説明

画像処理方法、及びコンピュータプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体

【課題】簡素な構成の付加のみで容易に実現可能で、かつ圧縮率の低下を比較的小さくすることを可能とする画像処理方法等を提供すること。
【解決手段】この画像処理方法は、スクランブル処理対象の電子画像データを入力し、この入力した電子画像データをn(nは整数)色に色分解してm(mは整数)個の色分解データを作成し、上記m個の色分解データそれぞれに対するパレット識別番号を付与したパレットデータを作成し、所定条件に基づいてパレット入替データを生成し、この生成されたパレット入替データに基いて上記パレット識別番号を入替え、上記パレット識別番号を入れ替えたm個の色分解データを合成した後に符号化して1つのスクランブル処理された画像データとして出力するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理方法、及びコンピュータプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルスチルカメラ等の普及により、デジタル化された画像及び映像を扱う個人ユーザが増加している。それに伴い、これら画像及び映像はインターネットやイントラネット上で開示される機会も増えている。これら特定画像データを希望者に有償配布する場合や、不特定ユーザにアクセス権が与えられたネットワーク上のサイトを利用して特定ユーザのみを対象とした特定画像データを配信する場合等において、通常はパスワードを設定したり、対象画像に対してスクランブル処理やモザイク処理を行うことがなされている。スクランブル画像の配信を行う為には、送出元ではスクランブル処理を実行するための手段が必要であり、受信先ではそれぞれにスクランブル解除(デスクランブル処理)を実行するための手段が必要となる。このような画像スクランブル方法としては、ランダム配列を利用した走査線内信号切替方式や走査線移動方式と呼ばれる走査線内及び走査線間で順序を入れ替える方式が存在する。また、特許文献1では、圧縮率を下げないようにして1フレーム内の2枚のフィールド画像から新しい2枚のフィールド画像を作成し、スクランブル画像を作成する方式が開示されている。
【特許文献1】特開平5−103326号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記パスワード設定方式を採用すると、ハードウェア的負担は発生しないものの、パスワード管理用サーバを設けて、そのサーバ上で希望者全員のアクセス権を一括管理する必要がある。一方、スクランブル配信方式を採用するとアクセス権管理の手間は省けるが、ソフトウェア/ハードウェア的な負担が発生する。
【0004】
また、送出元におけるスクランブル処理は、圧縮処理とは独立して行われており、このために以下のような不具合が生じる。即ち、圧縮処理を行ってからスクランブル処理を行った場合には、デスクランブル時に誤り無く伝送する必要がある。
【0005】
一方、スクランブル処理後に圧縮処理を施す場合には、隣接画素間の相関度低下により圧縮率が低下することが知られている。
【0006】
本発明の目的とするところは、簡素な構成の付加のみで容易に実現可能で、かつ圧縮率の低下を比較的小さくするスクランブル画像処理を可能ならしめることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様では、スクランブル処理対象の電子画像データが入力され、この入力された電子画像データをn(nは整数)色に色分解してm(mは整数)個の色分解データを作成し、上記m個の色分解データそれぞれに対するパレット識別番号を付与したパレットデータを作成し、所定条件に基づいてパレット入替データを生成し、この生成されたパレット入替データに基いて上記パレット識別番号を入替え、上記パレット識別番号を入れ替えたm個の色分解データそれぞれに対して所定の符号化を行い、それらを合成して1つのスクランブル処理された画像データとして出力する、ことを特徴とする画像処理方法が提供される。
【0008】
本発明の第2の態様では、上記第1の態様において、上記パレット入替データは、共通鍵、公開鍵、又はユーザ入力による任意の数字のいずれかを初期値とする擬似乱数発生処理に基いて生成することを特徴とする画像処理方法が提供される。
【0009】
本発明の第3の態様では、上記第1の態様において、上記パレット入替データは、上記読込まれた画像データの特徴を抽出し、当該特徴に基いて生成することを特徴とする画像処理方法が提供される。
【0010】
本発明の第4の態様では、上記第1の態様において、上記nの値は所定値であることを特徴とする画像処理方法が提供される。
【0011】
本発明の第5の態様では、上記第1の態様において、上記入力された電子画像データの総色数に応じて上記nの値を適応的に変更することを特徴とする画像処理方法が提供される。
【0012】
本発明の第6の態様では、スクランブル処理対象の電子画像データが入力され、この入力された電子画像データをn(nは整数)色に色分解してm(mは整数)個の色分解データを作成し、上記m個の色分解データそれぞれに対するパレット識別番号を付与したパレットデータを作成し、所定条件に基づいてパレット入替データを生成し、上記パレット識別番号を入れ替えたm個の色分解データそれぞれに対して所定の符号化を行い、それらを合成して1つのスクランブル処理された画像データとして出力する、ことをコンピュータ上で実行するためのコンピュータプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体が提供される。
【0013】
本発明の第7の態様では、上記第6の態様において、上記パレット入替えデータは、共通鍵、公開鍵、又はユーザ入力による任意の数字のいずれかを初期値とする擬似乱数発生処理に基いて生成することを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体が提供される。
【0014】
本発明の第8の態様では、上記第6の態様において、上記パレット入替えデータは、上記読込まれた画像データの特徴を抽出し、該特徴に基いて生成することを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体が提供される。
【0015】
本発明の第9の態様では、上記第6の態様において、上記nの値は所定値であることを特徴とする請求項6記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体が提供される。
【0016】
本発明の第10の態様では、上記第6の態様において、上記入力された画像データの総色数に応じて上記nの値を適応的に変更することを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体が提供される。
【0017】
本発明の第11の態様では、スクランブル処理された電子画像データが入力され、この入力された電子画像データを復号化し、復号化された電子画像データからm個の色分解データを生成し、所定の手順によって生成されたパレット入替データを入力し、このパレット入替データに基いて、上記m個の色分解データそれぞれに対するパレットデータを相互に入替え、このパレットデータの入替え後の色分解データを合成して1つの電子画像データとして出力する、ことを特徴とする画像処理方法が提供される。
【0018】
本発明の第12の態様では、スクランブル処理された電子画像データが入力され、この入力された電子画像データを復号化し、復号化された電子画像データからm個の色分解データを生成し、所定の手順によって生成されたパレット入替データを入力し、このパレット入替データに基いて、上記m個の色分解データそれぞれに対するパレットデータを相互に入替え、このパレットデータの入替え後の色分解データを合成して1つの電子画像データとして出力する、ことをコンピュータ上で実行するためのコンピュータプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体が提供される。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、簡素な構成の付加のみで容易に実現可能で、かつ圧縮率の低下を比較的小さくすることを可能とするスクランブル画像処理方法、及びコンピュータプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0021】
図1には本発明の一実施の形態に係る画像処理方法のうちスクランブル処理を実行するスクランブル部の構成を示し、図2には当該画像処理方法のうちデスクランブル処理を実行するデスクランブル部の構成を示し、構成及び作用を詳細に説明する。
【0022】
先ず、図1に示されるように、スクランブル部は、色分解部1、パレット化部2、パレット入替部3、パレット入替データ作成部4、合成部5、圧縮符号化部6からなる。
【0023】
このような構成において、スクランブル処理対象の電子画像データが色分解部1に入力されると、当該色分解部1は電子画像データ(例えばフルカラー画像の場合には17万色程度)を色成分毎に所定数(n色:nは整数、ここでは例えば256色)に色分解する。
【0024】
色分解する場合には、例えば256色の色毎に領域(以下、ユニットという)を分けて色分解してm(mは整数)個の色分解データを生成する。パレット化部2は、この256色毎に色分解され色分解データをパレット化する。一般に、フルカラー画像の場合にはRGBで表されるが、この3つを併せて1つの値で表すのがパレットである。
【0025】
このとき、識別番号としてのユニット記号を付与したパレットデータを作成する。即ち図3に示されるように画像データはユニット化され、図4に示されるパレットデータにより各ユニットのユニット記号とRGB画素値とが対応付けられる。
【0026】
続いて、パレット入替部3は、各ユニットのパレットを入替えることでスクランブル処理を行う。例えば、パレット化部2にて領域1に対してはパレット1、領域2に対してはパレット2が定義されている場合に、両ユニットのパレットを入替えると、入替えの時点で元の画像データにスクランブル処理をかけたことになる。このときパレット入替データ作成部4により所定条件下でパレット入替データが作成される。即ち、図5に示されるように、ユニットデータは各ユニットに対応するパレット記号を示している。
【0027】
続いて、合成部5は、ユニット毎に分割したデータをユニット1、ユニット2、・・・と合成し、圧縮符号化部6は圧縮符号化を行うことになる。尚、この圧縮符号化の手法としては、DPCM(Differential Pulse Code Modulation)符号化等の公知の手法を採用することができる。
【0028】
以上の処理により、スクランブル処理が施されることになるが、圧縮符号化部6に入る時点では各ユニットのパレットの入替えを行ったにすぎないので、圧縮の効率の低下は小さい。この点が、本実施の形態における特徴の一つである。
【0029】
ここで、上記パレットの入れ替えは、暗号を用いてパレット入れ替えデータを作成することで行うようにしている。具体的には、パレット入替データを作成するためのデータはユーザがパスワード(数桁の英数字)を入力して行ってもよいし、共通鍵や公開鍵を用いて行ってもよい。その後、このパスワードもしくは鍵データから疑似乱数計算処理を行うことで直接パレット入替データを作成してもよく、より強固にスクランブルをかけたい場合には画像データを参照することによって画像依存のパレット入替データを作成することもできる。このようにして作成されたパレット入替データからm個のパレットを入れ替えることで、電子画像データにスクランブル処理を施すことができる。また、上記nの値を変化させることでパレット数を変更できるため、スクランブルの程度を変化させることができる。このnの値は固定としてもよく、総色数から適応的に決めてもよい。
【0030】
一方、図2に示されるように、デスクランブル部は、復号化部7、分解部8、パレット入替部9、パレット入替データ作成部10、画素値変換部11、合成部12からなる。
【0031】
このような構成において、上記スクランブル部でスクランブル処理が施された電子画像データが復号化部7に入力されると、当該復号化部7は圧縮符号化されたスクランブル画像データを復号化する。そして、続く分解部8では、復号化された画像データをm個(mは整数)の各ユニット毎の色分解データに分解し、パレット入替部9では、パレット入替データ作成部10で管理されているパレット入替データを参照して、各ユニットのパレットを本来のパレットに関係付ける。画素値変換部11は、各ユニットの色分解データの各画素値を変換し、合成部12は各ユニットの色分解データを合成して1つの電子画像データを生成する。このように、デスクランブル処理においても、パレット入替データを参照し、各ユニットに対応するパレットを本来のパレットに関係付けるだけでデスクランブル処理がなされるので、簡易な処理で済み、処理効率も高い。
【0032】
以下、図6のフローチャートを参照して、本発明の一実施の形態に係る画像処理方法によるスクランブル処理の流れを詳細に説明する。
【0033】
ここでは、図1のスクランブル部の構成を適宜参照する。
【0034】
色分解部1に電子画像データが入力されると(ステップS1)、当該色分解部1にて電子画像データはc(cは整数)色ごとに分解される(ステップS2)。この例では、例えば図8に示されるように領域(以下、ユニットと称する)1,2…と所定の色数ごとに分解していく。即ち、電子画像データは図8の左上から順に走査され、1画素毎にRGBの組み合わせをみていく。ユニットのサイズは色数で決まる。ユニット1の色数が想定していた色数を超えた場合には、ユニット2に移る。
【0035】
続いて、パレット化部2がパレットデータを作成する。即ち、ユニットに識別番号としてのユニット記号を付与して、図9に示されるようなパレットデータを作成する。この図9の上段はユニット1のパレットデータ、中段はユニット2のパレットデータ、下段はユニットd(dは整数)のパレットデータをそれぞれ示している。
【0036】
より詳細には、パレットデータ1乃至dを作成し、パレットデータ1乃至dとユニットデータ1乃至dとを対応つけて出力する(ステップS3−1,3−2,…,3−d、4−1,4−2,…,4−d、5−1,5−2,…,5−d)。
【0037】
続いて、パレット入替部3は、各ユニットデータのパレットデータを入替えることでスクランブル処理を行う。このときパレット入替データ作成部4により所定条件下でパレット入替データが作成される(ステップS6,S7)。こうして、合成部5は、ユニットデータを合成し(ステップS8)、圧縮符号化部6は圧縮符号化を行い(ステップS9)、スクランブル処理が施された電子画像データを出力し(ステップS10)、この一連の処理を終了することになる。
【0038】
次に、図7のフローチャートを参照して、本発明の一実施の形態に係る画像処理方法によるデスクランブル処理の一連の流れを詳細に説明する。
【0039】
ここでは、図2のデスクランブル部の構成を適宜参照する。
【0040】
スクランブル部でスクランブル処理が施された電子画像データが復号化部7に入力されると(ステップS11)、当該復号化部7は圧縮符号化されたスクランブル画像データを復号化する(ステップS12)。そして、分解部8では、復号化された画像データを各ユニット毎の色分解データに分解し(ステップS13)、パレット入替部9では、パレット入替データ作成部10のパレット入替データを参照して、各ユニットのパレットデータを本来の関係に入替える(ステップS14,S15)。そして、ユニットデータ1に対してはパレットデータ1、ユニットデータ2に対してはユニットデータ2、…、ユニットデータdに対してはユニットデータdと関係付ける(ステップS16−1,S16−2,…,S16−d、S17−1,S17−2,…,S17−d)。そして、画素値変換部11は、各ユニットの色分解データの各画素値を変換し(ステップS18−1,S18−2,…,S18−n)、合成部12は各ユニットの色分解データを合成して(ステップS19)、1つの電子画像データとして出力する(ステップS20)。
【0041】
以上詳述したように、本発明によれば、画像データをm個の分解データに分解し、それぞれの分解データに対応するパレットデータを相互に入替えているから、簡素な構成の付加により色情報に関する画像スクランブル処理を行うことができる。
【0042】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定される事なくその趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像処理方法のうちスクランブル処理を実行するスクランブル部の構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る画像処理方法のうちデスクランブル処理を実行するデスクランブル部の構成図である。
【図3】画像データのユニット化について説明するための図である。
【図4】パレットデータの一例を示す図である。
【図5】ユニットデータの一例を示す図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る画像処理方法によるスクランブル処理の流れを詳細に説明するフローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態に係る画像処理方法によるデスクランブル処理の一連の流れを詳細に説明するフローチャートである。
【図8】ユニット化後の画像データを示す概念図である。
【図9】領域1乃至dのパレットデータを示す図である。
【符号の説明】
【0044】
1・・・色分解部、2・・・パレット化部、3・・・パレット入替部、4・・・パレット入替データ作成部、5・・・合成部、6・・・圧縮符号化部、7・・・復号化部、8・・・分解部、9・・・パレット入替部、10・・・パレット入替データ作成部、11・・・画素値変換部、12・・・合成部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スクランブル処理対象の電子画像データが入力され、
この入力された電子画像データをn(nは整数)色に色分解してm(mは整数)個の色分解データを作成し、
上記m個の色分解データそれぞれに対するパレット識別番号を付与したパレットデータを作成し、
所定条件に基づいてパレット入替データを生成し、
この生成されたパレット入替データに基いて上記パレット識別番号を入替え、
上記パレット識別番号を入れ替えたm個の色分解データを合成した後に符号化して1つのスクランブル処理された画像データとして出力する、
ことを特徴とする画像処理方法。
【請求項2】
上記パレット入替データは、共通鍵、公開鍵、又はユーザ入力による任意の数字のいずれかを初期値とする擬似乱数発生処理に基いて生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
【請求項3】
上記パレット入替データは、上記読込まれた画像データの特徴を抽出し、当該特徴に基いて生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
【請求項4】
上記nの値は所定値であることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
【請求項5】
上記入力された電子画像データの総色数に応じて上記nの値を適応的に変更することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
【請求項6】
スクランブル処理対象の電子画像データが入力され、
この入力された電子画像データをn(nは整数)色に色分解してm(mは整数)個の色分解データを作成し、
上記m個の色分解データそれぞれに対するパレット識別番号を付与したパレットデータを作成し、
所定条件に基づいてパレット入替データを生成し、
上記パレット識別番号を入れ替えたm個の色分解データを合成した後に符号化して1つのスクランブル処理された画像データとして出力する、
ことをコンピュータ上で実行するためのコンピュータプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【請求項7】
上記パレット入替えデータは、共通鍵、公開鍵、又はユーザ入力による任意の数字のいずれかを初期値とする擬似乱数発生処理に基いて生成することを特徴とする請求項6に記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【請求項8】
上記パレット入替えデータは、上記読込まれた画像データの特徴を抽出し、該特徴に基いて生成することを特徴とする請求項6記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【請求項9】
上記nの値は所定値であることを特徴とする請求項6記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【請求項10】
上記入力された画像データの総色数に応じて上記nの値を適応的に変更することを特徴とする請求項6記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【請求項11】
スクランブル処理された電子画像データが入力され、
この入力された電子画像データを復号化し、復号化された電子画像データからm個の色分解データを生成し、
所定の手順によって生成されたパレット入替データを入力し、
このパレット入替データに基いて、上記m個の色分解データそれぞれに対するパレットデータを相互に入替え、
このパレットデータの入替え後の色分解データを合成して1つの電子画像データとして出力する、
ことを特徴とする画像処理方法。
【請求項12】
スクランブル処理された電子画像データを入力し、
この入力した電子画像データを復号化し、復号化された電子画像データからm個の色分解データを生成し、
所定の手順によって生成されたパレット入替データを入力し、
このパレット入替データに基いて、上記m個の色分解データそれぞれに対するパレットデータを相互に入替え、
このパレットデータの入替え後の色分解データを合成して1つの電子画像データとして出力する、
ことをコンピュータ上で実行するためのコンピュータプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−5421(P2006−5421A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−176778(P2004−176778)
【出願日】平成16年6月15日(2004.6.15)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】