治療処置のための方法および組成物
中枢神経系の調節および/またはカルシニューリン阻害剤の胎児効果のための方法および組成物が記載される。生理学的区画から外への、および外部環境へのカルシニューリン阻害剤の流出を増加させるための流出トランスポーター活性の調節のための方法および組成物が記載される。特に、本明細書中で開示される方法および組成物は、中枢神経系および胎児区画を含めた生理学的区画からのカルシニューリン阻害剤の流出物を増加させるための、血液−組織、血液−CSFおよび胎盤−母親関門における流出物トランスポーター活性の増加を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
有効量のカルシニューリン阻害剤、および該カルシニューリン阻害剤の副作用を低下させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを含む組成物。
【請求項2】
請求項1記載の組成物および医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項3】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスである請求項1記載の組成物。
【請求項4】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスアナログである請求項1記載の組成物。
【請求項5】
該タクロリムスアナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項4記載の組成物。
【請求項6】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項1記載の組成物。
【請求項7】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項6記載の組成物。
【請求項8】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項1記載の組成物。
【請求項9】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項8記載の組成物。
【請求項10】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項9記載の組成物。
【請求項11】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスであって、該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンである請求項1記載の組成物。
【請求項12】
タクロリムスおよびケルセチンが約0.001:1ないし10:1のモル比で存在する請求項11記載の組成物。
【請求項13】
タクロリムスが約0.1〜1000mgで存在し、該ケルセチンが約10〜1000mgで存在する請求項11記載の組成物。
【請求項14】
該タクロリムスが約0.5〜100mgで存在し、該ケルセチンが約50〜約500mgで存在する請求項13の組成物。
【請求項15】
タクロリムスが約5mgで存在し、ケルセチンが約500mgで存在する請求項14記載の組成物。
【請求項16】
カルシニューリン阻害剤の副作用が、組成物が動物に投与された場合、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての副作用と比較して少なくとも約5%減少する請求項1記載の組成物。
【請求項17】
該副作用がCNS副作用、腎臓および/または尿生殖器副作用、ならびに肝臓、膵臓および/または胃腸副作用よりなる群から選択される請求項1記載の組成物。
【請求項18】
該副作用がCNS副作用である請求項17記載の組成物。
【請求項19】
該CNS副作用が振戦、頭痛、運動機能の変化、精神状態の変化、感覚機能の変化、発作、不眠症、錯感覚、眩暈、昏睡および精神錯乱よりなる群から選択される請求項18記載の組成物。
【請求項20】
該副作用が、肝臓、膵臓および/または胃腸副作用である請求項17記載の組成物。
【請求項21】
該肝臓、膵臓および/または胃腸副作用が肝臓壊死、肝臓傷害性、脂肪肝、静脈閉塞性肝臓病、下痢、悪心、便秘、嘔吐、消化不良、食欲不振、またはLFT異常である請求項20記載の組成物。
【請求項22】
該副作用が腎臓および/または尿生殖器副作用である請求項17記載の組成物。
【請求項23】
該腎臓および/または尿生殖器副作用が腎臓傷害性、腎臓機能損傷、クレアチニン増加、尿管感染、乏尿、出血性膀胱炎、溶血−尿毒症候群または頻尿障害である請求項22記載の組成物。
【請求項24】
該副作用が組織代謝機能の減少である請求項1記載の組成物。
【請求項25】
請求項1記載の組成物および該組成物の使用のための指示書を含むキット。
【請求項26】
該カルシニューリン阻害剤での治療を受けている対象に、該カルシニューリン阻害剤と組合せて副作用を低下させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを投与することを含む、カルシニューリン阻害剤での治療の副作用を減少させる方法。
【請求項27】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがBTB蛋白質輸送アクチベーターである請求項26記載の方法。
【請求項28】
該副作用がCNS副作用、腎臓および/または尿生殖器副作用、ならびに肝臓、膵臓および/または胃腸副作用よりなる群から選択される請求項26記載の方法。
【請求項29】
該副作用がCNS副作用である請求項28記載の方法。
【請求項30】
該CNS副作用が振戦、頭痛、運動機能の変化、精神状態の変化、感覚機能の変化、発作、不眠症、錯感覚、眩暈、昏睡および精神錯乱よりなる群から選択される請求項29記載の方法。
【請求項31】
該副作用が肝臓、膵臓および/または胃腸副作用である請求項28記載の方法。
【請求項32】
該肝臓、膵臓および/または胃腸副作用が肝臓壊死、肝臓傷害性、脂肪肝、静脈閉塞性肝臓病、下痢、悪心、便秘、嘔吐、消化不良、食欲不振、またはLFT異常である請求項31記載の方法。
【請求項33】
該副作用が腎臓および/または尿生殖器副作用である請求項28記載の方法。
【請求項34】
該腎臓および/または尿生殖器副作用が腎臓傷害性、腎臓機能損傷、クレアチニン増加、尿管感染、乏尿、出血性膀胱炎、溶血−尿毒症候群または頻尿障害である請求項33記載の方法。
【請求項35】
該副作用が組織代謝機能の減少である請求項26記載の方法。
【請求項36】
該カルシニューリン阻害剤での治療を受けている対象に、該カルシニューリン阻害剤と組合せて複数の副作用を低下させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを投与することを含む請求項26記載の方法。
【請求項37】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項26記載の方法。
【請求項38】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項37記載の方法。
【請求項39】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項26記載の方法。
【請求項40】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項39記載の方法。
【請求項41】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項40記載の方法。
【請求項42】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスである請求項26記載の方法。
【請求項43】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスアナログである請求項26記載の方法。
【請求項44】
該FK−506アナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項43記載の方法。
【請求項45】
該対象が臓器移植、自己免疫疾患、および炎症性疾患よりなる群から選択される疾患に罹った請求項26記載の方法。
【請求項46】
該疾患が臓器移植である請求項45記載の方法。
【請求項47】
該臓器移植が腎臓移植、膵臓移植、肝臓移植、心臓移植、肺移植、腸移植、腎臓移植後膵臓移植および同時の膵臓−腎臓移植よりなる群から選択される請求項46記載の方法。
【請求項48】
該疾患が自己免疫疾患である請求項45記載の方法。
【請求項49】
該自己免疫疾患がループス腎炎、アトピー性皮膚炎、および乾癬よりなる群から選択される請求項48記載の方法。
【請求項50】
該疾患が炎症性疾患である請求項45記載の方法。
【請求項51】
該炎症性疾患が喘息、外陰苔癬硬化症、慢性アレルギー性接触皮膚炎、湿疹、白斑および潰瘍性結腸炎よりなる群から選択される請求項50記載の方法。
【請求項52】
該投与が単一または複数用量の該カルシニューリン阻害剤、および単一または複数用量の該BTB輸送蛋白質モジュレーターを含む請求項26記載の方法。
【請求項53】
該投与が、同一投与形態の該カルシニューリン阻害剤および該BTB輸送蛋白質モジュレーターの同時投与、別々の投与形態の同時投与、または別々の投与を含む請求項26記載の方法。
【請求項54】
該投与が、同一投与形態の該カルシニューリン阻害剤および該BTB輸送蛋白質モジュレーターの同時投与を含む請求項53記載の方法。
【請求項55】
投与されるカルシニューリン阻害剤の量、および投与されるBTB輸送蛋白質モジュレーターの量のモル比が約0.001:1〜約10:1である請求項26記載の方法。
【請求項56】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で投与され、該BTB輸送蛋白質モジュレーターが、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての副作用と比較して、平均して少なくとも約5%だけカルシニューリン阻害剤の副作用を減少させるのに十分な量で投与される請求項26記載の方法。
【請求項57】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターが、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての治療効果と比較して、平均して少なくとも約5%だけ該カルシニューリン阻害剤の治療効果を増加させるのに十分な量で投与される請求項56記載の方法。
【請求項58】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがBTB蛋白質輸送アクチベーターである請求項56記載の方法。
【請求項59】
該副作用がCNS副作用、腎臓および/または尿生殖器副作用、ならびに肝臓、膵臓および/または胃腸副作用よりなる群から選択される請求項56記載の方法。
【請求項60】
該副作用がCNS副作用である請求項59記載の方法。
【請求項61】
該CNS副作用が振戦、頭痛、運動機能の変化、精神状態の変化、感覚機能の変化、発作、不眠症、錯感覚、眩暈、昏睡および精神錯乱よりなる群から選択される請求項60記載の方法。
【請求項62】
該副作用が肝臓、膵臓および/または胃腸副作用である請求項59記載の方法。
【請求項63】
該肝臓、膵臓および/または胃腸副作用が肝臓壊死、肝臓傷害性、脂肪肝、静脈閉塞性肝臓病、下痢、悪心、便秘、嘔吐、消化不良、食欲不振、またはLFT異常である請求項62記載の方法。
【請求項64】
該副作用が腎臓および/または尿生殖器副作用である請求項59記載の方法。
【請求項65】
該腎臓および/または尿生殖器副作用が腎臓傷害性、腎臓機能損傷、クレアチニン増加、尿管感染、乏尿、出血性膀胱炎、溶血−尿毒症候群または頻尿障害である請求項64記載の方法。
【請求項66】
該副作用が組織代謝機能の減少である請求項56記載の方法。
【請求項67】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項56記載の方法。
【請求項68】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項67記載の方法。
【請求項69】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項56記載の方法。
【請求項70】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項69記載の方法。
【請求項71】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項70記載の方法。
【請求項72】
該ケルセチン阻害剤がタクロリムスである請求項56記載の方法。
【請求項73】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスアナログである請求項56記載の方法。
【請求項74】
該FK−506アナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項73記載の方法。
【請求項75】
有効量のカルシニューリン阻害剤、およびカルシニューリン阻害剤の治療効果を増加させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを含む組成物。
【請求項76】
請求項75記載の組成物、および医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項77】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスである請求項75記載の組成物。
【請求項78】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスアナログである請求項75記載の組成物。
【請求項79】
該タクロリムスアナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項78記載の組成物。
【請求項80】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項75記載の組成物。
【請求項81】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項80記載の組成物。
【請求項82】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項75記載の組成物。
【請求項83】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項82記載の組成物。
【請求項84】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項83記載の組成物。
【請求項85】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスであって、該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンである請求項82記載の組成物。
【請求項86】
タクロリムスおよびケルセチンが約0.001:1〜10:1のモル比で存在する請求項85記載の組成物。
【請求項87】
タクロリムスが約0.1〜1000mgで存在し、ケルセチンが約10〜1000mgで存在する請求項85記載の組成物。
【請求項88】
該タクロリムスが約0.5〜100mgで存在し、該ケルセチンが約50〜500mgで存在する請求項87記載の組成物。
【請求項89】
タクロリムスが約5mgで存在し、ケルセチンが約500mgで存在する請求項88記載の組成物。
【請求項90】
カルシニューリン阻害剤の治療効果が、組成物を動物に投与した場合、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての治療効果と比較して少なくとも約5%増加する請求項75記載の組成物。
【請求項91】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターが該カルシニューリン阻害剤の副作用を減少させるのに十分な量で存在する請求項75記載の組成物。
【請求項92】
該副作用がCNS副作用、腎臓および/または尿生殖器副作用、ならびに肝臓、膵臓および/または胃腸副作用よりなる群から選択される請求項91記載の組成物。
【請求項93】
該副作用がCNS副作用である請求項92記載の組成物。
【請求項94】
該CNS副作用が振戦、頭痛、運動機能の変化、精神状態の変化、感覚機能の変化、発作、不眠症、錯感覚、眩暈、昏睡および精神錯乱よりなる群から選択される請求項93記載の組成物。
【請求項95】
該副作用が肝臓、膵臓および/または胃腸副作用である請求項92記載の組成物。
【請求項96】
該肝臓、膵臓および/または胃腸副作用が肝臓壊死、肝臓傷害性、脂肪肝、静脈閉塞性肝臓病、下痢、悪心、便秘、嘔吐、消化不良、食欲不振、またはLFT異常である請求項95記載の組成物。
【請求項97】
該副作用が腎臓および/または尿生殖器副作用である請求項92記載の組成物。
【請求項98】
該腎臓および/または尿生殖器副作用が腎臓傷害性、腎臓機能損傷、クレアチニン増加、尿管感染、乏尿、出血性膀胱炎、溶血−尿毒症候群または頻尿障害である請求項97記載の組成物。
【請求項99】
該副作用が組織代謝機能の減少である請求項91記載の組成物。
【請求項100】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、BTB輸送蛋白質モジュレーターが、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての生理学的区画におけるカルシニューリン阻害剤の濃度と比較して生理学的区画におけるカルシニューリン阻害剤の濃度を変化させるのに十分な量で存在する請求項75記載の組成物。
【請求項101】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、および該BTB輸送蛋白質モジュレーターが生理学的区画におけるカルシニューリン阻害剤の濃度を増加させるのに十分な量で存在する請求項100記載の組成物。
【請求項102】
該生理学的区画が血液、リンパ節、脾臓、ペイヤーパッチ、肺、および心臓よりなる群から選択される請求項101記載の組成物。
【請求項103】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、該BTB輸送蛋白質モジュレーターが生理学的区画におけるカルシニューリン阻害剤の濃度を減少させるのに十分な量で存在する請求項100記載の組成物。
【請求項104】
該生理学的区画が肝臓、腸、腎臓、肺、心臓および膀胱よりなる群から選択される請求項103記載の組成物。
【請求項105】
さらに、カルシニューリン阻害剤がその治療効果を発揮している生理学的区画からのカルシニューリン阻害剤のクリアランスを減少させることを含む請求項103記載の組成物。
【請求項106】
治療上有効量のカルシニューリン阻害剤、および生理学的区画におけるカルシニューリン阻害剤の濃度を変化させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを含む組成物。
【請求項107】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターが、カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮する生理学的区画からのカルシニューリン阻害剤のクリアランスを減少させるのに十分な量で存在する請求項106記載の組成物。
【請求項108】
請求項106記載の組成物、および医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項109】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスである請求項106記載の組成物。
【請求項110】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスアナログである請求項106記載の組成物。
【請求項111】
該タクロリムスアナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項110記載の組成物。
【請求項112】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項106記載の組成物。
【請求項113】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項112記載の組成物。
【請求項114】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項106記載の組成物。
【請求項115】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項114記載の組成物。
【請求項116】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項115記載の組成物。
【請求項117】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスであって、該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンである請求項114記載の組成物。
【請求項118】
タクロリムスおよびケルセチンが約0.001:1〜10:1のモル比で存在する請求項117記載の組成物。
【請求項119】
タクロリムスが約0.1〜1000mgで存在し、ケルセチンが約10〜1000mgで存在する請求項117記載の組成物。
【請求項120】
該タクロリムスが約0.5〜100mgで存在し、該ケルセチンが約50〜500mgで存在する請求項119記載の組成物。
【請求項121】
タクロリムスが約5mgで存在し、ケルセチンが約500mgで存在する請求項120記載の組成物。
【請求項122】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、該BTB輸送蛋白質モジュレーターが生理学的区画におけるカルシニューリン阻害剤の濃度を増加させるのに十分な量で存在する請求項106記載の組成物。
【請求項123】
該生理学的区画が血液、リンパ節、脾臓、ペイヤーパッチ、肺、および心臓よりなる群から選択される請求項122記載の組成物。
【請求項124】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、該BTB輸送蛋白質モジュレーターが生理学的区画におけるカルシニューリン阻害剤の濃度を減少させるのに十分な量で存在する請求項106記載の組成物。
【請求項125】
該生理学的区画が肝臓、腸、腎臓、肺、心臓および膀胱よりなる群から選択される請求項124記載の組成物。
【請求項126】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、該BTB輸送蛋白質モジュレーターがカルシニューリン阻害剤の副作用を減少させるのに十分な量で存在する請求項106記載の組成物。
【請求項127】
該副作用がCNS副作用、腎臓および/または尿生殖器副作用、および肝臓、膵臓および/または胃腸副作用よりなる群から選択される請求項126記載の組成物。
【請求項128】
該副作用がCNS副作用である請求項127記載の組成物。
【請求項129】
該CNS副作用が振戦、頭痛、運動機能の変化、精神状態の変化、感覚機能の変化、発作、不眠症、錯感覚、眩暈、昏睡および精神錯乱よりなる群から選択される請求項128記載の組成物。
【請求項130】
該副作用が肝臓、膵臓および/または胃腸副作用である請求項127記載の組成物。
【請求項131】
該肝臓、膵臓および/または胃腸副作用が肝臓壊死、肝臓傷害性、脂肪肝、静脈閉塞性肝臓病、下痢、悪心、便秘、嘔吐、消化不良、食欲不振、またはLFT異常である請求項130記載の組成物。
【請求項132】
該副作用が腎臓および/または尿生殖器副作用である請求項127記載の組成物。
【請求項133】
該腎臓および/または尿生殖器副作用が腎臓傷害性、腎臓機能損傷、クレアチニン増加、尿管感染、乏尿、出血性膀胱炎、溶血−尿毒症候群または頻尿障害である請求項132記載の組成物。
【請求項134】
該副作用が組織代謝機能の減少である請求項126記載の組成物。
【請求項135】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、および該BTB輸送蛋白質モジュレーターが該カルシニューリン阻害剤の治療効果を増加させるのに十分な量で存在する請求項126記載の組成物。
【請求項136】
カルシニューリン阻害剤の治療効果が、組成物が動物に投与された場合、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての治療効果と比較して少なくとも約5%増加する請求項135記載の組成物。
【請求項137】
カルシニューリン阻害剤での治療を受けている対象に、カルシニューリン阻害剤の治療効果を増加させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを投与することを含む、カルシニューリン阻害剤の治療効果を増加させる方法。
【請求項138】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがBTB蛋白質輸送アクチベーターである請求項137記載の方法。
【請求項139】
カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で投与され、BTB輸送蛋白質モジュレーターが該カルシニューリン阻害剤の副作用を低下させるのに十分な量で投与される請求項137記載の方法。
【請求項140】
該副作用がCNS副作用、腎臓および/または尿生殖器副作用、および肝臓、膵臓および/または胃腸副作用よりなる群から選択される請求項139記載の方法。
【請求項141】
該副作用がCNS副作用である請求項140記載の方法。
【請求項142】
該CNS副作用が振戦、頭痛、運動機能の変化、精神状態の変化、感覚機能の変化、発作、不眠症、錯感覚、眩暈、昏睡および精神錯乱よりなる群から選択される請求項141記載の方法。
【請求項143】
該副作用が肝臓、膵臓および/または胃腸副作用である請求項140記載の方法。
【請求項144】
該肝臓、膵臓および/または胃腸副作用が肝臓壊死、肝臓傷害性、脂肪肝、静脈閉塞性肝臓病、下痢、悪心、便秘、嘔吐、消化不良、食欲不振、またはLFT異常である請求項143記載の方法。
【請求項145】
該副作用が腎臓および/または尿生殖器副作用である請求項140記載の方法。
【請求項146】
該腎臓および/または尿生殖器副作用が腎臓傷害性、腎臓機能損傷、クレアチニン増加、尿管感染、乏尿、出血性膀胱炎、溶血−尿毒症候群または頻尿障害である請求項145記載の方法。
【請求項147】
該副作用が組織代謝機能の減少である請求項139記載の方法。
【請求項148】
該カルシニューリン阻害剤での治療を受けている対象に、該カルシニューリン阻害剤と組合せて複数の副作用を低下させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを投与することを含む請求項145記載の方法。
【請求項149】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項137記載の方法。
【請求項150】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項149記載の方法。
【請求項151】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項137記載の方法。
【請求項152】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項151記載の方法。
【請求項153】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項152記載の方法。
【請求項154】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスである請求項137記載の方法。
【請求項155】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスアナログである請求項137記載の方法。
【請求項156】
該タクロリムスアナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項155記載の方法。
【請求項157】
該対象が臓器移植、自己免疫疾患、および炎症性疾患よりなる群から選択される疾患に罹った請求項137記載の方法。
【請求項158】
該疾患が臓器移植である請求項157記載の方法。
【請求項159】
該器臓器移植が腎臓移植、膵臓移植、肝臓移植、心臓移植、肺移植、腸移植、腎臓移植後の膵臓移植、および同時膵臓−腎臓移植よりなる群から選択される請求項158記載の方法。
【請求項160】
該疾患が自己免疫疾患である請求項157記載の方法。
【請求項161】
該自己免疫疾患がループス腎炎、アトピー性皮膚炎、および乾癬よりなる群から選択される請求項160記載の方法。
【請求項162】
該疾患が炎症性疾患である請求項157記載の方法。
【請求項163】
該炎症性疾患が喘息、外陰苔癬硬化症、慢性アレルギー性接触皮膚炎、湿疹、白斑および潰瘍性結腸炎よりなる群から選択される請求項162記載の方法。
【請求項164】
該投与が、単一または複数用量の該カルシニューリン阻害剤および単一および複数用量の該BTB輸送蛋白質モジュレーターを含む請求項137記載の方法。
【請求項165】
該投与が同一投与形態の該カルシニューリン阻害剤および該BTB輸送蛋白質モジュレーターの同時投与、別々の投与形態の同時投与、または別々の投与を含む請求項137記載の方法。
【請求項166】
該投与が、同一投与形態の該カルシニューリン阻害剤および該BTB輸送蛋白質モジュレーターの同時投与を含む請求項165記載の方法。
【請求項167】
投与された該カルシニューリン阻害剤の量、および投与されたBTB輸送蛋白質モジュレーターの量のモル比が約0.001:1〜約10:1である請求項137記載の方法。
【請求項168】
カルシニューリン阻害剤の治療効果が、組成物を動物に投与した場合、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての治療効果と比較して少なくとも約5%増加する請求項137記載の方法。
【請求項169】
カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、およびBTB輸送蛋白質モジュレーターが、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての副作用と比較して、平均して少なくとも約5%だけカルシニューリン阻害剤の副作用を減少させるのに十分な量で存在する請求項168記載の方法。
【請求項170】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で投与され、およびBTB輸送蛋白質モジュレーターが生理学的区画におけるカルシニューリンの濃度を変化させるのに十分な量で投与される請求項169記載の方法。
【請求項171】
該生理学的区画が血液、肝臓、リンパ節、脾臓、ペイヤーパッチ、腸、肺、心臓、腎臓、および膀胱よりなる群から選択される請求項170記載の方法。
【請求項172】
さらに、カルシニューリン阻害剤がその治療効果を発揮している生理学的区画からのカルシニューリン阻害剤のクリアランスを減少させることを含む請求項170記載の方法。
【請求項173】
該副作用がCNS副作用、腎臓および/または尿生殖器副作用、ならびに肝臓、膵臓および/または胃腸副作用よりなる群から選択される請求項169記載の方法。
【請求項174】
該副作用がCNS副作用である請求項173記載の方法。
【請求項175】
該CNS副作用が振戦、頭痛、運動機能の変化、精神状態の変化、感覚機能の変化、発作、不眠症、錯感覚、眩暈、昏睡および精神錯乱よりなる群から選択される請求項174記載の方法。
【請求項176】
該副作用が肝臓、膵臓および/または胃腸副作用である請求項173記載の方法。
【請求項177】
該肝臓、膵臓および/または胃腸副作用が肝臓壊死、肝臓傷害性、脂肪肝、静脈閉塞性肝臓病、下痢、悪心、便秘、嘔吐、消化不良、食欲不振、またはLFT異常である請求項176記載の方法。
【請求項178】
該副作用が腎臓および/または尿生殖器副作用である請求項173記載の方法。
【請求項179】
該腎臓および/または尿生殖器副作用が腎臓傷害性、腎臓機能損傷、クレアチニン増加、尿管感染、乏尿、出血性膀胱炎、溶血−尿毒症候群または頻尿障害である請求項178記載の方法。
【請求項180】
該副作用が組織代謝機能の減少である請求項169記載の方法。
【請求項181】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがBTB蛋白質輸送アクチベーターである請求項168記載の方法。
【請求項182】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項168記載の方法。
【請求項183】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項182記載の方法。
【請求項184】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項168記載の方法。
【請求項185】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項184記載の方法。
【請求項186】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項185記載の方法。
【請求項187】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスである請求項168記載の方法。
【請求項188】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスアナログである請求項168記載の方法。
【請求項189】
該タクロリムスアナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項188記載の方法。
【請求項190】
該タクロリムスまたはタクロリムスアナログでの治療を必要とする対象に、生理学的区画中のタクロリムスまたはタクロリムスアナログの濃度を変化させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを投与することを含む、生理学的区画におけるタクロリムスまたはタクロリムスアナログの濃度を変化させる方法。
【請求項191】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターが生理学的区画中のタクロリムスまたはタクロリムスアナログの濃度を増加させる請求項190記載の方法。
【請求項192】
該生理学的区画が血液、リンパ節、脾臓、ペイヤーパッチ、肺および心臓よりなる群から選択される請求項191記載の方法。
【請求項193】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターが生理学的区画中のタクロリムスまたはタクロリムスアナログの濃度を減少させる請求項190記載の方法。
【請求項194】
該生理学的区画が肝臓、腸、腎臓、肺、心臓および膀胱よりなる群から選択される請求項193記載の方法。
【請求項195】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがBTB蛋白質輸送アクチベーターである請求項190記載の方法。
【請求項196】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項190記載の方法。
【請求項197】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項196記載の方法。
【請求項198】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項190記載の方法。
【請求項199】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項198記載の方法。
【請求項200】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項199記載の方法。
【請求項201】
該タクロリムスアナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項190記載の方法。
【請求項1】
有効量のカルシニューリン阻害剤、および該カルシニューリン阻害剤の副作用を低下させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを含む組成物。
【請求項2】
請求項1記載の組成物および医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項3】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスである請求項1記載の組成物。
【請求項4】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスアナログである請求項1記載の組成物。
【請求項5】
該タクロリムスアナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項4記載の組成物。
【請求項6】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項1記載の組成物。
【請求項7】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項6記載の組成物。
【請求項8】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項1記載の組成物。
【請求項9】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項8記載の組成物。
【請求項10】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項9記載の組成物。
【請求項11】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスであって、該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンである請求項1記載の組成物。
【請求項12】
タクロリムスおよびケルセチンが約0.001:1ないし10:1のモル比で存在する請求項11記載の組成物。
【請求項13】
タクロリムスが約0.1〜1000mgで存在し、該ケルセチンが約10〜1000mgで存在する請求項11記載の組成物。
【請求項14】
該タクロリムスが約0.5〜100mgで存在し、該ケルセチンが約50〜約500mgで存在する請求項13の組成物。
【請求項15】
タクロリムスが約5mgで存在し、ケルセチンが約500mgで存在する請求項14記載の組成物。
【請求項16】
カルシニューリン阻害剤の副作用が、組成物が動物に投与された場合、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての副作用と比較して少なくとも約5%減少する請求項1記載の組成物。
【請求項17】
該副作用がCNS副作用、腎臓および/または尿生殖器副作用、ならびに肝臓、膵臓および/または胃腸副作用よりなる群から選択される請求項1記載の組成物。
【請求項18】
該副作用がCNS副作用である請求項17記載の組成物。
【請求項19】
該CNS副作用が振戦、頭痛、運動機能の変化、精神状態の変化、感覚機能の変化、発作、不眠症、錯感覚、眩暈、昏睡および精神錯乱よりなる群から選択される請求項18記載の組成物。
【請求項20】
該副作用が、肝臓、膵臓および/または胃腸副作用である請求項17記載の組成物。
【請求項21】
該肝臓、膵臓および/または胃腸副作用が肝臓壊死、肝臓傷害性、脂肪肝、静脈閉塞性肝臓病、下痢、悪心、便秘、嘔吐、消化不良、食欲不振、またはLFT異常である請求項20記載の組成物。
【請求項22】
該副作用が腎臓および/または尿生殖器副作用である請求項17記載の組成物。
【請求項23】
該腎臓および/または尿生殖器副作用が腎臓傷害性、腎臓機能損傷、クレアチニン増加、尿管感染、乏尿、出血性膀胱炎、溶血−尿毒症候群または頻尿障害である請求項22記載の組成物。
【請求項24】
該副作用が組織代謝機能の減少である請求項1記載の組成物。
【請求項25】
請求項1記載の組成物および該組成物の使用のための指示書を含むキット。
【請求項26】
該カルシニューリン阻害剤での治療を受けている対象に、該カルシニューリン阻害剤と組合せて副作用を低下させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを投与することを含む、カルシニューリン阻害剤での治療の副作用を減少させる方法。
【請求項27】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがBTB蛋白質輸送アクチベーターである請求項26記載の方法。
【請求項28】
該副作用がCNS副作用、腎臓および/または尿生殖器副作用、ならびに肝臓、膵臓および/または胃腸副作用よりなる群から選択される請求項26記載の方法。
【請求項29】
該副作用がCNS副作用である請求項28記載の方法。
【請求項30】
該CNS副作用が振戦、頭痛、運動機能の変化、精神状態の変化、感覚機能の変化、発作、不眠症、錯感覚、眩暈、昏睡および精神錯乱よりなる群から選択される請求項29記載の方法。
【請求項31】
該副作用が肝臓、膵臓および/または胃腸副作用である請求項28記載の方法。
【請求項32】
該肝臓、膵臓および/または胃腸副作用が肝臓壊死、肝臓傷害性、脂肪肝、静脈閉塞性肝臓病、下痢、悪心、便秘、嘔吐、消化不良、食欲不振、またはLFT異常である請求項31記載の方法。
【請求項33】
該副作用が腎臓および/または尿生殖器副作用である請求項28記載の方法。
【請求項34】
該腎臓および/または尿生殖器副作用が腎臓傷害性、腎臓機能損傷、クレアチニン増加、尿管感染、乏尿、出血性膀胱炎、溶血−尿毒症候群または頻尿障害である請求項33記載の方法。
【請求項35】
該副作用が組織代謝機能の減少である請求項26記載の方法。
【請求項36】
該カルシニューリン阻害剤での治療を受けている対象に、該カルシニューリン阻害剤と組合せて複数の副作用を低下させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを投与することを含む請求項26記載の方法。
【請求項37】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項26記載の方法。
【請求項38】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項37記載の方法。
【請求項39】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項26記載の方法。
【請求項40】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項39記載の方法。
【請求項41】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項40記載の方法。
【請求項42】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスである請求項26記載の方法。
【請求項43】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスアナログである請求項26記載の方法。
【請求項44】
該FK−506アナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項43記載の方法。
【請求項45】
該対象が臓器移植、自己免疫疾患、および炎症性疾患よりなる群から選択される疾患に罹った請求項26記載の方法。
【請求項46】
該疾患が臓器移植である請求項45記載の方法。
【請求項47】
該臓器移植が腎臓移植、膵臓移植、肝臓移植、心臓移植、肺移植、腸移植、腎臓移植後膵臓移植および同時の膵臓−腎臓移植よりなる群から選択される請求項46記載の方法。
【請求項48】
該疾患が自己免疫疾患である請求項45記載の方法。
【請求項49】
該自己免疫疾患がループス腎炎、アトピー性皮膚炎、および乾癬よりなる群から選択される請求項48記載の方法。
【請求項50】
該疾患が炎症性疾患である請求項45記載の方法。
【請求項51】
該炎症性疾患が喘息、外陰苔癬硬化症、慢性アレルギー性接触皮膚炎、湿疹、白斑および潰瘍性結腸炎よりなる群から選択される請求項50記載の方法。
【請求項52】
該投与が単一または複数用量の該カルシニューリン阻害剤、および単一または複数用量の該BTB輸送蛋白質モジュレーターを含む請求項26記載の方法。
【請求項53】
該投与が、同一投与形態の該カルシニューリン阻害剤および該BTB輸送蛋白質モジュレーターの同時投与、別々の投与形態の同時投与、または別々の投与を含む請求項26記載の方法。
【請求項54】
該投与が、同一投与形態の該カルシニューリン阻害剤および該BTB輸送蛋白質モジュレーターの同時投与を含む請求項53記載の方法。
【請求項55】
投与されるカルシニューリン阻害剤の量、および投与されるBTB輸送蛋白質モジュレーターの量のモル比が約0.001:1〜約10:1である請求項26記載の方法。
【請求項56】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で投与され、該BTB輸送蛋白質モジュレーターが、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての副作用と比較して、平均して少なくとも約5%だけカルシニューリン阻害剤の副作用を減少させるのに十分な量で投与される請求項26記載の方法。
【請求項57】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターが、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての治療効果と比較して、平均して少なくとも約5%だけ該カルシニューリン阻害剤の治療効果を増加させるのに十分な量で投与される請求項56記載の方法。
【請求項58】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがBTB蛋白質輸送アクチベーターである請求項56記載の方法。
【請求項59】
該副作用がCNS副作用、腎臓および/または尿生殖器副作用、ならびに肝臓、膵臓および/または胃腸副作用よりなる群から選択される請求項56記載の方法。
【請求項60】
該副作用がCNS副作用である請求項59記載の方法。
【請求項61】
該CNS副作用が振戦、頭痛、運動機能の変化、精神状態の変化、感覚機能の変化、発作、不眠症、錯感覚、眩暈、昏睡および精神錯乱よりなる群から選択される請求項60記載の方法。
【請求項62】
該副作用が肝臓、膵臓および/または胃腸副作用である請求項59記載の方法。
【請求項63】
該肝臓、膵臓および/または胃腸副作用が肝臓壊死、肝臓傷害性、脂肪肝、静脈閉塞性肝臓病、下痢、悪心、便秘、嘔吐、消化不良、食欲不振、またはLFT異常である請求項62記載の方法。
【請求項64】
該副作用が腎臓および/または尿生殖器副作用である請求項59記載の方法。
【請求項65】
該腎臓および/または尿生殖器副作用が腎臓傷害性、腎臓機能損傷、クレアチニン増加、尿管感染、乏尿、出血性膀胱炎、溶血−尿毒症候群または頻尿障害である請求項64記載の方法。
【請求項66】
該副作用が組織代謝機能の減少である請求項56記載の方法。
【請求項67】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項56記載の方法。
【請求項68】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項67記載の方法。
【請求項69】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項56記載の方法。
【請求項70】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項69記載の方法。
【請求項71】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項70記載の方法。
【請求項72】
該ケルセチン阻害剤がタクロリムスである請求項56記載の方法。
【請求項73】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスアナログである請求項56記載の方法。
【請求項74】
該FK−506アナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項73記載の方法。
【請求項75】
有効量のカルシニューリン阻害剤、およびカルシニューリン阻害剤の治療効果を増加させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを含む組成物。
【請求項76】
請求項75記載の組成物、および医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項77】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスである請求項75記載の組成物。
【請求項78】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスアナログである請求項75記載の組成物。
【請求項79】
該タクロリムスアナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項78記載の組成物。
【請求項80】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項75記載の組成物。
【請求項81】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項80記載の組成物。
【請求項82】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項75記載の組成物。
【請求項83】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項82記載の組成物。
【請求項84】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項83記載の組成物。
【請求項85】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスであって、該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンである請求項82記載の組成物。
【請求項86】
タクロリムスおよびケルセチンが約0.001:1〜10:1のモル比で存在する請求項85記載の組成物。
【請求項87】
タクロリムスが約0.1〜1000mgで存在し、ケルセチンが約10〜1000mgで存在する請求項85記載の組成物。
【請求項88】
該タクロリムスが約0.5〜100mgで存在し、該ケルセチンが約50〜500mgで存在する請求項87記載の組成物。
【請求項89】
タクロリムスが約5mgで存在し、ケルセチンが約500mgで存在する請求項88記載の組成物。
【請求項90】
カルシニューリン阻害剤の治療効果が、組成物を動物に投与した場合、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての治療効果と比較して少なくとも約5%増加する請求項75記載の組成物。
【請求項91】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターが該カルシニューリン阻害剤の副作用を減少させるのに十分な量で存在する請求項75記載の組成物。
【請求項92】
該副作用がCNS副作用、腎臓および/または尿生殖器副作用、ならびに肝臓、膵臓および/または胃腸副作用よりなる群から選択される請求項91記載の組成物。
【請求項93】
該副作用がCNS副作用である請求項92記載の組成物。
【請求項94】
該CNS副作用が振戦、頭痛、運動機能の変化、精神状態の変化、感覚機能の変化、発作、不眠症、錯感覚、眩暈、昏睡および精神錯乱よりなる群から選択される請求項93記載の組成物。
【請求項95】
該副作用が肝臓、膵臓および/または胃腸副作用である請求項92記載の組成物。
【請求項96】
該肝臓、膵臓および/または胃腸副作用が肝臓壊死、肝臓傷害性、脂肪肝、静脈閉塞性肝臓病、下痢、悪心、便秘、嘔吐、消化不良、食欲不振、またはLFT異常である請求項95記載の組成物。
【請求項97】
該副作用が腎臓および/または尿生殖器副作用である請求項92記載の組成物。
【請求項98】
該腎臓および/または尿生殖器副作用が腎臓傷害性、腎臓機能損傷、クレアチニン増加、尿管感染、乏尿、出血性膀胱炎、溶血−尿毒症候群または頻尿障害である請求項97記載の組成物。
【請求項99】
該副作用が組織代謝機能の減少である請求項91記載の組成物。
【請求項100】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、BTB輸送蛋白質モジュレーターが、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての生理学的区画におけるカルシニューリン阻害剤の濃度と比較して生理学的区画におけるカルシニューリン阻害剤の濃度を変化させるのに十分な量で存在する請求項75記載の組成物。
【請求項101】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、および該BTB輸送蛋白質モジュレーターが生理学的区画におけるカルシニューリン阻害剤の濃度を増加させるのに十分な量で存在する請求項100記載の組成物。
【請求項102】
該生理学的区画が血液、リンパ節、脾臓、ペイヤーパッチ、肺、および心臓よりなる群から選択される請求項101記載の組成物。
【請求項103】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、該BTB輸送蛋白質モジュレーターが生理学的区画におけるカルシニューリン阻害剤の濃度を減少させるのに十分な量で存在する請求項100記載の組成物。
【請求項104】
該生理学的区画が肝臓、腸、腎臓、肺、心臓および膀胱よりなる群から選択される請求項103記載の組成物。
【請求項105】
さらに、カルシニューリン阻害剤がその治療効果を発揮している生理学的区画からのカルシニューリン阻害剤のクリアランスを減少させることを含む請求項103記載の組成物。
【請求項106】
治療上有効量のカルシニューリン阻害剤、および生理学的区画におけるカルシニューリン阻害剤の濃度を変化させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを含む組成物。
【請求項107】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターが、カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮する生理学的区画からのカルシニューリン阻害剤のクリアランスを減少させるのに十分な量で存在する請求項106記載の組成物。
【請求項108】
請求項106記載の組成物、および医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項109】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスである請求項106記載の組成物。
【請求項110】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスアナログである請求項106記載の組成物。
【請求項111】
該タクロリムスアナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項110記載の組成物。
【請求項112】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項106記載の組成物。
【請求項113】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項112記載の組成物。
【請求項114】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項106記載の組成物。
【請求項115】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項114記載の組成物。
【請求項116】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項115記載の組成物。
【請求項117】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスであって、該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンである請求項114記載の組成物。
【請求項118】
タクロリムスおよびケルセチンが約0.001:1〜10:1のモル比で存在する請求項117記載の組成物。
【請求項119】
タクロリムスが約0.1〜1000mgで存在し、ケルセチンが約10〜1000mgで存在する請求項117記載の組成物。
【請求項120】
該タクロリムスが約0.5〜100mgで存在し、該ケルセチンが約50〜500mgで存在する請求項119記載の組成物。
【請求項121】
タクロリムスが約5mgで存在し、ケルセチンが約500mgで存在する請求項120記載の組成物。
【請求項122】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、該BTB輸送蛋白質モジュレーターが生理学的区画におけるカルシニューリン阻害剤の濃度を増加させるのに十分な量で存在する請求項106記載の組成物。
【請求項123】
該生理学的区画が血液、リンパ節、脾臓、ペイヤーパッチ、肺、および心臓よりなる群から選択される請求項122記載の組成物。
【請求項124】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、該BTB輸送蛋白質モジュレーターが生理学的区画におけるカルシニューリン阻害剤の濃度を減少させるのに十分な量で存在する請求項106記載の組成物。
【請求項125】
該生理学的区画が肝臓、腸、腎臓、肺、心臓および膀胱よりなる群から選択される請求項124記載の組成物。
【請求項126】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、該BTB輸送蛋白質モジュレーターがカルシニューリン阻害剤の副作用を減少させるのに十分な量で存在する請求項106記載の組成物。
【請求項127】
該副作用がCNS副作用、腎臓および/または尿生殖器副作用、および肝臓、膵臓および/または胃腸副作用よりなる群から選択される請求項126記載の組成物。
【請求項128】
該副作用がCNS副作用である請求項127記載の組成物。
【請求項129】
該CNS副作用が振戦、頭痛、運動機能の変化、精神状態の変化、感覚機能の変化、発作、不眠症、錯感覚、眩暈、昏睡および精神錯乱よりなる群から選択される請求項128記載の組成物。
【請求項130】
該副作用が肝臓、膵臓および/または胃腸副作用である請求項127記載の組成物。
【請求項131】
該肝臓、膵臓および/または胃腸副作用が肝臓壊死、肝臓傷害性、脂肪肝、静脈閉塞性肝臓病、下痢、悪心、便秘、嘔吐、消化不良、食欲不振、またはLFT異常である請求項130記載の組成物。
【請求項132】
該副作用が腎臓および/または尿生殖器副作用である請求項127記載の組成物。
【請求項133】
該腎臓および/または尿生殖器副作用が腎臓傷害性、腎臓機能損傷、クレアチニン増加、尿管感染、乏尿、出血性膀胱炎、溶血−尿毒症候群または頻尿障害である請求項132記載の組成物。
【請求項134】
該副作用が組織代謝機能の減少である請求項126記載の組成物。
【請求項135】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、および該BTB輸送蛋白質モジュレーターが該カルシニューリン阻害剤の治療効果を増加させるのに十分な量で存在する請求項126記載の組成物。
【請求項136】
カルシニューリン阻害剤の治療効果が、組成物が動物に投与された場合、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての治療効果と比較して少なくとも約5%増加する請求項135記載の組成物。
【請求項137】
カルシニューリン阻害剤での治療を受けている対象に、カルシニューリン阻害剤の治療効果を増加させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを投与することを含む、カルシニューリン阻害剤の治療効果を増加させる方法。
【請求項138】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがBTB蛋白質輸送アクチベーターである請求項137記載の方法。
【請求項139】
カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で投与され、BTB輸送蛋白質モジュレーターが該カルシニューリン阻害剤の副作用を低下させるのに十分な量で投与される請求項137記載の方法。
【請求項140】
該副作用がCNS副作用、腎臓および/または尿生殖器副作用、および肝臓、膵臓および/または胃腸副作用よりなる群から選択される請求項139記載の方法。
【請求項141】
該副作用がCNS副作用である請求項140記載の方法。
【請求項142】
該CNS副作用が振戦、頭痛、運動機能の変化、精神状態の変化、感覚機能の変化、発作、不眠症、錯感覚、眩暈、昏睡および精神錯乱よりなる群から選択される請求項141記載の方法。
【請求項143】
該副作用が肝臓、膵臓および/または胃腸副作用である請求項140記載の方法。
【請求項144】
該肝臓、膵臓および/または胃腸副作用が肝臓壊死、肝臓傷害性、脂肪肝、静脈閉塞性肝臓病、下痢、悪心、便秘、嘔吐、消化不良、食欲不振、またはLFT異常である請求項143記載の方法。
【請求項145】
該副作用が腎臓および/または尿生殖器副作用である請求項140記載の方法。
【請求項146】
該腎臓および/または尿生殖器副作用が腎臓傷害性、腎臓機能損傷、クレアチニン増加、尿管感染、乏尿、出血性膀胱炎、溶血−尿毒症候群または頻尿障害である請求項145記載の方法。
【請求項147】
該副作用が組織代謝機能の減少である請求項139記載の方法。
【請求項148】
該カルシニューリン阻害剤での治療を受けている対象に、該カルシニューリン阻害剤と組合せて複数の副作用を低下させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを投与することを含む請求項145記載の方法。
【請求項149】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項137記載の方法。
【請求項150】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項149記載の方法。
【請求項151】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項137記載の方法。
【請求項152】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項151記載の方法。
【請求項153】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項152記載の方法。
【請求項154】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスである請求項137記載の方法。
【請求項155】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスアナログである請求項137記載の方法。
【請求項156】
該タクロリムスアナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項155記載の方法。
【請求項157】
該対象が臓器移植、自己免疫疾患、および炎症性疾患よりなる群から選択される疾患に罹った請求項137記載の方法。
【請求項158】
該疾患が臓器移植である請求項157記載の方法。
【請求項159】
該器臓器移植が腎臓移植、膵臓移植、肝臓移植、心臓移植、肺移植、腸移植、腎臓移植後の膵臓移植、および同時膵臓−腎臓移植よりなる群から選択される請求項158記載の方法。
【請求項160】
該疾患が自己免疫疾患である請求項157記載の方法。
【請求項161】
該自己免疫疾患がループス腎炎、アトピー性皮膚炎、および乾癬よりなる群から選択される請求項160記載の方法。
【請求項162】
該疾患が炎症性疾患である請求項157記載の方法。
【請求項163】
該炎症性疾患が喘息、外陰苔癬硬化症、慢性アレルギー性接触皮膚炎、湿疹、白斑および潰瘍性結腸炎よりなる群から選択される請求項162記載の方法。
【請求項164】
該投与が、単一または複数用量の該カルシニューリン阻害剤および単一および複数用量の該BTB輸送蛋白質モジュレーターを含む請求項137記載の方法。
【請求項165】
該投与が同一投与形態の該カルシニューリン阻害剤および該BTB輸送蛋白質モジュレーターの同時投与、別々の投与形態の同時投与、または別々の投与を含む請求項137記載の方法。
【請求項166】
該投与が、同一投与形態の該カルシニューリン阻害剤および該BTB輸送蛋白質モジュレーターの同時投与を含む請求項165記載の方法。
【請求項167】
投与された該カルシニューリン阻害剤の量、および投与されたBTB輸送蛋白質モジュレーターの量のモル比が約0.001:1〜約10:1である請求項137記載の方法。
【請求項168】
カルシニューリン阻害剤の治療効果が、組成物を動物に投与した場合、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての治療効果と比較して少なくとも約5%増加する請求項137記載の方法。
【請求項169】
カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で存在し、およびBTB輸送蛋白質モジュレーターが、BTB輸送蛋白質モジュレーターなくしての副作用と比較して、平均して少なくとも約5%だけカルシニューリン阻害剤の副作用を減少させるのに十分な量で存在する請求項168記載の方法。
【請求項170】
該カルシニューリン阻害剤が治療効果を発揮するのに十分な量で投与され、およびBTB輸送蛋白質モジュレーターが生理学的区画におけるカルシニューリンの濃度を変化させるのに十分な量で投与される請求項169記載の方法。
【請求項171】
該生理学的区画が血液、肝臓、リンパ節、脾臓、ペイヤーパッチ、腸、肺、心臓、腎臓、および膀胱よりなる群から選択される請求項170記載の方法。
【請求項172】
さらに、カルシニューリン阻害剤がその治療効果を発揮している生理学的区画からのカルシニューリン阻害剤のクリアランスを減少させることを含む請求項170記載の方法。
【請求項173】
該副作用がCNS副作用、腎臓および/または尿生殖器副作用、ならびに肝臓、膵臓および/または胃腸副作用よりなる群から選択される請求項169記載の方法。
【請求項174】
該副作用がCNS副作用である請求項173記載の方法。
【請求項175】
該CNS副作用が振戦、頭痛、運動機能の変化、精神状態の変化、感覚機能の変化、発作、不眠症、錯感覚、眩暈、昏睡および精神錯乱よりなる群から選択される請求項174記載の方法。
【請求項176】
該副作用が肝臓、膵臓および/または胃腸副作用である請求項173記載の方法。
【請求項177】
該肝臓、膵臓および/または胃腸副作用が肝臓壊死、肝臓傷害性、脂肪肝、静脈閉塞性肝臓病、下痢、悪心、便秘、嘔吐、消化不良、食欲不振、またはLFT異常である請求項176記載の方法。
【請求項178】
該副作用が腎臓および/または尿生殖器副作用である請求項173記載の方法。
【請求項179】
該腎臓および/または尿生殖器副作用が腎臓傷害性、腎臓機能損傷、クレアチニン増加、尿管感染、乏尿、出血性膀胱炎、溶血−尿毒症候群または頻尿障害である請求項178記載の方法。
【請求項180】
該副作用が組織代謝機能の減少である請求項169記載の方法。
【請求項181】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがBTB蛋白質輸送アクチベーターである請求項168記載の方法。
【請求項182】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項168記載の方法。
【請求項183】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項182記載の方法。
【請求項184】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項168記載の方法。
【請求項185】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項184記載の方法。
【請求項186】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項185記載の方法。
【請求項187】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスである請求項168記載の方法。
【請求項188】
該カルシニューリン阻害剤がタクロリムスアナログである請求項168記載の方法。
【請求項189】
該タクロリムスアナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項188記載の方法。
【請求項190】
該タクロリムスまたはタクロリムスアナログでの治療を必要とする対象に、生理学的区画中のタクロリムスまたはタクロリムスアナログの濃度を変化させるのに十分な量のBTB輸送蛋白質モジュレーターを投与することを含む、生理学的区画におけるタクロリムスまたはタクロリムスアナログの濃度を変化させる方法。
【請求項191】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターが生理学的区画中のタクロリムスまたはタクロリムスアナログの濃度を増加させる請求項190記載の方法。
【請求項192】
該生理学的区画が血液、リンパ節、脾臓、ペイヤーパッチ、肺および心臓よりなる群から選択される請求項191記載の方法。
【請求項193】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターが生理学的区画中のタクロリムスまたはタクロリムスアナログの濃度を減少させる請求項190記載の方法。
【請求項194】
該生理学的区画が肝臓、腸、腎臓、肺、心臓および膀胱よりなる群から選択される請求項193記載の方法。
【請求項195】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがBTB蛋白質輸送アクチベーターである請求項190記載の方法。
【請求項196】
該BTB輸送蛋白質がABC輸送蛋白質である請求項190記載の方法。
【請求項197】
該ABC輸送蛋白質がP−gPである請求項196記載の方法。
【請求項198】
該BTB輸送蛋白質モジュレーターがフラボノイドまたはフラボノイド誘導体である請求項190記載の方法。
【請求項199】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチン、イソケルセチン、フラボン、クリシン、アピゲニン、ロイフォリン、ジオスミン、ガランギン、フィセチン、モリン、ルチン、ケンフェロール、ミリセチン、タキシフォリン、ナリンゲニン、ナリンジン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、カルコン、フロレチン、フロリジン、ゲニステイン、ビオカニンA、カテキン、およびエピカテキンよりなる群から選択される請求項198記載の方法。
【請求項200】
該フラボノイドまたはフラボノイド誘導体がケルセチンまたはケルセチン誘導体である請求項199記載の方法。
【請求項201】
該タクロリムスアナログがメリダマイシン、31−O−デメチル−FK506;L−683,590,L−685,818;32−O−(1−ヒドロキシエチルインドール−5−イル)アスコマイシン;アスコマイシン;C18−OH−アスコマイシン;9−デオキソ−31−O−デメチル−FK506;L−688,617;A−119435;AP1903;ラパマイシン;デキサメタゾン−FK506ヘテロダイマー;13−O−デメチルタクロリムス;およびFK506−デキストランコンジュゲートよりなる群から選択される請求項190記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【公表番号】特表2010−514790(P2010−514790A)
【公表日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−544248(P2009−544248)
【出願日】平成19年12月26日(2007.12.26)
【国際出願番号】PCT/US2007/088827
【国際公開番号】WO2008/083160
【国際公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【出願人】(509180061)リメリック バイオファーマ, インコーポレイテッド (3)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年12月26日(2007.12.26)
【国際出願番号】PCT/US2007/088827
【国際公開番号】WO2008/083160
【国際公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【出願人】(509180061)リメリック バイオファーマ, インコーポレイテッド (3)
【Fターム(参考)】
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