説明

溶接部の検査方法および検査装置

【課題】検査作業時間の短縮に好適な溶接部の検査方法および検査装置を提供する。
【解決手段】溶接により接合された二部材3間に形成される溶接ビード2を切断してその断面形状および/または断面寸法を取得して溶接ビード2の良否判定を行う溶接部の検査方法であり、前記溶接ビード2を中央に含んで溶接された二部材3に測定用の加工穴1をあけ、前記加工穴1の内面に対向して露出する溶接ビード2の断面形状および/または断面寸法を取得し、前記溶接ビード2の断面形状および/または断面寸法に基づいて溶接ビード2の良否判定を行うようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザ溶接やアーク溶接等により板材同士を接合したときの溶接部の状態を検査する溶接部の検査方法および検査装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から板材同士を接合したときの溶接部の状態を検査する溶接部の検査方法の一つとして、超音波を用いた非破壊検査法が存在する(特許文献1、2参照)。
【0003】
また、別の溶接部の検査方法として、従来から、溶接ビードを切断して断面形状を取得し、それの寸法を測定し、その測定値と基準値とを互に比較することにより、溶接ビードの良否判定を行う方法が存在する(特許文献3参照)。
【特許文献1】特開平11−44675号公報
【特許文献2】特開2003−194785号公報
【特許文献3】特開平9−309578号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記前者の検査法では、超音波の反射を利用した非破壊検査であるため、溶接線が直線状や円状等の規則的であり且つワーク形状もそれに沿った形状である一様な形状の場合には比較的容易に実施が可能であるが、溶接線やワーク形状が複雑な場合には、この検査法は実施できないものであった。このような場合においては、上記後者の検査法が実施される。
【0005】
しかしながら、上記後者の検査方法では、検査箇所の溶接ビードを横断させてワークを切断し、溶接ビードを含む断面部分を研磨し、腐食液でエッチングした後に、溶接部の断面部を撮影等により判定する作業が開始可能となるものであるため、ワークが車両のサスペンションメンバ等の形状が一様でない大型部品である場合には、適切な数の検査ピースを得るために実行する切断・研磨に多大な時間を要するという不具合があった。
【0006】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、検査作業時間の短縮に好適な溶接部の検査方法および検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、溶接により接合された二部材間に形成される溶接ビードを切断してその断面形状および断面寸法の少なくともいずれか一方の断面情報を取得して溶接ビードの良否判定を行う溶接部の検査方法であり、前記溶接ビードを中央に含んで溶接された二部材に測定用の加工穴をあけ、前記加工穴の内面に対向して露出する溶接ビードの断面情報を取得し、前記溶接ビードの断面情報に基づいて溶接ビードの良否判定を行うようにした。
【発明の効果】
【0008】
したがって、本発明では、溶接ビードを中央に含んで溶接された二部材に測定用の加工穴をあけ、前記加工穴の内面に対向して露出する溶接ビードの断面情報を取得し、前記溶接ビードの断面情報に基づいて溶接ビードの良否判定を行うため、ワークが車両のサスペンションメンバ等の形状が一様でない大型部品である場合であっても、ワーク全体を切断する必要がなく、適切な数の検査面を効率よく得ることができ、検査作業時間を短縮することができる。また、一個の加工穴により2個の溶接ビード断面を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の溶接部の検査方法および検査装置を図1〜図に示す一実施形態に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本発明を適用した溶接部の検査方法の工程図、図2は溶接部の検査方法を適用する一例としてのサスペンションメンバの平面図、図3はワークの溶接ビード部に対する測定用の加工穴の形状を示す説明図、図4はワークに対する検査装置の配置図、図5は検査装置のツールヘッド構造を示す正面図、図6はワークに対する検査装置の別の配置図、図7は検査・判定工程における断面撮影状態を示す斜視図、図8はカメラの撮影範囲を説明する説明図、図9は撮影された溶接ビードの断面状態を説明する説明図である。
【0011】
先ず、測定されるワークW、即ち、プレス成形された厚肉の板材が溶接により接合されて構成されるワークの一例として、例えば、車両のサスペンションメンバがある。このサスペンションメンバSMは、図2に示すように、車両のリヤサスペンションの各リンクの車体側揺動点A(例えば、4点)を支持し、図示しない車体にマウントインシュレータB(例えば、4点)を介在させて支持されるよう構成されている。このサスペンションメンバSMは、プレス成形された板材が組合されて溶接により接合されて組立てられるため、精度を必要とするポイントは高精度に形成される一方、形状精度を比較的必要としない部位では、板材の溶接しようとするフランジ間に微小な隙間が生じたり、微妙に平行度が出ていなかったりすることもあり、これが溶接された場合に、設計強度に達しない場合がある。このような場合には、安全率をより高く見込んで高い設計強度が得られる接合構造にする等の無駄を発生させることとなる。
【0012】
図1において、本実施形態における溶接部の検査方法は、検査部位の溶接ビードをクロス(交差)して測定用の加工穴をあける穴加工工程S1と、穴加工により切削されて露出した溶接ビード断面およびその近傍にエッチング加工を行うエッチング工程S2と、エッチングされた溶接ビード断面を検査・判定する検査・判定工程S3とを備える。
【0013】
前記穴加工工程S1であけられる測定用の加工穴1は、ドリルやエンドミル(ミーリングカッタ)により前述のように検査部位の溶接ビード2を中央に位置するように溶接ビード2を含めて切削加工により穴あけ加工される。溶接ビード2と加工穴1とは、加工穴1の中心に溶接ビード2が位置するように、両者の位置関係を設定することにより、溶接ビード2が斜めに切断されることなく直交した面により切断されて、溶接ビード2の断面形状が正確に加工穴1の壁面に露出される。
【0014】
前記加工孔1の表面は、研磨による仕上げ加工により、鏡面に近い表面粗度に仕上られる。例えば、ミーリングカッタ等により加工される場合には、その加工強度を低減させることにより、一度の加工で鏡面に近い表面粗度に仕上げすることができ、研磨工程を省略することができる。また、高精度のファインピアスポンチによるプレス加工により穴あけする場合においても、鏡面に近い表面粗度に仕上げすることができ、研磨工程を省略することができる。
【0015】
この加工穴1のサイズは、溶接ビード2の幅Cに対して、例えば、5倍の直径(5C)の加工穴1となることが、検査・判定工程において、溶接ビード2の断面形状を撮影し、判定する場合における作業性を改善でき、測定時間を短縮する上で望ましい。
【0016】
前記加工穴1の形状は、図3に示すように、円形(A)や楕円形(B)であっても、また、四角形(C)であってもよい。加工穴1の溶接ビード2と重なる断面部分は、溶接ビード2の断面およびそれを取囲むワーク素材(板材3)の断面が露出しており、且つ加工穴1の内周面で対向して露出される。
【0017】
この測定用の加工穴1の加工にあたっては、図4に示すように、テーブルにセットされたワークWの周囲に、複数の加工機4を配列させ、各加工機4から穴あけツール5(ミーリングカッタ若しくはファインピアスポンチ)を前進させて、ワークWの必要な箇所の溶接ビード2に対してそれを切断する位置関係において、加工穴1を加工する。この場合に、各測定用の加工穴1毎に加工機4を配置する場合には、溶接ビード2上に必要な検査数の加工穴1を一回の段取りにより加工することができる。
【0018】
これらの加工機4の主軸には、図5に示すように、加工ツールが選択できるツールチェンジャ6を装備する場合には、穴あけツール5と、後述する洗浄・エッチングツール7、および、検査・判定工程での断面撮影ツール8とが選択的に使用できることが望ましい。
【0019】
また、加工機4の配置数を測定用の加工穴1数に対して、削減する場合には、図6に示すように、テーブルを回転可能であり且つ各割出回転位置で位置決めできるよう構成し、一個の加工機4により複数の測定用の加工穴1を加工するようにしてもよい。
【0020】
前記エッチング工程S2は、測定用の加工穴1の表面に、加工時に付着した切削液や切屑等を洗浄して洗い流し、乾燥される。乾燥後に、腐食液(エッチング液)が塗布され、所定時間(例えば、30秒)後に、再び洗浄して、腐食液が洗い流される。エッチング工程S2を経た加工穴1の表面は、溶接された板材3の断面部分は腐食されることなく鏡面に維持されているが、溶接ビード2の断面部分においては腐食状態となって変色される。
【0021】
このエッチング工程S2は、洗浄・乾燥のためのツールと腐食液の塗布のための塗布ツールとが使用される。従って、これらのツール7を組合わせて、加工機4のツール交換機6にセットしておくことで、穴加工した段取り状態のままで自動的にエッチング工程S2を実施することができる。
【0022】
前記検査・判定工程S3では、図7に示すように、加工穴1の中に撮像カメラ9を挿入して、溶接ビード2の断面部分を含む板材3の断面を撮像する。この撮像カメラ9は、図8に示すように、先端に撮像レンズ10が配置されて前方の画像を撮像可能なマイクロスコープ11に偏光ミラー12を備える側視のアダプタ13(偏光手段)を被せて、側方の画像を撮像可能とした構造を備えていればよい。そして、この撮像カメラ9を加工穴1の中心に挿入位置決めし、その回転位置を調整して加工穴1の一方の溶接ビード2の断面部を周辺の板材3断面部分と共に撮像する。一方の溶接ビード2の断面部の撮像が完了後に、撮像カメラ9を180度回転させて対向するもう一方の溶接ビード2の断面部を撮像する。従って、一個の加工穴1から2個のビード断面部の画像を得ることができる。この二つの画像は、加工穴1の直径分だけ離れた部位の溶接ビード2の断面部をサンプリングしたものとなる。
【0023】
この撮像カメラ9においても、加工機4のツール交換機6にセットしておくことで、穴加工工程S1、エッチング工程S2に続けて、同一段取り状態で、溶接ビード2の断面状態を自動的に撮像させることができる。
【0024】
取り込まれた画像は、二値化処理、溶接ビード2の断面部分の形状判定、溶接ビード2の断面部分の幅寸法及び高さ寸法が判定され、溶接における溶け込みの量、その他の不良の有無が確認されて、その溶接ビード2断面の良否が判定される。これらの処理は、一般的に行われている既知のものである。図9(A)および(B)は、2枚の板材3を溶接した場合における溶接ビード2の形状を示すものであり、図9(A)では一方の板材3の端面と他方の板材3の表面とに溶接ビード2が形成されるものであり、図9(B)では両板材3の表面同士を貫通させて溶接ビード2が形成される場合を示している。
【0025】
また、図9(C)および図9(D)に示すように、溶接すべき板材3のフランジ同士の隙間や平行度も同時に画像として入手することができるため、隙間や平行度による接合強度の品質も判定することができる一方、板材3のプレス加工時における品質も同時に判定することができ、このような隙間や平行度の低下は、板材3のプレス加工にフィードバックされて、プレス品質を向上させることができる。
【0026】
なお、上記実施形態において、溶接継手として、2枚の板材3を重ね合せて接合させるものについて説明したが、図示しないが、溶接ビード2が形成されるものであれば、板材同士を突き合わせて接合するものであっても、一方の板材に対して他方の板材が傾斜状態とされて溶接されるものであってもよい。また、溶接方法においても、アーク溶接、MIG溶接、TIG溶接等、どのような溶接方法であってもよい。
【0027】
また、上記実施形態において、溶接対象として、板材3同士が溶接されるものについて説明したが、図示はしないが、ブロック同士の溶接であってもよく、また、ブロックに対する板材の溶接であってもよく、要するに、溶接ビード2が形成されるものであれば、適用可能である。
【0028】
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
【0029】
(ア)溶接により接合された二部材3間に形成される溶接ビード2を切断してその断面形状および/または断面寸法(これらは断面情報である)を取得して溶接ビード2の良否判定を行う溶接部の検査方法であり、前記溶接ビード2を中央に含んで溶接された二部材3に測定用の加工穴1をあけ、前記加工穴1の内面に対向して露出する溶接ビード2の断面形状および/または断面寸法を取得し、前記溶接ビード2の断面形状および/または断面寸法に基づいて溶接ビード2の良否判定を行うようにした。このため、ワークWが車両のサスペンションメンバ等の形状が一様でない大型部品である場合であっても、ワークW全体を切断する必要がなく、適切な数の検査面を効率よく得ることができ、検査作業時間を短縮することができる。また、一個の加工穴1により2個の溶接ビード2断面を得ることができる。
【0030】
(イ)測定用の加工穴1は、切削加工またはプレス加工により穴あけ加工S1される、即ち、切削加工においては、ミーリングカッタ等による切削強度を低下させることにより得られる加工穴1の表面粗度を鏡面に近いものとでき、また、プレス加工においてもファインピアス加工を施すことにより得られる加工穴1の表面粗度を鏡面に近いものとでき、仕上げ研磨を省略して穴加工時間および段取り時間を短縮することができる。
【0031】
(ウ)測定用の加工穴1は、溶接ビード2の長手方向に溶接ビード2の幅寸法の5倍以上の長さ寸法を備えるように形成されることにより、加工穴1の内周面に対向して露出する溶接ビード2の2断面が、溶接ビード2内に発生するブローホール等に対して、異なるサンプリング試料として有効に利用することができる。
【0032】
(エ)溶接ビード2の断面形状および/または断面寸法の取得は、前記加工穴1の対向して露出する一対の溶接ビード2間の中央部から、撮像方向がいずれか一方の溶接ビード2の断面部分に向かう撮像カメラ9により取得し、他方の溶接ビード2に対しては撮像カメラ9の撮像方向を180度反転させて取得することにより、2個のサンプリング画像を容易に連続して取得することができる。
【0033】
(オ)溶接により接合された二部材3間に形成される溶接ビード2を中央に含んで溶接された二部材3にあけられた測定用の加工穴1に挿入されて溶接ビード2の断面形状および/または断面寸法を取得する撮像カメラ9であり、前記溶接ビード2と直交し且つ前記加工穴1の対向して露出する一対の溶接ビード2間の中央部を貫通する方向に配置された光軸を備えると共に、前記光軸を溶接ビード2の長手方向に偏光させる偏光手段12を備え、前記偏光手段12を光軸回りに回転させることにより、対向する溶接ビード2の断面部分を夫々撮像することにより、偏光手段12のみの回転で2以上の方向の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の一実施形態を示す溶接部の検査方法の工程図。
【図2】同じく溶接部の検査方法を適用する一例としてのサスペンションメンバの平面図。
【図3】ワークの溶接ビード部に対する測定用の加工穴の形状(A)〜(C)を示す説明図。
【図4】ワークに対する検査装置の配置図。
【図5】検査装置のツールヘッド構造を示す正面図。
【図6】ワークに対する検査装置の別の配置図。
【図7】検査・判定工程における断面撮影状態を示す斜視図。
【図8】カメラの撮影範囲を説明する説明図。
【図9】撮影された溶接ビードの断面状態(A)〜(D)を説明する説明図。
【符号の説明】
【0035】
1 測定用の加工穴
2 溶接ビード
3 板材
4 加工機
5 穴あけツール
6 ツール交換機としてのツールチェンジャ
7 エッチングツール
8 断面撮影ツール
9 撮像カメラ
10 レンズ
12 偏光手段としてのアダプタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
溶接により接合された二部材間に形成される溶接ビードを切断してその断面形状および断面寸法の少なくともいずれか一方の断面情報を取得して溶接ビードの良否判定を行う溶接部の検査方法であり、
前記溶接ビードを中央に含んで溶接された二部材に測定用の加工穴をあけ、
前記測定用の加工穴の内面に対向して露出する溶接ビードの断面情報を取得し、
前記取得した溶接ビードの断面情報に基づいて溶接ビードの良否判定を行うことを特徴とする溶接部の検査方法。
【請求項2】
前記測定用の加工穴は、切削加工またはプレス加工により穴あけ加工されることを特徴とする請求項1に記載の溶接部の検査方法。
【請求項3】
前記測定用の加工穴は、溶接ビードの長手方向に溶接ビードの幅寸法の5倍以上の長さ寸法を備えるように形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の溶接部の検査方法。
【請求項4】
前記溶接ビードの断面情報の取得は、前記加工穴の対向して露出する一対の溶接ビード断面部分間の中央部から、撮像方向がいずれか一方の溶接ビードの断面部分に向かう撮像カメラにより取得し、他方の溶接ビードに対しては撮像カメラの撮像方向を180度反転させて取得することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の溶接部の検査方法。
【請求項5】
溶接により接合された二部材間に形成される溶接ビードを切断してその断面形状および断面寸法の少なくともいずれか一方の断面情報を取得して溶接ビードの良否判定を行う溶接部の検査方法であり、
前記溶接ビードを中央に含んで溶接された二部材に測定用の加工穴をあけ、
前記測定用の加工穴の内周面に腐食液を噴霧して溶接ビードの断面部分を腐食させ、
前記測定用の加工穴内面に対向して露出する一対の溶接ビードの断面情報を撮像カメラにより夫々取得し、
前記取得した溶接ビードの断面情報に基づいて溶接ビードの良否判定を行うことを特徴とする溶接部の検査方法。
【請求項6】
溶接により接合された二部材間に形成される溶接ビードを中央に含んで溶接された二部材にあけられた測定用の加工穴に挿入されて溶接ビードの断面形状および/または断面寸法の少なくともいずれか一方の断面情報を取得する溶接部の検査装置であり、
前記溶接ビードと直交し且つ前記加工穴の対向して露出する一対の溶接ビード間の中央部を貫通する方向に配置された光軸を備えると共に、前記光軸を溶接ビードの長手方向に偏光させる偏光手段を備え、前記偏光手段を光軸回りに回転させることにより、対向する溶接ビードの断面部分を夫々撮像することを特徴とする溶接部の検査装置。

【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図9】
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【図1】
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【図2】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−111751(P2008−111751A)
【公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−295610(P2006−295610)
【出願日】平成18年10月31日(2006.10.31)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】