永続的な割り当てを含むシステムにおけるスループットの改善方法
【課題】他のアクセスターミナルに割り当てられた資源をアクセスターミナルに条件付きで割り当てる方法およびシステムを提供する。
【解決手段】他のアクセスターミナルへの永続的な割り当てを有する複数の資源は、送信におけるギャップ(送信の中断とも呼ばれる)の決定のために処理される。アクセスターミナルによって条件付きで利用することができる資源が決定され、そのような条件付きで割り当てられた資源を示す信号が送信される。アクセスターミナルは信号を受け取り、条件付きで割り当てられた資源を利用する。
【解決手段】他のアクセスターミナルへの永続的な割り当てを有する複数の資源は、送信におけるギャップ(送信の中断とも呼ばれる)の決定のために処理される。アクセスターミナルによって条件付きで利用することができる資源が決定され、そのような条件付きで割り当てられた資源を示す信号が送信される。アクセスターミナルは信号を受け取り、条件付きで割り当てられた資源を利用する。
【発明の詳細な説明】
【米国特許法の下での優先権主張】
【0001】
本出願は、「METHOD OF IMPROVING THROUGPUT IN A SYSTEM INCLUDING PERSISTENT ASSIGNMENTS」と題して2006年8月31日に出願され、本願の譲受人に譲渡され、参照によって明確にここに組込まれる米国仮特許出願第60/841,782号の優先権を主張する。
【技術分野】
【0002】
本開示は、一般に無線通信に関し、また、無線通信システム内の割り当てに関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信システムは、音声、データ、ビデオなどのような様々なタイプの通信を提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば帯域幅および送信電力)を共有することによってマルチアクセスターミナルとの通信をサポートすることが可能なマルチアクセスシステムである。そのようなマルチアクセスシステムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システムおよび直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。典型的には、無線通信システムはいくつかの基地局を備え、各基地局は順方向リンクを使用して移動局と通信し、また、各移動局(あるいはアクセスターミナル)は逆方向リンクを使用して基地局と通信する。
【0004】
一般に、アクセスポイント(AP)あるいはアクセスターミナル(AT)の送信機が実データセットの送信を完了するとき、別の実データパケットセットを送信する前に、送信の中断(break)(「ギャップ(gap)」とも呼ばれる)が生じる。データ送信でのギャップは、割り当てられた資源上で実データが送信されない時間期間を指す。典型的な通信システムでは、アクセスポイント送信機の場合には、送信でのギャップは割り当てられた資源の損失と解釈される可能性がある。この場合、それらの資源は失われ、そして、利用可能な帯域幅は完全には利用されない。さらに、送信でのギャップは、割り当てられた資源が割り当て除去(deassign)されたという表示と解釈され得る。いずれの場合も、帯域幅は最適に利用されず、通信システムの質および信頼性を低下させる。
【発明の概要】
【0005】
クレームされた主題のいくつかの態様の基本的理解を提供するために、クレームされた主題の単純化された要約を以下に示す。この要約は、クレームされた主題の広範な概観ではない。それは、クレームされた主題のキーあるいは重要な要素を識別するように意図されるものではなく、また、クレームされた主題の範囲を輪郭付けるように意図されるものでもない。その唯一の目的は、後ほど示されるさらに詳細な記述への序幕として、クレームされた主題のいくつかの概念を単純化した形で提供することである。
【0006】
ここに記述された種々の態様による通信方法は、条件付き割り当て(conditional assignments)を前提とする(subject to)複数の資源の決定、あるいは条件付きで割り当てられた資源を使用するに適格な条件付きユーザの決定、あるいはそれのコンビネーションを備える。その結果、少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるべき条件付き割り当てを前提とする複数の資源を示す信号が生成され、ユーザに送信されて、それによって条件付きで割り当てられた資源の利用を促進する。
【0007】
種々の態様によれば、信号は1つ以上のビットマップあるいは無情報信号(no-information signal)を備える。ビットマップは、マップの各ロケーションが、少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるべき、条件付き割り当てを前提とする資源のうちの1つに相当するように生成される。ビットマップはアクセスターミナルへ送信され、アクセスターミナルは受信したビットマップに基づいて、条件付きで資源を利用する。無情報信号も、また、ビットマップに代えて、あるいはビットマップに加えて送信される。無情報信号は、永続的割り当て(persistent assignment)のための1つ以上のアクセスターミナル、無信号情報を送信しているセクターもしくはアクセスポイント、あるいは条件付き割り当てを前提とするアクセスターミナルを識別する。
【0008】
ここに記述された種々の態様による通信システムは、ユーザ/アクセスターミナルへの条件付き割り当て資源、およびそのような割り当ての通信を備える。通信システムは、条件付き割り当てを前提とする複数の資源のうちのどれが少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるかを示す信号を生成し、その信号を送信するように構成された、プロセッサを備える。プロセッサは、マップの各ロケーションが少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるべき条件付き割り当てを前提とする資源のうちの1つに相当するようにマップを生成する。他の態様に従えば、プロセッサはまた、条件付き割り当ての通信のために利用されるマップの代わりに、あるいはそれに加えて、抹消署名パケット(erasure signature packet)のような無情報信号を生成する。
【0009】
以下の記述および添付の図面は、クレームされた主題のある例示的態様を詳細に説明する。しかしながら、これらの態様はクレームされた主題の本質が使用される種々の方法のうちの一部を示すにすぎず、クレームされた主題はそのような態様およびそれらの等価物をすべて含むように意図される。クレームされた主題の他の利点および顕著な特徴は、図面と共に考慮された時、クレームされた主題の以下の詳細な記述から明白になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、ここに述べられた種々の態様を前提とする無線マルチアクセス通信システムを例示する図。
【図2】図2は、永続的な割り当て概念の使用の間に割り当てられたチャンネル上のデータトラヒックの例を示す図。
【図3A】図3Aは、条件付きで割り当てられた資源の利用を示す信号を生成するプロセスの例を示す図。
【図3B】図3Bは、アクセスターミナルをオーバーラップする資源に割り当てるための装置の例を示す図。
【図4A】図4Aは、条件付きで割り当てられた資源を利用するべきかどうか決定するプロセスの実を示す図。
【図4B】図4Bは、条件付きで割り当てられた資源を利用するべきかどうか決定する別のプロセスの例を示す図。
【図4C】図4Cは、条件付きで割り当てられた資源を利用するべきかどうか決定するための装置の例を示す図。
【図5】図5は、32のサブキャリアセットを備えたバイナリチャネルツリーを示す図。
【図6】図6は、条件付き割り当ての利用を示すビットマップの例を示す図。
【図7A】図7Aは、永続的な割り当てを前提とする資源用の送信ギャップを示す信号を生成するプロセスの例。
【図7B】図7Bは、永続的な割り当てを前提とする資源用の送信ギャップを示す信号を生成するための装置の例。
【図8】図8は、マルチアクセス・マルチキャリア通信システムにおける、1つのAPと2つのATの実施例のブロックダイヤグラムである。
【発明の詳細な説明】
【0011】
クレームされた主題が図面に関連して記述される。ここで、全体を通して同様の要素には同様の参照数字が使用される。次の記述では、説明の目的で、クレームされた主題の完全な理解を提供するためにいくつかの特定の詳細が述べられる。しかしながら、クレームされた主題がこれらの特定の詳細なしで実行できることは明白であろう。他の場合には、周知の構成や装置は、クレームされた主題の記述を促進するためにブロックダイヤグラムの形で示される。
【0012】
様々な実施例が図面に関連して記述される。ここで、全体を通して同様の要素には同様の参照数字が使用される。次の記述では、説明の目的で、1つ以上の態様の完全な理解を提供するためにいくつかの特定の詳細が述べられる。しかしながら、そのような実施例がこれらの特定の詳細なしで実行できることは明白であろう。他の場合には、周知の構成や装置は、1つ以上の実施例の記述を促進するためにブロックダイヤグラムの形で示される。この出願で使用されるように、用語「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」などは、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、あるいは実行ソフトウェアなどのコンピュータ関連エンティティを参照するよう意図される。例えば、コンポーネントは、限定ではなく、プロセッサ上で走るプロセス、集積回路、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得る。例示として、計算装置上で作動するアプリケーションおよび計算装置の両方がコンポーネントになり得る。1つ以上のコンポーネントがプロセスおよび/または実行スレッド内に存在し、1つのコンポーネントが1台のコンピュータに集中されおよび/または2台以上のコンピュータに分配されてもよい。さらに、これらのコンポーネントは、その上に格納された種々のデータ構造を有する様々なコンピュータ読取り可能な媒体から実行することができる。コンポーネントは、1つ以上のデータパケット(例えば、ローカルシステムや分布システム中の別のコンポーネント、および/またはインターネットのようなネットワークを介して他のシステムと信号を介して対話する1つのコンポーネントからのデータ)を有する信号に従うように、ローカルおよび/またはリモートプロセスとして通信することができる。
【0013】
更に、無線ターミナルおよび/または基地局に関連して、様々な実施例がここに記述される。無線ターミナルは、ユーザに音声および/またはデータ接続(connectivity)を供給する装置を指す。無線ターミナルは、ラップトップコンピュータあるいはデスクトップコンピュータのような計算装置に接続されてもよく、あるいは、携帯情報端末(PDA)のような自己内蔵装置であってもよい。無線ターミナルはまた、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、遠隔ステーション、リモート端末、アクセスターミナル、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイスあるいはユーザ設備とも呼ばれる。無線ターミナルは、加入者局、無線デバイス、携帯電話、PCS電話、コードレス電話、セッション設定プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)ステーション、携帯情報端末(PDA)、無線接続能力を持っているハンドヘルド装置あるいは無線モデムに接続された他の処理装置である。基地局(例えばアクセスポイント)は、1つ以上のセクターを介してエアーインターフェース上で無線ターミナルと通信するアクセスネットワーク中の装置を指す。基地局は、受信エアーインターフェースフレームをIPパケットに変換することにより、インターネットプロトコル(IP)ネットワークを含む残りのアクセスネットワークと無線ターミナルとの間のルーターとして作動する。基地局は、さらにエアーインターフェースのための属性管理を調整する。さらに、ここに記述された種々の態様または特徴は、方法、装置、あるいは標準プログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を使用した製造物としてインプリメントされてもよい。ここで使用される用語「製造物」は、コンピュータが読取り可能な任意の装置、キャリアあるいは媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含するように意図される。例えば、コンピュータが読取り可能な媒体は、制限的ではなく、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ…)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)…)、スマートカードおよびフラッシュメモリ装置(例えば、カード、スティック、キードライブ…)を含む。
【0014】
いくつかの装置、コンポーネント、モジュールなどを含むシステムの点から様々な実施例が示される。様々なシステムは、追加の装置、コンポーネント、モジュールなどを含み得ること、および/または、図に関連して議論された装置、コンポーネント、モジュールなどのすべてを含むとは限らないことを理解し、認識すべきである。これらのアプローチのコンビネーションも使用され得る。
【0015】
様々な実施例においてここで記述された主題は、送信でのギャップの表示(indication)を提供するシステムおよび方法の必要性を扱う。その結果、アクセスポイントおよびアクセスターミナルは、送信でのギャップを、割り当てられた資源を要求しない表示、あるいは、割り当てられた資源がもはや利用可能ではなかったという表示として解釈しない。
【0016】
このことは、資源が永続的に割り当てられている間に一時的に不活性のままである場合に、利用可能な帯域幅のより最適な利用を促進する。
【0017】
図面を参照して、図1は種々の態様に従った無線マルチアクセス通信システム100の例示である。1つの例において、無線マルチアクセス通信システム100は、マルチアクセスポイント(AP)110およびマルチアクセスターミナル(AT)120を含む。基地局はまた、アクセスポイント、ノードBおよび/または他のあるネットワークエンティティとも呼ばれ、その機能性のいくらかあるいはすべてを含む。アクセスポイント110のそれぞれは、特定の地理的エリア102に対して通信範囲を提供する。用語「セル」はアクセスポイント、および/または、その用語が使用されるコンテキストによってはそのカバーエリアを指す。
【0018】
システムキャパシティーを改善するために、アクセスターミナルのカバーエリアは、複数のより小さなエリア(例えば3つのより小さなエリア104a、104b、104c)に分割され得る。
【0019】
それぞれのより小さなエリアは、基地局トランシーバサブシステム(BTS)によってサービスされる。用語「セクター」はAP、および/または、その用語が使用されるコンテキストに依存してそのカバーエリアを指す。セクター化されたセルについては、そのセルのすべてのセクターのためのAPは、典型的にそのセル用の基地局内に一緒に設けられる(co-located)。ここに記述された信号伝送技術は、セクター化されたセルにもセクター化されていないセルにも、共に使用することができる。簡単のために、以下の記述では、用語「基地局」は、セルをサービスする局およびセクターをサービスする局に対して総称的に使用される。
【0020】
ターミナル120は、典型的にシステムの全体にわたって分散する。また、各ターミナルは固定されていてもよく、あるいは、モバイルでもよい。ターミナルはまた、移動局、ユーザ設備および/または他のある装置とも呼ばれ、その機能性のうちのいくらかあるいはすべてを含む。ターミナルは、ワイヤレス装置、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデムカードなどであり得る。ターミナルは、任意の所与の時点に、順方向および逆方向リンク上でゼロ、1、あるいは複数の基地局と通信する。
【0021】
集中型体系については、システムコントローラ130はAP 110に連結され、これらの基地局に調整と制御を提供する。システムコントローラ130は、単一のネットワークエンティティ、あるいはネットワークエンティティの集合である。分散型体系については、APは、必要に応じて他のAPと互いに通信する。
【0022】
ここに記述された技術は、「永続的な割り当て(persistent assignment)」を有するアクセスターミナル用の送信でのギャップの表示を、他のアクセスターミナルが信号を受信あるいは送信するために使用することを提供し、それによって他のアクセスターミナルのスループットを改善する。永続的な割り当ては、システムコントローラ130が割り当てオーバーヘッドを縮小することを可能にする。永続的割り当ては、各通信のための新しい割り当てを要求することなく複数の通信(送信または受信)を実行するために、与えられた資源の受取人が割り当てられた資源を使用することを可能にする。割り当てメッセージを使用して、AP 110は資源割り当て情報、例えばチャネル識別をAT 120に提供する。ひとたび割り当て情報が受け取られると、AT 120は、割り当てられた逆方向リンクチャネル上で実データを送信し、あるいは割り当てられた順方向リンク割り当て(資源)上で実データを受信する。永続的な割り当てでは、割り当てられたチャネルはAT 120に継続して割り当てられる。そのため、チャネルが割り当てられている期間中の様々な時間に、実データはAT 120あるいはAP 110によって送信されず、あるいは受信されない。したがって、最初のデータパターン(それは抹消署名パケットであり得る)が、送信でのギャップを埋めるために使用される。抹消署名パケットの長さ、構造およびデータ転送速度は、利用可能資源によって異なる。利用可能資源はシステムコントローラ130、あるいはATと通信しているAPによって決定される。例えば、受信エンティティが、より多くの情報ビット(例えば3ビット)を有する抹消署名パケットを処理するために資源を持っている場合、抹消署名パケットの長さは、より多くの情報ビットを供給するように調節される。このことは、受信エンティティが、受け取られたパケットが抹消署名パケットだったことを容易に判断することを可能にする。さらに、抹消署名パケットが送信される際の電力レベルは、抹消シーケンスの送信が重大な妨害を引き起こさない十分に低い電力レベルで抹消シーケンスを送信するために、変化し得る。
【0023】
さらに、ある態様では、最初のデータパターンを受け取るように意図された1つのAT以外の他のATが最初のデータパターンを読むことができる。これら他のATは、その後、最初のデータパターンが意図されたATによって使用されていない資源を利用することができる。ある態様では、マップあるいは同様の情報が、他のあるアクセスターミナルが適切な他の資源を利用することを許可するために送信される。このマップあるいは他の情報は、制御チャネル送信の一部として送信することができ、すべてのセクターあるいはセルへ放送されてもよく、あるいは、アクセスターミナルのサブセット(例えば、これらの資源を通じて情報を受け取るアクセスターミナル)にマルチキャストされてもよい。
【0024】
ここでの使用では、資源あるいは通信資源は、キャリア周波数、タイムスロット、OFDMAシステムのトーン数あるいはサブキャリア数、OFDMシンボルおよびサブキャリアの1つ以上の連続するブロック(例えば、16のサブキャリアによる8つのシンボルのブロック)、OFDMシンボルおよびサブキャリアの連続しないコンビネーションのグループ、OFDM時間−周波数割り付け、論理的な資源(例えば、チャネルツリーあるいは周波数ホップシーケンスのノード、あるいはその他の任意の資源)を指す。
【0025】
図2は、永続的割り当てコンセプトを使用する間の、割り当てられたチャネル上のデータトラヒックの例200を示す。永続的割り当て期間208は、一般的に、割り当て210と割り当て解除(deassignment)212、セッションの損失(loss of the session)との間であり、それは複数の送信を含む固定の持続期間であり得る。永続的割り当て期間208においては、データ(例えば、202a-202e)送信のいくつかの発生があり、そこで送信データパケットが送信される。一般に、データは永続的割り当て208の期間中、必ずしも連続的に送信されるとは限らず、その結果、ギャップ部分(例えば、204a-204d)を残す。期間208の終了よりも前に永続的割り当てが終了しないように、割り当てに対応する資源での送信が生じていないことを示す無情報信号(no-information signal)206a-206dが送信される。無情報信号は、データのユニークなパターンを表わす1ビット以上を運搬する固定の抹消署名パケットあるいはメッセージであり得る。言いかえれば、抹消署名パケットはユニークなパターンでギャップ部分204a-dを満たし、資源が終了しないようにする。抹消署名パケットは、抹消署名パケットを使用する前に送信機と受信機の両方に知られているユニークな識別子である。
【0026】
他の態様に従って、アクセスポイントは、コンフィギュレーション中に、あるいは割り当てやその他のF-SPCH(パケットチャネルのフォワードスタート)のような他の送信を介してパケットが開始するフレームを指定することができる。この方法は、より高い電力効率を達成するために、前に詳述された無情報信号の送信の代わりに利用することができる。
【0027】
しかしながら、上記の状況において、永続的割り当てを前提とする資源はアクセスターミナルとのいかなる通信のためにも利用されていない。
【0028】
したがって、未使用のキャパシティがそのような状況には存在する。
【0029】
したがって、いくつかの態様では、他のアクセスターミナルは、永続的割り当てを前提とする資源に条件付きで(conditionally)割り当てられる。条件付き割り当て(conditional assignments)は、複数の通信にまたがる永続的な条件付き割り当てでもよく、あるいは単一の通信のための条件付き割り当てでもよい。条件付き割り当ておよび永続的割り当ては、順方向リンク通信、逆方向リンク通信、あるいはその両方のためのものである。ある場合には、いくつかのタイプのターミナルおよび資源は、おそらく、条件付き割り当て(例えば、ボイス・オーバ・インターネット・プロトコル(VoIP)通信用に使用される資源)に利用可能なものとなるであろう。さらに、ある場合には、条件付きで割り当てられた資源は、複数のユーザのために複数の条件付き割り当て資源に分割されてもよい。
【0030】
条件付き割り当てに基づいて利用される資源、あるいは条件付きで割り当てられた資源を利用するアクセスターミナルを識別するために、条件付きで割り当てられたアクセスターミナルによってどの資源が利用されるか、条件付きで割り当てられたどのアクセスターミナルが条件付き割り当て資源を利用するか、あるいは、その両方のアプローチ、すなわち識別する資源とターミナルとの組み合わせ、を表示するマップあるいは同様の情報がAPから送信される。このように、マルチアクセスターミナルは、オリジナルの永続的割り当てを前提とする同じ資源のすべてまたはいくらかの条件付き割り当てを前提とする。さらに、マップに代えて、あるいはマップに加えて、無情報信号は、永続的割り当てのためのアクセスターミナル、無情報信号を送信しているセクターもしくはアクセスポイントの識別、あるいは、条件付き割り当てを前提とするアクセスターミナルを識別する。一般に、他のユーザが資源に条件付きで割り当てられれば、無情報信号はアクセスターミナルを識別しない。無情報信号は、予め決められたしきい値より低い送信電力レベルで送信される。しきい値は予め決定され、しきい値よりも上で送信すると妨害を引き起こすであろう送信電力レベルを示す。ある態様では、無情報信号はビーコン信号、疑似雑音(PN)シーケンス、あるいは他のある信号タイプである。さらに、上に記述されるようないくつかの態様では、無情報信号は、条件付きで割り当てられる資源を通じて送信される。
【0031】
図3Aは、条件付きで割り当てられた資源の利用を示す信号を生成するプロセスの例を示す。資源は、フレームやスーパーフレーム(固定された期間継続する初期のフレーム中)中の割り当てメッセージ、あるいは永続的な条件付割り当てによって、条件付で割り当てられる。ブロック300で示されるように、条件付きで割り当てられたどの資源が利用されるべきかについて決定がなされる。この決定は、さらに、どの資源が条件付きで割り当てられるだろうかについての決定を含む。ターミナルが条件付き割り当て資源を持たない場合は、プロセスは340で示される終了ブロックに達する。しかしながら、そのような資源がある場合は、ブロック310で、マップあるいは同様の情報が生成される。マップは、ターミナル、または/および利用されるであろう条件付き割り当てを前提とする資源を識別する。生成されたマップはその後、ブロック315で示されるように、例えばコントロールチャンネル、他のチャンネル、ダイレクトメッセージあるいはそれの組み合わせを介して送信される。これに加えて、ブロック320において、条件付き割り当てを前提とするアクセスターミナルのジオメトリー(geometry)がしきい値未満かどうかに関してオプションの決定がなされる。この決定は、チャンネル品質、受信信号の強度、あるいはパイロットおよび/またはそのアクセスターミナルから受信した他の信号(例えば、チャネル品質信号)からの他の情報に基づくことができる。代替として、あるいはこれに加えて、決定は、ATから受け取られたチャネル品質フィードバックに基づいてもよい。チャネル品質フィードバックは他の情報を含んでいてもよい。さらに、決定は、チャネル品質フィードバックおよび/またはパイロットの組み合わせ、あるいはATから受け取られた他の情報に基づいてなされてもよい。1つの態様では、決定は、しきい値に関してATから送信されたパイロットの利得に基づいてもよい。
【0032】
別の態様では、決定は、そのセクターの逆方向リンクチャネル品質と、逆方向リンクサービングセクターの逆方向リンクチャネル品質との間の差に基づいてもよい。さらに他の態様では、決定は、順方向あるいは逆方向リンクチャンネル品質に基づいてもよい。例えば、-6 dBあるいはそれ以下の利得を備えたそれらのアクセスターミナルは、しきい値未満であると決定される。マップ中でしきい値未満であるそれらのアクセスターミナルについては、それらの資源で無情報信号が送信され、それらが条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであることが示される(オプションのブロック330)。しきい値より上のジオメトリーを備えたそれらのアクセスターミナルについては、ブロック315で示されるように、ステップ310で生成されたマップが送信され、それによって、条件付きで利用可能な、どの資源を使用することができるかをターミナルへ信号する。さらに、いくつかの態様では、オプションのブロック335で示されるように、しきい値より下のジオメトリーを有するユーザは、マップの送信に先立ってマップから削除される。
【0033】
図3Bは、オーバーラップしている資源にアクセスターミナルを割り当てるための装置の例を示す。1つ以上のプロセッサ350は、何らかの資源あるいはターミナルが条件付きの割り当てのために利用可能かどうかを決定するように構成される。1つ以上のプロセッサ350は1つ以上のプロセッサ360と結合され、プロセッサ360は、資源および/または条件付き資源を利用するべきターミナルを識別するマップあるいは同様の情報を生成する。1つ以上のプロセッサ360は、装置からの送信に使用される1つあるいは複数の送信機365と結合される。さらに、1つ以上のプロセッサ370は、条件付きの割り当てを前提とするアクセスターミナルのジオメトリーがしきい値未満かどうか決定するためにオプションで使用される。オプションの1つ以上のプロセッサ370は、オプションで、条件付きで割り当てられた資源上で送信されるべき無情報信号(例えば、抹消信号)を生成するように構成された1つ以上のプロセッサ380と結合される。オプションの1つ以上のプロセッサ380は、1つあるいは複数の送信機365に結合される。
【0034】
図4Aは、条件付きで割り当てられた資源を利用するべきかどうかを決定するプロセスの例を示す。アクセスターミナルは、ブロック400で示されるように、それが条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであることを示す第1のタイプの信号を受け取ったかどうかを決定する。第1のタイプの信号は、アクセスターミナルが条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであること、あるいは、アクセスターミナルに割り当てられた条件付き割り当て資源が利用されるべきであることを示す、マップもしくは同様の情報である。決定は、また、資源あるいはターミナルに対応するマップ上のロケーションが活性あるいは利用のためにセットされるかどうかを決定することによって行うこともできる。付加的でオプションの決定は、ブロック410で示されるように、アクセスターミナルが条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであることを示す第2のタイプの信号を受け取ったかどうかに関してなすことができる。1つの態様では、この第2のタイプ信号は、無情報信号(例えば、利用されるべき条件付きで割り当てられた資源上で送信された抹消信号)である。
【0035】
ブロック400あるいは410の決定が第1または第2の受信信号タイプについてそれぞれ肯定的である場合、アクセスターミナルはブロック420で示されるように条件付きで割り当てられた資源を利用する。一態様では、条件付き資源の利用は、条件付きで割り当てられた資源上で受け取られた信号の処理(例えば、順方向リンク通信のための利用)または、条件付きで割り当てられた資源での信号の送信(例えば、逆方向リンク通信のための利用)を含む。両方のブロック400および410の決定が否定的である場合、それは、条件付きで利用可能な資源がアクセスターミナルに割り当てられていないことを示唆する。
【0036】
図4Bは、条件付きで割り当てられた資源を利用するべきかどうか決定する別のプロセスの例を示す。アクセスターミナルは、ブロック430で、条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであることを示す第1のタイプの信号を受け取ったかどうか決定する。1のタイプの信号は、アクセスターミナルが条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであること、あるいは、アクセスターミナルに割り当てられた条件付き割り当て資源が利用されるべきであることを示す、マップあるいは同様の情報である。決定は、また、資源あるいはターミナルに対応するマップ上のロケーションが活性あるいは利用のためにセットされるかどうかを決定することによって行うこともできる。ブロック430の決定が否定的の場合、それは、条件付きの資源が割り当てられていないことをアクセスターミナルに合図する。ブロック430の決定が肯定的な場合、その後、アクセスターミナルが条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであることを示す第2のタイプの信号を受け取ったかどうかについてのオプションの決定がなれる(ブロック440)。1つの態様では、この第2のタイプ信号は無情報信号(例えば、利用されるべき条件付きで割り当てられた資源上で送信された抹消信号)である。ブロック430の決定が肯定的であった後にブロック440の決定が肯定的である場合、アクセスターミナルは、ブロック450で示されるように、条件付きで割り当てられた資源を利用する。一態様では、利用は、条件付きで割り当てられた資源上で受け取られた信号の処理(例えば、順方向リンク通信のための利用)または、条件付きで割り当てられた資源での信号の送信(例えば、逆方向リンク通信のための利用)を含む。ブロック440の決定が否定的の場合、それは、条件付きで利用可能な資源がアクセスターミナルに割り当てられていないことを示唆し、プロセスはブロック455で示されるように終了に至る。
【0037】
図4Cは、条件付きで割り当てられた資源を利用するべきかどうか決定するための装置の例を示す。条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであることを示す第1のタイプ信号(例えば、条件付きで割り当てられた資源が利用されるべきであること、あるいは、アクセスターミナルが条件付きで割り当てられた資源を使用するべきであることを示すマップ)をアクセスターミナルが受け取ったかどうかを決定するための1つ以上のプロセッサ460は、条件付きで割り当てられた資源の利用を指示するために1つ以上のプロセッサ470と結合される。1つ以上のプロセッサ470は、条件付きで割り当てられた資源上で受け取られた信号の処理、あるいは、条件付きで割り当てられた資源上での送信により、資源の利用を指示することができる。1つ以上のプロセッサ470は、アクセスターミナルが条件付きで割り当てられた資源が利用されるべきであることを示す第2のタイプの信号を受け取ったかどうか決定するために、1つ以上のオプションのプロセッサ480と結合される。
【0038】
一態様に従い、第2のタイプの信号は無情報信号である。
【0039】
図5は、利用可能なS=32サブキャリアセットを備えたバイナリチャンネルツリー900を示す。トラヒックチャネルセットは32のサブキャリアセットで定義される。各トラヒックチャネルはユニークなチャネルIDを割り当てられ、各時間間隔中の1つ以上のサブキャリアセットにマッピングされる。例えば、トラヒックチャネルはチャネルツリー900中で各ノードに対して定義される。トラヒックチャネルは連続的に上から下に、また各層で左から右に番号付けされる。最上位のノードに対応する最大のトラヒックチャネルは、0のチャネルIDを割り当てられ、32のサブキャリアセットすべてにマッピングされる。最下位の層1中の32のトラヒックチャネルは、31〜62のチャネルIDを持っており、ベーストラヒックチャネル(base traffic channels)と呼ばれる。ベーストラヒックチャネルはそれぞれ1つのサブキャリアセットにマッピングされる。図5に示されるツリー構造は、直交系のためのトラヒックチャネルの使用に対する、ある制限を置いている。割り当てられる各トラヒックチャネルについて、割り当てられたトラヒックチャネルのサブセット(あるいは子孫)であるすべてのトラヒックチャネル、および割り当てられたトラヒックチャネルがサブセットであるすべてのトラヒックチャネルは制限される。2つのトラヒックチャネルが同時にセットされた同じサブキャリアを使用しないように、制限されたトラヒックチャネルは、割り当てられたトラヒックチャネルと同時には使用されない。
【0040】
一態様では、ACK(確認応答)資源は、使用のために割り当てられた各トラヒックチャンネルに割り当てられる。種々の態様に従って、ACK資源は様々な用語によってラベル付けされ、例えば、ACKサブチャンネルと呼ばれる。ACK資源は、ACKメッセージを送るために使用される適切な資源(例えば、拡張コードおよびクラスタセット)を含む。1つの態様では、各トラヒックチャネルのACKメッセージは、割り当てられたACK資源上で送られる。割り当てられたACK資源はターミナルに伝えられる。別の態様では、ACK資源はチャネルツリーの最低の層中でベーシックトラヒックチャネルの各々に関係する。この態様は、最小規模のトラヒックチャネルの最大数の割り当てを許容する。最下位の層の上のノードに対応するより大きなトラヒックチャネルは、(1)より大きなトラヒックチャネルの下のすべてのベーシックトラヒックチャネル用のACK資源、(2)べーストラヒックチャネル(例えば最下位のチャンネルIDを備えたベーストラヒックチャネル)のうちの1つのためのACK資源、あるいは、(3)より大きなトラヒックチャネルの下のベーストラヒックチャネルのサブセット用のACK資源、を使用することができる。上記のオプション(1)および(3)については、より大きなトラヒックチャネルのためのACKメッセージは、正確な受信の可能性を改善するために、複数のACK資源を使用して送られる。例えば、複数入力・複数出力(MIMO)送信を使用して複数のパケットが並列的に送られる場合は、複数のベーストラヒックチャネルを備えたより大きなトラヒックチャネルが送信のために割り当てられる。ベーストラヒックチャネルの数はパケットの数に等しいかそれより多い。パケットはそれぞれ異なるベーストラヒックチャネルへマッピングされる。各パケットのACKはその後、関連するベーストラヒックチャネルのためにACK資源を使用して送信させる。
【0041】
条件付き割り当てのためのアクセスターミナルは、いくつかの態様中で、そのACKをあたかもそれが資源に割り当てられるかのように、例えば、条件付きで割り当てられた資源用の最低のベースノード上でのACKの送信によって、送信する。条件付きで割り当てられたアクセスターミナルによって送信されるACKは、条件付きで割り当てられた資源を介して受信されたデータのために、チャネル化されたACKなしで提供されてもよいことに注意されたい。例えば、すべてのアクセスターミナルあるいはアクセスターミナルのグループのための共通のACKあるいはシグナリングチャンネルの使用である。
【0042】
図6は、条件付き割り当ての利用を示すためのビットマップの例を示す。図6のマップは、各資源に対して1つのビット(b1からb32)を含む。資源は、OFDM(直交周波数分割多重)システムにおいては、時間−周波数割り付け、例えば、8 OFDMシンボル×16トーンのタイル、チャネルツリー(例えば、図5のチャネルツリー)上のノード、あるいは他のある資源である。実際の資源およびそれらのサイズは、図6に示されるものと異なってもよい。また、マップ上の位置の数(それはビットかもしれないし、そうでないかもしれない)は、資源に代えてアクセスターミナルに対応する。さらに、マップ上の位置は、アクセスターミナルによる単純な復号を許容する予め決められたパターン中にセットされ得る。さらに、主要な永続的割り当ての継続を示すために無情報信号の代わりにマップが使用されてもよいことは注目されるべきである。さらに、マップは、条件付きで割り当てられた資源を利用すべき、あるいは割り当てを継続すべきアクセスターミナルへのブロードキャストあるいはマルチキャストであり得る。
【0043】
ある態様では、条件付きで割り当てられた資源は残余の資源割り当て(residual resource assignment)(RRA)に帰着し、そこでは、第1のアクセスターミナルへの永続的割り当ての間に一時的に不活性(inactive)な資源が、空き時間(idle time)の間に他のユーザ/アクセスターミナルに条件付きで割り当てられる。例えば、UMB(超広帯域モバイル)システムでは、他のアクセスターミナルは、APからRRAに関するビットマップを受け取る。ビットマップは、どの資源が不活性か、また、これらの資源のどれが他のターミナルによって利用可能かを示す。他のターミナルは、ビットマップ内のビット値を利用することによって利用可能な資源を決定する。一般に、前述のジオメトリー基準は、どのATが条件付き割り当てあるいはRRAを受け取るかを決定するために使用される。一旦、ATがそのような割り当てを受け取ると、割り当てに関する情報を含むビットマップは、ATに送信される必要がある。しかしながら、このビットマップを送信することができない場合、パケットエラーが生じて、条件付きの割り当てが失われる。
【0044】
図7Aは、永続的割り当てを前提とする資源の送信ギャップを示す信号を生成するプロセスの例を示す。1つ以上のユーザが永続的割り当てを有しており、それらが適切な期間、送信を受け取る予定でないかどうかについて決定がなされる(ブロック700)。期間は、フレーム、スーパーフレーム、固定の時間期間、あるいは他の基準に基づくものである。
【0045】
もし、そのようなユーザがいれば、ターミナルを識別するマップあるいは同様の情報がブロック710で生成される。その後、生成されたマップは、例えば、コントロールチャネル、他のチャネル、直接メッセージあるいはそのコンビネーションを介して送信される(ブロック715)。これに加えて、ブロック720で、ターミナルが、永続的割り当てを有し、適切な期間に送信を受け取ることを予定されていないかに関してオプションの決定がなされる。この決定は、パイロットからのチャネル品質、受信信号の強度あるいは他の情報、あるいは、例えばアクセスターミナルから受け取られたチャネル品質信号のような他の信号に基づくことができる。代替として、またはそれに加えて、決定はアクセスターミナルから受け取られたチャネル品質フィードバックに基づくことができる。チャネル品質フィードバックは他の情報を含んでいてもよい。さらに、決定は、チャネル品質フィードバックおよび/またはパイロットのコンビネーション、あるいはアクセスターミナルからの他の受信情報に基づいてなすことができる。
【0046】
1つの態様では、決定は、しきい値に関しての、ATから送信されたパイロットの利得に基づくことができる。他の態様では、決定は、そのセクターと逆方向サービングセクターとの逆方向リンクチャネル品質間の差に基づくことができる。さらに他の態様では、決定は順方向、あるいは逆方向のリンクチャネル品質に基づく。例えば、-6dBあるいはそれ未満の利得を有するアクセスターミナルは、しきい値未満であると決定される。オプションのブロック730で見られるように、マップ中でしきい値未満であるアクセスターミナルについては、永続的割り当てが維持されるべきであることを示すために、無情報信号がその資源上で送信される。多くの場合、永続的割り当て上の送信ホール(transmission holes)は、一般に、空のバッファーによる。もしアクセスターミナルがしきい値より上のジオメトリーを有する場合、ステップ710で生成されたマップは715で示されるように送信され、それによって、それらのターミナルに、それがどの条件付き利用可能資源を使用することができるかを伝える。さらに、いくつかの態様では、しきい値より下のジオメトリーを有するユーザは、オプションのブロック735で示されるように、マップの送信に先立ってマップから削除される。
【0047】
図7Bは、貼り付け(sticky)あるいは永続的割り当てを前提とする資源の送信ギャップを示す信号を生成するための装置の例を示す。1つ以上のプロセッサ750は、1つ以上のユーザが永続的割り当てを有しており、適切な期間に送信を受け取る予定でないかどうかを決定するように構成される。1つ以上のプロセッサ750は、ターミナルを識別するマップあるいは同様の情報を生成する1つ以上のプロセッサ760と結合される。1つ以上のプロセッサ760は、装置から送信するために使用される1つあるいは複数の送信機765に結合される。
【0048】
さらに、永続的割り当てがあり、適切な期間に送信を受け取る予定でないアクセスターミナルのジオメトリーがしきい値未満かどうかを決定するためのオプションの1つ以上のプロセッサ770が使用される。オプションの1つ以上のプロセッサ770は、ターミナルへ送信されるべき無情報信号(例えば、抹消信号)を生成するように構成される、オプションの1つ以上のプロセッサ780と結合される。オプションの1つ以上のプロセッサ780は送信機765に結合される。
【0049】
図8は、マルチアクセス・マルチキャリア通信システム100におけるAP 110xおよび2つのAT 120xおよび120yの実施例のブロックダイヤグラムである。AP 110xでは、送信(TX)データプロセッサ514はデータソース512からトラヒックデータ(すなわち情報ビット)を、また、コントローラ520およびスケジューラ530からシグナリングおよび他の情報を受け取る。例えば、コントローラ520は、活性なATの送信電力を調節するために使用される電力制御(PC)コマンドを提供し、また、スケジューラ530は、ATのためのキャリアの割り当てを提供する。これらの様々なタイプのデータは異なる伝送チャンネル上で送られ得る。TXデータプロセッサ514は、変調されたデータ(例えば、OFDMシンボル)を提供するために、マルチキャリア変調(例えばOFDM)を使用して、受信データを符号化化し変調する。送信機ユニット(TMTR)516は、その後、ダウンリンク変調信号を生成するために変調データを処理し、ダウンリンク変調信号はアンテナ518から送信される。さらに、メモリ522は、現在または以前の割り当ておよび/または電力レベルに関する情報を保持することができる。
【0050】
AT 120xおよび120yの各々では、送信され変調された信号はアンテナ552によって受信され、受信機ユニット(RCVR)554に供給される。受信機ユニット554は、サンプルを提供するために受信信号を処理しデジタル化する。その後、受信(RX)データプロセッサ556は、復号されたデータを提供するためにサンプルを復調し復号する。復号されたデータは、回復されたトラヒックデータ、メッセージ、シグナリングなどを含む。トラヒックデータはデータシンク558へ提供される。また、ターミナルへ送られたキャリア割り当ておよびPCコマンドはコントローラ560に提供される。コントローラ560はターミナルに割り当てられ、受信された割り当てで示された資源を使用してアップリンク上のデータ伝送を指図する。コントローラ560は、さらに、マップ上の位置および/または無情報信号が適切に受け取られ、動作するかどうかを決定する。メモリ562は、受信されたマップ、およびターミナルの動作を促進する他の情報を格納するために使用される。
【0051】
個々の活性なターミナル120については、TXデータプロセッサ574はデータソース572からトラヒックデータを、コントローラ560からシグナリングおよび他の情報を受け取る。例えば、コントローラ560は、チャンネル品質情報、要求送信電力、最大送信電力、あるいはターミナルのための最大送信電力と要求送信電力との差、を示す情報を提供する。
【0052】
様々なタイプのデータは、割り当てられたキャリアを使用してTXデータプロセッサ574によってコード化され変調される。そしてさらに、送信機ユニット576によって処理されて、その後にアンテナ552から送信されるアップリンク変調信号を生成する。
【0053】
AP 110xでは、ATからの、送信され、変調された信号はアンテナ518によって受信され、受信機ユニット532によって処理され、RXデータプロセッサ534によって復調され、復号される。復号された信号は、データシンク536へ提供される。受信機ユニット532は各ターミナル用に受信信号品質(例えば、受信信号対雑音比(SNR))を評価し、この情報をコントローラ520に提供する。その後、コントローラ520は、ターミナル用の受信信号品質が許容範囲内に維持されるような個々のターミナルのPCコマンドを引き出す。RXデータプロセッサ534は、コントローラ520およびスケジューラ530を制御するために、各ターミナル用の回復されたフィードバック情報(例えば、要求送信電力)を提供する。
【0054】
スケジューラ530は、資源を維持するためにコントローラ520に表示(indication)を供給する。この表示は、より多くのデータが送信されると予定されている場合に提供される。AT 120xについては、コントローラ560は、維持されるべき要求された資源かどうかを決定する。ある態様では、コントローラ520は、スケジューラ530の機能性を提供する指示を実行する。さらに、コントローラ520は、アクセスターミナルに関して図1-5および7に関して議論された機能のすべてあるいはいくらかを実行することができる。
【0055】
ここに記述されたデータ送信技術は、様々な手段によって実施される。例えば、これらの技術はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアあるいはそれのコンビネーションの中で実施される。ハードウェアインプリメンテーションについては、送信機におけるデータ送信あるいは受信機におけるデータ受信のために使用される処理ユニットは、1つ以上の特定用途向けIC(ASIC)、デジタル信号プロセサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル論理回路(PLD)、フィールドプログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、ここに記述した機能を実行することを目的とした他の電子ユニットは、あるいはそれのコンビネーションの中で実施され得る。
【0056】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアインプリメンテーションについては、技術は、ここに記述された機能を実行するモジュール(例えば、手続き、機能など)で実施され得る。ファームウェアおよび/またはソフトウェアコードは、メモリに格納され、プロセッサによって実行され得る。メモリは、プロセッサ内に、あるいはプロセッサ外に実装され得る。
【0057】
開示された実施例の以上の記述は、いかなる当業者もその開示を製造あるいは使用することを可能にするために提供される。これらの実施例への様々な修正は当業者にとって容易に明白であろう。また、ここに定義された総括的な原理は、開示の精神あるいは範囲から外れることなく、他の実施例に適用され得る。したがって、その開示は、ここに示された実施例に制限されるようには意図されず、ここに示された原理と新規の特徴と合致する最も広い範囲が与えられるべきものである。
【0058】
上に記述されたものは、様々な実施例を含んでいる。もちろん、実施例を記述する目的でコンポーネントあるいはセソドロジーの考えられるすべてのコンビネーションを記述するのは不可能である。しかし、当業者は、多くのさらなるコンビネーションおよび置換が可能であることを認識するであろう。従って、詳細な記述は、添付された請求項の精神および範囲内にあるすべての変更、修正および変形を包含するように意図される。
【0059】
特に、また、上に記述されたコンポーネント、デバイス、回路、システムおよびその種のものによって実行される様々な機能に関して、そのようなコンポーネントについて記述するために使用される用語(「手段」への参照を含む)は、ここで示された実施例の例示的態様において機能を実行する構成と仮に構造上は等価でなくても、そうでないと明示されていない限り、記述されたコンポーネントの特定の機能を実行する任意のコンポーネント(例えば、機能的等価物)に相当するよう意図される。この点で、実施例は、様々な方法の行為および/またはイベントを実行するためのコンピュータが実行可能な命令を有するコンピュータ可読媒体も、システムと同様に含むことが認識されるであろう。
【0060】
加えて、特定の特徴がいくつかのインプリメンテーションのうちのほんの1つに関して示されたが、そのような特徴は、所与のあるいは特定のアプリケーションのための要求と利点に応じて、他のインプリメンテーションの1つ以上の他の特徴と結合されてもよい。
【0061】
更に、用語「含む」、「含み」およびそれの変形が詳細な説明あるいは請求項のいずれかの中で使用される限り、これらの用語は用語「含む」と同様、包含的であるように意図される。
【米国特許法の下での優先権主張】
【0001】
本出願は、「METHOD OF IMPROVING THROUGPUT IN A SYSTEM INCLUDING PERSISTENT ASSIGNMENTS」と題して2006年8月31日に出願され、本願の譲受人に譲渡され、参照によって明確にここに組込まれる米国仮特許出願第60/841,782号の優先権を主張する。
【技術分野】
【0002】
本開示は、一般に無線通信に関し、また、無線通信システム内の割り当てに関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信システムは、音声、データ、ビデオなどのような様々なタイプの通信を提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば帯域幅および送信電力)を共有することによってマルチアクセスターミナルとの通信をサポートすることが可能なマルチアクセスシステムである。そのようなマルチアクセスシステムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システムおよび直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。典型的には、無線通信システムはいくつかの基地局を備え、各基地局は順方向リンクを使用して移動局と通信し、また、各移動局(あるいはアクセスターミナル)は逆方向リンクを使用して基地局と通信する。
【0004】
一般に、アクセスポイント(AP)あるいはアクセスターミナル(AT)の送信機が実データセットの送信を完了するとき、別の実データパケットセットを送信する前に、送信の中断(break)(「ギャップ(gap)」とも呼ばれる)が生じる。データ送信でのギャップは、割り当てられた資源上で実データが送信されない時間期間を指す。典型的な通信システムでは、アクセスポイント送信機の場合には、送信でのギャップは割り当てられた資源の損失と解釈される可能性がある。この場合、それらの資源は失われ、そして、利用可能な帯域幅は完全には利用されない。さらに、送信でのギャップは、割り当てられた資源が割り当て除去(deassign)されたという表示と解釈され得る。いずれの場合も、帯域幅は最適に利用されず、通信システムの質および信頼性を低下させる。
【発明の概要】
【0005】
クレームされた主題のいくつかの態様の基本的理解を提供するために、クレームされた主題の単純化された要約を以下に示す。この要約は、クレームされた主題の広範な概観ではない。それは、クレームされた主題のキーあるいは重要な要素を識別するように意図されるものではなく、また、クレームされた主題の範囲を輪郭付けるように意図されるものでもない。その唯一の目的は、後ほど示されるさらに詳細な記述への序幕として、クレームされた主題のいくつかの概念を単純化した形で提供することである。
【0006】
ここに記述された種々の態様による通信方法は、条件付き割り当て(conditional assignments)を前提とする(subject to)複数の資源の決定、あるいは条件付きで割り当てられた資源を使用するに適格な条件付きユーザの決定、あるいはそれのコンビネーションを備える。その結果、少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるべき条件付き割り当てを前提とする複数の資源を示す信号が生成され、ユーザに送信されて、それによって条件付きで割り当てられた資源の利用を促進する。
【0007】
種々の態様によれば、信号は1つ以上のビットマップあるいは無情報信号(no-information signal)を備える。ビットマップは、マップの各ロケーションが、少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるべき、条件付き割り当てを前提とする資源のうちの1つに相当するように生成される。ビットマップはアクセスターミナルへ送信され、アクセスターミナルは受信したビットマップに基づいて、条件付きで資源を利用する。無情報信号も、また、ビットマップに代えて、あるいはビットマップに加えて送信される。無情報信号は、永続的割り当て(persistent assignment)のための1つ以上のアクセスターミナル、無信号情報を送信しているセクターもしくはアクセスポイント、あるいは条件付き割り当てを前提とするアクセスターミナルを識別する。
【0008】
ここに記述された種々の態様による通信システムは、ユーザ/アクセスターミナルへの条件付き割り当て資源、およびそのような割り当ての通信を備える。通信システムは、条件付き割り当てを前提とする複数の資源のうちのどれが少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるかを示す信号を生成し、その信号を送信するように構成された、プロセッサを備える。プロセッサは、マップの各ロケーションが少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるべき条件付き割り当てを前提とする資源のうちの1つに相当するようにマップを生成する。他の態様に従えば、プロセッサはまた、条件付き割り当ての通信のために利用されるマップの代わりに、あるいはそれに加えて、抹消署名パケット(erasure signature packet)のような無情報信号を生成する。
【0009】
以下の記述および添付の図面は、クレームされた主題のある例示的態様を詳細に説明する。しかしながら、これらの態様はクレームされた主題の本質が使用される種々の方法のうちの一部を示すにすぎず、クレームされた主題はそのような態様およびそれらの等価物をすべて含むように意図される。クレームされた主題の他の利点および顕著な特徴は、図面と共に考慮された時、クレームされた主題の以下の詳細な記述から明白になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、ここに述べられた種々の態様を前提とする無線マルチアクセス通信システムを例示する図。
【図2】図2は、永続的な割り当て概念の使用の間に割り当てられたチャンネル上のデータトラヒックの例を示す図。
【図3A】図3Aは、条件付きで割り当てられた資源の利用を示す信号を生成するプロセスの例を示す図。
【図3B】図3Bは、アクセスターミナルをオーバーラップする資源に割り当てるための装置の例を示す図。
【図4A】図4Aは、条件付きで割り当てられた資源を利用するべきかどうか決定するプロセスの実を示す図。
【図4B】図4Bは、条件付きで割り当てられた資源を利用するべきかどうか決定する別のプロセスの例を示す図。
【図4C】図4Cは、条件付きで割り当てられた資源を利用するべきかどうか決定するための装置の例を示す図。
【図5】図5は、32のサブキャリアセットを備えたバイナリチャネルツリーを示す図。
【図6】図6は、条件付き割り当ての利用を示すビットマップの例を示す図。
【図7A】図7Aは、永続的な割り当てを前提とする資源用の送信ギャップを示す信号を生成するプロセスの例。
【図7B】図7Bは、永続的な割り当てを前提とする資源用の送信ギャップを示す信号を生成するための装置の例。
【図8】図8は、マルチアクセス・マルチキャリア通信システムにおける、1つのAPと2つのATの実施例のブロックダイヤグラムである。
【発明の詳細な説明】
【0011】
クレームされた主題が図面に関連して記述される。ここで、全体を通して同様の要素には同様の参照数字が使用される。次の記述では、説明の目的で、クレームされた主題の完全な理解を提供するためにいくつかの特定の詳細が述べられる。しかしながら、クレームされた主題がこれらの特定の詳細なしで実行できることは明白であろう。他の場合には、周知の構成や装置は、クレームされた主題の記述を促進するためにブロックダイヤグラムの形で示される。
【0012】
様々な実施例が図面に関連して記述される。ここで、全体を通して同様の要素には同様の参照数字が使用される。次の記述では、説明の目的で、1つ以上の態様の完全な理解を提供するためにいくつかの特定の詳細が述べられる。しかしながら、そのような実施例がこれらの特定の詳細なしで実行できることは明白であろう。他の場合には、周知の構成や装置は、1つ以上の実施例の記述を促進するためにブロックダイヤグラムの形で示される。この出願で使用されるように、用語「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」などは、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、あるいは実行ソフトウェアなどのコンピュータ関連エンティティを参照するよう意図される。例えば、コンポーネントは、限定ではなく、プロセッサ上で走るプロセス、集積回路、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得る。例示として、計算装置上で作動するアプリケーションおよび計算装置の両方がコンポーネントになり得る。1つ以上のコンポーネントがプロセスおよび/または実行スレッド内に存在し、1つのコンポーネントが1台のコンピュータに集中されおよび/または2台以上のコンピュータに分配されてもよい。さらに、これらのコンポーネントは、その上に格納された種々のデータ構造を有する様々なコンピュータ読取り可能な媒体から実行することができる。コンポーネントは、1つ以上のデータパケット(例えば、ローカルシステムや分布システム中の別のコンポーネント、および/またはインターネットのようなネットワークを介して他のシステムと信号を介して対話する1つのコンポーネントからのデータ)を有する信号に従うように、ローカルおよび/またはリモートプロセスとして通信することができる。
【0013】
更に、無線ターミナルおよび/または基地局に関連して、様々な実施例がここに記述される。無線ターミナルは、ユーザに音声および/またはデータ接続(connectivity)を供給する装置を指す。無線ターミナルは、ラップトップコンピュータあるいはデスクトップコンピュータのような計算装置に接続されてもよく、あるいは、携帯情報端末(PDA)のような自己内蔵装置であってもよい。無線ターミナルはまた、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、遠隔ステーション、リモート端末、アクセスターミナル、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイスあるいはユーザ設備とも呼ばれる。無線ターミナルは、加入者局、無線デバイス、携帯電話、PCS電話、コードレス電話、セッション設定プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)ステーション、携帯情報端末(PDA)、無線接続能力を持っているハンドヘルド装置あるいは無線モデムに接続された他の処理装置である。基地局(例えばアクセスポイント)は、1つ以上のセクターを介してエアーインターフェース上で無線ターミナルと通信するアクセスネットワーク中の装置を指す。基地局は、受信エアーインターフェースフレームをIPパケットに変換することにより、インターネットプロトコル(IP)ネットワークを含む残りのアクセスネットワークと無線ターミナルとの間のルーターとして作動する。基地局は、さらにエアーインターフェースのための属性管理を調整する。さらに、ここに記述された種々の態様または特徴は、方法、装置、あるいは標準プログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を使用した製造物としてインプリメントされてもよい。ここで使用される用語「製造物」は、コンピュータが読取り可能な任意の装置、キャリアあるいは媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含するように意図される。例えば、コンピュータが読取り可能な媒体は、制限的ではなく、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ…)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)…)、スマートカードおよびフラッシュメモリ装置(例えば、カード、スティック、キードライブ…)を含む。
【0014】
いくつかの装置、コンポーネント、モジュールなどを含むシステムの点から様々な実施例が示される。様々なシステムは、追加の装置、コンポーネント、モジュールなどを含み得ること、および/または、図に関連して議論された装置、コンポーネント、モジュールなどのすべてを含むとは限らないことを理解し、認識すべきである。これらのアプローチのコンビネーションも使用され得る。
【0015】
様々な実施例においてここで記述された主題は、送信でのギャップの表示(indication)を提供するシステムおよび方法の必要性を扱う。その結果、アクセスポイントおよびアクセスターミナルは、送信でのギャップを、割り当てられた資源を要求しない表示、あるいは、割り当てられた資源がもはや利用可能ではなかったという表示として解釈しない。
【0016】
このことは、資源が永続的に割り当てられている間に一時的に不活性のままである場合に、利用可能な帯域幅のより最適な利用を促進する。
【0017】
図面を参照して、図1は種々の態様に従った無線マルチアクセス通信システム100の例示である。1つの例において、無線マルチアクセス通信システム100は、マルチアクセスポイント(AP)110およびマルチアクセスターミナル(AT)120を含む。基地局はまた、アクセスポイント、ノードBおよび/または他のあるネットワークエンティティとも呼ばれ、その機能性のいくらかあるいはすべてを含む。アクセスポイント110のそれぞれは、特定の地理的エリア102に対して通信範囲を提供する。用語「セル」はアクセスポイント、および/または、その用語が使用されるコンテキストによってはそのカバーエリアを指す。
【0018】
システムキャパシティーを改善するために、アクセスターミナルのカバーエリアは、複数のより小さなエリア(例えば3つのより小さなエリア104a、104b、104c)に分割され得る。
【0019】
それぞれのより小さなエリアは、基地局トランシーバサブシステム(BTS)によってサービスされる。用語「セクター」はAP、および/または、その用語が使用されるコンテキストに依存してそのカバーエリアを指す。セクター化されたセルについては、そのセルのすべてのセクターのためのAPは、典型的にそのセル用の基地局内に一緒に設けられる(co-located)。ここに記述された信号伝送技術は、セクター化されたセルにもセクター化されていないセルにも、共に使用することができる。簡単のために、以下の記述では、用語「基地局」は、セルをサービスする局およびセクターをサービスする局に対して総称的に使用される。
【0020】
ターミナル120は、典型的にシステムの全体にわたって分散する。また、各ターミナルは固定されていてもよく、あるいは、モバイルでもよい。ターミナルはまた、移動局、ユーザ設備および/または他のある装置とも呼ばれ、その機能性のうちのいくらかあるいはすべてを含む。ターミナルは、ワイヤレス装置、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデムカードなどであり得る。ターミナルは、任意の所与の時点に、順方向および逆方向リンク上でゼロ、1、あるいは複数の基地局と通信する。
【0021】
集中型体系については、システムコントローラ130はAP 110に連結され、これらの基地局に調整と制御を提供する。システムコントローラ130は、単一のネットワークエンティティ、あるいはネットワークエンティティの集合である。分散型体系については、APは、必要に応じて他のAPと互いに通信する。
【0022】
ここに記述された技術は、「永続的な割り当て(persistent assignment)」を有するアクセスターミナル用の送信でのギャップの表示を、他のアクセスターミナルが信号を受信あるいは送信するために使用することを提供し、それによって他のアクセスターミナルのスループットを改善する。永続的な割り当ては、システムコントローラ130が割り当てオーバーヘッドを縮小することを可能にする。永続的割り当ては、各通信のための新しい割り当てを要求することなく複数の通信(送信または受信)を実行するために、与えられた資源の受取人が割り当てられた資源を使用することを可能にする。割り当てメッセージを使用して、AP 110は資源割り当て情報、例えばチャネル識別をAT 120に提供する。ひとたび割り当て情報が受け取られると、AT 120は、割り当てられた逆方向リンクチャネル上で実データを送信し、あるいは割り当てられた順方向リンク割り当て(資源)上で実データを受信する。永続的な割り当てでは、割り当てられたチャネルはAT 120に継続して割り当てられる。そのため、チャネルが割り当てられている期間中の様々な時間に、実データはAT 120あるいはAP 110によって送信されず、あるいは受信されない。したがって、最初のデータパターン(それは抹消署名パケットであり得る)が、送信でのギャップを埋めるために使用される。抹消署名パケットの長さ、構造およびデータ転送速度は、利用可能資源によって異なる。利用可能資源はシステムコントローラ130、あるいはATと通信しているAPによって決定される。例えば、受信エンティティが、より多くの情報ビット(例えば3ビット)を有する抹消署名パケットを処理するために資源を持っている場合、抹消署名パケットの長さは、より多くの情報ビットを供給するように調節される。このことは、受信エンティティが、受け取られたパケットが抹消署名パケットだったことを容易に判断することを可能にする。さらに、抹消署名パケットが送信される際の電力レベルは、抹消シーケンスの送信が重大な妨害を引き起こさない十分に低い電力レベルで抹消シーケンスを送信するために、変化し得る。
【0023】
さらに、ある態様では、最初のデータパターンを受け取るように意図された1つのAT以外の他のATが最初のデータパターンを読むことができる。これら他のATは、その後、最初のデータパターンが意図されたATによって使用されていない資源を利用することができる。ある態様では、マップあるいは同様の情報が、他のあるアクセスターミナルが適切な他の資源を利用することを許可するために送信される。このマップあるいは他の情報は、制御チャネル送信の一部として送信することができ、すべてのセクターあるいはセルへ放送されてもよく、あるいは、アクセスターミナルのサブセット(例えば、これらの資源を通じて情報を受け取るアクセスターミナル)にマルチキャストされてもよい。
【0024】
ここでの使用では、資源あるいは通信資源は、キャリア周波数、タイムスロット、OFDMAシステムのトーン数あるいはサブキャリア数、OFDMシンボルおよびサブキャリアの1つ以上の連続するブロック(例えば、16のサブキャリアによる8つのシンボルのブロック)、OFDMシンボルおよびサブキャリアの連続しないコンビネーションのグループ、OFDM時間−周波数割り付け、論理的な資源(例えば、チャネルツリーあるいは周波数ホップシーケンスのノード、あるいはその他の任意の資源)を指す。
【0025】
図2は、永続的割り当てコンセプトを使用する間の、割り当てられたチャネル上のデータトラヒックの例200を示す。永続的割り当て期間208は、一般的に、割り当て210と割り当て解除(deassignment)212、セッションの損失(loss of the session)との間であり、それは複数の送信を含む固定の持続期間であり得る。永続的割り当て期間208においては、データ(例えば、202a-202e)送信のいくつかの発生があり、そこで送信データパケットが送信される。一般に、データは永続的割り当て208の期間中、必ずしも連続的に送信されるとは限らず、その結果、ギャップ部分(例えば、204a-204d)を残す。期間208の終了よりも前に永続的割り当てが終了しないように、割り当てに対応する資源での送信が生じていないことを示す無情報信号(no-information signal)206a-206dが送信される。無情報信号は、データのユニークなパターンを表わす1ビット以上を運搬する固定の抹消署名パケットあるいはメッセージであり得る。言いかえれば、抹消署名パケットはユニークなパターンでギャップ部分204a-dを満たし、資源が終了しないようにする。抹消署名パケットは、抹消署名パケットを使用する前に送信機と受信機の両方に知られているユニークな識別子である。
【0026】
他の態様に従って、アクセスポイントは、コンフィギュレーション中に、あるいは割り当てやその他のF-SPCH(パケットチャネルのフォワードスタート)のような他の送信を介してパケットが開始するフレームを指定することができる。この方法は、より高い電力効率を達成するために、前に詳述された無情報信号の送信の代わりに利用することができる。
【0027】
しかしながら、上記の状況において、永続的割り当てを前提とする資源はアクセスターミナルとのいかなる通信のためにも利用されていない。
【0028】
したがって、未使用のキャパシティがそのような状況には存在する。
【0029】
したがって、いくつかの態様では、他のアクセスターミナルは、永続的割り当てを前提とする資源に条件付きで(conditionally)割り当てられる。条件付き割り当て(conditional assignments)は、複数の通信にまたがる永続的な条件付き割り当てでもよく、あるいは単一の通信のための条件付き割り当てでもよい。条件付き割り当ておよび永続的割り当ては、順方向リンク通信、逆方向リンク通信、あるいはその両方のためのものである。ある場合には、いくつかのタイプのターミナルおよび資源は、おそらく、条件付き割り当て(例えば、ボイス・オーバ・インターネット・プロトコル(VoIP)通信用に使用される資源)に利用可能なものとなるであろう。さらに、ある場合には、条件付きで割り当てられた資源は、複数のユーザのために複数の条件付き割り当て資源に分割されてもよい。
【0030】
条件付き割り当てに基づいて利用される資源、あるいは条件付きで割り当てられた資源を利用するアクセスターミナルを識別するために、条件付きで割り当てられたアクセスターミナルによってどの資源が利用されるか、条件付きで割り当てられたどのアクセスターミナルが条件付き割り当て資源を利用するか、あるいは、その両方のアプローチ、すなわち識別する資源とターミナルとの組み合わせ、を表示するマップあるいは同様の情報がAPから送信される。このように、マルチアクセスターミナルは、オリジナルの永続的割り当てを前提とする同じ資源のすべてまたはいくらかの条件付き割り当てを前提とする。さらに、マップに代えて、あるいはマップに加えて、無情報信号は、永続的割り当てのためのアクセスターミナル、無情報信号を送信しているセクターもしくはアクセスポイントの識別、あるいは、条件付き割り当てを前提とするアクセスターミナルを識別する。一般に、他のユーザが資源に条件付きで割り当てられれば、無情報信号はアクセスターミナルを識別しない。無情報信号は、予め決められたしきい値より低い送信電力レベルで送信される。しきい値は予め決定され、しきい値よりも上で送信すると妨害を引き起こすであろう送信電力レベルを示す。ある態様では、無情報信号はビーコン信号、疑似雑音(PN)シーケンス、あるいは他のある信号タイプである。さらに、上に記述されるようないくつかの態様では、無情報信号は、条件付きで割り当てられる資源を通じて送信される。
【0031】
図3Aは、条件付きで割り当てられた資源の利用を示す信号を生成するプロセスの例を示す。資源は、フレームやスーパーフレーム(固定された期間継続する初期のフレーム中)中の割り当てメッセージ、あるいは永続的な条件付割り当てによって、条件付で割り当てられる。ブロック300で示されるように、条件付きで割り当てられたどの資源が利用されるべきかについて決定がなされる。この決定は、さらに、どの資源が条件付きで割り当てられるだろうかについての決定を含む。ターミナルが条件付き割り当て資源を持たない場合は、プロセスは340で示される終了ブロックに達する。しかしながら、そのような資源がある場合は、ブロック310で、マップあるいは同様の情報が生成される。マップは、ターミナル、または/および利用されるであろう条件付き割り当てを前提とする資源を識別する。生成されたマップはその後、ブロック315で示されるように、例えばコントロールチャンネル、他のチャンネル、ダイレクトメッセージあるいはそれの組み合わせを介して送信される。これに加えて、ブロック320において、条件付き割り当てを前提とするアクセスターミナルのジオメトリー(geometry)がしきい値未満かどうかに関してオプションの決定がなされる。この決定は、チャンネル品質、受信信号の強度、あるいはパイロットおよび/またはそのアクセスターミナルから受信した他の信号(例えば、チャネル品質信号)からの他の情報に基づくことができる。代替として、あるいはこれに加えて、決定は、ATから受け取られたチャネル品質フィードバックに基づいてもよい。チャネル品質フィードバックは他の情報を含んでいてもよい。さらに、決定は、チャネル品質フィードバックおよび/またはパイロットの組み合わせ、あるいはATから受け取られた他の情報に基づいてなされてもよい。1つの態様では、決定は、しきい値に関してATから送信されたパイロットの利得に基づいてもよい。
【0032】
別の態様では、決定は、そのセクターの逆方向リンクチャネル品質と、逆方向リンクサービングセクターの逆方向リンクチャネル品質との間の差に基づいてもよい。さらに他の態様では、決定は、順方向あるいは逆方向リンクチャンネル品質に基づいてもよい。例えば、-6 dBあるいはそれ以下の利得を備えたそれらのアクセスターミナルは、しきい値未満であると決定される。マップ中でしきい値未満であるそれらのアクセスターミナルについては、それらの資源で無情報信号が送信され、それらが条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであることが示される(オプションのブロック330)。しきい値より上のジオメトリーを備えたそれらのアクセスターミナルについては、ブロック315で示されるように、ステップ310で生成されたマップが送信され、それによって、条件付きで利用可能な、どの資源を使用することができるかをターミナルへ信号する。さらに、いくつかの態様では、オプションのブロック335で示されるように、しきい値より下のジオメトリーを有するユーザは、マップの送信に先立ってマップから削除される。
【0033】
図3Bは、オーバーラップしている資源にアクセスターミナルを割り当てるための装置の例を示す。1つ以上のプロセッサ350は、何らかの資源あるいはターミナルが条件付きの割り当てのために利用可能かどうかを決定するように構成される。1つ以上のプロセッサ350は1つ以上のプロセッサ360と結合され、プロセッサ360は、資源および/または条件付き資源を利用するべきターミナルを識別するマップあるいは同様の情報を生成する。1つ以上のプロセッサ360は、装置からの送信に使用される1つあるいは複数の送信機365と結合される。さらに、1つ以上のプロセッサ370は、条件付きの割り当てを前提とするアクセスターミナルのジオメトリーがしきい値未満かどうか決定するためにオプションで使用される。オプションの1つ以上のプロセッサ370は、オプションで、条件付きで割り当てられた資源上で送信されるべき無情報信号(例えば、抹消信号)を生成するように構成された1つ以上のプロセッサ380と結合される。オプションの1つ以上のプロセッサ380は、1つあるいは複数の送信機365に結合される。
【0034】
図4Aは、条件付きで割り当てられた資源を利用するべきかどうかを決定するプロセスの例を示す。アクセスターミナルは、ブロック400で示されるように、それが条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであることを示す第1のタイプの信号を受け取ったかどうかを決定する。第1のタイプの信号は、アクセスターミナルが条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであること、あるいは、アクセスターミナルに割り当てられた条件付き割り当て資源が利用されるべきであることを示す、マップもしくは同様の情報である。決定は、また、資源あるいはターミナルに対応するマップ上のロケーションが活性あるいは利用のためにセットされるかどうかを決定することによって行うこともできる。付加的でオプションの決定は、ブロック410で示されるように、アクセスターミナルが条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであることを示す第2のタイプの信号を受け取ったかどうかに関してなすことができる。1つの態様では、この第2のタイプ信号は、無情報信号(例えば、利用されるべき条件付きで割り当てられた資源上で送信された抹消信号)である。
【0035】
ブロック400あるいは410の決定が第1または第2の受信信号タイプについてそれぞれ肯定的である場合、アクセスターミナルはブロック420で示されるように条件付きで割り当てられた資源を利用する。一態様では、条件付き資源の利用は、条件付きで割り当てられた資源上で受け取られた信号の処理(例えば、順方向リンク通信のための利用)または、条件付きで割り当てられた資源での信号の送信(例えば、逆方向リンク通信のための利用)を含む。両方のブロック400および410の決定が否定的である場合、それは、条件付きで利用可能な資源がアクセスターミナルに割り当てられていないことを示唆する。
【0036】
図4Bは、条件付きで割り当てられた資源を利用するべきかどうか決定する別のプロセスの例を示す。アクセスターミナルは、ブロック430で、条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであることを示す第1のタイプの信号を受け取ったかどうか決定する。1のタイプの信号は、アクセスターミナルが条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであること、あるいは、アクセスターミナルに割り当てられた条件付き割り当て資源が利用されるべきであることを示す、マップあるいは同様の情報である。決定は、また、資源あるいはターミナルに対応するマップ上のロケーションが活性あるいは利用のためにセットされるかどうかを決定することによって行うこともできる。ブロック430の決定が否定的の場合、それは、条件付きの資源が割り当てられていないことをアクセスターミナルに合図する。ブロック430の決定が肯定的な場合、その後、アクセスターミナルが条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであることを示す第2のタイプの信号を受け取ったかどうかについてのオプションの決定がなれる(ブロック440)。1つの態様では、この第2のタイプ信号は無情報信号(例えば、利用されるべき条件付きで割り当てられた資源上で送信された抹消信号)である。ブロック430の決定が肯定的であった後にブロック440の決定が肯定的である場合、アクセスターミナルは、ブロック450で示されるように、条件付きで割り当てられた資源を利用する。一態様では、利用は、条件付きで割り当てられた資源上で受け取られた信号の処理(例えば、順方向リンク通信のための利用)または、条件付きで割り当てられた資源での信号の送信(例えば、逆方向リンク通信のための利用)を含む。ブロック440の決定が否定的の場合、それは、条件付きで利用可能な資源がアクセスターミナルに割り当てられていないことを示唆し、プロセスはブロック455で示されるように終了に至る。
【0037】
図4Cは、条件付きで割り当てられた資源を利用するべきかどうか決定するための装置の例を示す。条件付きで割り当てられた資源を利用するべきであることを示す第1のタイプ信号(例えば、条件付きで割り当てられた資源が利用されるべきであること、あるいは、アクセスターミナルが条件付きで割り当てられた資源を使用するべきであることを示すマップ)をアクセスターミナルが受け取ったかどうかを決定するための1つ以上のプロセッサ460は、条件付きで割り当てられた資源の利用を指示するために1つ以上のプロセッサ470と結合される。1つ以上のプロセッサ470は、条件付きで割り当てられた資源上で受け取られた信号の処理、あるいは、条件付きで割り当てられた資源上での送信により、資源の利用を指示することができる。1つ以上のプロセッサ470は、アクセスターミナルが条件付きで割り当てられた資源が利用されるべきであることを示す第2のタイプの信号を受け取ったかどうか決定するために、1つ以上のオプションのプロセッサ480と結合される。
【0038】
一態様に従い、第2のタイプの信号は無情報信号である。
【0039】
図5は、利用可能なS=32サブキャリアセットを備えたバイナリチャンネルツリー900を示す。トラヒックチャネルセットは32のサブキャリアセットで定義される。各トラヒックチャネルはユニークなチャネルIDを割り当てられ、各時間間隔中の1つ以上のサブキャリアセットにマッピングされる。例えば、トラヒックチャネルはチャネルツリー900中で各ノードに対して定義される。トラヒックチャネルは連続的に上から下に、また各層で左から右に番号付けされる。最上位のノードに対応する最大のトラヒックチャネルは、0のチャネルIDを割り当てられ、32のサブキャリアセットすべてにマッピングされる。最下位の層1中の32のトラヒックチャネルは、31〜62のチャネルIDを持っており、ベーストラヒックチャネル(base traffic channels)と呼ばれる。ベーストラヒックチャネルはそれぞれ1つのサブキャリアセットにマッピングされる。図5に示されるツリー構造は、直交系のためのトラヒックチャネルの使用に対する、ある制限を置いている。割り当てられる各トラヒックチャネルについて、割り当てられたトラヒックチャネルのサブセット(あるいは子孫)であるすべてのトラヒックチャネル、および割り当てられたトラヒックチャネルがサブセットであるすべてのトラヒックチャネルは制限される。2つのトラヒックチャネルが同時にセットされた同じサブキャリアを使用しないように、制限されたトラヒックチャネルは、割り当てられたトラヒックチャネルと同時には使用されない。
【0040】
一態様では、ACK(確認応答)資源は、使用のために割り当てられた各トラヒックチャンネルに割り当てられる。種々の態様に従って、ACK資源は様々な用語によってラベル付けされ、例えば、ACKサブチャンネルと呼ばれる。ACK資源は、ACKメッセージを送るために使用される適切な資源(例えば、拡張コードおよびクラスタセット)を含む。1つの態様では、各トラヒックチャネルのACKメッセージは、割り当てられたACK資源上で送られる。割り当てられたACK資源はターミナルに伝えられる。別の態様では、ACK資源はチャネルツリーの最低の層中でベーシックトラヒックチャネルの各々に関係する。この態様は、最小規模のトラヒックチャネルの最大数の割り当てを許容する。最下位の層の上のノードに対応するより大きなトラヒックチャネルは、(1)より大きなトラヒックチャネルの下のすべてのベーシックトラヒックチャネル用のACK資源、(2)べーストラヒックチャネル(例えば最下位のチャンネルIDを備えたベーストラヒックチャネル)のうちの1つのためのACK資源、あるいは、(3)より大きなトラヒックチャネルの下のベーストラヒックチャネルのサブセット用のACK資源、を使用することができる。上記のオプション(1)および(3)については、より大きなトラヒックチャネルのためのACKメッセージは、正確な受信の可能性を改善するために、複数のACK資源を使用して送られる。例えば、複数入力・複数出力(MIMO)送信を使用して複数のパケットが並列的に送られる場合は、複数のベーストラヒックチャネルを備えたより大きなトラヒックチャネルが送信のために割り当てられる。ベーストラヒックチャネルの数はパケットの数に等しいかそれより多い。パケットはそれぞれ異なるベーストラヒックチャネルへマッピングされる。各パケットのACKはその後、関連するベーストラヒックチャネルのためにACK資源を使用して送信させる。
【0041】
条件付き割り当てのためのアクセスターミナルは、いくつかの態様中で、そのACKをあたかもそれが資源に割り当てられるかのように、例えば、条件付きで割り当てられた資源用の最低のベースノード上でのACKの送信によって、送信する。条件付きで割り当てられたアクセスターミナルによって送信されるACKは、条件付きで割り当てられた資源を介して受信されたデータのために、チャネル化されたACKなしで提供されてもよいことに注意されたい。例えば、すべてのアクセスターミナルあるいはアクセスターミナルのグループのための共通のACKあるいはシグナリングチャンネルの使用である。
【0042】
図6は、条件付き割り当ての利用を示すためのビットマップの例を示す。図6のマップは、各資源に対して1つのビット(b1からb32)を含む。資源は、OFDM(直交周波数分割多重)システムにおいては、時間−周波数割り付け、例えば、8 OFDMシンボル×16トーンのタイル、チャネルツリー(例えば、図5のチャネルツリー)上のノード、あるいは他のある資源である。実際の資源およびそれらのサイズは、図6に示されるものと異なってもよい。また、マップ上の位置の数(それはビットかもしれないし、そうでないかもしれない)は、資源に代えてアクセスターミナルに対応する。さらに、マップ上の位置は、アクセスターミナルによる単純な復号を許容する予め決められたパターン中にセットされ得る。さらに、主要な永続的割り当ての継続を示すために無情報信号の代わりにマップが使用されてもよいことは注目されるべきである。さらに、マップは、条件付きで割り当てられた資源を利用すべき、あるいは割り当てを継続すべきアクセスターミナルへのブロードキャストあるいはマルチキャストであり得る。
【0043】
ある態様では、条件付きで割り当てられた資源は残余の資源割り当て(residual resource assignment)(RRA)に帰着し、そこでは、第1のアクセスターミナルへの永続的割り当ての間に一時的に不活性(inactive)な資源が、空き時間(idle time)の間に他のユーザ/アクセスターミナルに条件付きで割り当てられる。例えば、UMB(超広帯域モバイル)システムでは、他のアクセスターミナルは、APからRRAに関するビットマップを受け取る。ビットマップは、どの資源が不活性か、また、これらの資源のどれが他のターミナルによって利用可能かを示す。他のターミナルは、ビットマップ内のビット値を利用することによって利用可能な資源を決定する。一般に、前述のジオメトリー基準は、どのATが条件付き割り当てあるいはRRAを受け取るかを決定するために使用される。一旦、ATがそのような割り当てを受け取ると、割り当てに関する情報を含むビットマップは、ATに送信される必要がある。しかしながら、このビットマップを送信することができない場合、パケットエラーが生じて、条件付きの割り当てが失われる。
【0044】
図7Aは、永続的割り当てを前提とする資源の送信ギャップを示す信号を生成するプロセスの例を示す。1つ以上のユーザが永続的割り当てを有しており、それらが適切な期間、送信を受け取る予定でないかどうかについて決定がなされる(ブロック700)。期間は、フレーム、スーパーフレーム、固定の時間期間、あるいは他の基準に基づくものである。
【0045】
もし、そのようなユーザがいれば、ターミナルを識別するマップあるいは同様の情報がブロック710で生成される。その後、生成されたマップは、例えば、コントロールチャネル、他のチャネル、直接メッセージあるいはそのコンビネーションを介して送信される(ブロック715)。これに加えて、ブロック720で、ターミナルが、永続的割り当てを有し、適切な期間に送信を受け取ることを予定されていないかに関してオプションの決定がなされる。この決定は、パイロットからのチャネル品質、受信信号の強度あるいは他の情報、あるいは、例えばアクセスターミナルから受け取られたチャネル品質信号のような他の信号に基づくことができる。代替として、またはそれに加えて、決定はアクセスターミナルから受け取られたチャネル品質フィードバックに基づくことができる。チャネル品質フィードバックは他の情報を含んでいてもよい。さらに、決定は、チャネル品質フィードバックおよび/またはパイロットのコンビネーション、あるいはアクセスターミナルからの他の受信情報に基づいてなすことができる。
【0046】
1つの態様では、決定は、しきい値に関しての、ATから送信されたパイロットの利得に基づくことができる。他の態様では、決定は、そのセクターと逆方向サービングセクターとの逆方向リンクチャネル品質間の差に基づくことができる。さらに他の態様では、決定は順方向、あるいは逆方向のリンクチャネル品質に基づく。例えば、-6dBあるいはそれ未満の利得を有するアクセスターミナルは、しきい値未満であると決定される。オプションのブロック730で見られるように、マップ中でしきい値未満であるアクセスターミナルについては、永続的割り当てが維持されるべきであることを示すために、無情報信号がその資源上で送信される。多くの場合、永続的割り当て上の送信ホール(transmission holes)は、一般に、空のバッファーによる。もしアクセスターミナルがしきい値より上のジオメトリーを有する場合、ステップ710で生成されたマップは715で示されるように送信され、それによって、それらのターミナルに、それがどの条件付き利用可能資源を使用することができるかを伝える。さらに、いくつかの態様では、しきい値より下のジオメトリーを有するユーザは、オプションのブロック735で示されるように、マップの送信に先立ってマップから削除される。
【0047】
図7Bは、貼り付け(sticky)あるいは永続的割り当てを前提とする資源の送信ギャップを示す信号を生成するための装置の例を示す。1つ以上のプロセッサ750は、1つ以上のユーザが永続的割り当てを有しており、適切な期間に送信を受け取る予定でないかどうかを決定するように構成される。1つ以上のプロセッサ750は、ターミナルを識別するマップあるいは同様の情報を生成する1つ以上のプロセッサ760と結合される。1つ以上のプロセッサ760は、装置から送信するために使用される1つあるいは複数の送信機765に結合される。
【0048】
さらに、永続的割り当てがあり、適切な期間に送信を受け取る予定でないアクセスターミナルのジオメトリーがしきい値未満かどうかを決定するためのオプションの1つ以上のプロセッサ770が使用される。オプションの1つ以上のプロセッサ770は、ターミナルへ送信されるべき無情報信号(例えば、抹消信号)を生成するように構成される、オプションの1つ以上のプロセッサ780と結合される。オプションの1つ以上のプロセッサ780は送信機765に結合される。
【0049】
図8は、マルチアクセス・マルチキャリア通信システム100におけるAP 110xおよび2つのAT 120xおよび120yの実施例のブロックダイヤグラムである。AP 110xでは、送信(TX)データプロセッサ514はデータソース512からトラヒックデータ(すなわち情報ビット)を、また、コントローラ520およびスケジューラ530からシグナリングおよび他の情報を受け取る。例えば、コントローラ520は、活性なATの送信電力を調節するために使用される電力制御(PC)コマンドを提供し、また、スケジューラ530は、ATのためのキャリアの割り当てを提供する。これらの様々なタイプのデータは異なる伝送チャンネル上で送られ得る。TXデータプロセッサ514は、変調されたデータ(例えば、OFDMシンボル)を提供するために、マルチキャリア変調(例えばOFDM)を使用して、受信データを符号化化し変調する。送信機ユニット(TMTR)516は、その後、ダウンリンク変調信号を生成するために変調データを処理し、ダウンリンク変調信号はアンテナ518から送信される。さらに、メモリ522は、現在または以前の割り当ておよび/または電力レベルに関する情報を保持することができる。
【0050】
AT 120xおよび120yの各々では、送信され変調された信号はアンテナ552によって受信され、受信機ユニット(RCVR)554に供給される。受信機ユニット554は、サンプルを提供するために受信信号を処理しデジタル化する。その後、受信(RX)データプロセッサ556は、復号されたデータを提供するためにサンプルを復調し復号する。復号されたデータは、回復されたトラヒックデータ、メッセージ、シグナリングなどを含む。トラヒックデータはデータシンク558へ提供される。また、ターミナルへ送られたキャリア割り当ておよびPCコマンドはコントローラ560に提供される。コントローラ560はターミナルに割り当てられ、受信された割り当てで示された資源を使用してアップリンク上のデータ伝送を指図する。コントローラ560は、さらに、マップ上の位置および/または無情報信号が適切に受け取られ、動作するかどうかを決定する。メモリ562は、受信されたマップ、およびターミナルの動作を促進する他の情報を格納するために使用される。
【0051】
個々の活性なターミナル120については、TXデータプロセッサ574はデータソース572からトラヒックデータを、コントローラ560からシグナリングおよび他の情報を受け取る。例えば、コントローラ560は、チャンネル品質情報、要求送信電力、最大送信電力、あるいはターミナルのための最大送信電力と要求送信電力との差、を示す情報を提供する。
【0052】
様々なタイプのデータは、割り当てられたキャリアを使用してTXデータプロセッサ574によってコード化され変調される。そしてさらに、送信機ユニット576によって処理されて、その後にアンテナ552から送信されるアップリンク変調信号を生成する。
【0053】
AP 110xでは、ATからの、送信され、変調された信号はアンテナ518によって受信され、受信機ユニット532によって処理され、RXデータプロセッサ534によって復調され、復号される。復号された信号は、データシンク536へ提供される。受信機ユニット532は各ターミナル用に受信信号品質(例えば、受信信号対雑音比(SNR))を評価し、この情報をコントローラ520に提供する。その後、コントローラ520は、ターミナル用の受信信号品質が許容範囲内に維持されるような個々のターミナルのPCコマンドを引き出す。RXデータプロセッサ534は、コントローラ520およびスケジューラ530を制御するために、各ターミナル用の回復されたフィードバック情報(例えば、要求送信電力)を提供する。
【0054】
スケジューラ530は、資源を維持するためにコントローラ520に表示(indication)を供給する。この表示は、より多くのデータが送信されると予定されている場合に提供される。AT 120xについては、コントローラ560は、維持されるべき要求された資源かどうかを決定する。ある態様では、コントローラ520は、スケジューラ530の機能性を提供する指示を実行する。さらに、コントローラ520は、アクセスターミナルに関して図1-5および7に関して議論された機能のすべてあるいはいくらかを実行することができる。
【0055】
ここに記述されたデータ送信技術は、様々な手段によって実施される。例えば、これらの技術はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアあるいはそれのコンビネーションの中で実施される。ハードウェアインプリメンテーションについては、送信機におけるデータ送信あるいは受信機におけるデータ受信のために使用される処理ユニットは、1つ以上の特定用途向けIC(ASIC)、デジタル信号プロセサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル論理回路(PLD)、フィールドプログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、ここに記述した機能を実行することを目的とした他の電子ユニットは、あるいはそれのコンビネーションの中で実施され得る。
【0056】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアインプリメンテーションについては、技術は、ここに記述された機能を実行するモジュール(例えば、手続き、機能など)で実施され得る。ファームウェアおよび/またはソフトウェアコードは、メモリに格納され、プロセッサによって実行され得る。メモリは、プロセッサ内に、あるいはプロセッサ外に実装され得る。
【0057】
開示された実施例の以上の記述は、いかなる当業者もその開示を製造あるいは使用することを可能にするために提供される。これらの実施例への様々な修正は当業者にとって容易に明白であろう。また、ここに定義された総括的な原理は、開示の精神あるいは範囲から外れることなく、他の実施例に適用され得る。したがって、その開示は、ここに示された実施例に制限されるようには意図されず、ここに示された原理と新規の特徴と合致する最も広い範囲が与えられるべきものである。
【0058】
上に記述されたものは、様々な実施例を含んでいる。もちろん、実施例を記述する目的でコンポーネントあるいはセソドロジーの考えられるすべてのコンビネーションを記述するのは不可能である。しかし、当業者は、多くのさらなるコンビネーションおよび置換が可能であることを認識するであろう。従って、詳細な記述は、添付された請求項の精神および範囲内にあるすべての変更、修正および変形を包含するように意図される。
【0059】
特に、また、上に記述されたコンポーネント、デバイス、回路、システムおよびその種のものによって実行される様々な機能に関して、そのようなコンポーネントについて記述するために使用される用語(「手段」への参照を含む)は、ここで示された実施例の例示的態様において機能を実行する構成と仮に構造上は等価でなくても、そうでないと明示されていない限り、記述されたコンポーネントの特定の機能を実行する任意のコンポーネント(例えば、機能的等価物)に相当するよう意図される。この点で、実施例は、様々な方法の行為および/またはイベントを実行するためのコンピュータが実行可能な命令を有するコンピュータ可読媒体も、システムと同様に含むことが認識されるであろう。
【0060】
加えて、特定の特徴がいくつかのインプリメンテーションのうちのほんの1つに関して示されたが、そのような特徴は、所与のあるいは特定のアプリケーションのための要求と利点に応じて、他のインプリメンテーションの1つ以上の他の特徴と結合されてもよい。
【0061】
更に、用語「含む」、「含み」およびそれの変形が詳細な説明あるいは請求項のいずれかの中で使用される限り、これらの用語は用語「含む」と同様、包含的であるように意図される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチアクセス通信システムにおいて資源を割り当てる方法であって、
条件付き割り当てを前提とする複数の資源のうちのどれが少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるかを決定することと;
前記少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるべき複数の資源から1つ以上の条件付き資源を示す信号を生成することと;
前記信号を前記少なくとも条件付きユーザに送信することと;
を備える方法。
【請求項2】
前記信号の送信は、前記信号をコントロールチャネル送信の一部として送信することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記信号を生成することは、マップの各位置が前記少なくとも1つの条件付きユーザによって利用される前記条件付き割り当てを前提とする資源の1つに対応するようにマップを生成することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記マップはビットマップである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記マップ上の位置の数は、条件付きのユーザの数に対応する、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記信号を生成することは、無情報信号が送信されない条件付きユーザだけを含める信号を生成することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記複数の資源は、1つ以上のアクセスターミナルへの複数の通信にわたる永続的割り当てを有する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記複数の資源は、前記1つ以上のアクセスターミナルの送信におけるギャップの決定に基づいて、前記少なくとも1つの条件付きユーザへの条件付き割り当てを前提とする、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つの条件付きユーザの各々の利得を決定することと、前記利得に基づいて前記少なくとも1つの条件付きユーザに無情報信号を送信することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記利得を決定することは、前記少なくとも1つの条件付きユーザから受け取られたパイロットに基づいて前記利得を決定することを備える、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記利得を決定することは、前記少なくとも1つの条件付きユーザから受け取られたチャネル情報に基づいて前記利得を決定することを備える、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記1つ以上の条件付きで割り当てられた資源を通じて前記少なくとも1つの条件付きユーザから受信された通信を処理することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
マルチアクセス通信システムにおいて資源を割り当てるための装置であって、
メモリと;
少なくとも1つの条件付きユーザによって利用される条件付き割り当てを前提とする複数の資源から選ばれた1つ以上の条件付き資源を示す信号を生成するプロセッサと;
前記信号を送信する送信機と;
を備える装置。
【請求項14】
前記プロセッサは、マップの少なくとも1つの位置が前記少なくとも1つの条件付き資源に対応し、前記マップ上の位置の数が1つ以上の条件付きユーザに対応するようなマップを生成する、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記生成された信号は、無情報信号が送信されていない1つ以上の条件付きユーザだけを示す信号を備える、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
マップはビットマップである、請求項13に記載の装置。
【請求項17】
前記プロセッサは、前記少なくとも1つの条件付きユーザの近似の位置を決定する、請求項13に記載の装置。
【請求項18】
前記送信機は、前記生成された信号を前記近似の位置に基づいて前記少なくとも1つの条件付きユーザに送信する、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記プロセッサは、前記少なくとも1つの条件付きユーザのチャネル品質を決定し、前記生成された信号を前記チャネル品質に基づいて前記少なくとも1つの条件付きユーザに選択的に送信することを指示する、請求項13に記載の装置。
【請求項20】
前記1つ以上の条件付き資源は、1つ以上のトラヒックチャネルおよび前記1つ以上の条件付きユーザに送られる前記1つ以上のトラヒックチャネルに割り当てられた1つ以上のACK(確認)資源であり、前記トラヒックチャネルは永続的割り当ての間使用されていない、請求項13に記載の装置。
【請求項21】
前記ACK資源は、ACKメッセージを送信するために少なくとも1つの条件付きユーザによって使用される少なくとも1つの拡張コードあるいはクラスタセットを備える、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記トラヒックチャネルは、ベーストラヒックチャネルの各々が1つのサブキャリアセットにマッピングされるチャネルツリーの最低層の中のベーストラヒックチャネルである、 請求項20に記載の装置。
【請求項23】
前記少なくとも1つのトラヒックチャネルは、チャネルツリーの最低層の上のノードに対応するより大きなトラヒックチャネルであり、前記ACK資源は、前記より大きなトラヒックチャネルの下のすべてのベーストラヒックチャネルに割り当てられた全てのACK資源を備える、請求項20に記載の装置。
【請求項24】
前記少なくとも1つのトラヒックチャネルは、チャネルツリーの最低層の上のノードに対応するより大きなトラヒックチャネルであり、前記ACK資源は、前記より大きなトラヒックチャネルの下のベーストラヒックチャネルに割り当てられた少なくとも1つのACK資源を備える、請求項20に記載の装置。
【請求項25】
前記少なくとも1つのトラヒックチャネルは、チャネルツリーの最低層の上のノードに対応するより大きなトラヒックチャネルであり、ACKを送るために利用される前記1つ以上のACK資源は、所与のインターレースに対応する生成された信号によって指定されたすべてのチャネルIDの中で最低のチャンネルIDに関連するベーストラヒックチャネルに割り当てられたACK資源を備える、請求項20に記載の装置。
【請求項26】
マルチアクセス通信システムにおいて資源を割り当てる方法であって、
条件付きで割り当てられた1つ以上の資源を示す信号を受け取ることと;
前記受信信号に基づいて前記条件付きで割り当てられた資源のうちのどれが利用されるかを決定することと;
を備える方法。
【請求項27】
前記受信信号はビットマップであり、利用されるべき前記条件付きで割り当てられた資源は前記ビットマップ内のビットに基づいて決定される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記信号は、予め決められたパターンでセットされた前記マップ上の1つ以上の位置に基づいて、条件付きで前記資源に割り当てられたアクセスターミナルを示す、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記信号は、前記アクセスターミナルが無情報信号を受け取っていない場合にのみ、前記ビットマップ上の前記アクセスターミナルを示す、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記信号は、アクセスターミナルのグループに共通のACKまたはシグナリングチャンネル上で受け取られる、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記1つ以上の条件付きで割り当てられた資源を通じて信号を送信することをさらに備える、 請求項28に記載の方法。
【請求項32】
マルチアクセス通信システム中で資源を割り当てるための装置であって、
少なくとも1つの条件付きのユーザによる利用のために複数の資源から1つ以上の条件付き資源を示す信号を生成するための手段と;
前記信号を少なくとも前記条件付きのユーザに送信するための手段と;
を備える装置。
【請求項33】
前記信号を生成するための手段は、マップ上の少なくとも1つの位置が前記少なくとも1つの条件付き資源に対応し、マップ上位置の数が1つ以上の条件付きユーザに対応するようにマップを生成する、請求項32に記載の装置。
【請求項34】
前記生成された信号は、無情報信号が送信されていない前記1つ以上の条件付きユーザだけを示す信号である、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
マルチアクセス通信システムにおいて資源を割り当てるための装置であって、
条件付きで割り当てられた1つ以上の資源を示す信号を受け取るための手段と;
前記受信信号に基づいて前記条件付きで割り当てられた資源のうちのどれが利用されるかを決定するための手段と;
を備える装置。
【請求項36】
前記受信信号はビットマップであり、利用されるべき前記条件付きで割り当てられた資源は前記ビットマップ内のビットに基づいて決定される、請求項35に記載の装置。
【請求項37】
コンピュータが実行可能な命令を格納したコンピュータが読取り可能な媒体であって、前記命令の実行によって前記コンピュータに、
条件付き割り当てを前提とする複数の資源のうちのどれが少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるかを決定することと;
前記少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるべき複数の資源から1つ以上の条件付き資源を示す信号を生成することと;
前記信号を前記少なくとも条件付きユーザに送信することと;
を実行させる、コンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項38】
マップの各位置が前記少なくとも1つの条件付きユーザによって利用される前記条件付き割り当てを前提とする資源の1つに対応するように、前記信号用のマップを生成するためのコンピュータ実行可能な命令が格納された、請求項37に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項39】
条件付き割り当てを前提とされた前記複数の資源は、それに関連する複数のACK資源を有する複数のトラヒックチャネルである、請求項37に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項40】
前記トラヒックチャネルのうちの少なくとも1つが、それに関連する複数のACK資源のうちの少なくとも2つを有するより大きなトラヒックチャネルである場合に、複数のACKメッセージを送信する命令をさらに備える、請求項39に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項41】
複数入力・複数出力(MIMO)送信のために複数のベーストラヒックチャネルと共により大きなトラヒックチャネルを使用するための命令をさらに備える、請求項39に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項42】
コンピュータが実行可能な命令を格納したコンピュータが読取り可能な媒体であって、前記命令の実行によって前記コンピュータに、
条件付きで割り当てられた1つ以上の残余資源を示す信号を受け取ることと;
前記受信信号に基づいて、前記条件付きで割り当てられた資源のどれが利用されるかを決定することと;
を実行させる、コンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項43】
前記受信信号はビットマップで、前記利用されるべき残余の資源は前記ビットマップ内のビットに基づいて決定される、請求項42に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項44】
前記残余の資源に条件付きで割り当てられるアクセスターミナルを示すために、予め決定されたパターンで前記マップ上に1つ以上の位置をセットするための命令をさらに備える、請求項43に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項45】
前記残余の資源は、第1のアクセスターミナルへの永続的割り当ての間に一時的に不活性で、かつ、空き時間の間に条件付きで他のユーザ/アクセスターミナルに割り当てられる資源を備える、請求項44に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項46】
所与のインターレースに対応するマップによって指示されたすべてのチャネルIDの中で最低のチャンネルIDに関連するACK資源でACKを送信するための命令をさらに備える、請求項44に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項1】
マルチアクセス通信システムにおいて資源を割り当てる方法であって、
条件付き割り当てを前提とする複数の資源のうちのどれが少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるかを決定することと;
前記少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるべき複数の資源から1つ以上の条件付き資源を示す信号を生成することと;
前記信号を前記少なくとも条件付きユーザに送信することと;
を備える方法。
【請求項2】
前記信号の送信は、前記信号をコントロールチャネル送信の一部として送信することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記信号を生成することは、マップの各位置が前記少なくとも1つの条件付きユーザによって利用される前記条件付き割り当てを前提とする資源の1つに対応するようにマップを生成することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記マップはビットマップである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記マップ上の位置の数は、条件付きのユーザの数に対応する、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記信号を生成することは、無情報信号が送信されない条件付きユーザだけを含める信号を生成することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記複数の資源は、1つ以上のアクセスターミナルへの複数の通信にわたる永続的割り当てを有する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記複数の資源は、前記1つ以上のアクセスターミナルの送信におけるギャップの決定に基づいて、前記少なくとも1つの条件付きユーザへの条件付き割り当てを前提とする、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つの条件付きユーザの各々の利得を決定することと、前記利得に基づいて前記少なくとも1つの条件付きユーザに無情報信号を送信することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記利得を決定することは、前記少なくとも1つの条件付きユーザから受け取られたパイロットに基づいて前記利得を決定することを備える、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記利得を決定することは、前記少なくとも1つの条件付きユーザから受け取られたチャネル情報に基づいて前記利得を決定することを備える、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記1つ以上の条件付きで割り当てられた資源を通じて前記少なくとも1つの条件付きユーザから受信された通信を処理することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
マルチアクセス通信システムにおいて資源を割り当てるための装置であって、
メモリと;
少なくとも1つの条件付きユーザによって利用される条件付き割り当てを前提とする複数の資源から選ばれた1つ以上の条件付き資源を示す信号を生成するプロセッサと;
前記信号を送信する送信機と;
を備える装置。
【請求項14】
前記プロセッサは、マップの少なくとも1つの位置が前記少なくとも1つの条件付き資源に対応し、前記マップ上の位置の数が1つ以上の条件付きユーザに対応するようなマップを生成する、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記生成された信号は、無情報信号が送信されていない1つ以上の条件付きユーザだけを示す信号を備える、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
マップはビットマップである、請求項13に記載の装置。
【請求項17】
前記プロセッサは、前記少なくとも1つの条件付きユーザの近似の位置を決定する、請求項13に記載の装置。
【請求項18】
前記送信機は、前記生成された信号を前記近似の位置に基づいて前記少なくとも1つの条件付きユーザに送信する、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記プロセッサは、前記少なくとも1つの条件付きユーザのチャネル品質を決定し、前記生成された信号を前記チャネル品質に基づいて前記少なくとも1つの条件付きユーザに選択的に送信することを指示する、請求項13に記載の装置。
【請求項20】
前記1つ以上の条件付き資源は、1つ以上のトラヒックチャネルおよび前記1つ以上の条件付きユーザに送られる前記1つ以上のトラヒックチャネルに割り当てられた1つ以上のACK(確認)資源であり、前記トラヒックチャネルは永続的割り当ての間使用されていない、請求項13に記載の装置。
【請求項21】
前記ACK資源は、ACKメッセージを送信するために少なくとも1つの条件付きユーザによって使用される少なくとも1つの拡張コードあるいはクラスタセットを備える、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記トラヒックチャネルは、ベーストラヒックチャネルの各々が1つのサブキャリアセットにマッピングされるチャネルツリーの最低層の中のベーストラヒックチャネルである、 請求項20に記載の装置。
【請求項23】
前記少なくとも1つのトラヒックチャネルは、チャネルツリーの最低層の上のノードに対応するより大きなトラヒックチャネルであり、前記ACK資源は、前記より大きなトラヒックチャネルの下のすべてのベーストラヒックチャネルに割り当てられた全てのACK資源を備える、請求項20に記載の装置。
【請求項24】
前記少なくとも1つのトラヒックチャネルは、チャネルツリーの最低層の上のノードに対応するより大きなトラヒックチャネルであり、前記ACK資源は、前記より大きなトラヒックチャネルの下のベーストラヒックチャネルに割り当てられた少なくとも1つのACK資源を備える、請求項20に記載の装置。
【請求項25】
前記少なくとも1つのトラヒックチャネルは、チャネルツリーの最低層の上のノードに対応するより大きなトラヒックチャネルであり、ACKを送るために利用される前記1つ以上のACK資源は、所与のインターレースに対応する生成された信号によって指定されたすべてのチャネルIDの中で最低のチャンネルIDに関連するベーストラヒックチャネルに割り当てられたACK資源を備える、請求項20に記載の装置。
【請求項26】
マルチアクセス通信システムにおいて資源を割り当てる方法であって、
条件付きで割り当てられた1つ以上の資源を示す信号を受け取ることと;
前記受信信号に基づいて前記条件付きで割り当てられた資源のうちのどれが利用されるかを決定することと;
を備える方法。
【請求項27】
前記受信信号はビットマップであり、利用されるべき前記条件付きで割り当てられた資源は前記ビットマップ内のビットに基づいて決定される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記信号は、予め決められたパターンでセットされた前記マップ上の1つ以上の位置に基づいて、条件付きで前記資源に割り当てられたアクセスターミナルを示す、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記信号は、前記アクセスターミナルが無情報信号を受け取っていない場合にのみ、前記ビットマップ上の前記アクセスターミナルを示す、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記信号は、アクセスターミナルのグループに共通のACKまたはシグナリングチャンネル上で受け取られる、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記1つ以上の条件付きで割り当てられた資源を通じて信号を送信することをさらに備える、 請求項28に記載の方法。
【請求項32】
マルチアクセス通信システム中で資源を割り当てるための装置であって、
少なくとも1つの条件付きのユーザによる利用のために複数の資源から1つ以上の条件付き資源を示す信号を生成するための手段と;
前記信号を少なくとも前記条件付きのユーザに送信するための手段と;
を備える装置。
【請求項33】
前記信号を生成するための手段は、マップ上の少なくとも1つの位置が前記少なくとも1つの条件付き資源に対応し、マップ上位置の数が1つ以上の条件付きユーザに対応するようにマップを生成する、請求項32に記載の装置。
【請求項34】
前記生成された信号は、無情報信号が送信されていない前記1つ以上の条件付きユーザだけを示す信号である、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
マルチアクセス通信システムにおいて資源を割り当てるための装置であって、
条件付きで割り当てられた1つ以上の資源を示す信号を受け取るための手段と;
前記受信信号に基づいて前記条件付きで割り当てられた資源のうちのどれが利用されるかを決定するための手段と;
を備える装置。
【請求項36】
前記受信信号はビットマップであり、利用されるべき前記条件付きで割り当てられた資源は前記ビットマップ内のビットに基づいて決定される、請求項35に記載の装置。
【請求項37】
コンピュータが実行可能な命令を格納したコンピュータが読取り可能な媒体であって、前記命令の実行によって前記コンピュータに、
条件付き割り当てを前提とする複数の資源のうちのどれが少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるかを決定することと;
前記少なくとも1つの条件付きユーザによって利用されるべき複数の資源から1つ以上の条件付き資源を示す信号を生成することと;
前記信号を前記少なくとも条件付きユーザに送信することと;
を実行させる、コンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項38】
マップの各位置が前記少なくとも1つの条件付きユーザによって利用される前記条件付き割り当てを前提とする資源の1つに対応するように、前記信号用のマップを生成するためのコンピュータ実行可能な命令が格納された、請求項37に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項39】
条件付き割り当てを前提とされた前記複数の資源は、それに関連する複数のACK資源を有する複数のトラヒックチャネルである、請求項37に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項40】
前記トラヒックチャネルのうちの少なくとも1つが、それに関連する複数のACK資源のうちの少なくとも2つを有するより大きなトラヒックチャネルである場合に、複数のACKメッセージを送信する命令をさらに備える、請求項39に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項41】
複数入力・複数出力(MIMO)送信のために複数のベーストラヒックチャネルと共により大きなトラヒックチャネルを使用するための命令をさらに備える、請求項39に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項42】
コンピュータが実行可能な命令を格納したコンピュータが読取り可能な媒体であって、前記命令の実行によって前記コンピュータに、
条件付きで割り当てられた1つ以上の残余資源を示す信号を受け取ることと;
前記受信信号に基づいて、前記条件付きで割り当てられた資源のどれが利用されるかを決定することと;
を実行させる、コンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項43】
前記受信信号はビットマップで、前記利用されるべき残余の資源は前記ビットマップ内のビットに基づいて決定される、請求項42に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項44】
前記残余の資源に条件付きで割り当てられるアクセスターミナルを示すために、予め決定されたパターンで前記マップ上に1つ以上の位置をセットするための命令をさらに備える、請求項43に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項45】
前記残余の資源は、第1のアクセスターミナルへの永続的割り当ての間に一時的に不活性で、かつ、空き時間の間に条件付きで他のユーザ/アクセスターミナルに割り当てられる資源を備える、請求項44に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【請求項46】
所与のインターレースに対応するマップによって指示されたすべてのチャネルIDの中で最低のチャンネルIDに関連するACK資源でACKを送信するための命令をさらに備える、請求項44に記載のコンピュータが読取り可能な媒体。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【公開番号】特開2013−38803(P2013−38803A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−204624(P2012−204624)
【出願日】平成24年9月18日(2012.9.18)
【分割の表示】特願2009−526939(P2009−526939)の分割
【原出願日】平成19年8月31日(2007.8.31)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−204624(P2012−204624)
【出願日】平成24年9月18日(2012.9.18)
【分割の表示】特願2009−526939(P2009−526939)の分割
【原出願日】平成19年8月31日(2007.8.31)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】
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