説明

画像処理装置

【課題】 従来の画像形成装置の印刷装置状態としての消耗品状態および装置状態を画像処理装置が取得し、ユーザに通知を行うシステムで、印刷ジョブを連続して投入した場合、画像形成装置の状態が印刷ジョブが投入される度に連続して報知されてしまい、通知が頻繁に行われ、画像処理装置の使い勝手が悪いという問題があった。
【解決手段】 印刷装置状態情報取得部301の取得した取得コードと記憶部309に保存されている前回のコードを比較し、判断部310は一致していない時に警告を報知させ、かつ、前回の報知からの経過時間Txが設定時間間隔Tsを越えると上記警告を報知させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置の装置状態を監視し、監視結果が異常であると、その状態をデイスプレイや音声にて報知する画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置に通信接続される画像処理装置が画像形成装置の装置状態を監視し、異常を検出すると、その状態をユーザに通知を行うシステムが存在していた。
このシステムでは画像形成装置の“異常状態”は画像処理装置上のダイアログに表示され、又はスピーカから音声を発する等の手段にてユーザに報知されていた。
【特許文献1】特開2000−293344号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記システムで、上記画像処理装置が上記画像形成装置に印刷ジョブを投入するごとに、該画像形成装置は自己の装置状態を情報として上記画像処理装置へ送信し、該画像処理装置は受信した情報が“正常状態”では無く、“異常状態”であれば、常に“異常状態”である旨を受信の都度ダイアログにて表示するなど、ユーザに報知している。
従って、画像形成装置が同一内容の“異常状態”を持続しているかぎり、印刷ジョブを投入する毎に画像処理装置の表示部に同一内容の“異常状態”のダイアログ表示が行われ、又はスピーカから同一内容の“異常状態”がアナウンスされてしまう。
そして、画像処理装置では、上記ダイアログ表示が行われる毎に確認を示す通知をその都度入力して表示を終了させる必要があり、また、上記アナウンスがされる毎にユーザの作業が中断されるなど、ユーザにとって使い勝手が悪いという解決すべき課題が残されている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、画像形成装置に印刷要求を行う毎に、画像形成装置に印刷要求を行う毎に、該画像形成装置から装置状態情報を受信し、警告要の装置状態情報を受信すると対応する警告情報を報知部にて報知させる報知制御部を備える画像処理装置であって、
前記警告情報の報知すべき時間間隔が格納されている時間間隔格納部と、
前記報知部に報知された前回の警告情報に関する第1情報を格納するとともに、受信した今回の警告要の装置状態に関する第2情報を格納する記憶部と、
前記第1情報と前記第2情報とを照合して照合ができたか否かを判定する判定部とを備え、
前記前回の警告情報を報知してから今回の警告要の装置状態情報を受信するまでの経過時間が前記時間間隔格納部の時間間隔以下であり、かつ前記判定部での照合ができた場合に、前記報知制御部が今回の警告要の装置状態に関する警告を報知部にて報知させないように制御することを特徴とする。
【0005】
他の発明は、画像形成装置に印刷要求を行う毎に、該画像形成装置から装置状態情報を受信し、警告要の装置状態情報を受信すると対応する警告情報を報知部にて報知させる報知制御部を備える画像処理装置であって、
前記警告情報の報知すべき時間間隔が格納されている時間間隔格納部と、
前記報知部に報知された前回の警告情報に関する第1情報を格納するとともに、受信した今回の警告要の装置状態に関する第2情報を格納する記憶部と、
前記第1情報と前記第2情報とを照合して照合ができたか否かを判定する判定部とを備え、
前記前回の警告情報を報知してから今回の警告要の装置状態情報を受信するまでの経過時間が前記時間間隔格納部の時間間隔以上であるか、若しくは前記判定部での照合ができない場合に、前記報知制御部が今回の警告要の装置状態に関する警告を報知部にて報知させるように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、一定時間が経過し、又は異なった“異常状態”を検知したときのみ警告報知を行うようにしたので警告報知の報知頻度を抑制でき、よって、使い勝手の優れた画像処理装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図2は、本発明の適用可能な印刷処理システムの構成図である。
図に示すように、上記印刷処理システムは、各種プログラムを実行可能な画像処理装置としてのコンピュータ100と画像形成装置としての印刷装置101とが双方向性ケーブル102を介して接続され構成される。
【0008】
ここで、コンピュータ100と印刷装置101とを接続する双方向性ケーブル102は例えば、USB(Universal Serial Bus)である。
【実施例1】
【0009】
本発明の実施例では、コンピュータ100は、最初に印刷装置からの“異常状態”情報を取得してユーザに警告した後、予め定めてある経過時間の間、再度“異常状態”情報を取得しても、状態の内容が同一の場合は警告を報知しないこととする。こうすることにより“異常状態”の報知が頻繁に行われ、コンピュータ100の使い勝手が悪いという解決すべき課題を解決する。以下に本実施例の構成の説明をする前に発明の概要について説明する。
【0010】
まず、同一の“異常状態”情報を取得する場合について説明する。
図3は実施例1の概略動作を示すタイミングチャート(その1)である。
図は、コンピュータ100に電源が投入された後の経過時間と、そのときの印刷装置状態とを表している。ここでは一例として、コンピュータ100が時刻T0で電源投入され、時刻T1s、時刻T2s、及び時刻T3sとで印刷ジョブの処理が開始されるものと仮定する。かかる場合にコンピュータ100(図3)は以下のように動作する。
【0011】
図に示すように時刻T0でコンピュータ100に電源が投入され、コンピュータ100が、先行印刷ジョブの処理開始時刻T1sで最初の“異常状態”情報を取得する。少し遅れて時刻T1dで警告報知が実施される。時刻T1eで先行印刷ジョブの処理が終了する。
続いて時刻T2sで後続印刷ジョブ1の処理が開始される。この時点でも“異常状態”が継続していれば、コンピュータ100が、“異常状態”情報を取得する。
【0012】
かかる場合に、本実施例では、警告報知が実行されたT1dから現時点(時刻T2s)までの経過時間Txが計測される。この計測された経過時間Txが予め設定され格納されている再報知する設定時間間隔Tsを越えない場合には、警告報知が実行されない。図に示すように後続印刷ジョブ1の処理が開始される時刻T2sは上記再報知する設定時間間隔Tsを越えていないので、ここでは警告報知が実行されずに時刻T2eで印刷ジョブ1の処理が終了する。
【0013】
続いて時刻T3sで後続印刷ジョブ2の処理が開始される。この時点でも“異常状態”が継続していれば、コンピュータ100が“異常状態”情報を取得する。この時点(時刻T3s)では再報知する設定時間間隔Tsを越えているので、時刻T3dで警告報知が実行され時刻T3eで印刷ジョブ2の処理が終了する。以上の結果、印刷ジョブ1の処理中には“異常状態”の報知が実行されないことになる。
【0014】
次に、異なった“異常状態”情報を取得する場合について説明する。
図4は実施例1の概略動作を示すタイミングチャート(その2)である。
図は、コンピュータ100に電源が投入された後の経過時間と、そのときの印刷装置状態とを表している。ここでは一例として、コンピュータ100が時刻T0で電源投入され、時刻T1s、時刻T2s、及び時刻T3sとで印刷ジョブの処理が開始されるものと仮定する。かかる場合にコンピュータ100(図4)は以下のように動作する。
【0015】
図に示すように時刻T0でコンピュータ100に電源が投入され、コンピュータ100が、先行印刷ジョブの処理開始時刻T1sで最初の“異常状態”情報を取得する。少し遅れて時刻T1dで警告報知が実施される。時刻T1eで先行印刷ジョブの処理が終了する。続いて時刻T2sで後続印刷ジョブ1の処理が開始される。この時点において印刷装置101に先行印刷ジョブ開始時とは同一でない内容の“異常状態”が存在していれば、コンピュータ100は、印刷装置101から先行印刷ジョブ開始時とは同一でない内容の“異常状態”情報を取得する。
【0016】
かかる場合に本実施例では、警告報知が実行されたT1dから現時点(時刻T2s)までの経過時間Txがまず計測される。この計測された経過時間Txが、予め定めて格納されている再報知する設定時間間隔Tsを越えない場合には警告報知が実行されないが、図に示すように後続印刷ジョブ1の処理が開始されるときに取得した“異常状態”情報(第2情報)が先行印刷ジョブの処理開始時刻T1sで取得した“異常状態”情報(第1情報)と同一でないため、少し遅れて時刻T2dで異なる警告報知が実施される。時刻T2eで後続印刷ジョブ1の処理が終了する。
【0017】
続いて時刻T3sで後続印刷ジョブ2の処理が開始される。この時点でも後続印刷ジョブ1にて取得した“異常状態”と同一内容の“異常状態”が継続していれば、コンピュータ100がその“異常状態”情報を取得する。この時点(時刻T3s)では時刻T2dでスタートするところの再報知する設定時間間隔Tsを越えていないので、ここでは警告報知が実行されずに時刻T3eで印刷ジョブ2の処理が終了する。以上の結果、印刷ジョブ2の処理中には“異常状態”の報知が実行されないことになる。
【0018】
このようにして、“異常状態”の報知回数を制御するので確認入力操作が少なくて済み、コンピュータ100の使い勝手が向上する。
【0019】
(実施例1の構成の説明)
図5は本発明の一実施例の印刷システムブロック図である。
本実施例では、報知手段を音声としてではなく、画面に表示する例として説明する。
図に示すように、画像処理装置としてのコンピュータ100は、アプリケーション200とプリンタドライバ201とスプーラ202と印刷モニタ203と表示部204とを備える。
【0020】
アプリケーション200は、文字データや図形データ等を入力し合成して文書情報や画像情報を作成する機能を有する。
【0021】
プリンタドライバ201は、アプリケーション200が作成した文書情報や画像情報を印刷装置101に対応する印刷データに変換する機能を有する。
【0022】
スプーラ202は、プリンタドライバ201が出力する印刷データを印刷ジョブとして管理する機能を有する。
すなわち印刷ジョブを印刷キューに追加し、キューの優先順位に従い印刷モニタ203に対して印刷ジョブ開始通知と印刷データと印刷ジョブ終了通知を送付する。
【0023】
印刷モニタ203は、印刷装置状態の警告レベルと、最後に報知した印刷装置状態と、最後に印刷装置状態を報知した時刻とを判断し、コンピュータ100の表示部204に上記印刷装置状態に対応する文字列情報を報知する。
以下に各構成部分の詳細について説明する。
図1は実施例1のコンピュータ100の印刷モニタ203の機能ブロック図である。
【0024】
印刷データ送信部300は、スプーラ202から印刷データを受け取り、該印刷データを印刷装置101へ出力する部分であり、印刷ジョブ終了通知を受け取ると出力を停止する。
【0025】
印刷装置状態情報取得部301は、スプーラ202から印刷ジョブ開始通知を受け取ると、印刷装置の状態を取得するコマンドを印刷装置101へ送信し、印刷装置101がこのコマンドに応答して生成した印刷装置状態情報を取得し、取得した印刷装置状態情報を印刷装置状態情報抽出部302に転送する。ここで、印刷装置状態情報とは印刷装置の動作状態の情報と消耗品の状態の情報を含む上位概念の情報である。
【0026】
印刷装置状態情報抽出部302は転送されてきた印刷装置状態情報から印刷装置101の状態を示すコードを抽出し、記憶部309へ第2情報として格納する。
【0027】
記憶部309は上記印刷装置101の状態を示すコードである第2情報を格納し、上記コードを判断部310からの要求で出力する。
記憶部309は表示部204に前回表示された警告の表示文字列のコードを第1情報として格納し、上記コードを判断部310からの要求で出力する。
【0028】
図6は、印刷装置101が保持し記憶部309が第2情報として格納したコードが示す印刷装置状態の内容を説明する表であり、5桁のコード「10001」は「待機中」状態を、「10002」は「トナー少」状態を、「10003」は「用紙なし」状態を示す。
【0029】
印刷装置状態種別記憶部304には各コードに対応させて状態種別情報が記憶されており、判断部310からの要求でこの状態種別情報を判断部310に出力する。
図7には印刷装置状態種別記憶部304に記憶されている状態種別情報が示され、上記5桁のコードの「10001」に対して「正常」が対応し、「10002」に対して「警告」が対応し、「10003」に対して「エラー」の状態種別情報が対応する。
【0030】
報知文字列記憶部305には、印刷装置状態に応じてコード化された上記5桁のコードからコンピュータ100の表示部204に表示する報知文字列を呼び出す時に使用する警告情報報知文字列が記憶されており、判断部310からの要求でこの警告情報報知文字列を判断部310に出力する。
図8は、報知文字列記憶部305に記憶されているコードとコンピュータ100の表示部204に警告報知する報知文字列の対応を示す図であり、「10002」に対して「トナーがまもなく なくなります。」が対応し、「10003」に対して「用紙を補充してください。」が対応する。
【0031】
報知時刻保存部306は、コンピュータ100の表示部204に「警告」の報知文字列を表示した時刻を記憶する。
【0032】
判断部310は、各種判断機能を有し、記憶制御部311、判定部312、時間間隔設定部313、時間比較部314、報知制御部315を主として構成されている。
【0033】
記憶制御部311は、表示部204に表示された警告の表示文字列のコードを第1情報として記憶部309に記憶させる機能を有する。
【0034】
判定部312は、記憶部309に保存されている印刷装置状態コード(図6)を参照して、印刷装置状態種別記憶部304のコード対応の印刷装置状態種別情報(図7)を第2情報として取り込み、状態種別、即ち、「正常」、「エラー」、「警告」のいずれかを判定し、「警告」の場合、同じく記憶部309に第1情報として格納されている前回報知した警告コードと照合し、警告内容が変化しているか否かの判定を行う。
【0035】
時間間隔設定部313は図示しない入力部からユーザによって入力される設定時間間隔Tsを時間間隔格納部317に格納させる機能を有する。
【0036】
時間比較部314は、報知時刻保存部306に記憶されている時刻とタイマー部316より取り込んだ現在時刻との差である経過時間Txを算出し、この経過時間Txと時間間隔格納部317に格納した設定時間間隔Tsとを比較する。
【0037】
報知制御部315は、判定部312と時間比較部314の指示に基づいて、印刷装置101の警告状態を示す警告コードに対応する報知文字列(図8)を報知文字列記憶部305から取得し、コンピュータ100の表示部204に警告の表示文字列を出力表示させる。
報知制御部315は、前記警告の表示文字列を出力表示させたあと、タイマー部316からの時刻信号を受けてユーザがダイアログの表示を消去するボタンをクリックしなくとも、警告報知時間(図3、図4、図11参照、例えば10秒)経過後に、表示終了を判断し、「警告」の表示を終了させる。これにより、ユーザが表示終了のための入力操作を行う必要がなくなる。
【0038】
タイマー部316は現在時刻を計測しており、時間比較部314と報知制御部315に現在時刻を供給する。
【0039】
時間間隔格納部317は、「警告」を報知した時刻から、次の「警告」の報知を行うまでの設定時間間隔Tsを格納しており、該設定時間間隔Tsは図示しない入力部からユーザによって予め入力され、時間間隔設定部313が設定した値である。
【0040】
尚、上記アプリケーション200、プリンタドライバ201、スプーラ202及び印刷モニタ203はコンピュータ100に備える図示しないROMやハードデイスクに予め記憶されている所定の制御プログラムを図示しないCPUが実行することにより起動・生成される機能部である。
【0041】
(実施例1の動作の説明)
図10は消耗品状態及び装置の動作状態を含む上位概念である印刷装置状態を報知する動作を示すフローチャートである。
【0042】
図9は、報知文字列を表示するダイアログの例を示す図である。この図はフローチャートの説明の中で用いられる。
以下に印刷データの流れをステップS600からステップS620まで、図9を併用しながらステップ順に説明する。
【0043】
ステップS600
アプリケーション200から印刷要求が行なわれると、プリンタドライバ201は、印刷データをスプーラ202へ渡す。
【0044】
ステップS601
スプーラ202は、印刷ジョブ開始通知を印刷モニタ203内の印刷装置状態情報取得部301へ送信する。
【0045】
ステップS602
スプーラ202は、印刷データを印刷モニタ203内の印刷データ送信部300へ送信する。
【0046】
ステップS603
印刷モニタ203の印刷装置状態情報取得部301は、印刷ジョブ開始通知を受け取ると、印刷装置状態情報を取得するコマンドを印刷装置101へ送信する。
【0047】
ステップS604
印刷モニタ203の印刷装置状態情報取得部301は、印刷装置101から印刷装置状態情報(図6)を取得する。
【0048】
ステップS605
印刷装置状態情報取得部301は印刷装置状態情報を印刷装置状態情報抽出部302へ転送する。
【0049】
ステップS606
印刷装置状態情報抽出部302は印刷装置状態情報のコード(図6)を抽出して記憶部309へ第2情報として格納する。
【0050】
判断部310内の判定部312は、記憶部309から上記第2情報としてのコードを取得する。
【0051】
上記判定部312は、取得した上記コードに対応する印刷装置状態種別情報(図7)を印刷装置状態種別記憶部304から取得する。
【0052】
ステップS607
上記判定部312は、印刷装置状態が例えば「10001」の場合には印刷装置状態に対応する印刷装置状態種別情報が「正常」であるため、ステップS613に進み印刷装置状態の報知を行わない。
対応する印刷装置状態種別情報が「警告」の場合には、ステップS608に進む。
尚、対応する印刷装置状態種別情報が「エラー」の場合には動作を停止し、用紙の補充を待つ。
【0053】
ステップS608
時間比較部314は報知時刻保存部306から前回報知時刻を取得し、タイマー部316より現在の時刻を取得する。
【0054】
ステップS609
時間比較部314は、上記前回報知時刻と上記現在時刻との差から経過時間Txを算出し、この経過時間Txを時間間隔格納部317に格納の設定時間間隔Tsと比較する。
一例として設定時間間隔Tsを仮に60秒と設定した場合について説明する。
報知時刻保存部306に保存された前回の報知時刻から現在時刻まで60秒以上経過していれば時間比較部314は設定時間間隔Tsを経過したと判断してステップS612に進み、経過時間Txが60秒以下であれば設定時間間隔Tsを経過していないと判断してステップS610に進む。
【0055】
ステップS610
判定部312は、経過時間Txが設定時間間隔Tsに未だ達していないとの通知を時間比較部314から受けると、記憶部309から前回に報知した警告コード(第1情報)を取得する。
【0056】
ステップS611
判定部312は、取得した前回の警告コード(第1情報)と同じく記憶部309から取得した現在の警告コード(第2情報)を照合し、同一でなければ「警告」状態が変化したと判断して警告を報知するよう報知制御部315に指示するためにステップS612に進む。
照合の結果が同一である場合は警告状態が変化していないと判断して印刷装置状態の警告情報報知をスキップしてステップS613に進む。
【0057】
ステップS612
時間比較部314または判定部312は、記憶部309に格納している警告コード(第2情報)に基づき警告を報知するよう報知制御部315に指示する。
指示を受けた報知制御部315は非同期別ルーチンステップS615を起動させる。
記憶制御部311は、報知制御部315に指示された上記警告コード(第2情報)を第1情報として記憶部309に記憶する。
尚、このステップS612の詳細はステップS615〜ステップS620にて説明する。
【0058】
ステップS615
報知制御部315は、上記警告コード(第2情報)に対応する報知文字列(図8)を報知文字列記憶部305から取得する。
【0059】
判定部312が保持していた上記警告コードが例えば「10002」である場合、報知文字列「トナーがまもなく なくなります。」を報知制御部315は取得する。
【0060】
ステップS616
報知制御部315は、判断部310の別途実施の印刷データ送信等の処理動作に関連無く、表示部204が図9に示す報知文字列を表示するよう、独立に制御を行う。
【0061】
ステップS617
報知制御部315が表示部204に警告報知を行うと、判断部310はタイマー部316から現在時刻を取り込み、この現在時刻を報知時刻保存部306に保存させる。
【0062】
ステップS618
報知制御部315は、ダイアログ上のOKボタン400または閉じるボタン401が押下されているか否か確認し、押下されていればステップS620に進む。押下されていなければステップS619に進む。
【0063】
ステップS619
報知制御部315は報知時間を監視しており、ユーザがボタンを押下しないままに所定時間が経過すると表示部204にダイアログ表示を終了させてステップS620に進み、所定の時間が経過していなければステップS618に進む。
【0064】
ステップS620
報知制御部315はダイアログへの警告報知処理を終了する。
【0065】
ステップS613
印刷データ送信部300は印刷データを印刷装置101へ出力する。
【0066】
ステップS614
印刷データ送信部300は、印刷ジョブ終了通知をスプーラ202から受け取ると出力動作を停止する。
【0067】
尚、本発明では、警告報知の頻度を抑制するために、先ず、前回報知時刻からの経過時間Txが設定時間間隔Tsに達しているか否かを判定し、達していなければ前回報知内容と異なる警告状態か否かを照合するシーケンスにしているが、先に警告状態が同一か否かを照合し、同一と照合した場合に経過時間を判定するシーケンスにしてもよい。
【0068】
(実施例1の効果)
予め印刷装置の警告情報を再報知する設定時間間隔Tsを決めておき、後続印刷ジョブでの異常状態情報取得時刻と先行印刷ジョブでの警告報知時刻との時間差である経過時間Txが上記設定時間間隔Tsに達しておらず、かつ印刷装置の状態が変化しない場合には警告情報を報知しないように構成したので、上記印刷装置を使用した場合には、印刷装置の警告報知を抑制できる。
また、本実施例では警告報知時間が経過すると、ユーザがダイアログの報知を消去するボタンをクリックしなくとも、「警告」の報知を終了させるので、ユーザの煩雑な入力操作を軽減できる。
【実施例2】
【0069】
本実施例では、画像処理装置としてのコンピュータ500は、一連の連続印刷ジョブの処理中に上記警告報知を一度行ったあとは、上記設定時間間隔Tsに関係なく、連続印刷ジョブ処理続行中は同一の“警告状態”を報知しないことで警告報知の報知頻度の抑制を行うことを主要な特徴とする。
【0070】
以下、タイミングチャートを用いて、連続印刷ジョブ処理中に同一の“異常状態”情報を取得する場合について説明する。
【0071】
図11は実施例2の概略動作を示すタイミングチャートである。
図は、コンピュータ500が時刻T0で電源投入され、その後一連の連続印刷ジョブが処理され、m番目の印刷ジョブ処理時に初めて“異常状態”情報を取得した例が示されている。
【0072】
図に示すように時刻T0でコンピュータ500に電源が投入され、コンピュータ500が、m番目の印刷ジョブの処理開始時刻Tmsで最初の“異常状態”情報を取得する。
【0073】
この場合、時刻Tmdで警告報知が行なわれる。
【0074】
時刻Tmeでm番目印刷ジョブの処理が終了する。同時に時刻Tnsでn番目印刷ジョブの処理が開始される。この時点でも“異常状態”が継続していれば、コンピュータ500が、“異常状態”情報を取得する。
【0075】
時刻Tmeで“異常状態”情報を取得すると、当該印刷ジョブが単独印刷ジョブか連続印刷ジョブかを判断し、連続印刷ジョブと判断した後は警告報知が実施されない。
【0076】
このようにして、連続印刷ジョブが続行される間、同一の“異常状態”を取得しても、警告報知は最初に1度実施するだけでその後は(設定時間間隔Tsに関係なく、)警告報知が実行されずに、時刻Tpeにて連続印刷ジョブの処理が終了する。
【0077】
続いて時刻T2sで後続印刷ジョブの処理が開始される。この時点でも同一の“異常状態”が継続していれば、コンピュータ500が、“異常状態”情報を取得する。この場合後続印刷ジョブは、単独印刷ジョブ(連続印刷ジョブの先頭印刷ジョブを含む)なので、警告の報知を行う。
【0078】
このようにして、“異常状態”の報知回数を制御するので、確認入力操作が少なくて済み、コンピュータ500の使い勝手が向上する。
【0079】
(実施例1との構成上の相違)
図12は実施例2のコンピュータ500の印刷モニタ503の機能ブロック図である。
実施例2の構成について、以下、実施例1との違いを図12を参照しながら説明する。
【0080】
まず、ここで、連続印刷ジョブの定義を行う。
ある印刷ジョブがスプーラ202から印刷モニタ203の印刷データ送信部300に送付され印刷装置101に送付される時点で、その後続の印刷ジョブが既にスプーラ202に入っているとき、それら先行印刷ジョブと後続印刷ジョブは連続印刷ジョブであると定義する。
【0081】
従って、記憶部309に印刷装置状態コードが保存された時点で、そのコードが連続印刷ジョブの先行印刷ジョブ処理時の状況を意味していることを、スプーラ202の中の印刷ジョブ数を数える手段によって判断部510の判定部312と時間比較部514は判断できるが、このような手段では、上記コードが連続印刷ジョブの後続印刷ジョブ処理時の状況を意味しているか、それとも単独印刷ジョブ処理時の状況を意味しているかを上記判定部312と上記時間比較部514は判断できない。
【0082】
そこで、本発明では、印刷モニタ503の中に新たに印刷ジョブ判定部515と印刷ジョブ数保存部700を設けた。
後続の印刷ジョブが連続印刷ジョブであるか否かを上記印刷ジョブ判定部515が判断する手段として、実施例1のステップS613の直前において、常にスプーラ202の中の印刷ジョブ数を取得し、その値を上記印刷ジョブ数保存部700に保存しておき、次に続く印刷ジョブの実行時に保存しておいたその値を取得確認し、その値が零であれば単独印刷ジョブ、その値が1以上であれば連続印刷ジョブ(1であれば、連続印刷ジョブの最後尾印刷ジョブ)であると上記印刷ジョブ判定部515が判断できるように構成した。
【0083】
従って図12に示す実施例2における印刷モニタ503は、実施例1における印刷モニタ203に新たに印刷ジョブ数保存部700を追加し、判断部310の中に印刷ジョブ判定部515を追加したものである。
印刷ジョブ数保存部700は、スプーラ202が持つ印刷ジョブ数を保存する。
【0084】
(実施例2の動作の説明)
図13は本実施例の印刷装置状態を報知する動作を示すフローチャートである。
以下、実施例1と相違する動作のみを図13を用いて説明する。
【0085】
ステップS800
判断部510の印刷ジョブ判定部515は、判定部312が印刷装置種別情報が「警告」であることを判別した後、印刷ジョブ数保存部700に記憶されている印刷ジョブ数を取得する。
【0086】
ステップS801
印刷ジョブ判定部515は、印刷ジョブ数保存部700に格納された印刷ジョブ数を確認し、印刷ジョブ数が1つ以上の場合、処理中の印刷ジョブが連続印刷ジョブ(の2番目以降印刷ジョブ)であると判断しステップS610に進み、零の場合は、単独印刷ジョブ(連続印刷ジョブの最先頭印刷ジョブを含む)であると判断しステップS612に進む。
【0087】
ステップS802
判断部510は、ステップS615から始まるダイアログ報知ルーチンを駆動させた後、スプーラ202が保持する次に続く印刷ジョブの個数を取得して印刷ジョブ数保存部700へ保存し、その後、ステップS613に進む。
【0088】
判定部312は、ステップS611において、印刷装置状態コードが同一と照合した場合、ステップS613では無く上記ステップS802に進み、スプーラ202が保持する印刷ジョブ数を取得し印刷ジョブ数保存部700へ保存し、その後ステップS613に進む。
【0089】
上記動作により、一連の連続印刷ジョブの“異常状態”先頭印刷ジョブに対しては、印刷装置状態の警告情報報知が行なわれ、2つ目以降の連続印刷ジョブに対しては同一の警告情報報知は行われない。
【0090】
上記(発明を実施するための最良の形態)を換言すれば、
上記コンピュータ500の構成要素であるスプーラ202が持つ印刷ジョブ数に基づき、連続印刷ジョブの処理中であると上記判断部510内の印刷ジョブ判定部515が判断し、一連の連続印刷ジョブの処理中に上記警告報知を一度行ったあとは、上記再報知する設定時間間隔Tsに関係なく、連続印刷ジョブ続行中は連続して同一の“警告状態”を報知しないことで上記コンピュータ500の使い勝手を向上させる効果を得ることを主要な特徴とする。
【0091】
(実施例2の効果)
印刷ジョブが連続して印刷指示された場合には、一連の連続印刷ジョブ中、“異常状態”の最初の印刷ジョブ以外は印刷装置の状態が変化しないかぎり印刷装置の警告情報を報知しないように構成したので、印刷装置の警告報知を抑制できる。
尚、警告報知後、ユーザがダイアログの報知を消去するボタンをクリックしなくとも、所定の期間経過後に、装置が自ら上記「警告」の報知を終了させることで、ユーザの煩雑な作業量の一部を軽減できる効果も実施例1と同じく有する。
従って、頻繁な印刷装置の警告報知が行なわれないため、また、上記警告報知の終了行為を装置自ら行うことで印刷装置の使い勝手を向上させることができる。
【実施例3】
【0092】
本実施例では画像処理装置としてのコンピュータ500は、上記時間比較部514は、上記時間間隔格納部317に格納されている上記設定時間間隔Tsと、報知時刻保存部306とタイマー部316より取り込んだ時刻の差である経過時間Txとを比較し、該経過時間Txが上記設定時間間隔Tsよりも長く、なお且つ、スプーラの保持する印刷ジョブ数の値にて、当該印刷ジョブが単独印刷ジョブ(連続印刷ジョブの最先頭印刷ジョブを含む)か連続印刷ジョブ(の2番目以降印刷ジョブ)かを判断し、上記単独印刷ジョブと判断した時に上記報知制御部に上記警告情報の報知を指示する機能を備えることを特徴とする。
【0093】
(実施例3の構成上の説明)
本発明を構成するための形態は実施例2と同じであるため、説明を省略する。
【0094】
(実施例3の動作の説明)
図14は実施例3の印刷装置状態を報知する動作を示すフローチャートである
本発明は、実施例1及び実施例2の動作を組み合わせたものであるため、詳細な説明については、上記各実施例の説明を参考するとして、本実施例では省略する。
【0095】
(実施例3の効果)
本実施例では、上記警告情報の再報知すべき時間間隔を示す設定時間間隔Tsを設定でき、なお且つ、上記連続印刷ジョブの場合、一連の連続印刷ジョブの処理中に上記警告報知を一度行ったあとは、連続印刷ジョブ続行中は連続して同一の“警告状態を報知しないように構成したので、単独印刷ジョブと連続印刷ジョブが混在する状態で、単独印刷ジョブと単独印刷ジョブの間、及び連続印刷ジョブと単独印刷ジョブの間の上記設定時間間隔Tsを比較的長く設定して警告報知を抑制するときに特に有効である。
尚、警告報知後、ユーザがダイアログの表示を消去するボタンをクリックしなくとも、所定の時間経過後に、装置が自ら上記「警告」の表示を終了させることで、ユーザの煩雑な作業量の一部を軽減できる効果も実施例1〜2と同じく有する。
従って、頻繁な印刷装置の警告報知が行なわれないため、また、上記警告報知の終了行為を装置自ら行うことで印刷装置の使い勝手を向上させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0096】
設定時間間隔Tsは前回の警告情報の表示ダイアログの表示時刻を起点として、次回の警告情報の表示ダイアログを表示する時刻までの時間として定義しても良いし、前回の警告情報の表示ダイアログを表示した(先行)印刷ジョブの投入時刻を起点として次回の警告情報の表示ダイアログを表示する(後続)印刷ジョブの投入時刻までと定義しても良いし、前回の警告情報の表示が消えた時刻を起点としても良い。その他、2つの印刷ジョブの対応する任意の処理時刻の間隔に適用可能である。
【0097】
本実施例では、画像形成装置として印刷装置(プリンタ)を説明したが、他の画像形成装置としてのはファクシミリ、MFP、複写装置にも適用可能である。
画像形成装置の印刷装置状態としての消耗品状態及び装置状態にはベルトの張力弛緩、トナーの残留量、定着ヒーターの寿命、用紙の残量、用紙の紙詰まり状態等が代表例であるが、より細部に分類することは可能である。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】実施例1のコンピュータの印刷モニタの機能ブロック図である。
【図2】本発明の適用可能な印刷処理システムの構成図である。
【図3】実施例1の概略動作を示すタイミングチャート(その1)である。
【図4】実施例1の概略動作を示すタイミングチャート(その2)である。
【図5】本発明の一実施例の印刷システムブロック図である。
【図6】印刷装置が保持し、記憶部が保存したコードが示す印刷装置状態の内容を説明する図である。
【図7】印刷装置状態種別記憶部に記憶されている印刷装置状態コードと状態種別情報の対応表を示す図である。
【図8】報知文字列記憶部に記憶されている印刷装置状態コードとコンピュータ表示部に警告報知する警告情報報知文字列の対応表を示す図である。
【図9】報知文字列を報知するダイアログの例を示す図である。
【図10】実施例1の印刷装置状態を報知する動作を示すフローチャートである。
【図11】実施例2の概略動作を示すタイミングチャートである。
【図12】実施例2のコンピュータの印刷モニタの機能ブロック図である。
【図13】実施例2の印刷装置状態を報知する動作を示すフローチャートである。
【図14】実施例3の印刷装置状態を報知する動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0099】
100 画像処理装置としてのコンピュータ
101 画像形成装置としての印刷装置(プリンタ)
200 アプリケーション
201 プリンタドライバ
202 スプーラ
203 印刷モニタ
204 表示部
300 印刷データ送信部
301 印刷装置状態情報取得部
302 印刷装置状態情報抽出部
304 印刷装置状態種別記憶部
305 報知文字列記憶部
306 報知時刻保存部
309 記憶部
310 判断部
311 記憶制御部
312 判定部
313 時間間隔設定部
314 時間比較部
315 報知制御部
316 タイマー部
317 時間間隔格納部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置に印刷要求を行う毎に、該画像形成装置から装置状態情報を受信し、警告要の装置状態情報を受信すると対応する警告情報を報知部にて報知させる報知制御部を備える画像処理装置であって、
前記警告情報の報知すべき時間間隔が格納されている時間間隔格納部と、
前記報知部に報知された前回の警告情報に関する第1情報を格納するとともに、受信した今回の警告要の装置状態に関する第2情報を格納する記憶部と、
前記第1情報と前記第2情報とを照合して照合ができたか否かを判定する判定部とを備え、
前記前回の警告情報を報知してから今回の警告要の装置状態情報を受信するまでの経過時間が前記時間間隔格納部の時間間隔以下であり、かつ前記判定部での照合ができた場合に、前記報知制御部が今回の警告要の装置状態に関する警告を報知部にて報知させないように制御することを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
画像形成装置に印刷要求を行う毎に、該画像形成装置から装置状態情報を受信し、警告要の装置状態情報を受信すると対応する警告情報を報知部にて報知させる報知制御部を備える画像処理装置であって、
前記警告情報の報知すべき時間間隔が格納されている時間間隔格納部と、
前記報知部に報知された前回の警告情報に関する第1情報を格納するとともに、受信した今回の警告要の装置状態に関する第2情報を格納する記憶部と、
前記第1情報と前記第2情報とを照合して照合ができたか否かを判定する判定部とを備え、
前記前回の警告情報を報知してから今回の警告要の装置状態情報を受信するまでの経過時間が前記時間間隔格納部の時間間隔以上であるか、若しくは前記判定部での照合ができない場合に、前記報知制御部が今回の警告要の装置状態に関する警告を報知部にて報知させるように制御することを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
前記時間間隔を設定する時間間隔設定部を有する請求項1または2記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記画像形成装置に印刷要求を行うべき今回の印刷ジョブが前回の送信した印刷ジョブと関連する連続印刷ジョブか否かを判定する印刷ジョブ判定部を更に含み、
前記印刷ジョブ判定部が前記今回の印刷ジョブを前記連続印刷ジョブと判定すると、前記判定部は前記報知制御部に対し前記警告情報の報知指示を停止させることを特徴とする請求項1乃至3記載の画像処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2010−86204(P2010−86204A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−253350(P2008−253350)
【出願日】平成20年9月30日(2008.9.30)
【出願人】(591044164)株式会社沖データ (2,444)
【出願人】(594202361)株式会社沖データシステムズ (259)
【Fターム(参考)】