説明

独立チャネルにおける情報のクロス符号化

独立した第1及び第2情報信号(コンテンツ1及び2)が、分離した独立した物理チャネルを介し受信位置に送信される、符号化信号(1’,...,N’)を生成するため、第2情報により少なくとも第1情報を符号化することによって(12a)、セキュリティが提供される。符号化信号と第2信号が、第2位置(230)において第1及び第2チャネルから受信される。符号化された第1信号は、第2信号により処理することによって、受信位置において復号化される。一部の実施例では、第2情報信号は、第1情報信号による処理により符号化される。より一般的なケースでは、複数の情報チャネルが、複数の他のチャネルの情報により「クロス符号化」され、この複数は大きなものであってもよい。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
[発明の技術分野]
本発明は、情報の符号化に関し、より詳細には、ある位置への第1チャネルを探索する第1情報を当該位置への第2チャネルを探索する第2情報によって符号化することに関する。
[発明の背景]
現在のテレビ及び/又はラジオサービスは、しばしばプログラムコンテンツに対するペイ・パー・ユース又は制限付きアクセスを提供する。コンテンツを受信する権利について料金を支払っていない顧客は、コンテンツを含む信号を符号化及びしばしば暗号化によって受信することを妨げられる。「符号化」という用語は、ここでは符号化、スクランブル化及び暗号化に使用され、「復号化」という用語は、復号化、スクランブル解除及び解読に使用される。支払をした顧客は、使用するため符号化されたコンテンツを復号できるように、復号化キーを受信する。
【0002】
残念なことに、一部の人々は、符号化された信号を受信し、オンライン又はオフラインによりキーを抽出し、これにより、コンテンツを使用するための料金の支払を回避するするかもしれない。図1は、1人の加入者を含むケーブルテレビシステム10の簡略化されたブロック図である。図1のシステムでは、ペイ・パー・ビューとして利用可能にされる映像又は音楽コンテンツ1がエンコーダ12aに印加される。エンコーダ12aは、符号化された第1コンテンツを生成するため、入力ポート12aiに印加されるキー生成装置14aによって生成されるキーを用いてコンテンツを符号化する。エンコーダ12aによって生成された符号化された第1コンテンツは、周波数f1を中心とする一意的な周波数範囲又はチャネルに周波数を変換する周波数アップコンバータ16aに印加される。すべての加入者に利用可能にされる第2コンテンツ2は、符号化されていないコンテンツを第2の一意的な周波数範囲に変換する第2周波数アップコンバータ16bに直接印加される。図1のシステム10は、他の周波数アップコンバータを有し、エンコーダ12aに使用されるものと同一のキーであってもよいし、あるいは、生成装置14Nからの異なるキーであってもよい、それの符号化入力ポート12Niに印加されるキーによって、コンテンツNを符号化するエンコーダ12Nなどの他のエンコーダを有するようにしてもよい。エンコーダ14Nの符号化された出力は、その他の周波数範囲と異なる周波数範囲fNへの変換のため、アップコンバータ16Nに印加される。周波数f1、f2、...、FN上で符号化された信号及び符号化されていない信号が、システムテレビ送信パス又はライン20(同軸ケーブル又は光ファイバであってもよい)である1つのパスにこれらの信号を合成する周波数センシティブ合成装置18に印加される。
【0003】
様々な周波数f1、f2、...、fNの多数のキャリアが、ケーブル20を介し加入者に送信される。ケーブルシステム10の独立した各キャリア周波数が、1つのみのコンテンツを搬送する1つのチャネルを構成するということが理解されるべきである。任意の与えられた加入者の位置において、キャリアf1、f2、...、fNを含む信号の一部が、指向性カプラ22などによって送信パス20から除去され、図1において24により示される加入者位置に搬送される。加入者側では、この信号は、テレビ受信機26に直接利用可能にされるか、あるいは、システムのキャリア周波数が従来のテレビキャリア周波数と異なる場合又はコンテンツの復号化が所望される場合には、当該信号は受信機/デコーダ30を介しテレビ受信機26に利用可能にされる。受信機/デコーダ30は、1つのみのチャネルしか受信せず、従って、ケーブルから1つのみのチャネルしか受信しない。
【0004】
位置24にいる加入者が制限されていないコンテンツの視聴を所望するとき、テレビ受信機26又は受信機/デコーダ30の受信機部分は、送信パス20において送信される周波数範囲の適切な1つ(所望のチャネル)を選択するよう設定され、コンテンツはさらなるものなく視聴又は聴取されるかもしれない。
【0005】
加入者が条件付きの限定がされたコンテンツを使用することを所望する場合、テレビ受信機(又はモニタ)26又は受信機/デコーダ30の受信機部分は、送信パス20により送信される周波数パスの適切な1つを選択するよう設定される。しかしながら、これは、当該コンテンツを使用することを許可するには不十分である。条件付き宣言されたコンテンツを使用するため、加入者は、自分の受信機/デコーダにおいて復号化アルゴリズムを実行するのに使用するための適切な復号化キーを取得する必要がある。従来タイプの店におけるカードの購入など、このキーを取得する多数の方法が知られている。キーを取得する1つの既知の方法は、加入者が電話を使ってケーブル会社と提携しているサービスセンターに電話をし、自らを認証し、適切な支払を行い、図1の送信パス20を介しキーを電子的に受信することである。
【0006】
一部の人々は、コンピュータに付属するメモリに符号化されたコンテンツを格納し、コンピュータの処理パワーを使用して符号化キー又はアルゴリズムを決定しようとすることによって、条件付き制限されたコンテンツの使用を取得しようとするかもしれない。図1において、位置24にある受信機/デコーダ30から受信した信号のサンプルが、コンピュータ34に利用可能にされる。パス20を介し送信されたキー、受信機/デコーダ30の受信機部分によって受信された符号化された信号又はその両方を格納するため、コンピュータ34が使用されてもよい。格納されているキー及び/又は信号によって、それ又はそれらは、符号化アルゴリズム、キー又はその両方を抽出しようとするため、コンピュータアルゴリズムによって操作することが可能である。当該情報が利用可能となると、暗号化された情報コンテンツが、コンテンツに対して料金を支払うことなく、位置24の加入者に利用可能となる。
【0007】
許可されていない使用に対する情報の保護について改良された方法が所望される。
[発明の概要]
本発明の一特徴による方法は、第1チャネルを介し第1位置から第2位置に第1情報をセキュアに送信するためのものである。本方法は、第1及び第2位置において、第1情報から独立した第2及び付加情報を取得するステップと、第1及び第2位置の両方において第2及び付加情報を時間整列するステップとを有する。第1位置において、第1情報は、送信用の送信機信号を生成するため、第1関数によって第2及び付加情報と置換され、結果として得られる信号は、第1信号チャネルを介し第1位置から第2位置に送信される。第2位置において、送信機信号は、第1情報を復元するため、第1関数のリバースである第2関数により第2及び付加情報と関連付けされる。本方法の1つのモードでは、第1及び第2関数は、XOR関数である。第2位置において第2及び付加情報を取得するステップは、各独立した信号チャネルを介し第2及び付加情報を受信するステップを有するようにしてもよい。本方法の特に効果的なバージョンでは、第2及び付加情報の少なくとも一部は、第1位置から第2位置に送信される。第2及び付加情報の少なくとも一部を第1位置から第2位置に送信するステップは、第1信号チャネルから独立した少なくとも1つの信号チャネルを介し実行されてもよい。第2及び付加情報の少なくとも一部を第1位置から第2位置に送信するステップは、第2及び付加情報のそれぞれに対して、第1信号チャネルから独立した1つの信号チャネルを介し第2及び付加情報のそれぞれを送信することによって実行されてもよい。本方法の特に効果的なバージョンでは、第2位置において、送信機信号を第2関数により第2及び付加情報に関連付けるステップは、第1信号チャネルを含み、第2及び付加情報のそれぞれに対する複数のチャネルを同時に受信可能な受信機と共に実行される。
【0008】
本発明の一特徴による方法は、第1位置から第2位置に第1及び第2情報をセキュアに送信するためのものである。本方法は、処理された第1情報を生成するため、少なくとも第2情報により第1情報を処理するステップを有する。第2情報は、処理された第2情報を生成するため、少なくとも第1情報により処理される。処理された第1及び第2情報は、それぞれ独立した第1及び第2物理チャネルを介し第2位置に別々に送信される。第2位置において、処理された第1情報は、少なくとも処理された第2情報を使用することにより逆処理される。処理された第2情報の逆処理は、少なくとも処理された第1情報を使用することにより実行されてもよい。
【0009】
本方法の特定のモードでは、第2位置において、少なくとも処理された第2情報を使用することにより処理された第1情報を逆処理するステップは、独立した第1チャネルから処理された第1情報を独立に受信し、独立した第2チャネルから処理された第2情報を独立に処理するステップを有する。本方法の好適なモードでは、この後者のステップは、集積回路において、又はそれによって実行される。
【0010】
本発明の他の特徴によると、独立した第1物理チャネルを介し処理された形式により受信される第1情報と、独立した第2物理チャネルを介し第2情報とを少なくとも同時に復元する受信機が提供される。第1物理チャネルを介し送信される第1情報は、処理された又は符号化された情報を生成するため、第2情報と共に送信前に処理される。第2情報は、独立した第2チャネルを介し受信機に送信される。受信機は、第1物理チャネルから処理された第1情報を受信する手段を有し、また、独立した第2チャネルから第2情報を受信する手段を有する。処理手段は、処理された第1情報から第1情報を抽出するため、第2情報と共に処理された第1情報を処理する。第2チャネルを介し送信される情報が処理された第2情報を構成するため符号化される場合、処理手段はさらに、元の第2情報を抽出し、このため、受信機はさらに、第1情報による処理前に、第2情報の形式に関する情報を抽出するため、第2情報により処理された第1情報を処理するさらなる処理手段を有する。
【0011】
当該受信機の好適な実施例では、記載された機能のすべて又は大部分が、1つの集積回路内に含まれる。
[発明の説明]
本発明は、ケーブルテレビシステムの場合、分離した(周波数分離された)チャネルに対応する複数の物理チャネルを使用する。本発明の一特徴によると、1つのチャネルにより送信される条件付き制限されたコンテンツの符号化は、システムの他のチャネルにより送信される情報を利用することによって実行される。図2では、ケーブルテレビシステム210は、図1のシステムと類似している。図1のものと比較して図2の構成との間の顕著な相違点は、図1のキー生成装置14a、...、14Nが図2の構成において使用されていないということである。代わりに、各エンコーダ14a、...、14Nはそれの符号化ストリームとして他のチャネルの情報コンテンツを受信する。より詳細には、図1の構成において、第1エンコーダ12aは、それの符号化信号入力ポート12aiにおいて、クリア情報コンテンツNを受信し、第Nエンコーダ12Nは、それの符号化信号入力ポート12Niにおいてクリア情報コンテンツ1を受信する。
【0012】
図1の構成と同様に、エンコーダ12aからの符号化された情報コンテンツ1’は、アップコンバートされ、合成装置18によって送信パス20に周波数f1により印加される。独立して、クリア、すなわち符号化されていないコンテンツ2がアップコンバートされ、送信パス20上で周波数f2において利用可能にされ、エンコーダ12Nの符号化されたコンテンツN’は、アップコンバータNによりアップコンバートされ、送信パス上で周波数fNにおいて利用可能とされる。
【0013】
図2の加入者位置24において、送信パス20からの合成された信号は、指向性カプラ22により利用可能とされる。図1の構成と異なり、図2の受信構成230は、各々が1つの独立した物理チャネルからコンテンツを受信することが可能な複数の受信機240a、240b、...、240Mを含むセット240を有する。受信構成230の各受信機の個数は、符号化を実行するため使用されるチャネル数に依存する。従って、図2に示されるような構成では、エンコーダ12aは、コンテンツチャネル3からの情報によりコンテンツチャネル1を符号化し、エンコーダ12Nは、コンテンツチャネル1からの情報によってコンテンツチャネルNを符号化する。従って、情報の1つのみの追加チャネルしかコンテンツ1又はNを復号するのに必要でなく、従って、2つの受信機240aと240b(又は240a、240M又は2つの受信機の他の何れかのセット)しかコンテンツの2つのチャネルを生成するのに必要でない。コンテンツチャネル1の情報が他の5又は10のチャネルからの情報によって符号化される場合、図2の受信構成230は、それぞれ6又は11の受信機を要求するであろう(コンテンツチャネルのための1つと、符号化情報のための5又は10)。
【0014】
受信構成230の各受信機のセット240の所望される個数の受信機からの符号化されたコンテンツは、242により示されるボックスとして示されるデコーダに印加される。デコーダボックス242は、コンテンツ1などのコンテンツの少なくとも1つを復号する。それは、特に図2に示される符号化構成において、2つのコンテンツを復号するのに求められる情報を利用可能にする。すなわち、チャネル1のコンテンツがコンテンツNにより符号化され、コンテンツNがコンテンツチャネル1により符号化されるため、コンテンツの双方の符号化されたチャネルの受信は、デコーダ242が両方の情報チャネルを復号することを可能にする。少なくとも1つの復号化されたコンテンツは、図2のデコーダ242からテレビ受信機26に利用可能にされる。
【0015】
図2の構成において、符号化された信号又は「キー」を抽出することを所望する悪意ある加入者には、符号化実行方法を知らないという困難さが与えられる。第2に、当該加入者は、自分のコンピュータ34の接続のため、2つの可能な接続のみへのアクセスを有する(受信構成230を分解することなく)。当該加入者が自分のコンピュータと接続可能な第1の可能なポイントは、受信構成230の出力ターミナル230oにおいてである。当該位置において、加入者は、支払をし、復号化情報が受信構成230にダウンロードされている場合には、符号化されたコンテンツ又は復号化されたコンテンツの利用が可能となる。おそらく、符号化されたコンテンツは当該加入者にとって役に立たない。加入者は支払をすると、「キー」を抽出しようとするインセンティブを有しない。理想的な状況では、何れのチャネルが符号化に関連するかに関する情報である「キー」が、プログラム毎に変化する可能性があり、現在の復号化「キー」は次に続くプログラムにとって有用ではない。
【0016】
加入者が確立可能な第2の可能な接続は、ケーブル20を介し送信されるすべての分離した物理チャネルとの33として示されるさらなる指向性カプラ又はタップを介するものである。これらの物理チャネルは、分離したキャリアの形式により明らかにされる。加入者は受信機を有するかもしれないが、それは図2の受信機構成230などのマルチチャネル受信機ではないかもしれない。この結果、図1のタップ33に接続されるシングルチャネル受信機(RX)35によってでさえ、そして解析のためコンピュータに利用可能とされる符号化された情報の1つのチャネルによって、符号化を検出するため解析を行うことは非常に困難となるであろう。なぜなら、関連情報のいくつかは他のチャネル上にあり、図2のコンピュータ34に利用可能ではないためである。
【0017】
様々なコンテンツチャネルを符号化するための1つの可能な方法は、排他的論理和(XOR)処理によってである。複数の情報コンテンツを用いて可能な符号化の一例として、4つの情報コンテンツストリームAt、Bt、Ct及びDtを考える。情報ビットストリームAtは、ストリームAr=At XOR Ctと置換され、ビットストリームBtは、Br=At XOR Btと置換され、ビットストリームCtは、Cr=Bt XOR Ct XOR Dtと置換され、ビットストリームDtは、Dr=At XOR Dtと置換される。上述のように、符号化に用いられるコンテンツは、時間毎に変化する可能性があり、これは、XOR方法を変更することによって本例では実現可能である。
【0018】
図2の受信機構成230では、デジタルパケットが、例えば、異なる周波数による受信機フィルタとケーブルシステムのグループ遅延の相違により発生する可能性がある到着時間の相違を補償するため適切に時間整列される。時間整列されると、オリジナル情報コンテンツは、
オリジナルビットストリームAt=Ar XOR Br XOR Cr XOR Dr、
オリジナルビットストリームBt=Ar XOR Cr XOR Dr、
オリジナルビットストリームCt=Br XOR Cr XOR Dr、
オリジナルビットストリームDt=Ar XOR Br XOR Dr、
によって抽出又は再構成される。XOR演算の特徴が、各ステップが実行される順序が結果に影響を与えないということであることに留意すべきである。
【0019】
同様のアルゴリズムが、さらなるセキュリティを提供するため、トランスポンダアプリケーションを介する前に、又はその後に(又はその両方)、1つのストリームにおいて時間を介し利用可能である。
【0020】
いくつかのチャネルはクリアにより送信可能であるが、他のビットストリームに情報を隠し、又は符号化するのに利用可能であるということに留意されたい。これは、図3において1つの形式により示される。図3において、エンコーダ12aは、符号化のためコンテンツ1を受信し、第1アップコンバータ16aへの印加のために処理されたコンテンツ1’を生成するため、コンテンツ1の処理のためにそれの符号化信号入力ポート12aiにおいてコンテンツ2を受信する。情報コンテンツ2は、符号化することなくアップコンバータ16bに印加され、これによりクリアにより送信される。
【0021】
クリアにより一部の情報を送信するが、それを用いて情報を隠す他の例として、At=Ar及びBt=Brがクリアにより送信されると仮定する。そのとき、送信されたビットストリームを、
Cr=At XOR Ct XOR Bt、及び
Dr=At XOR Ct XOR Dr、
とすることによって、符号化を実行することができる。
【0022】
図2の受信構成230は、所望のビットストリームを、
オリジナルビットストリームAt=Ar、
オリジナルビットストリームBt=Br、
オリジナルビットストリームCt=Ar XOR Br XOR Cr、及び
オリジナルビットストリームDt=Br XOR Cr XOR Dr、
として再構成する。
【0023】
通常は時間を介し使用される誤り訂正コードは、エラー制御とセキュリティの両方のためトランスポンダ又は物理チャネルを介し利用可能である。
【0024】
図4は、デジタル衛星データ送信システムにおけるロジックフローを示す。図4に示されるように、情報はパス又はノード410を介しトランスポートフォーマッタ(図示せず)からReed−Solomonタイプのエンコーダを表すブロック412に送信される。符号化後、情報はパス又はノード414を介しブロック416として示されるバイトインタリーバに送信される。このインタリーブされた情報は、パス又はノード418を介しブロック420として示される畳み込みエンコーダに送信される。この畳み込み符号化された情報は、パス又はノード422を介しQPSK(Quadrature Phase Shift Keyed)タイプの変調装置に送信される。変調された情報は、ブロック426によって示されるような衛星にアップリンクされ、QPSK復調装置428にダウンリンクされる。復調装置428からの復調された情報は、パス又はノード430を介し畳み込みデコーダ432に印加される。ブロック432からの復号化された情報は、パス又はノード434を介しブロック436として示されるバイトデインタリーバに印加される。デインタリーバ436からのインタリーブ解除された情報は、パス又はノード438を介しReed−Solomonタイプのものであるかもしれないさらなるエンコーダブロック440に印加される。当該情報は、パス又はノード442を介しトランスポートアンフォーマッタ(図示せず)に向けてエンコーダ440から送られる。パス又はノード410、414、418及び422は、マルチチャネル又はチャネル間依存性がシステムに導入されるかもしれない相互に異なる位置を表し、パス又はノード430、434、438及び442は、チャネル間依存性が除去され、独立したチャネルビットが取得されるかもしれない相互に異なる位置を表す。
【0025】
図5は、送信機と受信機部分を含む本発明の一特徴による通信システム全体の簡単化されたブロック図である。図5において、セキュアにされるビットIは、パス510を介しロジック機能ブロック520とパケット整列ブロック516に印加される。他のデータストリームからのさらなるビットI及びIが、それぞれパス512と514を介しパケット整列ブロック516と送信機(XMTR)524及び526に印加される。パケット整列ブロック516は、時間内にパケットIとIを整列し、あるいはそれらをパケットIと同期させ、I’情報を生成するため、情報IとIによりパケットIを符号化するため、当該パケットを機能ブロック520に印加する。符号化されたI’パケットは、送信機ブロック522に印加される。送信機522、524及び526は、送信される信号を生成する。I’、I及びI信号は、それぞれチャネル0、1及び2のパス528、530及び532を介し受信機(RCVR)534、536及び538に送信される。受信機536と538は、それぞれIとI情報を復元する。受信機534は、符号化されたI’情報を復元する。復元されたI’、I及びI情報は、受信した各情報パケットを整列するブロック550として示されるパケット整列機能に印加される。整列されたI’、I及びI情報パケットは、I情報を抽出する復号化ブロック552に印加される。
【0026】
本発明の使用は、復号化「スマートカード」からの入出力(IO)信号など、容易に取得可能な信号と共に1つの物理チャネルからの1つのビットストリームをキャプチャする「侵害者」が、セキュリティ手段をリバースエンジニアリングすることを困難にする。本発明は、同時に又は時間的に重複して配信される物理チャネルの(侵害者にとって)未知のセットからのビットが、処理を実行するために受信され、解析のために格納されねばならないという理由のため、この技術を困難なものにする。侵害者がすべての物理チャネルに対するアクセスを何れかの方法により取得しようとしても、多数の(おそらく43億の)依存性セットの何れが所与のセキュアにされたチャネルに印加するか決定する必要がある。依存性セットを有する場合、依存関係を特定する必要が依然として存在する(実施例ではXOR構成)。
【0027】
受信機構成(図2の230)が集積回路又は関連する集積回路グループの形式をとる場合、侵害者が直面する困難さは増大する。なぜなら、侵害者の解析に有用な信号の多くは、IC又はICセットの何れのターミナルにも現れず、内部的に「消費される」ためである。
【0028】
本発明のアプローチは、現在は通常は使用されない技術的構成に基づくものであり、従っておそらく周知ではない。この結果、本発明による方法の実現は、潜在的な侵害者への警告を回避するため、誇示することなく、又は「内密な」方法により実現することが可能である。
【0029】
また、複数の同時的な物理チャネルの使用は、別々のチャネルによって(a)コンテンツ及び(b)従来の符号化又は暗号化のためのキー情報を送信するのに利用可能であり、この結果、複数の物理チャネルへのアクセスが、関連する情報を抽出しようとするため必要である。
【0030】
当業者は、処理された信号を生成するため、コンテンツ複数のチャネルの処理が、多数の可能な方法により実現することが可能であり、そのうちの1つのみが説明されたXOR処理であるということを知っている。一般に、チャネル間依存性は、N−入力と1−出力ロジック関数Fにより導入され、N−入力と1−出力ロジック関数Gにより除去されてもよい。ここでは、FとGは、I0=G(F(I0,I1,I2,...,In),I1,I2,...,In)が恒等式となるようなものである。F=(I0 XOR H(I1,I2,...,In))に対して、F=Gとなる。ただし、Hは任意のn−変数ロジック関数である。本発明に関して、分離した物理チャネルが電磁的送信(テレビ、ラジオなど)に関する周波数分離によって、又は時分割多重システムにおける分離したパケットタイミングによって、又は符号分割多重化に関する分離した直交符号によって実現されてもよい。
【0031】
本発明の一特徴による方法は、第1チャネル(520,522,528,534)を介し第1位置(508)から第2位置(525)に第1情報(I)をセキュアに送信するためのものである。本方法は、第1位置(508)及び第2位置(525)において、第1情報から独立した第2情報(I)と付加情報(I)を取得するステップと、第1位置(508)と第2位置(525)の両方において第2情報(I)と付加情報(I)を時間整列するステップとを有する。第1位置(508)では、第1情報(I)は、送信用の送信機信号(I’)を生成するため、第1関数(F(I,I,I))により第2情報(I)と付加情報(I)と関連し、結果として得られる信号(I’)が、第1信号チャネル(528)を介し第1位置(508)から第2位置(525)に送信される。第2位置(525)において、送信機信号(I’)は、第1情報(I)を復元するため、第1関数(F(I,I,I))のリバースである第2関数(G(I,I,I))により第2情報(I)と付加情報(I)に関する。本方法の1つのモードでは、第1関数と第2関数は、XOR関数である。第2位置(525)において第2情報(I)と付加情報(I)を取得するステップは、独立した各信号チャネル(512,524,530,536;514,526,532,538)を介し第2情報(I)と付加情報(I)を受信するステップを有するようにしてもよい。本方法の特に効果的なバージョンでは、第2情報(I)と付加情報(I)の少なくとも一部が、第1位置(508)から第2位置(525)に送信される。第2情報(I)と付加情報(I)の少なくとも一部を第1位置(508)から第2位置(525)に送信するステップは、第1信号チャネル(520,522,528,534)から独立した少なくとも1つの信号チャネル(512,524,530,536;514,526,532,538)を介し実行されてもよい。第2情報(I)と付加情報(I)の少なくとも一部を第1位置(508)から第2位置(525)に送信するステップは、第2情報と付加情報のそれぞれについて(Iについては、512,524,530及び536;Iについては、514,526,532及び538)、第1信号チャネルから独立した1つの信号チャネルを介し第2情報(I)と付加情報(I)のそれぞれを送信することによって実行されてもよい。本方法の特に効果的なバージョンでは、第2位置(525)において、送信機信号(I’)を第2情報(I)と付加情報(I)とを第2関数(G(I,I,I))により関連付けるステップが、第1信号チャネルを含む複数のチャネルを同時に受信することが可能な受信機と協力して実行され、これらの信号チャネルは、第2情報と付加情報のそれぞれに対するものである。
【0032】
本発明の一特徴による方法は、第1位置(8)から第2位置(224)に第1情報と第2情報をセキュアに送信するためのものである。本方法は、処理された第1情報(1’)を生成するため、少なくとも第2情報(N)により第1情報(1)を処理するステップを有する。第2情報(N)は、処理された第2情報(N’)を生成するため、少なくとも第1情報(1)により処理される。処理された第1情報(1’)と第2情報(N’)は、それぞれ独立した第1物理チャネル(f1)と第2物理チャネル(fN)を介し第2位置(224)に別々に送信される。第2位置(224)において、処理された第1情報(1’)は、少なくとも処理された第2情報(N’)を用いて逆処理される。処理された第2情報(N’)の逆処理は、少なくとも処理された第1情報(1’)を用いて実行されてもよい。
【0033】
本方法の特定のモードでは、第2位置(224)において、少なくとも処理された第2情報(N’)を用いて処理された第1情報(1’)を逆処理するステップは、独立した第1チャネル(f1)から処理された第1情報(1’)を独立に受信し、独立した第2チャネル(fN)から処理された第2情報(N’)を独立に受信するステップを有する。本方法の好適なモードでは、この後者のステップは、集積回路によって実行される。
【0034】
本発明の他の特徴によると、独立した第1物理チャネル(f1)を介し処理された形式により受信される第1情報(1)と、独立した第2物理チャネル(f2)を介し第2情報を少なくとも同時に復元する受信機(230)が提供される。第1物理チャネル(f1)を介し送信される第1情報(1)は、処理された又は符号化された情報(1’)を生成するため、第2情報(2)と共に送信する前に処理される。第2情報(N’)は、独立した第2チャネル(fN)を介し受信機(230)に送信される。受信機は、第1物理チャネル(f1)から処理された第1情報(1’)を受信する手段を有し、また、独立した第2チャネル(fN)から第2情報(N)を受信する手段を有する。処理手段(242)は、処理された第1情報(1’)から第1情報(1)を抽出するため、第2情報(N)と共に処理された第1情報(1’)を処理する。第2チャネル(fN)を介し送信される情報が、処理された第2情報(N’)を構成するよう符号化される場合、処理手段(242)はまた、オリジナルの第2情報(コンテンツN)を抽出し、このため、受信機(230)は、第1情報(1)による処理前に、第2情報(N)の形式に関連する情報を抽出するため、第2情報(N’)により処理された第1情報(1’)を処理するさらなる処理手段を有する。
【0035】
当該受信機の好適な実施例では、記載された機能のすべて又は大部分が、1つの集積回路内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】図1は、コンピュータとのケーブル信号の一加入者の接続を有する従来技術のものと類似した「ケーブルテレビ」システムの簡単化されたブロック図である。
【図2】図2は、本発明に関する接続を有し、図1のものと類似したシステムケーブルテレビシステムの簡単化されたブロック図である。
【図3】図3は、図2の一部についての他の接続構成を表す簡単化されたブロック図である。
【図4】図4は、デジタル衛星データ送信システムにおけるロジックフローを示す。
【図5】図5は、送信機と受信機部分を含む本発明の一特徴による通信システム全体の簡単化されたブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1チャネルを介し第1位置から第2位置に第1情報をセキュアに送信する方法であって、
前記第1及び第2位置において、前記第1情報から独立した第2及び付加情報を取得するステップと、
前記第1位置と第2位置の両方において、前記第2及び付加情報を時間整列するステップと、
前記第1位置において、送信用の送信機信号を生成するため、第1関数によって前記第1情報と前記第2及び付加情報とを関連付けるステップと、
第1信号チャネルを介し前記第1位置から前記第2位置に前記送信機信号を送信するステップと、
前記第2位置において、前記第1情報を復元するため、前記第1関数のリバースである第2関数により前記送信機信号と前記第2及び付加情報とを関連付けるステップと、
を有することを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法であって、
前記第1及び第2関数は、XOR関数であることを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1記載の方法であって、
前記第2位置において前記第2及び付加情報を取得するステップは、独立した各信号チャネルを介し前記第2及び付加情報を受信するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1記載の方法であって、
前記第2及び付加情報の少なくとも一部は、前記第1位置から前記第2位置に送信されることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項4記載の方法であって、
前記第1位置から前記第2位置に前記第2及び付加情報の少なくとも一部を送信するステップは、前記第1信号チャネルから独立した少なくとも1つの信号チャネルを介し実行されることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項4記載の方法であって、
前記第1位置から前記第2位置に前記第2及び付加情報の少なくとも一部を送信するステップは、前記第2及び付加情報のそれぞれについて前記第1信号チャネルから独立した1つの信号チャネルを介し前記第2及び付加情報のそれぞれを送信することによって実行されることを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項6記載の方法であって、
前記第2位置において、前記送信機信号を前記第2及び付加情報と第2関数により関連付けるステップは、前記第2及び付加情報のそれぞれに対する前記第1信号をチャネルを含む複数のチャネルを同時に受信することが可能な受信機と協力して実行されることを特徴とする方法。
【請求項8】
第1位置から第2位置に第1及び第2情報をセキュアに送信する方法であって、
処理された第1情報を生成するため、少なくとも前記第2情報により前記第1情報を処理するステップと、
処理された第2情報を生成するため、少なくとも前記第1情報により前記第2情報を処理するステップと、
前記処理された第1及び第2情報をそれぞれ独立した第1及び第2チャネルを介し前記第2位置に送信するステップと、
前記第2位置において、少なくとも前記処理された第2情報を使用することにより前記処理された第1情報を逆処理し、少なくとも前記処理された第1情報を使用することにより前記処理された第2情報を逆処理するステップと、
を有することを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項8記載の方法であって、
前記第2位置において、少なくとも前記処理された第2情報を使用することにより前記処理された第1情報を逆処理するステップは、前記独立した第1チャネルから前記処理された第1情報を独立に受信し、前記独立した第2チャネルから前記処理された第2情報を独立に受信するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項8記載の方法であって、
前記第2位置において、前記処理された第1及び第2情報を逆処理するステップは、集積回路受信構成により、前記独立した第1チャネルから前記処理された第1情報と、前記独立した第2チャネルから前記処理された第2情報とを受信するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項11】
独立した第1物理チャネルを介し処理された形式により受信される少なくとも第1情報を同時に復元する受信機であって、
前記第1物理チャネルを介し送信される第1情報は、第2情報と共に処理され、
前記第2情報は、独立した第2チャネルを介し当該受信機に送信され、
当該受信機は、
前記第1物理チャネルから前記処理された第1情報を受信する手段と、
前記独立した第2チャネルから前記第2情報を受信する手段と、
前記処理された第1情報と前記第2情報から前記第1情報を抽出するため、前記第2情報と共に前記処理された第1情報を処理する処理手段と、
を有することを特徴とする受信機。
【請求項12】
請求項11記載の受信機であって、
前記独立した第2チャネルを介し送信される第2情報は、前記第1情報による処理による送信前に処理され、
当該受信機はさらに、前記第1情報による処理前に、前記第2情報の形式に関する情報を抽出するため、前記第2情報により前記処理された第1情報を処理するさらなる処理手段を有する、
ことを特徴とする受信機。
【請求項13】
請求項11記載の受信機であって、
当該受信機は、1つの集積回路内にあることを特徴とする受信機。
【請求項14】
請求項12記載の受信機であって、
当該受信機は、1つの集積回路内にあることを特徴とする受信機。
【請求項15】
第1位置から第2位置に第1及び第2情報ストリームをセキュアに送信する方法であって、
処理された第1情報ストリームを生成するため、少なくとも前記第2情報ストリームによって前記第1情報ストリームを処理するステップと、
処理された第2情報ストリームを生成するため、少なくとも前記第1情報ストリームによって前記第2情報ストリームを処理するステップと、
前記処理された第1及び第2情報ストリームをそれぞれ独立した第1及び第2チャネルを介し前記第2位置に別々に送信するステップと、
前記第2位置において、少なくとも前記処理された第2情報ストリームを使用することにより前記処理された第1情報ストリームを逆処理し、少なくとも前記処理された第1情報ストリームを使用することにより前記処理された第2情報ストリームを逆処理するステップと、
を有することを特徴とする方法。
【請求項16】
請求項15記載の方法であって、
前記第2位置において、少なくとも前記処理された第2情報ストリームを使用することにより前記処理された第1情報ストリームを逆処理するステップは、前記独立した第1チャネルから前記処理された第1情報ストリームを独立に受信し、前記独立した第2チャネルから前記処理された第2情報ストリームを独立に受信するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項17】
請求項15記載の方法であって、
前記第2位置において、前記処理された第1及び第2情報ストリームを逆処理するステップは、集積回路受信構成により、前記独立した第1チャネルから前記処理された第1情報ストリームと、前記独立した第2チャネルから前記処理された第2情報ストリームとを受信するステップを有することを特徴とする方法。
【請求項18】
請求項15記載の方法であって、さらに、
前記第2位置に送信される第3情報ストリームを有し、
前記処理された第1情報ストリームを生成するため、少なくとも前記第2情報ストリームにより前記第1情報ストリームを処理するステップは、前記第2及び第3情報ストリームによって前記第1情報ストリームを処理するステップを有し、
前記処理された第2情報ストリームを生成するため、少なくとも前記第1情報ストリームにより前記第2情報ストリームを処理するステップは、前記第1及び第3情報ストリームによって前記第2情報ストリームを処理するステップを有し、
さらに、
処理された第3情報ストリームを生成するため、少なくとも前記第1及び第2情報ストリームにより前記第3情報ストリームを処理するステップと、
前記第1及び第2チャネルから独立した第3チャネルを介し前記処理された第1及び第2情報ストリームとは別に、前記処理された第3情報ストリームを前記第2位置に送信するステップと、
前記第2位置において、少なくとも前記処理された第1及び第2情報ストリームを使用することにより前記処理された第3情報ストリームを逆処理するステップと、
を有する、
ことを特徴とする方法。
【請求項19】
請求項18記載の方法であって、
前記第2位置において、少なくとも前記処理された第2情報ストリームを使用することにより前記処理された第1情報ストリームを逆処理し、少なくとも前記処理された第1情報ストリームを使用することにより前記処理された第2情報ストリームを逆処理するステップは、少なくとも前記処理された第2及び第3情報を使用することにより前記処理された第1情報を逆処理し、少なくとも前記処理された第1及び第3情報ストリームを使用することにより前記処理された第2情報を逆処理することによって実行されることを特徴とする方法。
【請求項20】
独立した第1物理チャネルを介し処理された形式により受信される少なくとも第1情報ストリームを同時に復元する受信機であって、
前記第1物理チャネルを介し送信される第1情報ストリームは、少なくとも第2情報ストリームと共に処理され、
前記第2情報ストリームは、独立した第2チャネルを介し当該受信機に送信され、
当該受信機は、
前記第1物理チャネルから前記処理された第1情報ストリームを受信する手段と、
前記独立した第2チャネルから前記第2情報ストリームを受信する手段と、
前記処理された第1情報ストリームと前記第2情報ストリームから前記第1情報ストリームを抽出するため、前記第2情報ストリームと共に前記処理された第1情報ストリームを処理する処理手段と、
を有することを特徴とする受信機。
【請求項21】
請求項20記載の受信機であって、
前記独立した第2チャネルを介し送信される第2情報ストリームは、前記第1情報ストリームによる処理による送信前に処理され、
当該受信機はさらに、前記第1情報ストリームによる処理前に、前記第2情報ストリームの形式に関する情報を抽出するため、前記第2情報ストリームにより前記処理された第1情報ストリームを処理するさらなる処理手段を有する、
ことを特徴とする受信機。
【請求項22】
請求項20記載の受信機であって、
当該受信機は、1つの集積回路内にあることを特徴とする受信機。
【請求項23】
請求項21記載の受信機であって、
当該受信機は、1つの集積回路内にあることを特徴とする受信機。
【請求項24】
第1位置から第2位置に複数の異なる情報ストリームを送信する方法であって、
前記第1位置において、複数の処理された情報ストリームを生成するため、少なくとも前記情報ストリームの3より多い複数のもののそれぞれを、少なくとも前記情報ストリームの3より多い複数の他のものにより処理するステップと、
前記第1位置から前記第2位置に独立したチャネルを介し前記複数の処理された情報ストリームを送信するステップと、
前記複数の異なる情報ストリームの少なくとも一部を復元するため、前記第2位置において、前記複数の処理された情報ストリームのそれぞれを、前記処理された情報ストリームの他のものにより逆処理するステップと、
を有することを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2007−528667(P2007−528667A)
【公表日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−502772(P2007−502772)
【出願日】平成16年3月9日(2004.3.9)
【国際出願番号】PCT/US2004/007114
【国際公開番号】WO2005/099206
【国際公開日】平成17年10月20日(2005.10.20)
【出願人】(501263810)トムソン ライセンシング (2,848)
【氏名又は名称原語表記】Thomson Licensing 
【住所又は居所原語表記】46 Quai A. Le Gallo, F−92100 Boulogne−Billancourt, France
【Fターム(参考)】