説明

潜熱回収型熱交換器

【課題】熱効率のさらなる向上を図った潜熱回収型熱交換器を提供すること。
【解決手段】ガスの燃焼排気をケーシング50の排気入口501から排気出口502へ導く横通路500が形成され、横通路内500には、燃焼排気の流れと交差する方向へ延びる複数の吸熱管51が横設された潜熱回収型熱交換器5であって、
横通路500の排気入口501側で上下に並ぶ吸熱管51相互の複数の間隙のうち、最上位の間隙A1に比べて最下位の間隙C1を広く設定したこと。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼排気中に含まれる水蒸気を吸熱管の表面で凝縮させ、その燃焼排気から潜熱を回収する潜熱回収型熱交換器、特に、給湯器や風呂釜等に組み込まれる潜熱回収型熱交換器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
給湯器や風呂釜等に組み込まれる従来の潜熱回収型熱交換器(以下、「潜熱熱交換器」という)には、ケーシング内に形成された横通路の側壁相互間に複数の吸熱管を一定間隔で横設した構成のものが広く採用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図5は、上記従来の潜熱熱交換器9を備えた給湯器8の縦断面概略図であり、潜熱熱交換器9の吸熱管91へ送り込まれた水は、顕熱回収用の熱交換器(以下、「顕熱熱交換器」という)4の吸熱管41を通ってカランや浴槽等の温水供給先Pへ導かれる一方、バーナ3で生成されたガスの燃焼排気は、顕熱熱交換器4の吸熱管41相互の間隙を通って潜熱熱交換器9側へ導かれるように構成されている。
【0004】
潜熱熱交換器9は、ケーシング90内にその前後方向へ延びる横通路900を形成し、この横通路900内に複数の吸熱管91を収容したものであり、上述の顕熱熱交換器4を収容する筒状の缶体40の上端開放部402側に設けられている。
【0005】
ケーシング90の底面後部には、上記横通路900と缶体40の内部空間とを繋ぐ排気入口901が開設されており、顕熱熱交換器4の吸熱管41相互の間隙を通って缶体40の上端開放部402へ導かれた燃焼排気は、この排気入口901から上記横通路900の背面側へ導かれる。
【0006】
また、ケーシング90の正面上部には、上記横通路900と給湯器8の外部とを繋ぐ排気出口902が開設されており、横通路900内へ送り込まれた燃焼排気は、吸熱管91相互の間隙を通ってその横通路900の正面側へ導かれた後、排気出口902から器外へ排出される。
【0007】
吸熱管91は、横通路900内の側壁相互間に複数横設されており、それぞれが横通路900内へ導かれた燃焼排気の流れと交差する方向へ延びている。また、横通路900内に横設されたこれら複数の吸熱管91は、縦断面が千鳥状になるように配列されており、さらにその上下に並ぶ吸熱管91相互の間隙Sは、全て均一に設定されている。
これにより、排気入口901から横通路900内へ送り込まれた燃焼排気は、その横通路900を通過する間に各吸熱管91の表面へ効率良く接触するから、熱効率が良好である。
【特許文献1】特開2008−032369号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、排気入口901から横通路900のへ送り込まれる燃焼排気は、比較的高温であるから、その横通路900の上域へ導かれる傾向にある。このため、吸熱管91相互の間隙Sが全て均一に設定された上記従来のものでは、横通路900内へ送り込まれた燃焼排気は、その横通路900内の上域を通って排気出口902から排出され、横通路900内に配設された吸熱管91群全体の吸熱能力が十分に発揮されていなかった。
【0009】
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、横通路内に配設された吸熱管群全体の吸熱能力を発揮させることで、熱効率のさらなる向上を図った潜熱回収型熱交換器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る潜熱回収型熱交換器は、ガスの燃焼排気をケーシングの排気入口から排気出口へ導く横通路が形成され、前記横通路内には、燃焼排気の流れと交差する方向へ延びる複数の吸熱管が横設された潜熱回収型熱交換器であって、
横通路の排気入口側で上下に並ぶ吸熱管相互の複数の間隙のうち、最上位の間隙に比べて最下位の間隙を広く設定したことを特徴とするものである。
【0011】
上記構成によれば、横通路内に配設された吸熱管群の排気入口側領域において、その上域の通気抵抗よりも下域の通気抵抗が小さいから、横通路の排気入口側へ送り込まれた高温の燃焼排気は、その横通路内の上域側に偏らないで、下域側にも導かれる。これにより、横通路内に配設された吸熱管群全体の吸熱能力が効率良く発揮される。
【0012】
また、横通路の排気入口側で上下に並ぶ吸熱管相互の複数の間隙のうち、最下位の間隙を最上位の間隙より広く設定したことにより、燃焼排気から潜熱を回収する際に吸熱管の表面に付着するドレンがその最下位の間隙に溜まり難いから、そのドレン溜まりに起因する排気出口からの排気量の低下も抑制できる。
【0013】
上記構成では、横通路の排気入口側で上下に並ぶ吸熱管相互の複数の間隙を、最上位から最下位へ段階的に広く設定するのが望ましい。
【0014】
このものでは、横通路内に配設された吸熱管群の排気入口側領域において、その上域から下域へ段階的に通気抵抗が小さくなっているから、横通路の排気入口側へ送り込まれた高温の燃焼排気は、その横通路内の全域へ均一に行き渡る。これにより、横通路内に配設された吸熱管群全体の吸熱能力が一層効率良く発揮される。
【0015】
また、上記構成において、横通路の排気出口側で上下に並ぶ吸熱管相互の複数の間隙のうち、排気出口に最も近接した間隙に比べて最も遠隔の間隙を広く設定しても良い。
【0016】
このものでは、横通路内に配設された吸熱管群の排気出口側領域において、その排気出口に近接した域の通気抵抗よりも遠隔の域の通気抵抗が小さいから、横通路内へ送り込まれた燃焼排気は、排気出口に近接した域に偏らないで、遠隔の域も通って排気出口から排出される。これにより、横通路内に配設された吸熱管群全体の吸熱能力が一層効率良く発揮される。
【0017】
この場合、横通路の排気出口側で上下に並ぶ吸熱管相互の複数の間隙を、排気出口に最も近接した位置から最も遠隔の位置へ段階的に広く設定するのが望ましい。
【0018】
このものでは、横通路内に配設された吸熱管群の排気出口側領域において、排気出口に最も近接した位置から離れるに従って段階的に通気抵抗が小さくなっているから、横通路内へ送り込まれた燃焼排気は、その排気出口側の全域を均一に通過し、排気出口から排出される。これにより、横通路内に配設された吸熱管群全体の吸熱能力が一層効率良く発揮される。
【発明の効果】
【0019】
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
横通路の排気入口側へ送り込まれた高温の燃焼排気をその横通路内の上域側にも下域側にも導くことにより、横通路内の吸熱管群全体の吸熱能力が効率良く発揮されるから、熱効率が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
次に、上記した本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る潜熱熱交換器5を備えた給湯器1の縦断面概略図であり、その外装ケース10内には、後述する筐体30内へ外装ケース10の外部の空気を送り込む給気ファン2と、ガスを燃焼させるバーナ3と、バーナ3で生成されたガスの燃焼排気から顕熱を回収する顕熱熱交換器4と、上記燃焼排気から潜熱を回収する潜熱熱交換器5とが収容されている。
【0021】
バーナ3は、上面側が開放する矩形箱状の筐体30内に組み込まれており、この筐体30の底部に給気ファン2の吐出口が接続されている。また、顕熱熱交換器4は、上記筐体30の上面から上方へ延びる矩形筒状の缶体40内に組み込まれている。従って、バーナ3で生成されたガスの燃焼排気は、給気ファン2によって筐体30内へ送り込まれた空気とともに缶体40内へ導かれ、顕熱熱交換器4の後述する吸熱管41相互の間隙を通って缶体40の上端開放部402側へ導かれる。
【0022】
顕熱熱交換器4は、図示しない複数の吸熱フィンと、その吸熱フィンを貫通する複数の吸熱管41とで構成されており、この吸熱管41の一端側が温水供給先Pへ繋がり、他端側が潜熱熱交換器5の後述する吸熱管51の一端側へ繋がっている。従って、潜熱熱交換器5を介して顕熱熱交換器4へ送り込まれた湯水は、その吸熱管41内で燃焼排気から顕熱を回収し、温水供給先Pへ供給される。
【0023】
潜熱熱交換器5は、矩形箱状のケーシング50内にその前後方向へ延びる横通路500を形成し、この横通路500内に複数の吸熱管51を収容したものであり、ケーシング50の底板52に上記缶体40の上端が接続されている。
【0024】
ケーシング50の底板52の後部には、缶体40の上端開放部402に繋がる排気入口501が開設されており、上記横通路500は、この排気入口501を介して缶体40の内部空間と繋がっている。従って、缶体40の上端開放部402側へ導かれた燃焼排気は、この排気入口501から横通路500の排気入口501側(背面側)へ導かれる。
【0025】
ケーシング50の前板53の略中央には、外装ケース10の外部へ繋がる排気出口502が開設されており、さらにこの排気出口502のケーシング50内側には、横通路500の排気出口502側(正面側)の下域空間へ延びる排気通路54が形成されている。また、ケーシング50の天板55裏面には、吸熱管51の正面側を通って上記排気通路54の入口540の上縁部まで延びるガイド板56が形成されている。従って、横通路500の排気入口501側へ導かれた燃焼排気は、吸熱管51相互の間隙を通過しつつ、ガイド板56やケーシング50の底板52上面に沿って横通路500内の排気出口502側(正面側)の下域へ導かれる。そしてさらに、排気通路54の入口540から排気通路54を通って排気出口502へ導かれ、器外へ排出される。
【0026】
潜熱熱交換器5の吸熱管51は、図2に示すように、金属製の蛇腹管を一定長さ毎に略180度の曲げ加工を施した略M字状の管体であり、横通路500内の側壁57相互間を蛇行するように複数(ここでは、8本)横設され、横通路500へ送り込まれる燃焼排気の流れと交差する方向に延びている。また、これら吸熱管51は、縦断面視においてその各断面が千鳥状になるように上下に重なり合った状態で配列されている(図1参照)。
【0027】
また、図2に示すように、吸熱管51の両端は、ケーシング50の一方の側壁57を貫通し、その側壁57の外面に固定された入水側ヘッダ58aおよび出水側ヘッダ58bの各管接続部へ接続されており、一端側がこの入水側ヘッダ58aを介して上水道へ繋がり、他端が出水側ヘッダ58bを介して顕熱熱交換器4の吸熱管41の一端側へ繋がっている。従って、上水道から潜熱熱交換器5へ送り込まれた湯水は、その吸熱管51内で燃焼排気から潜熱を回収した後、顕熱熱交換器4へ送り出される。
【0028】
さらに、図3に示すように、横通路500の最も排気入口501側で上下に並ぶ吸熱管51相互の複数(ここでは、3つ)の間隙A1,B1,C1は、最上位から最下位へ段階的に広く設定されている。即ち、横通路500内に配設された吸熱管51群の排気入口501側領域において、その下域の通気抵抗が上域の通気抵抗に比べて小さくなるように構成されている。
【0029】
具体的には、上記排気入口501側の間隙A1,B1,C1のうち、最下位の間隙C1は、その上の間隙(中位の間隙)B1の略1.3倍、中位の間隙B1は、その上位の間隙(最上位の間隙)A1の略1.3倍の寸法に設定されており、高温である燃焼排気が導かれ易い最上位の間隙A1から中位の間隙B1、最下位の間隙C1の順で段階的に通気抵抗が小さくなるように構成されている。
【0030】
また、横通路500の最も排気出口502側で上下に並ぶ吸熱管51相互の複数(ここでは、3つ)の間隙A2,B2,C2は、排気通路54の入口540に最も近接した最下位から最も遠隔の最上位へ段階的に広くなるように配列されている。即ち、横通路500内に配設された吸熱管51群の排気出口502側領域において、その排気出口502に近接した域の通気抵抗よりも遠隔の域の通気抵抗が小さくなるように構成されている。
【0031】
具体的には、上記排気出口502側の間隙A2,B2,C2のうち、最上位の間隙C2は、その下の間隙(中位の間隙)B2の略1.3倍、中位の間隙B2は、その下位の間隙(最下位の間隙)A2の略1.3倍に設定されており、燃焼排気が比較的排気され易い最下位の間隙A2から中位の間隙B2、最上位の間隙C2の順で段階的に通気抵抗が小さくなるように構成されている。
【0032】
これによれば、排気入口501から横通路500内の背面側へ送り込まれた燃焼排気は、排気入口501側の最上位の間隙A1側へ偏らないで、それより通気抵抗の小さい最下位の間隙C1や中位の間隙B1側も通って横通路500の正面側へ導かれるから、その横通路500内に配設された吸熱管51群の全体へ燃焼排気が行き渡る。その結果、吸熱管51群の吸熱能力が効率良く発揮され、熱効率が向上する。
【0033】
また、横通路500内に配設された吸熱管51群の排気入口501側領域において、その上域から下域へ段階的に通気抵抗が小さくなるように構成したことによって、横通路500の排気入口501側へ送り込まれた高温の燃焼排気が、その横通路500内の全域へ均一に行き渡るから、吸熱管51群の吸熱能力が一層効率良く発揮される。従って、熱効率が一層向上する。
【0034】
さらに、最下位の間隙C1を最上位の間隙A1より広く設定したことにより、燃焼排気から潜熱を回収する際に各吸熱管51の表面に付着したドレンが、その最下位の間隙C1に溜まり難いから、そのドレン溜まりに起因する排気出口502からの排気量の低下も抑制できる。
【0035】
一方、横通路500内へ送り込まれた燃焼排気は、排気通路54の入口540に近い最下位の間隙A2側へ偏らないで、それより通気抵抗の小さい最上位の間隙C2や中位の間隙B2側も通って排気通路54内へ導かれるから、その横通路500内に配設された吸熱管51群の全体へ燃焼排気が一層行き渡る。その結果、吸熱管51群の吸熱能力が一層効率良く発揮され、熱効率が一層向上する。
【0036】
また、横通路500内に配設された吸熱管51群の排気出口502側領域において、その下域から上域へ段階的に通気抵抗が小さくなるように構成したことによって、横通路500内へ送り込まれた燃焼排気が、その排気出口502側の全域を均一に通過し、排気出口502から排出されるから、吸熱管51群の吸熱能力が一層効率良く発揮される。従って、熱効率が一層向上する。
【0037】
尚、上記潜熱熱交換器5では、図4(a)に示すように、一本の管体を水平に蛇行させた吸熱管51を用い、その複数の吸熱管51を燃焼排気の流れる方向に対してそれぞれ異なる角度で並設することによって、排気入口501側の間隙A1,B1,C1や排気出口502側の間隙A2、B2,C2を不均一の寸法に設定しているが、図4(b)に示すように、上述の複数の吸熱管51を燃焼排気の流れる方向に対してそれぞれ同じ角度で並設し、排気入口501側の曲管部R1に下向きの曲げ加工、排気出口502側の曲管部R2に上向きの曲げ加工をそれぞれ施すことによって、排気入口501側の間隙A1,B1,C1や排気出口502側の間隙A2、B2,C2を不均一の寸法に設定しても良い。
【0038】
このものでは、排気入口501側の間隙A1,B1,C1や排気出口502側の間隙A2、B2,C2以外の他の吸熱管51相互の間隙が均一に配列されるから、燃焼排気が排気入口501側の間隙A1,B1,C1を通過してから排気出口502側の間隙A2、B2,C2を通過するまでの間に、それら各吸熱管51の周囲で過剰な乱流となり難く、吸熱管51の表面全体へ安定的に接触するから、熱効率が一層向上する。
【0039】
また、上記潜熱熱交換器5における排気出口502側の間隙A2、B2,C2は、下側よりも上側の方が広くなるように構成されているが(図3参照)、上側より下側の方が広くなるように構成しても良い。このものでは、最上位の間隙C2に比べて最下位の間隙A2が広く設定されているから、その最下位の間隙A2にドレンが溜まり難い。従って、そのドレン溜まりに起因する排気出口502からの排気量の低下を抑制できる。
【0040】
尚、排気出口502側の間隙A2、B2,C2をその上側より下側の方が広くなるように構成した場合、排気通路54の入口540は、横通路500の排気出口502側の上域空間に設けるのが好ましい。これによれば、横通路500内へ送り込まれた燃焼排気が、排気通路54の入口540に近い最上位の間隙C2側へ偏らないで、それより通気抵抗の小さい最下位の間隙A2や中位の間隙B2側も通って排気通路54内へ導かれるから、上記実施の形態と同様、熱効率が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施の形態に係る潜熱熱交換器5を備えた給湯器1の縦断面概略図
【図2】本発明の実施の形態に係る潜熱熱交換器5の横断面概略図
【図3】本発明の実施の形態に係る潜熱熱交換器5の概略構成図
【図4】本発明の実施の形態に係る潜熱熱交換器5の吸熱管51の配列状態を示す右側面図(a)および本発明の他の実施形態に係る潜熱熱交換器5の吸熱管51の配列状態を示す右側面図(b)
【図5】従来の潜熱熱交換器9を備えた給湯器8の縦断面概略図
【符号の説明】
【0042】
5・・・潜熱回収型熱交換器
50・・・ケーシング
500・・・横通路
501・・・排気入口
502・・・排気出口
51・・・吸熱管
A1・・・最上位の間隙
C1・・・最下位の間隙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスの燃焼排気をケーシングの排気入口から排気出口へ導く横通路が形成され、前記横通路内には、燃焼排気の流れと交差する方向へ延びる複数の吸熱管が横設された潜熱回収型熱交換器であって、
横通路の排気入口側で上下に並ぶ吸熱管相互の複数の間隙のうち、最上位の間隙に比べて最下位の間隙を広く設定したことを特徴とする、潜熱回収型熱交換器。
【請求項2】
請求項1に記載の潜熱回収型熱交換器において、
横通路の排気入口側で上下に並ぶ吸熱管相互の複数の間隙を、最上位から最下位へ段階的に広く設定したことを特徴とする、潜熱回収型熱交換器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の潜熱回収型熱交換器において、
横通路の排気出口側で上下に並ぶ吸熱管相互の複数の間隙のうち、排気出口に最も近接した間隙に比べて最も遠隔の間隙を広く設定したことを特徴とする、潜熱回収型熱交換器。
【請求項4】
請求項3に記載の潜熱回収型熱交換器において、
横通路の排気出口側で上下に並ぶ吸熱管相互の複数の間隙を、排気出口に最も近接した位置から最も遠隔の位置へ段階的に広く設定したことを特徴とする、潜熱回収型熱交換器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−139110(P2010−139110A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−313737(P2008−313737)
【出願日】平成20年12月9日(2008.12.9)
【出願人】(000115854)リンナイ株式会社 (1,534)
【Fターム(参考)】