説明

水分補給バランスユニットのための患者接続システム

水分補給管理システムは、静脈注射ポールに取り付けるためのコンソールを含む。集尿バッグおよび水分補給液バッグがコンソールに吊り下げられる。集尿バッグ内の尿が計重される。輸液ポンプが、水分補給液を輸液バッグから給送するように構成されている。コントローラが、集尿バッグの重量に反応し、患者の尿量に基づいて患者に水分補給するように輸液ポンプを制御する。輸液セットは、輸液バッグコネクタ、静脈注射針コネクタ、および輸液ポンプ内に置かれ、輸液バッグコネクタと静脈注射針コネクタとの間を延びるチューブを含む。集尿セットは一般に、集尿バッグ、カテーテルコネクタ、および集尿バッグコネクタとカテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水分補給バランスシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
出願人は、コントロールユニットが患者の尿量を監視し、患者の尿量に基づいて水分補給液を患者に供給する、水分補給バランスシステムを発明した。参照によって本願に援用される、特許文献1を参照のこと。
【0003】
このようなシステムの一実施形態では、水分補給液バッグと患者に挿入された静脈注射針との間を延びる輸液チューブセット、および集尿バッグと患者に挿入されたカテーテルとの間を延びる集尿チューブセットの両方が必要である。
【0004】
現在、市販のチューブセットで輸液チューブセットおよび集尿チューブセットの両方を含むものはなく、出願人のシステムでの使用に適した、別個の輸液チューブおよび集尿セットも、市販されているものはない。
【0005】
さらに、チューブのプライミングおよびシステムの初期化のためには、集尿チューブセットが輸液チューブセットに接続されていることが好ましい。市販の商品には、そのような相互接続を備えたものはない。
【0006】
また、空の点滴液バッグの交換時に、看護師または付添人が中身の入った点滴液バッグを患者より高い位置に吊り下げ、知らず知らずに点滴液が患者に注入される「フリーフロー」状態になる可能性がある。
【0007】
最後に、どのように輸液チューブおよび/または集尿チューブセットが使用され、水分補給バランスコントロールユニットとインターフェースされ、および/または患者と集尿バッグおよび点滴液バッグとの間で接続されるかが、看護師または付添人に明らかになっていないこともある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】米国特許出願公開第2006/0052764号明細書
【特許文献2】米国特許第5,910,252号
【特許文献3】米国特許第4,132,644号
【特許文献4】米国特許第4,204,957号
【特許文献5】米国特許第4,923,598号
【特許文献6】米国特許第4,728,433号
【特許文献7】米国特許出願第11/408,391号号明細書
【特許文献8】米国特許出願第11/408,851号号明細書
【特許文献9】米国特許出願第11/409,171号号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、本発明の目的は、水分補給バランスシステムで使用するための、滅菌された輸液チューブセットおよび集尿チューブセットを提供することである。
【0010】
本発明の他の目的は、水分補給バランスシステムのプライミングおよび初期化を容易にする、そのような患者接続システムを提供することである。
【0011】
本発明の他の目的は、フリーフロー状態を防止する、そのような患者接続システムを提供することである。
【0012】
本発明の他の目的は、使用が簡単な、そのような患者接続システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、好ましい実施形態では、滅菌シールされたバッグ内の集尿セットおよび輸液チューブセットならびにプライミングセット、点滴液のフリーフローを防止するチェックバルブ、および看護師または付添人が輸液セットと集尿セットを正しく接続することを補助するコーディングを含む、水分補給バランスユニットのための新しい患者接続システムの実現によって得られる。
【0014】
ただし、他の実施形態では、本発明はこれらの目的をすべて達成する必要はなく、本願の特許請求の範囲は、これらの目的を達成することが可能な構造または方法に限定されるものではない。
【0015】
本発明は、水分補給管理システムが、静脈注射ポール上に取り付けるためのコンソール、コンソールから延びる、集尿バッグを吊り下げるための第1のアタッチメント、第1のアタッチメントに反応する、集尿バッグを計重するためのコンソール内の第1の計重デバイス、コンソールから延びる、輸液バッグ内の水分補給液の供給源を吊り下げるための第2のアタッチメント、および第2のアタッチメントに反応する、輸液バッグを計重するためのコンソール内の第2の計重デバイスを含むことを特徴とする。
【0016】
輸液ポンプはコンソールと一体化され、水分補給液を輸液バッグから患者へと給送するように構成されている。コントローラは、第1および第2の計重デバイスに反応し、患者の尿量に基づいて患者に水分補給するよう輸液ポンプを制御するように構成されている。
【0017】
輸液セットは、輸液バッグコネクタ、静脈注射針コネクタ、および輸液バッグコネクタと静脈注射針コネクタとの間を延びるチューブを含む。集尿セットは、集尿バッグコネクタ、カテーテルコネクタ、および集尿バッグコネクタとカテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む。
【0018】
好ましくは、システムは、輸液セットの静脈注射針コネクタを受けるように構成されたコネクタ、および静脈注射針コネクタに接続され集尿セットのカテーテルコネクタを受けるように構成されたアダプタを有する、プライミングセットをさらに含む。輸液セットは、点滴液が患者へと重力によって流れることを防ぐために、静脈注射針コネクタと輸液バッグコネクタとの間にチェックバルブをさらに含むことができる。また、輸液セットおよび集尿セットはコードすることができ、コードされた輸液および集尿セットの正しい据付を示すマップを設けることもできる。
【0019】
輸液セットは、輸液セットチューブをコンソール上の圧力トランスデューサに相互接続するための圧力トランスデューサレッグをさらに含むことができる。
【0020】
本発明はまた、水分補給バランスユニットのための患者接続システムを特徴とする。輸液セットは、輸液バッグコネクタ、静脈注射針を受けるためのルアーコネクタ、および輸液バッグコネクタとルアーコネクタとの間を延びるチューブを含む。集尿セットは、集尿バッグ、カテーテルコネクタ、および集尿バッグとカテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む。シール可能なバッグは、その中に輸液セットおよび集尿セットを、使用の準備ができるまで滅菌して保存する。
【0021】
システムは、輸液セットのルアーコネクタを受けるように構成されたルアーコネクタ、およびルアーコネクタに接続され集尿セットのカテーテルコネクタを受けるように構成されたアダプタを有する、プライミングセットをさらに含む。
【0022】
輸液セットは、点滴液が重力によって患者へと流れることを防ぐために、ルアーコネクタと輸液バッグコネクタとの間にチェックバルブをさらに含むことができる。一般に、チェックバルブは一方向チェックバルブであり、チューブ内で静脈注射針コネクタに向かって流れることを防ぐように構成されている。水分補給ユニットは、好ましくは、流体を圧力Pで輸液バッグから輸液セットチューブを通ってルアーコネクタへと給送するように動作可能な輸液ポンプを含む。チェックバルブはPと等しいまたはそれより小さい、所定の圧力Pで開くように構成されている。一実施例では、Pは約5psiであり、Pは約1.5から3.5psiの間である。
【0023】
輸液セットおよび集尿セットは、好ましくはコードされ、コードされた輸液および集尿セットの正しい据付を示すマップを設けることもできる。一実施例では、輸液セットおよび集尿セットはカラーコードされ、および/または数字および/または文字によってコードされる。
【0024】
輸液セットは、輸液セットチューブを圧力トランスデューサに相互接続するための圧力トランスデューサレッグをさらに含むことができる。一実施例では、圧力トランスデューサレッグは、輸液セットチューブ内のTコネクタ、圧力トランスデューサコネクタ、およびTコネクタと圧力トランスデューサコネクタとの間を延びるチューブを含む。圧力トランスデューサレッグは、フィルタを含むこともできる。あるいは、圧力トランスデューサは、輸液セットの一部とすることもできる。
【0025】
輸液セットは、輸液チューブのための1つまたは複数のピンチクランプおよび/または輸液チューブのための1つまたは複数の注入ポートをさらに含むことができる。さらに、集尿バッグ内に吸収材料を含むことができる。集尿セットは、集尿チューブのための1つまたは複数のピンチクランプおよび/または集尿チューブのための1つまたは複数の注入ポートをさらに含むことができる。
【0026】
集尿バッグは一般に排液ポートを含む。1つの好ましい実施形態では、集尿バッグの排液ポートは、閉位置に付勢された排液バルブを含む。このバルブは、ユーザが尿バッグの排液中にバルブを開いたままに保持する必要がある。ユーザが排液バルブを解除すると排液バルブが閉じ、ユーザが歩いて移動しバルブを閉じるのを忘れた場合に尿が失われることを防ぐ。
【0027】
一実施形態では、水分補給バランスユニットのための患者接続システムが、輸液バッグコネクタ、静脈注射針コネクタ、および輸液バッグコネクタと静脈注射針コネクタとの間を延びるチューブを含む輸液セットと、集尿バッグコネクタ、カテーテルコネクタ、および集尿バッグとカテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む集尿セットと、輸液セットの静脈注射針コネクタを集尿セットのカテーテルコネクタに接続するように構成されたプライミングセットとを含む。
【0028】
一実施形態では、水分補給バランスユニットのための患者接続システムが、輸液バッグコネクタ、静脈注射針コネクタ、輸液バッグコネクタと静脈注射針コネクタとの間を延びるチューブ、および点滴液が患者へと重力によって流れることを防ぐための、静脈注射針コネクタと輸液バッグコネクタとの間のチェックバルブを含む輸液セットと、集尿バッグコネクタ、カテーテルコネクタ、および集尿バッグとカテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む集尿セットとを含む。
【0029】
一実施形態では、水分補給バランスユニットのための患者接続システムが、輸液バッグコネクタ、静脈注射針コネクタ、および輸液バッグコネクタと静脈注射針コネクタとの間を延びるチューブを含む輸液セットと、集尿バッグコネクタ、カテーテルコネクタ、および集尿バッグとカテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む集尿セットとを含み、輸液セットおよび集尿セットがコードされており、コードされた輸液および集尿セットの正しい据付を示すマップを含む。
【0030】
一般的な輸液セットは、輸液バッグスパイク、静脈注射針を受けるためのルアーコネクタ、および輸液バッグスパイクとルアーコネクタとの間を延びるチューブを含む。一般的な集尿セットは、集尿バッグコネクタ、フォーリーカテーテルコネクタ、および集尿バッグとフォーリーカテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む。
【0031】
本発明はまた、水分補給バランスユニットのための患者接続キットも特徴とする。キットは、輸液バッグコネクタ、静脈注射針に接続するように適合された静脈注射針コネクタ、および輸液バッグコネクタとコネクタとの間を延びるチューブを含む。輸液セットは、静脈注射針と輸液バッグとの間で接続され、水分補給バランスユニットと相互接続されるように適合されている。キットはまた、集尿バッグコネクタ、カテーテルに接続するように適合されたカテーテルコネクタ、および集尿コネクタとカテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む集尿セットも含む。集尿セットは、集尿バッグとカテーテルとの間で接続されるように適合されている。
【0032】
他の目的、特徴および利点は、以下の好ましい実施形態の説明および添付の図面から、当業者には理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明による水分補給バランスシステムならびに点滴液および集尿チューブセットの一実施例を示す、非常に概略化された前面図である。
【図2】図1に示すディスポーザブルの点滴液および集尿セットのための、シール可能なバッグの概略図である。
【図3】図1に示すものと同様であるが、輸液バッグが患者より高い位置に吊り下げられている、水分補給バランスシステムの概略図である。
【図4】本発明による輸液セットの好ましい一実施例の、より詳細な概略図である。
【図5】本発明による集尿セットの好ましい一実施例の、より詳細な概略図である。
【図6】看護師または付添人が集尿セットおよび輸液セットを正しく接続することを補助するように、集尿セットおよび輸液セットをどのように分けてコードすることができるかを示す、概略的な前面図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下に開示する好ましい実施形態の他にも、本発明は、他の実施形態および様々な方法での実施または実行が可能である。したがって、本発明はその出願において、以下の説明に述べられ、または図面に示されたコンポーネントセットの構造および配置に限定されるものではないことを理解されたい。本願には一実施形態しか説明されていない場合であっても、本願の特許請求の範囲は、その実施形態に限定されるものではない。さらに、本願の特許請求の範囲は、特定の除外、限定、または一部放棄を明示する明確で根拠のある証拠がない限り、限定的に解釈されるべきではない。
【0035】
本発明による患者の水分補給システムは一般に、静脈注射ポール84に取り付けられ、プログラム可能なコントローラ電子機器および計重メカニズムを中に備えたバランシングユニット34を含む。点滴液バッグ24の供給源がフック92に吊り下げられ、集尿バッグ52がフック90に吊り下げられている。ユニット34は、バッグ52内の収集された尿26の重量、および所望であれば、バッグ24内の残りの水分補給液27の重量を定期的に検出する、電子ひずみゲージまたは他の手段などの1つまたは複数の計重スケールを含む。フック90および92は、ユニット34内部のひずみゲージなどのスケールに力を平行移動させるレバーのシステムに接続されている。ひずみゲージは、力を、コントローラによって読み取ることができる電子信号に変換する。懸垂された尿バッグの重量を正確に計測するための適切な電子デバイスは、コネチカット州06450、Meriden、130 Research ParkwayのStrain Measurement Devicesから入手可能である。これらのデバイスは、収集された尿の1または2リットルのプラスチックバッグなど、医療流体の容器の重量を正確に測定し監視するために必要な、電子および機械コンポーネントを含む。例えば、Strain Measurement Devicesの耐過重シングルポイントロードセルモデルS300およびロードセルモデルS215は、医療装置用のボトルまたはバッグを計重するスケールに特に適している。これらのデバイスのオプションおよび様々な仕様および取付構造が利用可能である。これらの低背面シングルポイントセンサは、2、4、および12ポンドのフルスケール力の正確な測定を必要とする、限られた空間での用途を目的としている。これらは堅固に取り付けられたプラットフォームとともに、または引張または圧縮力を測定するために使用することができる。携帯型製品の電池寿命を延ばすため、10,000オームのホイートストンブリッジによって低電力消費とする。重量情報に反応してポンプからの流体が流れる速度を制御するコントローラを使用して、医療流体のバランスを保つために使用される重力スケールの他の実施例は、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、および特許文献6に見ることができ、これらを参照によって本願に援用する。
【0036】
重量を測定し、それをコンピュータ入力に変換する技術分野の当業者に知られている、多くの方法があることが理解されよう。重力計測の目的は、実施方法にかかわらず、バッグ52内の収集された尿26の重量の増加を検出し、尿の流れる速度に基づいて、輸液または水分補給の速度を調整することである。
【0037】
ユニットコンソール34は一般に、ユーザインターフェースも備えている。インターフェースによって、ユーザは、2つの主要な治療パラメータ、水分補給の期間および終了時の所望の流体の純バランスを設定(ダイアルイン)することができる。流体の増加または減少を望まない場合、流体の純バランスはゼロとすることができる。表示器はコンソール上で、現在の治療状態、経過時間100および流体の純増加または純減少102を示す。
【0038】
ユーザインターフェースは、アラーム104も含む。アラームは、重量スケールによって検出された空の流体バッグまたは中身の入った収集バッグなどの治療イベントをユーザに知らせる。1つの提案された実施形態では、重力によって尿が収集される。集尿が何らかの理由で意図せずに停止した場合、システムは減速し、必要であれば、点滴液の静脈注射を停止しユーザに警告する。あるいは、コンソールは、輸液ポンプ22と同様の第2の(尿)ポンプを含むことができる。この構成は、排液のためのバッグ高さ、およびカテーテルが塞がった場合、一時的にポンプフロー方向を逆にすることによってカテーテルを自動的にフラッシュする能力に依存しないという利点がある。
【0039】
輸液ポンプ22は、点滴液をバッグ24から患者へと給送し、集尿バッグ52内の尿26の重量を監視するユニット内部のコントローラ電子機器によって制御される。このように、患者は適正に水分補給され、輸液ポンプ22の輸液速度は患者に、必要に応じてゼロ、プラス、またはマイナスの流体の純バランスを達成するように自動的に調整される。
【0040】
電子コントローラは、医師が所望の(例えばプラスの)水分補給の純目標値を設定することを可能にする、より高度な特徴を組み込むこともできる。例えば、医師は、4時間で400mlのプラスの純増加を達成するようにコントローラを設定することができる。コントローラは軌道を計算し、それに従って尿量を超えるように輸液ポンプの流速設定を調整する。例えば、4時間で400mlのプラスの純増加を達成するために、コントローラは、15分間隔ごとに患者から排泄される尿の量に加えて、25mlの水分補給液を15分ごとに注入することができる。2006年4月21日に出願された同時係属中の特許文献7、特許文献8、および特許文献9を参照し、これらを参照によって本願に援用する。
【0041】
本発明によると、輸液セット200は、点滴液バッグ24内で受けられる輸液バッグの「スパイク」コネクタ202、静脈注射針を受けるためのルアーコネクタ204、およびそれらの間を延びるチューブ206を含む。集尿セット210は一般に、集尿バッグ52、フォーリーカテーテルと接続するためのフォーリーカテーテルコネクタ212、および集尿バッグコネクタ290とコネクタ212との間を延びるチューブ214を含む。輸液セット200および集尿セット210は、使用の準備ができるまで滅菌して保存するために、図2のシールされたバッグ216内に、水分補給ユニットのためのキットとして、ともに置かれている。
【0042】
輸液セット200は、好ましくは、チューブ内で点滴液バッグ24に向かう流れを防ぎ、図3に示すように、例えば看護師または付添人が点滴液バッグ24を患者より高い位置に吊り下げるとき、点滴液が患者の方へと重力によって流れることを防ぐようにも構成された、一方向チェックバルブ220を含む。好ましくは、チェックバルブ220は、輸液ポンプ22の下流のチューブ206に圧力Pが見られない限り、流れを防ぐように構成されている。輸液ポンプ22は、圧力Pで点滴液を給送する。図3に示す条件では、ポンプ22の動作なしに、チューブ206内に圧力Pを生成する。好ましくは、P<P≦Pである。一実施例では、Pが1.3psiであり、Pが5psiであった。一実施例では、チェックバルブ220は、Smart Products Corporationから入手可能な、1.5から3.5psiのチェックバルブである。
【0043】
一実施例では、輸液セット200は、チューブ206をバランシングユニット34の圧力トランスデューサ232に接続するための圧力トランスデューサレッグ230も含む。輸液セット200は、ピンチクランプ250aおよび250bならびに1つまたは複数の注入ポートフィッティング252aおよび252bも含むことができる。同様に、集尿セット210はピンチクランプ260およびサンプリングポートフィッティング262を含むことができる。別の実施例では、トランスデューサレッグは、Merit Medical(ユタ州Salt Lake City)から入手可能なセンサなどの、インライン式のディスポーザブルの圧力センサを含むことができる。次いで、ライン230がセンサとユニットコンソール34との間で電気接続される。
【0044】
図4〜5は、輸液セット200(図4)および集尿セット210(図5)の、これらおよび他の特徴をより詳細に示している。図4の輸液セット200は一般に、輸液バッグスパイク202、そこから延びる、内径1/8インチ、外径1/4インチの47インチのPVCチューブ206a、チューブ206a上のクランプ250b、およびチューブ206aが図1のポンプ22へと挿入される位置の下流にある圧力トランスデューサレッグ230のTコネクタ270を含む。圧力トランスデューサレッグ230は長さが4.5インチであり、圧力トランスデューサコネクタ272へと延びる。トランスデューサレッグ230は、親水性フィルタ274、内径1/8インチ、外径1/4インチのPVCチューブ276、および内径1/4インチ、外径3/8インチのチューブ278を含む。内径1/8インチ、外径1/4インチの4.75インチのPVCチューブ280は、Tコネクタ270とチェックバルブ220との間を延び、図1の水分補給ユニット34の空気検出器86内に置かれるように設計されている。残りのPVCチューブ282は長さが83インチ、内径1/8インチ、外径3/16インチであり、標準的な静脈注射針セットの雄ルアー部分を受けるルアーコネクタ204内で終端する。
【0045】
図5の集尿セット210は、集尿バッグ52から延びる、内径3/8インチ、外径7/16インチの短い長さのPVCチューブ290、そこに接続された、内径1/4インチ、外径3/8インチのPVCチューブ292、およびそこから延びる、内径1/8インチ、外径1/4インチの72インチのPVCチューブ294を含む。注入ポートフィッティング262の下流には、内径1/8インチ、外径1/4インチの短い長さのチューブ296があり、次に内径1/4インチ、外径3/8インチの短い長さのチューブ298があり、次にフォーリーカテーテルアダプタ212に接続された、内径3/8インチ、外径7/16インチのチューブ299がある。注入ポートフィッティングは、フォーリーカテーテルアダプタ212のポートとして含むこともできる。バッグ52とアダプタ212との間がより長い距離であることが望ましい場合、チューブ部分294を長くするために延長部分を設けることができる。
【0046】
図5は、図4の輸液セット200のルアーコネクタ204を受けるように構成されたルアーコネクタ312を含む、プライミングセット310も示している。図5のアダプタ314(例えば、内径3/8インチ、外径7/16インチの短い長さのPVCチューブ)は、ルアーコネクタ312をフォーリーコネクタ212に接続する。このように、輸液セットの出力を、システムプライミング、設定、および初期化の際に、集尿セットの入力に接続することができる。
【0047】
一実施形態では、集尿バッグ52は一般的な排液チューブおよびその上にあるクランプを含む。しかし、好ましい実施例では、バッグ52は予期しない排液を避けるために閉位置に付勢されているバルブを備えた、排液ポート320を含む。そのようなバルブはQosina Corporationから入手可能である。
【0048】
また、汚れるのを防ぎ収集バッグからの排液を不要にするために、ポリアクル酸ナトリウムなどの吸収材料322を集尿バッグ52内に配設することができる。
【0049】
図6は、プロトタイプの水分補給バランスユニット34を点線で示す。据付を補助するために、図6の集尿セット210のチューブは、例えば異なる色でコードするなど、輸液セット200のチューブとは異なるようにコードされ、図6に示すように、水分補給ユニット自体の上に、または別個のプラカードとして、2つのチューブセットの正しいルーティングを示す、マップ350が設けられている。また、輸液ポンプ22を例えば青でコードし、輸液セット200のチューブの、輸液ポンプ22内に置かれるように設計された部分も、青でコードすることができる。空気検出器86を例えば緑など異なる色でコードし、輸液セットチューブの、空気検出器86を通過するように設計された部分も、緑でコードすることができる。同様に、圧力トランスデューサ232を例えば赤などさらに異なる色でコードし、輸液セット200のトランスデューサレッグ230も、赤でコードすることができる。また、図5のプライミングセット310を、特別の方法でカラーコードすることもできる。しかし、チューブセットは、例えば数字および/または文字などを使用して、色以外でコードすることもできる。
【0050】
したがって、水分補給バランスシステムで使用するための輸液チューブおよび集尿チューブセットの組み合わせは、滅菌されて提供され、好ましくは水分補給バランスシステムのプライミングを容易にする、プライミングセットを含む。本発明の患者接続システムは、フリーフロー状態を防止し、使用が簡単である。水分補給バランスユニットのための患者接続システムは、好ましい実施形態では、滅菌シールされたバッグ内の採尿セットおよび輸液チューブセットならびにプライミングセット、点滴液のフリーフローを防止するチェックバルブ、および看護師または付添人が輸液セットおよび採尿セットを正しく接続することを補助するコーディングを含む。
【0051】
いくつかの図面には本発明の特定の特徴が示され、他の図面には示されていないが、これは簡便性のためであり、本発明によると、各特徴を他の特徴のいくつかまたはすべてと組み合わせることができることを示しているだけである。本願で使用される「including」、「comprising」、「having」、および「with」は、広範かつ包含的に理解されるべきであり、物理的な相互接続を制限するものでなはい。さらに本願で開示された実施形態は、唯一の可能な実施形態と解釈されるべきではない。当業者であれば他の実施形態を思い付くこともでき、それらは添付の特許請求の範囲に含まれる。
【0052】
さらに、本発明の出願実施中に提出された補正は、出願時の請求項要素の一部放棄とはならない。当業者が、すべての可能な均等物を文字通り包含する特許請求の範囲を作成するとは合理的に考えられず、多くの均等物が補正時には予測不能であり、(もしあれば)何を放棄するべきかの公正な解釈は不可能であり、補正の根拠には多くの均等物とわずかな関係があるに過ぎないものも含まれることがあり、および/または出願人が請求項要素の補正について特定の軽微な代替を説明するとは考えられない他の多くの理由がある。
【符号の説明】
【0053】
22 輸液ポンプ
24 点滴液バッグ
26 尿
27 水分補給液
34 バランシングユニット
52 集尿バッグ
84 静脈注射ポール
86 空気検出器
90 フック
92 フック
200 輸液セット
202 スパイクコネクタ
204 ルアーコネクタ
206 チューブ
210 集尿セット
212 フォーリーカテーテルコネクタ
214 チューブ
216 バッグ
220 チェックバルブ
232 圧力トランスデューサ
230 圧力トランスデューサレッグ
250a ピンチクランプ
250b ピンチクランプ
252a 注入ポートフィッティング
252b 注入ポートフィッティング
260 ピンチクランプ
262 注入ポートフィッティング
270 Tコネクタ
272 圧力トランスデューサコネクタ
274 親水性フィルタ
276 PVCチューブ
278 チューブ
280 PVCチューブ
282 PVCチューブ
290 集尿バッグコネクタ
292 PVCチューブ
294 PVCチューブ
296 チューブ
298 チューブ
299 チューブ
310 プライミングセット
312 ルアーコネクタ
314 アダプタ
320 排液ポート
322 吸収材料
350 マップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
静脈注射ポール上に取り付けるためのコンソールと、
前記コンソールから延びる、集尿バッグを吊り下げるための第1のアタッチメントと、
前記第1のアタッチメントに反応する、前記集尿バッグを計重するためのコンソール内の第1の計重デバイスと、
前記コンソールから延びる、輸液バッグ内の水分補給液の供給源を吊り下げるための第2のアタッチメントと、
前記第2のアタッチメントに反応する、前記輸液バッグを計重するためのコンソール内の第2の計重デバイスと、
前記コンソールと一体化され、前記輸液バッグから水分補給液を給送するように構成された輸液ポンプと、
前記第1および第2の計重デバイスに反応し、患者の尿量に基づいて患者に水分補給するよう前記輸液ポンプを制御するように構成された、前記コンソール内のコントローラと、
輸液バッグコネクタ、静脈注射針コネクタ、および前記輸液バッグコネクタと前記静脈注射針コネクタとの間を延びるチューブを含む輸液セットと、
集尿バッグコネクタ、カテーテルコネクタ、および前記集尿バッグコネクタと前記カテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む集尿セットと、
を含む、水分補給管理システム。
【請求項2】
前記輸液セットの前記静脈注射針コネクタを受けるように構成されたコネクタと、
前記コネクタに接続され、前記集尿セットの前記カテーテルコネクタを受けるように構成されたアダプタと、
を有するプライミングセットをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記輸液セットが、点滴液が重力によって患者へと流れることを防ぐために、前記静脈注射針コネクタと前記輸液バッグコネクタとの間にチェックバルブをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記輸液セットおよび前記集尿セットがコードされている、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記コードされた輸液および集尿セットの正しい据付を示すマップをさらに含む、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記輸液セットが、前記輸液セットチューブを前記コンソール上の圧力トランスデューサに相互接続するための、圧力トランスデューサレッグをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
水分補給バランスユニットのための患者接続システムであって、
輸液バッグコネクタ、静脈注射針を受けるためのルアーコネクタ、および前記輸液バッグコネクタと前記ルアーコネクタとの間を延びるチューブを含む輸液セットと、
集尿バッグ、カテーテルコネクタ、および前記集尿バッグと前記カテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む集尿セットと、
前記輸液セットおよび前記集尿セットを、使用の準備ができるまで滅菌して保存するためのシール可能なバッグと、
を含むシステム。
【請求項8】
前記輸液セットの前記ルアーコネクタを受けるように構成されたルアーコネクタと、
前記ルアーコネクタに接続され、前記集尿セットの前記カテーテルコネクタを受けるように構成されたアダプタと、
を有するプライミングセットをさらに含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記輸液セットが、点滴液が重力によって患者へと流れることを防ぐために、前記ルアーコネクタと前記輸液バッグコネクタとの間にチェックバルブをさらに含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項10】
前記チェックバルブが一方向バルブであり、前記チューブ内で輸液バッグコネクタへと向かう流れを防ぐように構成された、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記水分補給ユニットが、流体を圧力Pで輸液バッグから前記輸液セットチューブを通って前記ルアーコネクタへと給送するように動作可能な輸液ポンプを含み、前記チェックバルブがPと等しいまたはそれより小さい所定の圧力Pで開くように構成されている、請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
が約5psiであり、Pが約1.5から3.5psiの間である、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記輸液セットおよび前記集尿セットがコードされている、請求項9に記載のシステム。
【請求項14】
前記コードされた輸液および集尿セットの正しい据付を示すマップをさらに含む、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記輸液セットおよび前記集尿セットがカラーコードされている、請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
前記輸液セットが、前記輸液セットチューブを圧力トランスデューサに相互接続するための圧力トランスデューサレッグをさらに含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項17】
前記圧力トランスデューサレッグが、
前記輸液セットチューブ内のTコネクタと、圧力トランスデューサコネクタと、前記Tコネクタと前記圧力トランスデューサコネクタとの間を延びるチューブとを含む、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記圧力トランスデューサレッグがフィルタをさらに含む、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記輸液セットが、前記輸液チューブのための、1つまたは複数のピンチクランプをさらに含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項20】
前記輸液セットが、前記輸液チューブのための、1つまたは複数の注入ポートをさらに含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項21】
前記集尿バッグ内に吸収材料をさらに含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項22】
前記集尿セットが、前記集尿チューブのための、1つまたは複数のピンチクランプをさらに含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項23】
前記集尿セットが、前記集尿チューブのための、1つまたは複数のサンプリングポートをさらに含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項24】
前記集尿バッグが排液ポートを含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項25】
前記集尿バッグの排液ポートが閉位置に付勢された自己閉鎖排液バルブを含む、請求項24に記載のシステム。
【請求項26】
水分補給バランスユニットのための患者接続システムであって、
輸液バッグコネクタ、静脈注射針コネクタ、および前記輸液バッグコネクタと前記静脈注射針コネクタとの間を延びるチューブを含む輸液セットと、
集尿バッグコネクタ、カテーテルコネクタ、および前記集尿バッグと前記カテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む集尿セットと、
前記輸液セットの前記静脈注射針コネクタを前記集尿セットの前記カテーテルコネクタに接続するように構成されたプライミングセットと、
を含むシステム。
【請求項27】
前記静脈注射針コネクタがルアーコネクタであり、前記カテーテルコネクタがフォーリーカテーテルコネクタである、請求項26に記載のシステム。
【請求項28】
前記プライミングセットが、
前記輸液セットの前記ルアーコネクタを受けるように構成されたルアーコネクタと、
前記ルアーコネクタに接続され、前記集尿セットの前記カテーテルコネクタを受けるように構成されたアダプタと、
を含む、請求項26に記載のシステム。
【請求項29】
水分補給バランスユニットのための患者接続システムであって、
輸液バッグコネクタ、静脈注射針コネクタ、前記輸液バッグコネクタと前記静脈注射針コネクタとの間を延びるチューブ、および点滴液が重力によって患者へと流れることを防ぐための、前記静脈注射針コネクタと前記輸液バッグコネクタとの間のチェックバルブを含む輸液セットと、
集尿バッグコネクタ、カテーテルコネクタ、および前記集尿バッグと前記カテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む集尿セットと、
を含むシステム。
【請求項30】
前記チェックバルブが一方向バルブであり、前記チューブ内で前記輸液バッグコネクタへと向かう流れを防ぐように構成された、請求項29に記載のシステム。
【請求項31】
前記水分補給ユニットが、流体を圧力Pで輸液バッグから前記輸液セットチューブを通って前記静脈注射針コネクタへと給送するように動作可能な輸液ポンプを含み、前記チェックバルブがPと等しいまたはそれより小さい所定の圧力Pで開くように構成されている、請求項29に記載のシステム。
【請求項32】
が約5psiであり、Pが1.5から3.5psiの間である、請求項31に記載のシステム。
【請求項33】
水分補給バランスユニットのための患者接続システムであって、
輸液バッグコネクタ、静脈注射針コネクタ、および前記輸液バッグコネクタと前記静脈注射針コネクタとの間を延びるチューブを含む輸液セットと、
集尿バッグコネクタ、カテーテルコネクタ、および前記集尿バッグと前記カテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む集尿セットと、
を含み、
前記輸液セットおよび前記集尿セットはコードされ、前記コードされた輸液および集尿セットの正しい据付を示すマップをさらに含むシステム。
【請求項34】
水分補給バランスユニットのための患者接続システムであって、
輸液バッグスパイク、静脈注射針を受けるためのルアーコネクタ、および前記輸液バッグスパイクと前記ルアーコネクタとの間を延びるチューブを含む輸液セットと、
集尿バッグコネクタ、フォーリーカテーテルコネクタ、および前記集尿バッグと前記フォーリーカテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む集尿セットと、
を含むシステム。
【請求項35】
水分補給バランスユニットのための患者接続キットであって、
輸液バッグコネクタ、静脈注射針に接続するように適合された静脈注射針コネクタ、および前記輸液バッグコネクタと前記静脈注射針コネクタとの間を延びるチューブを含み、前記静脈注射針と輸液バッグとの間で接続され、水分補給バランスユニットと相互接続されるように適合されている輸液セットと、
集尿バッグコネクタ、カテーテルに接続するように適合されたカテーテルコネクタ、および前記集尿コネクタと前記カテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含み、前記集尿バッグと前記カテーテルとの間で接続されるように適合された集尿セットと、
を含むキット。
【請求項36】
コンソールと、
前記コンソールから延びる、集尿バッグを取り付けるための第1のアタッチメントと、
前記第1のアタッチメントに反応する、前記集尿バッグを計重するためのコンソール内の第1の計重デバイスと、
輸液バッグ内の水分補給液の供給源を吊り下げるための第2のアタッチメントと、
前記コンソールと一体化された輸液ポンプと、
前記第1の計重デバイスに反応し、患者の尿量に基づいて患者に水分補給するよう前記輸液ポンプを制御するように構成された、前記コンソール内のコントローラと、
輸液バッグコネクタ、静脈注射針コネクタ、および前記輸液バッグコネクタと前記静脈注射針コネクタとの間を延びるチューブを含み、前記チューブが前記輸液ポンプとインターフェースされた輸液セットと、
集尿バッグコネクタ、カテーテルコネクタ、および前記集尿バッグコネクタと前記カテーテルコネクタとの間を延びるチューブを含む集尿セットと、
を含む、水分補給管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2010−506613(P2010−506613A)
【公表日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−532425(P2009−532425)
【出願日】平成19年10月12日(2007.10.12)
【国際出願番号】PCT/US2007/021791
【国際公開番号】WO2008/048482
【国際公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【出願人】(507075602)ピーエルシー・メディカル・システムズ・インク (4)
【Fターム(参考)】