説明

画像システム

本発明は、表面放射線束をもつ面を走査する際に用いるため、位置・任意接触検知装置とリンクされた固有の非画像化検出プローブを用いる画像システムを提供する。このシステムは、検出プローブおよび検知装置からの信号を取り込み、表面および表面放射線束形状の画像を生成するための処理手段をもつ。このシステムは、表面下の放射線源深さを求めるための手段をさらに提供する。このシステムはまた、この画像をユーザに提示するための手段をもつ。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像化面の形状と表面放射線束とを測定、処理、ユーザへの表示を行うための放射線束画像システムに関する。
【背景技術】
【0002】
産業界および医学界における多数の適用例において、手持形非画像化シンチレーション検出器が用いられている。この適用範囲は、表面あるいは個人の放射能汚染を検出するために用いられる汚染モニタリングから、高放射性医薬摂取の分野で外科医が用いるため、手術中の人に対して使用することにいたるまで広がっている。高摂取では、放射能標識単クローン抗体作業といった腫瘍放射能、あるいは特定器官(例えば、副甲状腺、リンパ節)を指示する。こういった『術中ガンマプローブ』は、『センチネル節生体検査』として知られる外科的段階での技術開発に伴うものであり、この数年間用いられることが多くなってきた。これは、外科医に対して、腫瘍を流すリンパ節に誘導するための方法である。リンパ節はリンパ流内で流れる腫瘍細胞をろ過し、排出リンパ系における最初の節が腫瘍の拡散に対する『センチネル』標識であることから、腫瘍がリンパ系を通って広がる。
【0003】
外科医が指標節を除去できれば、病理学者がこれを詳細に検査でき、仮に腫瘍と無関係であれば、腫瘍が広がっていないということを示すと推定できる。このステージングに関する知見に基づいて患者の処置がその後計画されるが、この技術は、乳がん、黒色腫、さらには徐々に他の分野(例えば、結腸直腸)でも非常に広範に適用されるようになってきた。
【0004】
このような、局所的ガンマ放射線束に関するデータをもたらす術間ガンマプローブは多数知られている。これらのデータは可聴音、あるいは数字表示の形式で示されることが多い。さらに、生成されるデータが患者の体表面に対する手持形プローブの向きに大きく依存するため、放射線源の位置決め精度が不適切になりうる。こういった問題点に加えて、放射線束が低い、注射場所といった線源からの高バックグランド放射線といったことが問題になることも多い。また、お互い非常に近接した複数の離散線源がある場合、このような非画像化放射線プローブの利用度が低下する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
最も広い観点において、本発明は放射線束画像システムを提供するものであって、このシステムは:非画像化放射線検出手段と;前記放射線検出手段の位置および向きを検出するための位置検知手段と;画像化面の表面形状と放射線束の対応フィールドとを求めるため、前記位置検知手段からの位置および向きデータと、前記接触検知手段との接触の有無と、前記放射線検出手段からの局所放射線束とを処理するための処理手段と;前記形状および放射線束をユーザに対して表示するための表示手段とを備える。
【0006】
好ましくは、このシステムが、前記放射線検出手段と画像化面との接触を検出するための接触検知手段をさらに備える。
【0007】
本発明の任意の観点において、前記処理手段が、好ましくは、不適切なデータ収集に対応する位置を特定する手段と、使用時にこれらの位置をユーザに伝えるための手段とをさらに含む。
【0008】
本発明の任意の観点において、このシステムが、好ましくは、画像化面に対して前記放射線検出手段を傾ける手段と、傾けられた位置と傾けられない位置とにおける局所放射線を比較することで前記画像化面下の放射線源深さを計算する処理手段とをさらに備える。
【0009】
本発明の任意の観点において、このシステムが、好ましくは、画像化面にマークする手段をさらに備える。
【0010】
本発明の任意の観点において、前記位置検知手段が、お互いに固定される複数の位置検知手段を備え、前記処理手段が、前記複数位置検知手段の測定相対位置を比較するための手段をさらに備え、これにより位置測定の誤りを特定する。
【0011】
本発明の任意の観点において、この処理手段が、所定レベルを超える放射能の放射線源を特定し、表示手段上にこれらの、もしくはこの放射線源の位置を表示する。
【0012】
好ましくは、この所定レベルが、処理手段によって決まり、最高放射能レベルの放射線源からの放射能レベルに比例する。
【0013】
本発明の適用範囲には、任意添付図の任意の適切な組み合わせを参照しながら、さらにそれで図示され、実質的にここで説明される放射線束画像システムも含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
そのようなシステムでの使用の際に適した非画像化放射線検出手段としては、知られているとおり、ガンマ検出器があるが、さらに一般的には、電離あるいは非電離放射線を検出できる任意の装置(例えば、シンチレーション検出器、固体検出器、光ダイオード等)がある。このような検出手段により、所定の受け入れ幾何体積からの入射放射線束に関係する信号がもたらされる。つまり、この装置は、おそらくはコリメーションにより規定される視野を一般的にもつ。
【0015】
そのような放射線束画像システムで用いる際に適した位置検知手段が知られており、これにより、放射線検出手段の位置および向きを求めることができるようになる。このような手段により、プローブ上の基準点三次元座標が、少なくとも2つの直交軸に対する角度情報とともに得られ、これにより放射線検出手段の応答体積を求めることができる。
【0016】
このような検知手段、すなわち三次元ロカライザには、当該技術で知られた機械的、電磁気学的、光学的、音響学的システム、あるいはその他のシステムがある。適切な位置検知手段の選択に当業者を導くには、位置情報の利用可能な精度とロカライザのデータ生成速度とに注意を向けなければならない。ロカライザが十分な空間および角度解像度を確実にもつようにさらに注意すること。典型的には、必要なデータの精度は適用例に応じるが、必要な最終画像解像度の精度の約2倍にしなければならない。例えば、5mm画像の空間解像度に対しては、2.5mm以上の精度のローカリゼーションが好ましい。
【0017】
また、装置からのデータ生成速度は、プローブが表面上で移動される速度に依存する。これはさらに、放射線の強さや放射線検出手段の特徴に依存する。例えば、約1秒の一定速度の放射線検出器では少なくとも1秒毎に幾何学的位置データが、理想的にはこの2倍のデータが必要である。
【0018】
接触検知手段はこのシステムにおいて、画像化面と放射線検出手段との接触を検出するために用いられる。このような接触検知手段は当然のことながら自明のものである。適した手段としては、スイッチあるいは電気接点といった圧力検知手段があるが、電気接点間の抵抗を検出するもの、あるいは光電検出器応答といったものを備えるようにしてもよい。このような光電検出器はまた、位置検知手段の精度を向上させるためのコンピュータ『マウス』入力装置の光学センサで一般的に見られるような技術を用いる位置検知手段に対して、あるいは位置検知手段から計算されたプローブ位置の変化を確認する手段として有利に貢献を行う。
【0019】
画像化面の表面形状を求めるための位置および向きデータ、接触データ、局所放射線束データ、さらには放射線束の対応するフィールドを処理するための処理手段は、適当なコンピュータソフトウェアにより有利に提供される。この手段を提供する広範な実施例は、以下に示す一般的な説明や指針があれば、さらに発明的な考えを行うことなく開発できることは明確である。プローブ位置からのデータや放射線束の局所速度を組み合わせて、プローブで検出される局所的放射線束の空間分布を具現化するデータ組を形成する。画像化面の表面形状に対応する画像を求めるため、例えば、プローブ上にある接触検出手段を起動させるよう画像化面にプローブ(すなわち、放射線検出手段)を押し付けることでデータ収集の開始を示す信号が生成される。当然ながら、例えばボタン押圧、コンピュータ命令、あるいはユーザからの音声命令といった他の方法でもこのような信号は生成される。
【0020】
処理手段は、幾何学的あるいは放射線束データを収集済データと組み合わせる、あるいは新たな走査を開始するための装備を任意にもつことができる。データが既存の画像に『加えられる』場合、当該技術で知られた信号処理およびフィルタリング手段を優位に用いて、新たなデータを、対応位置で収集済データと組み合わせる。また、走査面の固定基準点を特定するため、またオペレータが次に接触検知手段を各基準点に対して起動することによりこれらの基準点を確認するため、特にデータを既存の走査に追加する場合にはこれが好ましい。このような基準点が、解剖学的特性を備える、あるいは走査前に表面にマークすることが有利である。これにより既存の現行走査データ位置の幾何学的配置が確立される。外科的処置中に人が走査されるといった剛直でない物体に対しては、固定を行う(あるいは、麻酔のかけられた患者に対しては、患者が動かないようスタッフによるケアを行う)ことも勧められる。
【0021】
処理手段は放射線束の強さを計算し、現行走査を以前の走査と組み合わせる場合、処理手段は、角度位置における視野が一致していること、例えば、ある表面三次元位置において検出器が前走査と現行走査との間で(所定の許容レベルに対して)重なっていることを確認するのが好ましい。重なっていない状況は、2つの走査間でプローブの角度向きが異なっていることから起こりうる。視野の重なりの必要レベルは、最終画像で必要とされる空間解像度に依存する。例えば、プローブ先端から30mmの位置にある放射能点線源に対して5mmの空間解像度の必要なプローブ走査に対して、視野間の角度許容値は9.5である。したがって、処理手段は、ある幾何学的位置繰り返し許容値外のデータを特定して拒絶し、走査角度が受け入れできないということをオペレータに対して知らせることができる。例えば、本発明の1つの実施例として、表面走査中、処理手段に対する単純プロトコルは、オペレータに対して走査面と直交するプローブを用いて走査するよう要求し、繰り返し走査プローブ角度が一致しない場合、システムがオペレータに対して、表面に垂直に再走査するよう求める。
【0022】
比較的低カウントの率の状況に対して画像情報を蓄積し、放射線源のあるエリアについてオペレータが完全にカバーできるようにするため、走査の追加あるいはその平均化の処理を行うことは非常に好ましい。このように、このシステムは、さらにデータを追加することで特定エリアを明確にして、これにより良好な統計的精度を得るため、オペレータに対して、走査データを追加させることができる。
【0023】
走査面の座標を具現化するデータ組を形成するため、この処理手段は、処理手段配置検知手段と接触検知手段とからデータを収集する。プローブが走査面(例えば、患者の肌)上で動くと、処理手段は、例えば外周部を形成するために点をつなげることで、この処理手段がマッピングされたエリア境界を決める。この外周部内において、処理手段は十分なデータ密度を確認する(これは走査面の表面位相の特徴に依存する)。不十分なデータサンプル密度の表面エリアがこのようにして特定される。
【0024】
新たに走査された点や、データ組内にすでにある点の間にレジスタを維持するため、走査面上の位置に対応する多数のデータ点を処理手段が特定することは有利である。これらのデータ点は、オペレータが使用前に表面にマークすることで、あるいはその他の場合、表面上に固有にある解剖学的特性を利用することで、有利に提供される。その他の場合、このプローブが表面をマークするための手段を備える。最も単純なレベルにおいて、これは、プローブ本体内で拡張・収縮するマーク用ペンを単に備えるということでもよい。さらに複雑な実施例において、そのようなマーク用ペンが、インクジェットプリンタで見られるような自動化プリント装置を備える、そのような装置は、その後、走査面上でデータ点を自動的にマークするとともに、システムで収集される放射線束データの表示オプションを提供する。
【0025】
処理手段の少なくとも一部で任意に駆動される表示手段は、走査面の表面形状を含むデータ組を取り込み、場合によっては、また好ましくは、表面が走査される際にリアルタイムにコンピュータ画面上で、例えば、金網状あるいは他のタイプの擬似三次元表示としてこれを表示する。好ましくは、プローブの位置および向きを示す指示についても表示手段上に表示される。
【0026】
また、任意のプローブ位置および向きにおける局地放射線束についても、その放射線束に対応する表示手段上のある点で、例えば強さ、もしくは色として表示されることが好ましい。画像の表示モード、特に二次元画面上のコンピュータ表示画像の座標と『実世界』の座標とは必ずしも線形に関係付けられる必要はなく、例えば、表示画像が、体表面から放出され、この表面に対してほぼ垂直なプローブで検出される放射線束といった、表面から垂直に通過する放射線束の擬似三次元表示を示す。
【0027】
このシステムはまた、対象物表面からの距離のカウント率における変化量に基づき、放射線源深さを推定するために用いられる。放射能中央部の表面のカウント率が記録され、プローブが同一方向を指しながら表面から一定の距離に移動される。プローブを走査面から一定の距離(典型的には、10から20mm)になるよう傾けて設定されるスペーシング装置の利用によってこれが達成される。その他の場合、例えば、処理手段の制御下で走査面から検出器を自動的に傾けるような方式でこのプローブを構成してもよい。
【0028】
記録されるカウント率の変化量は表面下の線源深さに依存し、ある同位体の校正によりカウントの変化量から線源深さの推定値が得られる。三次元プローブ読み出しにより、プローブ位置情報なしでこれを実施する際の大きな問題点を克服し、プローブの視界の正確な位置および方向が得られるようになる。ユーザに対して正確なプローブ配列を維持させることができ、システムは、通常の測定されない距離よりも2つのプローブ位置間の距離で得られる正確な距離の変化量を取り込むことができる。この方法では、(線源放射能に比べて)低バックグランド内で、別個の小線源(『小』とは、理想的にはプローブの空間分解能の最大幅の半分以下の線源サイズをもつプローブの空間分解能に対して決まる)を必要とする。修正を可能にするため、バックグランドカウント率測定も行われる。
【0029】
別個の放射能線源の深さを求めるための手順の一部として、スペーシング装置により走査面から10から20mmの固定距離だけプローブが移動される際、ユーザがプローブに対してさまざまな圧力をかけると、プローブの距離の変化量はスペーサで作られる実際の空間に対応しなくなる。このような距離における誤りにより、放射線源深さの推定において対応する誤りが起こりうるが、その理由は、報告された距離が歪のない皮膚表面からの距離であると仮定されるためである。例えば、ここで記述される方式でプローブを用いて皮膚表面下Dmmにある節の深さを報告する場合、これは歪のない皮膚表面下になる。放射線源を見出す探索を後に行う外科医は、歪のない皮膚に対して手術計画を立てる。プローブ測定中にプローブの実際の三次元位置を観測して記録する機能により、放射線源に近すぎる、あるいはそこから遠すぎる(表面に強く押し付けられすぎている、もしくは表面に接していない)場合に、また定位された放射線源上に直接、あるいはそれを指しているということを監視できるプローブが直接プローブ先端から起こる誤りを修正できる。プローブの位置もしくは角度が特定の許容値外にある場合、データ収集を停止し、ユーザに対して警告することができる。以前行った皮膚表面走査を参照する、さらに場合によってはユーザに対して圧力をかけることなくさらにプローブを皮膚に設置し、その後にデータ収集システムに対して、これが深さ修正計算で用いられる皮膚表面の基準位置であることを知らせて歪のない皮膚の位置を特定することができることに注意すること。プローブに圧力をかけることによる誤りがあることを示しながら走査の1つを取り込む(プローブをスペーサにより表面からの固定距離だけ動かす)最初の走査とその後の走査との間で不整合があるということが処理手段により特定され、外科医(あるいはオペレータ)に警告がなされ、適当な走査を再び行うよう指示できる。
【0030】
この手段により提供される追加の精度をその後に用いて、遠隔切除手段や組織サンプル収集ツールにより最小限の侵入的生体検査を指示するが、これらの利用は、目標組織の正確な三次元定位がある場合だけ可能である。この場合、正しい組織サンプルを取り除くため、わずか数mmの誤りが重要なものになる。
【0031】
外科的探索において、外科医は、組織下に隠れている放射線源における相対放射能を推定する必要がある。例えば、癌ステージに対する標識節外科的処置において、手順では、最も放射能の高い線源(最もホットなリンパ節)のあるパーセント(比率)、例えば10%を超える放射能を含む全放射性組織を除去する必要がある。外科医は最もホットな節を切除し、その後、他の放射能源を探索する。ガンマプローブが組織内の他の線源であるカウント率を登録すると、このカウント率は、プローブと線源間の距離がわからない場合、最もホットな線源に対する新たな線源の放射能を推定するために用いることはできない。この距離が必要でなくなる唯一の状況は、新たなカウント率が所定しきい値以上である場合であるが、その理由は、距離効果により検出カウント率が常に減少するためである。したがって、上述の深さ推定方法の適用により、深さに対する単純な修正が適用できるようになるため、切除された最もホットな線源に対する新たな線源における相対放射能が推定できる。これは大きな利点であるが、その理由は、放射能がしきい値未満である場合にさらなる切開を避けることができる、あるいは放射能が放射能しきい値を超えている場合にさらに外科的探索を行うことで線源を切除できるためである。この情報に基づいく手術手順の適用を可能にするため、組織内の深さにある線源の相対放射能を外科医が特定できる手段をこのシステムは提供する。
【0032】
スペーシング装置を設けて全面を再走査することで、スペーシング装置がない場合としてすでに記述したタイプの画像を本システムは生成する。このシステムはまた、ある(x,y,z)位置にあるプローブの角配置間の適切な許容値を(すなわち、両者が、皮膚表面に垂直なある許容値内にあるよう)確認する。このシステムはその後、任意の線源の深さを推定するため、2つの収集された画像間のカウント率を比較する。このように、オペレータによりプローブを通して皮膚に対してさまざまな圧力をかけることで生じる誤りが減少する。
【0033】
さらに、このシステムは以下のような特性を組み込むことができる:
1.標準的手段による画像処理および解析、あるいはマウスもしくは他の適切な代替手段 により画像上の関係領域をユーザが特定することのいずれかを自動で行い、バックグラ ンドよりも大きな放射能をもつ任意の焦点領域を特定するためのアルゴリズム。
2.線源の存在によりカウント率に変化があるようなエリアだけを示す画像を残すため、 線源を含むエリアを囲む任意のバックグランドの減算を行うこと。
3.ルックアップ校正テーブルもしくは標準的公式を参照して、2つの画像(表面走査お よびスペーサを設けて取った走査)におけるカウント率を比較する前述の手段により、 線源を含む各特定エリアの深さ推定を行うこと。
4.線源深さは、外科的定位を助けるため終了点として表示される、あるいは得られる最 終画像を改良するために用いることができる。
5.推定深さにある線源で画像の一部が特定され、標準的画像逆応答を適用することで不 完全な画像システム点広がり関数(PSF)の効果を除去できる。深さ関数としてプロ ーブ空間解像度を参照することでPSFを見出すことができるが、この深さは上述の方 法で得られる。
6.線源を含む各特定エリアはさまざまな深さが可能であり、この逆応答手順は各線源位 置において実施しなければならず、結果的に得られるシャープになった画像要素を再組 み合わせして、必要に応じてさらにシャープな全画像を与える(つまり、画像を分解し て小さな副画像にして、逆応答によりシャープにして、その後、元に戻される)。
【0034】
ここで記述したようなタイプの画像システムは、機器の他のアイテム、特に磁場発生源を含むものからの干渉に対して脆弱である。これは、三次元位置ロカライザを用いる画像システムにとっての問題であるが、位置定位の電磁気学的方法を用いるロカライザにとっても特に問題になる。ここで記述されるタイプのシステムは、局所的磁場を生成する、あるいは磁石を含むようなさまざまな機器のアイテムのある手術室内で用いられることが多い。前述の光電検出器の利用は、プローブの絶対位置を確認するというより、位置の局所的変化を確認できるのみである。こういった理由から、ここで説明するシステムは、身体上に堅固においた2つの位置センサを組み込む、もしくはプローブを取り扱うものになる。必要な場合、プローブの先端位置が2つのセンサに対して計算できるようこのシステムは校正される。これにより、本システムは2つのセンサの相対位置を継続的に監視でき、利用可能な他の三次元情報(例えば、プローブ位置および向きを記述するため、すでに用いた3つの直交空間座標と3つの回転角)についてもさらに監視する。このように、(プローブ近くに磁化された物体をもってくることで生じる)局所的磁場の変化により、お互いに対するセンサの監視相対位置における変動および/または他の三次元情報が用いられている場合、その情報に関して変動が生じる。検出された位置におけるそのような変動により、警報が起動する、および/またはデータ収集が自動的に停止するようにしてもよい。このようにして、このシステムは、プローブに対する磁気効果に関係する誤りを検出する。磁場の影響が各センサにおいて同一である場合、この効果は検出されるものの、磁場効果が空間的に大きく変動するという特性があることから、非常に検出されにくい。
【0035】
図2は、ここで説明した本発明の動作の概略を示すフロー図である。
【実施例】
【0036】
技術のある当業者に対する支援をさらに行うため、ここで記述された本発明の実施例の操作を記述する以下の指針を提示する。
【0037】
明確化という理由により、この指針は、ガンマカウンタを用いて患者の肌を走査する適用例に関してのみ提示される。同様の方法は任意の皮膚表面に対して行うことができ、例えば、腹部外科処置中において複腔内空洞は幾何学的なマッピングと画像化の対象面になりうる。明らかに、本発明の適用範囲内で望みの目的を達成する他の方法もあるが、それらの詳細については以下に示すものと異なる場合もある。
【0038】
記述されるシステムは、オペレータによる制御や、データ計算および保存のためのコンピュータと、術中使用するガンマプローブに付属される三次元位置検知装置とで構成される。三次元情報には、プローブ位置と向きを完全に記述するための3つの直交空間座標と3つの回転角とが含まれる。センサはガンマプローブに設けられ、設置位置の座標を送り返す。プローブ先端位置はその後、プローブの寸法とセンサ位置とから計算される。
【0039】
全ての手順は、患者の幾何学的体表面のマッピングを行い、その後、皮膚表面の放射線束に対応する画像を構築するため、術中プローブでフリーハンド走査を行う。幾何学的基準点を用いて処置中の患者の動きを確認する。
【0040】
(1)患者皮膚の幾何学的基準点の設定と利用
a.例えば、スタートボタンをクリックすることにより、コンピュータ上で基準点収集モ ードを入力する。
b.基準点は処置中における患者の全ての動きを検出するよう設けられる。
c.ユーザは、例えばA,B,Cとして識別された3つのインクマークといった、患者の 皮膚表面に所定数の表面点を指定する。
d.プローブ先端は識別されたマーク(例えば、B)上に置かれ、例えばコンピュータ上 のボタンをクリックすることで特定のマーク上にあることを識別するため、信号をコン ピュータに送る。この点が識別されると、プローブ先端の三次元位置が計算され、基準 マーク位置として保存される。
e.各点が次に識別される。その後の画像化中の任意の時点に、ユーザが基準点を確認す るオプションを選択してもよい。この確認手順が入力される場合、ユーザはプローブ先 端を皮膚の基準マーク上に置き、例えばコンピュータ上のボタンをクリックすることで 信号がコンピュータに送信される。コンピュータはその後、プローブ先端の三次元位置 を計算し、この位置をあらかじめ記録されたプローブ先端位置と比較する。ユーザは、 基準位置と現行位置との差を知らされ、所定の許容値を越える差があれば、患者の大き な動きがあったということを識別するためにこの差のデータが用いられる。通常の生理 学的な動き(例えば、呼吸)、体表面の柔軟性、プローブの空間解像度は、比較対象と して指定される基準点や現行場所に対する許容値を設定する際に考慮される。画像収集 が継続できる前に新たな基準位置が識別されなければならなくなるようシステムが設定 される。この時点までに収集された画像化データは破棄されるか、患者の動きによる誤 りの可能性があるものとしてラベル付して保存される。
【0041】
(2)患者の体表面の物理的位置のマッピング
a.例えば、スタートボタンをクリックすることにより、コンピュータ上で幾何学的体表 面マップ収集モードを入力する。
b.オペレータはプローブを皮膚表面に押し付け、コンピュータに対して三次元位置情報 収集を開始するよう信号を送る。圧感プローブ先端表面を用いて、プローブが皮膚表面 と接触する際に三次元データが収集され、同時に圧力が識別される。
c.放射能マッピングされるエリアをカバーしながら、プローブが皮膚表面上で動かされ る。
d.体表面の三次元データ点を用いて、体表面が走査される際にリアルタイムにコンピュ ータ画面上で、金網状あるいは他のタイプの擬似三次元表示としてこれを表示する。
e.コンピュータは、点をつなげることでマッピングされたエリアの境界を求めるため周 囲部を形成する。この周囲部内において、システムは十分なデータ密度を確認する(例 えば、体表面データは少なくとも10mmの空間が必要であるが、これは体表面の向き の変化率により、マッピングされる特定の身体部位上に依存する)。不十分なデータサ ンプル密度しかない体表面エリアについては、例えば、サンプル数が少ない場合にコン トラストをつけた色で補間された体表面を示すことで、擬似三次元表示面上で強調させ てもよい。プローブ先端位置は、オペレータに対して現在どこをサンプリングしている かをガイドするものとして、表示された擬似三次元体表面表示上にリアルタイムで示す ことができる。
f.体表面マッピングは、所定のデータサンプル密度が達成されるまでは、コンピュータ によって受け入れられない。
g.オペレータは、マッピングが終了するまでプローブを皮膚表面に接触させ続けなけれ ばならないが、このマッピング終了については、オペレータがボタンをクリックするこ とでコンピュータに信号を送る。圧感接触装置をプローブ先端に用いる場合、データが 収集されていない場合にこの装置が信号を送り、オペレータがマッピング段階を終了さ せることもできる。
h.マッピングの終了時点に体表面マーカ点を再識別することで精度を高めることができ るが、これにより位置決めの再現性の指標を得ることができる。システムがオペレータ に対して処理前にこれを行うよう要求するよう設定してもよい。
i.体表面座標はコンピュータで保存されるが、これらのフリーハンドでサンプルされた 点を規則的な格子上の点で補間するのが有利である。これは、処理における画像化段階 中の体表面位置を見つける作業の助けとなる。
【0042】
(3)画像形成
a.ユーザはコンピュータシステムに対して、例えば、コンピュータ上のボタンをクリッ クすることで画像形成モードが入力されているという信号を送る。
b.ユーザは、体表面位置に対してあらかじめ走査されたエリア内の患者皮膚に対してプ ローブを接触させる。走査された皮膚表面に対するプローブ先端のコンピュータ画面上 でのリアルタイム表示は、画像形成のために走査される体表面エリアに対してオペレー タを導く上で有用である。
c.あらかじめ走査された皮膚表面の所定距離内にプローブ先端がない場合に警告信号を 発することも有用である。生理学的因子(例えば、呼吸)により予測される皮膚の動き 、皮膚の柔軟性や皮膚に対するプローブの圧力に影響するオペレータの手操作制御によ る同様の変化量、ガンマプローブの空間解像度(この位置許容度は現行システムに対し ては+/−5mmのオーダーである)等を考慮してこの所定距離が設定される。プロー ブが圧感装置を備える場合、ある情報を供給する上では有用であるが、上で述べた解像 度や精度に対して考慮すれば皮膚表面に接しないプローブを用いて有益なデータを収集 することも可能である。
d.あらかじめマッピングされた皮膚表面に対するプローブの角形成についても計算され 、プローブが皮膚表面に対して垂直方向から所定許容度よりも離れると警告信号がコン ピュータにより与えられる。この許容値はプローブの空間解像度、目標放射能の推定平 均距離、放射能の最終マップの望みの最終空間解像度に基づいて設定される。
e.画像形成中、プローブの現行位置は、オペレータに対するガイドとして擬似三次元体 表面マップ上に表示される。
f.プローブが(幾何学的にマッピングされたエリア内の皮膚表面上の)接触位置にあり 、皮膚表面に垂直(あるいは真の垂直から所定角範囲内)である場合、プローブからの カウント率情報がコンピュータにより獲得され、プローブ先端の三次元空間座標やプロ ーブ角形成情報等とともにコンピュータ内に保存される。ある時点における、またその 時点を中心としたある継続時間内におけるプローブ位置や角形成、カウント率、あるい はカウント数の記録を残すよう、時間についての記録も行われる。例えば、走査開始後 の時間Tにおいて、カウント数Cが時間Tから(T+dT)内において記録される。d Tは、プローブのこの時間間隔内での動きがシステムの空間解像度(例えば0.5秒) と比較して小さくなるよう設定される、あるいはdTは、リアルタイムでプローブの動 きを監視することで設定される可変ウィンドウである。例えば、カウント率は、プロー ブ先端の動きをシステムが検出するまで、所定量を超える量だけ蓄積される。最終画像 の空間解像度に対する要求事項によれば、これは数mmのオーダー程度である。
g.蓄積されたカウント率や位置情報はその後、皮膚の擬似三次元体表面マップ上に表示 される。色もしくは強さ変動のルックアップテーブルを用いて、特定位置における単位 時間での平均カウント率を表示する。カウント率画像の統計的精度は、ある空間位置に おけるカウント率を再計測することで改善でき、操作モードはユーザが体表面に対して 粗スケーリングを行い、比較的早く走査を行ってから、放射能線源が現れるエリア上で プローブを継続して動かすようにするというものである。点が再測定されると、新たな カウント情報が、その位置で記録され、全測定時間中に平均されたあらかじめ求めた全 カウントと結合され、ある空間位置における平均カウント率に対する新たな、また統計 的に変動の少ない推定値が得られるようになる。
h.ある空間位置において収集されるデータは、プローブの既知の空間応答特徴に従って 所定エリアについての画像に追加される。これには線源深さが仮定されることが必要で あるが、その理由は、プローブの空間応答特徴が線源深さに応じて変化するためである 。これは全ての適用例で可能というわけではないが、リンパ節の位置決めに対して線源 深さを30mm(あるいは同様の深さ)に取ることが合理的である。さらに、複数の仮 定深さに対応する複数画像を生成することも有用である。
i.プローブの既知の点拡散特性の角形成を適用することで、線源分布のさらに正確な推 定を行うことが可能である。これには線源深さが仮定されることが必要であるが、その 理由は、プローブの空間応答特徴が線源深さに応じて変化するためである。この角形成 がうまくいくかどうかは、統計的に変動の少ないデータを得ることと、線源深さの仮定 がどれほど正確であるかということに依存する。多数の分散放射能線源があるような状 況(例えば、10mmの寸法未満)については、深さを推定し(深さ推定方法参照)、 この情報を用いて点分散機能の良好な角形成を行うことも可能である。これは画像処理 における線源深さ推定の直接的な利点である。
j.どのエリアが統計的に大きな不確定さがあるかを示すための指針はユーザにとって有 益であるが、さらなるカウント率計測を行うことも有益である。これは、可変強さ、あ るいは可変色スケール上で表示される表面カウントにおける誤り率を用いて皮膚表面の 画像を擬似三次元表示することでも達成できる。収集カウント率情報のないエリアにつ いても、ユーザに対するガイドとして強調する方式で表示できる。
k.画像データの収集は、例えばコンピュータ上のボタンをクリックすることでユーザに より任意の時点で終了できる、
l.ユーザに対して、処置の開始時点と終了時点の間で、特定の許容外の患者の動きがあ ったかどうかを確認するものとして、幾何学的基準マークを特定することは、確認とし て有用である。
【0043】
(4)放射線源の深さ推定
上述のとおり、この手順は、ガンマプローブの空間解像度よりも典型的にかなり小さい(例えば、10mm以下の寸法)大きさをもつ個別線源に対して記述される。さらに大きな線源を扱うための改造として考えられるものについても示唆される。
a.対象物内の線源位置は、(他の部分で説明した)非画像化ガンマプローブから画像を 生成することで、あるいはプローブを用いて従来方式の非画像化モードで最大カウント 率に対応する位置を検出するよう走査することで推定される。この深さ推定手順では、 プローブ位置決めで用いられる三次元追跡装置が必要であるが、深さ推定は同一のプロ ーブ画像システムの拡張とみなされる、あるいは単純に深さ推定のための装置である。
b.プローブは線源の特定位置(つまり、最大カウント率の位置)上に置かれる。ユーザ は、プローブ画像システムにより生成される画像でガイドされる。ユーザは、体表面に 対して垂直であると推定される状態でプローブを動かす。ユーザはその後、体表面測定 が行われるという信号をコンピュータに送る。プローブの三次元座標と角形成はコンピ ュータによって読み込まれ、対象物の幾何学的体表面マップが生成され、プローブが体 表面に対して垂直方向から所定範囲内にあること、またプローブ先端が体表面上にある ことを確認するため、この幾何学的データに対する確認を行うが、プローブ位置が所定 限度内にないとみなされる場合にユーザは警告を受ける。
c.ユーザは、体表面カウントが開始できるという信号を送り、ガンマプローブからのカ ウントが所定時間にわたって記録される、あるいは所定数のカウントが記録され、その 継続時間が記録される。システムはまた、三次元位置や向きのログを取り、全継続時間 中の短い継続時間(例えば、0.5秒)におけるカウントを行い、このデータを保存す る。
d.その後、プローブは、体表面に対して垂直方向に沿って、約1センチだけ体表面から 取り外される(傾けられる)。これは、プローブ先端が体表面に近づくことができるよ う、『ゼロ位置』をもつプローブの終端上に単純なキャップはめ合いをもつことで達成 されるが、これはプローブ先端を、体表面と接触したままのキャップ終端から1cm離 すよう動かす位置になる(図1(a)および(b)参照)。図1(a)は、プローブ1 1と、走査面から固定距離でプローブを傾ける上で適したスペーサ12とを示すが、こ こでプローブ11はスペーサ12により体表面から傾けて離されている。図1(b)は 、体表面と接触しながらスペーサ12内に保持される位置にあるプローブ11を示す。
e.(上述のように)プローブ先端の位置決めを行う他の手段を用いてもよい。
f.三次元位置決めシステムはプローブの位置と角形成とを読み込み、コンピュータは、 これらのデータが所定限度内にあることを確認する。
g.ユーザは、『1cm』読み込みが開始できるという信号を送り、システムは、ガンマ プローブからのカウントを所定時間にわたって記録する、あるいは所定数のカウントが 記録され、カウントの継続時間が示される。システムはまた、三次元位置や向きのログ を取り、全継続時間中の短い継続時間(例えば、0.5秒)におけるカウントを行い、 このデータを保存する。
h.カウント中、コンピュータが継続的に上述のプローブ位置と向きとを監視し、プロー ブ位置の所定範囲(例えば、表面上の特定線源位置で、体表面に対して垂直となる範囲 )内で収集されたカウントだけが受け入れられ、体表面(Csカウント/秒)もしくは 1cmの距離(Cdカウント/秒)での平均カウント率を求める。
i.あるプローブと位置決め装置に対するカウント率の予測変化量は校正によってわかる (水中にある別の線源深さで用いられる放射性同位体、あるいは、例えば、軟組織のよ うな線源のある材料に対する減衰や散乱が等価の他媒体を用いて上記手順を繰り返す) 。
j.線源深さをカウント率の変化に関係付ける校正曲線から、線源深さが推定される。
k.材料内にかなり大きさの比較的均一なバックグランド放射能があるような場合、改善 が可能である。体表面上で、同様のバックグランドをもつエリア上のある距離において 、線源からの影響のない位置においてカウント手順を繰り返す。深さを推定するため、 校正率が計算される、あるいは参照される前に、これらのカウント率が線源表面や距離 カウント率から減算される。
【0044】
(5)線源深さ情報の利用
a.この深さ推定値により、外科医がリンパ節の定位、あるいは内部に置かれたマーカ放 射能線源をもつ腫瘍の外科的切除を計画することができる。
b.深さ情報もまた、走査プローブで生成される画像の向上の助けとなるが、その理由 は、深さ情報により、その深さにおける線源に対するガンマプローブ点の拡散応答関数 の良好な推定ができるようになり、これは、画像内の空間解像度を改善するため、この ような不完全な応答の逆応答で用いることができるためである。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】(a)は、プローブと、走査面からの一定距離でこのプローブを傾斜させる際に適したスペーサとを示し、(b)は、表面と接触しながらスペーサ内に保持される位置にあるプローブを示す。
【図2】ここで説明した本発明の動作概略を示すフロー図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射線束画像システムであって、このシステムが:
非画像化放射線検出手段と;
前記放射線検出手段の位置および向きを検出するための位置検知手段と;
画像化面の表面形状と放射線束の対応フィールドとを求めるため、前記位置検知手段からの位置および向きデータと、前記接触検知手段との接触の有無と、前記放射線検出手段からの局所放射線束とを処理するための処理手段と;
前記形状および放射線束をユーザに対して表示するための表示手段と
を備えるシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のシステムであって、前記放射線検出手段と画像化面との接触を検出するための接触検知手段をさらに備えるシステム。
【請求項3】
前記の任意請求項に記載のシステムであって、前記処理手段が、不適切なデータ収集に対応する位置を特定する手段と、使用時にこれらの位置をユーザに伝えるための手段とをさらに含むことを特徴とするシステム。
【請求項4】
前記の任意請求項に記載のシステムであって、画像化面に対して前記放射線検出手段を傾ける手段と、傾けられた位置と傾けられない位置とにおける局所放射線を比較することで前記画像化面下の放射線源深さを計算する処理手段とをさらに備えるシステム。
【請求項5】
前記の任意請求項に記載のシステムであって、画像化面にマークする手段をさらに備えるシステム。
【請求項6】
任意添付図の任意の適切な組み合わせを参照しながら、さらにそれで図示され、実質的にここで説明される放射線束画像システム。
【請求項7】
前記の任意請求項に記載のシステムであって、位置検知手段が、お互いに固定される複数の位置検知手段を備え、処理手段が、前記複数位置検知手段の測定相対位置を比較するための手段をさらに備え、これにより位置測定の誤りを特定することを特徴とするシステム。
【請求項8】
前記の任意システムであって、処理手段が、所定レベルを超える放射能の放射線源を特定し、表示手段上にこれらの、もしくはこの放射線源の位置を表示することを特徴とするシステム。
【請求項9】
請求項8に記載のシステムであって、所定レベルが、処理手段によって決まり、最高放射能レベルの放射線源からの放射能レベルに比例することを特徴とするシステム。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2007−501378(P2007−501378A)
【公表日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−521668(P2006−521668)
【出願日】平成16年7月30日(2004.7.30)
【国際出願番号】PCT/GB2004/003295
【国際公開番号】WO2005/012945
【国際公開日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【出願人】(506025327)
【氏名又は名称原語表記】STGEORGE’S HEALTHCARE NHS TRUST
【Fターム(参考)】