説明

洋風便器装置

【課題】洋風便器が立姿にて男子小用に使用される場合に、両足を置くべき位置を使用者に点灯指示して視認させて、尿の飛散を防止する洋風便器装置を提供する。
【解決手段】便器本体20と、便器本体上に起倒回動可能な便座22とを有する洋風便器装置10において、便器本体20の正面側の外壁に、立姿使用者の両足位置を点灯指示する両足位置指示用照明装置14、15を設け、便器本体20の前方床面に立姿使用者の両足を置くべき位置を示す照明スポット16、17を形成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洋風便器装置に関し、詳しくは、洋風便器が立姿にて男子小用に使用される場合に、両足を置くべき位置を使用者に視認させ、尿の飛散を防止する洋風便器装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、公共施設内などに設けられたトイレでは、貼り紙などにより注意を喚起し、小用時の尿の飛散防止を図る方法が用いられている。
【0003】
しかしながら、前記方法は、見栄えが良くなくトイレ内の美観を損ねることから、特に一般家庭では用いられ難い。
【0004】
また、特開2002−119442号公報(特許文献1)においては、洋風便器の前方部の左右両側に光スポットを形成することにより、洋風便器の男子小用使用者の足が自然にこの光スポットに置かれ、該男子が便鉢に自然に近づいて立つことを促し、尿の飛散を防止する洋風便器装置が提案されている。
【0005】
前記特許文献1の洋風便器装置は、図6に示すように洋風便器1の左右に張出部5、6が備えられ、前記張出部5、6内には温水洗浄のための温水タンクや便座7及び便蓋8の回動装置が設置され、該張出部5、6から赤外線及び可視光を含む光を便鉢の左右前部の床面に向かって照射する構成となっている。
【0006】
しかしながら、前記構成とすると、張出部のない洋風便器装置、すなわち温水タンクや便座・便蓋の回動装置を備えない低コストの洋風便器装置には使用できず、汎用性がないといった問題がある。
また、一般家庭等の洋風便器装置の設置スペースが狭いトイレ内においては、張出部を備えることにより、手狭になるという問題もある。
さらに、張出部5、6は構造的に便器1の正面側よりも後方に位置するため、そこから照射される光は、便器1に遮られ便器1の正面側床面には照射されず、両足を便器1の幅よりも広げて立つ必要があり、不便なものとなる。
【0007】
また、特開2004−261221号公報(特許文献2)においては、洋風便器前方の床面を照明する照明付き便器設備が提案されている。
【0008】
前記特許文献2の照明付き便器設備は、図7に示すように便蓋4の前縁部に発光ユニット9が設けられており、人体検知センサにより人の入室を検知することにより、発光ユニット9内のLEDが点灯し、洋風便器2の前方床面が照明され、所定時間経過後に便蓋4が自動的に起立するとともに、前記LEDが消灯される構成となっている。
【0009】
前記特許文献2の発明は、夜間にトイレ室内照明を点灯することなく用便を可能にするものであるが、便蓋4が起立した後は、便器本体および便鉢内は照明されていないため、使用者が立姿で使用する際に、尿を飛散させるおそれがある。
【特許文献1】特開2002−119442号公報
【特許文献2】特開2004−261221号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記問題を解決するために提案されたもので、その目的は、洋風便器が立姿にて男子小用に使用される場合に両足を置くべき位置を使用者に視認させ、便器本体近傍に立たせることにより、尿の飛散を防止する低コストかつ省スペースとなる洋風便器装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の洋風便器装置は、便器本体と、前記便器本体上に起倒回動可能な便座とを有する洋風便器装置において、該便器本体の正面側の外壁に、立姿使用者の両足位置を点灯指示する照明装置を設けたことを特徴とする。
【0012】
請求項2では、照明装置は、前記便座が起立回動することにより点灯し、該便座が倒伏回動することにより消灯することを特徴とする。
【0013】
請求項3では、照明装置は、前記便座が起立回動することにより点灯した後は、所定時間経過後に自動的に消灯することを特徴とする。
【0014】
請求項4では、便器本体に、人体検知手段を設け、人体の在、不在を検知して前記照明装置の点灯と消灯を行うことを特徴とする。
【0015】
請求項5では、便器本体に、人体検知手段を設け、人体の在を検知して前記照明装置が点灯した後は、所定時間経過後に自動的に消灯することを特徴とする。
【0016】
請求項6では、便器本体が、樹脂材からなることを特徴とする。
【0017】
請求項7では、照明装置は、トイレ室内照明とは異なる光色で点灯することを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
請求項1乃至7に記載の洋風便器装置によれば、便器本体の正面側の外壁に、立姿使用者の両足位置を点灯指示する照明装置を設け、トイレ室内床面に両足を置くべき位置を示す照明スポットを形成することにより、使用者に両足を置くべき位置を視認させるとともに便器本体近傍に立たせ、尿の飛散防止を図ることができる。
【0019】
また、便器本体に照明装置を設けているので、従来技術のような問題点は解消され、低コストかつ省スペースで立姿使用者に両足を置くべき位置を視認させる洋風便器装置を提供することができる。
【0020】
請求項2では、便座が起立回動することによって前記照明装置が点灯し、便座が倒伏回動することによって消灯する構成とすることにより、立姿使用者以外の者が使用する場合には照明装置は点灯しないため、省電力を図ることができる。
【0021】
請求項3では、便座が起立回動することによって前記照明装置が点灯した後は、使用者が該照明装置の点灯により、両足を置くべき位置を視認できるだけの時間があれば十分な効果が期待できるため、所定時間、例えば、使用者に視認させるため5秒程度前記照明装置を点灯させて、その時間経過後に自動的に消灯する構成とすることにより、更なる省電力を図ることができる。
【0022】
請求項4では、便器本体が備える人体検知手段によって、人体の在、不在を検知して照明装置の点灯と消灯を行うことにより、使用者は入室時点において両足を置くべき位置が視認でき、点灯指示された位置に立つことにより尿の飛散防止を図ることができる。
【0023】
請求項5では、便器本体が備える人体検知手段により、人体の在を検知し該照明装置が点灯した後は、使用者が該照明装置の点灯により、両足を置くべき位置を視認できるだけの時間があれば十分な効果が期待でき、上記と同様に、省電力を図ることができる。
【0024】
請求項6では、便器本体が、樹脂材からなるため、陶器製の便器本体と比較し安価で加工成形し易い。特に複数部分のパーツに分割形成でき、各パーツが軽量となり、搬送作業や設置作業の効率化を図ることができる。
【0025】
請求項7では、照明装置は、トイレ室内照明とは異なる光色で点灯するので、使用者に両足を置くべき位置をより確実に視認させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0027】
図1は、本実施例に係る洋風便器装置10の全体斜視図である。
【0028】
本実施例の洋風便器装置10は、便器本体20と後部に洗浄タンク(不図示)を備え、便鉢20aの後方位置に便座22及び便蓋21が回動自在に枢着されている。また、便器本体20の正面側の外壁に照明装置14、15(以下、両足位置指示用照明装置と称す)を設けている。さらに、図1では、便座22及び便蓋21が起立し、両足位置指示用照明装置14、15が点灯した状態を示している。
本実施例及び実施例2では、後述する実施例3と異なり、便器本体20を従来のように陶器で形成した場合にも適用できる。
尚、図1では、人体検知手段30を図示しているが、本実施例には必ずしも必要なものではないので、実施例2において詳述する。
【0029】
本実施例によれば、両足位置指示用照明装置14、15を便器本体20の正面側の外壁に設けているため、両足位置指示用照明装置14、15からの光は便器本体20に遮断されることなく、便器本体20の前方床面に立姿使用者が両足をおくべき位置を示す照明スポット16、17を形成することができる。
【0030】
また、本実施例では両足位置指示用照明装置14、15にLEDを使用しており、床面に形成される照明スポット16、17が足型を形成するように足型の絵が描かれた透光性のフィルムを貼付しているので、立姿使用者に両足を置くべき位置の注意を確実に促すことができる。
尚、両足位置指示用照明装置14、15により形成される照明スポット16、17は、便器本体の近傍に形成されるように設定することが好ましい。これにより、使用者を十分に便器本体近傍に立たせることができ、尿の飛散防止を図ることができる。
【0031】
さらに、本実施例では、両足位置指示用照明装置14、15から照射される照明の光色を、トイレ室内照明の光色と異なる光色(例えば、赤や青など)としている。
前記構成によれば、トイレ室内の室内照明が点灯されている場合や昼間などのトイレ室内が明るい場合でも、立姿使用者に効果的に両足を置くべき位置をより確実に視認させることができる。
【0032】
さらにまた、両足位置指示用照明装置14、15の点灯は、一定の周期で又は周期を異ならせて点滅点灯する構成としてもよい。これにより、立姿使用者に両足を置くべき位置の注意を喚起することができる。
【0033】
前記点灯の際、もしくは前記点滅点灯の際に、注意音を出力させる構成としてもよい。これにより、立姿使用者に両足を置くべき位置の注意をより一層、喚起することができる。
【0034】
本実施例の両足位置指示用照明装置14、15の点灯指示動作を図2のフローチャートを参照しながら説明する。
便座22の枢着部には便座22の起倒回動を検知するセンサ(不図示)を設けており、前記センサが、便座22の起立回動を検知すれば、両足位置指示用照明装置14、15が点灯する(101、102)。
【0035】
次に、便座22の起倒回動を検知するセンサが、便座22の倒伏回動を検知すると、両足位置指示用照明装置14、15が消灯する(103、104)。
前記構成によれば、立姿使用者以外の者が使用する場合には両足位置指示用照明装置14、15は点灯しないため、省電力を図ることができる。
【0036】
前記フローチャートの動作に代えて、便座22の起立回動を検知し両足位置指示用照明装置14、15が点灯した後は、両足位置指示用照明装置14、15に時間制御手段(不図示)を設け、所定時間経過後に、例えば、使用者が両足を置くべき位置を視認するのに十分な5秒後などに両足位置指示用照明装置14、15が自動的に消灯する構成としてもよい。
このような構成とすると、両足位置指示用照明装置14、15の点灯時間は、使用者が両足を置くべき位置を視認できるだけの短時間でよいため、便座22の倒伏回動検知による消灯と比較し、更なる省電力を図ることができる。
【0037】
尚、便座22の起倒回動は、使用者の手によって人的になされてもよいし、便器本体20に便座22の起倒回動装置が備えられている場合は、使用者がトイレ室内のリモコン等の操作を行うことにより自動的に便蓋21及び便座22が起倒回動される構成としてもよい。
【実施例2】
【0038】
本実施例では、便座22の起倒回動を検知し、両足位置指示用照明装置14、15が点灯と消灯を行う実施例1と異なり、図1に示すように便器本体20に人体検知手段30を設け、人体の在、不在を検知し、両足位置指示用照明装置14、15が点灯と消灯を行う構成としている。
これにより、使用者は入室時点において両足を置くべき位置が視認でき、点灯指示された位置に立つことにより尿の飛散防止を図ることができる。
【0039】
また、便器本体20に人体検知手段30を設け、人体の在を検知し両足位置指示用照明装置14、15が点灯した後は、両足位置指示用照明装置14、15に時間制御手段(不図示)を設け、所定時間経過後に、例えば、使用者が両足を置くべき位置を視認するのに十分な5秒後などに両足位置指示用照明装置14、15が自動的に消灯する構成としてもよい。
前記構成とすると、両足位置指示用照明装置14、15の点灯時間は、使用者が両足を置くべき位置を視認できるだけの短時間でよいため、更なる省電力を図ることができる。
【0040】
さらに、便器本体20に人体検知手段30と便座22の枢着部に便座22の起倒回動を検知するセンサ(不図示)を設け、人体の在を検知して両足位置指示用照明装置14、15が所定時間点灯し、所定時間内に便座22の起立回動を検知した場合は、両足位置指示用照明装置14、15は点灯を継続し、便座22の倒伏回動を検知することにより消灯する一方、人体の在を検知して両足位置指示用照明装置14、15が所定時間点灯した後、便座22が所定時間内に起立回動されない場合は、所定時間経過後に消灯する構成としてもよい。
【0041】
前記構成とすると、使用者は入室時点において両足を置くべき位置が視認できるとともに、立姿使用者以外の者が使用する場合、すなわち所定時間内に便座22の起立回動を検知しない場合は、所定時間経過後に両足位置指示用照明装置14、15は消灯するため、省電力を図ることができる。
尚、他の構成は実施例1と同様であるため説明を省略する。
【実施例3】
【0042】
図3(a)は本実施例に係る洋風便器装置11の全体斜視図であり、図3(b)及び(c)は、便蓋・便座設置部23と便器部24が組み付けられる前のそれぞれ斜視図である。
【0043】
本実施例の洋風便器装置11は、便蓋21、便座22、便蓋・便座設置部23、便器部24、サイドカバー28を備え、便器部24はスカート部25、縁カバー26、便鉢27からなり、少なくとも便蓋・便座設置部23、スカート部25、縁カバー26は樹脂材により形成されている。また、実施例1と同様にスカート部25の正面側の外壁に両足位置指示用照明装置14、15を設けている。
【0044】
便蓋・便座設置部23は、便蓋21及び便座22が回動自在に枢着され、サイドカバー28の上端部に載設される構成となっている。
また、便器部24は、スカート部25の上端部の外周縁に形成した受け部に、便鉢27の上端部の外周縁に形成した突縁部を載置し、その上に縁カバー26を配置する構成としている。
さらに、便蓋・便座設置部23に設けられた凸部と縁カバー26の凹部が嵌合され、縁カバー26の凹部が便蓋・便座設置部23の凸部を覆い隠す構成となっている。
【0045】
前記構成のように、少なくとも便蓋・便座設置部23、スカート部25、縁カバー26が樹脂材からなるため、一体成形される陶器製の便器本体と比較し安価で加工成形し易く、また軽量であり、搬送作業や設置作業の効率化を図るものとなる。
また、樹脂材で形成した部分は個々のパーツに分解できるため、清掃が容易であり、パーツ毎に取り替えも可能となり、衛生的なものとなる。
特に縁カバー26の取替えが可能となるため、使用者の好みによって色を変えたり、夏用、冬用カバーを取替えて使用することもできる。
【0046】
さらに、図3(C)に示すようにスカート部25の内側には、内部空間が形成されるため、該内部空間に電子回路その他の部品を内設することもでき、狭いトイレ室内のスペースを有効に利用できる。
【0047】
さらにまた、縁カバー26の凹部が便蓋・便座設置部23の凸部を覆い隠すことにより、従来の陶器製便器のように、便器本体と便蓋・便座設置部との間の隙間に尿が入り込み、不衛生となる問題が解決される。
尚、他の構成は実施例1及び実施例2と同様であるため説明を省略する。
【実施例4】
【0048】
図4は本実施例に係る洋風便器装置12の全体斜視図である。
実施例3との相違点は、スカート部25の正面側の外壁に両足位置指示用照明装置14、15を設けるとともに、スカート部25の両側面の外壁に床面及びスカート部25の外壁を照明する照明装置18(以下、便器用照明装置と称す)を設けている点である。
【0049】
前記のように便器用照明装置18を設ける構成とすれば、スカート部25の外壁及び床面が照明され、トイレ室内が暗い場合や夜間でも、便器部24の位置を視認することができるため、トイレ室内照明を点灯することなく使用することができる。
これにより、夜間の用便の際にトイレ室内照明を点灯することで室内全体が明るくなり使用者に眩しい感じを与え、眠気が殺がれるようなことはなく、快適に使用することができ、用便後もすみやかに再就寝できる。
【0050】
また、便器用照明装置18は、便器部24に人体検知手段30を設け、人体の在、不在を検知して点灯と消灯を行うことが好ましい。これにより、トイレ室内が暗い場合や夜間でも、トイレ室内照明のスイッチを手探りで探す必要がなく、快適に使用することができる。
【0051】
さらに、人体検知手段30とともにトイレ室内の明るさを検知する照度検知手段(不図示)を便器部24に設けてもよい。これにより、トイレ室内が明るい場合には、照度検知手段が明るさを検知し人体検知手段をOFF状態として、使用者が便器部24の正面側に存在しても、便器用照明装置18が点灯されず、省電力を図ることができる。
【0052】
あるいは、人体検知手段30に加えてクロックタイマ(不図示)を便器部24に設ける構成としてもよい。
人体検知手段30のON及びOFFとする時刻をクロックタイマに設定することにより、トイレ室内が明るい昼間等の時間帯は、人体検知手段をOFF状態として使用者が便器部24の正面側に存在しても、便器用照明装置18が点灯されず、省電力を図ることができる。
【0053】
尚、便器用照明装置18は、便器部24の側面外壁に限らず正面側、例えば、両足位置指示用照明装置14、15の間等に設けてもよい。
【0054】
また、本実施例においてスカート部25及び縁カバー26を透光性の樹脂材から形成する構成としてもよい。
前記構成とすると、便器用照明装置18からの照明はスカート部25の外壁及び床面だけでなく、間接照明のようにスカート部25の略全体及び縁カバー26のスカート部25と当接する外周縁が、ほのかに発光するので、トイレ室内が暗い場合や夜間でも、便器部24の位置を明瞭に視認することができる。
さらに、便鉢27も透光性の樹脂材から形成する構成とすれば、便鉢27もほのかに発光し、立姿使用者が使用する場合にも尿の飛散を防止することができる。
【0055】
さらにまた、スカート部25及び縁カバー26を透光性の樹脂材から形成する構成とする場合に、便器用照明装置18をスカート部25の外壁に設ける構成に代えて、図5に示すようにスカート部25の内側に形成される内部空間に便器内部空間照明装置19を設ける構成としてもよい。
この構成によれば、便器が内照式照明装置となり、インテリア照明器具として、使用者の趣向を充たしてくれる。また、便器の多くの部分がほのかに発光するため、より一層、眩しさが和らげられる構成となる。
尚、他の構成は実施例1乃至実施例3と同様であるため説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明に係る実施例1及び実施例2の洋風便器装置を示す全体斜視図である。
【図2】実施例1における、照明装置の点灯指示動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る実施例3の洋風便器装置を示し、(a)は全体斜視図、(b)及び(c)は便蓋・便座設置部と便器部が組み付けられる前のそれぞれ斜視図である。
【図4】本発明に係る実施例4の洋風便器装置を示す全体斜視図である。
【図5】本発明に係る実施例4の変形例を示す便器部の斜視図である。
【図6】従来例を示す図である。
【図7】他の従来例を示す図である。
【符号の説明】
【0057】
10 洋風便器装置(実施例1及び実施例2)
11 洋風便器装置(実施例3)
12 洋風便器装置(実施例4)
14、15 両足位置指示用照明装置
16、17 照明スポット
18 便器用照明装置
19 便器内部空間照明装置
20 便器本体
20a 便鉢(実施例1)
21 便蓋
22 便座
23 便蓋・便座設置部
24 便器部
25 スカート部
26 縁カバー
27 便鉢(実施例2、3)
28 サイドカバー
30 人体検知手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便器本体と、前記便器本体上に起倒回動可能な便座とを有する洋風便器装置において、
該便器本体の正面側の外壁に、立姿使用者の両足位置を点灯指示する照明装置を設けたことを特徴とする洋風便器装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記照明装置は、前記便座が起立回動することにより点灯し、該便座が倒伏回動することにより消灯することを特徴とする洋風便器装置。
【請求項3】
請求項1において、
前記照明装置は、前記便座が起立回動することにより点灯した後は、所定時間経過後に自動的に消灯することを特徴とする洋風便器装置。
【請求項4】
請求項1において、
前記便器本体に、人体検知手段を設け、人体の在、不在を検知して前記照明装置の点灯と消灯を行うことを特徴とする洋風便器装置。
【請求項5】
請求項1において、
前記便器本体に、人体検知手段を設け、人体の在を検知して前記照明装置が点灯した後は、所定時間経過後に自動的に消灯することを特徴とする洋風便器装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項において、
前記便器本体が、樹脂材からなることを特徴とする洋風便器装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項において、
前記照明装置は、トイレ室内照明とは異なる光色で点灯することを特徴とする洋風便器装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−197899(P2007−197899A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−13898(P2006−13898)
【出願日】平成18年1月23日(2006.1.23)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】