説明

点灯装置及び植物育成用照明装置

【課題】コストを低減しつつ、冷陰極放電ランプを調光することができる。
【解決手段】点灯装置1は、放電管2と放電管2の両端部に配置された2つの電極3a、3bとからなるEEFLランプ4と、交流電圧を発生する電源回路5と、電源回路5からEEFLランプ4へ流れる電流を調整する調整回路6と、調整回路6を制御する制御回路7とを有している。調整回路6はバラストコンデンサC1、C2と、リードスイッチSW1とを有してなり、リードスイッチSW1をON/OFFすることで、調整回路6におけるバラスト容量を調整し、EEFLランプ4を調光する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部電極放電ランプなどの冷陰極放電ランプを点灯させる点灯装置及び植物育成用照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、DC電源部からインバータ部を介して交流電圧が印加されると点灯するEEFLランプ(外部電極放電ランプ)について開示されている。この特許文献1においては、DC電源部からインバータ部への出力電圧の振幅を変えることで、インバータ部からEEFLランプの両側の電極に印加される交流電圧の振幅を変えて、EEFLランプに流れる電流を調整し、EEFLランプを調光している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−170123号公報(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような特許文献1に記載のDC電源部とインバータ部からなる電源回路は、出力される交流電圧の振幅を電源回路内で変えているが、このような振幅可変機能を持つ電源回路は高価でありコストがかかる。また、電源回路に並列接続したEEFLランプ全体での調光でしかない。したがって、電源回路から供給される交流電圧の振幅を変えずに調光する技術が望まれている。
【0005】
そこで、本発明の目的は、コストを低減しつつ、冷陰極放電ランプを調光する点灯装置及び植物育成用照明装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の点灯装置は、内部に放電ガスが封入された放電管に2つの電極が配置されてなる放電ランプと、前記冷陰極放電ランプの前記2つの電極に接続され、前記冷陰極放電ランプの駆動電圧となる交流電圧を発生する電源回路と、前記電源回路と前記冷陰極放電ランプとの間に接続され、バラスト素子と、前記バラスト素子に接続されたリードスイッチと、前記リードスイッチをON/OFF駆動する磁界発生手段とを含み、前記リードスイッチのON/OFFにより前記電源回路と前記冷陰極放電ランプとの間のバラスト量を調整する1以上の調整回路と、を備えている。
【0007】
本発明の点灯装置によると、リードスイッチは対向接点容量が非常に小さく、OFF時において電源回路から交流電圧を印加されても十分大きなリアクタンスを維持することができ、リードスイッチをOFFしたときには、リードスイッチを介して電流が流れるのを確実に遮断する。
【0008】
このような確実に導通/遮断を図れるリードスイッチを用いることで、電源回路と冷陰極放電ランプの間のバラスト量を変化させることが可能となり、冷陰極放電ランプに流れる電流を調整して、固定の交流電圧だけを発生可能な安価な電源回路を用いてコストを低減しつつ、冷陰極放電ランプを調光することができる。
【0009】
また、前記リードスイッチと前記バラスト素子とが並列に接続された第1回路、または、前記リードスイッチと前記バラスト素子とが直列に接続された第2回路、の少なくとも一方または両方を含んでいることが好ましい。これによると、電源回路と冷陰極放電ランプの間のバラスト量を種々に変化させることができる。
【0010】
このとき、前記調整回路は、少なくとも前記第1回路を有していることが好ましい。これによると、調整回路が少なくとも第1回路を有していれば、バラスト量を変化させることが可能となる。
【0011】
そして、前記調整回路は、前記リードスイッチのON/OFFにより前記バラスト素子の直列接続状態を変化させることが好ましい。これによると、バラスト素子の直列接続状態を変化させて、バラスト量を変化させることができる。
【0012】
このとき、前記バラスト素子は、コンデンサであり、前記調整回路は、前記リードスイッチと前記コンデンサとが並列に接続された前記第1回路を複数有しており、複数の前記第1回路は、互いに直列に接続されていることが好ましい。これによると、リードスイッチをONすると、バラスト量は大きくなり、冷陰極放電ランプの輝度を大きくすることができる。一方、リードスイッチをOFFすると、バラスト量は小さくなり、冷陰極放電ランプの輝度を小さくすることができる。
【0013】
また、前記調整回路は、前記リードスイッチのON/OFFにより前記バラスト素子の並列続状態を変化させてもよい。これによると、バラスト素子の並列接続状態を変化させて、バラスト量を変化させることができる。
【0014】
このとき、前記バラスト素子は、コンデンサであり、前記調整回路は、前記リードスイッチと前記コンデンサとが直列に接続された前記第2回路を複数有しており、複数の前記第2回路は、互いに並列に接続されていることが好ましい。これによると、複数のリードスイッチのうちONしているリードスイッチの数が増えると、バラスト量が大きくなって、冷陰極放電ランプの輝度を大きくすることができる。
【0015】
また、前記1以上の調整回路は、一方の前記電極と前記電源回路との間、及び、他方の前記電極と前記電源回路との間にそれぞれ接続された2つの前記調整回路であり、前記2つの調整回路のバラスト量は同じであり、前記電源回路は、前記2つの電極に対して同じ振幅の逆位相の交流電圧を発生させることが好ましい。これによると、冷陰極放電ランプの明るさを延在方向の全域で均一にすることができる。
【0016】
さらに、前記リードスイッチのOFF時の容量は、1pF以下であることが好ましい。一般的に、冷陰極放電ランプには、例えば20kHz〜100kHz程度の高周波高電圧が印加されるが、リードスイッチの容量が1pF以下であると、リードスイッチのリアクタンスは1.5MΩ以上となり、OFF時において電源回路から高周波高電圧を印加されても、このリードスイッチが間に接続された電極と電源回路との接続を確実に遮断可能な十分大きなリアクタンスを維持することができる。
【0017】
加えて、前記冷陰極放電ランプは、複数配置されており、複数の前記冷陰極放電ランプは、複数の配線で並列に接続されて、1つの前記電源回路に接続されており、並列になった前記複数の配線には、前記調整回路がそれぞれ接続されていることが好ましい。これによると、電源回路が1つで、複数の冷陰極放電ランプをそれぞれ独立して調光することができる。また、電源回路が冷陰極放電ランプごとに複数必要にならず、1つでよいため、コストが低減されるとともに、装置を小型化することができる。
【0018】
また、前記冷陰極放電ランプは、複数配置されており、複数の配線が並列に接続された複数の前記冷陰極放電ランプが、1本の配線で1つの前記電源回路に接続されており、前記複数の冷陰極放電ランプと前記電源回路を接続する前記1本の配線には、1つの前記調整回路が接続されていてもよい。これによると、複数の冷陰極放電ランプを一括して調光することができる。また、電源回路が冷陰極放電ランプごとに複数必要にならず、1つでよいため、コストが低減されるとともに、装置を小型化することができる。
【0019】
このとき、前記複数の冷陰極放電ランプと前記電源回路を接続し、並列になった前記複数の配線には、前記1つの調整回路に対する個別調整素子がさらに接続されていることが好ましい。これによると、個別調整素子の容量を調整することで、個別調整素子と直列に接続された対応する冷陰極放電ランプを最適な条件に調整することができる。
【0020】
また、本発明の植物育成用照明装置は、上述したいずれかの点灯装置を備えている。これによると、植物の育成を促進させる環境を容易に整えることができる。
【発明の効果】
【0021】
リードスイッチは対向接点容量が非常に小さく、OFF時において電源回路から交流電圧を印加されても十分大きなリアクタンスを維持することができ、リードスイッチをOFFしたときには、リードスイッチを介して電流が流れるのを確実に遮断する。このような確実に導通/遮断を図れるリードスイッチを用いることで、電源回路と冷陰極放電ランプの間のバラスト量を変化させることが可能となり、冷陰極放電ランプに流れる電流を調整して、固定の交流電圧だけを発生可能な安価な電源回路を用いてコストを低減しつつ、冷陰極放電ランプを調光することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本実施形態に係る点灯装置の概略平面図である。
【図2】図1の等価回路図である。
【図3】調整回路の変形例について説明する回路図であり、(a)は変形例1であり、(b)は変形例2である。
【図4】適用例1における点灯装置の概略平面図である。
【図5】適用例2における点灯装置の概略平面図である。
【図6】適用例3における点灯装置の概略平面図である。
【図7】適用例4における点灯装置の概略平面図である。
【図8】適用例5における点灯装置の概略平面図である。
【図9】適用例6における点灯装置の概略平面図である。
【図10】適用例7における点灯装置の概略平面図である。
【図11】適用例7における調光の様子を示すタイムチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態について説明する。冷陰極放電ランプには、EEFLランプとCCFLランプがある。EEFLランプは、外部電極部自身に容量をもっているが、CFFLランプにはこのような容量がない点で相違するが、動作原理や駆動法に関しては極めて類似する。以下、EEFLランプを例に挙げて説明する。
【0024】
図1に示すように、点灯装置1は、EEFLランプ4と、高周波高電圧の交流電圧を発生する電源回路5と、電源回路5から2つの電極3a、3bへ流れる電流を調整する2つの調整回路6a、6bと、2つの調整回路6a、6bを制御する制御回路7とを有している。
【0025】
EEFLランプ4は、一方向に長尺な放電管2と、放電管2の両端部に配置された2つの電極3a、3bとを有している。放電管2は、円筒状のガラス管であり、その両端が封止されて内部が密閉空間となっている。密閉空間には、例えば、水銀(Hg)ガスと、アルゴン(Ar)及びネオン(Ne)からなる不活性ガスが充填され、内壁には蛍光体層が塗付されている。2つの電極3a、3bは、例えば、導電ペーストを固化させたものであり、放電管2の両端部の外周面全周にわたって形成されている。
【0026】
電源回路5は、図示しないプラグをソケットを介してAC100Vの商用電源に接続され、EEFLランプ4の駆動電圧に適した高周波高電圧の交流電圧を発生する。また、電源回路5は、図示しない電源スイッチを備え、この電源スイッチのON/OFFにより商用電源の供給、停止を切り換えることができる。なお、本実施形態においては、電源回路5は、約70kHzで約1500V(実効値)の交流電圧のみを発生可能であり、EEFLランプ4の2つの電極3a、3bに対して同じ振幅の逆位相の交流電圧を発生させている。
【0027】
調整回路6aは、電源回路5の一方の出力端子5aと電極3aの間に接続されている。また、調整回路6bは、電源回路5の他方の出力端子5bと電極3bの間に接続されている。2つの調整回路6a、6bは同じ構成であるため、調整回路6aについてのみ説明し、調整回路6bについてはその説明を省略する。
【0028】
調整回路6aは、バラスト(調整)素子として2つのバラストコンデンサC1、C2と、リードスイッチSW1と、リードスイッチSW1に近接配置されたソレノイドコイルL1と、ソレノイドコイルL1に電流を流すためのフォトトランジスタTr1とを有している。この調整回路6aは、2つのバラストコンデンサC1、C2が直列に接続され、バラストコンデンサC2に対してリードスイッチSW1が並列に接続されている。
【0029】
リードスイッチSW1は、2本の強磁性体からなる細板のリード片がスイッチ接点として、微小な隙間をあけて対向しながら、ガラス管の中に封入された磁気反応型スイッチである。このリードスイッチSW1は、接点部がガラス封止されているため、優れた耐塵粉性、防爆性、耐食性を有し、金属疲労などによる劣化も極めて少なく、超寿命の素子である。そして、ノーマルOFFタイプでは、ソレノイドコイルや永久磁石によりその周囲に磁界が発生し、リード片にN極とS極が誘導されたときに、磁気吸引力により2つのリード片は接触し、導通(ON)する。また、磁界が除かれると、2本のリード片は弾性により離れ、OFFする。リードスイッチSW1の構成及び動作は上述のようであり、2本の強磁性体からなるリード片は細板である必要から、OFF時の容量(対向接点容量)は3pFを超えることはない。
【0030】
なお、本実施形態において、磁気吸引力により2つのリード片は接触(ON)し、磁界が除かれると2本のリード片は弾性により離間(OFF)する、いわゆるノーマルOFFタイプのリードスイッチを使用するが、使用状況により、磁気吸引力により2つのリード片が離間(OFF)し、磁界が除かれると2本のリード片は弾性により接触(ON)するノーマルONタイプのものであってもよい。
【0031】
本実施形態で使用したリードスイッチSW1は、OFF時のリード対向接点容量Cが約1pF以下である。つまり、本実施形態において、電源回路5から印加される高周波高電圧と同様の70kHzレベルの高周波が印加されたとしても、以下の式から2MΩ以上の大きなリアクタンスXを有していることがわかる。このようなリードスイッチSW1を用いることで、リードスイッチSW1を介して接続された2つの配線間の導通を確実に遮断することができる。
【0032】
【数1】

【0033】
ソレノイドコイルL1は、フォトトランジスタTr1のコレクタに接続されている。そして、制御回路7の図示しない発光素子から光が発光され、フォトトランジスタTr1が発光素子から発光された光を受光すると(ONすると)、フォトトランジスタTr1のコレクタに接続されたソレノイドコイルL1に電流が流れることとなり、ソレノイドコイルL1は磁界を発生し、ソレノイドコイルL1に近接するリードスイッチSW1はONする。すなわち、バラストコンデンサC2はリードスイッチSW1により短絡される。
【0034】
すると、電源回路5から供給された高周波高電圧によって、バラストコンデンサC1とONしたリードスイッチSW1を介して、バラストコンデンサC2を経由せずに、EEFLランプ4に電流が流れる。そして、2つの電極3a、3b間の放電管2内で放電が発生して放電ガスが発光し、EEFLランプ4が点灯する。
【0035】
また、制御回路7が、フォトトランジスタTr1をOFFすると、ソレノイドコイルL1に電流は流れず、リードスイッチSW1はOFFしている。すると、電源回路5から供給された高周波高電圧によって、直列に接続された2つのバラストコンデンサC1、C2を介してEEFLランプ4に電流が流れる。そして、2つの電極3a、3b間の放電管2内で放電が発生して放電ガスが発光し、EEFLランプ4が点灯する。
【0036】
このように、制御回路7により制御されたリードスイッチSW1のON/OFFによって、電源回路5からEEFLランプ4に電流が流れる際に、この電流が調整回路6においてバラストコンデンサC2を経由して流れるか否かが変わる。すなわち、リードスイッチSW1がONしているときには、調整回路6のバラスト容量は、バラストコンデンサC1のみの容量となる。また、リードスイッチSW1がOFFしているときには、調整回路6のバラスト容量は、直列に接続された2つのバラストコンデンサC1、C2の合成であり、仮に、2つのバラストコンデンサC1、C2が同じ値であれば、バラストコンデンサC1の容量の1/2となる。詳しくは後述するが、このようにリードスイッチSW1のON/OFFにより調整回路6のバラスト容量を変え、EEFLランプ4を調光している。
【0037】
なお、バラストコンデンサC1は、リードスイッチSW1がONしているとき、すなわちバラストコンデンサC2を短絡しているとき、EEFLランプ4へ所望の駆動電圧を印加するように調整するバラストコンデンサであり、点灯装置1のEEFLランプ4及び電源回路5の仕様によっては不要にできる。このような場合、図1の実施形態では、リードスイッチSW1のON/OFFにより調整回路6の容量をゼロとバラストコンデンサC1の容量に切り換えることとなる。
【0038】
次に、EEFLランプ4の調光について説明する。EEFLランプ4は、流れる電流の大きさによって輝度が変わる。具体的には、流れる電流が大きくなると、EEFLランプ4の輝度は大きくなり、流れる電流が小さくなると、EEFLランプ4の輝度は小さくなる。
【0039】
このEEFLランプ4の流れる電流の大きさは、例えば、電源回路5から印加する高周波高電圧の振幅を変えたり、電源回路5からEEFLランプ4までのインピーダンスを変えたりすることで、変化させることは可能である。しかしながら、振幅可変機能を持つ電源回路は、高価であり、コストがかかってしまう。
【0040】
そこで、本実施形態においては、リードスイッチSW1のON/OFFに応じて、調整回路6のバラスト容量を変化させて、EEFLランプ4に流れる電流を調整することで、EEFLランプ4を調光する。
【0041】
図2は、図1の等価回路図である。図1に示す点灯装置1は、図2に示すような等価回路図として図示することができる。このとき、電源回路5の発生する高周波高電圧をVs(ω)(ただし、ω;角周波数、ω=2πf)、EEFLランプ4に流れる電流をi、放電管2の2つの電極3a、3bに挟まれた部分のプラズマ抵抗をRp、2つの電極3a、3bの電極容量をCd、調整回路6a、6bのバラスト容量をCbとする。なお、プラズマ抵抗Rpは、放電管2の電極3a、3bに挟まれた部分の長さや径に依存する。また、容量Cdは、放電管2の管厚d、誘電率ε、電極3a、3bの面積Sに依存する。
【0042】
すると、EEFLランプ4のインピーダンスZe、及び、調整回路6のリアクタンスXbは、以下の式で表される。
【0043】
【数2】

【0044】
そして、Vs(ω)が以下の式で表されることで、iは以下の式で表される。
【0045】
【数3】

【0046】
上述した式から分かるように、調整回路6a、6bのバラスト容量Cbの項は分母側にしかも分数の形で入っているので、バラスト容量Cbが小さいと、EEFLランプ4に流れる電流iは小さくなる。したがって、EEFLランプ4の輝度は小さくなる。一方、調整回路6a、6bのバラスト容量Cbが大きいと、EEFLランプ4に流れる電流iは大きくなる。したがって、EEFLランプ4の輝度は大きくなる。
【0047】
なお、放電管2の2つの電極3a、3bに挟まれた部分のプラズマ抵抗Rpは、実際はEEFLランプ4に電流iに依存する。すなわち、電流iが小さくなればRpは大きくなる傾向がある。しかしながら、この傾向は、バラスト容量Cbが小さいと電流iが小さくなる、または、バラスト容量Cbが大きいと電流iが大きくなる関係でRpも変化し、上述した調整回路6a、6bのバラスト容量Cbと電流iの関係を阻害することはない。
【0048】
このとき、調整回路6a、6bのバラスト容量を変えるためのスイッチとして、高周波高電圧が印加されてもOFF時に大きなインピーダンスを有し、導通することのない容量の非常に小さなリードスイッチSW1を用いていることで、調整回路6a、6bのバラスト容量Cbを確実に変えることができ、EEFLランプ4に流れる電流を確実に調整することができる。
【0049】
これにより、固定の交流電圧だけを印加可能な安価な電源回路5を用いてコストを低減しつつ、確実に導通/遮断を図れるリードスイッチSW1を用いて、電源回路5とEEFLランプ4の間のバラスト容量を変化させて、EEFLランプ4に流れる電流を調整して、EEFLランプ4を調光することができる。なお、本実施形態におけるソレノイドコイルL1とフォトトランジスタTr1が本発明における磁界発生手段に相当する。
【0050】
また、仮に、点灯装置1に調整回路6a、6bが1つしか設けられていない、すなわち、電源回路5の一方は直接電極53に接続された構成において、電源回路5から両側の出出力端子5a、5bに対して互いに逆位相の高電圧を印加していると、電極3a、3bに印加される電圧がアンバランスとなり、EEFLランプ4の長手方向の左右(両側)で明るさが異なったり、水銀の分布に偏りが生じるので好ましくない。
【0051】
そこで、本実施形態においては、一方の電極3aと電源回路5との間、及び、他方の電極3bと電源回路5との間に、同じバラスト容量の調整回路6a、6bがそれぞれ設けられている。
【0052】
次に、具体的な調整回路6a、6bのバラスト容量の決定の仕方について説明する。ここでは、放電管2内のガス圧が35Torrであり、放電管2の径がφ9.8であり、放電管2の全長が600mmであるEEFLランプ4を使用する。このとき、上述した条件におけるプラズマ抵抗や容量を算出した上で、調整回路6a、6bの容量Cb[pF]と、EEFLランプ4に流れる電流i[mA]と、EEFLランプ4の輝度(ここでは太陽電池などの図示しない光起電力素子により検出した値、たとえば電流値Ip[mA])の関係を以下に表1として示す。
【0053】
【表1】

【0054】
この表1から、例えば、光起電力素子に0.55mAの電流が流れる程度の輝度でEEFLランプ4を点灯させようとすると、EEFLランプ4には16.5mAの電流を流す必要があり、調整回路6a、6bのそれぞれの容量Cbは200pFにする必要があることがわかる。
【0055】
なお、バラスト容量Cbを調整する調整回路6a、6bは、調整回路内のバラストコンデンサとリードスイッチの接続構成によってさまざまに変更することが可能である。その一例について以下説明する。図3は、調整回路の変形例について説明する回路図であり、(a)は変形例1であり、(b)は変形例2である。
【0056】
図3(a)に示すように、調整回路6は、3つのバラストコンデンサC3〜C5を直列に接続して、バラストコンデンサC3を除く2つのバラストコンデンサC4、C5に対してリードスイッチSW2、SW3をそれぞれ並列に接続させてもよい。このとき、リードスイッチSW2、SW3がONであれば、調整回路6のバラスト容量は、C3となる。また、リードスイッチSW2がOFF、SW3がONであれば、調整回路6のバラスト容量は、C3・C4/(C3+C4)となる。また、リードスイッチSW2、SW3がOFFであれば、調整回路6のバラスト容量は、C3・C4・C5/(C3・C5+C4・C5+C3・C4)となる。また、リードスイッチSW2がON、SW3がOFFであれば、調整回路6のバラスト容量は、C3・C5/(C3+C5)となる。
【0057】
すなわち、仮に、3つのバラストコンデンサC3〜C5の容量が同じであれば、リードスイッチSW2、SW3のOFFの数nが増えるにつれて、等価的に直列に接続されるバラストコンデンサの数n+1が増えて、バラスト容量は1/(n+1)に小さくなり、EEFLランプ4の輝度は小さくなる。なお、調整回路6は、バラストコンデンサC3と直列に接続され、図3(a)の鎖線で囲む、バラストコンデンサとリードスイッチが並列に接続された回路部分17をさらに複数有していてもよい。また、バラストコンデンサC3はすべてのリードスイッチがON時、EEFLランプ4へ所望の駆動電圧を印加するように調整するバラストコンデンサであり、これが不要の場合はバラストコンデンサC3はなくてもよい。
【0058】
また、図3(b)に示すように、調整回路6は、3つのバラストコンデンサC6〜C8を並列に接続して、バラストコンデンサC6を除く2つのバラストコンデンサC7、C8に対してリードスイッチSW4、SW5をそれぞれ直列に接続させてもよい。なお、3つのバラストコンデンサC6〜C8の容量は、それぞれC6、C7、C8とする。このとき、リードスイッチSW4、SW5がONであれば、調整回路6のバラスト容量は、C6+C7+C8となる。また、リードスイッチSW4がON、SW5がOFFであれば、調整回路6のバラスト容量は、C6+C7となる。また、リードスイッチSW4、SW5がOFFであれば、調整回路6のバラスト容量は、C6となる。また、リードスイッチSW4がOFF、SW5がONであれば、調整回路6のバラスト容量は、C6+C8となる。
【0059】
すなわち、仮に、3つのバラストコンデンサC6〜C8の容量が同じであれば、リードスイッチSW4、SW5のONの数nが増えるにつれて、等価的に並列に接続されるバラストコンデンサの数がn+1に増えて、バラスト容量は(n+1)倍に大きくなる。なお、調整回路6は、バラストコンデンサC6と並列に接続され、図3(b)の鎖線で囲む、バラストコンデンサとリードスイッチが直列に接続された回路部分27をさらに複数有していてもよい。また、図3(a)と同様、バラストコンデンサC6はすべてのリードスイッチがOFF時、すべてのリードスイッチがON時、EEFLランプ4へ所望の駆動電圧を印加するように調整するバラストコンデンサであり、これが不要の場合はバラストコンデンサC3は接続されなくてもよい。ただし、図3(b)の場合、電源回路5に備えられる電源スイッチ(図示しない)以外に、すべてのリードスイッチをOFFにすることにより、EEFLランプ4への電源供給が遮断され消灯できることになる。
【0060】
また、調整回路6は、リードスイッチを用いて、図3(a)に示す直列に複数接続されたバラストコンデンサ(図示の回路部分17)の等価的な接続数を可変させる構成と、図3(b)に示す並列に複数接続されたバラストコンデンサ(図示の回路部分27)の等価的な接続数を可変させる構成とを組み合わせたものであってもよい。
【0061】
そして、例えば、図1、図3(a)、(b)などを用いて例示的に説明したような、リードスイッチを用いて、調整回路6のバラスト容量を変えることで、EEFLランプ4を調光可能な構成は、以下のようにEEFLランプ4を複数有している場合にも適用可能である。以下にさまざまな適用例について説明する。なお、以下に説明する適用例では、1つの電源回路5に、3つのEEFLランプ4a〜4cが並列接続されている構成は同様であり、電源回路5と3つのEEFLランプ4a〜4cの間の調整回路6やバラストコンデンサの接続構成が異なっている。
【0062】
(適用例1)図4に示すように、3つのEEFLランプ4a〜4cの並列になった部分に、調整回路6がそれぞれ接続されている。これにより、電源回路5を1つだけ用いて、3つのEEFLランプ4a〜4cをそれぞれ独立して調光することができる。また、電源回路5がEEFLランプ4a〜4cごとに複数必要にならず、1つでよいため、コストが低減されるとともに、装置を小型化することができる。
【0063】
(適用例2)図5に示すように、並列に接続された3つのEEFLランプ4a〜4cが1本の配線9で電源回路5に接続されており、この配線9に調整回路6が接続されている。さらに、3つのEEFLランプ4a〜4cの並列になった部分に、バラストコンデンサC9a〜C9cがそれぞれ接続されている。バラストコンデンサC9a〜C9cは、それぞれ対応するEEFLランプ4a〜4cへ所望の駆動電圧が得られるように調整している。これにより、電源回路5を1つだけ用いて、3つのEEFLランプ4a〜4cを一括して調光することができる。また、電源回路5がEEFLランプ4a〜4cごとに複数必要にならず、1つでよいため、コストが低減されるとともに、装置を小型化することができる。
【0064】
(適用例3)図6に示すように、それぞれバラストコンデンサC10が直列に接続された2つのEEFLランプ4b、4cは並列に接続されており、その回路部分とEEFLランプ4aが、それぞれ調整回路6と直列に接続されつつ並列に接続されている。なお、バラストコンデンサC10b、C10cは、上述したバラストコンデンサC9と同じ機能を有する。これにより、電源回路5を1つだけ用いて、EEFLランプ4aだけ独立に調光することができ、且つ、2つのEEFLランプ4b、4cを一括して調光することができる。
【0065】
(適用例4)図7に示すように、それぞれバラストコンデンサC11が直列に接続された2つのEEFLランプ4b、4cは並列に接続されており、その回路部分とEEFLランプ4aが、並列に接続されている。また、EEFLランプ4aと電源回路5の間にだけ調整回路6が接続されている。なお、バラストコンデンサC11b、C11cは、上述したバラストコンデンサC9と同じ機能を有する。これにより、電源回路5を1つだけ用いて、2つのEEFLランプ4b、4cの輝度を一定にして点灯させたまま、EEFLランプ4aだけ独立に調光することができる。
【0066】
(適用例5)図8に示すように、それぞれバラストコンデンサC12が直列に接続された2つのEEFLランプ4a、4bは並列に接続されており、その回路部分とバラストコンデンサC12に直列に接続されたEEFLランプ4cが、並列に接続されている。そして、並列に接続された2つのEEFLランプ4a、4bが1本の配線12で電源回路5に接続されており、この配線12に1つの調整回路6が接続されている。なお、バラストコンデンサC12a〜12cは、上述したバラストコンデンサC9と同じ機能を有する。これにより、電源回路5を1つだけ用いて、EEFLランプ4cを輝度を一定にして点灯させたまま、2つのEEFLランプ4a、4bを一括して調光することができる。
【0067】
(適用例6)図9に示すように、3つのEEFLランプ4a〜4cのうち、2つのEEFLランプ4a、4bの並列になった部分に、調整回路6がそれぞれ接続されており、EEFLランプ4cの並列になった部分に、バラストコンデンサC13が接続されている。なお、バラストコンデンサC13は、上述したバラストコンデンサC9と同じ機能を有する。これにより、電源回路5を1つだけ用いて、EEFLランプ4cを輝度を一定にして点灯させたまま、2つのEEFLランプ4a、4bを独立して調光することができる。
【0068】
(適用例7)図10に示すように、それぞれバラストコンデンサC14が直列に接続された3つのEEFLランプ4R、4DR及びEEFLランプ4Bが並列に接続されている。そして、2つのEEFLランプ4Rは、1本の配線19で電源回路5に接続されており、この配線19にリードスイッチSW2が接続されている。また、1つのEEFLランプ4DRは、リードスイッチSW3と直列に接続されて、電源回路5に接続されている。また、1つのEEFLランプ4Bは、調整回路6及びリードスイッチSW4と直列に接続されて、電源回路5に接続されている。なお、バラストコンデンサC14a〜14cは、上述したバラストコンデンサC9と同じ機能を有する。
【0069】
EEFLランプ4Rは、放電管2の内周面に赤色の塗料が塗られており、赤色の光を発光する。EEFLランプ4DRは、放電管2の内周面に遠赤色の塗料が塗られており、遠赤色の光を発光する。EEFLランプ4Bは、放電管2の内周面に青色の塗料が塗られており、青色の光を発光する。
【0070】
そして、EEFLランプ4Rは、リードスイッチSW2がONすると、赤色の光を発光し、リードスイッチSW2がOFFすると、消灯する。また、EEFLランプ4DRは、リードスイッチSW3がONすると、遠赤色の光を発光し、リードスイッチSW3がOFFすると、消灯する。さらに、EEFLランプ4Bは、リードスイッチSW4がONした上で、調整回路6内のリードスイッチSW1のON/OFFで2段階調光することができ、リードスイッチSW4がOFFすると、消灯する。
【0071】
このような適用例7の装置は、例えば、植物育成機として利用される。なお、植物によって、育成促進に必要な光のスペクトルの比率が異なり、ここでは、青色または遠赤色の光のスペクトルに対して、赤色の光のスペクトルの比率が高いと植物育成が促進される植物を例に挙げて説明しており、EEFLランプ4DR、4Bが1本なのに対して、EEFLランプ4Rが2本になっている。以下、適用例7の装置を用いた植物育成のタイムチャートを一例として説明する。
【0072】
真っ暗な部屋の中にこの点灯装置を設置して、図11に示すように、朝を想定した時間になると、リードスイッチSW2をONにして、EEFLランプ4Rを点灯させるとともに、リードスイッチSW4をONにして、EEFLランプ4Bを点灯させる。このとき、EEFLランプ4Bと直列に接続された調整回路6内のリードスイッチSW1もONにして、EEFLランプ4Bを2段階の調光のうち明るい方の光で点灯させる。
【0073】
そして、ある時間経過すると、EEFLランプ4Bと直列に接続された調整回路6内のリードスイッチSW1をOFFにして、EEFLランプ4Bを2段階の調光のうち暗い方の光で点灯させる。そして、夕方を想定した時間になると、リードスイッチSW2をOFFにして、EEFLランプ4Rを消灯するとともに、リードスイッチSW4をOFFにして、EEFLランプ4Bを消灯する。それとほぼ同時に、一定時間だけリードスイッチSW3をONにして、EEFLランプ4DRを一定時間だけ点灯させて、植物に夕方であることを認識させる。このように、EEFLランプを容易に調光できるため、植物の育成を促進させる環境を容易に整えることができる。
【0074】
なお、適用例7では、植物育成用の異なる発光色の放電ランプを複数備えており、少なくとも1つの放電ランプの輝度を、調整回路によりバラスト容量を調整して、時間的に切り換える植物育成用の照明装置について説明したが、植物育成用について、その他さまざまな適用が可能であることはもちろんである。
【0075】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。リードスイッチSWのON/OFF駆動としては、制御回路7によりフォトトランジスタTr1からソレノイドコイルL1に電流を流して磁界を発生させる構成の他に、リードスイッチSWの近傍に、永久磁石が配置されており、この永久磁石を制御回路により制御されるシリンダなどで接近/離反させてもよい。
【0076】
また、調整回路6は、EEFLランプ4の電極3aと電源回路5の間、及び、EEFLランプ4の電極3bと電源回路5の間にそれぞれ接続されていたが、どちらか一方にのみ1つだけ接続されていてもよい。このとき、EEFLランプ4の調整回路6を介さずに直接電源回路5に接続されている側の電極をGNDに接続するのが好ましい。
【0077】
さらに、適用例1〜適用例6において、並列接続されたEEFLランプ4の数は、3つに限らず、2つでも4つ以上でもよい。
【0078】
また、以上でバラストコンデンサをバラスト素子として利用したが、バラスト素子として周知のバラストコイルを利用し、これをリードスイッチにより切り換え、そのバラスト量(自己インダクタンス)を変化させることによりEEFLランプを調光するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0079】
1 点灯装置
2 放電管
3a、3b 電極
4 EEFLランプ
5 電源回路
6 調整回路
L1 ソレノイドコイル
SW1 リードスイッチ
Tr1 フォトトランジスタ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に放電ガスが封入された放電管に2つの電極が配置されてなる冷陰極放電ランプと、
前記冷陰極放電ランプの前記2つの電極に接続され、前記冷陰極放電ランプの駆動電圧となる交流電圧を発生する電源回路と、
前記電源回路と前記冷陰極放電ランプとの間に接続され、バラスト素子と、前記バラスト素子に接続されたリードスイッチと、前記リードスイッチをON/OFF駆動する磁界発生手段とを含み、前記リードスイッチのON/OFFにより前記電源回路と前記冷陰極放電ランプとの間のバラスト量を調整する1以上の調整回路と、を備えていることを特徴とする点灯装置。
【請求項2】
前記リードスイッチと前記バラスト素子とが並列に接続された第1回路、または、前記リードスイッチと前記バラスト素子とが直列に接続された第2回路、の少なくとも一方または両方を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の点灯装置。
【請求項3】
前記調整回路は、少なくとも前記第1回路を有していることを特徴とする請求項2に記載の点灯装置。
【請求項4】
前記調整回路は、前記リードスイッチのON/OFFにより前記バラスト素子の直列接続状態を変化させることを特徴とする請求項3に記載の点灯装置。
【請求項5】
前記バラスト素子は、コンデンサであり、
前記調整回路は、前記リードスイッチと前記コンデンサとが並列に接続された前記第1回路を複数有しており、
複数の前記第1回路は、互いに直列に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の点灯装置。
【請求項6】
前記調整回路は、前記リードスイッチのON/OFFにより前記バラスト素子の並列続状態を変化させることを特徴とする請求項3に記載の点灯装置。
【請求項7】
前記バラスト素子は、コンデンサであり、
前記調整回路は、前記リードスイッチと前記コンデンサとが直列に接続された前記第2回路を複数有しており、
複数の前記第2回路は、互いに並列に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の点灯装置。
【請求項8】
前記1以上の調整回路は、一方の前記電極と前記電源回路との間、及び、他方の前記電極と前記電源回路との間にそれぞれ接続された2つの前記調整回路であり、
前記2つの調整回路のバラスト量は同じであり、
前記電源回路は、前記2つの電極に対して同じ振幅の逆位相の交流電圧を発生させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の点灯装置。
【請求項9】
前記リードスイッチのOFF時の容量は、1pF以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の点灯装置。
【請求項10】
前記冷陰極放電ランプは、複数配置されており、
複数の前記冷陰極放電ランプは、複数の配線で並列に接続されて、1つの前記電源回路に接続されており、
並列になった前記複数の配線には、前記調整回路がそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の点灯装置。
【請求項11】
前記冷陰極放電ランプは、複数配置されており、
複数の配線が並列に接続された複数の前記冷陰極放電ランプが、1本の配線で1つの前記電源回路に接続されており、
前記複数の冷陰極放電ランプと前記電源回路を接続する前記1本の配線には、1つの前記調整回路が接続されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の点灯装置。
【請求項12】
前記複数の冷陰極放電ランプと前記電源回路を接続し、並列になった前記複数の配線には、前記1つの調整回路に対する個別調整素子がさらに接続されていることを特徴とする請求項11に記載の点灯装置。
【請求項13】
請求項1〜12にいずれか1項に記載の点灯装置を備えた植物育成用照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−69379(P2012−69379A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−213184(P2010−213184)
【出願日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【出願人】(593122789)ユーテック株式会社 (118)
【Fターム(参考)】