説明

水溶性ローダミン色素およびその結合体

【課題】 種々の水性ベースの適用において、特に、細胞の染色、タンパク質の結合ならびに/またはハイブリダイゼーションアッセイおよび核酸配列決定のような核酸の分析を含むアッセイにおいて有用である色素、エネルギー移動色素対および標識された結合体を提供すること。
【解決手段】 本発明は、新規であり水溶性の赤色発光の蛍光ローダミン色素および赤色発光の蛍光のエネルギー移動色素対、ならびにこれと同じものを含む標識された結合体およびこれらの使用のための方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローダミン色素で標識されたポリヌクレオチドであって、該ローダミン色素が、以下の構造:
【化1】

を含み:
ここでnは、1、2または3であり;
Yは、キサンテンのC9炭素上で、図示されるフェニル基に結合したローダミン型親キサンテン環であり;
22、R23、R25およびR26は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より独立して選択され;
24は、単独の場合は、(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、またはR24'と一緒になって、(C4〜C10)アルキルジイル、もしくは(C4〜C6)アルキレノであり;
24'は、単独の場合は、(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、またはR24と一緒になって、(C4〜C10)アルキルジイル、もしくは(C4〜C6)アルキレノであり;
Sはイオウであり;
Zは、(C1〜C12)アルキル、1以上の同じW1基もしくは異なるW1基で置換された(C1〜C12)アルキル、(C5〜C20)アリールおよびヘテロアリール、ならびに1以上の同じW2基もしくは異なるW2基で置換された(C5〜C20)アリールおよびヘテロアリールであり;
1が、−X、−R、=O、−OR、−SR、=S、−NRR、=NR、−CX3、−CN、−OCN、−SCN、−NCO、−NCS、−NO、−NO2、=N2、−N3、−S(O)2-、−S(O)2OH、−S(O)2R、−C(O)R、−C(O)X、−C(S)R、−C(S)X、−C(O)OR、−C(O)O-、−C(S)OR、−C(O)SR、−C(S)SR、−C(O)NRR、−C(S)NRRおよび−C(NR)NRRからなる群より選択され;
2が、−R、−OR、−SR、−NRR、−S(O)2-、−S(O)2OH、−S(O)2R、−C(O)R、−C(O)X、−C(S)R、−C(S)X、−C(O)OR、−C(O)O-、−C(S)OR、−C(O)SR、−C(S)SR、−C(O)NRR、−C(S)NRRおよび−C(NR)NRRからなる群より選択され;
各々のRは、(C1〜C6)アルキル、(C5〜C20)アリール、(C6〜C26)アリールアルキル、(C5〜C20)アリールアリールからなる群より独立して選択されるか、または同じ窒素原子上の2つのR基が一緒になる場合は、これらの2つのR基は、(C4〜C10)アルキルジイル、および(C4〜C10)アルキレノであり;そして
各々のXは、独立してハロゲンであり、
ここで、該ローダミン色素が、アジド、一置換第一級アミン、二置換第二級アミン、チオール、ヒドロキシル、ハライド、エポキシド、N−ヒドロキシスクシンイミジルエステル、カルボキシルおよび活性型エステルからなる群より選択される1つ以上の結合部分を必要に応じて含む、ローダミン色素またはその塩。
【請求項2】
22、R23、R25およびR26が水素であり、そしてR24およびR24'がメチルである、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項3】
Zが形式Z1−L−Rxを有する、請求項1に記載のポリヌクレオチドであって、ここで
Yは、ローダミン型親キサンテン環であって、該キサンテンのC9炭素で図示されるフェニル基に結合しており;
1は、(C1〜C12)アルキルジイル、1以上の同じW1基もしくは異なるW1基で独立して置換された(C1〜C12)アルキルジイル、あるいは(C5〜C14)アリールジイルおよびヘテロジイル、ならびに1以上の同じW2基または異なるW2基により独立して置換された(C5〜C14)アリールジイルおよびヘテロジイルであり;
Lは、結合または(C1〜C12)アルキルジイルであり;そして
xは、アジド、一置換第一級アミン、二置換第二級アミン、チオール、ヒドロキシル、ハライド、エポキシド、N−ヒドロキシスクシンイミジルエステル、カルボキシルまたは活性型エステルである、
ローダミン色素またはその塩。
【請求項4】
請求項3に記載のポリヌクレオチドであって、Yが以下:
【化2】

ならびにこれらの塩から選択され、ここで:
1およびR2は、単独の場合は、独立して、水素または(C1〜C6)アルキルであり、またはR2とR1が一緒になることから形成されるアリーレノ架橋が、ベンゾまたはナフトであり;
3およびR3'は、単独の場合は、水素、(C1〜C6)アルキル、(C5〜C14)アリールおよびアリールアリールからなる群より独立して選択され、または一緒になって、(C4〜C6)アルキルジイルもしくはアルキレノであるか、またはR2もしくはR4とそれぞれ一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルもしくは(C2〜C6)アルキレノであり;
4は、単独の場合は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、あるいはR3またはR3'と一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルまたはアルキレノであり;
5は、単独の場合は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、あるいはR6またはR6'と一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルまたはアルキレノであり;
6およびR6'は、単独の場合は、水素、(C1〜C6)アルキル、(C5〜C14)アリールおよびアリールアリールからなる群より選択され、あるいは一緒になって、(C4〜C6)アルキルジイルもしくはアルキレノであるか、あるいはR5またはR7とそれぞれ一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルまたはアルキレノであり;
7は、単独の場合は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、あるいはR6またはR6'と一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルまたはアルキレノであり;
8は、単独の場合は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され;
9は、オルト−カルボキシフェニルボトム環への結合の点を示し;そして
10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より、それぞれ独立して選択されるか、あるいはR10、R11、R12、およびR13が一緒になって、(C5〜C14)アリーレノまたは1つ以上の同じ(C1〜C6)アルキルもしくは異なる(C1〜C6)アルキルにより置換された(C5〜C14)アリーレノであるか、あるいはR18、R19、R20およびR21が、一緒になって、(C5〜C14)アリーレノまたは1以上の同じ(C1〜C6)アルキルもしくは異なる(C1〜C6)アルキルにより置換されたアリーレノである、
ローダミン色素。
【請求項5】
請求項4に記載のポリヌクレオチドであって、ここでR2が、R3またはR3'と一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルまたはアルキレノである、ローダミン色素。
【請求項6】
請求項5に記載のポリヌクレオチドであって、ここで:
アルキルがメチル、エチルまたはプロピルであり;
アリールがフェニルまたはナフチルであり;
アリールアリールがビフェニルであり;
3もしくはR3'とR2が一緒になるか、R6もしくはR6'とR7が一緒になるか、またはR3もしくはR3'とR4が一緒になることにより形成されるアルキルジイル架橋またはアルキレノ架橋が、エタノ、プロパノ、1,1−ジメチルエタノ、1,1−ジメチルプロパノおよび1,1,3−トリメチルプロパノであり;
2とR1が一緒になることから形成されるアリーレノ架橋が、ベンゾまたはナフトであり;
3'とR3が一緒になるかまたはR6'とR6が一緒になることから形成されるアルキルジイル架橋またはアルキレノ架橋が、ブタノであり;
6またはR6'とR5が一緒になることにより形成されるアルキルジイル架橋またはアルキレノ架橋が、エタノ、プロパノ、1,1−ジメチルエタノ、1,1−ジメチルプロパノおよび1,1,3−トリメチルプロパノであり;そして
10、R11、R12およびR13が一緒になるか、またはR18、R19、R20およびR21と一緒になることにより形成されるアリーレノ架橋がベンゾである、
ローダミン色素。
【請求項7】
Lが結合である、請求項5に記載のポリヌクレオチド。
【請求項8】
1が、フェニルジイル、フェナ−1,4−ジイル、ナフタジイル、ナフタ−2,6−ジイル、ピリジンジイルおよびプリンジイルからなる群より選択される、請求項3に記載のポリヌクレオチド。
【請求項9】
請求項3に記載のポリヌクレオチドであって、ここでYが、以下:
【化3−1】

【化3−2】

【化3−3】

【化3−4】

からなる群より選択され、ここで、R9は、オルト−カルボキシフェニルのボトム環への結合の点を示す、ポリヌクレオチド。
【請求項10】
前記ローダミン色素が、以下の構造:
【化4】

またはそれらの塩を含む、請求項3に記載のポリヌクレオチド。
【請求項11】
請求項10に記載のポリヌクレオチドであって、Yが、以下の構造:
【化5】

ならびにそれらの塩からなる群より選択され、ここで:
1およびR2が、単独の場合は、独立して水素または(C1〜C6)アルキルであり;
3およびR3'が、単独の場合は、水素、(C1〜C6)アルキル、(C5〜C14)アリールおよびアリールアリールからなる群より独立して選択されるか、または一緒になって、(C4〜C6)アルキルジイルもしくはアルキレノであり、またはR2もしくはR4とそれぞれ一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルもしくは(C2〜C6)アルキレノであり;
4は、単独の場合は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、またはR3もしくはR3'と一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルもしくはアルキレノであり;
5は、単独の場合は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、またはR6もしくはR6'と一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルもしくはアルキレノであり;
6およびR6'は、単独の場合は、水素、(C1〜C6)アルキル、(C5〜C14)アリールおよびアリールアリールからなる群より選択され、または一緒になって、(C4〜C6)アルキルジイルもしくはアルキレノであり、またはR5もしくはR7とそれぞれ一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルもしくはアルキレノであり;
7は、単独の場合は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、またはR6もしくはR6'と一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルもしくはアルキレノであり;
8は、単独の場合は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され;
9は、オルト−カルボキシフェニルのボトム環への結合の点を示し;そして
10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より、それぞれ独立して選択されるか、または
10、R11、R12、およびR13が、一緒になって、(C5〜C14)アリーレノまたは1以上の同じ(C1〜C6)アルキルもしくは異なる(C1〜C6)アルキルにより置換された(C5〜C14)アリーレノであるか、または
18、R19、R20およびR21が、一緒になって、(C5〜C14)アリーレノまたは1つ以上の同じ(C1〜C6)アルキルもしくは異なる(C1〜C6)アルキルにより置換されたアリーレノである、
ポリヌクレオチド。
【請求項12】
請求項10に記載のポリヌクレオチドであって、ここで、Yは、以下の構造:
【化6−1】

【化6−2】

【化6−3】

【化6−4】

からなる群より選択され、ここで、R9は、オルト−カルボキシフェニルのボトム環への結合の点を示す、ポリヌクレオチド。
【請求項13】
請求項1に記載のポリヌクレオチドであって、前記ローダミン色素が、以下の構造:
【化7】

を有し、ここで:
1は、ローダミン型親キサンテン環であって、該キサンテンのC9炭素上で図示されるフェニル基に結合しており;
Lは、キサンテンの窒素原子またはキサンテンのC4炭素に結合し、ここで、Lは、結合、(C1〜C12)アルキルジイル、1以上の同じW1基もしくは異なるW1基により独立して置換された(C1〜C12)アルキルジイル、(C5〜C14)アリールジイル、1以上の同じW2基もしくは異なるW2基により独立して置換されたアリールジイル、(C6〜C26)アリールアルキルジイル−(CH2i−φ−および−(CH2i−ψ−からなる群より選択され、ここで各々のiは、独立して1〜6の整数であり、φは、(C5〜C20)アリールジイル、フェニルジイルまたはフェナ−1,4−ジイルであり、そしてψは、ナフチルジイル、ナフト−2,6−ジイルまたはナフト−2,7−ジイルであり;そして
xは、アジド、一置換第一級アミン、二置換第二級アミン、チオール、ヒドロキシル、ハライド、エポキシド、N−ヒドロキシスクシンイミジルエステル、カルボキシルまたは活性型エステルである、
ポリヌクレオチド。
【請求項14】
請求項13に記載のポリヌクレオチドであって、Y1が、以下:
【化8−1】

【化8−2】

からなる群より選択され、
1およびR2が、単独の場合は、独立して水素または(C1〜C6)アルキルであり;
3およびR3'が、単独の場合は、水素、(C1〜C6)アルキル、(C5〜C14)アリールおよびアリールアリールからなる群より独立して選択されるか、または一緒になって、(C4〜C6)アルキルジイルもしくはアルキレノであり、またはR2もしくはR4とそれぞれ一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルもしくは(C2〜C6)アルキレノであり;
4は、単独の場合は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、またはR3もしくはR3'と一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルもしくはアルキレノであり;
5は、単独の場合は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、またはR6もしくはR6'と一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルもしくはアルキレノであり;
6およびR6'は、単独の場合は、水素、(C1〜C6)アルキル、(C5〜C14)アリールおよびアリールアリールからなる群より選択され、または一緒になって、(C4〜C6)アルキルジイルもしくはアルキレノであり、またはR5もしくはR7とそれぞれ一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルもしくはアルキレノであり;
7は、単独の場合は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、またはR6もしくはR6'と一緒になって、(C2〜C6)アルキルジイルもしくはアルキレノであり;
8は、単独の場合は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され;
9は、オルト−カルボキシフェニルのボトム環への結合の点を示し;そして
10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より、それぞれ独立して選択されるか、または
10、R11、R12、およびR13が、一緒になって、(C5〜C14)アリーレノまたは1以上の同じ(C1〜C6)アルキルもしくは異なる(C1〜C6)アルキルにより置換された(C5〜C14)アリーレノであるか、または
18、R19、R20およびR21が、一緒になって、(C5〜C14)アリーレノまたは1つ以上の同じ(C1〜C6)アルキルもしくは異なる(C1〜C6)アルキルにより置換されたアリーレノであり、
ここで、窒素原子またはC4原子での点線は、Lの結合点を示す、ローダミン色素。
【請求項15】
請求項3に記載のポリヌクレオチドであって、ここで:
アルキルがメチル、エチルまたはプロピルであり;
アリールがフェニルまたはナフチルであり;
アリールアリールがビフェニルであり;
2とR3が一緒になるか、R4とR3'が一緒になるか、R5とR6が一緒になるか、またはR7とR6'が一緒になることにより形成されるアルキルジイル架橋またはアルキレノ架橋が、エタノ、プロパノ、1,1−ジメチルエタノ、1,1−ジメチルプロパノおよび1,1,3−トリメチルプロパノであり;
10、R11、R12およびR13が一緒になるか、またはR18、R19、R20およびR21が一緒になって形成されるアリーレノ架橋がベンゾである、
ポリヌクレオチド。
【請求項16】
請求項13に記載のポリヌクレオチドであって、Lは、(C1〜C6)アルキルジイル、(C1〜C6)アルカノ、(C5〜C20)アリールジイル、フェニルジイル、フェナ−1,4−ジイル、ナフチルジイル、ナフタ−2,6−ジイル、ナフタ−2,7−ジイル、(C6〜C26)アリールアルキルジイル−(CH2i−φ−および−(CH2i−ψ−、からなる群より選択され、ここで各々のiは、独立して1〜6の整数であり、φは、(C5〜C20)アリールジイル、フェニルジイルまたはフェナ−1,4−ジイルであり、そしてψは、ナフチルジイル、ナフト−2,6−ジイルまたはナフト−2,7−ジイルである、ポリヌクレオチド。
【請求項17】
請求項13に記載のポリヌクレオチドであって、Zは、(C5〜C10)ヘテロアリール、フェニル、ナフチル、ナフト−1−イル、ナフト−2−イル、ピリジルおよびプリニルからなる群より選択される、ポリヌクレオチド。
【請求項18】
1が以下:
【化9−1】

【化9−2】

【化9−3】

【化9−4】

【化9−5】

【化9−6】

【化9−7】

からなる群から選択され、ここで、R9は、オルト−カルボキシフェニルのボトム環への結合の点を示し、窒素またはC4原子での点線がLの結合の点を示す、請求項13に記載のポリヌクレオチド。
【請求項19】
前記ローダミン色素が、以下の構造:
【化10】

またはそれらの塩を有する、請求項13に記載のポリヌクレオチド。
【請求項20】
1が、Y−1b、Y−2b、Y−3b、Y−4b、Y−1c、Y−2c、Y−3c、およびY−4cからなる群から選択され、
ここで、該Y−1b、Y−2b、Y−3b、Y−4b、Y−1c、Y−2c、Y−3c、およびY−4cの化学構造および置換基の定義は、請求項14に定義された通りである、請求項14に記載のポリヌクレオチド。
【請求項21】
1が、Y−20b、Y−20c、Y−21b、Y−21c、Y−22b、Y−22c、Y−23b、Y−23c、Y−24b、Y−24c、Y−25b、Y−25c、Y−31b、Y−31c、Y−34b、Y−34c、Y−35b、Y−35c、Y−36b、Y−36c、Y−37b、Y−39b、Y−39c、Y−41c、Y−42b、Y−43b、Y−43c、Y−46b、およびY−46cからなる群から選択され、ここで、該Y−20b、Y−20c、Y−21b、Y−21c、Y−22b、Y−22c、Y−23b、Y−23c、Y−24b、Y−24c、Y−25b、Y−25c、Y−31b、Y−31c、Y−34b、Y−34c、Y−35b、Y−35c、Y−36b、Y−36c、Y−37b、Y−39b、Y−39c、Y−41c、Y−42b、Y−43b、Y−43c、Y−46b、およびY−46cの化学構造および置換基の定義は、請求項18に定義された通りである、請求項19に記載のポリヌクレオチド。
【請求項22】
エネルギー移動色素対で標識されたポリヌクレオチドであって、該エネルギー移動色素対が、アクセプター色素に結合したドナー色素を含み、ここで該ドナー色素または該アクセプター色素は請求項1に記載のローダミン色素であり、そして該ドナー色素および該アクセプター色素のいずれかまたは両方が任意の結合部分を含む、エネルギー移動色素対。
【請求項23】
前記色素対が、以下の構造:
【化11】

またはそれらの塩を有する、請求項22に記載のポリヌクレオチドであって、ここで:
Yは、キサンテンのC9炭素上で、図示されるフェニル基に結合したローダミン型親キサンテン環であり;
22、R23、R25およびR26は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より独立して選択され;
24は、単独の場合は、(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、またはR24'と一緒になって、(C4〜C10)アルキルジイル、もしくは(C4〜C6)アルキレノであり;
24'は、単独の場合は、(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、またはR24と一緒になって、(C4〜C10)アルキルジイル、もしくは(C4〜C6)アルキレノであり;
Lは、結合、(C〜C)アルキルジイルまたは(C〜C)アルカノであり;
は、(C〜C)アルキルジイル、(C〜C14)アリールまたはヘテロアリールであり;
41は、求核剤と求電子剤との間の反応で形成される共有結合であり;
L”は、結合またはリンカーであり;
nは、1、2、または3であり;そして
DD/ADは、結合部分を含む、ドナー色素またはアクセプター色素である、ポリヌクレオチド。
【請求項24】
Yが、Y−1、Y−2、Y−3、Y−4、Y−20a、Y−21a、Y−22a、Y−23a、Y−24a、Y−25a、Y−31a、Y−34a、Y−35a、Y−36a、Y−39a、Y−41a、Y−42a、Y−43a、Y−44a、Y−45a、およびY−46aからなる群から選択され、
ここで、該Y−1、Y−2、Y−3、およびY−4の化学構造および置換基の定義は、請求項4に定義された通りであり、該Y−20a、Y−21a、Y−22a、Y−23a、Y−24a、Y−25a、Y−31a、Y−34a、Y−35a、Y−36a、Y−39a、Y−41a、Y−42a、Y−43a、Y−44a、Y−45a、およびY−46aの化学構造および置換基の定義は、請求項9に定義された通りである、請求項23に記載のポリヌクレオチド。
【請求項25】
41が式−C(O)NR45−を有し、ここでR45は水素または(C1〜C6)アルキルである、請求項23に記載のポリヌクレオチド。
【請求項26】
1が、(C1〜C12)アルキレノ、(C1〜C12)アルカノ、(C5〜C10)アリールジイルおよびヘテロアリールジイル、フェニルジイル、フェナ−1,4−ジイル、ナフタジイル、ナフタ−2,6−ジイル、ピリジンジイル、ならびにプリンジイルからなる群から選択される、請求項23に記載のポリヌクレオチド。
【請求項27】
L”が−R43−Z3−C(O)−R44−R45−であり、ここでR43は、(C1〜C6)アルキルジイルであり、そしてR42に結合されており(ここでR42は、O、S、またはNHである);Z3は、五〜六員環のアルケニルジイルおよびヘテロアルケニルジイル、(C5〜C14)アリールジイルおよびヘテロアリールジイルであり;R44は、O、S、またはNHであり;そしてR45は、(C1〜C6)アルキルジイルである、請求項23に記載のポリヌクレオチド。
【請求項28】
DD/ADがフルオレセイン色素であり、該フルオレセイン色素において結合部分が反応性官能基であり、そしてここでL”がキサンテンC4炭素でフルオレセイン色素に結合している、請求項23に記載のポリヌクレオチド。
【請求項29】
前記色素対が、以下の構造:
【化12】

を有し、ここでR50は、カルボキシル、塩、エステル、またはその活性エステルである、請求項22に記載のポリヌクレオチド。
【請求項30】
Yが、Y−1、Y−2、Y−3、Y−4、Y−20a、Y−21a、Y−22a、Y−23a、Y−24a、Y−25a、Y−31a、Y−34a、Y−35a、Y−36a、Y−39a、Y−41a、Y−42a、Y−43a、Y−44a、Y−45a、およびY−46aからなる群より選択され、
ここで、該Y−1、Y−2、Y−3、およびY−4の化学構造および置換基の定義は、請求項5に定義された通りであり、該Y−20a、Y−21a、Y−22a、Y−23a、Y−24a、Y−25a、Y−31a、Y−34a、Y−35a、Y−36a、Y−39a、Y−41a、Y−42a、Y−43a、Y−44a、Y−45a、およびY−46aの化学構造および置換基の定義は、請求項9に定義された通りである、請求項29に記載のポリヌクレオチド。
【請求項31】
前記色素対が、以下の構造:
【化13】

を有し、ここで:
22、R23、R25およびR26は、水素および(C1〜C6)アルキルからなる群より独立して選択され;
24は、単独の場合は、(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、またはR24'と一緒になって、(C4〜C10)アルキルジイル、もしくは(C4〜C6)アルキレノであり;
24'は、単独の場合は、(C1〜C6)アルキルからなる群より選択され、またはR24と一緒になって、(C4〜C10)アルキルジイル、もしくは(C4〜C6)アルキレノであり;
は、構造式Y−1、Y−2、Y−3またはY−4に従う化合物であって、ここで、LがR3’位に連結される、化合物であるか、または構造式Y−20b、Y−21b、Y−22b、Y−23b、Y−24b、Y−25b、Y−31b、Y−34b、Y−35b、Y−36b、Y−39b、Y−41b、Y−42b、Y−43b、およびY−46bに従う化合物であり;
ここで、該Y−1、Y−2、Y−3、およびY−4の化学構造および置換基の定義は、請求項4に定義された通りであり、該Y−20b、Y−21b、Y−22b、Y−23b、Y−24b、Y−25b、Y−31b、Y−34b、Y−35b、Y−36b、Y−39b、Y−41b、Y−42b、Y−43b、およびY−46bの化学構造および置換基の定義は、請求項18に定義された通りであり;
Zは、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルカニル、(C〜C14)アリールまたはヘテロアリールであり;
Lは、−CH2−φ−または−CH2−ψ−であり、ここで、φは、フェニルジイルであり、そしてψは、ナフチルジイルであり、該メチレンは、Yに連結され;
41は、求核剤と求電子剤との間の反応で形成される共有結合であり;
L’’は、結合またはリンカーであり;
nは、1、2、または3であり;そして
DD/ADは、結合部分を含む、ドナー色素またはアクセプター色素である、請求項22に記載のポリヌクレオチド。
【請求項32】
1が、Y−1b、Y−2b、Y−3b、Y−4b、Y−1c、Y−2c、Y−3c、Y−4c、Y−20b、Y−20c、Y−21b、Y−21c、Y−22b、Y−22c、Y−23b、Y−23c、Y−24b、Y−24c、Y−25b、Y−25c、Y−31b、Y−31c、Y−34b、Y−34c、Y−35b、Y−35c、Y−36b、Y−36c、Y−37b、Y−39b、Y−39c、Y−41c、Y−42b、Y−43b、Y−43c、Y−46b、およびY−46cからなる群から選択され、
ここで、該Y−1b、Y−2b、Y−3b、Y−4b、Y−1c、Y−2c、Y−3c、およびY−4cの化学構造および置換基の定義は、請求項14に定義された通りであり、該Y−20b、Y−20c、Y−21b、Y−21c、Y−22b、Y−22c、Y−23b、Y−23c、Y−24b、Y−24c、Y−25b、Y−25c、Y−31b、Y−31c、Y−34b、Y−34c、Y−35b、Y−35c、Y−36b、Y−36c、Y−37b、Y−39b、Y−39c、Y−41c、Y−42b、Y−43b、Y−43c、Y−46b、およびY−46cの化学構造および置換基の定義は、請求項18に定義された通りである、請求項31に記載のポリヌクレオチド。
【請求項33】
Lが(C1〜C6)アルキルジイル、または(C1〜C3)アルカノである、請求項31に記載のポリヌクレオチド。
【請求項34】
41が、式C(O)NR45−(ここで、R45は水素または(C1〜C6)アルキルである)のアミドである、請求項31に記載のポリヌクレオチド。
【請求項35】
Zが、(C1〜C12)アルキル、(C1〜C12)アルカニル、(C5〜C10)アリールおよびヘテロアリール、フェニル、ナフチル、ナフト−1イル、ナフト−2−イル、ピリジル、ならびにプリニルからなる群より選択される、請求項31に記載のポリヌクレオチド。
【請求項36】
L”が−R43−Z3−C(O)−R44−R45−であり、ここでR43は、(C1〜C6)アルキルジイルであり、かつR42に結合されており(ここでR42は、O、S、またはNHである);Z3は、五〜六員環のアルケニルジイルおよびヘテロアルケニルジイル、(C5〜C14)アリールジイルおよびヘテロアリールジイルであり;R44は、O、S、またはNHであり;そしてR45は、(C1〜C6)アルキルジイルである、請求項31に記載のポリヌクレオチド。
【請求項37】
DD/ADがフルオレセイン色素であり、該フルオレセイン色素において結合部分が反応基Rxであり、そしてここでL”がキサンテンC5炭素でフルオレセイン色素に結合している、請求項31に記載のポリヌクレオチド。
【請求項38】
前記色素対が、以下の構造:
【化14】

を有し、ここで:
1は、Y−20b、Y−20c、Y−21b、Y−21c、Y−22b、Y−22c、Y−23b、Y−23c、Y−24b、Y−24c、Y−25b、Y−25c、Y−31b、Y−31c、Y−34b、Y−34c、Y−35b、Y−35c、Y−36b、Y−36c、Y−37b、Y−39b、Y−39c、Y−41c、Y−42b、Y−43b、Y−43c、Y−46b、およびY−46cからなる群から選択され、
ここで、該Y−20b、Y−20c、Y−21b、Y−21c、Y−22b、Y−22c、Y−23b、Y−23c、Y−24b、Y−24c、Y−25b、Y−25c、Y−31b、Y−31c、Y−34b、Y−34c、Y−35b、Y−35c、Y−36b、Y−36c、Y−37b、Y−39b、Y−39c、Y−41c、Y−42b、Y−43b、Y−43c、Y−46b、およびY−46cの化学構造および置換基の定義は、請求項18に定義された通りであり;そして
50は、カルボキシル、塩、エステル、またはその活性エステルである、
請求項22に記載のポリヌクレオチド。
【請求項39】
1が、Y−1b、Y−2b、Y−3b、Y−4b、Y−1c、Y−2c、Y−3c、Y−4c、Y−20b、Y−20c、Y−21b、Y−21c、Y−22b、Y−22c、Y−23b、Y−23c、Y−24b、Y−24c、Y−25b、Y−25c、Y−31b、Y−31c、Y−34b、Y−34c、Y−35b、Y−35c、Y−36b、Y−36c、Y−37b、Y−39b、Y−39c、Y−41c、Y−42b、Y−43b、Y−43c、Y−46b、およびY−46cからなる群から選択され、
ここで、該Y−1b、Y−2b、Y−3b、Y−4b、Y−1c、Y−2c、Y−3c、およびY−4cの化学構造および置換基の定義は、請求項14に定義された通りであり、該Y−20b、Y−20c、Y−21b、Y−21c、Y−22b、Y−22c、Y−23b、Y−23c、Y−24b、Y−24c、Y−25b、Y−25c、Y−31b、Y−31c、Y−34b、Y−34c、Y−35b、Y−35c、Y−36b、Y−36c、Y−37b、Y−39b、Y−39c、Y−41c、Y−42b、Y−43b、Y−43c、Y−46b、およびY−46cの化学構造および置換基の定義は、請求項18に定義された通りである、請求項38に記載のポリヌクレオチド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−56885(P2006−56885A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−218073(P2005−218073)
【出願日】平成17年7月27日(2005.7.27)
【分割の表示】特願2001−535469(P2001−535469)の分割
【原出願日】平成12年11月1日(2000.11.1)
【出願人】(500069057)アプレラ コーポレイション (120)
【住所又は居所原語表記】850 Lincoln Centre Drive Foster City CALIFORNIA 94404 U.S.A.
【Fターム(参考)】