説明

現金自動取引装置

【課題】明細票等の紙葉類に記載された現金取引情報に係る文字を読み取って現金取引処理を簡略化する技術を提供する。
【解決手段】現金自動取引装置に配備されているカード処理部11は、OCR機能を有するエンボスリード部32を備えている。現金振込を行うときに、キャッシュカードや振込カードと同じ外形サイズの振込用補助ケースに、前回の振り込みの際に発行された明細票が挿入される。ただし、明細票を振込用補助ケースに挿入するときには、振込情報がエンボスリード部32によって読み取れるようにする。そして、現金自動取引装置1は、エンボスリード部32が読み取った振込情報を表示して、表示された上方の一部を修正することによって、容易に振込情報を作成することを可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、明細票等の紙葉類に記載された現金取引情報に係る文字を読み取って現金取引処理を簡略化する現金自動取引装置に関する。
【背景技術】
【0002】
金融機関等に設置され、顧客との間で現金の取引を自動で行う現金自動取引装置は、例えば、振り込みを行うときに、金融機関名、支店名、受取人口座番号、受取人名等の振込先情報と、振込依頼人名、振込依頼人電話番号等の振込元情報とを、依頼人が振込取引の都度入力するように実用化されている。しかしながら、振り込みの度に、振込先情報や振込元情報を入力するため、入力間違いが発生して、振込操作に時間がかかるという問題を生じることがあった。
【0003】
そのため、特許文献1には、現金自動取引装置が接続されているホストコンピュータ側に、振込元となる依頼人の口座情報に対応させて複数の振込先情報を登録しておき、キャッシュカードから読み取った依頼人の口座情報を基にして、登録しておいた複数の振込先情報を読み出して表示し、依頼人に、その表示の中から目的の振込先を選択させる方法が開示されている(段落0008参照)。
また、特許文献2には、複数の振込先情報を格納したキャッシュカードサイズの振込専用カードを発行し、その振込専用カードを現金自動取引装置に挿入することによって、複数の振込先を表示させ、依頼人に、その表示の中から目的の振込先を選択させる方法が開示されている(請求項1参照)。
【特許文献1】特開平5−151246号公報
【特許文献2】特開昭59−45581号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ホストコンピュータに振込先情報を登録しておく特許文献1に記載の方法では、大規模な記憶容量と、依頼人の検索のための高速処理能力とを必要とし、また維持管理のために費用がかさむ。また、振込専用カードを用いる特許文献2に記載の方法では、振込専用カードを発行する手間と費用がかかるという問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、明細票等の紙葉類に記載された現金取引情報に係る文字を読み取って現金取引処理を簡略化する現金自動取引装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記した課題を解決するため、本発明に係る現金自動取引装置は、演算処理と制御を司る制御部と、金融取引に使用するカードの表面のイメージを読み取るイメージ読取部と、を備え、前記制御部は、補助カードを受け付けたときに、前記イメージ読取部によって読み取られた前記補助カードの表面に記載の文字を認識すること、を特徴とする。
また、前記補助カードは、前記金融取引に使用するカードと同じ外形を有し、その内部に空洞を設けて、前記空洞に現金取引情報を記載された紙葉が挿入されていること、を特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、明細票等の紙葉類に記載された現金取引情報に係る文字を読み取って現金取引処理を簡略化することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
次に、本発明を実施するための最良の形態(以降、「実施形態」と称す)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】
≪実施形態≫
本発明の実施形態に係る現金自動取引装置の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る現金自動取引装置の構成を示す図である。
現金自動取引装置1は、銀行、郵便局、あるいはコンビニエンスストアの営業店等の店舗に設置され、顧客との間で、現金の取引を自動で行う装置である。
現金自動取引装置1は、主制御部10、カード処理部11、レシート処理部12、音声案内部13、通帳処理部14、紙幣入出金部15、硬貨入出金部16、接客部19に備えられている入力部17と表示部18、記憶部21、およびインタフェース部22を備えている。また、電源部20は、現金自動取引装置1を作動させるための電源を各部(10〜19,21,22)に供給している。
また、現金自動取引装置1は、通信データの改ざんや盗聴等を防止可能な専用線や電話回線等の通信回線によって、インタフェース部22を介してホストコンピュータ23と接続され、処理内容に係る情報をホストコンピュータ23に送信している。
【0010】
次に、現金自動取引装置1を構成する各部(10〜19,21,22)について、以下に説明する。
主制御部10(制御部)は、演算処理を実行する図示しないCPU(Central Processing Unit )と、このCPUが演算処理に用いる主記憶装置である図示しないメインメモリとを備える。メインメモリは、RAM(Random Access Memory)等により実現される。そして、図示しないハードディスク等によって構成される記憶部21に格納されたアプリケーションプログラムがRAMに展開され、CPUが、それを実行することにより種々の処理を具現化する。また、主制御部10は、現金自動取引装置1内の各部(11〜19,21,22)を制御する機能を有する。
なお、記憶部21は、主制御部10が実行するプログラムや実行に必要なデータ、および各部(11〜19,21,22)より取得した種々の情報を蓄積する機能を有する。
【0011】
カード処理部11は、金融機関によって発行される、ICカードを含む顧客識別カード(以降、キャッシュカードという)や振込専用カード(以降、振込カードという)に記録されている情報を読み出す機能を備える。なお、キャッシュカードには、磁気ストライプやICチップが装着され、金融機関のコードや顧客の口座番号、氏名等の顧客情報が記録されている。また、振込カードには、振込先機関のコード等の振込情報が記録されている。そして、カード処理部11は、それらのカードが挿入および返却されるカード挿入返却口30(図2参照)を備えている。なお、カード処理部11の内部構成の詳細については、後記する。
【0012】
レシート処理部12は、金融取引内容を印字した明細票を発行する。明細票(紙葉類)は、紙片であって、顧客が行った、通帳記帳、残高照会、振り込み、振り替え、送金、定期性預金設定等の金融取引に係る情報や、顧客の口座番号、口座種別、取引金額等の顧客情報が印刷される。
音声案内部13は、表示部18に表示された画面に、顧客の注意を喚起するために、図示しない拡声器等により、音声によるアナウンスを行う。
【0013】
通帳処理部14は、通帳が挿入および返却される図示しない通帳挿入返却口を備えている。通帳は、金融機関が顧客に対して発行するもので、冊子状になっていて、金融取引の記録が印刷される。また、通帳の表紙または裏表紙には、顧客情報を記録する磁気ストライプ、あるいは、ICチップが装着されている。そして、通帳処理部14は、顧客情報の読み書きを実行する。
【0014】
紙幣入出金部15は、顧客によって入金された紙幣を、真偽鑑別した上で計数して、図示しない金種別保管金庫に収納する。また、紙幣入出金部15は、顧客に支払う紙幣を金種別保管金庫から取り出して出金する。
【0015】
硬貨入出金部16は、顧客によって入金された硬貨を、真偽鑑別した上で計数して、図示しない金種別保管金庫に収納する。また、硬貨入出金部16は、顧客に支払う硬貨を金種別保管金庫から取り出して出金する。
【0016】
接客部19は、現金自動取引装置1の操作面に設けられ、入力部17と表示部18とで構成される。表示部18は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等によって構成され、取引選択画面、あるいは顧客に操作を促すメッセージを表した画面等を表示する。また、入力部17は、タッチパネル等によって構成され、表示部18に表示された画面に対して、指等によって接触された位置を検出して、顧客の応答を取得する。
【0017】
次に、カード処理部11の内部構成について、図2を用いて説明する。図2は、カード処理部の内部構成の一例を示す断面図である。
図2に示すように、カード処理部11は、カード挿入返却口30、カードリーダ部31、エンボスリード部32、およびローラ33を備えている。
カード挿入返却口30は、前記したように、図示しないキャッシュカードや振込カード(以降、それらのカードを総称してカードという)が挿入および返却される開口部である。そして、カード挿入返却口30に挿入されたカードは、ローラ33によって引き込まれ、搬送路34を通過する。
【0018】
カードリーダ部31は、搬送路34を通過するカードに記録された情報を読み取る機能を備えている。
また、エンボスリード部32(イメージ読取部)は、搬送路34を通過するカードの文字が突設されたエンボス(文字や絵柄を浮き彫りに加工したもの)を読み取る機能と、カードの表面に描かれている文字や絵柄等(イメージ)を光学的に読み取るOCR(Optical Character Reader)機能とを備えている。
【0019】
次に、エンボスリード部32を用いて、明細票等の紙葉類に記載された現金取引情報に係る文字を読み取らせるための、振込用補助ケースについて、図3を用いて説明する。図3(a)は、振込用補助ケースと振込用補助ケースに入れる前の明細票とを示す図であり、(b)は、明細票を入れた後の振込用補助ケースの状態を示す図である。
【0020】
振込用補助ケース40(補助カード)は、図3(a)に示すように、明細票を挿入できるように、側面の1つが空けられた箱状または封筒状になっている。そして、振込用補助ケース40は、カード処理部11に挿入可能なカードと同様の形状と大きさを備えている。また、振込用補助ケース40の硬さは、金融取引に使用するカードと同じ剛性を有しているか、または、カード処理部11の搬送路34を反復して通過するような反復使用に耐えられれば良い。また、振込用補助ケース40は、明細票41が挿入されたときに、エンボスリード部32によって明細票41に記載されている文字等(イメージ)が読み取れるようにするために、少なくとも片面が透けている。なお、振込用補助ケース40は、その表面が平滑になっていても良い。
明細票41には、振込情報46が記載されている。振込情報46は、少なくとも、振込元情報43、振込金額44、および振込先情報45である。そして、明細票41は、振込用補助ケース40に挿入できる大きさにするために、振込情報46が見えるように折られる。そして、明細票41が振込用補助ケース40に挿入される。
その結果、図3(b)に示すように、明細票41に記載された振込情報46が、エンボスリード部32によって読み取れる状態の振込用補助ケース40aが作成される。
なお、明細票41の折り方や、明細票41を振込用補助ケース40に挿入する向き等は、振込情報46が読み取れれば、どの様であっても構わない。
なお、振込用補助ケース40に挿入する明細票41は、前回の取引において振り込んだ振込情報46が記載されていると、修正等の変更が少ないので好ましい。
また、振込用補助ケース40は、直ちに利用可能なように、現金自動取引装置1の近傍に備えられていることが好ましい。
【0021】
次に、現金自動取引装置1において実行される現金取引処理の流れを、図4〜図12を用いて説明する。図4〜図6は、現金自動取引装置において実行される現金取引処理の流れを示す図である。また、図7〜図12は、現金自動取引装置において実行される現金取引処理の過程で表示される画面の一例を示す図である。
まず、現金自動取引装置1の主制御部10は、取引内容を選択可能な画面(図7)を表示部18に表示して待機している(ステップS101)。そして、主制御部10は、入力部17を介して図7に示した「現金振込」メニューが選択されたか否かを判定する(ステップS102)。ステップS102において、「現金振込」メニューが選択されていない(ステップS102でNoの)場合には、主制御部10は、他の取引処理を行う。「現金振込」メニューが選択された(ステップS102でYesの)場合には、処理はステップS103へ進む。
【0022】
ステップS103では、主制御部10は、振込用補助ケース40を使用するか否かを確認する画面(図8)を表示部18に表示する。そして、主制御部10は、振込用補助ケース40を使用することが、入力部17を介して図8に示す「はい」か「いいえ」のどちらによって選択されたかを判定する(ステップS104)。ステップS104において、振込用補助ケース40を使用することが選択されていない(ステップS104でNoの)場合には、主制御部10は、周知の技術を使用した現金振込取引処理を行う(ステップS105)。振込用補助ケース40を使用することが選択された(ステップS104でYesの)場合には、処理はステップS106へ進む。
【0023】
ステップS106では、主制御部10は、顧客が振込用補助ケース40をカード処理部11に挿入することを促す画面(図9)を表示部18に表示する。そして、主制御部10は、振込用補助ケース40が挿入済であるか否かを判定する(ステップS107)。ステップS107において、振込用補助ケース40が挿入済でない(ステップS107でNoの)場合には、処理はステップS106へ戻る。振込用補助ケース40を挿入済である(ステップS107でYesの)場合には、処理はステップS108へ進む。
【0024】
そして、ステップS108では、エンボスリード部32は、OCR機能を用いて、挿入用補助ケース40の中に挿入された明細票41の振込情報46(図3(a)参照)を読み取る。なお、主制御部10は、ステップS104において、振込用補助ケース40を使用することが選択された(ステップS104でYesの)ときに、OCR機能を使用することを表す指示情報をエンボスリード部32に伝達し、OCR機能を用いて、挿入用補助ケース40の中に挿入された明細票41の振込情報46を読み取るようにしても良い。
【0025】
次に、図5に移って、主制御部10は、エンボスリード部32が読み取った文字情報(振込情報46)を認識し、表示部18に表示する(ステップS109)。そして、主制御部10は、エンボスリード部32が読み取った情報が正しいことが選択されたか否かを判定する(ステップS110)。読み取った情報が正しくないことが選択された(ステップS110でNoの)場合、主制御部10は、カード処理部11を介して、振込用補助ケース40を排出する(ステップS111)。そして、主制御部10は、振込用補助ケース40を再度使用するかどうかを確認する画面(図10)を表示部18に表示する(ステップS112)。
そして、処理はステップS104に戻る。
【0026】
ステップS110において、読み取った情報が正しいことが選択された(ステップS110でYesの)場合、主制御部10は、読み取った振込金額を表示部18に表示する。次に、主制御部10は、読み取った振込金額を修正するか否かを確認する画面(図11)を表示部18に表示する。そして、主制御部10は、振込金額を修正することについて、入力部17を介して図11に示す「はい」か「いいえ」のどちらによって選択されたかを判定する(ステップS114)。ステップS114において、修正することが選択された(ステップS114でYesの)場合には、主制御部10は、振込金額を修正する画面を表示部18に表示する(ステップS115)。そして、主制御部10は、入力金額を受け付ける。修正することが選択されなかった(ステップS114でNoの)場合には、処理はステップS116へ進む。
【0027】
ステップS116では、主制御部10は、取引内容(振込情報)を確認する画面(図12)を表示部18に表示する。図12に示す画面には、振込先に係る項目と依頼人(お客様)に係る項目とが表示される。そして、顧客が修正する項目を選択することによって、その項目の修正が行えるようになっている。また、図12に示す画面は、修正がない場合には、「確認」キーを選択するように表示されている。
【0028】
そして、主制御部10は、確認キーが選択されたか否かを判定する(ステップS117)。確認キーが選択されていない(ステップS117でNoの)場合、主制御部10は、修正する項目が列挙された修正画面を表示部18に表示する(ステップS118)。そして、主制御部10が修正内容を受け付けた後、処理はステップS116へ戻る。
確認キーが選択された(ステップS117でYesの)場合、処理は、図6に示すステップS119へ進む。
【0029】
図6に示すように、ステップS119では、主制御部10は、現金投入を促す画面を表示部18に表示する。そして、主制御部10は、紙幣入出金部15および硬貨入出金部16のいずれか一方または双方を介しての現金投入が済んだか否かを判定する(ステップS120)。現金投入が済んでいない(ステップS120でNoの)場合、現金自動取引装置1は待機状態となる。また、現金投入が済んだ(ステップS120でYesの)場合、処理はステップS121へ進む。
【0030】
ステップS121において、主制御部10は、現金振込取引処理を実行する。次に、主制御部10は、カード処理部11を介して、振込用補助ケース40を排出する(ステップS122)。
そして、「現金振込」メニューの処理が終了する。
【0031】
なお、前記実施形態では、エンボスリード部32のOCR機能が文字を読み取るように記載した。しかし、エンボスリード部32がOCR機能を設けずにイメージを取得することだけを実行し、主制御部10が、エンボスリード部32によって読み取られたイメージを解析して、振込情報を認識するようにしても良い。
明細書41は、折りやすくするために、予め折り曲げ位置を線等によって印刷したり、あるいは、プレ印刷してあると良い。さらに、明細書41は、折って振込用補助ケース40に挿入されるものとしたが、予めミシン目などの切り込みを入れておいて、切り取れるようにしても良い。
また、明細書41に記載されている振込情報は、文字とバーコードや二次元コードとの併記であっても良い。そして、主制御部10は、バーコードや二次元コードの方だけを変換して振込情報を認識しても良い。
振込用補助ケース40は、箱状または袋状としたが、挟み込んで、固定するような機構になっていても良い。さらに、現金自動取引装置1の近くに裁断機を備えて、その裁断機によって明細票41を厚紙と共にカードのサイズに裁断するとともに、裁断された厚紙にテープで固定する、あるいは、厚紙に糊によって貼り付けるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施形態に係る現金自動取引装置の構成を示す図である。
【図2】カード処理部の内部構成の一例を示す断面図である。
【図3】(a)は、振込用補助ケースと振込用補助ケースに入れる前の明細票とを示す図であり、(b)は、明細票を入れた後の振込用補助ケースの状態を示す図である。
【図4】現金自動取引装置において実行される現金取引処理の流れを示す図である。
【図5】現金自動取引装置において実行される現金取引処理の流れを示す図である。
【図6】現金自動取引装置において実行される現金取引処理の流れを示す図である。
【図7】現金自動取引装置において実行される現金取引処理の過程で表示される画面の一例を示す図である。
【図8】現金自動取引装置において実行される現金取引処理の過程で表示される画面の一例を示す図である。
【図9】現金自動取引装置において実行される現金取引処理の過程で表示される画面の一例を示す図である。
【図10】現金自動取引装置において実行される現金取引処理の過程で表示される画面の一例を示す図である。
【図11】現金自動取引装置において実行される現金取引処理の過程で表示される画面の一例を示す図である。
【図12】現金自動取引装置において実行される現金取引処理の過程で表示される画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0033】
1 現金自動取引装置
10 主制御部
11 カード処理部
15 紙幣入出金部
16 硬貨入出金部
17 入力部
18 表示部
19 接客部
30 カード挿入返却口
31 カードリーダ部
32 エンボスリード部
40 振込用補助ケース
41 明細票
46 振込情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
演算処理と制御を司る制御部と、
金融取引に使用するカードの表面のイメージを読み取るイメージ読取部と、
を備え、
前記制御部は、
補助カードを受け付けたときに、前記イメージ読取部によって読み取られた前記補助カードの表面に記載の文字を認識すること、
を特徴とする現金自動取引装置。
【請求項2】
前記補助カードは、
前記金融取引に使用するカードと同じ外形を有し、その内部に空洞を設けて、
前記空洞に現金取引情報を記載された紙葉が挿入されるものであり、
前記補助カードの挿入を促す画面を表示する表示部を備えること、
を特徴とする請求項1に記載の現金自動取引装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記文字を認識した前記現金取引情報を前記表示部に表示し、
前記現金取引情報の変更を受け付ける入力部を備えること、
を特徴とする請求項2に記載の現金自動取引装置。
【請求項4】
前記補助カードは、
前記金融取引に使用するカードと同じ剛性を有し、その表裏のうち少なくとも片面が透明な材質で形成されること、
を特徴とする請求項2に記載の現金自動取引装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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