説明

画像処理装置、及び、画像処理方法

【課題】画像出力機能に基づいて、入力される画像データの入力条件を設定する画像処理装置、及び、画像処理方法を提供すること。
【解決手段】画像出力手段と画像入力手段とを有する画像処理装置であって、画像を出力する画像出力手段の出力条件を取得する条件取得手段と、前記出力条件に基づいて、入力される入力画像データの入力条件を設定する条件設定手段と、前記入力条件により、入力画像データを取得する画像入力手段と、を有する画像処理装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、及び、画像処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複合機では、入力される画像データのサイズ毎に、出力する画像のサイズに合わせて画像処理を行い、印刷などの出力を行う。ところで、画像を読み取って画像データを取得するスキャナの処理では、原稿のサイズ、カラーかモノクロか等を判断するために、プリスキャンを行っている。しかしながら、このプリスキャンには、時間がかかる。
【0003】
そこで、例えば、特許第2833905号公報(特許文献1)には、ユーザが読み取りサイズやカラー画像の有無を設定する場合には、設定される項目に係るプリスキャンを省略する画像読取装置の発明が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に開示の画像読取装置の発明では、画像の読み取りと印刷出力とが一台の装置で実現される複写機における画像の読み取りについては、考慮されていない。複写機では、印刷出力の条件が定まっていることがある。このような場合に、印刷出力の条件に関わりなく、操作者から設定される条件にしたがってプリスキャンによる判断を行うと、読み取りの条件が印刷出力の条件に合わないことがある。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みて、これらの問題を解消するために発明されたものであり、画像出力機能に基づいて、入力される画像データの入力条件を設定する画像処理装置、及び、画像処理方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は次の如き構成を採用した。本発明の画像処理装置は、画像を出力する画像出力手段の出力条件を取得する条件取得手段と、前記出力条件に基づいて、入力される入力画像データの入力条件を設定する条件設定手段と、前記入力条件により、入力画像データを取得する画像入力手段と、を有する構成とすることができる。
【0007】
これにより、画像出力機能に基づいて、入力される画像データの入力条件を設定する画像処理装置を提供することができる。
【0008】
なお、上記課題を解決するため、本発明は、上記画像処理装置における画像処理方法としてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の画像処理装置及び画像処理方法によれば、画像出力機能に基づいて、入力される画像データの入力条件を設定する画像処理装置、及び、画像処理方法を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1の機能構成の例を示す図である。
【図2】図2は、出力条件に対応する入力条件の設定(その1)を説明する図である。
【図3】図3は、出力条件に対応する入力条件の設定(その2)を説明する図である。
【図4】図4は、出力条件に対応する入力条件の設定(その3)を説明する図である。
【図5】図5は、入力条件を設定する処理(その1)を説明するフロー図である。
【図6】図6は、入力条件を設定する処理(その2)を説明するフロー図である。
【図7】図7は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置を実現するコンピュータの構成を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本実施の形態を図面に基づき説明する。
【0012】
〔本実施の形態〕
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1の機能構成の例を示す図である。図1の画像形成装置1は、制御部10、画像出力手段20、画像入力手段30、サイズ取得手段31、カラー情報取得手段32、及び、操作部80を有する。
【0013】
操作部80は、操作者が画像形成装置1に対する指示の入力を行い、操作者に対して画像形成装置1に係る情報を表示する。操作部80は、入力手段81、及び、表示手段82を有する。
【0014】
入力手段81は、操作者が、画像形成装置1に対する指示、ジョブに設定する条件等を入力する。入力手段81は、例えば、テンキー等である。表示手段82は、画像形成装置1の状態、画像形成装置1が実行するジョブに係る情報を表示する。表示手段82は、また、操作者に対し、指示や条件等の入力を促す画面を表示する。なお、操作部80は、例えば、タッチパネルでもよい。
【0015】
制御部10は、画像形成装置1の各部の制御を行う。制御部10は、条件取得手段11、条件設定手段12、及び、画面生成手段13を有する。条件取得手段11は、画像出力手段20が画像を出力する際の出力条件を取得する。出力条件とは、例えば、画像を形成する媒体のサイズである。出力条件は、また例えば、出力画像のサイズでもよい。出力条件は、また、画像をカラーで出力するか、モノクロで出力するかの情報でもよい。この情報を「カラー情報」という。なお、カラー情報は、画像を形成するトナーの色数の情報でもよい。
【0016】
条件設定手段12は、条件取得手段11が取得した出力条件に基づく、入力条件を設定する。入力条件は、画像入力手段30が画像データを取得する際の条件である。入力条件とは、例えば、画像データに対応する画像又は媒体のサイズである。このサイズを、入力画像サイズという。入力条件は、また、カラー情報であってもよい。
【0017】
条件設定手段12は、例えば、出力条件に含まれる媒体サイズが、一の媒体サイズのみの場合には、その媒体サイズを、入力画像サイズとする。条件設定手段12は、また例えば、出力条件に含まれる媒体サイズが、複数の媒体サイズの場合には、入力条件の入力画像サイズを、「自動サイズ検知」とする。
【0018】
条件設定手段12は、また例えば、出力条件に含まれるカラー情報が、「カラー」の場合には、入力条件のカラー情報を「カラー」とし、出力条件に含まれるカラー情報が、「モノクロ」の場合には、入力条件のカラー情報を「モノクロ」とする。なお、出力条件に含まれるカラー情報が、「カラー」の場合に、入力条件のカラー情報を、「自動カラー検知」としてもよい。これは、例えば、画像出力手段が、プロッタの場合には、通常、カラー画像形成を行う形成手段は、モノクロ画像の形成をも行うからである。
【0019】
画面生成手段13は、操作部80に表示させる画面を生成する。画面生成手段13は、例えば、画像入力手段30が原稿上の画像を読み取る際に設定する条件の入力を促す画面を生成する。画面生成手段13は、また、画像出力手段20が画像を出力する際に設定する条件の入力を促す画面を生成してもよい。
【0020】
画像出力手段20は、画像データに対し、出力のための処理を行い、画像を出力する。画像出力手段20は、例えば、プロッタの場合には、印刷出力のための処理を行い、その画像データを媒体上に形成して出力する。画像出力手段20が、印刷出力を行う際の出力条件は、例えば、画像を形成する媒体のサイズ、画像を形成する際のトナーの色数等である。出力条件には、さらに、出力する部数、画像の拡大縮小等の情報を含んでもよい。画像出力手段20は、例えば、プロッタ装置とそのプロッタ装置を制御する制御部とを含む。画像出力手段20は、また、ファクシミリでもよく、ネットワーク通信による画像データの出力を行う手段、又は、ハードディスク装置等の記憶手段への画像データへの格納を行う手段でもよい。
【0021】
画像入力手段30は、入力される入力画像データを取得する。画像入力手段30は、例えば、スキャナの場合には、原稿上に形成されている画像を、光学的に読み取って画像データを生成する。画像入力手段30は、さらに、光学的に読み取られた信号に対し、所定の画像処理を行う。この画像処理は、例えば、色補正等である。画像入力手段30は、例えば、スキャナ装置とそのスキャナ装置を制御する制御部とを含む。
【0022】
画像入力手段30は、入力される入力画像データのサイズを、入力条件により設定し、入力画像データを取得する手段であればよい。
【0023】
サイズ取得手段31は、画像入力手段30が、入力画像データを取得する際の画像サイズを取得する。画像サイズとは、画像が形成されている媒体のサイズ、又は、画像そのもののサイズである。画像入力手段30が、スキャナの場合には、サイズ取得手段31は、原稿上の画像を読み取る際の原稿サイズを取得する。
【0024】
カラー情報取得手段32は、画像入力手段30が、入力画像データを取得する際のカラー情報を取得する。画像入力手段30が、スキャナの場合には、カラー情報取得手段32は、原稿上の画像を読み取る際に、カラー情報を取得する。
【0025】
以下の、図2ないし図6では、画像の入力がスキャナによる読み取りであり、画像の出力が印刷出力である場合の例について、説明する。
【0026】
図2ないし図4は、出力条件に対応する入力条件の設定を説明する図である。なお、図2ないし図4の各部と、図1の各手段との対応は、以下の通りである。操作部800は、操作部80に対応する。画像入力部310と画像入力デバイス320は、画像入力手段30に対応する。画像出力部200、画像出力部210、及び、画像出力部220、は、画像出力手段20に対応する。
【0027】
図2では、操作部800から、画像入力部310に対し、自動サイズ検知が設定される。一方、操作部800から、画像出力部200に対し、出力する用紙サイズが指定される。ここでは、A4サイズが指定される。これにより、画像出力部200から画像入力部310に対し、サイズ情報が通知される。このサイズ情報には、「A4サイズ」の値が含まれる。
【0028】
画像入力部310は、操作部800からの入力と、画像出力部200からの入力と、に基づいて、入力条件を設定する。ここでは、画像出力部200からの出力条件に対応する「A4サイズ」が設定される。
【0029】
画像入力部310は、画像入力デバイス320に対し、A4サイズによる読取を指定する。これにより、画像入力デバイス320が、A4サイズの原稿の読み取り処理を行う。
【0030】
図3は、操作者が複数の用紙サイズを指定する場合の、入力条件を設定する処理を説明する図である。図3では、操作部800から、画像入力部310に対し、自動サイズ検知が設定される。一方、操作部800から、画像出力部210に対し、出力する用紙サイズが指定される。ここでは、A4サイズが指定される。これにより、画像出力部210から画像入力部310に対し、「A4サイズ」の値を含むサイズ情報が通知される。
【0031】
また、操作部800から、画像出力部220に対し、出力する用紙サイズが指定される。ここでは、A3サイズが指定される。これにより、画像出力部220から画像入力部310に対し、「A3サイズ」の値を含むサイズ情報が通知される。
【0032】
画像入力部310は、操作部800からの入力、画像出力部210からの入力、及び、画像出力部220からの入力に基づいて、画像入力デバイス320に対して入力条件を設定する。ここでは、2つの画像出力部からの、それぞれ異なるサイズ情報に対応させるため、「自動サイズ読取」を指定する。画像入力デバイス320は、自動サイズ読取による原稿上の画像の読み取りを行う。なお、自動サイズ読取の場合には、例えば、図1に示すサイズ取得手段31が取得するサイズ情報が用いられる。
【0033】
図4は、操作者が複数の用紙サイズを指定する場合の、入力条件を設定する処理を説明する図である。図4では、複数の用紙サイズの一つに「サイズ制約なし」を含む。図4では、操作部800から、画像入力部310に対し、自動サイズ検知が設定される。一方、操作部800から、画像出力部210に対し、出力する用紙サイズが指定される。ここでは、A4サイズが指定される。これにより、画像出力部210から画像入力部310に対し、「A4サイズ」の値を含むサイズ情報が通知される。
【0034】
また、操作部800から画像出力部220に対し、出力する用紙サイズが指定される。ここでは、「サイズ指定なし」が指定される。これにより、画像出力部220から画像入力部310に対し、「サイズ制約なし」の値を含むサイズ情報が通知される。
【0035】
画像入力部310は、操作部800からの入力、画像出力部210からの入力、及び、画像出力部220からの入力に基づいて、画像入力デバイス320に対して入力条件を設定する。ここでは、2つの画像出力部からの、それぞれ異なるサイズ情報に対応させるため、「自動サイズ読取」を指定する。画像入力デバイス320は、自動サイズ読取による原稿上の画像の読み取りを行う。なお、自動サイズ読取の場合には、例えば、図1に示すサイズ取得手段31が取得するサイズ情報が用いられる。
【0036】
図5及び図6は、本実施の形態に係る画像形成装置1における、入力条件を設定する処理を説明するフロー図である。図5は、画像出力部210が、1の用紙サイズの出力を行う場合の例を示すフロー図である。
【0037】
図5のステップS11では、操作部800から画像入力部310に対し、自動サイズ設定の指示が入力される。この指示は、操作者からの入力に基づく。ステップS11に続いてステップS12に進み、操作部800から画像出力部210に対し、形成する画像を出力する用紙のトレイを指定する指示が出力される。ここでは、A4トレイが指定される。この指示は、操作者からの入力に基づく。
【0038】
ステップS12に続いてステップS13に進み、画像出力部210から画像入力部310に対し、出力条件に含まれるサイズ情報が通知される。ここでは、A4サイズの値が通知される。
【0039】
ステップS13に続いてステップS14に進み、操作部800から画像出力部210に対し、複写のジョブを開始する通知が出力される。ステップS14に続いてステップS15に進み、操作部800から画像入力部310に対し、複写のジョブを開始する通知が出力される。
【0040】
ステップS15に続いてステップS16に進み、画像入力部310が、入力条件に含まれるサイズ情報の設定を行う。画像入力部310は、ステップS11の操作部800からの指示、及び、ステップS13の画像出力部210からのサイズ情報に基づいて、入力条件のサイズ情報を判断する。ここでは、画像出力部210から入力される「A4サイズ」による読み取りを行うことが設定される。
【0041】
ステップS16に続いてステップS17に進み、画像入力部310から画像入力デバイス320に対し、原稿の読み取りをA4サイズで行う旨の通知が出力される。この通知により、画像入力デバイス320が、原稿上の画像の読み取りを行う。
【0042】
図5の処理により、画像出力部210における印刷出力の用紙サイズが定められている場合に、画像入力デバイス320は、プレスキャン等を行うことなく、予め定められる原稿サイズの読み取りを行うことができる。これにより、読み取り処理を高速にすることができる。
【0043】
図6は、画像出力部210と画像出力部220とが、異なる用紙サイズの出力を行う場合の例を示すフロー図である。
【0044】
図6のステップS21では、操作部800から画像入力部310に対し、自動サイズ設定の指示が入力される。この指示は、操作者からの入力に基づく。ステップS21に続いてステップS22に進み、操作部800から画像出力部210に対し、形成する画像を出力する用紙のトレイを指定する指示が出力される。ここでは、A4トレイが指定される。この指示は、操作者からの入力に基づく。
【0045】
ステップS22に続いてステップS23に進み、画像出力部210から画像入力部310に対し、出力条件に含まれるサイズ情報が通知される。ここでは、A4サイズの値が通知される。
【0046】
ステップS22に続いて、又は、ステップS22と非同期に、ステップS24に進み、操作部800から画像出力部220に対し、形成する画像を出力する用紙のトレイを指定する指示が出力される。ここでは、A3トレイが指定される。この指示は、操作者からの入力に基づく。
【0047】
ステップS24に続いてステップS25に進み、画像出力部220から画像入力部310に対し、出力条件に含まれるサイズ情報が通知される。ここでは、A3サイズの値が通知される。
【0048】
ステップS22ないしステップS25の処理の後、ステップS26及びステップS27に進む。ステップS26では、操作部800から画像出力部210に対し、複写のジョブを開始する通知が出力される。ステップS27では、操作部800から画像出力部220に対し、複写のジョブを開始する通知が出力される。
【0049】
ステップS26及びステップS27の処理の後、ステップS28に進み、操作部800から画像入力部310に対し、複写のジョブを開始する通知が出力される。
【0050】
ステップS28に続いてステップS29に進み、画像入力部310が、入力条件に含まれるサイズ情報の設定を行う。画像入力部310は、ステップS21の操作部800からの指示、ステップS23の画像出力部210からのサイズ情報、及び、ステップS25の画像出力部220からのサイズ情報に基づいて、入力条件のサイズ情報を判断する。ここでは、画像出力部210と画像出力部220とから入力されるサイズ情報が異なることから、「自動サイズ読取」による読み取りを行うことが設定される。
【0051】
ステップS29に続いてステップS30に進み、画像入力部310から画像入力デバイス320に対し、原稿の読み取りを自動サイズ読取で行う旨の通知が出力される。この通知により、画像入力デバイス320が、原稿上の画像の読み取りを行う。
【0052】
図6の処理により、画像出力部における出力する用紙サイズが複数のサイズであることから、サイズ取得手段31による原稿サイズの検知を行う。これにより、図5の処理と図6の処理とで同一の画像入力部310の構成により、予め印刷出力する用紙サイズが定められている場合と、定められていない場合との、両方に対応することができる。
【0053】
なお、図2ないし図6に示す処理では、出力条件及び入力条件に含まれる情報のうち、サイズ情報に係る処理について、説明した。カラー情報に係る処理についても、同様に、予め「カラー画像」又は「モノクロ画像」の何れを出力するか定められている場合に、その出力条件に対応する入力条件を設定することができる。
【0054】
(コンピュータ等による実現 MFP)
図7は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置を実現するコンピュータの構成を説明する図である。図7のコンピュータは、主処理部400、入力装置410、表示装置420、スキャナ430、プロッタ440、NIC460、ドライブ装置480、ハードディスク装置(以下、「HDD」という。)490、入力I/F419、表示I/F429、スキャナI/F439、プロッタI/F449、ドライブI/F489、及び、HDDI/F499を有する。
【0055】
主処理部400は、コンピュータプログラムを実行して各機能を実現する。主処理部400は、例えば、CPU401、ROM408、及び、RAM409を有する。CPU401は、コンピュータプログラムを実行することにより、コンピュータが有する各デバイス等の制御を行う。ROM408は、例えば、コンピュータプログラムやパラメータ等が格納され、CPU401にそれらが供せられる。RAM409は、例えば、CPU401がコンピュータプログラムを実行する際のワークメモリとして供せられる。
【0056】
入力装置410は、例えば、キーボードやマウス等の入力デバイスとして構成され、コンピュータに対する指示等が入力される。表示装置420は、コンピュータの状態等が表示される。スキャナ430は、画像を光学的に読み取って、画像データを生成する。プロッタ440は、媒体上に画像を形成して出力する。
【0057】
NIC460は、コンピュータと外部とをネットワークを介して接続する際のインタフェースの機能を実現し、その制御を行う。ドライブ装置480は、記録媒体が挿入され、その記録媒体に記録された情報を読み出し、またその記録媒体に情報を記録する。HDD490は、大容量のデータを格納する記憶手段である。
【0058】
入力I/F419は、表示I/F429、スキャナI/F439、プロッタI/F449、ドライブI/F489、及び、HDD I/F499は、それぞれ、入力装置410、表示装置420、スキャナ430、プロッタ440、ドライブ装置480、及び、HDD490がバスを介して主処理部400と接続される際のインタフェースである。
【0059】
以上、発明を実施するための最良の形態について説明を行ったが、本発明は、この最良の形態で述べた実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0060】
以上のように、本発明にかかる画像処理装置は、読取処理の高速化に有用であり、特に、複写機に適している。
【符号の説明】
【0061】
1 画像形成装置
10 制御部
11 条件取得手段
12 条件設定手段
13 画面生成手段
20 画像出力手段
30 画像入力手段
31 サイズ取得手段
32 カラー情報取得手段
80 操作部
81 入力手段
82 表示手段
200、210、220 画像出力部
310 画像入力部
320 画像入力デバイス
400 主処理部
410 入力装置
419 入力I/F
420 表示装置
429 表示I/F
430 スキャナ
439 スキャナI/F
440 プロッタ
449 プロッタI/F
480 ドライブ装置
489 ドライブI/F
490 ハードディスク装置
800 操作部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0062】
【特許文献1】特許第2833905号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を出力する画像出力手段の出力条件を取得する条件取得手段と、
前記出力条件に基づいて、入力される入力画像データの入力条件を設定する条件設定手段と、
前記入力条件により、入力画像データを取得する画像入力手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記入力条件に含まれる項目の値を前記入力画像データより取得する取得手段を有し、
前記出力条件のうち、一の項目が単一の値を有する場合に、前記条件設定手段は、前記入力条件に含まれる該一の項目に対応する項目に対し、該単一の値を設定し、
前記出力条件のうち、一の項目が単一の値を有さない場合に、前記条件設定手段は、前記入力条件に含まれる該一の項目に対応する項目に対し、前記取得手段により取得する値を設定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記入力条件は、前記画像入力手段が取得する入力画像データの画像のサイズの情報を含み、
前記出力条件は、前記画像出力手段が出力する画像のサイズに係る情報を含み、
前記出力条件において、設定される画像のサイズが単一ではない場合に、前記画像のサイズを取得するサイズ取得手段を有し、
前記条件設定手段は、前記サイズ取得手段が取得した画像のサイズを、前記入力条件に含まれる画像のサイズの情報とすることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記画像出力手段による画像の出力が、媒体への画像の形成である場合に、
前記出力条件は、画像を形成する媒体のサイズ、及び、画像を形成する際のトナー色数のうちの何れか一以上であることを特徴とする請求項1ないし3何れか一項に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記入力条件は、前記画像入力手段が前記画像をカラー画像として取得するかモノクロ画像として取得するかの情報である、カラー情報を含み、
前記出力条件において、画像を形成する際のトナーの数が設定されない場合に、前記入力画像データがカラー画像を含むか否かを判断するカラー情報取得手段を有し、
前記条件設定手段は、前記カラー情報取得手段の判断に基づいて、前記入力条件のカラー情報を設定することを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
【請求項6】
画像を出力する画像出力手段の出力条件を取得する条件取得ステップと、
前記出力条件に基づいて、入力される入力画像データの入力条件を設定する条件設定ステップと、
前記入力条件により、入力画像データを取得する画像入力ステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−193248(P2011−193248A)
【公開日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−57902(P2010−57902)
【出願日】平成22年3月15日(2010.3.15)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】