説明

浴室換気乾燥機

【課題】熱源機からの温水温度が低い場合に、最適な温度まで上昇させる浴室換気乾燥機を提供する。
【解決手段】浴室を暖房する暖房用温水回路10と、暖房用温水回路10と並列的に噴霧用加熱回路13を備え、暖房用温水回路10とは別に給水する水を噴霧用加熱水−水熱交換器11で温水に加熱し、浴室内に直接その温水を噴霧する噴霧用ノズル16と、噴霧する温水流量を調節する噴霧用流量調節弁とを設けた噴霧回路17、噴霧回路17と並列的に接続された微細用ノズル18と、微細量調節弁22を設けた微細回路20を設けた構成によって、暖房用温水回路10および噴霧用加熱回路13のいずれかの位置に補助電気ヒータ23を設けたことにより、熱源機1からの温水温度を最適な温度まで上昇させる浴室換気乾燥機を提供できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、暖房や換気、簡易のミストサウナ機能を搭載し、浴室を利用して洗濯物を乾燥させる浴室換気乾燥機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、一般家庭における浴室の換気装置の設置が多くなるに伴い、浴室を利用して洗濯物を乾燥させる乾燥機能を有した浴室換気乾燥機が普及してきている。
【0003】
また、建築基準法が改正され新築住宅にあっては常時換気の機能を有する換気装置の設置が義務付けられ、ますますこの種の装置の普及が拡大してきている。
【0004】
また、この種の装置は熱源を電気ヒータ等による電気式のものとガスによる温水を利用するものとがあり、お互いのシェアアップのために機能向上において切磋琢磨している。
【0005】
しかし、つい最近、ガスによる温水を熱源とする装置で簡易で快適なミストサウナ機能を有したものが発売され新機能として注目をあびている。
【0006】
よって、電気式の装置でも電気を利用して温水を供給する熱源をこの種の装置に接続し簡易で快適なミストサウナ機能を有した機種の開発がおこなわれている。
【0007】
従来、この種の装置は図6に示すものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
以下、その浴室換気乾燥機について、図6を参照しながら説明する。
【0009】
図6に示すように、温水を供給する熱源機102から80℃の温水が供給され、浴室空間103から取り込まれる空気を加熱する加熱手段104と温水の水滴を破砕する水破砕手段105と、この水破砕手段105により破砕された水滴を大粒の水滴と微細な水滴とに分離する気液分離手段106とを含む加湿手段107を備え、加熱手段104により加熱された空気を浴室空間103内に送風する加熱送風手段108と加湿手段107により加湿された空気を浴室空間103内に送風する加湿送風手段109とを有し、加熱手段104、加湿手段107、加熱送風手段108、加湿送風手段109は浴室換気乾燥機本体101内に配置されている構成をしている。
【0010】
この装置において、浴室空間103内に送風された暖房風と加湿空気により、簡易で快適なミストサウナ空間をつくりあげることができる。
【特許文献1】特開2006−25967号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、以上説明した従来の乾燥機は次のような課題がある。
【0012】
ガスを利用して温水を供給する熱源機に対して、電気を利用して温水を供給する熱源機は温水温度が低く、そのためガスを利用して温水を供給する熱源機に対して浴室を暖房する能力が低くなり、冷風感を感じる場合がある。さらに、噴霧する温水温度も低くなりガスを利用するものに比べ電気を利用するものは十分にミストサウナ機能としての能力を発揮できないという課題がある。
【0013】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、電気を利用して温水を供給する熱源と接続し簡易で快適なミストサウナ機能を有する浴室換気乾燥機において、暖房用の温水温度も適切な温水温度にし、かつ噴霧する温水温度も適切な温水温度にし、前述のような課題を解決することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の浴室換気乾燥機は上記目的を達成するために、暖房用熱交換器および暖房用流量調節弁を設け、浴室を暖房する暖房用温水回路と、前記暖房用温水回路と並列的に接続された噴霧用水−水熱交換器および噴霧用流量調節弁を設けた噴霧用加熱回路を備え、前記暖房用温水回路とは別に給水する水を前記噴霧用加熱水−水熱交換器で温水に加熱し、浴室内に直接その温水を噴霧する噴霧用ノズルと、噴霧する温水流量を調節する噴霧用流量調節弁とを設けた噴霧回路、前記噴霧回路と並列的に接続された微細用ノズルと、微細量調節弁を設けた微細回路を設けた構成によって、前記暖房用温水回路および前記噴霧用加熱回路のいずれかの位置に補助電気ヒータを設けたものである。
【0015】
この手段により、温水温度が低く、能力不足の場合にでも、簡易で快適な簡易ミストサウナ空間を作り出すことができる浴室換気乾燥機が得られる。
【0016】
また、他の手段は、補助電気ヒータを、暖房用熱交換器の上流側に設けたものである。
【0017】
この手段により、暖房する能力が低く、冷風感を感じるおそれがある場合に、冷風感を感じないようにすることができる浴室換気乾燥機が得られる。
【0018】
また、他の手段は、補助電気ヒータを、噴霧用加熱水−水熱交換器の上流側に設けたものである。
【0019】
この手段により、噴霧する温水温度を適切な温度まで加熱し、快適なミスト空間を作りだすことができる浴室換気乾燥機が得られる。
【0020】
また、他の手段は、補助電気ヒータを、噴霧用加熱水−水熱交換器と噴霧回路および微細回路との間に設けたものである。
【0021】
この手段により、前述と同様、噴霧する温水温度を適切な温度まで加熱し、快適なミスト空間を作りだすことができる浴室換気乾燥機が得られる。
【0022】
また、他の手段は、温水の温水温度を検知する検知手段と、補助電気ヒータの加熱量を制御するための制御手段とを備えたものである。
【0023】
この手段により、能力を発揮するのに適切な温水温度を常に制御することができる浴室換気乾燥機が得られる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、確実に簡易で快適なミストサウナ空間を作るために必要な温水温度に常に制御でき、適切な簡易ミストサウナ機能を発揮できる浴室換気乾燥機を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明の請求項1の浴室換気乾燥機は、暖房用熱交換器および暖房用流量調節弁を設け、浴室を暖房する暖房用温水回路と、前記暖房用温水回路と並列的に接続された噴霧用水−水熱交換器および噴霧用流量調節弁を設けた噴霧用加熱回路を備え、前記暖房用温水回路とは別に給水する水を前記噴霧用加熱水−水熱交換器で温水に加熱し、浴室内に直接その温水を噴霧する噴霧用ノズルと、噴霧する温水流量を調節する噴霧用流量調節弁とを設けた噴霧回路、前記噴霧回路と並列的に接続された微細用ノズルと、微細量調節弁を設けた微細回路を設けた構成によって、前記暖房用温水回路および前記噴霧用加熱回路のいずれかの位置に補助電気ヒータを設けたことにより、補助電気ヒータにより、暖房用温水回路に流入する温水も、噴霧用過熱回路に流入する温水も、適切な温水温度(約80℃)まで加熱することが可能となり、浴室の暖房も冷風感ない温度(約40℃〜44℃)まで上昇させ、さらに噴霧する温水も同等な温度(約40℃〜44℃)まで上昇させることができ、両者を実現することにより快適なミストサウナ空間を作り出すことができるという作用を有する。
【0026】
また、本発明の請求項2の浴室換気乾燥機は、補助電気ヒータを、暖房用熱交換器の上流側に設けたことにより、暖房用熱交換器へ低い温度の温水が流入しようとした場合は補助電気ヒータにて加熱し、適切な温度の温水を流入させることにより、浴室への暖房送風を冷風感がない状態にて供給することができるという作用を有する。
【0027】
また、本発明の請求項3の浴室換気乾燥機は、補助電気ヒータを、噴霧用加熱水−水熱交換器の上流側に設けたことにより、噴霧する水との熱交換をおこなうのに温度を適切な温度まで加熱することができ、噴霧する水を所望する温度まで確実に加熱させ、快適なミスト空間を作りだすことができ、また、熱源機へリターンする温水を加熱しているため、熱源機での省エネにもつながることができるという作用を有する。
【0028】
また、本発明の請求項4の浴室換気乾燥機は、補助電気ヒータを、噴霧用加熱水−水熱交換器と噴霧回路および微細回路との間に設けたことにより、噴霧する温水を直接加熱することができ、噴霧する際の温水を適切な温度にすることができ、快適なミスト空間を作りだすことができるという作用を有する。
【0029】
また、本発明の請求項5の浴室換気乾燥機は、温水の温水温度を検知する検知手段と、補助電気ヒータの加熱量を制御するための制御手段とを備えたことにより、補助電気ヒータの加熱量を制御することができ、一定の温水温度に保持することができ、より快適なミスト空間を作りだし、さらに冷風感のない温風を浴室内に供給することができるという作用を有する。
【0030】
また、本発明の請求項6の浴室換気乾燥機は、検知手段を、噴霧用加熱水−水熱交換器と噴霧回路および微細回路の間に設けたことにより、噴霧する温水の温度を適切に検知し、一定の温水温度に保持することができ、より快適なミスト空間を作りだすことができるという作用を有する。
【0031】
また、本発明の請求項7の浴室換気乾燥機は、検知手段を、噴霧用ノズルと微細用ノズルに一体にすることにより、噴霧温度に近い温度判断ができ、また、コストも安くすることができるという作用を有する。
【0032】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0033】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に関する構成図である。
【0034】
浴室換気乾燥機の本体27に温水を供給する電気を利用した熱源機1から温水が銅管等によって温水入口接続口2に供給され、分岐部3にて2回路に分岐し、片側は暖房用熱交換器4に流れ、循環用送風機5によって浴室の空気を暖房用熱交換器4に送風し、熱交換をさせ、浴室内を暖房する。この時、浴室内の温度を検知する吸込温検知手段6にて検知した温度にて暖房用熱交換器4に流入させる温水量を調節させる暖房用流量調節弁7を設けておく。この構成にすることにより、より室内をすばやく暖房させたい時は暖房用熱交換器4に多くの温水を流すために暖房用流量調節弁7を全開にしておき、浴室内の温度が十分温まってきたら今度は暖房用流量調節弁7を絞り、暖房用熱交換器4に流す温水量を少なくし、省エネもおこないながら浴室内を暖房することができる。前述の暖房用流量調節弁7は図示したように暖房用熱交換器4の上流側に配置しても、下流側に配置しても同効果を有することができる。
【0035】
この後、温水は合流部8を通って、温水出口接続部9から熱源機1に戻る。前述のこのような温水の流れを暖房用温水回路10とする。
【0036】
また、分岐部3にて分岐させたもう片方は噴霧用加熱水−水熱交換器11に流れ、逆止弁12から流入させる別の噴霧用の水を加熱させ、合流部8に合流する噴霧用加熱回路13を構成する。
【0037】
噴霧用加熱回路13には、噴霧用の水を加熱させる必要がない場合には、噴霧用加熱回路13に温水を流入させないようにする、もしくは、噴霧用流量調節弁14で流量を絞るようにしている。
【0038】
噴霧用加熱水−水熱交換器11によって加熱された噴霧用の水はその先、温水となり第2分岐部15へ流入し、片側は浴室内に直接温水を噴霧ノズル16にて噴霧される噴霧回路17に流れる。
【0039】
そして、噴霧ノズル16から温水を噴霧することにより浴室空間内を高湿のミストサウナ空間にすることができる。また、もう片側の噴霧用の水は第2分岐部15から微細用ノズル18に流入し、微細用ノズル18から微細用ファンアッシー19に噴霧され、水滴は高速回転するファンにあたり極微細にされ浴室内に噴霧される微細回路20に流れる。この微細回路20は噴霧回路17と比べるとより水滴を極微細にすることにより、体に加湿による違和感のないソフトなミストサウナ空間にすることができる。
【0040】
前述の微細用ファンアッシー19は送風用シロッコファン、ファンケーシング、送風用モーター(いずれも図示せず)などで構成される。
【0041】
また、前述の噴霧回路17、および微細回路20には各々、噴霧量調節弁21と微細量調節弁22を有する。短時間にて温水を噴霧しミスト空間が必要な場合は噴霧ノズル16から一気に噴霧する必要があり、噴霧回路17に温水を流し、噴霧ノズル16から噴霧する。そのときは、噴霧量調節弁21を全開にし、微細量調節弁22を全閉にする。そうして浴室内がミスト空間になった場合は逆に微細回路20に温水を流し、ソフトにミスト空間を維持するために温水を微細回路20に流す必要があり、その場合は噴霧量調節弁21を全閉、微細量調節弁22を全開にする。当然短時間のうちに各々の噴霧量調節弁21、微細量調節弁22の開度を変化させると、浴室内の快適な空間が保持できなくなるため徐々に開度を除変させていく。
【0042】
さらに、前述の暖房用温水回路10、及び噴霧用加熱回路13のいずれかの位置に補助電気ヒータ23を有し、電気を利用する熱源機1から供給されてくる温水を加熱し所望の温度まで加熱することができる構成とする。図示では温水入口接続口2と分岐部3との間に補助電気ヒータ23を設置した構成図である。この補助電気ヒータ23の運転は暖房用熱交換の上流側に設けてある暖房用温水温度検知手段24の検知した温度によって制御する。一般的には80℃〜85℃となるように補助電気ヒータ23の運転−停止をおこなう。
【0043】
また、補助電気ヒータ23の形と種類については、シーズヒータのリング形状を温水回路に直接巻きつけ、配管の中を流れる温水を加熱する方法や、またシーズヒータ以外にもセラミックPTCヒータの素子を温水回路に直接貼り付け、配管の中を流れる温水を加熱する方法などがある。
【0044】
上記構成により、前述にも述べたが暖房用温水回路10に流入する温水も、噴霧用過熱回路13に流入する温水も、適切な温水温度まで過熱することが可能となり、浴室の暖房も冷風感ない温度(約40℃〜44℃)まで上昇させ、さらに噴霧する温水も同等な温度(約40℃〜44℃)まで上昇させることができ、両者を実現することにより簡易で快適なミストサウナ空間を作り出すことができる。
【0045】
(実施の形態2)
図2については、実施の形態2に関する構成図であり、実施の形態1と同構成については同符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0046】
補助電気ヒータ23Aは暖房用熱交換器4の上流側、かつ分岐部3より下流側に配置する。暖房用熱交換器4へ低い温度の温水が流入しようとした場合は補助電気ヒータ23Aを運転し、暖房用熱交換器4へ適切な温度(約80℃)の温水を流入させることにより、浴室への暖房送風を冷風感がない状態にて供給することができる。
【0047】
(実施の形態3)
図3については、実施の形態3に関する構成図であり、実施の形態1、2と同構成については同符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0048】
補助電気ヒータ23Bは噴霧用加熱水−水熱交換器11の上流側、かつ、分岐部3より下流に配置する。噴霧用加熱水−水熱交換器11へ低い温度の温水が流入しようとした場合は補助電気ヒータ23Bを運転し、噴霧用加熱水−水熱交換器11へ適切な温度(約80℃)の温水を流入させることにより、噴霧する水を所望する温度まで確実に加熱させ、快適なミスト空間を作りだすことが可能となる。
【0049】
また、補助電気ヒータ23Bの運転は、噴霧用加熱水−水熱交換器11の上流側に設けてある噴霧用水―水熱交換器温度検知手段25の検知した温度によって制御する。
【0050】
(実施の形態4)
図4については、実施の形態4に関する構成図であり、実施の形態1〜3と同構成については同符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0051】
補助電気ヒータ23Cを、噴霧用加熱水−水熱交換器11と第2分岐部15の間に設置する。また、この補助電気ヒータ23Cの運転制御は噴霧用温水温度検知手段25Aの検知した温度によって制御手段26によって制御する。一般的には噴霧温水温度は43〜45℃になるように補助電気ヒータ23Cを運転、あるいは停止させ温水温度を制御する。
【0052】
これにより、浴室内に噴霧する温水温度を適切な温度に保持することができるため快適なサウナ空間にすることができる。
【0053】
(実施の形態5)
図5については、実施の形態5に関する構成図であり、実施の形態1〜4と同構成については同符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0054】
補助電気ヒータ23Dを、噴霧用加熱水−水熱交換器11と第2分岐部15の間に設置する。また各々のノズルは噴霧用温水温度検知手段25B、噴霧用温水温度検知手段25Cを一体化して有する、噴霧ノズル16A、微細用ノズル18Aである。また、各々の検知手段によって検知された温度は制御手段26Aによって一般的には噴霧温水温度は43〜45℃になるように、補助電気ヒータ23Dの運転、停止を制御する。
【0055】
これにより、一体となっているため、より噴霧温度に近い温度判断ができ、さらに一体化しているため、コストも安く、浴室内に噴霧する温水温度を適切な温度に保持することができるため快適なサウナ空間にすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0056】
本発明の浴室換気乾燥機の温水の供給構成は、熱源機からの温水が低い場合でも適切な温水を供給できる構成によって、空調機、送風機等に設けられている温水の供給構成にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の実施の形態1の浴室換気乾燥機における構成図
【図2】本発明の実施の形態2の浴室換気乾燥機における構成図
【図3】本発明の実施の形態3の浴室換気乾燥機における構成図
【図4】本発明の実施の形態4の浴室換気乾燥機における構成図
【図5】本発明の実施の形態5の浴室換気乾燥機における構成図
【図6】従来の浴室換気乾燥機における構成図
【符号の説明】
【0058】
4 暖房用熱交換器
10 暖房用温水回路
11 噴霧用加熱水−水熱交換器
13 噴霧用加熱回路
16 噴霧用ノズル
16A 噴霧用ノズル
17 噴霧回路
18 微細用ノズル
18A 微細用ノズル
20 微細回路
22 微細量調節弁
23 補助電気ヒータ
23A 補助電気ヒータ
23B 補助電気ヒータ
23C 補助電気ヒータ
23D 補助電気ヒータ
24 暖房用温水温度検知手段
25 噴霧用水−水熱交換器温度検知手段
25A 噴霧用温水温度検知手段
25B 噴霧用温水温度検知手段
25C 噴霧用温水温度検知手段
26 制御手段
26A 制御手段
27 本体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
暖房用熱交換器および暖房用流量調節弁を設け、浴室を暖房する暖房用温水回路と、前記暖房用温水回路と並列的に接続された噴霧用水−水熱交換器および噴霧用流量調節弁を設けた噴霧用加熱回路を備え、前記暖房用温水回路とは別に給水する水を前記噴霧用加熱水−水熱交換器で温水に加熱し、浴室内に直接その温水を噴霧する噴霧用ノズルと、噴霧する温水流量を調節する噴霧用流量調節弁とを設けた噴霧回路、前記噴霧回路と並列的に接続された微細用ノズルと、微細量調節弁を設けた微細回路を設けた構成によって、前記暖房用温水回路および前記噴霧用加熱回路のいずれかの位置に補助電気ヒータを設けたことを特徴とする浴室換気乾燥機。
【請求項2】
補助電気ヒータを、暖房用熱交換器の上流側に設けたことを特徴とする請求項1記載の浴室換気乾燥機。
【請求項3】
補助電気ヒータを、噴霧用加熱水−水熱交換器の上流側に設けたことを特徴とする請求項1記載の浴室換気乾燥機。
【請求項4】
補助電気ヒータを、噴霧用加熱水−水熱交換器と噴霧回路および微細回路との間に設けたことを特徴とする請求項1記載の浴室換気乾燥機。
【請求項5】
温水の温水温度を検知する検知手段と、補助電気ヒータの加熱量を制御するための制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の浴室換気乾燥機。
【請求項6】
検知手段を、噴霧用加熱水−水熱交換器と噴霧回路および微細回路の間に設けたことを特徴とする請求項5記載の浴室換気乾燥機。
【請求項7】
検知手段を、噴霧用ノズルと微細用ノズルに一体にすることを特徴とする請求項1、5、6のいずれかに記載の浴室換気乾燥機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−8529(P2008−8529A)
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−177640(P2006−177640)
【出願日】平成18年6月28日(2006.6.28)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】