説明

液晶ディスプレイ装置

【課題】液晶ディスプレイ装置の構成を調整することにより液晶ディスプレイ装置の額縁部分の厚みを改善し、デザイン性の自由度を向上し、併せて、部材点数、組み立て作業、設計等の面でコストダウンを図る。
【解決手段】X−PCB12上に、スイッチ回路12bとリモコン受信回路12aと照度センサー12cとの少なくとも1つを形成され、主基板20は、ACインレットを介して上記液晶ディスプレイ装置100の外部から入力された交流電源に基いて各種の電源電圧を生成する電源回路C4を形成されており、X−PCB12上に形成されたスイッチ回路12bとリモコン受信回路12aと照度センサー12cとの少なくとも1つは、第1ケーブル30を介して電源回路C4から電源供給される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶ディスプレイ装置に関し、特に、液晶パネルと上記液晶パネルのデータ駆動回路を形成されたデータ駆動回路基板と上記液晶パネルのゲート駆動回路を形成されたゲート駆動回路基板とを備える液晶モジュールと、映像信号に基づいて上記液晶パネルの駆動信号を生成するタイミングコントローラーと、上記タイミングコントローラーを搭載した主基板と、上記主基板と上記データ駆動回路基板とを接続して上記タイミングコントローラーの生成した上記駆動信号を上記主基板から上記データ駆動回路基板へ伝送する第1ケーブルと、を備える液晶ディスプレイ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、テレビ等の電子機器においては、機能の確保とデザイン性の向上の両立が課題となっていた。このように機能確保とデザイン性向上とを工夫した技術として特許文献1〜4が知られている。
特許文献1には、透過型液晶表示パネル等の表示部材の占有スペースのうちで情報表示領域から外れた領域に受信部を配置する技術が開示されている。当該構成によれば、各部材のスペース配置効率を向上しつつ、表示・操作面の製造コストを低下し、デザインの自由度を向上することができる。
特許文献2には、半導体基板に設けた受光素子を透光性を有する封止基板で封止する技術が開示されている。
特許文献3には、額縁面積が小さく薄型かつ組み立て性の良い液晶表示装置を提供するために、液晶パネルのXおよびY方向に接続されたテープキャリアパッケージのうち、XもしくはY側どちらかのテープキャリアパッケージを液晶パネル面に対して鋭角に折曲げて配置し、残る一方のテープキャリアパッケージを液晶パネル面に対して鈍角に折曲げて配置してある。
特許文献4には、液晶テレビの複数の操作端子のうち、使用頻度が高く操作性に影響を与える操作スイッチを液晶テレビ正面の下部に設け、使用頻度の低い色の濃淡や色合いの調節部を液晶テレビ本体のサイドに設けることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−320788号公報
【特許文献2】特開2009−4742号公報
【特許文献3】特開平8−88819号公報
【特許文献4】特開平3−157076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、デザイン性の向上の要望はさらに高まる傾向にあり、デザイン性の自由度の更なる向上が要望されている。従って、上述した特許文献に開示されているデザイン性の自由度では、不十分であった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、液晶ディスプレイ装置の構成を調整することにより液晶ディスプレイ装置の額縁部分の厚みを改善し、デザイン性の自由度を向上し、併せて、部材点数、組み立て作業、設計等の面でコストダウンを図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の液晶ディスプレイ装置では、液晶パネルと上記液晶パネルのデータ駆動回路を形成されたデータ駆動回路基板と上記液晶パネルのゲート駆動回路を形成されたゲート駆動回路基板とを備える液晶モジュールと、映像信号に基づいて上記液晶パネルの駆動信号を生成するタイミングコントローラーと、上記タイミングコントローラーを搭載した主基板と、上記主基板と上記データ駆動回路基板とを接続して上記タイミングコントローラーの生成した上記駆動信号を上記主基板から上記データ駆動回路基板へ伝送する第1ケーブルと、を備える液晶ディスプレイ装置において、上記データ駆動回路基板は、ユーザーから操作入力を受付けるためのスイッチ回路とリモコンから送信されたリモコン信号を受信するためのリモコン受信回路と上記液晶ディスプレイ装置の設置場所における照度を測定するための照度センサーとの少なくとも1つを形成され、上記主基板は、ACインレットを介して上記液晶ディスプレイ装置の外部から入力された交流電源に基いて各種の電源電圧を生成する電源回路を形成されており、上記データ駆動回路基板に形成された上記スイッチ回路と上記リモコン受信回路と上記照度センサーとの少なくとも1つは、上記第1ケーブルを介して上記電源回路から電源供給される構成としてある。
【0007】
上記構成においては、データ駆動回路基板に搭載されるスイッチ回路とリモコン受信回路と照度センサーの少なくとも1つを駆動するために、データ駆動回路やゲート駆動回路において必要な電源電圧とは異なる電源電圧が必要になる。ここで、主基板に形成された電源回路から第1ケーブルを介してデータ駆動回路基板に電源電圧を供給するようにしているため、データ駆動回路基板に対して多用な電源電圧を供給することが容易である。従って、データ駆動回路基板に搭載されたスイッチ回路とリモコン受信回路と照度センサーの少なくとも1つに対して、必要な電源電圧を供給することができる。このようにスイッチ回路とリモコン受信回路と照度センサーの少なくとも1つをデータ駆動回路基板に搭載することにより、従来、スイッチ回路やリモコン受信回路や照度センサーのために別途に設けていた基板やケーブル配線、これらの配置スペースが不要となり、デザイン性を向上しつつコストダウンできる。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように本発明によれば、額縁部分の厚みを改善し、デザイン性の自由度を向上し、併せて、部材点数、組み立て作業、設計等の面でコストダウンを図ることが可能な液晶ディスプレイ装置を提供できる。
請求項2にかかる発明によれば、さらにデザイン性の自由度を向上できる。
請求項3にかかる発明によれば、さらにデザイン性の自由度を向上できる。
請求項4のような、より具体的な構成において、上述した請求項1、請求項2の各発明と同様の作用を奏することはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】液晶ディスプレイ装置内部における部材配置を示す斜視図である。
【図2】X−PCBの回路配置を示すブロック図である。
【図3】従来の液晶ディスプレイ装置における内部配置を示す図である。
【図4】本実施形態にかかる液晶ディスプレイ装置の内部配置を示す図である。
【図5】液晶モジュールを上下反転したときの液晶ディスプレイ装置の内部配置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の選択的な一態様として、上記液晶モジュールは上下反転して配置され、上記ゲート駆動回路は上記液晶パネルのゲート配線をリバース駆動し、上記データ駆動回路は左右反転された映像信号に基づいて上記液晶パネルのデータ配線を駆動する構成としてある。当該構成によれば、液晶モジュールを上下反転して配置できるため、さらにデザイン性の自由度を向上できる。
【0011】
本発明の選択的な一態様として、上記主基板は、180度回転した映像の映像信号を上記タイミングコントローラーに入力する構成としてある。当該構成によれば、液晶モジュールを上下反転して配置したときに視聴者から見て正常な映像が表示される。できるため、さらにデザイン性の自由度を向上できる。
【0012】
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)液晶ディスプレイ装置の構成:
(2)液晶ディスプレイ装置の内部配置:
(3)まとめ:
【0013】
(1)液晶ディスプレイ装置の構成:
図1は、液晶ディスプレイ装置内部における部材配置を示す斜視図である。同図は、液晶モジュールを斜め後から見て示してある。同図に示すように、液晶ディスプレイ装置100は、主として、液晶モジュール10と、主基板20と、第1ケーブル30と、を備えている。また、その他、バックライト等の光源や光源を点灯するためのインバータ回路が形成されたインバータ基板、図1には示していない筐体、等を備える。
【0014】
液晶モジュール10は、アクティブマトリックス駆動の液晶パネル11と、液晶パネル11のデータ駆動回路C1を形成されたX−PCB12やフレキシブル基板13と、液晶パネル11のゲート駆動回路C2を形成されたY−PCB14やフレキシブル基板15と、を備える。フレキシブル基板13は、X−PCB12と液晶パネル11のデータ配線とを接続すると、フレキシブル基板15は、Y−PCB14と液晶パネル11のゲート配線とを接続する。フレキシブル基板15には、ゲートドライバーICが搭載されている。なお、本実施形態においては、X−PCB12とフレキシブル基板13とがデータ駆動回路基板を構成し、Y−PCB14とフレキシブル基板15とがゲート駆動回路基板を構成する。
【0015】
主基板20には、映像処理回路C3が形成されており、アナログ基板20aとデジタル基板20bとで構成されている。アナログ基板20aは主として映像処理回路C3のアナログ処理を行う部分が形成されており、デジタル基板20bは主として映像処理回路C3のデジタル処理を行う部分が形成される。また、アナログ基板20aには、ACインレットを介して外部から入力された交流電源に基いて液晶ディスプレイ装置100の各部に供給する各種の電源電圧を生成する電源回路C4も形成されている。また、デジタル基板20bには、タイミングコントローラーT−conが搭載されている。タイミングコントローラーT−conは、映像処理回路C3に入力された映像信号に基いて液晶パネルの駆動信号(画像データ、水平垂直同期信号等)を生成する。なお、図1では、主基板20は、アナログの映像処理回路C3が形成されたアナログ基板20aと、デジタルの映像処理回路が形成されたデジタル基板20bとの2つに分かれているが、アナログ基板20aとデジタル基板20bは1枚の基板上に形成されても構わない。
【0016】
第1ケーブル30は、デジタル基板20bとX−PCB12とを接続している。この第1ケーブル30を介して、タイミングコントローラーT−conはX−PCB12に駆動信号を入力する。このようにしてタイミングコントローラーT−conから第1ケーブル30を介して入力された駆動信号の一部(ゲート駆動回路C2で利用される駆動信号)は、フレキシブル基板13や液晶パネル11のアレイ基板を経由して、Y−PCB14やフレキシブル基板15に入力される。
【0017】
また、電源回路C4は、第1ケーブル30を介してX−PCB12に電源電圧を供給する。第1ケーブル30を介して電源回路C4から供給された電源電圧は、フレキシブル基板13や液晶パネル11のアレイ基板を経由して、Y−PCB14にも供給される。
【0018】
すなわち、データ駆動回路C1は、第1ケーブル30を介して供給された電源電圧を駆動電源としつつ第1ケーブルを介して入力された駆動信号に基づいて液晶パネル11のデータ配線を駆動し、ゲート駆動回路C2は、第1ケーブル30やフレキシブル基板13や液晶パネル11のアレイ基板を介して入力された駆動信号に基づいて、液晶パネル11のゲート配線を駆動する。
【0019】
図2は、X−PCBの回路配置を示すブロック図である。同図に示すように、X−PCB12には、データ駆動回路C1に加えて、リモコンから送信されたリモコン信号を受信するリモコン受信回路12aと、ユーザーから操作入力を受付けるスイッチ回路12bと、照度センサー12cとを搭載されている。
【0020】
リモコン受信回路12aは、リモコンに対して行われた操作入力に応じてリモコンから送信されたリモコン信号を受信し、操作入力に応じた操作信号を生成する。スイッチ回路12bは、スイッチに対して行われた操作入力に応じた操作信号を生成・出力する。リモコンやスイッチ回路12bは、電源のオンオフを切替えるための電源スイッチや音量調節をするための音量スイッチ等の複数のスイッチを備えている。照度センサー12cは、液晶ディスプレイ装置100の設定場所における照度を検知し、照度に応じた照度信号を生成・出力する。このようにしてリモコン受信回路12aやスイッチ回路12bで生成された操作信号や照度センサー12cで生成された照度信号は、第1ケーブル30を介して主基板20に入力される。
【0021】
主基板20に形成されている映像処理回路C3は、液晶ディスプレイ装置100の制御の中枢を成す制御部を備えている。制御部は、リモコン操作やスイッチ操作に応じてリモコン受信回路12aやスイッチ回路12bから入力される操作信号に基づいて、液晶ディスプレイ装置100の制御を行う。また制御部は、照度センサー12cから入力される照度信号に応じて液晶ディスプレイ装置100の制御を行う。このように、操作信号や照度信号伝送するケーブルを別途に用意する必要が無いため、デザインの自由度が向上する。
【0022】
(2)液晶ディスプレイ装置の内部配置:
図3は、従来の液晶ディスプレイ装置における内部配置を示す図であり、図4は上述のように構成された液晶ディスプレイ装置100の内部配置を示す図である。
【0023】
図3に示すように、従来の液晶ディスプレイ装置では、筐体の下部にリモコン受信部や照度センサーを搭載したリモコン受信・照度センサー基板と、スイッチ回路を形成されたスイッチ基板と、が配置されており、画面上部に比べて画面下部の額縁部の厚みが増していた。額縁部の厚みが増すと、液晶ディスプレイ装置全体のスリム化を阻害し、デザインの自由度を低下させる。例えば、スイッチ基板やリモコン受信・照度センサー基板の配置により厚みの増してしまった額縁部に生じたスペースを有効活用せざるを得ず、スピーカの配置が画面下部に限定されるという自由度の低下が起こっていた。また、リモコン受信部や照度センサーやスイッチ回路で発生した信号を主基板に伝送する配線ケーブルや、スイッチ基板やリモコン受信・照度センサー基板に電源電圧を供給するための配線ケーブルが必要となり、組立工程の増加や部品コスト、設計コストの一因となっていた。
【0024】
これに対し、図4のように構成された液晶ディスプレイ装置100では、X−PCB12にリモコン受信回路12a、スイッチ回路12b、照度センサー12cを搭載しているため、従来よりも画面下部の額縁部の厚みを薄くすることができる。従って、液晶ディスプレイ装置全体をスリム化できるようになり、デザインの自由度は向上する。また、リモコン受信部や照度センサー、スイッチ回路と主基板20との間に別途の配線ケーブルが必要なくなり、コストダウンとなる。
【0025】
ところで、X−PCB12は、一般的に、液晶パネル11の上側に配置されることが多い。これに対し、リモコン受信回路や照度センサー、スイッチ回路等は、図2の従来例に示すように、デザイン性や利便性の観点から液晶パネルよりも下側に配置されることが多い。そこで、X−PCB12が液晶パネル11の上側に配置されている液晶モジュール10の上下を反転して利用することにより、画面下部の額縁部の厚みを薄くしつつ、デザイン性や利便性をさらに向上することが出来る。
【0026】
図5は、液晶モジュール10を上下反転したときの液晶ディスプレイ装置100の内部配置を示す図である。同図に示す配置では、液晶モジュール10の上下反転に伴って、ゲート駆動回路C2のスキャン方向が下から上となり映像が180度回転してしまう。そこで、図5に示すように液晶モジュール10を上下反転して利用する場合は、ゲート駆動回路C2のリバース駆動もしくは入力する映像データの反転により、液晶パネル11の画面に表示される映像を180度回転させる。なお、ゲート駆動回路C2をリバース駆動させる場合は、データ駆動回路C1に入力する映像もしくはデータ駆動回路からデータ配線に出力する駆動信号の左右も反転させる。このように、画面に表示される映像を180度回転させることにより、液晶モジュールを上下反転して配置しても画面に表示される映像が視聴者から見て正常に表示される。
【0027】
(3)まとめ:
以上の実施形態で説明したように、液晶ディスプレイ装置100は、X−PCB12上に、スイッチ回路12bとリモコン受信回路12aと照度センサー12cとの少なくとも1つを形成され、主基板20は、ACインレットを介して上記液晶ディスプレイ装置100の外部から入力された交流電源に基いて各種の電源電圧を生成する電源回路C4を形成されており、X−PCB12上に形成されたスイッチ回路12bとリモコン受信回路12aと照度センサー12cとの少なくとも1つは、第1ケーブル30を介して電源回路C4から電源供給されるようにしてある。よって、液晶ディスプレイ装置の額縁部分の厚みを改善し、デザイン性の自由度を向上し、併せて、部材点数、組み立て作業、設計等の面でコストダウンを図ることが可能となる。
【0028】
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
【符号の説明】
【0029】
10…液晶モジュール、11…液晶パネル、12…X−PCB、12a…リモコン受信回路、12b…スイッチ回路、12c…照度センサー、13…フレキシブル基板、14…Y−PCB、15…フレキシブル基板、20…主基板、20a…アナログ基板、20b…デジタル基板、30…第1ケーブル、100…液晶ディスプレイ装置、C1…データ駆動回路、C2…ゲート駆動回路、C3…映像処理回路、C4…電源回路、T−con…タイミングコントローラー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液晶パネルと上記液晶パネルのデータ駆動回路を形成されたデータ駆動回路基板と上記液晶パネルのゲート駆動回路を形成されたゲート駆動回路基板とを備える液晶モジュールと、
映像信号に基づいて上記液晶パネルの駆動信号を生成するタイミングコントローラーと、
上記タイミングコントローラーを搭載した主基板と、
上記主基板と上記データ駆動回路基板とを接続して上記タイミングコントローラーの生成した上記駆動信号を上記主基板から上記データ駆動回路基板へ伝送する第1ケーブルと、
を備える液晶ディスプレイ装置において、
上記データ駆動回路基板は、ユーザーから操作入力を受付けるためのスイッチ回路とリモコンから送信されたリモコン信号を受信するためのリモコン受信回路と上記液晶ディスプレイ装置の設置場所における照度を測定するための照度センサーとの少なくとも1つを形成され、
上記主基板は、ACインレットを介して上記液晶ディスプレイ装置の外部から入力された交流電源に基いて各種の電源電圧を生成する電源回路を形成されており、
上記データ駆動回路基板に形成された上記スイッチ回路と上記リモコン受信回路と上記照度センサーとの少なくとも1つは、上記第1ケーブルを介して上記電源回路から電源供給されることを特徴とする液晶ディスプレイ装置。
【請求項2】
上記液晶モジュールは上下反転して配置され、
上記ゲート駆動回路は上記液晶パネルのゲート配線をリバース駆動し、
上記データ駆動回路は左右反転された映像信号に基づいて上記液晶パネルのデータ配線を駆動する請求項1に記載の液晶ディスプレイ装置。
【請求項3】
上記主基板は、180度回転した映像の映像信号を上記タイミングコントローラーに入力する請求項1に記載の液晶ディスプレイ装置。
【請求項4】
上記データ駆動回路基板は、ユーザーから操作入力を受付けるためのスイッチ回路とリモコンから送信されたリモコン信号を受信するためのリモコン受信回路と上記液晶ディスプレイ装置の設置場所における照度を測定するための照度センサーとを形成され、
上記主基板は、ACインレットを介して上記液晶ディスプレイ装置の外部から入力された交流電源に基いて各種の電源電圧を生成する電源回路を形成されており、
上記データ駆動回路基板に形成された上記スイッチ回路と上記リモコン受信回路と上記照度センサーとは、上記第1ケーブルを介して上記電源回路から電源供給されるとともに、上記スイッチ回路や上記リモコン受信回路の生成した操作信号や上記照度センサーの生成した照度信号を上記第1ケーブルを介して上記主基板に出力し、
上記液晶モジュールは上下反転して配置され、
上記ゲート駆動回路は上記液晶パネルのゲート配線をリバース駆動し、
上記データ駆動回路は左右反転された映像信号に基づいて上記液晶パネルのデータ配線を駆動する請求項1に記載の液晶ディスプレイ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−42580(P2012−42580A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−182062(P2010−182062)
【出願日】平成22年8月17日(2010.8.17)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】