説明

特に増幅のための、低歪み信号変換装置

本発明は、信号の、低‐歪み変換特に増幅のための装置を述べる。ひとつの実施例において、この装置は、調節可能な基準電圧を持ったDAコンバータを備え、このDAコンバータに、調節可能な基準電圧を持ったADコンバータを上流に接続し得る。更なる実施例において、この装置は、増幅器の特性伝達ラインに対応するデジタル化信号もしくはデジタル信号を、「先行ひずませ」するユニットを有する。更に別の実施例において、この装置は、ユニットに貯蔵される増幅器の特性伝達ラインに対応する、「歪ませ」デジタル化された信号を等化するこのユニットを有する。更にまた別の実施例に置いて、この装置は、加重電流の総和に基づいて作用するDAコンバータを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に増幅のための、低歪み信号変換装置に関するものである。
【0002】
電圧、電流、電力について信号を増幅するためには、電気式増幅器が必要である。このため、トランジスターや電子管などの、通常能動素子(アクティブエレメント)が使われる。但し、トランス(変圧器)でも増幅させることはできる。
【0003】
しかしながら、これらの素子の「特性伝達曲線」の非線形性により、出力信号に、非線形歪みが、すなわち、元の信号には存在しない追加的な信号部分が、生じる。これらの非線形歪みを減らすために、所謂負帰還(ネガティブフィードバック)が用いられ、これに従い、出力信号の一部が、180°の位相変更を伴って、入力へ戻される。しかしながらこの方法では、異なる運転時間により新たな信号変造が生じるので、非定常信号による実質的な不利益を有している。
【0004】
本発明の目的は、前記した種類の装置を提供することであり、これにより、歪みが、そのために負帰還の必要無しに、特に広範囲にわたって減少させることができる。
【0005】
本発明の第一実施例によれば、この目的は、本装置が、調節可能な基準電圧を備えたDAコンバータ(デジタルアナログコンバーター)を有するという態様によって得られる。
【0006】
本発明のこの実施例は、電圧についてのデジタル化したアナログ信号を、低歪みで増幅するための装置に関するものであり、この実施例において、DAコンバータの基準電圧の調節により、要求された増幅もしくは要求されたレベルの出力電圧が結果として得られる。
【0007】
電圧についてのアナログ信号の、低歪みでの増幅のための装置である本発明の別の実施例によれば、この装置は、DAコンバータの上流の調節可能な基準電圧を伴うADコンバータ(アナログデジタルコンバーター)を含有する。ADコンバータ及びDAコンバータの基準電圧の調節により、要求された増幅もしくは要求されたレベルの出力電圧が結果として得られる。
上述の各実施例により、負帰還による助け無しに、低歪みの増幅器の実現が可能となる。
【0008】
例えば、PCMコードでアナログもしくはデジタル符号化されている信号を、なんらかの高電圧まで、すなわち、任意に高いゲインVを伴い、低歪みで、しかも、負帰還の助けを借りることなく、増幅する装置が、前述の実施例にもとづき下記の構造を有する。
【0009】
まず、アナログ信号がADコンバータによりデジタル化される。(ナイキスト基準の考慮とともにおこなう)分解能(ビット長さ)、および、サンプリング率の選択により、その結果生じる出力信号の品質、すなわち、非線形歪み部分を決定する。既にデジタル符号化されている信号は、直接に処理できる。第2ステップにおいて、デジタル化された信号もしくは既にデジタル状態で存在している信号がDAコンバータへ送られる。このコンバータは、電圧増幅の実際の関数を引き継ぐ。ADコンバータ、並びに、特に、DAコンバータの基準電圧 +Uref および−Uref を選択することにより、各コンバータの相応のレイアウトに基づき、出力電圧のレベル、すなわち、信号増幅のレベルに直接影響を与えることができる。例えば、適当な分解能及びサンプリング率の選択により望ましい小ささに保持可能「ではある」階段状の元の形状により発生させる信号部分は別として、最小の非線形信号部分を伴う、数百ボルト(V)の信号電圧を生じさせることが出来る。概ね、集積DAコンバータは比較的低い基準電圧(<+−20V)のためだけに設計される。しかしながら、高電圧をも生じさせ得る個別のコンバータを造る事は可能である。このために、スイッチだけは、それらに対応して設計しなければならない。しばしば、サンプリング率と分解能は自由に選択する事は出来ず、たとえば、CD標準44.1kHzサンプリング周波数および16ビット分解能などのシステムにより固定される。デジタル信号のアナログ信号への変換時に生じる非線形歪みを最少にするために、従来のDAコンバータを、追加の装置によって拡張する。
【0010】
望ましくは、この装置は、DAコンバータが相応の設計と基準電圧の選択により直接に、その後の増幅器ステージを制御できるよう、設計される。この場合、事後の増幅器段階は、オーディオアンプの出力ステージであって良く、DAコンバータは、相応の設計により、必要な制御電圧もしくは制御電流を直接に提供する。
【0011】
例えば、この装置はオーディオアンプにおけるアナログ信号処理(増幅)のために使える。オーディオアンプにおける出力ステージが直接的に制御されるようなかたちで、デジタル・オーディオ信号をアナログ信号に変換できる。
【0012】
本発明装置の別の実施例によれば、DAコンバータに、更に下記のものを含有する:
各ビットにつき、4個のスイッチS1〜S4から成るスイッチ群、逆に操作されるR−2R−Rネットワーク、クロック同期増加・減少電圧の発生のためのジェネレータ。そして、各ビットにつき、スイッチS1〜S4を制御する制御ロジック。この場合、制御ロジックはスイッチS1〜S4を介して、L/Lシーケンスで、(S1)が閉じられ、L/Hシーケンスで、(S3)が閉じられ、H/Lシーケンスで、(S4)が閉じられ、H/Hシーケンスで(S2)が閉じられ、ふたつの前後するクロック時間による1ビットの値が評価されるように、Uref+、Uref-、URampUp、URanpDown、の各信号のいずれかを、抵抗2R(参照符号211)のポイント207へ、適用する。
【0013】
DAコンバータによりデジタル値から発生させるアナログ信号は、原理上、DAコンバータのクロックの幅の階段を有する。更に、この信号は、クロック周波数並びに更に高い周波数の強力部分を含んでいる。従って、これらの階段を最良の可能な方法(平滑化)で滑らかにする事が望まれる。普通、このためには、単純な低域フィルターから、より高いオーダーのフィルターまでの範囲のフィルターを用いる。この目的は、デジタル信号プロセッサによるデジタルフィルターとしてでも、部分的に実現される。ただし、フィルターはしばしば望まれない特性を有している。(位相変位、行き過ぎ量、過渡時間など)。
【0014】
DAコンバータにおける本発明装置により、自動的な、アナログ式に発生させる平滑化(線形補間)が、結果として得られ、これが、変換プロセスにより生じるシステム由来の非線形歪みを最少にするので、更なるフィルタリング手段は必要でない。これは、サンプリング値間での段差無しに、唯一の特殊なDAコンバータによる本発明解決法により実現される。
【0015】
通常は、DAコンバータは、抵抗ネットワークにより実現される。例えば、ここで、ネットワークR−2R−Rを引用する。この場合、2R抵抗の付いた枝は、各ビットの値に応じてスイッチS1、S2を介して、U+またはU−へそれぞれ適用される。望ましくは、前記スイッチは、半導体スイッチにより実現される。
【0016】
一体化された平滑化の実現のため、この構成を下記のように修正可能である:
まず、ふたつのランプ信号を発生器により、システムクロック(サンプリングクロック)に対して同期して、発生させる。ランプ信号のひとつは、U−からU+まで増大し、もうひとつのランプ信号は、U+からU−まで低下する。更に、ふたつの更なるスイッチS3、S4が、2Rの枝ごとに導入される。従って、対応する2R抵抗に対して、U+ (S1)、U− (S2)、増大するランプU−からU+まで(S3)、もしくは、U+からU−まで低下するランプ(S4)を、適用することができる。
【0017】
スイッチS1〜S4は制御ロジックにより以下の様に制御される:
二進の入力信号がこの時点までにLであると仮定した場合、従来のDAコンバータの場合と同様に、スイッチS1が閉じられた。U−が、2R抵抗のポイント207に存在する。入力信号が、Hに変わると、S1が開かれる。ただし、これまでのようにS2ではなく、S3が閉じられる。これにより、U−からU+まで増大するランプが、2Rに掛かる。クロックの終わりに、2R(207)の電圧がU+に達する。入力信号が、次のクロックでもHのままの場合、S3が開かれ、S2が閉じられる。その後、U+が、定常的に2R(207)に存在する。しかしながら、信号がLに変わると、S3が開かれ、S4が閉じられる。従って、U+からU−まで低下するランプが2R(207)に掛かる。したがって、このクロックの終わり時点の電圧もふたたびU−まで降下している。
【0018】
この原理に基づき、制御ロジックがDAコンバータの全ステージでのスイッチS1〜S4を制御する。その結果、DAコンバータの出力電圧は、下記の図5に 示された通りとなる。「ルーピング」の種類は、各様のランプの形状により可変である。
【0019】
平滑化の別の改良方法は以下のように到達できる:
DAコンバータの入力値を下記のように変更する。
DAin(t+1)=N(t)+(N(t+1)−N(t))/2
Nは、元のデジタル値である。
【0020】
これは、DAコンバータの上流に配置されこの演算を行うマイクロプロセッサにより実現できる。下記の図5に、従来のDAコンバータと比較したふたつの平 滑化作用の効果を示している。実線が、単純な平滑化を示しており、一点鎖線は改良した平滑化である。
【0021】
平滑化の別の最適化方法は、ランプ電圧の形態の修正により達成できる。線形のランプの代わりに、ふたつの「ふくらんだ」ランプを用いる。すなわち、くぼみランプと、突出ランプであり、従って、全部で四つのランプとなり、そのうち二つは、UPであり、別の二つは、DOWNである。更に、値の出力の間に、既に次の値を考慮する。現実の値と、先行している値との間隔が、現実の値と次にくる値との間隔より小さい場合は、突出ランプを使い、そうでなければ、くぼみランプを用いる。別の場合なら、関係を逆にする。この種の手順に従い、対応するアナログ信号が、より一層平滑にさえ成る。ただし、経費は高くなる。
【0022】
上述の類のDAコンバータは、集積回路としての実現に素晴らしく適している。その上、このDAコンバータは、抵抗2Rの電流がスイッチプロセスで階段状に変化しないし、それゆえ、電流途切れによる乱れを避けられるので、出力信号の低ノイズを特徴とする。
【0023】
従って、前述の装置は、ランプ電圧が線形に増加もしくは減少する装置に関する。別の実施例において、ランプ電圧は線形形状から逸れた形状を有する。
望ましくは、クロックT+1のための値がクロックT+1のための値とクロックTの値の平均値から得られるようDAコンバータへの出力に先立って、デジタル入力値を変更する別の手段を設ける。
【0024】
さきに述べたように、本発明によれば更に、DAコンバータにおいて、(対応する追加のスイッチを介して2R抵抗のポイント(207)へ掛けることができる)平滑化の更なる最適化のためのふたつ以上のランプが発生させられる装置が提案される。
【0025】
デジタルデータは、デジタル化音楽データにより表わされてもよい。本発明装置を、DAコンバータとして、集積回路(IC)へ用いることが可能である。
例えばトランジスタや電子管などの能動素子の使用が、負荷の制御のための必要な電力増幅を得るために避けられない場合は、元の信号に存在しない追加的な信号部分(非線形歪み)が、これらの素子の非線形特性伝達曲線が原因となって、発生させられる。これらの歪みは、先行技術にもとづく負帰還手段によって減らすことができる。以下に説明している別の本発明解決方法により、非線形性が原因で発生する歪みの広範囲な減少が達成可能である。
【0026】
この解決方法は、能動素子における非線形性によって生じさせられる電気増幅器における歪みの減少のための装置に関するものであり、この装置には下記のコンポーネントを含有する:
増幅器の特性伝達ラインに従い、デジタル化信号もしくはデジタル信号を、
「先行ひずませ(予め歪みを与える)」するユニット;
前記特性伝達ラインもしくはその逆関数が、貯蔵されるユニット; および、
「先行歪ませ」されるデジタル信号からアナログ信号を発生し、この信号によって増幅器を制御するDAコンバータ。このDAコンバータにおいて、増幅器の歪みは入力信号の先行ひずませにより補償され、これにより、全体として、増幅器の非線形性にかかわらず、低歪みでの増幅が得られる。
【0027】
本発明装置は、アナログ信号のみならず、デジタル化信号も処理可能である。アナログ信号は、更なる処理に先立ち、ADコンバータによりデジタル化される。デジタル化された値は、(線形化の必要な)増幅システムの特性伝達ラインの非線形性についての知識を有しつつ、これらの値を(事後の非線形システム通過後、低歪みの出力信号を生じるように)修正するユニットへ供給される。このため、入力値は、逆の伝達関数により乗算することが必要になる。これにより信号のデジタル先行ひずませが生じる。
【0028】
その結果、そのようにして「先行歪ませ」されたデジタル信号がDAコンバータに与えられ、DAコンバータの出力信号が直接に、線形化の必要な増幅器ステージを制御する。DAコンバータの相応なレイアウトにより、DAコンバータは増幅器ステージの制御のためのあり得る要件それぞれを、例えば、相応に高い基準電圧+Uref および−Uref 、並びに、電子管のグリッドの直接制御のための高出力電圧により実行できる。この信号は、能動素子により増幅され、非線形歪みを発生させる。この信号が、逆伝達関数によりDAコンバータによって既に「先行ひずませ」されているという事実により、歪み双方がそれら自体補償しあい、これにより結果的に、全体として、非歪み信号が増幅器システムの出力に生じる。
【0029】
この装置は、逆関数として固定状に記憶される増幅器の非線形性についての認識を前提としている。非線形の性能が、時間および/または温度に応じて変化する場合、この装置はもはや最良には働かない。
【0030】
これらの問題に打ち勝つために、本発明の別の実施例によれば、この装置へ追加的に、増幅器の出力信号の測定‐技術評価のためのユニット、データ処理のためのユニット、並びに、一方で前記特性伝達ラインもしくはその逆関数を永続的に貯蔵し、他方で操作の間の幾つかの値の修正を可能とするよう適合させたユニットを含み、この装置において、新たなデジタル値の出力それぞれにより、前記の測定‐技術評価ユニットが、測定‐技術的方法で出力信号を検出し、これをデータ処理ユニットに伝達し、その後、データ処理ユニットが各値についての望ましい値と実際値との比較を行い、偏りの場合、特性伝達ラインの各値を訂正し、これにより、装置の機能は、増幅器内の特性ラインに変動があっても常に保証されたままとなる(適応性能)。
【0031】
個々の値の修正を可能とする前記ユニットは、望ましくは、まず関数y=xにより初期化され、これにより、短時間の後、増幅器の特性ラインまたはその逆関数が、装置の機能により、独立的に自らを調節する。
【0032】
上述した装置は、独立的にそれ自体を特性伝達ラインの変動に適合させる(適合性能)という利点を有する。なお、或る学習局面の後、装置が自らを最少歪みに調節するので、任意に、伝達関数の初めの受けとりをやめることができる。換言すると、この装置は、増幅器の特性伝達ラインを独立的に「学ぶ」。
【0033】
このために、この装置には、更なる手段が付加される。測定手段が、DAコンバータによる新たな値の出力毎に出力後、出力信号を測定する。別の手段がこのデジタル化実際値を、デジタル化所望値、すなわち、非歪みデジタル入力信号と比較する。逆関数特性伝達ライン実際値は、ここで役割を果たすユニットで管理される。操作が、初めて始められるとき、開始のための特性伝達ライン、例えば、関数y=xにより、初期化される。前記の更なる手段が、デジタル所望値と測定実際値との偏差を判定すると、これに応じて、逆関数特性伝達ラインの個々の値を訂正する。この訂正は、異なる強さで実行されるので、逆関数特性伝達関数に対応する「正しい」訂正関数がそれ自体を全体として調節するまでに、相応の長い時間が掛かる。
【0034】
前述したふたつの装置は、非線形増幅器システムの入力信号の「先行ひずませ」を利用しているが、別の方法として、非線形増幅システムの出力信号も訂正することにより、その後、これにより、非線形歪みが減少させられる。この解決方法に基づき、本発明は、ひとつの装置を提案する。この装置には:
増幅器のアナログ出力信号をデジタル信号に変換するADコンバータ;
或るユニットに貯蔵される増幅器の特性伝達ラインに対応する「歪ませ」デジタル化信号を等化または訂正し、場合により、これをデジタルの更なる処理へ与えるユニット;
前記特性伝達ラインまたはその逆関数が貯蔵されているユニット;並びに、
前記デジタル被訂正信号からアナログ信号を発生させるDAコンバータ、
を含み、この装置において、増幅器で発生させられた非線形歪みが、ユニットに貯蔵された増幅器の特性伝達ラインまたはその逆関数による出力信号の訂正により補償され、これにより、全体として、増幅器の非線形性にかかわらず、低歪みな増幅が得られる。
【0035】
この実施例によれば、増幅されるべきアナログ信号が、非線形増幅器によって増幅される。増幅器システムの非線形性が原因となって、出力信号は、追加的な歪みを含む。この信号がADコンバータによりデジタル化され、訂正ユニットにより前記の逆関数特性伝達ラインによって乗算される。その出力において、可能な更なるデジタル処理のための、デジタル形態の低歪み信号が得られる。最後に、この信号はDAコンバータを通過し、DAコンバータがアナログ形態の信号を発生させる。この場合、信号レベルは、DAコンバータの基準入力を用いて任意に調節可能である。
【0036】
逆関数特性伝達ラインが、装置自体によって確認される必要がある および/または 独立的に変動に対して適合させる必要がある(適応性能)場合、前述した装置に、更なる手段を付加する必要がある。測定手段が、入力信号を測定する。別の手段が、入力信号が増幅システム、ADコンバータ、訂正手段を通過した後ユニットの出力において自らを調節するデジタル化実際値を、デジタル所望値、すなわち、非歪ませデジタル入力信号と比較する。実際の逆関数特性伝達ラインは、このユニット内で管理される。このユニットは、始めて操作に採用される場合最初のための特性伝達ライン例えば、関数y=xにより初期化される。もしこのユニットがデジタルの所望値と、結果的な実際値との間の偏りを判断した場合、このユニットが、逆関数特性伝達ラインにおける個々の値を、相応に訂正する。訂正は、様々に強く実行される。逆関数特性伝達関数に対応する「正しい」訂正関数がそれ自体を調節するまでに、相応に長い時間が掛かる。
【0037】
従って、本発明の別の実施例において、この装置は追加的に、増幅器の入力信号の測定‐技術評価のためのユニット、データ処理のためのユニット、並びに、一方で永続的に特性伝達ラインまたはその逆関数を貯蔵すること、そして、他方でこのユニットによる操作の間個別の値の修正を可能にすることに適合させたユニット、を含み、この装置において、増幅器の入力信号が、測定‐技術的方法によって前記ユニットにより検出され、データ処理ユニットへ送られ、その後、データ処理ユニットが、各値の所望値と実際値との比較を実行し、偏りの存在する時、貯蔵用の前記ユニットに貯蔵される特性伝達ラインの個々の値を訂正する。これにより、増幅器内の特性ラインの変動においてさえも、装置の機能は常に保証される(適応性能)。
【0038】
ここで、望ましくは、前記貯蔵ユニットが、関数y=xによって、まず初期化され、短時間の後、増幅器の特性ラインまたはその逆関数が、装置の機能のおかげで、独立的に自らを調節することである。
【0039】
望ましくは、非線形の増幅器は、電圧、電流、もしくは、電力増幅のための総合的な増幅器である。非線形増幅器は特に、オーディオアンプの出力ステージである。しかしながら、この非線形増幅器は、オーディオアンプの前置増幅器ステージでも良い。
【0040】
この装置をオーディオアンプに用いる場合、DAコンバータは望ましくは、オーディオアンプのアナログ出力ステージが直接に制御され得るような方法で、信号を発生する。
【0041】
更に、前述の目的は、加重電流の和に基づき作用するDAコンバータが総和の個別電流を直接に負荷へ移送し、これにより、対応の電力が負荷へ移送されるという事実により、本発明に基づく信号の低‐歪み変換特に増幅のための装置によって達成される。
【0042】
望ましくは、この場合、この装置が、電力に関してデジタル信号の増幅のための役割を果たすことである。個別の部分‐電流の付与が、個別の電流源もしくは導体ネットワークを介して実行される。
このような装置は特にオーディオ用の低‐歪み電力増幅器として設計可能である。
通常、電力増幅器は、トランジスタや電子管などの能動素子により実現される。発生させた非線形歪みは、先行技術にもとづき負帰還手段により減少させることができる。本発明装置は、負帰還手段を用いることなく、最少の歪みで、電力に関してデジタル信号を増幅することができる。このために、加重電流に基づいて稼動するDAコンバータを用いる。この加重電流は、導体ネットワーク、もしくは、切り換え可能な加重定常電流源を介して発生させることができる。個別の部分電流は直接に負荷Rに適用され、そこで直接に電力放電P=I2*Rを生じ させる。部分電流の比率は常に、1:2:4:8 ‐‐‐である。増幅器の望ましいゲインは、部分電流の絶対高さにより調節可能である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】信号の低歪み式増幅のための装置の第1実施例のブロック図である。
【図2】従来のDAコンバータに逆操作R2Rコンダクターネットワークを備えた構造を示す。
【図3】一体的なアナログ平滑化を備えた本発明DAコンバータの構造を示す。
【図4】1ビット用の図3のDAコンバータの機能を示す。
【図5】入力信号に関する平滑化の効果を示す。
【図6】信号の低歪み式増幅のための装置の別の実施例のブロック図である。
【図7】信号の低歪み式増幅のための装置の更に別の実施例のブロック図である。
【図8】信号の低歪み式増幅のための装置の別の実施例のブロック図である。
【図9】信号の低歪み式増幅のための装置の別の実施例のブロック図である。
【図10】デジタル信号の電力増幅のための装置の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
以下本発明を図面を参照しつつ実例により詳細に説明する。図面において、
図1は、負帰還の必要無しに、アナログ信号100またはデジタル化信号108の、低歪みな電圧増幅のための装置の構造を示す。アナログ信号100を、ADコンバータ101によりデジタル信号109に変換させ、その後、DAコンバータ102によりなんらかのレベルのアナログ信号107に再び、変換させる。この場合増幅は、適当な基準電圧102、103の選択により決定される。場合に応じてデジタル化されている信号もまた、DAコンバータ102により何らかのレベルのアナログ信号に変換される。
【0045】
図2は、従来のDAコンバータに、逆操作R2Rネットワークを備えた構造を示している。個々のビット値に対応して、スイッチS1、S2が、上部抵抗2Rを、Uref;、もしくは、Uref-へ掛ける。
【0046】
図3は、一体的なアナログ平滑化を備えた本発明DAコンバータの構造を示す。ランプ発生器200が、上昇ランプ201、下降ランプ202それぞれを、サンプリングクロックと同期して、発生させる。各ビットについて、通常のスイッチS1、S2のほかに、追加のふたつのスイッチS3(参照符号203)、S4(参照符号204)が存在し、これにより、ビットシーケンスに従って、制御ロジック206により制御されて、基準電圧のうちひとつ、もしくは、ランプのうちひとつ、のどちらかが、個々の2R抵抗(参照符号211)へ適用される。これにより、その結果、最適な平滑化が得られる。
【0047】
図4は、1ビットについての、このDAコンバータの機能を示す。図において、クロック同期して発生させたランプRampUp2001、RampDown202、入力信号212、入力信号に従ったスイッチS1〜S4の機能、そして、抵抗2R(211)におけるポイント207の電圧を示してある。
【0048】
図5は、入力信号に対する平滑化の効果を示す。破線は、平滑化無しのDAコンバータの出力電圧を示し、実線209は、平滑化を伴う本発明DAコンバータの出力電圧、そして、一点鎖線210は、改良型の平滑化を伴う本発明DAコンバータの出力電圧を示す。
【0049】
図6は、非線形増幅システム305において発生させる「歪み減少」のための装置の構造と機能を示す。アナログ入力信号301が、ADコンバータ302によりデジタル化(303)される。別の1つのデジタル入力信号300が、非線形増幅システム305の逆特性伝達ライン306の考慮により、デジタル化アナログ信号303と同じく、ユニット304の「先行歪ませ」を被る。この先行歪ませ状態において、DAコンバータ308によりアナログ信号へ再変換(309)され、このアナログ信号は増幅器305のために、入力信号として働く。前記増幅器が、信号309を非線形に増幅し、この場合、先行歪ませと、非線形歪みが補償するので、結果的に、全体として、出力信号310に関して線形経路が生じる。
【0050】
図7は非線形増幅システム305において発生させる「歪み減少」のための別の装置の設計を示す。この設計は図6のものと同様である。図6の装置においては逆特性伝達ラインが、306に固定状に取り付けられているが、逆特性伝達ラインが図7の装置によって訂正される、および/または、逆特性伝達ラインそれ自体が確証されるので、最適な低歪み操作があらゆる操作条件の下で保証される。このため、増幅システム305の出力信号310を、ユニット311を介して測定する。実際の値を示すこの測定値312を、ユニット313を介して所望の値303と比較する。逆特性伝達ライン314の個々のポイントが、偏りにより修正される。
【0051】
図8は、非線形増幅システム321において発生させる「歪み減少」のための別の装置の設計と機能を示す。図6の実施例と対比して、アナログ入力信号320はまず始めに、非線形増幅器321により増幅される。増幅された歪み信号322が、ADコンバータ323によりデジタル化(303)され、非線形増幅システム321の逆特性伝達ライン325により、ユニット324において訂正される。この非歪みデジタル信号326が、DAコンバータ327の適当な基準電圧を選択することによって調節可能な何らかの電圧レベルの非歪みアナログ信号へ、 DAコンバータ327により、変換される。
【0052】
図9は、非線形増幅システム321において発生させる「歪み減少」のための別の装置の設計を示す。この設計は図8のものと同様である。図8の装置においては逆特性伝達ラインが、325に固定状に取り付けられているが、逆特性伝達ラインが図9の装置によって訂正される、および/または、逆特性伝達ラインそれ自体が確証されるので、最適な低歪み操作があらゆる操作条件の下で保証される。このため、増幅システム321の入力信号320を、ユニット330を介して測定する。所望値を示すこの測定値331を、ユニット329を介して実際値326と比較する。逆関数特性伝達ライン328の個々のポイントが、偏りにより訂正される。
【0053】
図10は、加重電流源を備えたDAコンバータにより此処に実現されるデジタル信号の電力増幅のための装置を示す。
更に、以下の点を指摘しておく。上述した出力ステージは、ビデオアンプの出力ステージによっても実現可能である。従って、本発明装置は、ビデオアンプにおけるアナログ信号処理(前置増幅)のための役割も果たすことができる。この点は、測定、制御、及び、調整技法の増幅器についても、真実である。この装置は、信号の総合的な増幅に広く利用可能である。
【0054】
更に、この装置は、ビデオアンプの出力ステージが直接に制御可能という具合に、デジタルピクチャーデータ(ビデオ信号)をアナログ信号に変換可能である。この点は、測定、制御、及び、調整技法の増幅器におけるデジタル化信号についても、真実である。
【0055】
デジタル信号は、デジタル化ピクチャーデータ(ビデオ信号)により表すことができる。デジタル化データは、一般的なデジタル化物理的データ(測定データ)であっても良い。
増幅器は、ビデオアンプ、もしくは、測定、制御、調整技法の増幅器でもよい。
DAコンバータは、ビデオアンプのアナログ出力ステージまたはプレステージ、もしくは、測定、制御、調整技法の増幅器のアナログ出力ステージまたはプレステージが直接に制御され得る方法で、信号を発生させることもできる。
加重電流の和に基づき作用するDAコンバータを含有する低歪み変換用装置は、例えば、ビデオ応用や、測定、制御、調整技法の応用に利用可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号の低‐歪み変換特に増幅のための装置であって、調節可能な基準電圧(105、106)を備えたDAコンバータ(102)を含むことを特徴とする前記信号の低‐歪み変換特に増幅のための装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置であって、DAコンバータ(102)の上流に配置される調節可能な基準電圧(103、104)を備えたADコンバータを含むことを特徴とする前記装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の装置であって、DAコンバータ(102)が直接 に、後続の増幅ステージを制御することを特徴とする前記装置。
【請求項4】
請求項3に記載の装置であって、後続の増幅ステージがオーディオアンプの出力ステージを示し、且つ、DAコンバータ(102)が直接に、対応の設計によりここで必要な制御電圧または制御電流を備えることを特徴とする前記装置。
【請求項5】
先行する請求項のうち1つに記載の装置であって、オーディオアンプにおけるアナログ信号処理(前置増幅)のための働きをすることを特徴とする前記装置。
【請求項6】
先行する請求項のうち1つに記載の装置であって、オーディオアンプの出力ステージが直接に制御可能なように、デジタルオーディオ信号をアナログ信号に変換することを特徴とする前記装置。
【請求項7】
先行する請求項のうち1つに記載の装置であって、DAコンバータが更に、
各ビットにつき、4個のスイッチS1〜S4から成るスイッチ群、逆に操作されるR−2R−R導体ネットワーク、クロック同期増加(201)および減少(202)電圧の発生のためのジェネレータ(210)、並びに、各ビットにつき、スイッチS1〜S4を制御する制御ロジック(206)を含み、
制御ロジック(206)が、
‐ L/Lシーケンスにおいて、S1が閉じられ、
‐ L/Hシーケンスにおいて、S3が閉じられ、
‐ H/Lシーケンスにおいて、S4が閉じられ、
‐ H/Hシーケンスにおいて、S2が閉じられ、
ふたつの連続するクロックによる1ビットの値が評価されるように、
スイッチS1〜S4を介して、Uref+、Uref−、URampUp(201)、もしくは、URampDown(202)、のいずれかを、抵抗2Rのポイント207へ適用することを特徴とする前記装置。
【請求項8】
請求項7に記載の装置であって、ランプ電圧が線形状に、増加する(201)または減少する(202)ことを特徴とする前記装置。
【請求項9】
請求項7に記載の装置であって、ランプ電圧が線形形状から逸れた形状を有することを特徴とする前記装置。
【請求項10】
請求項7〜9のうち1つに記載の装置であって、クロックT+1のための値がクロックT+1のための値とクロックTのための値の平均値から得られるようDAコンバータへの出力に先立って、デジタル入力値を修正する別の手段を含むことを特徴とする前記装置。
【請求項11】
請求項7〜10のうち1つに記載の装置であって、DAコンバータにおいて、更なる平滑化最適化のためのふたつ以上のランプが発生させられ、対応する追加のスイッチを介して2R抵抗(211)のポイント(207)へ適用されることを特徴とする前記装置。
【請求項12】
請求項7〜11のうち1つに記載の装置であって、デジタル信号がデジタル化音楽データであることを特徴とする前記装置。
【請求項13】
請求項7〜12のうち1つに記載の装置であって、集積回路(IC)に、DAコンバータとして用いられることを特徴とする前記装置。
【請求項14】
信号の低‐歪み変換特に増幅のための装置であって、この装置には下記のコンポーネント、すなわち:
増幅器(305)の特性伝達ラインに対応するデジタル化信号(303)もしくはデジタル信号(300)を、「先行ひずませ」するユニット(304)、
前記特性伝達ラインもしくはその逆関数が貯蔵されるユニット(306)、および、
「先行歪ませ」されるデジタル信号(309)からアナログ信号を発生させ、この信号によって増幅器(305)を制御するDAコンバータ(308)
を含み、この装置において、増幅器(305)の歪みは入力信号の先行ひずませにより補償され、これにより、全体として、増幅器(305)の非線形性にもかかわらず、低歪みな増幅が得られることを特徴とする前記装置。
【請求項15】
請求項14に記載の装置であって、この装置は追加的に、増幅器(311)の出力信号(310)の測定‐技術評価のためのユニット(311)、データ(303)及び(312)の処理のためのユニット、並びに、一方で前記特性伝達ラインもしくはその逆関数を永続的に貯蔵し、他方でユニット(313)による操作の間個別の値の修正を可能とするように適合させたユニット(314)を含み、
この装置において、新たなデジタル値(300)または(303)の出力それぞれにより、前記ユニット(311)が、測定‐技術的方法で出力信号を検出し、これをユニット(313)に供給し、その後、ユニット(313)が各値(300)または(303)および(312)についての望ましい値と実際値との比較を行い、偏りの場合、ユニット(314)に貯蔵された特性伝達ラインの各値を訂正し、これにより、装置の機能は、増幅器(311)内の特性ラインに変動があっても常に保証されたままとなることを特徴とする前記装置。
【請求項16】
請求項15に記載の装置であって、前記ユニット(314)が、まず関数y=xにより初期化され、且つ、短時間の後、増幅器(305)の特性ラインまたはその逆関数が、装置の機能により、独立的に自らを調節することを特徴とする前記装置。
【請求項17】
請求項14〜16のうちひとつに記載の装置であって、非線形増幅器(305)または(310)が、電圧か、電流か、電力の増幅のための総合的な増幅器であることを特徴とする前記装置。
【請求項18】
請求項14〜17のうち1つに記載の装置であって、非線形増幅器(305)または(310)が、オーディオアンプの出力ステージであることを特徴とする前記装置。
【請求項19】
請求項14〜17のうち1つに記載の装置であって、非線形増幅器(305)または(310)が、オーディオアンプの前置増幅ステージであることを特徴とする前記装置。
【請求項20】
請求項14〜19のうち1つに記載の装置であって、DAコンバータ(327)は、オーディオアンプのアナログ出力ステージが直接に制御され得るような方法で、信号(328)を発生することを特徴とする前記装置。
【請求項21】
信号の低‐歪み変換特に増幅のための装置であって、この装置には下記のコンポーネント、すなわち:
増幅器(321)のアナログ出力信号(322)をデジタル信号(332)に変換するADコンバータ(323);
ユニット(325)に貯蔵された増幅器(305)の特性伝達ラインを介して、歪ませデジタル化信号(332)を訂正し、場合によりこれを更なるデジタル処理へ与えるユニット(324);
特性伝達ラインまたはその逆関数が貯蔵されるユニット(325); および
デジタル訂正信号(326)からアナログ信号(328)を発生させるDAコンバータ(327)を含み、
この装置において、増幅器において発生させられた非線形歪みは、ユニット(325)に貯蔵された増幅器(321)の特性伝達ラインまたはその逆関数による出力信号(322)の訂正により補償され、これにより、全体として、増幅器(321)の非線形性に拘わらず、低‐歪みな増幅が生じることを特徴とする前記装置。
【請求項22】
請求項21に記載の装置であって、この装置は追加的に、増幅器(321)の入力信号(320)の測定‐技術評価のためのユニット(330)、データ(331)及び(326)の処理のためのユニット(329)、並びに、一方で前記特性伝達ラインもしくはその逆関数を永続的に貯蔵し、他方でユニット(329)による操作の間個別の値の修正を可能とするように適合させたユニット (328)を含み、
この装置において、増幅器(321)の入力信号が、ユニット(330)により測定‐技術的に検出され、前記ユニット(329)へ供給され、その後、ユニット(329)が、各値(331)及び(329)の所望値と実際値との比較を行い、偏りの場合、ユニット(328)に貯蔵された特性伝達ラインの個別の値を訂正し、これにより、装置の機能は、特性ラインの変動においても常に保証されたままとなることを特徴とする前記装置。
【請求項23】
請求項22に記載の装置であって、ユニット(328)が、関数y=xにより、まず初期化されること、且つ、短時間の後、増幅器(321)の特性ラインまたはその逆関数が、装置の機能により、独立的に自らを調節することを特徴とする前記装置。
【請求項24】
請求項22または23に記載の装置であって、非線形増幅器が、電圧か、電流か、電力の増幅のための総合的な増幅器であることを特徴とする前記装置。
【請求項25】
請求項22〜24のうち1つに記載の装置であって、非線形増幅器が、オーディオアンプの出力ステージであることを特徴とする前記装置。
【請求項26】
請求項22〜25のうち1つに記載の装置であって、非線形増幅器が、オーディオアンプの前置増幅器ステージであることを特徴とする前記装置。
【請求項27】
請求項22〜26のうち1つに記載の装置であって、DAコンバータは、オーディオアンプのアナログ出力ステージが直接に制御され得るような方法で、信号を発生することを特徴とする前記装置。
【請求項28】
信号の低‐歪み変換特に増幅のための装置であって、加重電流の和に基づき作用し、総和の個別電流を直接に負荷へ供給し、これにより、対応の電力が負荷Rへ適用されるDAコンバータを含むことを特徴とする前記装置。
【請求項29】
請求項28に記載の装置であって、低‐歪み電力増幅器として働くことを特徴とする前記装置。
【請求項30】
請求項28に記載の装置であって、オーディオ応用のための低‐歪み電力増幅器として働くことを特徴とする前記装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2010−514285(P2010−514285A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−541761(P2009−541761)
【出願日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際出願番号】PCT/DE2007/002301
【国際公開番号】WO2008/077387
【国際公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【出願人】(509174510)
【住所又は居所原語表記】Teltower Str. 1, 14109 Berlin, Germany
【Fターム(参考)】