説明

焼却装置

【課題】焼却炉の中のゴミ等を焼却するのに周辺の空気を濁さないで、効率よく短時間で焼却が可能な焼却炉を提供する。
【解決手段】焼却炉1の中にゴミ等を一杯に詰めてから、焼却の自動運転を開始すると、焼却炉の中は、ゴミ等に火が付いて炎で一杯になり、その時、吸出機40が、強力な回転をして焼却炉の中の煙、有害ガス、灰の全てを煙突を通して引き込んで洗浄器11に噴出すので、灰はそのまま沈殿槽に流されて沈下し、煙と有害ガスは気体だから洗浄器の空間を通り抜けて右側のガスパイプ38の中に流されて、送風機60から連続に流れる風に交わって焼却炉の中に流れ込む。焼却炉1の中は連続に流れ込む風の勢いと、吸出機から引き込まれる空気の流れで、火力も勢いを増して焼却炉1の中は、右から左に流れる空気で、ゴミ等を素早く焼いて、空中に煙も有害ガスも灰も全く出さないで一気に短時間で焼却することが、可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、焼却炉の中でゴミ等を焼却することに、周辺の空気を濁さないで効率よく焼却することに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、焼却炉の中で、ゴミ等を焼却することについては、煙突を空高くしてゴミ等を焼却していたため、煙、有害ガス、灰までを煙突から出るもの全てを煙突の突先から空中にばら撤いていたので、衛生上、空気が濁って害に成ることが、世界に注目されたので、現在は改良されて煙突の突先から出る有害物質の量も減少してあるが、煙突を空中に出して、利用されている間は、地球温暖化防止低下には、煙突の突先から、二酸化炭層が、ガスに含まれて出るので未だ、不可能である。
【0003】
焼却炉の中で焼却された後の灰の始末においても、灰が乾燥しているために、取出す時においても、灰埃が、空中に舞い上がって空気を濁らすために作業も困難であり、衛星的環境上においても、悪影響が明らかである。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の焼却炉では、ゴミ等を焼却する事においても、地上で焼却するため焼却炉の外周に熱をもたらし、二酸化炭素を発生して空中の空気が変化して目には見えない悪影響を起こす恐れがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題点を解決するために、本発明は、焼却炉の本体を地下に沈めて、ゴミ等を焼却する事にした。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明は、焼却炉本体を、地下に沈めて、焼却炉の蓋を開いて、地上から焼却炉の中に、ゴミ等を焼却炉1の底から約6合目程の高さまでに投入して、焼却炉の蓋を完全にスライドして閉じて、焼却の運転を開始すると、全部の機械が動いて、焼却炉の中から出る煙、ガス、灰の全てを空中に出さないで、灰は、沈殿槽の中に処理して、煙とガスは、再度、焼却炉の中に送り込んで完全に燃焼するから、全て、焼却炉から出る物質を、空中に出さないで処理するため、二酸化炭素を抑えることが可能である。
【0007】
尚、本発明の焼却炉の焼却方式であれば、煙突を従来のように空高くする必要がない。煙突の突先が吸出機の吸入口に固定されたらよい。又、現在の課題になっている全ての焼却炉から、空中に出る二酸化炭素を抑えて、低下することも可能である。
【実施例】
【0008】
実施例について図面を参照して説明すると、図1において、地中に沈めてある焼却炉1の蓋6を水平にスライドして開いて、焼却炉1の中にゴミ等を下から約6合目程度まで、地上から投げ込んで、蓋6をスライドして、もとの位置に蓋を完全に閉じてから、運転を開始する。
【0009】
運転を開始されたら焼却炉1の中にバーナ67から出る炎5がゴミ等に燃え移り、焼却炉1の中は炎で一杯になって燃え広がる。
【0010】
その時、吸出機40が、高速回転をして煙突34の排気口3から、焼却炉の中の煙、ガス、灰、全てを吸い上げて噴出口46から21にきて洗浄器の水面19に叩き付けるように強く噴出される。
【0011】
噴出された灰は、そのまま水20の中に沈んで沈殿槽30に流れて水33の中に沈下する。
【0012】
煙を含んだ有害ガスは、気体なので中に浮かび洗浄室13の突起16,17の間を水飛沫に晒されながら縫うようにして潜り抜けて排出パイプ38の中に流れる。
【0013】
排出パイプの中に流れた有害ガス10は、送風機60で外部の空気を取り入れて風に変えてガスパイプ37の中に強く連続に流し込むと、その風の流れに従って風と共に進入口39を通って焼却炉1の中に流れ込む。
【0014】
焼却炉1の中に流れ込んだ混合ガスは、焼却炉の中でゴミ等が燃える熱の力で尚、熱を増して勢いよく燃え上がるので、ゴミ等が、焼き尽きるまでは、運転中これまでのことを同じ繰り返し運転を続けるため、煙と有害ガスは焼却炉の中で完全に燃え尽きて消滅することが可能になる。
【0015】
沈殿槽又は、溜池に、沈下してある灰は、時期的に取り除けばよい。取り除く時は、水の中に晒されてあるから空中に灰が舞い上がることはない。
【0016】
煙突パイプ34の外周を大きく鉄板で囲んで空中の空気に熱を与えないように、沈殿槽又は、溜池の水33を給水ポンプ62で汲み上げて、煙突から洗浄器を冷却して沈殿槽の中に再度、巡回する様にしてある。
【0017】
吸出機40は働力41の回転力で、回転しているから、煙突からの熱が直接動力に伝わることが無いので安定した回転が得られる。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を示している。
【0019】
図1に、示されてあるように、焼却炉1の本体の殆どを地の中に沈めてあるので、焼却炉の中にゴミ等を地上から投げ込んで投入しても容易に入れることが可能である。
【0020】
同じく焼却炉の中にゴミ等を投げ込んでも、一度に大量のゴミ等を詰め込むことが可能である。
【0021】
焼却炉の中に大量のゴミ等を詰め込んで一度に燃やしても、図2に示してあるように、煙、ガス、灰は、それぞれの機械と器械の配置の順次に流されるから、焼却炉の中から出る煙、有害ガス、灰は、全く空中に出さないで焼却することが可能である。
【0022】
尚、焼却炉本体は、地の中に沈めてあるから、ゴミ等も地の中で高熱で燃してあるから、地上の空気中には、それだけの熱が伝わらないため、周囲の空気を暖めることなく、二酸化炭素も大幅に削減することが可能である。
【0023】
同じクラスの大きさの焼却炉と比較してゴミ等を燃やしたとしても、本発明の焼却炉の方が、同じゴミ等の量を短時間で燃やし尽すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の焼却炉に関する全体の側面図である。
【図2】本発明の全体の配置を示したところの上からの見下げ平面図である。
【図3】本発明の全体の側面図に対して洗浄器の一部断面図である。
【図4】吸出機の正面から見たところの断面図である。
【図5】吸出機の側面から見たところの断面図である。
【図6】洗浄器の断面図である。
【図7】締め付けボルトである。
【図8】焼却炉の蓋とレールを示す側面図である。
【符号の説明】
【0025】
1 焼却炉本体
2 煙、灰を含んだ有害ガス
3 排気口とパイプ
4 吸気口とパイプ
5 点火口とパイプ
6 焼却炉の蓋
7 レール
8 レール
9 ストッパ
10 有害ガス
11 洗浄器本体
12 水槽タンク
13 洗浄室
14 洗浄室の天井
15 噴水パイプ
16 洗浄板
17 洗浄板
18 水面位置オーバの水流口とパイプ
19 洗浄器の内部の水面位置
20 洗浄器内部の水
21 煙と灰を含んだ有害ガスの噴出しこうとパイプ
22 灰を含んだ水流口
23 配管バルブ
24 配管パイプ
25 点検口の蓋
26 洗浄器の内部の点検及び補修をするための仕切り盤
27 枕台
28 ボルト穴
29 固定用の六角ボルト
30 沈殿槽
31 給水口とパイプ
32 水面
33 沈殿槽の水
34 煙突パイプ
35 冷却用水パイプ
36 有害ガスと空気との混合ガス
37 混合ガスパイプ
38 有害ガスの排出パイプ
39 有害ガスと空気との混合ガスの進入口
40 吸出機の本体
41 電動モータの本体
42 電動モータのホイル
43 ベルト
44 吸出機のホイル
45 吸入口とパイプ
46 噴出口とパイプ
47 吸出機の外周枠
48 羽と外周枠との空間
49 軸
50 軸受け
51 腕
52 ドウナツ形の羽止め鉄板
53 固定用のボルト
54 羽
55 固定腕
56 固定足
57 固定穴
58 羽止め円盤
59 送風機から流れる風
60 送風機本体
61 送風パイプ
62 給水ポンプ本体
63 送水配管パイプ
64 給水パイプ
65 網
66 T型ソケット配管と蛇口
67 点火バーナ本体
68 送火パイプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地下に沈めてある焼却炉1の下左側から地上に伸びてある煙突34の突先に、吸出機40の吸入口45を密閉に取り付けて固定し、下向きの噴出口46を洗浄器11の左上の注入口21に密閉に取り付けて固定してある。洗浄器の右側の横上から、地下の焼却炉の右横の下にガスパイプ37を配管する。右側の地上に出してあるガスパイプの上を二股にして、上り向きになってあるガスパイプの突先に強力な送風機60を設置して固定する。以上で、焼却炉1の中で、ゴミ等の焼却開始の運転を始めると、1の中は、忽ち炎で一杯になり、40が始動開始するため羽54が、連続回転をして強力な54の引力で、強引に1の中の煙、灰、有害ガスを34の中に引き込み40の中に吸い上げて11の水面にたたきつけるような勢いで噴出される。その時に、灰と、ガスが、分別される。灰は其の儘、水の中に沈下して沈殿槽30の中に流れて沈下する。煙と有害ガスは、洗浄器の水面と天井裏の突起の間を縫うようにして潜り抜けて右側のガスパイプ38の中に押し流されるが、この時ガスパイプの右上の突先に設置して固定してある強力な送風機60が始動して、外の空気を風に換えて、ガスパイプ37の中を連続に流れる風力で全てを風と共に焼却炉1の中に押し流して燃焼するので運転中は、このような事の繰り返し連続回転運転をするため、煙、ガス、灰、全てを空中に出さないで、完全に燃焼することが可能な焼却装置。
【請求項2】
洗浄器11の内部の天井は、二重構造になって、天井裏には水が、一杯に入ってある。天井下には鉄板で突起を下の水中まで一枚とび毎に固定しておき、水中まで固定された鉄板の上には、煙とガスの通り抜ける穴10を横長に開けて固定して、噴水装置を天井下に固定する。洗浄器の内部の下部は水を、水面の位置まで一杯に溜めておき、この水で、灰と、煙やガスを分別に洗い分けて、灰は水中に沈下して沈殿槽に流れて沈下する。煙とガスは水しぶきに晒されて洗浄されながら突起の間を縫うようにして潜り抜けて右側のガスパイプの中に流れて送風機から連続に流れる風と共に焼却炉の中に流れて燃焼するようにしたところの、全てを焼却炉の中で完全に燃焼することが可能な焼却装置。
【請求項3】
ガスパイプ37は、右上を二股にしてパイプの上突先に送風機を設置して固定する。この送風機で外部の空気を風に変えて連続に流れる強力な風力で、ガスパイプの中の煙と有害ガスを風と共に焼却炉の中に送り込んで燃焼するので、全てを焼却炉の中で完全に燃焼することが可能な焼却装置。
【請求項4】
吸出機40は、焼却炉1の中を安全の為に、煙やガスで、高圧力が上がらない様にするためには、送風機よりも大きい容量の引力が必要とするから、パイプの大きさと動力の出力も、送風機よりも大きい物を特徴として、煙突の周囲は高熱に成らない様にするため沈殿槽の中を通すか、又は煙突の周囲を水で囲んで冷却装置にしたところの煙とガスと灰を空中に出さないで、全てを焼却炉の中で完全に燃焼することが可能な焼却装置。
【請求項5】
安全のために、地下に沈めてある焼却炉の蓋を半開のときは水平にスライドして蓋を二段重ねにする。全開のときは蓋を二段重ねにしたまま水平にスライドして全開する。閉じるときは、この逆の手順をして安全に1から4のいずれかに記載の煙とガスと灰を空中に出さないで、全てを焼却炉の中で完全に燃焼することが可能な焼却装置。
【請求項6】
沈殿槽30に、給水ポンプ62を設置して、各称の配置に配管を設置して中間にもT型ソケット66を固定して防火用水の蛇口を設置する。このポンプ62の水が、各称の配置に巡回して、最後に沈殿槽に流れ込む様にしたところの煙も、灰も、有害ガスも、全く空中に出さないで安全に焼却炉の中で、燃やして消滅することが、可能な焼却装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−232607(P2008−232607A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−35274(P2008−35274)
【出願日】平成20年1月21日(2008.1.21)
【出願人】(502024328)
【Fターム(参考)】