説明

画像処理装置、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体

【課題】複数の部品画像で構成される集合画像を、その形状及び/又は大きさを変化させつつ表示画面に表示させ、その形状変化の途中の時点、又は、最終時点において、意図した形状の集合画像を容易に表示させる。
【解決手段】画像処理装置に複数の部品画像のそれぞれについての初期点及び目的点の位置を記録する位置記録手段と、位置記録手段に記録されるそれぞれの部品画像の初期点及び目的点の位置に基づいて、それぞれの部品画像の初速度を導出する初速度導出手段と、初速度導出手段により導出された初速度を用いた演算式に従って部品画像を移動表示させる表示制御手段とを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の部品画像を初期点から目的点に向かって移動表示させることで複数の部品画像から構成される集合画像を、その形状及び/又は大きさを変化させつつ、表示装置に表示させる画像処理技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、現実の打上花火を表現した花火画像を表示装置に表示させる画像処理装置として、花火玉が破裂した際に当該花火玉に内包された星(火薬の玉)が燃焼して光を発しながら四方八方に飛散して球状の花弁を開花させる打上花火を模擬した花火画像を表示させる画像処理装置(例えば、特許文献1参照)が知られている。
【0003】
具体的には、この画像処理装置では、図8(a)に図示されるように、上記複数の星に対応する複数(図示の例では16個)の部品画像が所定の初期点(花火玉が破裂する点)SPからそれぞれ異なる目的点FPに向けて同一の速度で飛散して図中のA、B、Cの順に表示位置を移動させていくことで、各部品画像で構成される集合画像が打上花火の花弁のように広がっていく様子が表示装置に表示される。
【0004】
この種の画像表示を行う従来の画像処理装置では、図8(a)の破線で示されるように、各部品画像で構成される集合画像である花火画像の形状は球形であることが殆どであった。
【0005】
その理由は、上記のような球形の花火画像を表示させる場合であれば、各部品画像に共通の初速度を使用することができるが、球形以外の形状(例えば、クローバー形状、三日月形状、アニメのキャラクタの形状など)の花火画像を表示させようとすると、その形状を構成する複数の部品画像毎に異なる初速度を設定する必要が生じ、花火画像の表示プログラムの作成に係る作業負荷が過大となる問題が発生するためである。
【0006】
なお、球形以外の形状の花火画像としては、図8(b)に示す柳状の花火画像を表示する画像処理装置も知られているが、この画像処理装置では、重力加速度の影響を加味して各部品画像の移動軌跡を計算し、重力加速度による移動軌跡の変化が十分に判別できる程度の時間に渡って各部品画像を表示しているだけで、各部品画像の初速度にはやはり共通の値が使用されている。
【0007】
このように、プログラムの作成負荷を過大なものとすることなく、球状や柳状以外の任意の形状の花火画像を表示させることができる画像処理技術は従来知られていない。
【0008】
【特許文献1】特開2001−155176号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記状況を背景としてなされたものであり、下記のいずれか一以上の目的を達成するものである。
【0010】
即ち、本発明の目的は、複数の部品画像で構成される集合画像を、その形状及び/又は大きさを変化させつつ、表示画面に表示させる画像処理装置であって、その形状変化の途中の時点、又は、最終時点において、意図した形状の集合画像を容易に表示させることが可能な画像処理技術を提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、複数の部品画像で構成される集合画像を、その形状及び/又は大きさを変化させつつ、表示画面に表示させる画像処理装置であって、その形状変化の途中の時点、又は、最終時点における集合画像の形状を容易に指定することができる画像処理技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、上記問題を解決したものであり、
複数の部品画像をそれぞれの初期点からそれぞれの目的点に向けて移動表示させることで前記複数の部品画像から構成される集合画像を経時的にその形状及び/又は大きさを変化させつつ表示装置に表示させる画像処理装置であって、
前記複数の部品画像のそれぞれについての前記初期点及び前記目的点の位置を記録する位置記録手段と、
前記位置記録手段に記録されるそれぞれの前記部品画像の前記初期点及び前記目的点の位置に基づいて、それぞれの前記部品画像の初速度を導出する初速度導出手段と、
前記初速度導出手段により導出された前記初速度を用いた演算式に従って前記部品画像を移動表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置(請求項1)、又は、 複数の部品画像をそれぞれの初期点からそれぞれの目的点に向けて移動表示させることで前記複数の部品画像から構成される集合画像を経時的にその形状及び/又は大きさを変化させつつ表示装置に表示させる画像処理装置に実装されるコンピュータにおいて解釈実行されるプログラムであって、
前記複数の部品画像のそれぞれについての前記初期点及び前記目的点の位置を記録する位置記録手順と、
前記位置記録手順において記録されたそれぞれの前記部品画像の前記初期点及び前記目的点の位置に基づいて、それぞれの前記部品画像の初速度を導出する初速度導出手順と、
前記初速度導出手順において導出された前記初速度を用いた演算式に従って前記部品画像を移動表示させる表示制御手順とを前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム(請求項7)、又は、これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(請求項8)である。
【0013】
本発明における部品画像は、集合画像の一部を構成する画像である。部品画像の形状は任意であり、例えば、図8で示されるような四角形としても良いし、よりシンプルな円形や三角形としても良く、或いは、星形その他の複雑な形状としても良い。部品画像の大きさや色彩なども任意である。また、各部品画像の形状、大きさ、色彩等は同一でも良く、それぞれ相違していても構わない。また、部品画像の形状、大きさ、色彩等は、移動表示の全過程を通じて一定としても良く、変化させても構わない。
【0014】
本発明における集合画像は、複数の部品画像で構成される画像である。例えば、図8(a)の例では、A、B又はCの破線で示される球(又は円)上に配列される16個の部品画像が全体として球形(又は円形)の集合画像を構成している。なお、図8(a)では、集合画像の形状を図面上で認識しやすくするための補助線として球形(又は円形)の破線を示しているが、このような補助線的な役割の部品画像は、使用しても良いし、しなくても良い。
【0015】
本発明の集合画像は2次元的な画像でも良く、3次元的な画像でも良い。例えば、表示装置上において初期点及び目的点を2次元的に配置すれば2次元的な集合画像を表示することができる。また、初期点及び目的点を仮想空間上で3次元的に配置し、各部品画像の移動の様子を仮想視点から描画した画像を生成することで3次元的な集合画像を表示することができる。
【0016】
本発明における各部品画像の初速度は、その大きさを初期点と目的点との距離に比例する値とし、その方向を初期点から目的点に向かう方向とするベクトルとして導出することが可能である。
【0017】
本発明の演算式は、各部品画像を移動表示させる移動軌跡を導出するための演算式であり、例えば、各部品画像の初速度をVn、初期点から移動を開始してからの経過時間をtとして、「Vn×t」を本発明の演算式として使用することが可能である。
【0018】
なお、上記は例であり、本発明における各部品画像の初速度は上記と異なる方法で導出することが可能であり、本発明における演算式には上記と異なる数式を使用することが可能である。
【0019】
初期点にある各部品画像を所定時間後にそれぞれの目的点まで移動させるための初速度は、初期点と目的点との位置関係さえ与えられれば、上記のように容易に導出することが可能であり、その初速度を用いた演算式に従って各部品画像を移動表示させることにより、それぞれの初期点にある各部品画像を所定時間経過後にそれぞれの目的点まで移動させることが可能である。
【0020】
従って、本発明では、プログラマーやグラフィックデザイナーなどがデザインした形状(例えば、クローバー形、星形、三日月形、アニメのキャラクタの形状など)を各部品画像についての目的点の位置として設定するという比較的負荷の小さい作業を行うのみで、複数の部品画像で構成される集合画像の形状及び/又は大きさを経時的に変化させていき、所定時間が経過した時点でデザインされた形状の集合画像を表示することが可能である。
【0021】
なお、本発明は、各部品画像を初期点から目的点まで移動させ、目的点に位置する各部品画像によって任意の形状の集合画像を表示することを内容とするものであり、初期点からの移動開始前や、目的点への到達後における表示については何らの限定を行うものではない。従って、初期点からの移動開始時点で始めて各部品画像を表示装置に表示しても良いし、移動開始前から各部品画像を初期点又はそれ以外の位置に表示させておくことも可能である。また、目的点への到達時点で各部品画像を消去しても良いし、目的点への到達後も目的点又はそれ以外の位置に各部品画像を表示し続けても良い。或いは、目的点への到達後も初期点から目的点までの移動態様と同様又は異なる態様で移動を継続させても構わない。
【0022】
本発明では、前記位置記録手段が少なくとも複数の前記目的点の位置を表現するビットマップ形式のデータで記録すること(請求項2)が好ましい。
【0023】
かかる発明では、プログラマーやグラフィックデザイナーなどがパソコンなどを用いて作成した大量または複雑なグラフィックデータを、そのまま複数の目的点を表現する位置データとして使用することが可能であるため、目的点の位置設定(即ち、各部品画像が目的点にあるときの集合画像の形状の指定)に係る作業負荷を一層軽減することが可能になる。なお、初期点の位置についても同様にビットマップ形式で記録することも可能であり、その場合は、初期点の位置設定(即ち、各部品画像が初期点に位置するときの集合画像の形状の指定)に係る作業負荷を軽減することができる。
【0024】
本発明では、前記集合画像が花火の画像であり、当該花火の画像を構成する全ての前記部品画像の前記初期点が、当該花火の画像の内側に位置する共通点であること(請求項3)が好ましい。
【0025】
かかる発明によれば、ある特定の1点(共通の初期点)から複数の星(部品画像)が四方八方に飛散し、所定の時間が経過した時点で各部品画像が目的点に到達することで、クローバー形、星形、三日月形、アニメのキャラクタの形状など、従来の画像処理装置において表示することができなかった形状で開花する花火の画像(集合画像)が表示されることになる。
【0026】
本発明では、前記演算式には、空気抵抗及び/又は重力加速度の影響を反映させる補正項が含まれること(請求項4)が好ましい。
【0027】
各部品画像の初速度の大きさ(絶対値)をそれぞれの初期点と目的点との距離に比例する値とし、その方向をそれぞれの初期点から目的点に向かう方向とし、かつ、各部品画像をその初速度で等速直線運動させた場合には、一定時間後に各部品画像は正確に目的点に到達することになる。
【0028】
従って、部品画像が目的点にあるときの集合画像として幾何学的な形状を設定し、その集合画像によって花火の画像などを表現しようとした場合、各部品画像の移動軌跡を決定するための演算式に何らかの補正を加えなければ、集合画像が余りに正確な幾何学形状となるために、花火の画像などとしては見た目に不自然な印象の画像となる問題を生じる。
【0029】
本発明によれば、初速度だけではなく、空気抵抗及び/又は重力の影響を反映させた補正項を含む演算式に従って各部品画像が移動表示されるため、幾何学的形状を自然な態様で変形させた形状の花火画像を表示する等が可能となる。
【0030】
本発明では、前記部品画像が前記目的点に到達したときの前記集合画像のサイズを指定するサイズ指定手段を更に備え、前記初速度導出手段は、前記部品画像の前記初速度の大きさを、前記集合画像のサイズに比例するように決定すること(請求項5)が好ましい。
【0031】
かかる発明では、プログラマーやグラフィックデザイナーによりデザインされた詳細殿異なる形状を種々のサイズで表示させることが容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0033】
なお、本発明は、複数の部品画像を、それぞれの初期点からそれぞれの到達点に向かって移動表示させることで複数の部品画像から構成される集合画像を表示装置に表示させる画像処理装置に適用されるものであるが、以下の実施形態では、ゲーム上の所定条件が成立したタイミングで、複数の部品画像が共通の1点(初期点)からそれぞれ異なる目的点に散開して種々の形状で開花する花火画像(集合画像)を表示装置に表示させる花火ゲームを実行するゲーム装置に本発明を適用した場合について説明する。
【0034】
図1は、本発明の一実施形態に係るゲーム装置1の外観構成を示す斜視説明図である。なお、このゲーム装置1は、例えば、ダーツバーのカウンターなどに設置されるタッチパネル式のゲーム装置である。
【0035】
図示されるように、このゲーム装置1の筐体正面には、画像を表示する表示装置2の表示画面2aと、専用カードのカード情報を読み取るカードリーダ3のカード口3aと、所定のゲーム料金分の硬貨(100円玉)を投入するためのコイン投入口4と、硬貨を返却するための返却ボタン5と、硬貨を返却するためのコイン返却口6と、各種演出用のBGMやゲーム音声などを出力するスピーカ7などが配置されている。
【0036】
ここで、表示装置2は、表示画面2aと、当該表示画面2aを覆うタッチパネル2bを有しており、タッチパネル2bは、遊技者がタッチした表示画面2a上の位置を特定する信号を後述の操作入力処理部51等に送信する。表示画面2aは、液晶ディスプレイやCRTなどの任意の表示装置により構成することが可能であり、タッチパネル2bには、抵抗膜方式や静電容量方式など任意のタイプのものを使用することが可能である。
【0037】
ゲーム装置1では、複数種類のゲームをそれぞれ実行するための複数のゲームソフトウェア(ゲームプログラムや各種画像データなどを含む)が記録されており、待ち受け状態においては、各ゲームに1対1で対応させた複数のゲーム選択項目(A〜Dなど)が表示画面2a上に表示される。なお、各ゲーム選択項目には、ゲームタイトルを示す画像やゲーム画面を低解像度で示す画像などの各ゲームの種類や特徴を一目で視認できる画像が表示されている。
【0038】
本実施形態では、上記複数のソフトウェアの中に、後述の花火ゲームを実行するための本発明に係るゲームプログラムPを有するゲームソフトウェアが含まれており、例えば、ゲーム選択項目Bが上記花火ゲームに対応した項目となっており、そのゲーム選択項目Bには、「花火ゲーム」などのタイトル画像や後述のゲーム画面20などを低解像度で示す画像が表示されている。
【0039】
このゲーム装置1でゲームをする場合、まず、遊技者が専用カードをカード口3aに挿入し、続いて、コイン投入口4に硬貨を投入し、その後、所望のゲームに対応したゲーム選択項目が表示された位置を表示画面2a上でタッチすることにより、所望のゲームを行うことができる。
【0040】
図2及び図3は、遊技者によりゲーム選択項目Bがタッチ操作により選択された場合に実行される本実施形態に係る「花火ゲーム」のゲーム画面20の例示的な態様を示す説明図である。
【0041】
図2(a)に示されるように、このゲーム画面20では、導火線に点火させる火種を表す複数(図示の例では「7個」)の火種画像21と、導火線経由で点火され打上花火を打ち上げる筒を表す複数(図示の例では「7個」)の筒画像22と、それら複数の火種画像21及び複数の筒画像22の間にマトリックス状に配置されてI字、T字、L字、十字等の所定の形状の導火線の画像を含む複数(図示の例では「縦7×横6=42個」)の導火線パネル画像23と、得点などのゲーム状態情報を表示する情報表示部24などを備えている。
【0042】
上記ゲーム画面20においては、遊技者がいずれかの導火線パネル画像23が表示された位置を表示画面2a上でタッチ操作により指定する毎に、指定された導火線パネル画像23が右方向に90度だけ回転させる処理が行われる。
【0043】
そして、図2(b)に示すように、遊技者が適切な導火線パネル画像23を選択して回転させ、制限時間内に任意の火種画像21と任意の筒画像22との間に導火線の画像を繋がらせることができた場合には、当該筒画像22から花火玉が打ち上げられる。花火玉は、表示画面2a上のある位置(破裂点E)で破裂し、そこから複数の星の画像(部品画像)Pが四方八方に散開し、その複数の星の画像Pによって予め設定された様々な形状(球形状、クローバー形状、三日月形状、チューリップ形状、アニメのキャラクタを模った形状等)の花火画像(集合画像)25が表示される。また、制限時間内に所定数の花火を打ち上げることができたなどの所定条件が成立した場合にはゲームクリア処理が実行され、上記所定条件が成立しなかった場合にはゲームオーバー処理が実行される。
【0044】
図3は、上記による花火画像の表示が行われた場合のゲーム画面20であり、ハッチングが付された導火線の画像で示されるように、上から4番目の火種画像21から5つの筒画像22に至る連続した導火線の画像による5本の経路が形成されており、このような連続した経路が形成されたことに対して、複数の花火画像25a〜25cが表示されている。
【0045】
なお、ゲーム画面20に表示される花火画像25a〜25cの個数や形状、大きさ、色彩等は、火種画像21から筒画像22への経路が形成されたときのゲームの状況(経路形成の困難性)や、同時に何本の経路が形成されたか等に応じて変更することが可能である。
【0046】
本発明において、どのような条件が成立したときにどのような形状、大きさ等の花火画像25a〜25cを表示するかは任意であるが、本実施形態では、同時に形成された経路の本数が増えるほど大きなサイズの花火画像25a〜25cが表示される。また、同時に形成された経路の本数が一定数(例えば3)以下の場合は球形の花火画像25aが表示されるが、当該一定数を越える場合には、球形以外の形状の花火画像25b、25cが表示されるようになっている。このため、図3の場合は、同時に5本の経路が形成されたことに対して、球形の花火画像25aが3つと、クローバー形及び三日月型の花火画像25b、25cがそれぞれ1つで合計5つの花火画像が表示されている。
【0047】
また、図3中の符号X、Yの枠内に示されるように、球形の花火画像25aは、破裂点Eから四方八方に飛散する16個の部品画像Pで構成され、クローバー形の花火画像25bは、破裂点Eから四方八方に飛散する32個の部品画像Pで構成されている。なお、図では部品画像Pの形状は四角形で示されおり、表示時点の新しい部品画像Pほど大きいサイズで示されているが、部品画像Pの形状やサイズ、色彩、明度等は任意である。
【0048】
図4は、ゲーム装置1が内蔵するハードウェア構成を示す説明図である。
【0049】
図示されるように、このゲーム装置1は、CPU31、ROM32、RAM33、DMA34などから構成される制御装置30、情報記録媒体35、画像処理部36、音声処理部37、入力処理回路38、カードリーダ3、コイン処理部39等を備えている。
【0050】
ここで、CPU31は、ゲーム装置1の制御動作の中枢となり、システムバスSBを介して他の構成要素と制御信号やデータ信号等の受け渡しを行って全体を統括的に制御する中央演算処理装置であり、本発明のプログラムが適用されたゲームプログラムPに基づいて花火ゲームを制御するものである。
【0051】
ROM32は、装置の起動時に使用する起動用プログラムや装置を動かすための基本的なシステムプログラム等を格納する不揮発性メモリである。
【0052】
RAM33は、情報記録媒体35から読み出したゲームプログラムPを展開し、作業中のデータを一時記録するなどのための領域をCPU31に提供する揮発性メモリである。
【0053】
DMA34は、システムバスSBに接続されている周辺機器を対象として割り込み制御やダイレクトメモリアクセス転送制御を行うものであり、CPU31を介さずに各種周辺機器とRAM33との間でシステムバスSBを介して直接データのやりとりを実行し、これにより、CPU31のオーバーヘッドを伴わずに、高速・大容量のデータ転送を実現している。
【0054】
情報記録媒体35は、複数種類のゲーム毎に用意された複数のゲームソフトウェア(ゲームプログラムや画像データなどを含む)を記録する媒体であり、上記ゲームプログラムPを有するゲームソフトウェアを記録している。なお、情報記録媒体35は、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM、DVD−ROM)、光磁気ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、コンパクトフラッシュ(登録商標)ROM、メモリーカートリッジにソフトウェアを内蔵した記憶媒体などにより構成することができる。
【0055】
画像処理部36は、表示装置2の表示画面2aに表示する画像を生成するものであって、本実施形態では、画像デコーダ36a、GPU36b、ディスプレイコントローラ36c等の半導体デバイスを備えている。
【0056】
ここで、画像デコーダ36aは、情報記録媒体35に記録され、又は情報記録媒体35からRAM33に複写された所定の形式で圧縮符号化された静止画像或いは動画像等のデータを復号する処理を行う。
【0057】
GPU36bは、所定容量の画像記録領域(フレームバッファ等)を備えており、CPU31からのコマンドに応じて、2次元の画面データを生成するための画像生成アルゴリズムを実行し、ジオメトリ処理やテクスチャマッピング等を行って生成した画像を上記画像記録領域に描画記録する処理を行う。
【0058】
ディスプレイコントローラ36cは、GPU36bの画像記録領域に描画された画像データをフレーム時間毎に読み出して、画像データに対応した輝度信号と色信号を含む映像信号を生成して表示装置2に出力する。
【0059】
音声処理部37は、スピーカ7に出力する効果音やBGM等の音声を生成する半導体デバイスであって、具体的には、図示省略のサウンドバッファ及びSPU等を備え、SPUがサウンドバッファから読み出した音声データを合成してスピーカ7に出力する。
【0060】
入力処理回路38は、タッチパネル2b、カードリーダ3、コイン処理部39などから受信した信号を所定の形式に変換して、制御装置30に送信する処理を実行する。
【0061】
図5は、CPU31が情報記録媒体35に記録されたゲームプログラムPをRAM33上において展開、実行することにより実現される機能構成を示す説明図である。
【0062】
図示されるように、本実施形態に係るゲーム装置1は、操作入力処理部51、画像データ記録部52、花火データ記録部53、ゲーム進行制御部54、初速度導出部55、表示制御部56等を備えるゲーム処理部50を有している。
【0063】
ここで、操作入力処理部51は、タッチパネル2bからの信号に基づいて、遊技者の手などが接触した表示画面2a上の位置{接触位置、例えばa点:図2(b)参照}に対応する座標(接触座標)を特定するものである。
【0064】
画像データ記録部52は、ゲーム画面20に表示される各種画像21〜25を表示するための画像データを記録するものである。画像データ記録部52における画像データの記録方式は任意である。
【0065】
なお、画像データ記録部52は、星画像Pを表示するための画像データとして、単一の形状(例えば四角形)のデータのみを記録しても良く、複数種類の形状の星画像Pを表示可能とするべく、複数種類の形状(例えば、丸、四角形、星形等)のデータを記録しても構わない。
【0066】
花火データ記録部53は、ゲーム画面20において表示される球形以外の形状の花火画像25b、25cについて、それぞれの花火画像25b、25cを構成する複数の部品画像Pの初期点及び目的点の位置座標と、空気抵抗の大きさを規定する空気抵抗定数や重力加速度の大きさを規定する重力加速度定数、各花火画像25a〜25cのサイズ(3尺玉、4尺玉など)を規定するサイズ定数等の各種定数を記録するものである。
【0067】
本発明における各部品画像Pの初期点及び目的点の位置は任意の形式で記録することが可能であるが、本実施形態の花火データ記録部53では、ビットマップ形式で記録されている。これは、デザイナーやプログラマーが作成したグラフィックデータから、各部品画像Pの目的点の位置を忠実に表し、かつ作業負荷を軽減する目的からなる。なお、データの圧縮がなされた形式で記憶されている場合には、後述する初速度導出部55が、各データの拡張子やヘッダ情報などに基づいて目的点の位置を特定する処理を行う。
【0068】
図6は、花火データ記録部53に記録されるクローバー形の花火画像25bを構成する各部品画像Pの目的点の座標データの記録態様を概念的に示す説明図である。
【0069】
この例では、クローバー形状の花火画像25bは32個の部品画像P1〜P32により構成されており、各部品画像P1〜P32の目的点の位置座標は、64×64画素のビットマップデータ領域における白(0)の画素位置として記録され、当該データ領域におけるそれ以外の画素には黒(1)のデータが記録されている。即ち、図6に示されるデータ領域中の64×64画素のそれぞれが(0,0)〜(64,64)の座標に対応しており、例えば、図中P15で示される白(0)データのデータ領域中の座標位置によって、部品画像P15の目的点の座標が(21,6)であることが記録されている。また、より複雑な形状を伴う花火画像の場合は、さらに大きな画素数によって目的点の座標が記録される。
【0070】
なお、各部品画像Pの初期点の位置座標も上記と同様の形式で記録することが可能であるが、本実施形態では、各花火画像25b、25cを構成する全ての部品画像Pの初期点は共通の1点であることから、初期点の位置座標については座標データ(例えば、(32,32))の形式で記録するものとされている。
【0071】
ゲーム進行制御部54は、操作入力処理部51により特定される表示画面2a上の接触位置に基づいて、ゲーム画面20において導火線パネル画像23を回転させる処理を実行し、火種画像21から筒画像22までの導火線の画像による経路が形成されたか否かの判定を実行し、形成された場合には、その経路の本数等に応じて、ゲーム画面20に表示させるべき花火画像25a〜25cの形状やサイズ、破裂点Eの位置等を指定する所定の信号を初速度導出部55及び表示制御部56に送信し、花火画像25a〜25cの表示に応じた得点付与やステージクリア処理を実行するなど、ゲームの進行に必要な各種処理を実行する。
【0072】
初速度導出部55は、花火データ記録部53のデータ及びゲーム進行制御部54からの信号に基づいて、ゲーム画面20に表示させる各花火画像25a〜25cを構成する各星画像Pの初速度を導出する処理を実行する。
【0073】
具体的には、初速度導出部55は、ゲーム進行制御部54により指定される花火画像25の形状に応じて、その花火画像25を構成する各部品画像Pの基本初速度を導出し、更に、ゲーム進行制御部54により指定される花火画像25のサイズに応じて花火データ記録部53に規定されるサイズ定数と基本初速度とを乗算することにより、各部品画像Pの初速度を導出する。
【0074】
例えば、ゲーム進行制御部54により指定された花火画像が球形の花火画像25aである場合には、初速度導出部55は、所定数(例えば16個)の部品画像Pの基本初速度として、それぞれ所定角度(例えば22.5度)ずつ方向が異なる同一の大きさ(例えば25)のベクトルを基本初速度として導出する。
【0075】
また、ゲーム進行制御部54により指定された花火画像が球形以外の花火画像25b、25cである場合には、初速度導出部55は、図6に例示される態様で記録されるビットマップデータから、各部品画像Pの目的点の座標リストを作成し、初期点と各目的点の座標を結ぶベクトルを各目的画像Pの基本初速度として導出する。例えば、図6における部品画像P15の場合であれば、目的点の座標(21,6)及び初期点の座標(32,32)から、基本初速度のx成分は−12(=21−32)、y成分は−26(=6−32)のように導出される。
【0076】
上記基本初速度に乗算されるサイズ定数は、画素数基準で算出される基本初速度をゲーム画面20上での各星画像Pの移動速度に換算するための花火画像25のサイズに応じた値の定数であり、このサイズ定数を基本初速度に乗算することにより、サイズの大きい花火画像25を構成する各部品画像Pにはより大きい初速度が与えられ、サイズの小さい花火画像25を構成する各部品画像Pにはより小さい初速度が与えられることになる。
【0077】
表示制御部56は、初速度導出部55により導出された初速度と、花火データ記録部53に記録される空気抵抗定数及び重力加速度定数と、星画像Pの移動開始からの経過時間とを用いた演算式に従って算出されるゲーム画面20上の位置に星画像Pを表示することで、花火画像25の表示処理を実行する。
【0078】
この場合に使用できる好ましい演算式としては、花火画像25の破裂点Eを原点とし、各星画像Pの移動開始からの経過時間をt、時間tにおける原点から各星画像PへのベクトルをXn(t)、各星画像Pの初速度ベクトルをVn、空気抵抗定数をR、重力加速度定数をgとして、下式(1)に示す演算式を例示することができる。
Xn(t)=Vn×t+(g×t−R×Vn×t)/2 (1)
【0079】
図7は、ゲーム装置1において実行される処理の流れを示すフローチャートである。
【0080】
図示のように、ゲーム装置1において花火ゲームが選択されると、ステップS1では、ゲーム進行制御部54が動作して、得点やレベルなどの各種ゲーム変数の初期化処理が実行され、続くステップS2では、初速度導出部55が動作して、各種形状の花火画像25を構成する各星画像Pについての基本初速度が導出される。
【0081】
続くステップS3〜S9では、ゲーム進行制御部54によるゲーム処理が実行される。
【0082】
即ち、ステップS3では、図2(a)に例示される初期状態のゲーム画面20が表示画面2aに表示され、ステップS4では、遊技者による導火線パネル画像23を回転させるためのタッチ操作の待ち受けが実行される。
【0083】
ステップS4においてタッチ操作を受け付けた場合には、ステップS5において、当該操作により指定された導火線パネル画像23を回転させる処理が実行された後、着火検査(ステップS6)が実行される。
【0084】
この着火検査(ステップ6)では、ステップS5における導火線パネル画像23の回転処理によって、いずれかの火種画像21からいずれかの筒画像22まで連続した導火線の画像による経路が形成されたか否かが検査され、経路が形成されていない場合には、ステップS7において、タイムアップ検査が実行され、タイムアップしていなければ、処理はステップS4に復帰し、タイムアップの場合は、処理はステップS8に移行して、例えば「ゲームオーバー」の文字画像を含むゲームオーバー画面を表示画面2aに表示させるなどのゲームオーバー処理が実行される。
【0085】
一方、ステップS6の着火検査の結果、上記経路の形成が検出された場合には、処理はステップS9に移行し、完成した経路の個数に応じて、ゲーム画面20に表示するべき花火画像25の個数、各花火画像25の種類(形状)、サイズ及び破裂点Eが決定される。
【0086】
そして、ステップS10では、初速度導出部55が動作し、ステップS9で決定された花火画像25についてステップS3で導出された基本初速度に、ステップS9で決定されたサイズに応じたサイズ定数を乗算することにより、個々の花火画像25を構成する各星画像Pの初速度Vnが導出される。
【0087】
ステップS11では、表示制御部56が動作し、各花火画像25についてステップS9で決定された中心位置から複数の星画像Pを、ステップS10において導出された初速度Vnを用いた演算式に従って移動表示させることにより、図3に例示する態様でゲーム画面20上での各花火画像25の表示が実行される。
【0088】
その後、ゲーム進行制御部54が動作し、ステップS12では、花火を打ち上げたことによる得点加算処理が実行され、ステップS13では、打ち上げた花火の数が所定数以上であるなどのゲームクリア条件が満たされているか否かの検査が実行される。この検査の結果、ゲームクリア条件が満たされていない場合には、処理はステップS4に復帰し、満たされている場合は、ステップS14において、「大成功」の文字画像によるゲームクリア画面を表示画面2aに表示させるなどのゲームクリア処理が実行された後、処理はステップS3に復帰し、クリア条件が厳しくなったゲーム画面20を用いて上記と同様の処理が実行される。
【0089】
以上、例示的な実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態により限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の変更、改変を行うことが可能である。
【0090】
例えば、上記実施形態では、複数の星画像で構成される花火の画像を表示する処理を例として説明したが、本発明は、複数の部品画像をそれぞれの初期点からそれぞれの目的点に向けて移動表示することで複数の部品画像から構成される集合画像を経時的にその形状及び/又は大きさを変化させつつ表示装置に表示させる任意の画像処理に適用することが可能である。
【0091】
また、上記実施形態では、ダーツバーなどに設置されるタッチパネル式の入力装置を備えるゲーム装置1に本発明を適用する場合について説明したが、例えば、本発明のプログラムをROMカートリッジやCD−ROMなどの記録媒体に記録し、上記実施形態と同一又は異なる方式の入力装置を備える家庭用ゲーム装置や携帯型ゲーム装置、携帯電話、パーソナルコンピュータにより本発明の画像処理装置を構成することも可能である。
【0092】
また、上記実施形態では、球形以外の花火画像については星画像の目的点の座標をビットマップデータ形式で記録し、初期点の座標を数値座標データで記録する場合について説明したが、本発明における部品画像の初期点及び目的点の座標は上記と異なる任意の形態で記録することが可能である。
【0093】
その他、上記した実施形態における装置構成や機能構成、具体的な処理の内容、ゲーム画面の態様等は単なる例として記載したものであり、本発明はこれらにより限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0094】
【図1】本発明の一実施形態に係るゲーム装置の外観構成を示す斜視説明図。
【図2】本発明の一実施形態に係るゲーム装置の表示画面に表示されるゲーム画面の一態様を示す説明図。
【図3】本発明の一実施形態に係るゲーム画面に表示される花火画像の一態様を示す説明図。
【図4】本発明の一実施形態に係るゲーム装置のハードウェア構成を示す説明図。
【図5】本発明に係るプログラムを展開、実行することにより実現される機能構成を示す説明図である。
【図6】花火画像記録部に記録される目的点の位置座標の例示的な記録態様を示す説明図。
【図7】本発明の一実施形態に係るゲーム装置において実行される処理の流れを示すフローチャート。
【図8】従来の花火画像を示す説明図。
【符号の説明】
【0095】
1・・・ゲーム装置、2・・・表示装置、2a・・・表示画面、3・・・カードリーダ、3a・・・カード口、4・・・コイン投入口、5・・・返却ボタン、6・・・コイン返却口、7・・・スピーカ、21・・・火種画像、22・・・筒画像、23・・・導火線パネル画像、24・・・情報表示部、25、25a〜25c・・・集合画像(花火画像)、P・・・部品画像(星画像)、30・・・制御装置、31・・・CPU、32・・・ROM、33・・・RAM、34・・・DMA、35・・・情報記録媒体、36・・・画像処理部、36a・・・画像デコーダ、36b・・・GPU、36c・・・ディスプレイコントローラ、37・・・音声処理部、38・・・入力処理回路、39・・・コイン処理部、50・・・ゲーム処理部、51・・・操作入力処理部、52・・・画像データ記録部、53・・・花火データ記録部、54・・・ゲーム進行制御部、55・・・初速度導出部、56・・・表示制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の部品画像をそれぞれの初期点からそれぞれの目的点に向けて移動表示させることで前記複数の部品画像から構成される集合画像を経時的にその形状及び/又は大きさを変化させつつ表示装置に表示させる画像処理装置であって、
前記複数の部品画像のそれぞれについての前記初期点及び前記目的点の位置を記録する位置記録手段と、
前記位置記録手段に記録されるそれぞれの前記部品画像の前記初期点及び前記目的点の位置に基づいて、それぞれの前記部品画像の初速度を導出する初速度導出手段と、
前記初速度導出手段により導出された前記初速度を用いた演算式に従って前記部品画像を移動表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記位置記録手段が少なくとも複数の前記目的点の位置を表現するビットマップ形式のデータを記録することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記集合画像が花火の画像であり、
当該花火の画像を構成する全ての前記部品画像の前記初期点が、当該花火の画像の内側に位置する共通点であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記演算式には、空気抵抗及び/又は重力加速度の影響を反映させる補正項が含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記部品画像が前記目的点に到達したときの前記集合画像のサイズを指定するサイズ指定手段を更に備え、
前記初速度導出手段は、前記部品画像の前記初速度の大きさを、前記集合画像のサイズに比例するように決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記表示制御手段は、前記部品画像が前記目的点に到達した時点で前記表示装置上における前記部品画像の表示を終了させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像表示装置。
【請求項7】
複数の部品画像をそれぞれの初期点からそれぞれの目的点に向けて移動表示させることで前記複数の部品画像から構成される集合画像を経時的にその形状及び/又は大きさを変化させつつ表示装置に表示させる画像処理装置に実装されるコンピュータにおいて解釈実行されるプログラムであって、
前記複数の部品画像のそれぞれについての前記初期点及び前記目的点の位置を記録する位置記録手順と、
前記位置記録手順において記録されたそれぞれの前記部品画像の前記初期点及び前記目的点の位置に基づいて、それぞれの前記部品画像の初速度を導出する初速度導出手順と、
前記初速度導出手順において導出された前記初速度を用いた演算式に従って前記部品画像を移動表示させる表示制御手順とを前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項8】
複数の部品画像をそれぞれの初期点からそれぞれの目的点に向けて移動表示させることで前記複数の部品画像から構成される集合画像を経時的にその形状及び/又は大きさを変化させつつ表示装置に表示させる画像処理装置に実装されるコンピュータにおいて解釈実行されるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記複数の部品画像のそれぞれについての前記初期点及び前記目的点の位置を記録する位置記録手順と、
前記位置記録手順において記録されたそれぞれの前記部品画像の前記初期点及び前記目的点の位置に基づいて、それぞれの前記部品画像の初速度を導出する初速度導出手順と、
前記初速度導出手順において導出された前記初速度を用いた演算式に従って前記部品画像を移動表示させる表示制御手順とを前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−244941(P2009−244941A)
【公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−87521(P2008−87521)
【出願日】平成20年3月28日(2008.3.28)
【出願人】(000132471)株式会社セガ (811)
【Fターム(参考)】