説明

炊飯器

【課題】炊飯器の操作使用時に液晶表示装置の駆動電圧を発生する液晶電源手段を構成する分圧抵抗の抵抗値を小さくし、液晶表示装置の表示をムラなく鮮明に表示させる。
【解決手段】分圧抵抗9に抵抗25とフォトカプラ26の出力端子を直列に接続した回路を並列接続し、分圧抵抗10に抵抗27とフォトカプラ28の出力端子を直列に接続した回路を並列接続し、分圧抵抗11に抵抗29とフォトカプラ30の出力端子を直列に接続した回路を並列接続し、分圧抵抗9、10、11を直列に接続することにより、第1の電源手段8に電力を供給している間は、分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11にはそれぞれ、抵抗25と抵抗27と抵抗29が並列に接続され、第2の電源手段7からの出力電圧V3を分圧する分圧抵抗の抵抗値は、ほぼ抵抗25と抵抗27と抵抗29の抵抗値となる構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、炊飯器の動作状態を表示する液晶表示装置とバックアップ機能のついた炊飯器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の炊飯器は、炊飯器の動作を制御するマイクロコンピュータと、炊飯器の動作状態を表示する液晶表示装置と、商用交流電源を直流電圧に変換し少なくとも前記マイクロコンピュータに電力を供給する第1の電源手段と、前記第1の電源手段の出力に接続され前記液晶表示装置を駆動する電源を発生する第2の電源手段と、前記第2の電源手段の出力電圧を、使用する液晶表示素子の特性に合わせて複数の分圧抵抗を直列接続して分圧し、その分圧した電圧を液晶表示装置の駆動電圧として前記マイクロコンピュータに供給する液晶電源手段と、商用電源が無いときに少なくとも前記マイクロコンピュータと前記液晶電源手段に逆流防止手段を介して前記第1の電源手段より低い電圧で電力を供給するバックアップ手段とを備え、第2の電源手段は、商用電源の有無に関係なく略一定の電圧を出力するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図4は、特許文献1に記載された従来の炊飯器のブロック図を示すものである。図4に示すように、1は炊飯器の動作を制御するマイクロコンピュータ、2は炊飯器の動作状態を表示する液晶表示装置、3は商用電源が無いときに少なくとも前記マイクロコンピュータ1に電力を供給するバックアップ用の電池、4はバックアップ用の電池3への充電を防止するための逆流防止手段となるダイオードで、前記電池3とともにバックアップ電源手段を構成している。5は液晶表示装置2の駆動電圧を減ずる減電圧手段、6は電圧低下検出手段を構成する電源電圧の検出手段で、前記減電圧手段5とともに第2の電源手段7(図示せず)を構成している。8は第1の電源手段を構成する第1の電源手段であり、マイクロコンピュータ1や電源電圧の検出手段6に電力を供給する。
【0004】
9、10、11は抵抗値の定数が等しい分圧抵抗であり、第2の電源手段7で出力する液晶表示装置2を駆動する電圧を3等分し、その分圧電圧を液晶表示装置の駆動電圧として、マイクロコンピュータ1に供給する液晶電源手段を構成している。
【特許文献1】特許第3019033号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来の構成では、停電が起きると第1の電源手段8からの出力はなくなるため、バックアップ用の電池3からダイオード4を介して分圧抵抗9、10、11に電力を供給することになり、バックアップ用の電池3の寿命を延ばすために分圧抵抗9、10、11の抵抗値を200kΩ程度の大きい値にしている。
【0006】
一方、液晶表示装置2をムラなく良好に駆動表示させるには、液晶表示装置2に印加する駆動波形をきれいな矩形波にする必要があり、前記液晶電源手段7の分圧抵抗は数kΩ(1k〜20kΩ)を推奨されているが、上記に述べたようにバックアップ用の電池3の寿命を優先するため、分圧抵抗9、10、11の抵抗値を小さくできないという課題を有していた。
【0007】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、炊飯器の操作使用時に液晶電源手段を構成する分圧抵抗の抵抗値を小さくできる炊飯器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、炊飯器の動作を制御するマイクロコンピュータと、炊飯器の動作状態を表示する液晶表示装置と、商用交流電源を直流電圧に変換し少なくとも前記マイクロコンピュータに電力を供給する第1の電源手段と、前記第1の電源手段の出力に接続され前記液晶表示装置を駆動する電源を発生する第2の電源手段と、前記第2の電源手段の出力電圧を、抵抗とスイッチ素子の直列回路を並列に接続した略等しい抵抗を少なくとも3個以上直列に接続して分圧し、その分圧した電圧を液晶表示装置の駆動電圧として、前記マイクロコンピュータに供給する液晶電源手段と、商用電源が無いときに少なくとも前記マイクロコンピュータと前記第2の電源手段に逆流防止手段を介して前記第1の電源手段より低い電圧で電力を供給するバックアップ手段とを備え、前記スイッチ素子は、前記第1の電源手段から前記第2の電源手段への電力の供給がない状態では、非通電状態になるようにしたものである。
【0009】
これによって、商用電源から第1の電源手段に電力を供給している間は、スイッチ素子が通電状態になっているので分圧抵抗にはスイッチ素子と直列に接続している抵抗が並列に接続され、合成抵抗値は分圧抵抗だけの抵抗値よりも小さくできるようになる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の炊飯器は、炊飯器の操作使用時に液晶表示装置の駆動電圧を発生する液晶電源手段を構成する分圧抵抗の抵抗値を小さくし、液晶表示装置の表示をムラなく鮮明に表示させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
第1の発明は、鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を駆動する加熱駆動手段と、炊飯器の動作を制御するマイクロコンピュータと、炊飯器の動作状態を表示する液晶表示装置と、商用交流電源を直流電圧に変換し少なくとも前記マイクロコンピュータに電力を供給する第1の電源手段と、前記第1の電源手段の出力に接続され前記液晶表示装置を駆動する電源を発生する第2の電源手段と、前記第2の電源手段の出力電圧を、抵抗とスイッチ素子の直列回路を並列に接続した略等しい抵抗を少なくとも3個以上直列に接続して分圧し、その分圧した電圧を液晶表示装置の駆動電圧として前記マイクロコンピュータに供給する液晶電源手段と、商用電源が無いときに少なくとも前記マイクロコンピュータと前記第2の電源手段に逆流防止手段を介して前記第1の電源手段より低い電圧で電力を供給するバックアップ手段とを備え、前記スイッチ素子は、前記第1の電源手段から前記第2の電源手段への電力の供給がない状態では非通電状態になるようにすることにより、商用電源から第1の電源手段に電力を供給している間は、スイッチ素子が通電状態になっているので分圧抵抗にはスイッチ素子と直列に接続している抵抗が並列に接続され、合成抵抗値は分圧抵抗だけの抵抗値よりも小さくできるようになり、液晶表示装置の表示をムラなく鮮明に表示させることができる。
【0012】
第2の発明は、鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を駆動する加熱駆動手段と、炊飯器の動作を制御するマイクロコンピュータと、炊飯器の動作状態を表示する液晶表示装置と、商用交流電源を直流電圧に変換し少なくとも前記マイクロコンピュータに電力を供給する第1の電源手段と、前記第1の電源手段の出力電圧を、抵抗とスイッチ素子の直列回路を並列に接続した略等しい分圧抵抗を少なくとも3個以上直列に接続して分圧し、その分圧した電圧を液晶表示装置の駆動電圧として前記マイクロコンピュータに供給する液晶電源手段と、前記第1の電源手段に接続され前記第1の電源手段からの電力を充電し、商用電源が無いときに少なくとも前記マイクロコンピュータと前記液晶電源手段に電力を供給する電圧保持手段とを備え、前記スイッチ素子は、前記第1の電源手段から前記液晶電源手段への電力の供給がない状態では非通電状態になるようにすることにより、商用電源から第1の電源手段に電力を供給している間は、スイッチ素子が通電状態になっているので分圧抵抗にはスイッチ素子と直列に接続している抵抗が並列に接続され、合成抵抗値は分圧抵抗だけの抵抗値よりも小さくできるようになり、液晶表示装置の表示をムラなく鮮明に表示させることができる。
【0013】
第3の発明は、特に、第1の発明または第2の発明の炊飯器において、第1の電源手段は、少なくとも前記マイクロコンピュータに電力を供給する出力電圧V1と少なくとも前記加熱駆動手段に電力を供給する出力電圧V2を出力する構成とし、前記スイッチ素子は、前記第1の電源手段のV2出力から電力を供給するように接続され、第1の電源手段のV2出力からの電力の供給があると通電状態になり、電力の供給がなくなると非通電状態となるようにすることにより、第1の電源手段から電力を供給している間だけ自動的にスイッチ素子が通電状態になっているので、分圧抵抗にはスイッチ素子と直列に接続している抵抗が並列に接続され、合成抵抗値は分圧抵抗だけの抵抗値よりも小さくできるようになり、液晶表示装置の表示をムラなく鮮明に表示させることができる。
【0014】
第4の発明は、特に、第1の発明または第2の発明の炊飯器において、商用交流電源の停電を検知する停電検知手段を備え、前記マイクロコンピュータは停電検知手段の出力に応じて前記スイッチ手段を通電もしくは非通電状態に制御するようにすることにより、炊飯器が商用電源に接続されている間はスイッチ素子を通電状態にし、分圧抵抗にはスイッチ素子と直列に接続している抵抗が並列に接続され、合成抵抗値は分圧抵抗だけの抵抗値よりも小さくできるようになり、液晶表示装置の表示をムラなく鮮明に表示させることができる。
【0015】
第5の発明は、特に第1〜第4のいずれか1つの発明の炊飯器において、スイッチ素子と直列に接続された抵抗は、並列に接続された分圧抵抗よりも抵抗値を小さくすることにより、商用電源から第1の電源手段に電力を供給している間は、スイッチ素子が通電状態になっているので分圧抵抗にはスイッチ素子と直列に接続している抵抗が並列に接続され、合成抵抗値は分圧抵抗だけの抵抗値よりも十分小さくできるようになり、液晶表示装置の表示をムラなく鮮明に表示させることができる。
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0017】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における炊飯器の主要部ブロック図を示すものである。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して一部説明を省略する。
【0018】
図1において、マイクロコンピュータ1は商用交流電源21により電力を供給される炊飯器を制御するもので、加熱駆動手段22を介して鍋23を加熱する加熱手段24を制御する。
【0019】
液晶表示装置2は、炊飯器の動作状態を表示するもので、マイクロコンピュータ1は、炊飯器の状態に合わせて液晶表示装置2に信号を出力する。
【0020】
第1の電源手段8は商用交流電源21を直流電圧に変換し、マイクロコンピュータ1に電力を供給する出力電圧V1と、加熱駆動手段22に電力を供給する出力電圧V2を出力する。
【0021】
バックアップ手段である電池3は出力電圧V1よりも低電圧で電力を供給するため、充電を防止するための逆流防止手段となるダイオード4を介して第1の電源手段8のV1出力に接続されており、商用電源が無いときに少なくとも前記マイクロコンピュータ1に電力を供給する。
【0022】
第2の電源手段7は、第1の電源手段8のV1出力に接続され、商用電源21の有無に関係なく電池3の出力電圧からダイオード4による電圧降下分を引いた電圧値にほぼ等しい電圧V3を出力するように構成されており、液晶表示装置2はV3出力電圧を動作電圧としている。
【0023】
分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11は同じ定数の抵抗値をもつ分圧抵抗であり、直列に接続され、第2の電源手段7からの出力電圧V3を3等分するように接続されている。また、分圧抵抗9には、抵抗25とスイッチ手段であるフォトカプラ26の出力端子を直列に接続した回路を並列に接続している。同様に、分圧抵抗10には、抵抗27とスイッチ手段であるフォトカプラ28の出力端子を直列に接続した回路を並列に接続している。さらに、分圧抵抗11には、抵抗29とスイッチ手段であるフォトカプラ30の出力端子を直列に接続した回路を並列に接続している。この分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11、抵抗25、フォトカプラ26、抵抗27、フォトカプラ28、抵抗29、フォトカプラ30からなる回路で液晶電源手段31を構成している。
【0024】
このとき、分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11は、約200kΩ程度の抵抗値に設定し、抵抗25と抵抗27と抵抗29は、同じ定数の抵抗値に設定し、1kΩ〜20kΩ程度の抵抗値に設定している。
【0025】
液晶電源手段31は、分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11の接続点から、第2の電源手段7からの出力電圧V3と、その電圧V3を分圧した電圧1/3×V3と2/3×V3を液晶表示装置の駆動電圧として、マイクロコンピュータ1に供給する。
【0026】
一方、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30は、信号入力端子であるダイオードを直列に接続されており、さらにフォトカプラ26は電流制限抵抗32を介して第1の電源手段8のV2出力に接続されている。
【0027】
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用を説明する。
【0028】
まず、炊飯器が商用交流電源21に接続されると、第1の電源手段8は商用交流電源21を直流電圧に変換し、出力電圧V1と出力電圧V2を出力する。出力電圧V1にはマイクロコンピュータ1と第2の電源手段7が接続しており、出力電圧V2には加熱駆動手段22と電流制限抵抗32が接続しているので、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の入力端子には電流制限抵抗32を介して出力電圧V2から電流を通電する。
【0029】
したがって、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の出力端子は通電状態になり、抵抗25と抵抗27と抵抗29は、電気的にそれぞれ分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11に並列に接続された状態となり、第2の電源手段7からの出力電圧V3を分圧する分圧抵抗の抵抗値は、ほぼ抵抗25と抵抗27と抵抗29の抵抗値(1kΩ〜20kΩ程度)となる。
【0030】
一方、炊飯器が停電状態になると、第1の電源手段8は出力電圧V1と出力電圧V2を出力しなくなる。このときは、バックアップ手段である電池3により、第1の電源手段8のV1出力に接続されているマイクロコンピュータ1と第2の電源手段7に電力を供給しているが、出力電圧V2に接続されている加熱駆動手段22と電流制限抵抗32には電力を供給しない。
【0031】
よってフォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の入力端子には電流を流さないため、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の出力端子は非通電状態になり、抵抗25と抵抗27と抵抗29は、電気的にそれぞれ分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11に非接続の状態となり、第2の電源手段7からの出力電圧V3を分圧する分圧抵抗の抵抗値は、分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11の抵抗値(約200kΩ)となり、バックアップ用の電池3から供給される電力を低減する。
【0032】
以上のように、本実施の形態においては、第1の電源手段8は、商用交流電源21を直流電圧に変換してマイクロコンピュータ1と第2の電源手段7に電力を供給する出力電圧V1と、加熱駆動手段22と電流制限抵抗32に電力を供給する出力電圧V2を出力し、液晶電源手段31は、分圧抵抗9に抵抗25とフォトカプラ26の出力端子を直列に接続した回路を並列接続し、分圧抵抗10に抵抗27とフォトカプラ28の出力端子を直列に接続した回路を並列接続し、分圧抵抗11に抵抗29とフォトカプラ30の出力端子を直列に接続した回路を並列接続し、分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11を直列に接続し、さらに、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の入力端子に電流制限抵抗32を介して出力電圧V2から駆動電流を通電するように構成とすることにより、使用者が、炊飯器を使用せず、炊飯器に電源を入れていない間は、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30が非通電状態になっているので、第2の電源手段7からの出力電圧V3を分圧する分圧抵抗の抵抗値は、分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11の抵抗値(200kΩ程度)となり、バックアップ用の電池3の寿命を延ばすことができ、炊飯器を使用するために、炊飯器に電源を入れると、商用電源21から第1の電源手段8に電力を供給している間は、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30が通電状態になっているので分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11にはそれぞれ、抵抗25と抵抗27と抵抗29が並列に接続され、第2の電源手段7からの出力電圧V3を分圧する分圧抵抗の抵抗値は、ほぼ抵抗25と抵抗27と抵抗29の抵抗値(1kΩ〜20kΩ程度)となり、液晶表示装置2の表示をムラなく鮮明に表示させることができる。
【0033】
(実施の形態2)
図2は、本発明の第2の実施の形態における炊飯器の主要部ブロック図を示すものである。
【0034】
図2において、マイクロコンピュータ1は商用交流電源21により電力を供給される炊飯器を制御するもので、加熱駆動手段22を介して鍋23を加熱する加熱手段24を制御する。
【0035】
液晶表示装置2は、炊飯器の動作状態を表示するもので、第1の電源手段8のV1出力電圧を動作電圧としている。マイクロコンピュータ1は、炊飯器の状態に合わせて液晶表示装置2に信号を出力する。
【0036】
第1の電源手段8は商用交流電源21を直流電圧に変換し、マイクロコンピュータ1に電力を供給する出力電圧V1と、加熱駆動手段22に電力を供給する出力電圧V2を出力する。
【0037】
電圧保持手段であるコンデンサ33は第1の電源手段8のV1出力に接続されており、出力電圧V1が供給されている間に第1の電源手段8からの電力を充電し、商用電源21が無いときに少なくとも前記マイクロコンピュータ1と前記液晶電源手段31に電力を供給する。
【0038】
液晶表示装置2は、動作電圧が第1の電源手段8のV1出力電圧のものとしている。
【0039】
分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11は同じ定数の抵抗値をもつ分圧抵抗であり、直列に接続され、第1の電源手段8のV1出力を3等分するように接続されている。また、分圧抵抗9には、抵抗25とスイッチ手段であるフォトカプラ26の出力端子を直列に接続した回路を並列に接続している。同様に、分圧抵抗10には、抵抗27とスイッチ手段であるフォトカプラ28の出力端子を直列に接続した回路を並列に接続している。さらに、分圧抵抗11には、抵抗29とスイッチ手段であるフォトカプラ30の出力端子を直列に接続した回路を並列に接続している。この分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11、抵抗25、フォトカプラ26、抵抗27、フォトカプラ28、抵抗29、フォトカプラ30からなる回路で液晶電源手段31を構成している。
【0040】
このとき、分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11は、約200kΩ程度の抵抗値に設定し、抵抗25と抵抗27と抵抗29は、同じ定数の抵抗値に設定し、1kΩ〜20kΩ程度の抵抗値に設定している。
【0041】
液晶電源手段31は、分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11の接続点から、第1の電源手段8のV1出力からの電圧V1と、その電圧V1を分圧した電圧1/3×V1と2/3×V1を液晶表示装置の駆動電圧として、マイクロコンピュータ1に供給する。
【0042】
一方、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30は、信号入力端子であるダイオードを直列に接続されており、さらにフォトカプラ26は電流制限抵抗32を介して第1の電源手段8のV2出力に接続されている。
【0043】
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用を説明する。
【0044】
まず、炊飯器が商用交流電源21に接続されると、第1の電源手段8は商用交流電源21を直流電圧に変換し、出力電圧V1と出力電圧V2を出力する。出力電圧V1にはマイクロコンピュータ1と液晶電源手段31とコンデンサ33が接続しており、出力電圧V2には加熱駆動手段22と電流制限抵抗32が接続しているので、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の入力端子には電流制限抵抗32を介して出力電圧V2から電流を通電する。
【0045】
したがって、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の出力端子は通電状態になり、抵抗25と抵抗27と抵抗29は、電気的にそれぞれ分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11に並列に接続された状態となり、第2の電源手段7からの出力電圧V3を分圧する分圧抵抗の抵抗値は、ほぼ抵抗25と抵抗27と抵抗29の抵抗値(1kΩ〜20kΩ程度)となる。また、コンデンサ33には、出力電圧V1から電力を充電している。
【0046】
一方、炊飯器が停電状態になると、第1の電源手段8は出力電圧V1と出力電圧V2を出力しなくなる。このときは、電圧保持手段であるコンデンサ33により、第1の電源手段8のV1出力に接続されているマイクロコンピュータ1と液晶電源手段31に電力を供給しているが、出力電圧V2に接続されている加熱駆動手段22と電流制限抵抗32には電力を供給しない。
【0047】
よってフォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の入力端子には電流を流さないため、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の出力端子は非通電状態になり、抵抗25と抵抗27と抵抗29は、電気的にそれぞれ分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11に非接続の状態となり、第2の電源手段7からの出力電圧V3を分圧する分圧抵抗の抵抗値は、分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11の抵抗値(約200kΩ)となり、電圧保持手段であるコンデンサ33から供給される電力を低減する。
【0048】
以上のように、本実施の形態においては、第1の電源手段8は、商用交流電源21を直流電圧に変換してマイクロコンピュータ1と液晶電源手段31に電力を供給する出力電圧V1と、加熱駆動手段22と電流制限抵抗32とコンデンサ33に電力を供給する出力電圧V2を出力し、液晶電源手段31は、分圧抵抗9に抵抗25とフォトカプラ26の出力端子を直列に接続した回路を並列接続し、分圧抵抗10に抵抗27とフォトカプラ28の出力端子を直列に接続した回路を並列接続し、分圧抵抗11に抵抗29とフォトカプラ30の出力端子を直列に接続した回路を並列接続し、分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11を直列に接続し、さらに、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の入力端子に電流制限抵抗32を介して出力電圧V2から駆動電流を通電するように構成とすることにより、使用者が、炊飯器を使用せず、炊飯器に電源を入れていない間は、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30が非通電状態になっているので、第1の電源手段8のV1出力からの電圧V1を分圧する分圧抵抗の抵抗値は、分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11の抵抗値(200kΩ程度)となり、電圧保持用のコンデンサ33の保持時間を延ばすことができ、炊飯器を使用するために、炊飯器に電源を入れると、商用電源21から第1の電源手段8に電力を供給している間は、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30が通電状態になっているので分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11にはそれぞれ、抵抗25と抵抗27と抵抗29が並列に接続され、第2の電源手段7からの出力電圧V3を分圧する分圧抵抗の抵抗値は、ほぼ抵抗25と抵抗27と抵抗29の抵抗値(1kΩ〜20kΩ程度)となり、液晶表示装置2の表示をムラなく鮮明に表示させることができる。
【0049】
(実施の形態3)
図3は、本発明の第3の実施の形態における炊飯器の主要部ブロック図を示すものである。
【0050】
図3において、マイクロコンピュータ1は商用交流電源21により電力を供給される炊飯器を制御するもので、加熱駆動手段22を介して鍋23を加熱する加熱手段24を制御する。
【0051】
液晶表示装置2は、炊飯器の動作状態を表示するもので、マイクロコンピュータ1は、炊飯器の状態に合わせて液晶表示装置2に信号を出力する。
【0052】
第1の電源手段8は商用交流電源21を直流電圧に変換し、マイクロコンピュータ1に電力を供給する出力電圧V1と、加熱駆動手段22に電力を供給する出力電圧V2を出力する。
【0053】
バックアップ手段である電池3は出力電圧V1よりも低電圧で電力を供給するため、充電を防止するための逆流防止手段となるダイオード4を介して第1の電源手段8のV1出力に接続されており、商用電源が無いときに少なくとも前記マイクロコンピュータ1に電力を供給する。
【0054】
第2の電源手段7は、第1の電源手段8のV1出力に接続され、商用電源21の有無に関係なく電池3の出力電圧からダイオード4による電圧降下分を引いた電圧値にほぼ等しい電圧V3を出力するように構成されており、液晶表示装置2はV3出力電圧を動作電圧としている。
【0055】
分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11は同じ定数の抵抗値をもつ分圧抵抗であり、直列に接続され、第2の電源手段7からの出力電圧V3を3等分するように接続されている。また、分圧抵抗9には、抵抗25とスイッチ手段であるフォトカプラ26の出力端子を直列に接続した回路を並列に接続している。同様に、分圧抵抗10には、抵抗27とスイッチ手段であるフォトカプラ28の出力端子を直列に接続した回路を並列に接続している。さらに、分圧抵抗11には、抵抗29とスイッチ手段であるフォトカプラ30の出力端子を直列に接続した回路を並列に接続している。この分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11、抵抗25、フォトカプラ26、抵抗27、フォトカプラ28、抵抗29、フォトカプラ30からなる回路で液晶電源手段31を構成している。
【0056】
このとき、分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11は、約200kΩ程度の抵抗値に設定し、抵抗25と抵抗27と抵抗29は、同じ定数の抵抗値に設定し、1kΩ〜20kΩ程度の抵抗値に設定している。
【0057】
液晶電源手段31は、分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11の接続点から、第2の電源手段7からの出力電圧V3と、その電圧V3を分圧した電圧1/3×V3と2/3×V3を液晶表示装置の駆動電圧として、マイクロコンピュータ1に供給する。
【0058】
一方、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30は、信号入力端子であるダイオードを直列に接続されており、さらにフォトカプラ26は電流制限抵抗32を介して第1の電源手段8のV1出力に接続されて、フォトカプラ30は、トランジスタ34に接続されている。
【0059】
停電検知手段35は、商用交流電源21に接続され、商用交流電源21の通電状態を監視して、通電状態をマイクロコンピュータ1に出力する。マイクロコンピュータ1は、その信号を入力し、商用交流電源21が通電状態である信号のときはトランジスタ34を通電状態になる信号を出力し、商用交流電源21が停電状態である信号のときはトランジスタ34を非通電状態になる信号を出力する。
【0060】
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用を説明する。
【0061】
まず、炊飯器が商用交流電源21に接続されると、第1の電源手段8は商用交流電源21を直流電圧に変換し、出力電圧V1と出力電圧V2を出力する。出力電圧V1にはマイクロコンピュータ1と第2の電源手段7と流制限抵抗32が接続しており、出力電圧V2には加熱駆動手段22が接続しているので、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の入力端子には電流制限抵抗32を介して出力電圧V1から電流を通電する。
【0062】
停電検知手段35は、商用交流電源21が通電状態である信号をマイクロコンピュータ1に出力するので、マイクロコンピュータ1はトランジスタ34を通電状態になる信号を出力する。
【0063】
したがって、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の出力端子は通電状態になり、抵抗25と抵抗27と抵抗29は、電気的にそれぞれ分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11に並列に接続された状態となり、第2の電源手段7からの出力電圧V3を分圧する分圧抵抗の抵抗値は、ほぼ抵抗25と抵抗27と抵抗29の抵抗値(1kΩ〜20kΩ程度)となる。
【0064】
一方、炊飯器が停電状態になると、第1の電源手段8は出力電圧V1と出力電圧V2を出力しなくなる。このときは、バックアップ手段である電池3により、第1の電源手段8のV1出力に接続されているマイクロコンピュータ1と第2の電源手段7と電流制限抵抗32に電力を供給しているが、出力電圧V2に接続されている加熱駆動手段22には電力を供給しない。
【0065】
停電検知手段35は、商用交流電源21が停電状態である信号をマイクロコンピュータ1に出力するので、マイクロコンピュータ1はトランジスタ34を非通電状態になる信号を出力する。
【0066】
よってフォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の入力端子には電流を流さないため、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の出力端子は非通電状態になり、抵抗25と抵抗27と抵抗29は、電気的にそれぞれ分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11に非接続の状態となり、第2の電源手段7からの出力電圧V3を分圧する分圧抵抗の抵抗値は、分圧抵抗9、分圧抵抗10、分圧抵抗11の抵抗値(約200kΩ)となり、バックアップ用の電池3から供給される電力を低減する。
【0067】
以上のように、本実施の形態においては、第1の電源手段8は、商用交流電源21を直流電圧に変換してマイクロコンピュータ1と第2の電源手段7と電流制限抵抗32に電力を供給する出力電圧V1と、加熱駆動手段22に電力を供給する出力電圧V2を出力し、液晶電源手段31は、分圧抵抗9に抵抗25とフォトカプラ26の出力端子を直列に接続した回路を並列接続し、分圧抵抗10に抵抗27とフォトカプラ28の出力端子を直列に接続した回路を並列接続し、分圧抵抗11に抵抗29とフォトカプラ30の出力端子を直列に接続した回路を並列接続し、分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11を直列に接続し、さらに、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30の入力端子に電流制限抵抗32とトランジスタ34を介して、駆動電流を通電するように構成とし、トランジスタ34は、停電検知手段35からの出力に応じて通電状態か非通電状態に切換える構成とすることにより、使用者が、炊飯器を使用せず、炊飯器に電源を入れていない間は、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30が非通電状態になっているので、第2の電源手段7からの出力電圧V3を分圧する分圧抵抗の抵抗値は、分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11の抵抗値(200kΩ程度)となり、バックアップ用の電池3の寿命を延ばすことができ、炊飯器を使用するために、炊飯器に電源を入れると、商用電源21から第1の電源手段8に電力を供給している間は、フォトカプラ26とフォトカプラ28とフォトカプラ30が通電状態になっているので分圧抵抗9と分圧抵抗10と分圧抵抗11にはそれぞれ、抵抗25と抵抗27と抵抗29が並列に接続され、第2の電源手段7からの出力電圧V3を分圧する分圧抵抗の抵抗値は、ほぼ抵抗25と抵抗27と抵抗29の抵抗値(1kΩ〜20kΩ程度)となり、液晶表示装置の表示をムラなく鮮明に表示させることができる。
【0068】
さらに、マイクロコンピュータは、停電検知手段35からの信号に関係なく、トランジスタ34を非通電状態にすることにより、商用交流電源21が通電状態ででも炊飯器の状態により、自由に分圧抵抗の抵抗値を切換えることができる。
【産業上の利用可能性】
【0069】
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、操作使用時に商用交流電源に接続され通電している間は、液晶表示装置の駆動電圧を発生する液晶電源手段を構成する分圧抵抗の抵抗値を小さくし、液晶表示装置の表示をムラなく鮮明に表示させることができるので、家庭用途のみならず業務用途の炊飯器や、バックアップ機能の付いた液晶表示装置付きの調理機器などの用途にも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の実施の形態1における炊飯器の主要部ブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における炊飯器の主要部ブロック図
【図3】本発明の実施の形態3における炊飯器の主要部ブロック図
【図4】従来の炊飯器の主要部ブロック図
【符号の説明】
【0071】
1 マイクロコンピュータ
2 液晶表示装置
3 電池(バックアップ手段)
4 ダイオード(逆流防止手段)
7 第2の電源手段
8 第1の電源手段
9、10、11 分圧抵抗
21 商用交流電源
22 加熱駆動手段
23 鍋
24 加熱手段
25 抵抗
26 フォトカプラ(スイッチ手段)
27 抵抗
28 フォトカプラ(スイッチ手段)
29 抵抗
30 フォトカプラ(スイッチ手段)
31 液晶電源手段
32 電流制限抵抗

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を駆動する加熱駆動手段と、炊飯器の動作を制御するマイクロコンピュータと、炊飯器の動作状態を表示する液晶表示装置と、商用交流電源を直流電圧に変換し少なくとも前記マイクロコンピュータに電力を供給する第1の電源手段と、前記第1の電源手段の出力に接続され前記液晶表示装置を駆動する電源を発生する第2の電源手段と、前記第2の電源手段の出力電圧を、抵抗とスイッチ素子の直列回路を並列に接続した略等しい抵抗を少なくとも3個以上直列に接続して分圧し、その分圧した電圧を液晶表示装置の駆動電圧として前記マイクロコンピュータに供給する液晶電源手段と、商用電源が無いときに少なくとも前記マイクロコンピュータと前記第2の電源手段に逆流防止手段を介して前記第1の電源手段より低い電圧で電力を供給するバックアップ手段とを備え、前記スイッチ素子は、前記第1の電源手段から前記第2の電源手段への電力の供給がない状態では非通電状態になるようにした炊飯器。
【請求項2】
鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を駆動する加熱駆動手段と、炊飯器の動作を制御するマイクロコンピュータと、炊飯器の動作状態を表示する液晶表示装置と、商用交流電源を直流電圧に変換し少なくとも前記マイクロコンピュータに電力を供給する第1の電源手段と、前記第1の電源手段の出力電圧を、抵抗とスイッチ素子の直列回路を並列に接続した略等しい分圧抵抗を少なくとも3個以上直列に接続して分圧し、その分圧した電圧を液晶表示装置の駆動電圧として前記マイクロコンピュータに供給する液晶電源手段と、前記第1の電源手段に接続され前記第1の電源手段からの電力を充電し、商用電源が無いときに少なくとも前記マイクロコンピュータと前記液晶電源手段に電力を供給する電圧保持手段とを備え、前記スイッチ素子は、前記第1の電源手段から前記液晶電源手段への電力の供給がない状態では非通電状態になるようにした炊飯器。
【請求項3】
第1の電源手段は、少なくとも前記マイクロコンピュータに電力を供給する出力電圧V1と少なくとも前記加熱駆動手段に電力を供給する出力電圧V2を出力する構成とし、前記スイッチ素子は、前記第1の電源手段のV2出力から電力を供給するように接続され、第1の電源手段のV2出力からの電力の供給があると通電状態になり、電力の供給がなくなると非通電状態となるようにした請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項4】
商用交流電源の停電を検知する停電検知手段を備え、前記マイクロコンピュータは停電検知手段の出力に応じて前記スイッチ手段を通電もしくは非通電状態に制御するようにした請求項1または2に記載の炊飯器。
【請求項5】
スイッチ素子と直列に接続された抵抗は、並列に接続された分圧抵抗よりも抵抗値を小さくした請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。

【図4】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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