容易にするため、他の種類の材料を先端62に付けてもよい。このような他の好適な材料の例には、ポリウレタンフォーム又は合成スポンジなどの連続気泡発泡材料が挙げられる。好適な材料の追加の例には、織布および不織布、およびガーゼなどが挙げられる。先端62の一部として一体成形される表面を含む、微細構造化表面を使用することもできる。
【0032】
ハンドル22の遠位穴セクション38は、先端62を含む、遠位先端セグメント58を取り囲むキャビティを画定する。遠位穴セクション38は、先端62によって分配および塗布される組成物材料40のためのリザーバを提供する。任意に、ハンドル22の遠位端30をハンドル22の近位端28から脱離させた後、ハンドル22の遠位端30を逆さにしても組成物材料40が穴32から滴り落ちないように、リザーバは、遠位穴セクション38内に組成物材料40を保持することを容易にする多孔質材料(図示せず)を具備する。
【0033】
好ましくは、先端62が多孔質材料を僅かに圧縮するように、任意選択的な多孔質材料は、好適な寸法を有し、遠位穴セクション38内に配置される。このような構成によって、先端62が組成物材料40で濡れた状態を維持することが確実になる。先端の組成物材料40が消耗された後、追加の組成物材料が必要な場合、多孔質材料又は組成物材料と接触し、先端62に組成物材料を更に移すため、先端62をハンドル22の遠位穴セクション38に再挿入することができる。
【0034】
図4は、組成物材料40を所望の表面に移すため、アプリケータ26にアクセスできるように、ハンドル22の遠位端30がハンドル22の近位端28から分離されているアプリケータアセンブリ20の断面図である。アプリケータ26を遠位穴セクション38から引き抜くことができるように、ハンドル22は薄肉脆弱線42で分離可能である(図3に示す)。ハンドル22の環状脆弱壁線42は、遠位端30から近位端28を分離する。薄肉線(wall line)42は、アプリケータ26の中央屈曲セグメント56上に重なる部位でハンドル22の周囲に線を描く。一実施形態では、薄肉線42は、最初は、ハンドル22の近位端および遠位端28、30と一体に相互連結する、断面厚さの小さい脆い領域である。
【0035】
使用する際、アプリケータアセンブリ20は、使用者により一方の手でハンドル22の近位端28を、もう一方の手で遠位端30を把持される。ハンドル22の遠位端30は、近位端28に対して遠位端30を屈曲させ、それによってハンドル22を分離させるため、遠位端30の把持を容易にするのに十分な距離だけ薄肉脆弱線42から延びる。次に、近位端28の長軸が遠位端30の長軸と同一直線状にある姿勢から、遠位端30の長軸に対してゼロ以外の角度方向に移動するように、ハンドル22の近位端28(アプリケータ26の近位取り付けセグメント54を含む)およびハンドル22の遠位端30(アプリケータ26の遠位先端セグメント58を含む)を円弧状に移動させる。
【0036】
屈曲移動中、薄肉脆弱線42は、周囲に描いている線の長さの全部又は少なくとも一部に沿って破壊し、アセンブリ20、特にハンドル22を裂開する。更に、ハンドル22の(即ち、近位端28に対する遠位端30の)の屈曲運動、および、それによる近位取り付けセグメント54に対するアプリケータ26の遠位先端セグメント58の屈曲運動によって、アプリケータ26の中央屈曲セグメント56も屈曲する。
【0037】
ハンドル22の遠位端30は、アプリケータ26の長さに沿って近位端28およびアプリケータ26から離れ、アプリケータ26の遠位先端セグメント58および先端62の覆いが取られる。ハンドル22の屈曲運動中、降伏点を過ぎて移動した中央屈曲セグメント56は、遠位端30がハンドル22の近位端28から分離した後、変形し屈曲した方向(図4に示す)を維持する。使用者が得られる角度方向に満足でない場合、遠位端30をハンドル22の近位端28に一時的に再び戻し、更に屈曲移動させる時、使用者の指が先端62又は組成物材料40に接触する必要がなく、汚染が防止されるようにしてもよい。
【0038】
任意に、アプリケータ26の真直ぐな形状が所望される場合、アプリケータ26を屈曲させることなく、アプリケータアセンブリ20を開けてもよい。アプリケータ26を屈曲させることなくアセンブリ20を開けるため、近位端28を静止状態に保持しながら、ハンドル22の遠位端30を、長軸を中心として円弧状に捻る。アプリケータアセンブリ20を剪断するため、ハンドル22を薄肉脆弱線42で分離する。
【0039】
遠位端30をハンドル22の近位端28から取り出すと、アプリケータ26の遠位先端セグメント58は覆いが取られ、使用できるようになる。アプリケータ26の先端62に付着している組成物材料40は、好適な表面に展延される。例えば、歯科材料送達システムでは、先端62の歯科材料が所望の歯表面に塗布される。典型的には、ハンドル22の遠位端30をアセンブリ20から取り出すとき、アプリケータ26の先端62は、必要な処置を完了するのに十分な量の組成物材料40を運ぶ。追加の量の組成物材料40が所望される場合、アプリケータ先端62を遠位端30、特に遠位穴セクション38に戻し、組成物材料40リザーバ、又は任意選択的な多孔質材料と接触させる。先端62は、使用される追加の組成物材料を取り出す。アプリケータアセンブリ20は所望の処置のための単一用量の組成物材料しか収容しないため、処置が完了すると、アセンブリ20はまるごと廃棄される。アプリケータアセンブリ20の長さは、約125mm〜約205mmであり、ハンドル22とアプリケータ26(遠位端30は取り外されている)の長さは、約100mm〜約130mmである。更に、遠位端30の長さは約20mm〜約80mmであり、キャップ24の長さは約10mm〜約15mmである。
【0040】
材料送達システム20を形成する方法は、3つの主構成要素、ハンドル22、キャップ24、およびアプリケータ26を例えば、射出成形により成形する工程を包含する。更に、剛毛、繊維、又は連続気泡発泡体などの先端材料を付けるようにアプリケータ26の先端62を処理する。輸送中、貯蔵中、取り扱い中、および、前述のハンドル22を分離する行為を含む使用中、得られるアセンブリに十分な強度と剛性を付与する材料からアプリケータ26を成形する。選択される材料は、材料送達システム20に収容される組成物材料40と適合性があり、十分な貯蔵寿命性能を付与するものでなければならない。アプリケータ26に好適な材料の例には、ポリエチレン又はポリプロピレンなどのポリオレフィンが挙げられる。
【0041】
ポリエチレンおよびポリプロピレンは、アプリケータ26に好適な材料であり得るが、材料送達システム20のハンドル22およびキャップ24には好適な材料でない場合がある。第一に、ポリエチレンおよびポリプロピレンは、十分な水分バリアを付与しない場合があり、それによって、組成物材料40の貯蔵寿命が短くなるか、又は、例えば、ハンドル22および/又はキャップ24を通過し得る水分による組成物材料40の汚染が起こる。従って、主にポリエチレン又はポリプロピレンから構成されている材料送達システムは、輸送および貯蔵するために、製造後、典型的には箔パウチに包装され、そのため材料送達システムの総費用は高くなる。第二に、ハンドル22を屈曲させてアプリケータ26の覆いを取るとき、ポリエチレンおよびポリプロピレンは、可撓性が高すぎて、薄肉脆弱線42でハンドル22をきれいに破断できない場合がある。
【0042】
材料送達システム20のハンドル22は、好ましくは、環状オレフィン共重合体から成形されてもよく、材料送達システムの幾つかの実施形態では、キャップ24は、環状オレフィン共重合体から形成される。好適な環状オレフィン共重合体の一例には、チコナ(Ticona)(ニュージャージー州サミット(Summit, NJ)に米国営業所があるセラニーズ社(Celanese AG)の一事業部)製のトパス(TOPAS)8007ブランドの樹脂がある。環状オレフィン共重合体は、輸送中、貯蔵中、取り扱い中、および、前述のハンドル22を分離する行為を含む使用中、得られるアセンブリに十分な強度と剛性を付与する。環状オレフィン共重合体は、また、材料送達システム20に有効な高水分バリアおよび有効な酸素透過性を付与し、材料送達システム20では、水分がアセンブリに入らないようにされ、酸素はアプリケータ26および組成物材料40を通過することが可能である。環状オレフィン共重合体からハンドル22およびキャップ24を形成すると、アプリケータ26および組成物材料40の汚染を防止する水分バリアが付与され、それによって、外側箔パウチの必要がなくなり、アセンブリの貯蔵寿命も損なわれない。更に、環式オレフィン共重合体は、ポリエチレンおよびポリプロピレンよりも剛性があり、それによって、アプリケータ26にアクセスするためハンドル22を屈曲および分離させるとき、薄肉脆弱線42における破断は、より良好で、よりきれいである。
【0043】
ハンドル22、キャップ24、およびアプリケータ26を成形した後、3つの構成要素を一緒に組み立て、材料送達システム20を形成する。アプリケータ26を近位先端保持セクション36に適切に配置するため、圧力を加えて、アプリケータ26をハンドル22の遠位開放端30に圧入する。アプリケータ26の近位取り付けセグメント54は、ハンドル22の遠位穴セクション38を通して、穴32の近位先端保持セクション36に挿入される。
【0044】
アプリケータ26の近位セグメント54に配置される半径方向の突起60は、アプリケータ26の近位セグメント54とハンドル22の近位穴セクション36の内壁との間に取り外し不可能な固定摩擦嵌合を提供する。アプリケータ26とハンドル22の間に締り嵌めを作り出すため、十分な圧力が必要である。摩擦嵌合および半径方向の突起60は、ハンドル22の分離中、および/又は材料送達システム20の使用中、アプリケータ26がハンドル22から分離することを防止する。アプリケータ26は、ハンドル22に、近位セグメント54に隣接する点で機械的に取り付けられ、現在のアプリケータアセンブリに使用されている追加の結合又は溶接プロセスの必要がない。ハンドル22およびアプリケータ26は、異なる材料から形成されてもよいため、2つの構成要素間の摩擦嵌合によって取り外し不可能な取り付けが提供され、これは、他の種類の処理(例えば、アプリケータ26をハンドル22に結合又は溶接すること)では達成がより困難であるか又は費用が高くなる場合がある。
【0045】
アプリケータ26の中央屈曲セグメント56は、ハンドル22の半径方向に延びる薄肉脆弱線42と、又は、半径方向に延びる薄肉脆弱線42から遠位方向に整列される。アプリケータ26の遠位先端セグメント58は、ハンドルの穴32の遠位セクション38の中に延びる。材料送達システム20の異なる実施形態で、遠位先端セグメント58の長さを変えることができ、従って、ハンドル22の遠位穴セクション38は、様々なアプリケータ先端長さ、並びに、一定の範囲の組成物材料容積を収容するようなサイズに作られる。
【0046】
組成物材料40は、遠位開放端30を通してハンドル22の遠位穴セクション38に導入される。予め計量された所望の容積の組成物材料40は遠位穴セクション38を充填し、材料送達システム20の1単位用量に十分な量を提供する。
【0047】
キャップ24は、ハンドル22の遠位開放端30を覆うように整列され、穴32の遠位セクション38に挿入される。ハンドル22およびキャップ24を一緒に封着して(例えば、半径方向の延長部分48および50で)、気密シールを形成し、穴32内に組成物材料40を保持する。アセンブリを封着する例示的な方法には、例えば、超音波ホーンからの超音波エネルギーによる超音波シール又は溶接が挙げられる。キャップ24の長手方向の延長部分52は、組成物材料40に利用可能な容積を穴32内に画定する。様々な長さの長手方向の延長部分52は、アプリケータ26の遠位先端セグメント58の長さおよび所望の量の組成物材料40を穴32に収容することが可能である。キャップ24の長手方向の延長部分52のサイズを変えて穴32内の利用可能な容積を調節することにより、利用可能な容積を変えるためにハンドル22又はハンドルの穴32のサイズを変更する追加の製造工程が不要になり得る。
【0048】
アプリケータアセンブリ20を封着した後、それをレーザーマーキングし、包装してもよい。アプリケータアセンブリ20の最初は真直ぐな形状は、無駄な空間がほとんどないように、多数のアセンブリ20をコンパクトにぴったりと配列して包装することができるため、製造中、輸送中、および貯蔵中、有利である。アセンブリ20の最初は真直ぐな形状は、中央屈曲セグメント56と合わせて、使用者が、処置に最適な、使用者の選択した角度方向にハンドル22を屈曲させることを可能にする。更に、使用者がアプリケータ26を真直ぐな形状に維持することを所望する場合、アプリケータ26を中央屈曲セグメント56で屈曲させることなく、アセンブリ20を開けてもよい。
【0049】
前述のアプリケータアセンブリ20は、様々な歯科処置、薬学的処置、および医療処置のため、様々な組成物材料40と一緒に使用するのに好適である。組成物材料40は、液体、半液体、ゲル、ペースト又は粉末とすることができる。特に好ましい組成物は、露光すると硬化する一部式歯科接着剤である。好適な歯科接着剤の一例には、ミネソタ州セントポール、3M社(3M Company, St.Paul, MN)製のシングルボンド(SINGLE BOND)ブランドの接着剤がある。他の好適な組成物には、歯科エッチング剤、シーラント、およびプライマーが挙げられる。本明細書で使用する時、「歯科」の用語は、歯科矯正治療および歯内療法を含む歯科分野全体を包含する。
【0050】
幾つかの実施形態を参照して本発明を説明してきたが、当業者は、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態および詳細の変更をなし得ることを認識する。前述のアプリケータアセンブリには多数の選択肢および代替が可能である。例えば、使用中、アプリケータを上向きの姿勢に保持するとき、組成物が使用者の指に滴り落ちないことを確実にするため、前述のハンドルにフランジ又はカラーを設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の歯科材料送達システムの斜視図である。
【図2】歯科材料送達システムの側面図である。
【図3】歯科材料送達システムの断面図である。
【図4】歯科材料アプリケータにアクセスできるように分離されている歯科材料送達システムの断面図である。
【図5】歯科材料送達システムのハンドルの断面図である。
【図6A】本発明用のキャップの斜視図である。
【図6B】キャップの断面図である。
【図7A】本発明のアプリケータの斜視図である。
【図7B】アプリケータの側面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯科材料貯蔵容器およびディスペンサを形成する方法であって、
細長いハンドルを成形する工程であって、前記ハンドルが、長さ、近位閉鎖端、遠位開放端、および、前記遠位開放端から中に延びる穴を有するように形成され、前記穴が近位端に隣接する先端保持セクションを有し、前記ハンドルが前記先端保持セクションに沿って、又は前記先端保持セクションから遠位方向に環状脆弱壁線を有する工程、
歯科材料アプリケータ先端を成形する工程であって、前記先端が、近位取り付けセグメント、中央屈曲セグメント、および遠位アプリケータセグメントを有し、前記近位セグメントが半径方向に突出する複数の突起を有し、前記ハンドルの穴の前記先端保持セクション内に受容されるように形成される工程、
前記アプリケータ先端の前記近位セグメントを前記穴の前記先端保持セクションに挿入する工程であって、前記先端の前記突起が、前記穴に摩擦係合して前記先端を前記ハンドルに取り外しできないようにしっかりと接合し、前記先端の前記中央屈曲セグメントが前記ハンドルの前記半径方向に延びる薄肉脆弱線と、又は前記半径方向に延びる薄肉脆弱線から遠位方向に整列される工程、
所望量の歯科材料を前記穴に導入する工程、
前記ハンドルの前記遠位開放端を覆うようにキャップを整列させる工程、および
前記キャップを前記ハンドルに封着し、前記歯科材料を前記穴の中に保持する工程、
を含む、方法。
【請求項2】
前記ハンドルの前記遠位開放端から前記穴の中に近位方向に延びる長手方向の延長部分を具備するように前記キャップを形成する工程、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記キャップの前記延長部分のサイズを変更することにより、歯科材料に利用可能な前記穴の容積を調節する工程、
を更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記キャップとハンドルの一方又は両方の、前記遠位開放端に隣接するところに外向きの半径方向の延長部分を形成する工程、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ハンドルの近位部分に対して前記遠位部分を屈曲させるため、前記ハンドルが、把持を容易にするのに十分な大きさだけ前記薄肉脆弱線から遠位方向に延びる遠位部分を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記封着工程が、超音波シールを包含する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ハンドルが、環状オレフィン共重合体から形成される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記キャップが、環状オレフィン共重合体から形成される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記アプリケータが、ポリオレフィンから形成される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記アプリケータが、ポリエチレンから形成される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
近位セグメント、中央屈曲セグメント、および遠位先端セグメントを有するアプリケータ、
近位端および遠位端を有する細長いハンドルであり、前記ハンドルが、前記ハンドルの周壁内で前記遠位端から近位方向に中に延びる略円筒状の穴を有し、前記穴が近位セクションおよび遠位セクションを有し、前記壁が概ね前記穴の前記近位セクションと前記遠位セクションの間に配置される環状脆弱壁線を有する細長いハンドルであって、
前記アプリケータの前記近位セグメントが、前記穴の前記近位セクション内に取り外しできないように摩擦取り付けされ、
前記アプリケータの前記中央屈曲セグメントが、前記環状脆弱壁線と略長手方向で整列され、
前記アプリケータの前記遠位先端セグメントが、前記穴の前記遠位セクションの中に延びる、
ハンドル、
前記穴の前記遠位セクション内に配置される所望の量の歯科材料、
前記遠位端に隣接するように前記ハンドルに取り付けられ、前記穴の前記遠位セクションを密封するキャップ、
を備える歯科材料送達システムであって、前記穴の前記遠位セクションから前記アプリケータの前記遠位先端セグメントを引き抜き、前記遠位先端セグメントによって運ばれる歯科材料を前記穴から患者の歯の解剖学的構造に移すことができるように、前記ハンドルの前記壁が前記環状脆弱壁線で分離可能である、歯科材料送達システム。
【請求項12】
前記アプリケータの前記近位セグメントが、前記穴の前記近位セクションの内径と締り嵌めするようなサイズに作られている複数の半径方向の突起を有する、請求項11に記載の歯科材料送達システム。
【請求項13】
各半径方向の突起が環である、請求項12に記載の歯科材料送達システム。
【請求項14】
各半径方向の突起が環状方向のリブである、請求項12に記載の歯科材料送達システム。
【請求項15】
前記アプリケータが前記穴に取り付けられ、それによって、前記アプリケータを近位方向に過ぎて前記穴の前記近位セクションに入る前記歯科材料の流れが防止される、請求項11に記載の歯科材料送達システム。
【請求項16】
前記ハンドルが、環状オレフィン共重合体から形成される、請求項11に記載の歯科材料送達システム。
【請求項17】
前記キャップが、環状オレフィン共重合体から形成される、請求項16に記載の歯科材料送達システム。
【請求項18】
前記アプリケータが、ポリオレフィンから形成される、請求項11に記載の歯科材料送達システム。
【請求項19】
前記アプリケータが、ポリエチレンから形成される、請求項18に記載の歯科材料送達システム。
【請求項20】
前記細長いハンドルが、外径の異なる少なくとも2つの部分、即ち、第1の外径を有する前記穴近位端に隣接するところから遠位方向に延びる第1の遠位部分と、前記第1の外径より小さい第2の外径を有する第2の近位部分とを有する略円筒状の形状を有する、請求項11に記載の歯科材料送達システム。
【請求項21】
前記ハンドルが、遠位端に隣接するところに半径方向の延長部分を有する、請求項11に記載の歯科材料送達システム。
【請求項22】
前記キャップが、半径方向の延長部分を有する、請求項11に記載の歯科材料送達システム。
【請求項23】
前記キャップが、前記ハンドルの前記遠位端から前記穴の前記遠位セクションの中に近位方向に延びる長手方向の延長部分を有する、請求項11に記載の歯科材料送達システム。
【請求項24】
歯科材料に利用可能な前記穴の前記遠位セクションの容積は、前記キャップの長手方向の延長部分の長手方向の大きさの関数である、請求項23に記載の歯科材料送達システム。
【請求項25】
前記利用可能な容積が、約100マイクロリットル〜約500マイクロリットルである、請求項24に記載の歯科材料送達システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【公表番号】特表2007−512923(P2007−512923A)
【公表日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−542835(P2006−542835)
【出願日】平成16年12月3日(2004.12.3)
【国際出願番号】PCT/US2004/040705
【国際公開番号】WO2005/055855
【国際公開日】平成17年6月23日(2005.6.23)
【出願人】(505005049)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (2,080)
【Fターム(参考)】