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殺虫剤及び寄生虫駆除剤活性剤としてのピリミジニルピラゾール

本発明は、式(I)のピリミジニルピラゾール及び殺虫剤としてのその使用及びその製造方法及びこのようなアリールピラゾールを含む物質に関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物
【化64】

(Xは、各事例において、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、シクロアルキル、アルケノキシ、アルキノキシ、ベンジルオキシ、シクロアルキルアルコキシ、ハロアルコキシ、ハロアルコキシアルキル、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、シアノ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、カルボキシル、カルボキサミド、ジアルキルカルボキサミド、トリアルキルシリル、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ジアルキルスルホニルアミノ、−CH=NO−H、−CH=NO−アルキル、−CH=NO−ハロアルキル、−C(CH)=NO−H、−C(CH)=NO−アルキル、−C(CH)=NO−ハロアルキル、ホルミル、ベンジル(ベンジルに関しては、1つ又はそれ以上のハロゲン原子によって、置換されていてもよい。)、フェノキシ又はピリド−2−イルオキシ(最後の2つは、アルキル、ハロゲン及びハロアルキルからなる群から選択される1つ又はそれ以上の置換基によって、置換されていてもよい。)及びフェニル(1つ又はそれ以上のハロゲン原子によって、置換されていてもよい。)からなる群から選択される1つ又はそれ以上の置換基によって置換された、フェニル、2−ピリジル、3−ピリジル又は2−ピリミジニルを表し、近接するアルキル、ハロアルキル、アルコキシ及び/又はハロアルコキシ基は、これらが結合している炭素原子と一緒に、0から2個の酸素原子を含有し及びそのアルキル部分が1つ又はそれ以上のフッ素原子によって、置換されていてもよい5員から6員の環系を形成し得、
は、アルキル(アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルスルフィニル、ハロアルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、シクロアルキル、フェニル(フェニルに関しては、1つ又はそれ以上のハロゲン原子によって、置換されていてもよい。)及びヘテロシクリルからなる群から互いに独立に選択される置換基によって、一置換又は二置換されていてもよい。)、シクロアルキル(1つ又はそれ以上のハロアルキル基及び/又はハロゲンによって、置換されていてもよい。)、ハロアルキル(アルコキシによって、置換されていてもよい。)、シアノ、ホルミル、−CH=NO−H、−CH=NO−アルキル、−CH=NO−ハロアルキル、−C(CH)=NO−H、−C(CH)=NO−アルキル、−C(CH)=NO−ハロアルキル又はベンジル(ハロゲン、アルキル、ハロアルキル及びアルコキシからなる群から互いに独立に選択される1つ又はそれ以上の置換基によって、一置換又は多置換されていてもよい。)を表し、
は、アミノを表し、並びに
さらに、Rは、アルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルケニル、アルコキシカルボニル、アルケノキシカルボニル、アルキノキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルコキシカルボニルカルボニル、ベンジル又はフェニルカルボニル(ベンジル及びフェニルカルボニル中のフェニル環に関しては、1つ又はそれ以上のハロゲンによって、置換されていてもよい。)によって一置換されたアミノを表し、並びに
さらに、Rは、ベンジル、アルキル、アルコキシカルボニル、アルケノキシカルボニル、アルキノキシカルボニル及びアルキルカルボニルからなる群から互いに独立に選択される2つの置換基によって二置換されたアミノを表し、
さらに、Rは、アルキルによって、一置換又は二置換されていてもよい、ピペリジン、ピロリジン又はモルホリンを表し、
さらに、Rは、ハロゲンを表し、
は、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ又はジアルキルアミノを表し、並びに
nは、0又は1を表し、
一般式(I)の化合物は、N−オキシド及び塩も含む。)。
【請求項2】
Xが、各事例において、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルファニル、ハロ−C−C−アルキルスルファニル、C−C−アルキルスルフィニル、ハロ−C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、ハロ−C−C−アルキルスルホニル、シアノ、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、ニトロ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキルスルホニルアミノ、ジ(C−C−アルキル)スルホニルアミノ、−CH=NO−H,−CH=NO−C−C−アルキル、−CH=NO−ハロ−C−C−アルキル、−C(CH)=NO−H、−C(CH)=NO−C−C−アルキル、−C(CH)=NO−ハロ−C−C−アルキル、ホルミル、ベンジル(ベンジルに関しては、1つ又はそれ以上のハロゲン原子によって、置換されていてもよい。)、フェノキシ又はピリド−2−イルオキシ(最後の2つは、1つ又はそれ以上のハロゲン原子及び/又はハロ−C−C−アルキル基によって、置換されていてもよい。)及びフェニル(1つ又はそれ以上のハロゲン原子によって、置換されていてもよい。)からなる群から選択される1つ又はそれ以上の置換基によって置換された、フェニル、2−ピリジル、3−ピリジル又は2−ピリミジニルを表し、近接するアルキル、ハロアルキル、アルコキシ及び/又はハロアルコキシ基は、これらが結合している炭素原子と一緒に、0から2個の酸素原子を含有し及びそのアルキル部分は1つ又はそれ以上のフッ素原子によって、置換されていてもよい5員から6員の環系を形成し得、
が、C−C−アルキル(C−C−アルコキシ、ハロ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルスルファニル、ハロ−C−C−アルキルスルファニル、C−C−アルキルスルフィニル、ハロ−C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、ハロ−C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、C−C−シクロアルキル、フェニル及びヘテロシクリルからなる群から互いに独立に選択される置換基によって、一置換又は二置換されていてもよい。)、C−C−シクロアルキル(1つ又はそれ以上のハロゲン原子によって、置換されていてもよい。)、ハロ−C−C−アルキル(C−C−アルコキシによって、置換されていてもよい。)、シアノ、ホルミル、−CH=NO−H、−CH=NO−C−C−アルキル、−CH=NO−ハロ−C−C−アルキル、−C(CH)=NO−H、−C(CH)=NO−C−C−アルキル、−C(CH)=NO−ハロ−C−C−アルキル又はベンジル(ハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−アルコキシからなる群から互いに独立に選択される1つ又はそれ以上の置換基によって、一置換又は多置換されていてもよい。)を表し、
が、C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルケノキシカルボニル、C−C−アルキノキシカルボニル、C−C−アルコキシカルボニルカルボニル、ベンジル又はフェニルカルボニル(ベンジル及びフェニルカルボニル中のフェニル環に関しては、1つ又はそれ以上のハロゲン原子によって、置換されていてもよい。)によって、一置換されていてもよいアミノを表し、
さらに、Rが、ベンジル、C−C−アルキル及びC−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルケノキシカルボニル及びC−C−アルキノキシカルボニルからなる群から互いに独立に選択される2つの置換基によって二置換されたアミノを表し、
さらに、Rが、1つ又は2つのC−C−アルキルによって置換されていてもよい、ピペリジン、ピロリジン又はモルホリンを表し、
さらにRが、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を表し、
が、フッ素、塩素、臭素、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ又はジ−C−C−アルキルアミノを表し、並びに
nが、0又は1を表す、
請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項3】
XがC−C−アルキル、Cl、F、Br、CF、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−Cアルコキシ、アルコキシアルキル、フェニル、ベンジル、O−フェニル又はO−ベンジルによって置換されたフェニルを表し、及びRがNHを表し、及びRが、CF、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し、及びnが0を表す場合に、Xが少なくとも二置換されており、並びにXが2つの同一の置換基によって置換されている場合、これらの2つの置換基が、2位と4位及び3位と4位の何れにも配置されていないことを特徴とする、請求項1又は2に記載の式(I)の化合物。
【請求項4】
化合物が表1ないし43から選択されることを特徴とし、
a)化合物が表1から選択される場合、Xが一置換されていれば、Xの置換基はF、Cl又はBrを表さず、及びXがF、Cl又はBrからなる群から選択される2つの同一の置換基によって置換されていれば、これらの2つの置換基は2位と4位及び3位と4位の何れにも配置されていない、
b)化合物が表3から選択される場合、Xが一置換されていれば、置換基はCFではなく、及びXがCFによって二置換されていれば、これらの2つの置換基は2位と4位及び3位と4位の何れにも配置されていない、
c)化合物が表8から選択される場合、Xがメチル及びメトキシからなる群から選択される2つの同一の置換基によって置換されていれば、これらの2つの置換基は2位と4位及び3位と4位の何れにも配置されていない、
d)表16から化合物が選択され、RがC−C−アルキルである場合、Xが一置換されていれば、Xの置換基はF、Cl又はBrを表さず、及びXがClによって二置換されていれば、これら2つの置換基は2位と3位及び2位と4位及び3位と4位の何れにも配置されていない、並びに
e)表17から化合物が選択され、RがCHOMe、CHOEt又はCH(OMe)Meである場合、Xが一置換されていれば、Xの置換基はF、Cl又はBrを表さず、及びXがF、Cl及びBrからなる群から選択される2つの同一の置換基によって二置換されていれば、これら2つの置換基は2位と4位及び3位と4位の何れにも配置されていない、
ことを特徴とする、式(I)の化合物。
【請求項5】
式(IA−1)の化合物
【化65】

の合成方法であって、式(V)の化合物
【化66】

を、式(VI)の化合物
【化67】

(LGは、ハロゲン又はアルキルスルホニルを表す。)
と反応させることを特徴とする、方法。
【請求項6】
式(IA−3)の化合物
【化68】

(X、R、R及びnは、請求項1に与えられている意味を有し、並びに
は、水素、アルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルケニル、アルコキシカルボニル、アルケノキシカルボニル、アルキノキシカルボニル、アルコキシカルボニルカルボニル、ベンジル又はフェニルカルボニル(ベンジル及びフェニルカルボニル中のフェニル環に関しては、1つ又はそれ以上のフッ素、臭素及び/又は塩素原子によって、置換されていてもよい。)を表し、
は、水素を表し、
さらに、Rがベンジル、アルキル、アルコキシカルボニル、アルケノキシカルボニル、アルキノキシカルボニル又はアルキルカルボニルを表す場合には、Rはベンジル、アルキル、アルコキシカルボニル、アルケノキシカルボニル、アルキノキシカルボニル又はアルキルカルボニルも表し得る。)
を調製する方法であって、
式(IA−1)の化合物
【化69】

を、1つ又はそれ以上のハロゲン化剤R−LG及び/又はR−LG(LGは、ハロゲン又はアルキルスルホニルを表す。)と反応させることを特徴とする、方法。
【請求項7】
式(IB)の化合物式
【化70】

(X、R、R、R及びnは請求項1に与えられている意味を有し、並びにRはハロゲンを表す。)
を調製する方法であって、(IA−1)の化合物
【化71】

を、ニトロシルイオンの存在下で、ハロゲン化物と反応させることを特徴とする、方法。
【請求項8】
式(IA−1−2)の化合物
【化72】

(X、R及びnは請求項1に与えられている意味を有し、並びにRはアルキルを表す。)
を合成する方法であって、式(IA−1−1)の化合物
【化73】

を、酸の存在下で、O−アルキルヒドロキシルアミンR−O−NHと反応させることを特徴とする、方法。
【請求項9】
式(IA−1−3)の化合物
【化74】

(X、R及びnは請求項1に与えられている意味を有する。)
を合成する方法であって、式(IA−1−1)の化合物
【化75】

を、酸の存在下で、ヒドロキシルアミンと反応させて、式(IA−1−4)
【化76】

の化合物を得、及び、次いで、これを脱水して、式(IA−1−3)の化合物を得ることを特徴とする、方法。
【請求項10】
式IA−1の化合物
【化77】

(X、R、R及びnは請求項1に与えられている意味を有する。)
を合成する方法であって、式(IIA)の化合物
【化78】

又は式(IIB)の化合物
【化79】

又は式(IIC)の化合物
【化80】

を、塩素化剤と反応させて、式(VII)の化合物を得、
【化81】

及び、続いて、適切な有機溶媒中、塩基性補助試薬の存在下で、式(III)
【化82】

の化合物との縮合を実施して、式IA−1の化合物を得ることを特徴とする、方法。
【請求項11】
式(IA−1)の化合物
【化83】

(X、R、R及びnは請求項1に与えられている意味を有する。)
を合成する方法であって、式(IA−1−5)の化合物
【化84】

を、式(VIII)の化合物
X−B(OR) (VIII)
と、適切なパラジウム触媒及び塩基の存在下で反応させて、式(IA−1)の化合物を得ることを特徴とする、方法。
【請求項12】
有害動物を駆除するための、請求項1から4の何れかに記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項13】
請求項1から4の何れかに記載の式(I)の化合物を、有害動物及び/又はそれらの生息環境及び/又は種子に対して作用させることを特徴とする、有害動物を駆除する方法。
【請求項14】
請求項1から4の何れかに記載の式(I)の化合物が増量剤及び/又は界面活性剤と混合されることを特徴とする、農芸化学的組成物を調製する方法。

【公表番号】特表2010−513345(P2010−513345A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−541836(P2009−541836)
【出願日】平成19年12月12日(2007.12.12)
【国際出願番号】PCT/EP2007/010839
【国際公開番号】WO2008/077483
【国際公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【出願人】(302063961)バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト (524)
【Fターム(参考)】