説明

画像処理装置及び画像処理プログラム

【課題】様々なデータ形式に対応した出力機器に対して画像の出力が可能な画像処理装置及び画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報保持部1は、符号化部3で画像を符号化して各色成分に共通の符号データと各色成分に固有の符号データに分離した、色共通情報及び色固有情報を保持する。情報変換部2は、出力機器4が要求するデータ形式に応じ、色共通情報及び各色成分の色固有情報を、出力すべきデータ形式に変換して出力機器4へ出力する。例えば面順次形式で出力する場合には、色共通情報と、各色成分の色固有情報を組み合わせることにより面順次形式の情報に変換して出力する。点順次形式やそれらを組み合わせたデータ形式へ変換して出力してもよく、様々なデータ形式を要求する出力機器4に対応している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
カラー画像を出力する出力機器においては、それぞれの出力機器によって受け取るデータ形式が決まっている。現在主流のデータ形式としては、画素毎に各色成分の情報を転送する点順次形式と、色成分毎に画像の情報を転送する面順次形式が利用されている。
【0003】
面順次形式では、各色成分が独立している。そのため、圧縮符号化を行う場合、他の色の情報が含まれないのでデータ量が小さくなる。しかし、色毎に処理することになるので処理負荷の総計は大きくなる。プリンタなどの出力機器は色成分毎に駆動するために、メモリ容量の問題から面順次形式が好まれる。これに対して点順次形式は、画素毎に全色成分を処理するので、伸長処理などが高速に実行され、色変換のような画像処理にも適している。また圧縮符号化の面から見ると、一般的には点順次形式の方が色毎の相関が使える分だけ、面順次形式における符号データの総計よりも圧縮率が高い。
【0004】
このように形式によって特性が異なることから、出力機器によって採用するデータ形式が異なる。例えばプリンタの場合、低速な機器であれば面順次形式が適しており、逆に高速な機器では点順次形式が適している。逆に出力機器によって採用しているデータ形式が異なることから、出力機器に画像を転送する側では、出力機器に応じたデータ形式のデータを生成して転送している。そのため、例えば出力機器が変更され、出力機器が受け取るデータ形式が異なる場合には、画像を転送することができない。
【0005】
いずれの形式の出力機器にも画像を出力できる構成として、例えば特許文献1には、面順次形式で符号化する第1の符号化手段と、点順次形式で符号化する第2の符号化手段を並列に動作させている。この特許文献1に記載されている構成では、それぞれのデータ形式に応じた符号化手段を備えておく必要がある。また、生成した符号をそれぞれ保存する必要があるため、多大なメモリ容量が必要とされる。
【0006】
一方、上述のように面順次形式の方がプリンタなどの出力機器に適しているが、面順次形式における符号量が点順次形式よりも多くなることから、面順次形式の符号量を減らす技術として、特許文献2に記載されているデータ形式がある。このデータ形式では、それぞれの色成分における符号データを共通符号と固有符号とに分け、共通符号については各色成分についてまとめている。例えば色成分がCMYKであれば、共通符号と、Cの固有符号と、Mの固有符号と、Yの固有符号と、Kの固有符号により符号データが構成されることになる。共通符号を各色成分で重複して保持しない分だけ符号量は減少する。なお、この特許文献2は面順次形式を前提としたものである。
【0007】
【特許文献1】特開平5−145766号公報
【特許文献2】特開2007−214997号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、様々なデータ形式に対応した出力機器に対して画像の出力が可能な画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願請求項1に記載の発明は、色情報を色成分に共通した色共通情報と色成分ごとの色固有情報とに分離して保持する保持手段と、出力すべきデータ形式に応じて前記色共通情報及び各色成分の前記色固有情報を前記出力すべきデータ形式に変換する変換手段を有することを特徴とする画像処理装置である。
【0010】
本願請求項2に記載の発明は、色情報を符号化して符号データを色成分に共通した色共通情報と色成分ごとの色固有情報とに分離して出力する符号化手段と、出力すべきデータ形式に応じて前記色共通情報及び各色成分の前記色固有情報を前記出力すべきデータ形式に変換する変換手段を有することを特徴とする画像処理装置である。
【0011】
本願請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置の変換手段が、各色成分の前記色固有情報を所定の単位で分割し、各単位について各色固有情報を順にならべるとともに前記色共通情報を付加して出力することを特徴とする画像処理装置である。
【0012】
本願請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置の変換手段が、各色成分の前記色固有情報を所定の単位で分割し、所定の単位ごとに各色固有情報を順にならべ前記色共通情報と並行して出力することを特徴とする画像処理装置である。
【0013】
本願請求項5に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置の変換手段が、それぞれの色成分の前記色固有情報と前記色共通情報とを並行して出力することを特徴とする画像処理装置である。
【0014】
本願請求項6に記載の発明は、コンピュータに、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置の機能を実行させることを特徴とする画像処理プログラムである。
【発明の効果】
【0015】
本願請求項1に記載の発明によれば、データ形式によらない共通の色情報をもとに、出力機器に応じたデータ形式により出力することができる。
【0016】
本願請求項2に記載の発明によれば、符号化手段から出力されるデータ形式によらない共通の符号データをもとに、出力機器に応じたデータ形式により出力することができる。
【0017】
本願請求項3に記載の発明によれば、データ形式によらない共通の色情報又は符号データから、点順次形式など所定単位でのシーケンシャルなデータ形式で出力を行うことができる。
【0018】
本願請求項4に記載の発明によれば、データ形式によらない共通の色情報又は符号データから、各色成分の情報についてシーケンシャルなデータとして色共通情報とともに並列に出力するデータ形式に対応することができる。
【0019】
本願請求項5に記載の発明によれば、データ形式によらない共通の色情報又は符号データを、並列して転送するデータ形式での出力を行うことができる。
【0020】
本願請求項6に記載の発明によれば、データ形式によらない共通の色情報をもとに、出力機器に応じたデータ形式により出力することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
図1は、本発明の実施の一形態を示す構成図である。図中、1は情報保持部、2は情報変換部、3は符号化部、4は出力機器である。情報保持部1は、色情報を色成分に共通した色共通情報と色成分ごとの色固有情報とに分離して保持する。この例では、符号化部3で符号化された符号データについて、各色成分に共通の符号データを色共通情報として、また各色成分に固有の符号データを色固有情報として保持することとする。なお、色成分は任意であり、例えばRGB、CMYKなどであってよい。
【0022】
情報変換部2は、出力すべきデータ形式に応じ、色共通情報及び各色成分の色固有情報を、出力すべきデータ形式に変換して出力機器4へ出力する。例えば点順次形式あるいは面順次形式に変換して出力するほか、所定単位毎のシーケンシャルデータ形式や2面順次形式、並列出力形式などに対応している。
【0023】
符号化部3はカラー画像を符号化するものであり、例えば特許文献2に記載されている方法などにより符号化を行い、色情報を色成分に共通した共通符号データと色成分ごとに固有の符号データとに分離した符号データを出力する。
【0024】
出力機器4は、ここでは情報変換部2の出力先の一例として示しており、それぞれ対応するデータ形式で色情報を受け取り、例えば印刷、表示、保存など、様々な機能に利用する。
【0025】
図2は、情報保持部に保持される符号データの一例の説明図である。既に述べたように、出力機器により画像を受け取る際のデータ形式が異なっており、これまではそれぞれのデータ形式に対応した色情報を作成して出力機器に出力している。この実施の形態では、出力機器4が要求するデータ形式にかかわらず、統一したデータ形式によって画像の色情報を保持する。その統一したデータ形式の一つとして、この例では特許文献2に記載されている符号化方式により符号化された符号データを用いる。その例を図2に示している。なお、ここでは色成分としてCMYKを用いるものとしている。
【0026】
ここでは予測符号化方式により注目画素の色を予測し、予測が的中している場合には、連続して予測が的中している画素数をラン長とし、色値(C値、M値、Y値、K値)とともに符号データとする。また、予測が外れた場合には、予測が外れた旨を示すリテラルと、連続して予測が外れた画素数と、各色値あるいは各誤差(C値、M値、Y値、K値)とともに符号データとする。
【0027】
ここで、予測が的中している場合のラン長、予測が外れた場合のリテラル及び画素数は、各色成分に共通した情報として、色共通情報としている。また、それぞれの色成分により値が異なるC値、M値、Y値、K値は、それぞれ色固有情報(C固有情報、M固有情報、Y固有情報、K固有情報)としている。
【0028】
もちろん、図2に示したデータ形式は一例であって、他の符号化方式を用いて色共通情報と色固有情報とに分離した他のデータ形式であってもよいことは言うまでもない。
【0029】
情報変換部2は、例えば図2に示したデータ形式の情報を、出力機器4が要求する様々なデータ形式に変換して出力する。以下、いくつかの変換例を示す。
【0030】
図3は、情報変換部による第1の変換例の説明図である。この第1の変換例では、面順次形式で出力する例を示している。面順次形式の場合には、それぞれの色成分のデータに変換して出力すればよい。例えば、C成分については、色共通情報と、色固有情報中のC固有情報を用いてC成分のデータを生成し、出力すればよい。M成分についても色共通情報とM固有情報を用いて、Y成分では色共通情報とY固有情報を用いて、K成分も色共通情報とK固有情報を用いて、それぞれデータを生成し、出力すればよい。このようにして、情報保持部1に保持されている統一したデータ形式から面順次形式への変換が行われることになる。
【0031】
図4は、情報変換部による第2の変換例の説明図である。この第2の変換例では、色共通情報と各色成分の色固有情報とを並列に出力する例を示している。図3に示した面順次形式と比べて各色成分の情報に色共通情報が付加されていない点で面順次形式とは異なる。このデータ形式の場合には、色共通情報、C固有情報、M固有情報、Y固有情報、K固有情報をそれぞれ読み出して出力すればよい。5つの情報を並列的に受け取る機能を有する出力機器4であれば、このようなデータ形式で出力してもよい。
【0032】
図5は、情報変換部による第3の変換例の説明図である。この第3の変換例では、2面ずつ並行して出力するデータ形式の例を示している。この例では、色共通情報とC固有情報及びM固有情報の3つの情報を並行して出力し、また、色共通情報とY固有情報及びK固有情報の3つの情報を並行して出力するものとしている。色共通情報を2回読み出しているが、図4に示した5つの情報を並行して出力する場合に比べて転送帯域が狭くてもよい。もちろん、色共通情報とC固有情報を並行して出力し、色共通情報とM固有情報を並行して出力し、色共通情報とY固有情報を並行して出力し、色共通情報とK固有情報を並行して出力するというデータ形式であってもよい。
【0033】
図6は、情報変換部による第4の変換例の説明図である。この第4の変換例では、点順次形式で出力する例を示している。点順次形式の場合には、出力機器4の側で画素毎に各色成分のデータが必要となる。そのため、符号化された1単位ごとに、色共通情報と各色成分の色固有情報を並べて出力する。例えば、1単位分の色共通情報とC固有情報とM固有情報とY固有情報とK固有情報を並べ、出力する。これをそれぞれの単位について行ってゆけばよい。1単位とは、例えば上述のように符号化した場合には、連続して予測が的中してランレングス符号化されたひとまとまり、あるいは連続して予測が外れてリテラル及び画素数に置き換えられたひとまとまり、などとすればよい。このようにして、情報保持部1に保持されている統一したデータ形式から点順次形式への変換が行われることになる。
【0034】
図7は、情報変換部による第5の変換例の説明図である。点順次形式では符号化した最小単位を1単位として色共通情報と各色成分の色固有情報を並べて出力したが、この第5の変換例では、符号化の最小単位よりも広い単位で色共通情報及び色固有情報を分割し、並べて出力する例を示している。例えば1ラインや1バンドなどを1単位とするとよい。プリンタなどの出力機器4では、1ラインや1バンドを単位として画像を出力する機器も多く、そのような出力機器4への出力に適している。
【0035】
図8は、情報変換部による第6の変換例の説明図である。この第6の変換例では、色固有情報については図6または図7で説明したように各色成分について所定の単位毎に並べて出力し、それと並行して色共通情報を出力する例を示している。このデータ形式では、2つの情報が並列して出力されることになる。
【0036】
なお、並列して複数の情報を出力する場合には、転送速度の向上が図られるが広い転送帯域が必要になり、そのための回路規模も大きくなる。並列して出力する情報の数が少なければ狭い転送帯域でもよく、データ転送に要するDMAなどが削減されるなど回路規模も小さくてよい。
【0037】
図9は、本発明の実施の一形態の変形例を示す構成図である。この変形例では、符号化部3で符号化処理を行いながら、情報変換部2でデータ形式の変換を行って出力する場合の構成を示している。
【0038】
符号化部3は、例えば図2に示したように色共通情報と色固有情報とに分離した符号データを情報変換部2に対して出力する。情報変換部2は、符号化部3から出力された符号データのうちから、色共通情報と、出力に必要な色固有情報を選択し、出力するデータ形式に合わせて変換して出力する。例えば面順次形式で出力する場合の一例として、まず色共通情報とC固有情報を選択し変換して出力し、次に色共通情報とM固有情報を選択し変換して出力し、色共通情報とY固有情報を選択し変換して出力し、色共通情報とK固有情報を選択し変換して出力する、といったように、色固有情報の選択とデータ形式に合わせた変換及び出力を行えばよい。他のデータ形式についても、使用する色固有情報の選択、データ形式に合わせた変換及び出力を行えばよい。
【0039】
なお、情報変換部2において使用する色固有情報の選択を行うほか、情報変換部2から符号化部3に対して必要とする色固有情報を指示し、符号化部3は情報変換部2から指示された色固有情報と色共通情報を情報変換部2に渡すように構成してもよい。
【0040】
本発明の実施の一形態及びその変形例の使用例として、まず、画像を蓄積して提供する画像サーバに適用される。この場合、画像を上述のように統一したデータ形式の符号データとして蓄積しておき、画像の読み出し要求に対して指定されたデータ形式に変換して画像の符号データを転送し、画像を提供すればよい。画像サーバに限らず、ネットワークに接続されて画像などを蓄積し提供する様々な機器に対して適用するとよい。
【0041】
また、ネットワークに接続されていない装置であっても、その装置の開発・設計・生産は、接続する出力機器の構成によらない。そのため、異なる機種間で共通した構成を適用すればよい。これにより開発効率(期間・コスト・品質など)が向上する。また、商品の入れ替えの際などに異なる機種間で行う画像等のデータの移行が容易である。
【0042】
さらに、ある機種において低速の低価格機から高速の高価格機までシリーズ化される場合を想定すると、例えば高速機は記憶容量を多くして点順次形式での処理を行い、低速機は面順次形式での処理を行う、といった変更を、共通の構成で制御の変更により対応すればよい。1台の装置でも、例えばメモリを増設して点順次形式のデータの処理を有効にすることにより高速機に変更するといったように、後から加える機器や部品によって機能を変更できるように構成してもよい。さらにまた、1台の装置の中で動作する機能間でメモリを共用する構成の場合、他の機能の処理中は省メモリのために面順次形式で動作させておき、出力処理だけの場合は点順次形式で高速動作する、といった制御を行ってもよい。
【0043】
図10は、本発明の実施の一形態及び変形例で説明した機能をコンピュータプログラムで実現した場合におけるコンピュータプログラム及びそのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体とコンピュータの一例の説明図である。図中、11はプログラム、12はコンピュータ、21は光磁気ディスク、22は光ディスク、23は磁気ディスク、24はメモリ、31はCPU、32は内部メモリ、33は読取部、34はハードディスク、35はインタフェース、36は通信部である。
【0044】
上述の実施の一形態及びその変形例で説明した各部の機能の一部または全部を、コンピュータにより実行可能なプログラム11によって実現してもよい。その場合、そのプログラム11およびそのプログラムが用いるデータなどは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶させておけばよい。記憶媒体とは、コンピュータのハードウェア資源に備えられている読取部33に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こして、それに対応する信号の形式で、読取部33にプログラムの記述内容を伝達するものである。例えば、光磁気ディスク21,光ディスク22(CDやDVDなどを含む)、磁気ディスク23,メモリ24(ICカード、メモリカードなどを含む)等である。もちろんこれらの記憶媒体は、可搬型に限られるものではない。
【0045】
これらの記憶媒体にプログラム11を格納しておき、例えばコンピュータ12の読取部33あるいはインタフェース35にこれらの記憶媒体を装着することによって、コンピュータからプログラム11を読み出し、内部メモリ32またはハードディスク34に記憶し、CPU31によってプログラム11を実行することによって、上述の実施の一形態及びその変形例で説明した機能の一部又は全部が実現される。あるいは、ネットワークなどを介してプログラム11をコンピュータ12に転送し、コンピュータ12では通信部36でプログラム11を受信して内部メモリ32またはハードディスク34に記憶し、CPU31によってプログラム11を実行することによって、上述の実施の一形態及びその変形例で説明した機能の一部又は全部を実現してもよい。なお、上述の情報保持部1はメモリ24あるいは磁気ディスク23等で構成するとよい。
【0046】
コンピュータ12には、このほかインタフェース35を介して様々な装置と接続してもよく、例えば情報を表示する表示装置やユーザが情報を入力する入力装置等も接続されていてもよい。また、出力機器4として画像形成装置が接続され、例えば形成する画像を符号化して画像形成装置に出力する際に適用する構成でもよい。さらに画像読取手段が接続され、読み取った画像を画像形成装置により形成したり、保存、あるいは外部へ転送する場合に適用してもよい。
【0047】
もちろん、一部の機能についてハードウェアによって構成してもよいし、すべてをハードウェアで構成してもよい。あるいは、他の構成とともに本発明も含めたプログラムとして構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施の一形態を示す構成図である。
【図2】情報保持部に保持される符号データの一例の説明図である。
【図3】情報変換部による第1の変換例の説明図である。
【図4】情報変換部による第2の変換例の説明図である。
【図5】情報変換部による第3の変換例の説明図である。
【図6】情報変換部による第4の変換例の説明図である。
【図7】情報変換部による第5の変換例の説明図である。
【図8】情報変換部による第6の変換例の説明図である。
【図9】本発明の実施の一形態の変形例を示す構成図である。
【図10】本発明の実施の一形態及び変形例で説明した機能をコンピュータプログラムで実現した場合におけるコンピュータプログラム及びそのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体とコンピュータの一例の説明図である。
【符号の説明】
【0049】
1…情報保持部、2…情報変換部、3…符号化部、4…出力機器、11…プログラム、12…コンピュータ、21…光磁気ディスク、22…光ディスク、23…磁気ディスク、24…メモリ、31…CPU、32…内部メモリ、33…読取部、34…ハードディスク、35…インタフェース、36…通信部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
色情報を色成分に共通した色共通情報と色成分ごとの色固有情報とに分離して保持する保持手段と、出力すべきデータ形式に応じて前記色共通情報及び各色成分の前記色固有情報を前記出力すべきデータ形式に変換する変換手段を有することを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
色情報を符号化して符号データを色成分に共通した色共通情報と色成分ごとの色固有情報とに分離して出力する符号化手段と、出力すべきデータ形式に応じて前記色共通情報及び各色成分の前記色固有情報を前記出力すべきデータ形式に変換する変換手段を有することを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
前記変換手段は、各色成分の前記色固有情報を所定の単位で分割し、各単位について各色固有情報を順にならべるとともに前記色共通情報を付加して出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記変換手段は、各色成分の前記色固有情報を所定の単位で分割し、所定の単位ごとに各色固有情報を順にならべ前記色共通情報と並行して出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記変換手段は、それぞれの色成分の前記色固有情報と前記色共通情報とを並行して出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項6】
コンピュータに、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置の機能を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−230489(P2009−230489A)
【公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−75358(P2008−75358)
【出願日】平成20年3月24日(2008.3.24)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】