説明

水の圧力で水車を回転させ電気を作る仕組

【課題】 1.5m以内のコンパクト立方体に納った丸型水車タービン(6)は、水を原材料として新たな電気を作る。地球温暖化の基となっているCO2は殆ど発しないので地球環境に適し経済的である。
【解決手段】 新たな電気を作るために、水を原材料、12Vバッテリー2個を動力源に使用して電圧変圧器▲4▼で100V変換後、高圧水を作り丸型水車タービン(6)に直射する。水車は遠心力が働き高速回転し回転エネルギーが発生する。固定プーリーaにVベルトbを掛け回転エネルギーを取込みダイナモ▲5▼で自動発電する。新に作られた電気は12Vバッテリー2個を充電し、余剰電力は100V変圧調整器▲6▼でアンペア容量を確保する。役目を終えた高圧直射水(5)は浄化されたあと真水タンク(3)へ戻り循環する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、新たな電気を作るために、始動スイッチ▲1▼をONに入れると12Vバッテリー▲2▼と▲3▼を直流に繋いた24Vの電流が流れ電圧変圧器▲4▼が100V・20Aに変圧して高圧ポンプ(4)に送電する。高圧ポンプ(4)は蒸留水補給口(1)からろ過装置(2)を抜けて真水タンク(3)に溜まった水を吸い上げ高圧直射水(5)を作り出し丸型水車タービン(6)羽根に直射する。丸型水車タービン(6)は水の圧力で回転し遠心力も作用して高速回転する。丸型水車タービン(6)の中心部にシャフトを取り付け、抵抗の少ないベアリングで両端を固定して回転を促す。
シャフトに取り付けた固定プーリーaとダイナモ▲5▼プーリーの間にVベルトbを掛けて回転エネルギーを取込むことでダイナモ▲5▼が自動発電する。
ダイナモ▲5▼で作られた電気は12Vバッテリー▲2▼と▲3▼を充電し、余剰電力は変圧調整器▲6▼で100Vに変圧したあと、2次的電力源として他の用途に活用できる。
役目を終えた高圧直射水(5)は排水口(7)を抜けて浄水装置(8)で浄化され真水巡回パイプ(9)を通り真水補給口(10)より真水タンク(3)に戻り循環する。
【0002】
従来、電力は、水力発電、火力発電、原子力発電などがあり、最近では地熱発電、太陽熱発電、風力発電などが研究されている。これらは装置が大きく簡易型にするのは不可能であった。
【0003】
本発明は、1.5mの立方体の中に納まり、12Vバッテリー▲2▼と▲3▼、高圧ポンプ(4)、丸型水車タービン(6)、ダイナモ▲5▼等を個別に運べて且つコンセントで接続できるのでアウトドアにも利用できる。
【0004】
実施例では、丸型水車タービン(6)、シャフト、固定プーリーaの材質を鉄で試作したため、重量が嵩んだ、これらを軽金属や強化プラスチックその他の材質に変更すると自動車の動力源としても利用できる。
【0005】
本発明は、水を原材料としろ過装置を備えているため雨水、川の水等も緊急時には使用可能である。地球温暖化の基となっているCO2をも発しないので地球環境にも優しい簡易型水力発電である。
【図面】
フローチャート
【符号の説明】
始動スイッチ ▲1▼
12Vバッテリー ▲2▼
12Vバッテリー ▲3▼
電圧変圧器 ▲4▼
ダイナモ ▲5▼
変圧調整器 ▲6▼
固定プーリー a
Vベルト b
蒸留水補給口 (1)
ろ過装置 (2)
真水タンク (3)
高圧ポンプ (4)
高圧直射水 (5)
丸型水車タービン (6)
排水口 (7)
浄水装置 (8)
真水巡回パイプ (9)
真水補給口 (10)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
12Vバッテリー▲2▼と▲3▼を直流に繋いで24Vに変換し、電圧変圧器▲4▼で100Vに変圧して高圧ポンプ(4)に送電する。
【請求項2】
丸型水車タービン(6)の円周に羽根を12枚固定し、側面に穴を開けて遠心力を誘発する。羽根に高圧ポンプ(4)で作られた高圧直射水(5)を直射すると遠心力が作用して丸型水車タービン(6)が高速回転する。
【請求項3】
丸型水車タービン(6)の中心部にシャフトを取り付け、抵抗の少ないベアリングで両端を固定して回転を促し、シャフトに取り付けた固定プーリーaとダイナモ▲5▼プーリーの間にVベルトbを掛けて回転エネルギーを取込むことでダイナモ▲5▼が自動発電する。
【請求項4】
ダイナモ▲5▼で作られた電気は12Vバッテリー▲2▼と▲3▼を充電し、余剰電力は変圧調整器▲6▼で100Vに変換後2次的電力源として活用できる。
【請求項5】
密閉された水路の高圧直射水(5)は丸型水車タービン(6)に直射した後排水口(7)を抜けて浄水装置(8)で浄化され真水巡回パイプ(9)を通り真水補給口(10)より真水タンク(3)に戻る。

【公開番号】特開2010−203429(P2010−203429A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−80393(P2009−80393)
【出願日】平成21年3月3日(2009.3.3)
【出願人】(509087380)
【出願人】(509087391)
【Fターム(参考)】