説明

画像処理装置、マイクロコンピュータ及び電子機器

【課題】画像の明るさ変化を検出して、明るさ変化に応じて撮像部の設定を変更可能な画像処理装置を提供すること。
【解決手段】本画像処理回路200は、撮像手段300で撮影された複数のフレームの画素単位の画像データ350を時系列に受け取り画像処理を行う画像処理装置であり、受け取った各フレームの画像データの少なくとも1部の画素の画素値又は輝度に関連する画素成分を積算して積算値を求め、積算値を所与の比較対象値と比較して、比較結果に基づき各フレームの画像の明るさ変化を検出する明るさ変化検出部210を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、マイクロコンピュータ及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
車などの事故時の画像データを取得するために、該移動体に搭載される画像記録装置(ドライブレコーダ)が知られている。
【0003】
画像記録装置の技術として、撮像部で時系列に取得された画像データを順次第一次記憶部に格納してゆき、事故を検出したときに、事故前の所定の期間に取得されて第一次記憶部に格納された画像データを第二次記憶部に記憶させる技術が知られている。これによると、事故前の所定の期間に取得された画像データを第二次記憶部に記憶させることができるため、事故の経過を示す画像データを取得することができる。
【特許文献1】特開平5−197858号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところがドライブレコーダ等に搭載された撮像部の撮影状況は、車体のおかれた環境に応じて変化が激しい。例えば車両がトンネル等に入ったり出たりする場合、周囲の明るさが急激に変化するため、撮像部の輝度調整が追いつかず、明るすぎて、又は暗すぎて何が写っているか判別ができない画像が取得される場合があった。
【0005】
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像の明るさ変化を検出して、明るさ変化に応じて撮像部の設定を変更可能な画像処理装置、マイクロコンピュータ及び電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は、
撮像手段で撮影された複数のフレームの画素単位の画像データを時系列に受け取り画像処理を行う画像処理装置であって、
受け取った各フレームの画像データの少なくとも1部の画素の画素値又は輝度に関連する画素成分を積算して積算値を求め、積算値を所与の比較対象値と比較して、比較結果に基づき各フレームの画像の明るさ変化を検出する明るさ変化検出部と、
を含むことを特徴とする。
【0007】
明るさ変化検出部は例えば専用の回路を設けハードウエア的に実現してもよいし、CPUで明るさ変化検出用のプログラムを実行することでソフトウエア的に実現してもよい。
【0008】
明るさ変化検出部は、受けとった画像データの明るさ変化検出をリアルタイムに行い、明るさ変化検出結果に基づき撮像手段の撮像パラメータの設定を変化させる制御をおこなってもよいし、受け取った画像の画像処置の設定を変更するようにしてもよい。
【0009】
本発明によれば、画素の値の積算値に基づき明るさの変化を検出できるので、少ない処理負荷で高速に画像の明るさ変化を検出して、明るさ変化に応じて撮像部の設定を変更可能な画像処理装置を提供することができる。
【0010】
(2)本発明の画像処理装置は、
前記明るさ変化検出部は、
画像データの少なくとも1部の画素のY成分の積算を行いY成分の積算値を求め、
Y成分の積算値を所与の比較対象値と比較して、比較結果に基づき各フレームの画像の明るさ変化を検出することを特徴とする。
【0011】
(3)本発明の画像処理装置は、
前記明るさ変化検出部は、
各フレームの画像を複数のエリアに分割して、受け取った各フレームの画素の画素値又は輝度に関連する画素成分を、当該画素が属するエリア単位に積算してエリア毎の積算値を求め、エリア毎の積算値に基づき基づき明るさ変化を検出することを特徴とする。
【0012】
例えば車のヘッドライト等で画像一部のエリアのみが明るくなるような場合に、エリア全体での明るさで判断すると、画像全体としては明るさに変化がないのにあると判断して、補正してしまう可能性もある。本発明ではエリア単位の積算値に基づき明るさ変化を検出するので、一部のエリアのみ明るさが大きくなっているかいなか判断できるので、より正確な明るさ変化の検出を行うことができる。
【0013】
(4)本発明の画像処理装置は、
明るさ変化が検出された場合には、撮像手段の画像の輝度調整に係るパラメータを変化させるための制御を行う撮像制御処理部とを含むことを特徴とする。
【0014】
例えばデジタルカメラなどでは、増幅回路を使用して信号のゲインをコントロールすることによって、暗い場所で撮影したデジタル画像の明るさを調整することなどが可能になっている。従って、積算値が所与の比較対象値よりも大きい場合には、撮像手段(カメラモジュール)の画像認識パラメータ(YUVのゲイン等)を、露出を小さくするように制御するようにしてもよい。また積算値が所与の比較対象値よりも小さい場合には、撮像手段(カメラモジュール)の画像認識パラメータ(YUVのゲイン等)を、露出を大きくするように制御するようにしてもよい。
【0015】
(5)本発明の画像処理装置は、
明るさ変化を検出した場合には、割り込み信号を発生させる割り込み制御部を、含むことを特徴とする。
【0016】
(6)本発明の画像処理装置は、
前記明るさ変化検出部は、
積算値の履歴情報に基づいて、比較対象値を設定又は変更することを特徴とする。
【0017】
(7)本発明の画像処理装置は、
前記明るさ変化検出部は、
日時情報に基づき、比較対象値の設定又は変更を行うことを特徴とする。
【0018】
(8)本発明の画像処理装置は、
前記明るさ変化検出部は、
複数のレベルの各レベルに対応して異なる比較対象値を設定し、積算値を各レベルの比較対象値と比較して、比較結果に基づき明るさ変化のレベルを判定し、
前記撮像制御処理部は、
判定されたレベルに応じて、撮像手段の画像認識パラメータを変化させるための制御を行うとを含むことを特徴とする。
【0019】
(9)本発明の画像処理装置は、
前記撮像制御処理部は、
複数のレベルの各レベルに対応してカメラモジュール制御パターンが記憶されたレベル別制御テーブルを記憶し、レベル別制御テーブルに基づき、判定されたレベルに対応した制御を行うことを特徴とする。
【0020】
(10)本発明の画像処理装置は、
前記明るさ変化検出部は、
各フレームの画素値の積算を行う際に、各フレームの画素を所定の規則に基づいて間引きして間引き後の画素の画素値を積算対象として積算を行うことを特徴とする。
【0021】
(11)本発明は、
上記のいずれかに記載の画像処理装置を含むことを特徴とするマイクロコンピュータである。
【0022】
(12)本発明は、
上記に記載のマイクロコンピュータと、
前記マイクロコンピュータの処理対象となるデータの入力手段と、
前記マイクロコンピュータにより処理されたデータを出力するためのLCD出力手段とを含むことを特徴とする電子機器である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0024】
1.画像処理装置
図1は本実施の形態の画像処理装置のブロック図を示す。
【0025】
本実施の形態の画像処理装置200は、撮像部(カメラモジュール300)からの画像データを受け取るカメラI/F240を含む。画像データは、画素のYUVデータを、例えばYUV422のフォーマットで受け取るようにしてもよい。
【0026】
本実施の形態の画像処理装置200は、明るさ変化検出部210を含む。明るさ変化検出部210は、受け取った各フレームの画像データの少なくとも1部(全部でもよいし、一部でもよい)の画素の画素値又は輝度に関連する画素成分を積算して積算値(各フレーム毎の積算値でもよいし、各フレームのエリア毎の積算値でもよい)を求め、積算値を所与の比較対象値と比較して、比較結果に基づき各フレームの画像の明るさ変化を検出する。
【0027】
明るさ変化検出部210は、画像データの少なくとも1部の画素のY成分の積算を行いY成分の積算値を求め、Y成分の積算値を所与の比較対象値と比較して、比較結果に基づき各フレームの画像の明るさ変化を検出するようにしてもよい。
【0028】
また明るさ変化検出部210は、各フレームの画像を複数のエリアに分割して、受け取った各フレームの画素の画素値又は輝度に関連する画素成分を、当該画素が属するエリア単位に積算してエリア毎の積算値を求め、エリア毎の積算値に基づき基づき明るさ変化を検出するようにしてもよい。
【0029】
また明るさ変化検出部210は、積算値の履歴情報に基づいて、比較対象値を設定又は変更するようにしてもよい。例えば積算値の履歴の値が大きければ設定値を高めに設定または変更し、積算値の履歴の値が小さければ設定値を低めに設定または変更してもよい。
【0030】
また明るさ変化検出部210は、日時情報に基づき、比較対象値の設定又は変更を行うようにしてもよい。
【0031】
また明るさ変化検出部210は、複数のレベルの各レベルに対応して異なる比較対象値を設定し、積算値を各レベルの比較対象値と比較して、比較結果に基づき明るさ変化のレベルを判定してもよい。
【0032】
また明るさ変化検出部210は、各フレームの画素値の積算を行う際に、各フレームの画素を所定の規則に基づいて間引きして間引き後の画素の画素値を積算対象として積算を行うようにしてもよい。例えば一つおきに画素を間引くようにすると、画素を偏りなく抽出でき、処理負荷も低くなる。
【0033】
本実施の形態の画像処理装置200は、明るさ変化が検出された場合には、撮像部(カメラモジュール)300の画像の輝度調整に係るパラメータ(画像認識パラメータ(YUVのゲイン等))302を変化させるための制御を行う撮像制御処理部230とを含むようにしてもよい。なお画像処理装置が撮像部300を直接制御できない場合には、図8で説明するように他の情報処理装置を介して撮像部(カメラモジュール)300の制御を行うようにしてもよい。この場合、撮影制御部230は、明るさ変化を検出した場合には、割り込み信号を発生させ、他の情報処理装置に割り込み信号を送る割り込み制御部として機能させても良い。
【0034】
本実施の形態の画像処理装置200は、画像処理装置の目的に応じた画像処理を行う画像処理部250を含む。
【0035】
図2は本実施の形態における明るさ変化検出部の明るさ変化検出の手法の一例について説明するための図である。本実施の形態では、明るさ変化検出部210は、画像を複数のエリアに分割し、エリア単位で画素値の積算を行い明るさの検出を行う。
【0036】
310は時系列に入力される画像である。例えば各画像を水平方向に3等分、垂直方向に3等分して3×3=9個のエリアに分割してもよいし、水平方向にM等分、垂直方向にN等分してM×N個のエリアに分割してもよい。
【0037】
画像310の所与のエリア320が例えばm×n個の画素P1、P2・・・Pnで構成されており、各画素P1、P2・・・Pnの画素値の値がa1,a2・・・anであるとする。ここにおいてa1,a2・・・anは、例えば各画素の輝度に関連する画素成分(YUV成分やRGB成分のいずれか成分の値)でもよい。
【0038】
画像310のエリアA1の画素値の積算値をAs1とすると、As1は例えば以下の式で表すことが出来る。
As1=a1+a2+・・・+an
【0039】
なおa1、a2、・・・anの上位数ビットの値であるa1’、a2’、・・・an’を積算して積算値Ad1’を求めるようにしてもよい。
【0040】
図3は、明るさ変化検出部210の構成の一例を説明するための図である。
【0041】
明るさ変化検出部210は、外部のカメラモジュール(撮像手段)300で撮影された画素単位の画像データ(例えばYUVデータ350やRGBデータ等、HSYNC(水平同期信号)352、VSYNC(垂直同期信号)354、データバリッド信号356等)を時系列に受け取り、リアルタイムに(VSINCに同期して)、各エリア単位で画素値(またはそのY成分)の積算を行う。
【0042】
明るさ変化検出部210は、加算機211、ワーク積算値バッファ212、エリア別積算値バッファ213−1・・・・213−n、大小比較回路214、最大積算値バッファ215、変化検出部220を含んで構成してもよい。
【0043】
例えば加算機211はYUVデータY成分と、ワーク積算値バッファの値を加算してエリア単位に積算値を求めて、各エリア毎の積算値をエリア1積算値バッファ213−1、エリア2積算値バッファ213−2、・・・、エリア3積算値バッファ213−1に格納してもよい。
【0044】
大小比較回路214は、エリア1積算値バッファ213−1、エリア2積算値バッファ213−2、・・・、エリア3積算値バッファ213−1に格納されたエリア毎の積算値を入力して所与の画像のエリア毎の積算値のなかで最大値を最大積算値バッファ215に出力する。最大積算値バッファ215の値に基づき、明るさ変化検出部220の比較対象値バッファ22に値を設定してもよい。
【0045】
変化検出部220は、比較対象値設定処理部226、比較対象値バッファ222、比較回路224、比較結果格納レジスタ228を含んで構成してもよい。比較回路は224は、エリア1積算値バッファ213−1、エリア2積算値バッファ213−2、・・・、エリア3積算値バッファ213−1に格納される予定の積算値と、比較対象値バッファ22の値を入力して比較結果を比較結果格納レジスタ228に格納する。例えば比較結果格納レジスタ228は、各エリア毎に1ビットの結果格納領域が割り当てられたレジスタでもよく、比較結果に応じて結果格納領域に’0’(明るさ変化なし)又は’1’(明るさ変化有り)を格納するようにしてもい。
【0046】
比較対象値設定処理部226は、積算値の履歴情報に基づいて、比較対象値を設定してもよい。例えば最大積算値バッファ215に格納されている値(積算値の履歴にあたる)に基づき比較対象値バッファに第1の比較対象値を設定してもよい。第1の比較対象値として、例えば最大積算値バッファ215に格納されている前フレームのエリアの最大積算値を設定してもよいし、当該最大積算値から所定の規則に基づき得られる値(例えば最大積算値をk倍した値)を設定してもよい。
【0047】
また比較対象値設定処理部226は、積算値の履歴情報に基づいて、比較対象値を設定又は変更するようにしてもよい。例えば最大積算値バッファ215やエリア積算値バッファ213−1〜213−9に格納された値に応じて設定する比較対象値を決定したり、変化させてもよい。また例えば履歴として取得された各積算値(例えば過去xフレームの画像の積算値の平均等)と設定値の対応テーブルや対応関数を設定して、積算値の履歴情報に基づいて、対応テーブルや対応関数から、ソフトウエア的に比較対象値を求めて設定するようにしてもよい。このようにすると過去xフレームの画像の積算値の平均が低い場合(暗い場合)には、比較対象値を低めに設定し、積算値の平均が高い場合(明るい場合)には、比較対象値を高めに設定することもできる。
【0048】
また比較対象値設定処理部226は、日時情報に基づき、比較対象値の設定又は変更を行うようにしてもよい。例えば時刻情報に基づき、夜の時間帯であれば比較対象値を低く設定し(輝度の低い値を設定し)、夜の時間帯であれば比較対象値を高く設定してもよい(輝度の高い値を設定してもよい)。
【0049】
なお明るさ変化の大小に応じて複数のレベル設定し、どのレベルに該当するか判断する場合には、各レベルに対応した複数の変化検出部220を用意してもよい。各レベル毎の比較対象値と積算値との比較結果を各レベル毎の比較結果格納レジスタに格納して、各レベル毎の比較結果レジスタの値に基づき明るさ変化のレベルを判定してもよい。
【0050】
図4は、明るさ変化のレベルの設定例である。
【0051】
同図に示すようにレベル1〜レベル3の3段階のレベルを設定するようにしてもよい。
【0052】
レベル1は「白飛び」の検出を目的とするために設定されたレベルであり、積算値を画素の最大値と比較してレベル1の変化を検出してもよい。例えばレベル1を検出するための検出部220の比較対象値バッファ222に、画素の最大値を設定してもよい。レベル1が検出された場合には、例えば後述するようにI2C経由でカメラモジュールの露出の再設定をおこなうようにしてもよい。
【0053】
レベル2は「太陽光反射による画像の修正」の検出を目的とするために設定されたレベルであり、通常積算値の4倍の値と比較してレベル2の変化を検出してもよい。例えばレベル2を検出するための検出部220の比較対象値バッファ222に、デフォルトで設定された通常積算値の4倍の値を設定してもよいし、最大積算値バッファ(過去の履歴)に格納された値の4倍の値を設定してもよい。レベル2が検出された場合には、画像処理で、次の画像データの該当するY成分の修正(例えばY成分の値を1/4にする補正)を行うようにしてもよい。
【0054】
レベル3は「突発的明るさによる画像の修正」の検出を目的とするために設定されたレベルであり、通常積算値の2倍の値と比較してレベル3の変化を検出してもよい。例えばレベル3を検出するための検出部220の比較対象値バッファ222に、デフォルトで設定された通常積算値の2倍の値を設定してもよいし、最大積算値バッファ(過去の履歴)に格納された値の2倍の値を設定してもよい。レベル3が検出された場合には、画像処理で、次の画像データの該当するY成分の修正(例えばY成分の値を1/2にする補正)を行うようにしてもよい。
【0055】
例えば変化の度合いがレベル1>レベル2>レベル3で設定されている場合には、レベル1のみ満たす場合にはレベル1、レベル1とレベル2を満たす場合にはレベル2、レベル1からレベル32を満たす場合にはレベル3と判断することができる。
【0056】
また本画像処理装置はレベルに応じて種類の異なる割り込み信号(例えばレベル1ならば第1の割り込み信号、レベル2ならば第2の割り込み信号、レベル3ならば第3の割り込み信号)を発生させ、カメラモジュール又はカメラモジュールを制御可能な他の画像処理装置に通知する。カメラモジュール又はカメラモジュールを制御可能な他の画像処理装置では、明るさ変化のレベルとカメラモジュールの設定値の関係を予めテーブルとして設定しておいて、受け取った割り込み信号の種類に対応した設定値をテーブルから取得し、取得した設定値に基づきカメラモジュールの撮影制御パラメータを設定又は変更するようにしてもよい。
【0057】
2.画像データ記録システム
次に図5から図8を用いて本実施の形態の画像処理装置を用いた画像データ記録システム1(ドライブレコーダや監視カメラ)の一例について説明する。
【0058】
図5は、本実施の形態の画像処理装置を用いた画像データ記録システム1(ドライブレコーダや監視カメラ)の構成図である。
【0059】
10−1〜10−4はカメラモジュール(例えばNTSC/PALカメラ)であり、12−1〜12−4はデコーダ(例えばNTSC/PAL Video Decoder)である。
【0060】
20は、本実施の形態の画像処理装置である第2の画像処理装置(インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するマルチビデオ入力のインタレース/プログレッシブ装置、IC)である。第2の画像処理装置(インタレース/プログレッシブ変換装置、IC)20を第1の画像処理装置(マルチカメラ対応の画像コントローラ)30等と組み合わせることにより、NTSC/PALビデオデコーダ12−1〜12−4からのデジタル信号をJPEG画像に変換することができる。またインタレース/プログレッシブ変換装置20は大容量のSRAMを内蔵させるようにしてもよい。またインタレース/プログレッシブ変換装置20は、ビデオ入力を複数チャネルを備えているので、固定画面出力、自動スキャン画面出力、複数入力マージ画面出力と、多様な画面出力を行わせるようにしてもよい。また第2の画像処理装置(インタレース/プログレッシブ変換装置)20は、動体検出機能を内蔵させ、動体検出によってホストCPUへ割り込みを発生させるようにすることで、システムを省電力化するようにしてもよい。
【0061】
例えば第2の画像処理装置(インタレース/プログレッシブ変換装置)20とシングルカメラタイプの画像コントローラとのセット使用で、最大4個のカメラセット(カメラモジュール+NTSC/PALデコーダ)との接続が可能にすることができる。
【0062】
30は、ドライブレコーダや車載カメラなどに最適な第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)であり、カメラインタフェース機能、JPEGエンコーダ機能に加え、CF、SD Memory、USB(Device)各種インタフェースおよび8chのADCを内蔵している。第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)30にカメラモジュール10−1〜10−4、SDRAM、外付けのストレージ(CF Memory CardまたはSD Memory Card)とファームウェアを格納したFlash ROMを接続することにより、ドライブレコーダ製品や車載カメラ製品を構成することができる。また第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)30はGPIOおよびI2Cバスに搭載させてカメラの設定や外部機器の制御を行うことようにすることもできる。
【0063】
なおデータ記録システムを監視カメラとして使用する場合には、第2の画像処理装置(インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するマルチビデオ入力のインタレース/プログレッシブ装置)20の出力をLCDコントローラやビデデコーダ40及びディスプレイ50に接続して、ディスプレイ50に表示させるようにしてもよい。
【0064】
図6は、画像データ記録システム1をドライブレコーダに応用した場合のイメージ図である。
【0065】
同図に示すように本実施の画像データ記録システム1は、車体の前方方向を撮影するフロントカメラ10−1(プログレッシブ形式のデジタル画像データを出力)、車体の後方向を撮影するバックカメラ10−2(インタレース形式のアナログ画像データを出力)、車体の進行方向に対して左方向を撮影するサイドカメラ10−3(インタレース形式アナログの画像データを出力)、車体の進行方向に対して右方向を撮影するサイドカメラ10−4(インタレース形式のアナログ画像データを出力)を搭載している。
【0066】
第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)30は、デュアルカメラ対応の画像コントローラICであるため、第1のカメラインタフェースに車体の前方方向を撮影するフロントカメラ10−1(プログレッシブ形式のデジタル画像データを出力)を接続し、第2のカメラインタフェースにインタレース/プログレッシブ変換装置20を接続している。
【0067】
第2の画像処理装置(インタレース/プログレッシブ変換装置)20は、ビデオ入力を4チャネルを備えているので、各チャネルにNTSCデコーダを介して、車体の後方向を撮影するバックカメラ10−2(インタレース形式のアナログ画像データを出力)、車体の進行方向に対して左方向を撮影するサイドカメラ10−3(インタレース形式アナログの画像データを出力)、車体の進行方向に対して右方向を撮影するサイドカメラ10−4(インタレース形式のアナログ画像データを出力)が接続されている。
【0068】
なお第2の画像処理装置(インタレース/プログレッシブ変換装置)20の出力をオートスキャン画面出力(図6(B)参照)とすることにより、バックカメラ10−2の画像、サイドカメラ10−3の画像、サイドカメラ10−4の画像を、順次切り替えて出力させることができる。
【0069】
また第2の画像処理装置(インタレース/プログレッシブ変換装置)20の出力を複数入力マージ画面出力(図6(D)参照)とすることにより、バックカメラ10−2の画像、サイドカメラ10−3の画像、サイドカメラ10−4の画像を1つの画像にマージして出力させることができる。
【0070】
図7は、第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)の構成の一例を示す図である。
【0071】
第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)30は、第1のカメラモジュール14−1からの画像データを処理する画像処理部32−1を含む。画像処理部32−1は、カメラI/F34−1,リサイズ処理部36−1,圧縮処理部38−1等を含む。また第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)30は、第2のカメラモジュール14−2からの画像データを処理する画像処理部32−2を含む。画像処理部32−2は、カメラI/F34−2,リサイズ処理部36−2,圧縮処理部38−2等を含む。圧縮処理部38−1、圧縮処理部38−2は、30 fps @VGAのハードウェアによるJPEGエンコードを実現する。
【0072】
また第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)30は、カメラモジュールごとにハードウェアJPEGエンコーダ(圧縮処理部38−1、38−2)を2個搭載している。
【0073】
また第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)30は、音声データをサポートするI2S60を含むようにしてもよい。
【0074】
また第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)30は、Compact FlashインタフェースによるCF Memory Cardに対応するためのCF CardI/F66を含むようにしてもよい。
【0075】
また第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)30は、Compact Flashインタフェースによる無線LANインタフェース(802.11b/g)に対応可能に構成してもよい。
【0076】
また第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)30は、SD MemoryインタフェースによるSD Memory Card接続に対応するためのSD Memory CardI/F64を含むようにしてもよい。
【0077】
また第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)30は、PCとの接続を可能にするためのUSBインタフェース52を含む。
【0078】
また第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)30は、ジャイロセンサ等の各種アナログセンサとの接続が可能なADC54を含むようにしてもよい。
【0079】
また第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)30は、例えば車速パルスを計測するイベントカウンタ用タイマ48を含むようにしてもよい。
【0080】
また第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)30は、2ポート(16bit-Bus: FROM/SRAM, 32bit-Bus: SDRAM)のメモリバスを含むようにしてもよい。
【0081】
図8は、本実施の形態の画像処理装置の一例である第2の画像処理装置(インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するマルチビデオ入力のインタレース/プログレッシブ装置、IC)の構成を示す図である。
【0082】
第2の画像処理装置(インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するマルチビデオ入力のインタレース/プログレッシブ装置、IC)20は、インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するICである。第2の画像処理装置(インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するマルチビデオ入力のインタレース/プログレッシブ装置、IC)20は、インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するために必要十分のSRAM130を内蔵しているので、外付けRAMを用いることなくインタレース信号をプログレッシブ信号に変換することができる。
【0083】
第2の画像処理装置(インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するマルチビデオ入力のインタレース/プログレッシブ装置、IC)20は、ビデオ入力を4チャネル22−1、22−2、22−3,22−4備えており、固定画面出力、オートスキャン画面出力、複数入力マージ画面出力と、多様な画面出力が可能である。また、本実施の形態の第2の画像処理装置(インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するマルチビデオ入力のインタレース/プログレッシブ装置、IC)20は、動体検出機能を内蔵しており、動体検出によってホストCPUへ割り込みを発生することができるので、システムを省電力化することができる。
【0084】
第2の画像処理装置(インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するマルチビデオ入力のインタレース/プログレッシブ装置、IC)20は、各チャネル102−1〜102−4からの画像データの入力タイミングをコントロールする入力コントローラ110ー1〜110−4を含む。本実施の形態の第2の画像処理装置(インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するマルチビデオ入力のインタレース/プログレッシブ装置、IC)20は、入力コントローラ110ー1〜110−4の出力される画像データのリサイズ処理を行うスケーラ110−1〜110−4を含む。縮小モード又はマージモードの場合には、スケーラ110−1〜110−4は、入力画像の各ラインの画素数を1/2に間引き、列の長さを1/2にリサイズする処理を行う。
【0085】
第2の画像処理装置(インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するマルチビデオ入力のインタレース/プログレッシブ装置、IC)20は、スケーラ110−1〜110−4の出力をSRAM130に書き込み、所定のタイミングでSRAM130から画像データを読み出して第1の出力ライン163、第2の出力ライン165、第3の出力ライン166に出力するメモリコントーラ140を含む。
【0086】
第2の画像処理装置(インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するマルチビデオ入力のインタレース/プログレッシブ装置、IC)20は、第1の出力ライン163、第2の出力ライン165、第3の出力ライン167を受け取り、プログレッシブ形式の画像データを出力するI/P変換部170を含む。
【0087】
第2の画像処理装置(インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するマルチビデオ入力のインタレース/プログレッシブ装置、IC)20は、動体検出、明るさ検出を行うエリアセンサ120と、動体検出、明るさ検出の検出結果に基づき、割り込み信号を発生させる割り込みコントローラ122を含む。
【0088】
エリアセンサ120は、受け取った各フレームの画像データの少なくとも1部の画素の画素値又は輝度に関連する画素成分を積算して積算値を求め、積算値を所与の比較対象値と比較して、比較結果に基づき各フレームの画像の明るさ変化を検出する明るさ変化検出部として機能する。
【0089】
また、割り込みコントローラ122は、明るさ変化を検出した場合には、割り込み信号を発生させる割り込み制御部として機能する。
【0090】
第2の画像処理装置(インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するマルチビデオ入力のインタレース/プログレッシブ装置、IC)20は、I2C190、I2Cスルーコントローラ192、セレクタ194を含む。
【0091】
鋳込みコントローラ122が発生させた割り込み信号を受けた第1の画像処理装置(図7)のI2C処理部58は、第2の画像処理装置のI2C190、I2Cスルーコントローラ192、セレクタ194を介して、デジタルカメラの撮影制御パラメータの設定等を行う。
【0092】
3.マイクロコンピュータ
図9は、本実施の形態のマイクロコンピュータのハードウエアブロック図の一例である。
【0093】
本マイクロコンピュータ700は、CPU510、キャッシュメモリ520、LCDコントローラ530、リセット回路540、プログラマブルタイマ550、リアルタイムクロック(RTC)560、DRAMコントローラ兼バスI/F570、割り込みコントローラ580、シリアルインターフェース590、バスコントローラ600、A/D変換器610、D/A変換器620、入力ポート630、出力ポート640、I/Oポート650、クロック発生装置560、プリスケーラ570、MMU730、画像処理回路740及びそれらを接続する汎用バス680、専用バス730等、各種ピン690等を含む。
【0094】
画像処理回路740は、例えば図1,3で説明した構成を有する。
【0095】
4.電子機器
図10に、本実施の形態の電子機器のブロック図の一例を示す。本電子機器800は、マイクロコンピュータ(またはASIC)810、入力部820、メモリ830、電源生成部840、LCD850、音出力部860を含む。
【0096】
ここで、入力部820は、種々のデータを入力するためのものである。マイクロコンピュータ810は、この入力部820により入力されたデータに基づいて種々の処理を行うことになる。メモリ830は、マイクロコンピュータ810などの作業領域となるものである。電源生成部840は、電子機器800で使用される各種電源を生成するためのものである。LCD850は、電子機器が表示する各種の画像(文字、アイコン、グラフィック等)を出力するためのものである。音出力部860は、電子機器800が出力する各種の音(音声、ゲーム音等)を出力するためのものであり、その機能は、スピーカなどのハードウェアにより実現できる。
【0097】
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】本実施の形態の画像処理装置のブロック図。
【図2】本実施の形態における明るさ変化検出部の明るさ変化検出の手法の一例について説明するための図。
【図3】明るさ変化検出部の構成の一例を説明するための図である。
【図4】明るさ変化のレベルの設定例。
【図5】本実施の形態の画像処理装置を用いた画像データ記録システム1(ドライブレコーダや監視カメラ)の構成図。
【図6】画像データ記録システムをドライブレコーダに応用した場合のイメージ図。
【図7】第1の画像処理装置(デュアルカメラ対応の画像コントローラ)の構成の一例を示す図。
【図8】本実施の形態の画像処理装置の一例である第2の画像処理装置(インタレース信号をプログレッシブ信号に変換するマルチビデオ入力のインタレース/プログレッシブ装置、IC)の構成を示す図である。
【図9】本実施の形態のマイクロコンピュータのハードウエアブロック図の一例である。
【図10】マイクロコンピュータを含む電子機器のブロック図の一例を示す。
【符号の説明】
【0099】
200 画像処理装置 210 明るさ変化検出部、211 加算器、212 ワーク積算値バッファ、213−1,・・・213−9 エリア別積算値バッファ、214 大小比較回路、216 タイミング調整回路、222 比較対象値バッファ、224 比較回路、226 比較対象値設定処理部、228 比較結果格納レジスタ、510 CPU、530 LCDコントローラ、540 リセット回路、550 プログラマブルタイマ、560 リアルタイムクロック(RTC)、570 DRAMコントローラ兼バスI/F、580 割り込みコントローラ、590 シリアルインターフェース、600 バスコントローラ、610 A/D変換器、620 D/A変換器、630 入力ポート、640 出力ポート、650 I/Oポート、660 クロック発生装置(PLL)、670 プリスケーラ、680 汎用バス、690 各種ピン、700 マイクロコンピュータ、710 ROM、720 RAM、730 MMU、800 電子機器、850 LCD

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像手段で撮影された複数のフレームの画素単位の画像データを時系列に受け取り画像処理を行う画像処理装置であって、
受け取った各フレームの画像データの少なくとも1部の画素の画素値又は輝度に関連する画素成分を積算して積算値を求め、積算値を所与の比較対象値と比較して、比較結果に基づき各フレームの画像の明るさ変化を検出する明るさ変化検出部と、
を含むことを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記明るさ変化検出部は、
画像データの少なくとも1部の画素のY成分の積算を行いY成分の積算値を求め、
Y成分の積算値を所与の比較対象値と比較して、比較結果に基づき各フレームの画像の明るさ変化を検出することを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
請求項1乃至2のいずれかにおいて、
前記明るさ変化検出部は、
各フレームの画像を複数のエリアに分割して、受け取った各フレームの画素の画素値又は輝度に関連する画素成分を、当該画素が属するエリア単位に積算してエリア毎の積算値を求め、エリア毎の積算値に基づき基づき明るさ変化を検出することを特徴とする画像処理装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかにおいて、
明るさ変化が検出された場合には、撮像手段の画像の輝度調整に係るパラメータを変化させるための制御を行う撮像制御処理部とを含むことを特徴とする画像処理装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかにおいて、
明るさ変化を検出した場合には、割り込み信号を発生させる割り込み制御部を、含むことを特徴とする画像処理装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかにおいて、
前記明るさ変化検出部は、
積算値の履歴情報に基づいて、比較対象値を設定又は変更することを特徴とする画像処理装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかにおいて、
前記明るさ変化検出部は、
日時情報に基づき、比較対象値の設定又は変更を行うことを特徴とする画像処理装置。
【請求項8】
請求項1乃至10のいずれかにおいて、
前記明るさ変化検出部は、
複数のレベルの各レベルに対応して異なる比較対象値を設定し、積算値を各レベルの比較対象値と比較して、比較結果に基づき明るさ変化のレベルを判定し、
前記撮像制御処理部は、
判定されたレベルに応じて、撮像手段の画像認識パラメータを変化させるための制御を行うとを含むことを特徴とする画像処理装置。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれかにおいて、
前記撮像制御処理部は、
複数のレベルの各レベルに対応してカメラモジュール制御パターンが記憶されたレベル別制御テーブルを記憶し、レベル別制御テーブルに基づき、判定されたレベルに対応した制御を行うことを特徴とする画像処理装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれかにおいて、
前記明るさ変化検出部は、
各フレームの画素値の積算を行う際に、各フレームの画素を所定の規則に基づいて間引きして間引き後の画素の画素値を積算対象として積算を行うことを特徴とする画像処理装置。
【請求項11】
請求項1乃至10のいずれかに記載の画像処理装置を含むことを特徴とするマイクロコンピュータ。
【請求項12】
請求項11に記載のマイクロコンピュータと、
前記マイクロコンピュータの処理対象となるデータの入力手段と、
前記マイクロコンピュータにより処理されたデータを出力するためのLCD出力手段とを含むことを特徴とする電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−77230(P2009−77230A)
【公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−245216(P2007−245216)
【出願日】平成19年9月21日(2007.9.21)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】