説明

照合装置

【課題】 空間に伝わる振動エネルギーをエネルギー源として利用するものであって、長期に亘って使用することができるとともに、より安定した電力を得ることができる電源装置、及びその電源装置を用いた照合装置を提供すること。
【解決手段】 負荷に電力を供給する電源装置であって、空間に伝わる振動エネルギーを受信するコイル301と、コイルで受信した振動エネルギーを電力として蓄える電気二重層コンデンサ341とを備えた構成の電源装置、及びその電源装置を用いた照合装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、負荷に電力を供給する電源装置、及びその電源装置を用いた照合装置に関し、特に空間に伝わる振動エネルギーをエネルギー源として利用するものである。
【背景技術】
【0002】
入室管理システムのドアロック解除等に利用される照合装置としては、所定の管理空間に電磁波、音波等の振動エネルギーを放射する放射装置と、この振動エネルギーを受信して応答信号を発信する応答装置と、応答信号を受信してこれを照合する応答信号受信装置とを備えたものが知られており、このような照合装置の構成は、例えば、特開昭58−151572号に記載された非接触的照合方式や、特公昭58−57796号に記載されたアクティブ素子による判別装置等にも採用されている。
【0003】
ところで、このような照合装置における応答装置については、応答信号の発信に要する電力の確保が重要な問題となる。
【0004】
特に、前記特開昭58−151572号の照合方式によれば、内蔵した電池によって比較的安定した電力を得ることができるものの、その電池の寿命により、使用期間が限られるという不都合がある。
【0005】
この点、前記特公昭58−57769号の判別装置は、振動エネルギーを電力としてコンデンサに得て、これをエネルギー源として利用することにより、無電源とされている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前述した特公昭58−57769号のような構成によれば、コンデンサに得られた電力をその都度瞬時に使い切ってしまうことから、回路内における電力の不要なロス等が生じると、電力不足を生じて応答信号の発信がおぼつかなくなる場合が顕著であった。
【0007】
そこで本発明は、このような問題に鑑み、空間に伝わる振動エネルギーをエネルギー源として利用するものであって、長期に亘って使用することができるとともに、より安定した電力を得ることができる電源装置、及びその電源装置を用いた照合装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願第1請求項に記載した発明は、負荷に電力を供給する電源装置であって、空間に伝わる振動エネルギーを受信するコイルと、前記コイルで受信した振動エネルギーを電力として蓄える電気二重層コンデンサとを備えた構成の電源装置である。
【0009】
ここで、電気二重層コンデンサとは、電力を瞬時に放電する一般的なコンデンサと比較して、静電容量が極めて大きいものであり、充放電が繰り返し可能な二次電池の一種である。具体的には、電解液自身が電気分解しやすい性質を有し、且つイオン化傾向とは関連しない電極を備えたものであって、その電解液を、両電極間にあって小イオンのみを通過するスペーサで区画したものである。
【0010】
その代表的な例としては、電解液を硫酸とするとともに、電極を活性炭にて構成し、ポリプロピレン製のスペーサを用いたものが知られている。
【0011】
とりわけ近年では、このような電気二重層コンデンサの研究開発も盛んに行われており、低ESRを実現し且つ厚さ数mm程度に成形したラミネートタイプのもの等が実用化されている。
【0012】
このように、本請求項の電源装置によると、空間に伝わる振動エネルギーを受信するコイルと、コイルで受信した振動エネルギーを電力として蓄える電気二重層コンデンサとを備えたので、空間に伝わる振動エネルギーをエネルギー源として利用し、長期に亘って使用することが可能であるとともに、より安定した電力を得ることが可能である。
【0013】
すなわち、電気二重層コンデンサは、比較的急速なチャージにも対応できるとともに、放電を瞬時に行う一般的なコンデンサよりも遥かに大きな電力を蓄えることができるという利点を有し、コイルで受信した振動エネルギーを電力として効率よく蓄えることが可能であり、負荷には安定した電力が供給される。
【0014】
本願第2請求項に記載した発明は、請求項1において、前記電気二重層コンデンサの出力電圧を調整する電圧調整器と、前記電圧調整器を介して前記電気二重層コンデンサに接続された二次電池とを備え、前記二次電池を前記負荷に接続した構成の電源装置である。
【0015】
このように、本請求項の電源装置によると、電気二重層コンデンサの出力電圧を調整する電圧調整器と、電圧調整器を介して電気二重層コンデンサに接続された二次電池とを備え、二次電池を負荷に接続したので、電気二重層コンデンサに蓄えられた電力をもって二次電池がチャージされ、負荷には二次電池から電力が供給される。従って、電力の安定性が一層向上される。
【0016】
また、電気二重層コンデンサは、放電するにつれて顕著に電圧が低下するので、二次電池のチャージに対し、蓄えた電気を有効に使うには、電圧を適宜調整する必要がある。この電圧調整を行うのが電圧調整器である。
【0017】
特に、電気二重層コンデンサで二次電池をチャージするには、電気二重層コンデンサの電圧を二次電池の電圧よりも高く設定する必要があるが、双方の電圧差が極端に大きいと、オーバーカレントが大量に流れるので、電気二重層コンデンサの電圧は、二次電池の電圧よりも若干高い程度に設定するとよい。
【0018】
本願第3請求項に記載した発明は、空間に振動エネルギーを放射する振動エネルギー放射装置と、前記振動エネルギーを受信して応答信号を発信する応答装置と、前記応答信号を受信してこれを照合する応答信号受信装置とを備えた照合装置において、前記応答装置は、前記振動エネルギー放射装置で放射された振動エネルギーを受信するコイルと、前記応答信号を発生する応答信号発生回路と、前記応答信号を発信するコイルと、請求項1又は2記載の電源装置とを備え、前記電源装置から前記応答信号発生回路に電力を供給する構成の照合装置である。
【0019】
このように、本請求項の照合装置によると、応答装置は、ネルギー放射装置で放射された振動エネルギーを受信するコイルと、応答信号を発生する応答信号発生回路と、応答信号を発信するコイルと、請求項1又は2記載の電源装置とを備え、電源装置から応答信号発生回路に電力を供給するので、応答装置にあっては、振動エネルギーをエネルギー源として利用し、長期に亘ってより安定した電力を得ることが可能である。
【0020】
すなわち、応答装置に放電専用の電池を内蔵すると、その電池の寿命により、応答装置の使用期間が限られるという不都合があるが、本発明では、そのような不都合が確実に回避される。
【0021】
特に、振動エネルギーをエネルギー源として利用する場合、従来では、コンデンサに得られた電力をその都度瞬時に使い切ってしまうことから、回路内における電力の不要なロス等が生じると、電力不足を生じて応答信号の発信がおぼつかなくなる場合が顕著であったが、本発明では、かかる電源装置によって、そのような不都合が確実に回避される。
【発明の実施の形態】
【0022】
以下に、本発明の具体例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0023】
図1に示すように、本例の照合装置1は、空間に振動エネルギーを放射する振動エネルギー放射装置2と、振動エネルギーを受信して応答信号を発信する応答装置3と、応答信号を受信してこれを照合する応答信号受信装置4とからなり、入室管理システムのドアロック解除に利用されている。
【0024】
すなわち、振動エネルギー放射装置2は、ドアの周囲の空間に振動エネルギーを常時放射しており、応答装置3は、特定の人物が携帯している。そして、この人物がドアに接近すると、応答装置3が振動エネルギーを受信して応答信号を発信し、更に応答信号を受信した応答信号受信装置4がこれを照合する。ドアロックは、照合した応答信号が適格であるときに解除される。
【0025】
前記振動エネルギー放射装置2は、振動エネルギーを発生させる振動エネルギー発生回路210と、振動エネルギーを放射する振動エネルギー放射コイル220とを備えている。
【0026】
前記応答装置3は、振動エネルギーを受信する振動エネルギー受信コイル310と、応答信号を発生する応答信号発生回路320と、応答信号を発信する応答信号発信コイル330と、応答信号発生回路320に電力を供給する電源装置と、断電装置350とを備えている。尚、図中の351は断電装置350の接点、360は電流の逆流を防止するダイオードである。
【0027】
すなわち、応答装置3は、振動エネルギー受信コイル310が振動エネルギーを受信すると、電源装置が電力を蓄えるとともに、電源装置に蓄えられた電力をもって応答信号発生回路320が応答信号を発生し、この応答信号を応答信号発信コイル330から発信するように構成している。
【0028】
電源装置は、振動エネルギー受信コイル310で受信した振動エネルギーを電力として蓄える電気二重層コンデンサ341と、電気二重層コンデンサ341の出力電圧を調整する電圧調整器342とを備え、電気二重層コンデンサ341に蓄えられた電力を、電圧調整器342で電圧調整しつつ応答信号発信回路320に供給するように構成されている。
【0029】
電気二重層コンデンサ341には、振動エネルギー受信コイル310が振動エネルギーを受信することによって静電荷がもたらされる。また、電気二重層コンデンサ341は、電力を瞬時に放電する一般的なコンデンサと比較すると、極めて大きな静電容量を有する。しかるに、電気二重層コンデンサ341には、振動エネルギーが電力として効率よく蓄えられる。
【0030】
特に、本例の電気二重層コンデンサ341は、静電容量0.1[F]、使用電圧5[V]の薄型に形成したラミネートタイプのものであり、静電荷が0の状態から振動エネルギーを約1秒間受信することによって、フルチャージされるように設定されている。また、電気二重層コンデンサ341がフルチャージされると、応答信号発信回路320には、少なくとも4秒間、一定の電圧で電力が供給される。
【0031】
尚、前記断電装置350は、電気二重層コンデンサ341がフルチャージされた際に、振動エネルギー受信コイル310と電気二重層コンデンサ341とを断電するものであり、振動エネルギーが逆流して振動エネルギー受信コイル310から再び発信されるのを防止するものである。
【0032】
更に、前記応答信号受信装置4は、応答装置3から発信された応答信号を受信する応答信号受信コイル420と、受信した応答信号を照合する応答信号照合回路410とを備えている。
【0033】
尚、振動エネルギー放射装置2の振動エネルギー放射コイル220及び応答信号受信装置4の応答信号受信コイル420については、同一のコイルを共用するように構成してもよい。すなわち、振動エネルギー発生回路210及び応答信号照合回路410を同一のコイルに接続し、そのコイルを振動エネルギー放射時及び応答信号受信時に使い分けるように構成してもよい。
【0034】
このような本例の構成によると、応答装置3は、応答信号を確実に発信することができるとともに、電源を交換せずとも半永久的に使用することができ、延いては、入室管理システムの信頼性を一層向上することができる。
【0035】
また、図2は、応答装置3の配置構成の一例を示す説明図である。
【0036】
同図に示す応答装置3は、薄型のカード状に形成したものであり、ICチップからなる応答信号発生回路320や、幅数cm四方且つ厚さ1mm程度の電気二重層コンデンサ341等を樹脂製の基板370に配置し、更に、その周囲にプリント成形又は蒸着成形した枠状の振動エネルギー受信コイル310を配置して構成している。
【0037】
応答信号発信コイル330は、振動エネルギー受信コイル310とは別途に配置する。或いは、振動エネルギー受信コイル310と同一のコイルを共用するように構成してもよい。
【0038】
以上説明したように、本例の電源装置によると、空間に伝わる振動エネルギーを受信するコイルと、コイルで受信した振動エネルギーを電力として蓄える電気二重層コンデンサとを備えたので、空間に伝わる振動エネルギーをエネルギー源として利用し、長期に亘って使用することができるとともに、より安定した電力を得ることができる。
【0039】
すなわち、電気二重層コンデンサは、比較的急速なチャージにも対応できるとともに、放電を瞬時に行う一般的なコンデンサよりも遥かに大きな電力を蓄えることができるという利点を有し、コイルで受信した振動エネルギーを電力として効率よく蓄えることができ、負荷には安定した電力を供給することができる。
【0040】
また、本例の照合装置によると、応答装置は、エネルギー放射装置で放射された振動エネルギーを受信するコイルと、応答信号を発生する応答信号発生回路と、応答信号を発信するコイルと、応答信号発信回路に電力を供給する電源装置とを備え、電源装置は、振動エネルギーを受信するコイルで受信した振動エネルギーを電力として蓄える電気二重層コンデンサを備えたので、応答装置にあっては、振動エネルギーをエネルギー源として利用し、長期に亘ってより安定した電力を得ることができる。
【0041】
すなわち、応答装置に放電専用の電池を内蔵すると、その電池の寿命により、応答装置の使用期間が限られるという不都合があるが、本発明では、そのような不都合が確実に回避される。
【0042】
特に、振動エネルギーをエネルギー源として利用する場合、従来では、コンデンサに得られた電力をその都度瞬時に使い切ってしまうことから、回路内における電力の不要なロス等が生じると、電力不足を生じて応答信号の発信がおぼつかなくなる場合が顕著であったが、本発明では、かかる電源装置によって、そのような不都合を確実に回避することができる。
【0043】
次に、本発明の他の具体例を図4乃至図5に基づいて説明する。
【0044】
これらの図に示すように、本例の電源装置は、電圧調整器342を介して電気二重層コンデンサ341に接続された二次電池343を備え、当該二次電池343を応答信号発生回路320に接続したものである。尚、その他の基本的な構成については、前述した具体例と同様であるので、共通する部材には同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
【0045】
すなわち、電源装置は、振動エネルギーコイル310で受信した振動エネルギーを電力として蓄える電気二重層コンデンサ341と、電気二重層コンデンサ341の出力電圧を調整する電圧調整器342と、電圧調整器342を介して電気二重層コンデンサ341に接続された二次電池343とを備え、二次電池343を応答信号発信回320に接続するように構成されている。
【0046】
二次電池320は、充放電が繰り返し可能な電池であり、電気二重層コンデンサ341に蓄えられた電力によってチャージされる。
【0047】
本例の場合、この二次電池320としては、鉛電池、ニッカド電池、ニッケル水素電池、リチウム電池のいずれかを用いている。
【0048】
また、電気二重層コンデンサ341の出力電圧は、電圧調整器342により、二次電池343の電圧よりも高く設定される。
【0049】
本例の電圧調整器342は、コンパレータを用いて構成したものであり、電気二重層コンデンサ341の出力を交流から一旦パルス状に変換した後これを平滑し、その電圧を常に二次電池343の電圧よりも若干高く設定するものである。
【0050】
従って、二次電池343は、電気二重層コンデンサ341に蓄えられた電力によって効率よくチャージされ、応答信号を発信する際、応答信号発生回路320には、二次電池343から一層安定した電力が供給される。
【0051】
以上説明したように、本例の電源装置によると、空間に伝わる振動エネルギーを受信するコイルと、コイルで受信した振動エネルギーを電力として蓄える電気二重層コンデンサと、電気二重層コンデンサの出力電圧を調整する電圧調整器と、電圧調整器を介して電気二重層コンデンサに接続された二次電池とを備え、二次電池を負荷に接続したので、電気二重層コンデンサに蓄えられた電力をもって二次電池をチャージすることができ、負荷には二次電池から電力を供給することができる。従って、電力の安定性を一層向上することができる。
【0052】
また、本例の照合装置によると、応答装置は、ネルギー放射装置で放射された振動エネルギーを受信するコイルと、応答信号を発生する応答信号発生回路と、応答信号を発信するコイルと、応答信号発信回路に電力を供給する電源装置とを備え、電源装置は、振動エネルギーを受信するコイルで受信した振動エネルギーを電力として蓄える電気二重層コンデンサと、電気二重層コンデンサの出力を調整する電圧調整器と、電圧調整器を介して電気二重層コンデンサに接続された二次電池とを備えたので、応答装置にあっては、振動エネルギーをエネルギー源として利用し、長期に亘ってより安定した電力を得ることができる。
【0053】
以上の通り、本発明は、負荷に電力を供給する電源装置であって、空間に伝わる振動エネルギーを受信するコイルと、前記コイルで受信した振動エネルギーを電力として蓄える電気二重層コンデンサとを備えた構成の電源装置であり、このような構成によると、空間に伝わる振動エネルギーをエネルギー源として利用し、長期に亘って使用することができるとともに、より安定した電力を得ることができる。
【0054】
また、本発明は、前記電気二重層コンデンサの出力電圧を調整する電圧調整器と、前記電圧調整器を介して前記電気二重層コンデンサに接続された二次電池とを備え、前記二次電池を前記負荷に接続した構成の電源装置であり、このような構成によると、電気二重層コンデンサに蓄えられた電力をもって二次電池をチャージすることができ、負荷には二次電池から電力を供給することができる。従って、電力の安定性を一層向上することができる。
【0055】
また、本発明は、空間に振動エネルギーを放射する振動エネルギー放射装置と、前記振動エネルギーを受信して応答信号を発信する応答装置と、前記応答信号を受信してこれを照合する応答信号受信装置とを備えた照合装置において、前記応答装置は、前記振動エネルギー放射装置で放射された振動エネルギーを受信するコイルと、前記応答信号を発生する応答信号発生回路と、前記応答信号を発信するコイルと、請求項1又は2記載の電源装置とを備え、前記電源装置から前記応答信号発生回路に電力を供給する構成の照合装置であり、このような構成によると、応答装置にあっては、振動エネルギーをエネルギー源として利用し、長期に亘ってより安定した電力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明の具体例に係り、照合装置を示す説明図である。
【図2】本発明の具体例に係り、照合装置を示す回路図である。
【図3】本発明の具体例に係り、応答装置の配置構成を示す説明図である。
【図4】本発明の具体例に係り、照合装置を示す回路図である。
【図5】本発明の具体例に係り、応答装置の配置構成を示す説明図である。
【符号の説明】
【0057】
1 照合装置
2 振動エネルギー放射装置
3 応答装置
4 応答信号受信装置
210 振動エネルギー発生回路
220 振動エネルギー発生コイル
310 振動エネルギー受信コイル
320 応答信号発生回路
330 応答信号発信コイル
341 電気二重層コンデンサ
342 電圧調整器
343 二次電池
350 断電装置
351 接点
360 ダイオード
370 基板
410 応答信号照合回路
420 応答信号受信コイル


【特許請求の範囲】
【請求項1】
負荷に電力を供給する電源装置であって、空間に伝わる振動エネルギーを受信するコイルと、前記コイルで受信した振動エネルギーを電力として蓄える電気二重層コンデンサとを備えたことを特徴とする電源装置。
【請求項2】
前記電気二重層コンデンサの出力電圧を調整する電圧調整器と、前記電圧調整器を介して前記電気二重層コンデンサに接続された二次電池とを備え、前記二次電池を前記負荷に接続したことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項3】
空間に振動エネルギーを放射する振動エネルギー放射装置と、前記振動エネルギーを受信して応答信号を発信する応答装置と、前記応答信号を受信してこれを照合する応答信号受信装置とを備えた照合装置において、前記応答装置は、前記振動エネルギー放射装置で放射された振動エネルギーを受信するコイルと、前記応答信号を発生する応答信号発生回路と、前記応答信号を発信するコイルと、請求項1又は2記載の電源装置とを備え、前記電源装置から前記応答信号発生回路に電力を供給することを特徴とする照合装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−115109(P2010−115109A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−276702(P2009−276702)
【出願日】平成21年12月4日(2009.12.4)
【分割の表示】特願平11−311800の分割
【原出願日】平成11年11月2日(1999.11.2)
【出願人】(594084712)
【出願人】(599154663)株式会社スマート (18)
【Fターム(参考)】