毛髪化粧料
【課題】毛髪にべたつき感、きしみ感、ごわつき感を与えずに、自然な艶を付与できるとともに、その自然な艶を持続的に付与できる毛髪化粧料を提供することにある。
【解決手段】水溶性オリーブ油を含有してなる毛髪化粧料とする。所望により、毛髪セットポリマー、増粘性高分子を含有させることもできる。
【解決手段】水溶性オリーブ油を含有してなる毛髪化粧料とする。所望により、毛髪セットポリマー、増粘性高分子を含有させることもできる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、毛髪化粧料に関する。更に詳しくは、毛髪にべたつき感、きしみ感、ごわつき感を与えずに、持続的な自然な艶を付与できる毛髪化粧料に関する。
【背景技術】
【０００２】
毛髪は、シャンプー、パーマ、ヘアカラー等の美容的処理、ドライヤー等による乾燥、或いは紫外線などの様々な外的環境ストレスを受けているため、毛髪が本来有する艶を喪失している場合が多い。このため、毛髪本来の艶を取り戻すために、毛髪に自然な艶を付与することができる毛髪化粧料が強く求められている。
【０００３】
従来より、毛髪に艶を付与する手段としては、例えば、シリコーン類を含有させた毛髪化粧料（例えば、特許文献１および２を参照）などが提案されている。しかしながら、このような試みに拠って毛髪に艶を付与させることはできるものの、艶の持続性については満足しうるものではない。これに対し、シリコーン類の高含有量により持続的な艶を保持させようとすると、べたつき感、きしみ感、ごわつき感が生じるといった問題がある。また、剤型によっては白濁が生じ外観上好ましくないといった問題がある。
【０００４】
また、毛髪化粧料には、整髪力や整髪保持力を付与するために、一般に毛髪セットポリマーが配合されている。しかしながら、毛髪セットポリマーの有効量を配合すると、整髪性や整髪保持力は優れる反面、べたつき感、きしみ感、ごわつき感が生じてしまうといった問題がある。更には、形成された皮膜により、毛髪にギラギラとした不自然な艶を与えるといった問題がある。
【０００５】
毛髪セットポリマーを含有する製剤において毛髪に自然な艶を付与する試みとしては、例えば、毛髪セットポリマーとカチオン性界面活性剤とシリコーンオイルとを含有する毛髪用化粧料（例えば、特許文献３を参照）や、毛髪セットポリマーとシリコーンオイルと多価アルコールとを含有する毛髪化粧料（例えば、特許文献４を参照）などが提案されている。
【０００６】
しかしながら、このような試みに拠って自然な艶が付与できるものの、毛髪にしっとりとした感触が生じ、整髪力や整髪保持力を低下させてしまうといった問題や、付与した艶の持続性に劣るといった問題がある。
【０００７】
【特許文献１】特開平６−１９２０４０号公報
【特許文献２】特開平１１−２２８３５３号公報
【特許文献３】特開平６−８７７２５号公報
【特許文献４】特開２００５−２５５５３３号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、毛髪にべたつき感、きしみ感、ごわつき感を与えずに、持続的な自然な艶を付与できる毛髪化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
即ち、本発明は、
〔１〕水溶性オリーブ油を含有してなる毛髪化粧料、
〔２〕更に、毛髪セットポリマーを含有してなる前記〔１〕に記載の毛髪化粧料、
〔３〕更に、増粘性高分子を含有してなる前記〔１〕又は〔２〕に記載の毛髪化粧料、並びに
〔４〕透明な毛髪化粧料であることを特徴とする前記〔２〕又は〔３〕に記載の毛髪化粧料
に関する。
【発明の効果】
【００１０】
本発明の毛髪化粧料は、毛髪にべたつき感、きしみ感、ごわつき感を抑制して、毛髪に自然な艶を付与するとともに、付与した艶の持続性にも優れるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
本発明の毛髪化粧料は、水溶性オリーブ油を含有する。
【００１２】
水溶性オリーブ油は、例えば、ＩＮＣＩ名（ＣＴＦＡ辞典、第１１版、２００６年）：ＰＥＧ−２ Ｏｌｉｖｅ Ｇｌｙｃｅｒｉｄｅｓ（オリーブ脂肪酸ＰＥＧ−２グリセリズ）、ＰＥＧ−６ Ｏｌｉｖｅ Ｇｌｙｃｅｒｉｄｅｓ（オリーブ脂肪酸ＰＥＧ−６グリセリズ）、ＰＥＧ−７ Ｏｌｉｖｅ Ｇｌｙｃｅｒｉｄｅｓ（オリーブ脂肪酸ＰＥＧ−７グリセリズ）、ＰＥＧ−１０ Ｏｌｉｖｅ Ｇｌｙｃｅｒｉｄｅｓ（オリーブ脂肪酸ＰＥＧ−１０グリセリズ）、ＰＥＧ−４０ Ｏｌｉｖｅ Ｇｌｙｃｅｒｉｄｅｓ（オリーブ脂肪酸ＰＥＧ−４０グリセリズ）などと表記されるオリーブ油から得られる脂肪酸のモノおよびジグリセリドの混合物のポリエチレングリコール誘導体である。尚、重合される酸化エチレンの付加モル数は、特に限定されない。これにより、自然な艶を持続性よく毛髪に付与することができるとともに、べたつき感、きしみ感、ごわつき感を抑制し、優れた風合いを付与することができる。更には、非乳化系、中でも、ジェル剤型若しくはウォーター剤型へ配合したとしても、白濁化を起こさず透明の毛髪化粧料とすることができる。
【００１３】
水溶性オリーブ油の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、持続性に優れる艶を付与する観点およびべたつき感、きしみ感、ごわつき感を抑制し、優れた風合いを付与する観点から、組成物中、０．１重量％以上が好ましく、より好ましくは１重量％以上である。また、べたつき感を抑制する観点から、１５重量％以下が好ましく、より好ましくは１２重量％以下である。これらの観点から、水溶性オリーブ油の含有量は、組成物中、０．１〜１５重量％が好ましく、より好ましくは１〜１２重量％である。
【００１４】
尚、本発明に用い得る水溶性オリーブ油は、市販品をそのまま使用することができる。水溶性オリーブ油の市販品の具体例としては、例えば、Ｏｌｉｖｅ Ｏｉｌ Ｗ（商品名，ＣＯＳＭＥＴＯＣＨＥＭ社製）などを例示することができる。
【００１５】
また、本発明の毛髪化粧料には、整髪性および整髪保持力を付与する観点から、毛髪セットポリマーを含有させることができる。用いられる毛髪セットポリマーとしては、例えば、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体、ビニルピロリドン・Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、ビニルピロリドン・メタクリルアミド・ビニルイミダゾール共重合体、Ｎ−メタクリロイルオキシエチルＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウム−α−Ｎ−メチルカル・ボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン、ビニルメチルエーテル・マレイン酸ブチル共重合体などを例示することができる。これら成分は、１種を単独で用いてもよく、２種以上を適宜組合せて用いることもできる。
【００１６】
毛髪セットポリマーの含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、整髪性および整髪保持力を付与する観点から、組成物中、０．５重量％以上が好ましく、より好ましくは１重量％以上である。また、べたつき感、きしみ感およびごわつき感を抑制する観点から、組成物中、１０重量％以下が好ましく、より好ましくは８重量％以下である。これらの観点から、毛髪セットポリマーの含有量は、好ましくは０．５〜１０重量％、より好ましくは１〜８重量％である。
【００１７】
また、本発明の毛髪化粧料には、毛髪上での延展性を向上させる観点から、増粘性高分子を含有させることができる。用いられる増粘性高分子としては、水溶性を有する天然高分子、半合成高分子、合成高分子などが挙げられる。天然高分子としては、具体的には、アラビアゴム、トラガントガム、グアガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、アイリスモス、クインスシード、ゼラチン、セラック、ロジン、カゼインなどを例示することができる。半合成高分子としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセロース、アルギン酸ナトリウム、エステルガム、ニトロセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、結晶セルロースなどを例示することができる。合成高分子としては、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体、ポリビニルメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリアミド樹脂などを例示することができる。これら成分は、１種を単独で用いてもよく、２種以上を適宜組合せて用いることもできる。
【００１８】
好適な増粘性高分子としては、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体、ポリエチレングリコールを用いることが好ましい。
【００１９】
尚、増粘性高分子としてカルボキシビニルポリマーやアクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体を用いる場合は、通常、塩基性物質で中和して用いられる。塩基性物質としては、例えば、トリエタノールアミン、モノエタノールアミンなどのアルカノールアミン類、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基、アルギニンなどの塩基性アミノ酸などが例示される。また、塩基性物質の添加量は、カルボキシビニルポリマーやアクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体を中和するのに充分な量であり、これら成分の種類や使用量に応じて適宜配合すればよい。
【００２０】
増粘性高分子の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、ゲルを形成する観点および毛髪上での延展性を向上させる観点から、組成物中、０．０５重量％以上が好ましく、より好ましくは０．１重量％以上である。また、皮膜感によるべたつき感を抑制する観点および使用感、風合いの悪化を抑制する観点から、５重量％以下が好ましく、より好ましくは３重量％以下である。これらの観点から、増粘性高分子の含有量は、０．０５〜５重量％が好ましく、より好ましくは０．１〜３重量％である。
【００２１】
更に、本発明の毛髪化粧料には、べたつき感に影響を及ぼさない範囲内であれば、整髪力および整髪保持力を向上させる観点および毛髪に潤いを付与し、より自然な艶付与効果を向上させる観点から、糖類を含有させることができる。糖類の具体例としては、例えば、ソルビトール、マンニトール、グルコース、ショ糖、フルクトース、キシリトール、ラクトース、マルトース、マルチトール、トレハロースなどを例示することができる。これら成分は、１種を単独で用いてもよく、２種以上を適宜組合せて用いることもできる。好適な糖類としては、べたつき感なく、より効果性の高い、整髪力、整髪保持力、潤い、艶を付与する観点から、ソルビトール、マルチトール、トレハロースを用いることが好ましい。
【００２２】
糖類の含有量は特に限定されないが、整髪性、整髪保持力、潤いおよび自然な艶付与効果を向上させる観点から、組成物中、０．１重量％以上が好ましく、より好ましくは０．５重量％以上である。また、べたつき感を抑制する観点から、１０重量％以下が好ましく、より好ましくは５重量％以下である。これらの観点から、糖類の含有量は、組成物中、０．１〜１０重量％が好ましく、より好ましくは０.５〜５重量％である。
【００２３】
本発明の毛髪化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他に通常化粧品に用いられる成分、例えば、１，３−ブチレングリコール、ジグリセリン、１，２−ペンタンジオール、１，２−ヘキサンジオール、１，２−オクタンジオールなどの多価アルコール、油剤、界面活性剤、高級アルコール、低級アルコール、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、香料、酸化防止剤、保湿剤、清涼剤、ビタミン類、植物抽出物、染料、顔料、ｐＨ調整剤などを目的に応じて適宜配合することができる。
【００２４】
また、本発明の毛髪化粧料は、ヘアジェル、ヘアウォーター、ヘアフォーム、ヘアワックス、ヘアクリームなどの種々の剤型に適用することが出来る。中でも、白濁を起こさず透明な化粧料が得られることから、ジェル状若しくはヘアウォーター状とすることが望ましい。また、使用形態としては、整髪剤、寝癖直し剤、一時染毛剤などとして用いることもできる。
【実施例】
【００２５】
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は、特記しない限り「重量％」を表す。
【００２６】
（試料の調製１）
表１に記した組成に従い、実施例１および比較例１〜２の各毛髪化粧料を常法により調製し、下記評価に供した。結果を表１に併記する。
【００２７】
（試験例１：艶および使用感の評価）
２３℃、湿度６０％の恒温恒湿下で一晩放置した毛束（長さ１０ｃｍ、幅０．８ｃｍ、重量１ｇ）に実施例１および比較例１〜２で得られた各毛髪化粧料を０．４ｇ塗布し、指先で均一に延ばした。再び２３℃、湿度６０％の恒温恒湿下で１時間放置し、評価パネル２０名により、べたつき感、きしみ感、ごわつき感および毛髪の艶を下記評価基準に従って官能評価した。更に、同条件下で５時間放置後（塗布６時間後）の毛髪の艶を下記評価基準に従って官能評価した。
【００２８】
＜べたつき感の評価基準＞
◎：２０名中１６名以上がべたつかないと回答
○：２０名中１１〜１５名がべたつかないと回答
△：２０名中６〜１０名がべたつかないと回答
×：２０名中５名以下がべたつかないと回答
【００２９】
＜きしみ感の評価基準＞
◎：２０名中１６名以上がきしみ感がないと回答
○：２０名中１１〜１５名がきしみ感がないと回答
△：２０名中６〜１０名がきしみ感がないと回答
×：２０名中５名以下がきしみ感がないと回答
【００３０】
＜ごわつき感の評価基準＞
◎：２０名中１６名以上がごわつき感がないと回答
○：２０名中１１〜１５名がごわつき感がないと回答
△：２０名中６〜１０名がごわつき感がないと回答
×：２０名中５名以下がごわつき感がないと回答
【００３１】
＜艶（１時間後）の評価基準＞
◎：２０名中１６名以上が自然な艶があると回答
○：２０名中１１〜１５名が自然な艶があると回答
△：２０名中６〜１０名が自然な艶があると回答
×：２０名中５名以下が自然な艶があると回答
【００３２】
＜艶（６時間後）の評価基準＞
◎：２０名中１６名以上が艶に変化はなく、自然な艶のままであると回答
○：２０名中１１〜１５名が艶に変化はなく、自然な艶のままであると回答
△：２０名中６〜１０名が艶に変化はなく、自然な艶のままであると回答
×：２０名中５名以下が艶に変化はなく、自然な艶のままであると回答
【００３３】
【表１】
【００３４】
表１に示された結果から、実施例１の毛髪化粧料は、比較例１〜２のものと対比して、自然な艶の持続性に優れるとともに、べたつき感、きしみ感、ごわつき感がなく、使用感に優れていることが分かる。
【００３５】
（試料の調製２）
表２および表３に記した組成に従い、実施例２〜４および比較例３〜６の透明ジェル状の各毛髪化粧料を常法により調製し、下記評価に供した。結果をそれぞれ表２および表３に併記する。
尚、評価はすべて、２３℃、湿度６０％の恒温恒湿の一定条件下で実施した。
【００３６】
（試験例２：整髪性および整髪保持力の評価）
試験例１の毛髪に替え、ウィッグ（レッスンマネキン：ユーカリジャパン社製）を用い、実施例２〜４および比較例３〜６で得られた毛髪化粧料を試験例１と同様に塗布し、評価パネル２０名により、整髪性および整髪保持力を下記評価基準に従って官能評価した。
【００３７】
尚、整髪性の評価は、毛髪を毛先の方からにぎる操作を１０回行い、形成されたスタイルに、にぎった形がくっきりと保持されているものを整髪性が良いとして評価を行った。また、整髪保持力の評価は、整髪性を評価した１時間後について、同様の評価を行った。
【００３８】
＜整髪性の評価基準＞
◎：２０名中１６名以上が整髪性に優れると回答
○：２０名中１１〜１５名が整髪性に優れると回答
△：２０名中６〜１０名が整髪性に優れると回答
×：２０名中５名以下が整髪性に優れると回答
【００３９】
＜整髪保持力の評価基準＞
◎：２０名中１６名以上が整髪保持力に優れると回答
○：２０名中１１〜１５名が整髪保持力に優れると回答
△：２０名中６〜１０名が整髪保持力に優れると回答
×：２０名中５名以下が整髪保持力に優れると回答
【００４０】
（試験例３：艶および使用感の評価）
べたつき感、きしみ感、ごわつき感および毛髪の艶の各評価は、試験例２の各毛髪化粧料の塗布後１時間した後の毛髪について、試験例１と同様に評価した。また、毛髪の艶については、塗布後６時間した後の毛髪についも試験例１と同様に評価した。
【００４１】
【表２】
【００４２】
【表３】
【００４３】
表２および表３に示された結果から、各実施例の毛髪化粧料は、各比較例のものと対比して、整髪性および整髪保持力を低下させることはないうえ、べたつき感、きしみ感、ごわつき感をも生じさせないことが分かる。更には、自然な艶を持続性よく付与できることが分かる。
【００４４】
以下、本発明に係る毛髪化粧料の処方例を示す。尚、含有量は重量％である。
【００４５】
（処方例１：透明ジェル状整髪剤）
エタノール ２０．０
酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 ６．０
水溶性オリーブ油 ５．０
マルチトール ５．０
イソプレングリコール ５．０
カルボキシビニルポリマー ０．４
トリエタノールアミン ０．３
精製水 残 部
合 計 １００．０
【００４６】
（処方例２：透明ウォーター状整髪剤）
エタノール １５．０
Ｎ−メタクリロイルオキシエチルＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウム
−α−Ｎ−メチルカル・ボキシベタイン・メタクリル酸アルキル
エステル共重合体 １．０
水溶性オリーブ油 ８．０
トレハロース １．０
イソプレングリコール ５．０
ポリエチレングリコール ０．５
精製水 残 部
合 計 １００．０
【００４７】
（処方例３：クリーム状整髪剤）
流動パラフィン ４．０
ポリビニルピロリドン ４．０
水溶性オリーブ油 ８．０
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン（２０Ｅ．Ｏ．） １．０
親油性モノステアリン酸グリセリン １．０
イソプレングリコール ５．０
ソルビトール ２．０
カルボキシビニルポリマー ０．３
トリエタノールアミン ０．２
フェノキシエタノール ０．５
精製水 残 部
合 計 １００．０
【００４８】
（処方例４：フォーム状整髪剤）
〔原液〕
流動パラフィン １．０
エタノール １５．０
ビニルピロリドン・Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノエチル
メタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩 ２．０
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ０．５
水溶性オリーブ油 ８．０
トレハロース １．０
イソプレングリコール ５．０
カルボキシビニルポリマー ０．２
トリエタノールアミン ０．１
精製水 ６７．２
合 計 １００．０
〔噴射剤〕
原液 ９０．０
噴射剤 １０．０
合 計 １００．０
【００４９】
（処方例５：一時染毛剤）
エタノール １５．０
ポリビニルピロリドン ５．０
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 １．０
水溶性オリーブ油 ８．０
マルチトール ０．５
カルボキシビニルポリマー ０．４
トリエタノールアミン ０．３
酸化チタン ５．０
精製水 残 部
合 計 １００．０
【技術分野】
【０００１】
本発明は、毛髪化粧料に関する。更に詳しくは、毛髪にべたつき感、きしみ感、ごわつき感を与えずに、持続的な自然な艶を付与できる毛髪化粧料に関する。
【背景技術】
【０００２】
毛髪は、シャンプー、パーマ、ヘアカラー等の美容的処理、ドライヤー等による乾燥、或いは紫外線などの様々な外的環境ストレスを受けているため、毛髪が本来有する艶を喪失している場合が多い。このため、毛髪本来の艶を取り戻すために、毛髪に自然な艶を付与することができる毛髪化粧料が強く求められている。
【０００３】
従来より、毛髪に艶を付与する手段としては、例えば、シリコーン類を含有させた毛髪化粧料（例えば、特許文献１および２を参照）などが提案されている。しかしながら、このような試みに拠って毛髪に艶を付与させることはできるものの、艶の持続性については満足しうるものではない。これに対し、シリコーン類の高含有量により持続的な艶を保持させようとすると、べたつき感、きしみ感、ごわつき感が生じるといった問題がある。また、剤型によっては白濁が生じ外観上好ましくないといった問題がある。
【０００４】
また、毛髪化粧料には、整髪力や整髪保持力を付与するために、一般に毛髪セットポリマーが配合されている。しかしながら、毛髪セットポリマーの有効量を配合すると、整髪性や整髪保持力は優れる反面、べたつき感、きしみ感、ごわつき感が生じてしまうといった問題がある。更には、形成された皮膜により、毛髪にギラギラとした不自然な艶を与えるといった問題がある。
【０００５】
毛髪セットポリマーを含有する製剤において毛髪に自然な艶を付与する試みとしては、例えば、毛髪セットポリマーとカチオン性界面活性剤とシリコーンオイルとを含有する毛髪用化粧料（例えば、特許文献３を参照）や、毛髪セットポリマーとシリコーンオイルと多価アルコールとを含有する毛髪化粧料（例えば、特許文献４を参照）などが提案されている。
【０００６】
しかしながら、このような試みに拠って自然な艶が付与できるものの、毛髪にしっとりとした感触が生じ、整髪力や整髪保持力を低下させてしまうといった問題や、付与した艶の持続性に劣るといった問題がある。
【０００７】
【特許文献１】特開平６−１９２０４０号公報
【特許文献２】特開平１１−２２８３５３号公報
【特許文献３】特開平６−８７７２５号公報
【特許文献４】特開２００５−２５５５３３号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、毛髪にべたつき感、きしみ感、ごわつき感を与えずに、持続的な自然な艶を付与できる毛髪化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
即ち、本発明は、
〔１〕水溶性オリーブ油を含有してなる毛髪化粧料、
〔２〕更に、毛髪セットポリマーを含有してなる前記〔１〕に記載の毛髪化粧料、
〔３〕更に、増粘性高分子を含有してなる前記〔１〕又は〔２〕に記載の毛髪化粧料、並びに
〔４〕透明な毛髪化粧料であることを特徴とする前記〔２〕又は〔３〕に記載の毛髪化粧料
に関する。
【発明の効果】
【００１０】
本発明の毛髪化粧料は、毛髪にべたつき感、きしみ感、ごわつき感を抑制して、毛髪に自然な艶を付与するとともに、付与した艶の持続性にも優れるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
本発明の毛髪化粧料は、水溶性オリーブ油を含有する。
【００１２】
水溶性オリーブ油は、例えば、ＩＮＣＩ名（ＣＴＦＡ辞典、第１１版、２００６年）：ＰＥＧ−２ Ｏｌｉｖｅ Ｇｌｙｃｅｒｉｄｅｓ（オリーブ脂肪酸ＰＥＧ−２グリセリズ）、ＰＥＧ−６ Ｏｌｉｖｅ Ｇｌｙｃｅｒｉｄｅｓ（オリーブ脂肪酸ＰＥＧ−６グリセリズ）、ＰＥＧ−７ Ｏｌｉｖｅ Ｇｌｙｃｅｒｉｄｅｓ（オリーブ脂肪酸ＰＥＧ−７グリセリズ）、ＰＥＧ−１０ Ｏｌｉｖｅ Ｇｌｙｃｅｒｉｄｅｓ（オリーブ脂肪酸ＰＥＧ−１０グリセリズ）、ＰＥＧ−４０ Ｏｌｉｖｅ Ｇｌｙｃｅｒｉｄｅｓ（オリーブ脂肪酸ＰＥＧ−４０グリセリズ）などと表記されるオリーブ油から得られる脂肪酸のモノおよびジグリセリドの混合物のポリエチレングリコール誘導体である。尚、重合される酸化エチレンの付加モル数は、特に限定されない。これにより、自然な艶を持続性よく毛髪に付与することができるとともに、べたつき感、きしみ感、ごわつき感を抑制し、優れた風合いを付与することができる。更には、非乳化系、中でも、ジェル剤型若しくはウォーター剤型へ配合したとしても、白濁化を起こさず透明の毛髪化粧料とすることができる。
【００１３】
水溶性オリーブ油の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、持続性に優れる艶を付与する観点およびべたつき感、きしみ感、ごわつき感を抑制し、優れた風合いを付与する観点から、組成物中、０．１重量％以上が好ましく、より好ましくは１重量％以上である。また、べたつき感を抑制する観点から、１５重量％以下が好ましく、より好ましくは１２重量％以下である。これらの観点から、水溶性オリーブ油の含有量は、組成物中、０．１〜１５重量％が好ましく、より好ましくは１〜１２重量％である。
【００１４】
尚、本発明に用い得る水溶性オリーブ油は、市販品をそのまま使用することができる。水溶性オリーブ油の市販品の具体例としては、例えば、Ｏｌｉｖｅ Ｏｉｌ Ｗ（商品名，ＣＯＳＭＥＴＯＣＨＥＭ社製）などを例示することができる。
【００１５】
また、本発明の毛髪化粧料には、整髪性および整髪保持力を付与する観点から、毛髪セットポリマーを含有させることができる。用いられる毛髪セットポリマーとしては、例えば、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体、ビニルピロリドン・Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、ビニルピロリドン・メタクリルアミド・ビニルイミダゾール共重合体、Ｎ−メタクリロイルオキシエチルＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウム−α−Ｎ−メチルカル・ボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン、ビニルメチルエーテル・マレイン酸ブチル共重合体などを例示することができる。これら成分は、１種を単独で用いてもよく、２種以上を適宜組合せて用いることもできる。
【００１６】
毛髪セットポリマーの含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、整髪性および整髪保持力を付与する観点から、組成物中、０．５重量％以上が好ましく、より好ましくは１重量％以上である。また、べたつき感、きしみ感およびごわつき感を抑制する観点から、組成物中、１０重量％以下が好ましく、より好ましくは８重量％以下である。これらの観点から、毛髪セットポリマーの含有量は、好ましくは０．５〜１０重量％、より好ましくは１〜８重量％である。
【００１７】
また、本発明の毛髪化粧料には、毛髪上での延展性を向上させる観点から、増粘性高分子を含有させることができる。用いられる増粘性高分子としては、水溶性を有する天然高分子、半合成高分子、合成高分子などが挙げられる。天然高分子としては、具体的には、アラビアゴム、トラガントガム、グアガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、アイリスモス、クインスシード、ゼラチン、セラック、ロジン、カゼインなどを例示することができる。半合成高分子としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセロース、アルギン酸ナトリウム、エステルガム、ニトロセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、結晶セルロースなどを例示することができる。合成高分子としては、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体、ポリビニルメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリアミド樹脂などを例示することができる。これら成分は、１種を単独で用いてもよく、２種以上を適宜組合せて用いることもできる。
【００１８】
好適な増粘性高分子としては、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体、ポリエチレングリコールを用いることが好ましい。
【００１９】
尚、増粘性高分子としてカルボキシビニルポリマーやアクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体を用いる場合は、通常、塩基性物質で中和して用いられる。塩基性物質としては、例えば、トリエタノールアミン、モノエタノールアミンなどのアルカノールアミン類、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基、アルギニンなどの塩基性アミノ酸などが例示される。また、塩基性物質の添加量は、カルボキシビニルポリマーやアクリル酸・メタクリル酸エステル共重合体を中和するのに充分な量であり、これら成分の種類や使用量に応じて適宜配合すればよい。
【００２０】
増粘性高分子の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、ゲルを形成する観点および毛髪上での延展性を向上させる観点から、組成物中、０．０５重量％以上が好ましく、より好ましくは０．１重量％以上である。また、皮膜感によるべたつき感を抑制する観点および使用感、風合いの悪化を抑制する観点から、５重量％以下が好ましく、より好ましくは３重量％以下である。これらの観点から、増粘性高分子の含有量は、０．０５〜５重量％が好ましく、より好ましくは０．１〜３重量％である。
【００２１】
更に、本発明の毛髪化粧料には、べたつき感に影響を及ぼさない範囲内であれば、整髪力および整髪保持力を向上させる観点および毛髪に潤いを付与し、より自然な艶付与効果を向上させる観点から、糖類を含有させることができる。糖類の具体例としては、例えば、ソルビトール、マンニトール、グルコース、ショ糖、フルクトース、キシリトール、ラクトース、マルトース、マルチトール、トレハロースなどを例示することができる。これら成分は、１種を単独で用いてもよく、２種以上を適宜組合せて用いることもできる。好適な糖類としては、べたつき感なく、より効果性の高い、整髪力、整髪保持力、潤い、艶を付与する観点から、ソルビトール、マルチトール、トレハロースを用いることが好ましい。
【００２２】
糖類の含有量は特に限定されないが、整髪性、整髪保持力、潤いおよび自然な艶付与効果を向上させる観点から、組成物中、０．１重量％以上が好ましく、より好ましくは０．５重量％以上である。また、べたつき感を抑制する観点から、１０重量％以下が好ましく、より好ましくは５重量％以下である。これらの観点から、糖類の含有量は、組成物中、０．１〜１０重量％が好ましく、より好ましくは０.５〜５重量％である。
【００２３】
本発明の毛髪化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他に通常化粧品に用いられる成分、例えば、１，３−ブチレングリコール、ジグリセリン、１，２−ペンタンジオール、１，２−ヘキサンジオール、１，２−オクタンジオールなどの多価アルコール、油剤、界面活性剤、高級アルコール、低級アルコール、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、香料、酸化防止剤、保湿剤、清涼剤、ビタミン類、植物抽出物、染料、顔料、ｐＨ調整剤などを目的に応じて適宜配合することができる。
【００２４】
また、本発明の毛髪化粧料は、ヘアジェル、ヘアウォーター、ヘアフォーム、ヘアワックス、ヘアクリームなどの種々の剤型に適用することが出来る。中でも、白濁を起こさず透明な化粧料が得られることから、ジェル状若しくはヘアウォーター状とすることが望ましい。また、使用形態としては、整髪剤、寝癖直し剤、一時染毛剤などとして用いることもできる。
【実施例】
【００２５】
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は、特記しない限り「重量％」を表す。
【００２６】
（試料の調製１）
表１に記した組成に従い、実施例１および比較例１〜２の各毛髪化粧料を常法により調製し、下記評価に供した。結果を表１に併記する。
【００２７】
（試験例１：艶および使用感の評価）
２３℃、湿度６０％の恒温恒湿下で一晩放置した毛束（長さ１０ｃｍ、幅０．８ｃｍ、重量１ｇ）に実施例１および比較例１〜２で得られた各毛髪化粧料を０．４ｇ塗布し、指先で均一に延ばした。再び２３℃、湿度６０％の恒温恒湿下で１時間放置し、評価パネル２０名により、べたつき感、きしみ感、ごわつき感および毛髪の艶を下記評価基準に従って官能評価した。更に、同条件下で５時間放置後（塗布６時間後）の毛髪の艶を下記評価基準に従って官能評価した。
【００２８】
＜べたつき感の評価基準＞
◎：２０名中１６名以上がべたつかないと回答
○：２０名中１１〜１５名がべたつかないと回答
△：２０名中６〜１０名がべたつかないと回答
×：２０名中５名以下がべたつかないと回答
【００２９】
＜きしみ感の評価基準＞
◎：２０名中１６名以上がきしみ感がないと回答
○：２０名中１１〜１５名がきしみ感がないと回答
△：２０名中６〜１０名がきしみ感がないと回答
×：２０名中５名以下がきしみ感がないと回答
【００３０】
＜ごわつき感の評価基準＞
◎：２０名中１６名以上がごわつき感がないと回答
○：２０名中１１〜１５名がごわつき感がないと回答
△：２０名中６〜１０名がごわつき感がないと回答
×：２０名中５名以下がごわつき感がないと回答
【００３１】
＜艶（１時間後）の評価基準＞
◎：２０名中１６名以上が自然な艶があると回答
○：２０名中１１〜１５名が自然な艶があると回答
△：２０名中６〜１０名が自然な艶があると回答
×：２０名中５名以下が自然な艶があると回答
【００３２】
＜艶（６時間後）の評価基準＞
◎：２０名中１６名以上が艶に変化はなく、自然な艶のままであると回答
○：２０名中１１〜１５名が艶に変化はなく、自然な艶のままであると回答
△：２０名中６〜１０名が艶に変化はなく、自然な艶のままであると回答
×：２０名中５名以下が艶に変化はなく、自然な艶のままであると回答
【００３３】
【表１】
【００３４】
表１に示された結果から、実施例１の毛髪化粧料は、比較例１〜２のものと対比して、自然な艶の持続性に優れるとともに、べたつき感、きしみ感、ごわつき感がなく、使用感に優れていることが分かる。
【００３５】
（試料の調製２）
表２および表３に記した組成に従い、実施例２〜４および比較例３〜６の透明ジェル状の各毛髪化粧料を常法により調製し、下記評価に供した。結果をそれぞれ表２および表３に併記する。
尚、評価はすべて、２３℃、湿度６０％の恒温恒湿の一定条件下で実施した。
【００３６】
（試験例２：整髪性および整髪保持力の評価）
試験例１の毛髪に替え、ウィッグ（レッスンマネキン：ユーカリジャパン社製）を用い、実施例２〜４および比較例３〜６で得られた毛髪化粧料を試験例１と同様に塗布し、評価パネル２０名により、整髪性および整髪保持力を下記評価基準に従って官能評価した。
【００３７】
尚、整髪性の評価は、毛髪を毛先の方からにぎる操作を１０回行い、形成されたスタイルに、にぎった形がくっきりと保持されているものを整髪性が良いとして評価を行った。また、整髪保持力の評価は、整髪性を評価した１時間後について、同様の評価を行った。
【００３８】
＜整髪性の評価基準＞
◎：２０名中１６名以上が整髪性に優れると回答
○：２０名中１１〜１５名が整髪性に優れると回答
△：２０名中６〜１０名が整髪性に優れると回答
×：２０名中５名以下が整髪性に優れると回答
【００３９】
＜整髪保持力の評価基準＞
◎：２０名中１６名以上が整髪保持力に優れると回答
○：２０名中１１〜１５名が整髪保持力に優れると回答
△：２０名中６〜１０名が整髪保持力に優れると回答
×：２０名中５名以下が整髪保持力に優れると回答
【００４０】
（試験例３：艶および使用感の評価）
べたつき感、きしみ感、ごわつき感および毛髪の艶の各評価は、試験例２の各毛髪化粧料の塗布後１時間した後の毛髪について、試験例１と同様に評価した。また、毛髪の艶については、塗布後６時間した後の毛髪についも試験例１と同様に評価した。
【００４１】
【表２】
【００４２】
【表３】
【００４３】
表２および表３に示された結果から、各実施例の毛髪化粧料は、各比較例のものと対比して、整髪性および整髪保持力を低下させることはないうえ、べたつき感、きしみ感、ごわつき感をも生じさせないことが分かる。更には、自然な艶を持続性よく付与できることが分かる。
【００４４】
以下、本発明に係る毛髪化粧料の処方例を示す。尚、含有量は重量％である。
【００４５】
（処方例１：透明ジェル状整髪剤）
エタノール ２０．０
酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 ６．０
水溶性オリーブ油 ５．０
マルチトール ５．０
イソプレングリコール ５．０
カルボキシビニルポリマー ０．４
トリエタノールアミン ０．３
精製水 残 部
合 計 １００．０
【００４６】
（処方例２：透明ウォーター状整髪剤）
エタノール １５．０
Ｎ−メタクリロイルオキシエチルＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウム
−α−Ｎ−メチルカル・ボキシベタイン・メタクリル酸アルキル
エステル共重合体 １．０
水溶性オリーブ油 ８．０
トレハロース １．０
イソプレングリコール ５．０
ポリエチレングリコール ０．５
精製水 残 部
合 計 １００．０
【００４７】
（処方例３：クリーム状整髪剤）
流動パラフィン ４．０
ポリビニルピロリドン ４．０
水溶性オリーブ油 ８．０
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン（２０Ｅ．Ｏ．） １．０
親油性モノステアリン酸グリセリン １．０
イソプレングリコール ５．０
ソルビトール ２．０
カルボキシビニルポリマー ０．３
トリエタノールアミン ０．２
フェノキシエタノール ０．５
精製水 残 部
合 計 １００．０
【００４８】
（処方例４：フォーム状整髪剤）
〔原液〕
流動パラフィン １．０
エタノール １５．０
ビニルピロリドン・Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノエチル
メタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩 ２．０
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ０．５
水溶性オリーブ油 ８．０
トレハロース １．０
イソプレングリコール ５．０
カルボキシビニルポリマー ０．２
トリエタノールアミン ０．１
精製水 ６７．２
合 計 １００．０
〔噴射剤〕
原液 ９０．０
噴射剤 １０．０
合 計 １００．０
【００４９】
（処方例５：一時染毛剤）
エタノール １５．０
ポリビニルピロリドン ５．０
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 １．０
水溶性オリーブ油 ８．０
マルチトール ０．５
カルボキシビニルポリマー ０．４
トリエタノールアミン ０．３
酸化チタン ５．０
精製水 残 部
合 計 １００．０
【特許請求の範囲】
【請求項１】
水溶性オリーブ油を含有してなる毛髪化粧料。
【請求項２】
更に、毛髪セットポリマーを含有してなる請求項１に記載の毛髪化粧料。
【請求項３】
更に、増粘性高分子を含有してなる請求項１又は２に記載の毛髪化粧料。
【請求項４】
透明な毛髪化粧料であることを特徴とする請求項２又は３に記載の毛髪化粧料。
【請求項１】
水溶性オリーブ油を含有してなる毛髪化粧料。
【請求項２】
更に、毛髪セットポリマーを含有してなる請求項１に記載の毛髪化粧料。
【請求項３】
更に、増粘性高分子を含有してなる請求項１又は２に記載の毛髪化粧料。
【請求項４】
透明な毛髪化粧料であることを特徴とする請求項２又は３に記載の毛髪化粧料。
【公開番号】特開２００８−１１０９３６（Ｐ２００８−１１０９３６Ａ）
【公開日】平成２０年５月１５日（２００８．５．１５）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−２９４５９４（Ｐ２００６−２９４５９４）
【出願日】平成１８年１０月３０日（２００６．１０．３０）
【出願人】（３９００１１４４２）株式会社マンダム (305)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２０年５月１５日（２００８．５．１５）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年１０月３０日（２００６．１０．３０）
【出願人】（３９００１１４４２）株式会社マンダム (305)
【Ｆターム（参考）】
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