説明

画像形成装置、画像形成制御装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体

【課題】印刷媒体の裏面に広告等を印刷する場合、印刷要求者に適応した有効な広告を印刷すること
【解決手段】操作者の操作によって指定された表面印刷データと、操作者の性別、年齢、職業等の属性情報に基づいて選定された裏面広告印刷データを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記表面印刷データと前記裏面広告印刷データを媒体の両面に印刷するように制御する印刷制御手段を有する。属性情報は各項目を入力するか、又は会員番号を入力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコピー機、プリンタ等の画像形成装置の印刷システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コピー機、プリンタ等の使われ方として、裏面に広告を印刷するという技術がある。
【0003】
これに関連する特許文献としては、特開2000−326581号公報(特許文献1)がある。特許文献1によれば、印刷データを印刷媒体の表面に印刷し、裏面にその印刷データとは無関係の例えば広告データ等を印刷できるようにする技術が開示されている。
【特許文献1】特開2000−326581号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながらこれらの従来技術において、あらかじめコピー用紙の裏面に印刷する方法は、最新の広告情報に対して即応性、追従性に欠ける。更に、新しい広告があると、新たに印刷、配布を行なわなければならないという問題があった。
【0005】
一方、コピー印刷時に広告内容を印刷する方法は、印刷装置が広告のデータを蓄積している印刷データサーバへアクセスし、印刷対象の広告データを受取り、広告内容を印刷することでタイムリーな広告データの印刷を実現している。しかしながら、印刷要求者に対する的確な広告であるかどうかは問題である。例えば印刷要求者が男性である場合、女性用化粧品の広告を印刷しても、殆ど無駄な広告を印刷していることになるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、印刷媒体の裏面に広告等を印刷する場合、印刷要求者に適応した有効な広告を印刷することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、操作者の操作によって指定された第1面印刷データと、操作者の属性情報に基づいて選定された第2面印刷データを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記第1面印刷データと前記第2面印刷データを媒体の両面に印刷するように制御する印刷制御手段を有することを特徴とする画像形成装置である。
【0008】
また、請求項6記載の発明は、操作者が指定する印刷データを受付け、更に操作者が入力する操作者の個人情報を受付ける入力手段と、前記入力手段により受付けられた前記個人情報に基づいて第2面印刷データを取得する第2面印刷データ取得手段と、前記入力手段により受付けられた印刷データを第1面印刷データとし、前記第2面印刷データ取得手段により取得した前記第2面印刷データとともに画像形成装置に印刷指示する印刷データ出力部を有することを特徴とする画像形成制御装置である。
【0009】
また、請求項16記載の発明は、操作者が指定する印刷データを受付ける印刷データ受信工程と、操作者が入力する操作者の個人情報を受付ける個人情報受信工程と、前記個人情報受信工程により受付けられた前記個人情報に基づいて第2面印刷データを取得する第2面印刷データ取得工程と、前記印刷データ受信工程により受付けられた印刷データを第1面印刷データとし、前記第2面印刷データ取得工程により取得した前記第2面印刷データとともに画像形成装置に印刷指示する印刷データ出力工程を含むことを特徴とする画像形成制御方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、印刷媒体の裏面に広告等を印刷する場合、操作者即ち、印刷要求者の個人情報例えば性別、年齢、職業等の属性情報に基づいて、広告やニュース、天気予報等のメッセージを印刷するので、前記印刷要求者の個人情報に対応した広告やメッセージ等を適切に選択して印刷することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態について説明する。図2は第1の実施の形態に関する印刷システムの構成図である。10は操作者(以下ユーザという)から印刷要求を受けた印刷データ(以下表面印刷データという)と、裏面に印刷する印刷データ(以下広告データという)をプリンタ50に対し送信するクライアントPCである。30は広告データを格納し、クライアントPC10からユーザの属性情報を受信し、当該ユーザの属性情報に基づいて所定の広告データを選定するデータサーバである。50は前記表面印刷データと前記広告データを印刷媒体の両面に印刷するプリンタである。70はユーザの要求によって原稿を読取って表面印刷データにするイメージスキャナである。
【0012】
前記クライアントPC10において、表示デバイス11はディスプレイからなり、ユーザのために当該クライアントPC10の入出力情報を表示する。操作デバイス12はキーボードやマウス等であり、ユーザがクライアントPC10へ情報の設定、変更等の入力を行なうためのものである。ネットワークデバイス13はネットワーク20に接続され、当該ネットワークを介してデータサーバ30とのデータ通信を行なう。IOP14はプリンタ50との印刷データの入出力をネットワーク21を介して行なう。
【0013】
更に、CPU15は制御プログラムに従ってクライアントPC10の全体制御を行なうとともに、各種データの解析、作成を行なう。ROM16は基本的な制御プログラムを格納する。RAM17はデータサーバ30から送られてくる印刷データの保管等一時的に情報を格納する。ハードディスク18は、印刷データ等の各種データの格納と、印刷制御プログラムの格納を行なう。
【0014】
前記プリンタ50はコントローラ部51とエンジン部52とからなる。コントローラ部51は前記クライアントPC10からの制御データ及び印刷データを受信し、エンジン部52へ印刷を指示する。コントローラ部51において、ネットワークデバイス53は、クライアントPC10との通信をネットワーク21を介して行なう。表示パネル54はプリンタ50の印刷状況や各種パラメータ等を表示する。操作パネル55はユーザによって操作される各種パラメータを入力するためのものである。
【0015】
更に、CPU56はプリンタ50全体の制御と印刷データの解析、作成を行なう。ROM57はプリンタ50の制御プログラム、各種制御言語、フォント情報等を格納する。RAM58はクライアントPC10から送られた各種制御データや印刷データを一時的に格納し、更に、前記イメージスキャナ70によって読取った画像データ、即ち印刷データを一時的に格納する。プリンタ50におけるエンジン部52は、画像形成ユニット52−2と両面印刷ユニット59からなる。なお、データサーバ30の構成は前記クライアントPC10と同様であるので、図示はしていない。
【0016】
図3は第1の実施の形態に関するプリンタ50の構成図である。同図で示すように当該プリンタ50は給紙装置61を含み、更に画像形成ユニット52−2としてのトナーカートリッジ62、LEDヘッド63、感光装置64、転写装置65及び定着装置66並びに両面印刷ユニット59としての反転装置67で構成される。
【0017】
給紙装置61は印刷媒体を画像形成ユニット52−2へ給紙するための装置であり、前記コントローラ部51の印刷指示により印刷媒体を送出する。トナーカートリッジ62には、感光装置64に供給するトナーが充填されており、感光装置64内の図示しない現像ローラの回転に伴ってトナーを感光装置64に供給する。
【0018】
感光装置64は、LEDヘッド63が印刷データに対応して発光することにより感光体ドラムに静電潜像を形成し、トナーカットリッジ62より供給される図示しない現像ローラ上のトナーを感光体ドラム上に静電潜像に対応したトナー像として形成する。
【0019】
転写装置65は給紙装置61より排出された印刷媒体の搬送を行なうとともに、前記感光装置64内の感光体ドラム上に形成されたトナー像を印刷媒体に転写する。定着装置66は、前記転写装置65により搬送された印刷媒体のトナー像を熱と加圧により印刷媒体に定着させる。これにより定着装置66を通過した印刷媒体の表面には印刷データが印刷される。
【0020】
前記反転装置67は定着装置66を通過した印刷媒体の表裏反転を行なう。表裏反転された印刷媒体は、前記給紙装置61によって再度画像形成ユニット52−2へ給紙される。印刷媒体の裏面に印刷データのトナー像が転写され、前記定着装置66により再度定着が行なわれる。これにより、印刷媒体の裏面にも印刷データが印刷される。両面印刷された印刷媒体は、排出用のローラ等によりプリンタ50の上部より排出される。
【0021】
図4はクライアントPC10の制御機能を示す機能ブロック図である。印刷設定部22は、ユーザが前記表示デバイス11を見ながら前記操作デバイス12を操作して、ユーザが要求するコピーの要求事項(枚数等)と、ユーザが入力するユーザの属性情報(性別等)を受付ける。要求事項格納部23−1はユーザが入力した要求事項を格納する。属性格納部23−2は、ユーザが入力したユーザの属性を一時的に格納する。データ取得部24は、後述するように前記属性格納部23−2が格納したユーザの属性から、印刷媒体の裏面に印刷する広告データを取得する。
【0022】
更に、データ変換部25は、前記データ取得部24が取得した前記広告データを前記プリンタ50が印刷可能な印刷データへ変換処理する。印刷制御部26はユーザが指定する表面印刷データと前記広告データをプリンタ50に送り、プリンタ50に対して印刷を指示する。特に当該印刷制御部26は、広告データを複数指定し、複数の広告データを印刷媒体の裏面に後述するオーバーレイ印刷するように指示する。更に、イメージスキャナ制御部27はユーザが、希望する原稿を用意してコピーを要求する場合にイメージスキャナ70に前記原稿の読取を指示する。制御部28はこれらの動作を制御する。
【0023】
図5はデータサーバ30の制御機能を示す機能ブロック図である。ユーザ情報受信部31はユーザが入力したユーザの属性情報等の情報をネットワーク20を介して受信する。ユーザ情報処理部32は、ユーザ情報受信部31が受信したユーザの属性情報を分析し、後述する広告情報から最適な広告情報を複数選定する。広告情報ストレージ部34は複数の広告情報から一つの広告情報を選定するために、これら複数の広告情報を格納する。例えば、企業の広告、ニュース、天気予報等である。更に、制御部35はこれらの動作を制御する。前述のように、前記クライアントPC10と、前記データサーバ30を別々に設けることにより、それぞれの機能を分散したので、処理の高速化が図れることになる。ただし、同一のコンピュータで実施することも可能である。
【0024】
図6はプリンタ50の制御機能を示す機能ブロック図である。データ送受信部71はクライアントPC10からの表面印刷データ及び広告データ、その他コピー枚数等のユーザ要求事項を受信する。更にユーザからの指示がある場合には、前記イメージスキャナ70が読取った画像データを表面印刷データとして受信する。データ展開部72は前記データ送受信部71が受信した表面印刷データ及び広告データをエンジン部52が印刷可能とするデータ形式の印刷データに展開する。更に、後述するオーバーレイ印刷が可能なように印刷データを展開する。
【0025】
印刷制御部75はコピー枚数等のユーザ要求事項に従って、エンジン部52を制御し、印刷を実行する。データ格納部74は印刷データとしての表面印刷データ及び広告データ、並びにコピー枚数等のユーザ要求事項を一時的に格納する。
【0026】
次に、第1の実施の形態の動作を説明する。図7は第1の実施の形態に関するクライアントPC10の制御動作を示すフローチャートである。まず、制御部28は前記印刷設定部22を制御して、表示デバイス11にコピー印刷実行設定画面を表示する(S101)。図8はこのコピー印刷実行設定画面を示す説明図である。表示デバイス11には、ユーザが設定する要求事項としてのコピー枚数81、コピーサイズ82、カラー又はモノクロコピー83、印刷濃度84の入力画面が表示される。更に、ユーザの属性情報としての性別85、年齢86、郵便番号87、職業88の入力画面も表示される。性別85及び年齢86はコピーを行なう上では必須の入力情報とする。図8において、89はコピーの実行ボタンである。
【0027】
ユーザが前記操作デバイス12を操作して、要求事項について設定入力を行なうと、図7に戻り、制御部28はユーザが入力した要求事項を前記要求事項格納部23−1に格納する。要求事項の入力は、例えばコピー枚数が1枚、コピーサイズがA4、カラー、印刷濃度が+1のように設定されることになる(S102)。
【0028】
次に、ユーザは同じく操作デバイス12を操作して、ユーザの属性情報の入力を行なうと、制御部28はユーザが入力した属性情報を前記属性格納部23−2に格納する。属性情報の入力は、例えば性別が男性、年齢が35歳、郵便番号が960−0251、職業が会社員である(S103)。最後にユーザはコピーの実行ボタン89をクリックする(図8)。
【0029】
制御部28は、コピーの実行ボタン89のクリックを検知すると、データ取得部24を制御し、広告情報の取得を行なう(S104)。即ち、データ取得部24はネットワーク20を介して、前記データサーバ30に対してユーザの属性情報を送信し、後述する広告情報を取得する。制御部28は、データ変換部25を制御し、取得した前記広告情報を広告データとして、前記プリンタ50が印刷可能な印刷データへオーバーレイ登録処理する(S105)。オーバーレイ登録処理については後述する。
【0030】
一方、ユーザがユーザの用意した原稿のコピーを希望する場合は、制御部28は、イメージスキャナ制御部27を制御して、イメージスキャナ70に対し原稿読取を指示する(S106)。そして、制御部28は、印刷制御部26を制御して、読取られたスキャンデータをプリンタ50に送り、プリンタ50に対して印刷媒体に表面印刷データの印刷を指示する(S107)。これを受けてプリンタ50は印刷媒体の表面に、スキャンデータの表面印刷データを印刷する。
【0031】
なお、ユーザがユーザの用意した原稿のコピーを希望するのではなく、クライアントPC10に格納した印刷データの印刷を希望する場合は、ステップ106がなく、ステップ107において、クライアントPC10のハードディスク18に格納した印刷データをプリンタ50に送り、プリンタ50に対して印刷媒体の印刷を指示する。
【0032】
最後に、制御部28は印刷制御部26を制御して、前記データ取得部24で取得した広告データをプリンタ50に送り、当該プリンタ50に対し、印刷媒体の裏面にオーバーレイ印刷することを指示する(S108)。これを受けて前記プリンタ50は印刷媒体の裏面に、広告データをオーバーレイ印刷する。
【0033】
次に、前記ステップ104における広告情報の取得、即ち、前記データサーバ30が行なう広告データの選定方法について説明する。図1は第1の実施の形態に関するデータサーバ30の制御動作を示すフローチャートである。データサーバ30の制御部35は、ユーザ情報受信部31を制御して、前記クライアントPC10からユーザ情報を受信する(S201)。ユーザの情報に属性情報があるかどうかチェックし(S202)、なかったらデフォルト広告情報を付与することとする(S203)。デフォルト広告情報を付与するようにすれば、仮にユーザ情報に属性情報が含まれていなかったとしても、広告データを付与することができる。通常は前述の通りユーザの属性情報があるので次に進む。次に、制御部35は優先広告情報があるかどうかチェックする(S204)。即ち、優先広告情報とは、前記属性情報の内容にかかわらず、無条件に最優先で印刷されることを別途定めた広告内容である。制御部35は優先広告情報があれば優先広告情報を付与する(S205)。優先広告情報を選択するようにすれば、個人の属性情報に基づかない優先した広告がある場合にこれを設定することができる。
【0034】
次にデータサーバ30の制御部35は、ユーザ情報処理部32を制御し、前記属性情報に基づいて、次に説明する広告情報ストレージ部34に格納された広告情報から、複数の広告情報を選定する。
【0035】
図9はデータサーバ30の広告情報ストレージ部34に格納される広告情報のレイアウトを示す説明図である。広告データ90のエリアには、広告内容が格納され、プリンタドライバにより作成された印刷データコマンド群であり、具体的にはESC、A、13H等の印刷コマンドデータが格納される。更に、プリンタ50のオーバーレイ印刷機能において使用するID番号、例えばID番号190が格納されてもよい。広告情報ストレージ部34には、前記広告データ90に対応して、次に説明する当該広告に適合する属性が格納される。
【0036】
当該広告に適合する属性のうち、性別85欄には当該広告が適合する対象性別が格納される。例えば、男性は0、女性は1、男女問わない場合は3が格納される。同図の例は、0であるので男性用の広告データであることを示す。年齢86−1欄には当該広告が適合する対象年齢の範囲のうち最小年齢が格納され、年齢86−2欄には当該広告が適合する対象年齢の範囲のうち最高年齢が格納される。同図の例では、年齢層が20歳から45歳の範囲であることを示す。
【0037】
更に、郵便番号87−1欄には第1優先郵便番号が格納され、郵便番号87−2欄には第2優先郵便番号が格納される。同図の例では、郵便番号が「960」の住所のユーザが当該広告が適合する第1優先であり、郵便番号が「961」の住所のユーザが当該広告が適合する第2優先であることを示す。職業88欄には当該広告が適合する職業がコード番号で格納され、例えば会社員は001が格納される。優先順位77欄は同じ条件の広告データ複数ある場合にそのうち1個を選定するためにあらかじめ付与する優先順位である。優先順位を付与することにより、検索が容易となる。同図の例では、当該広告データ90の優先順位が1位であることを示す。このように前記広告データ90に対応して、当該広告に適合する属性が格納されるので、ユーザの属性情報に対応する広告データ90を検索するのが容易となる。
【0038】
図1に戻り、ステップ206において、前記データサーバ30の制御部35はユーザ情報処理部32を制御し、まず、ユーザ情報受信部31が受信した前記属性情報の内容から性別85を読取り、広告情報ストレージ部34の性別85欄を検索し、一致する広告の中から優先する広告を選別する(S206)。優先する広告の選別方法は、各広告に前記優先順位77をあらかじめ付与しておき、その優先順位77順でもよい。また、各広告に図示しないシリアル番号をあらかじめ付与しておき、そのシリアル番号順でもよい。シリアル番号順とすれば、あらかじめ広告情報ストレージ部34に準備した広告データを順に優劣なく付与することができる。最終的には性別優先広告として少なくとも1個の広告を選定する。
【0039】
次に前記制御部35は、ユーザ情報受信部31が受信した前記属性情報の内容から年齢86を読取り、広告情報ストレージ部34の年齢86−1欄と年齢86−2欄に格納された年齢範囲を検索し、範囲内を示す広告を選別する。該当する広告が複数ある場合は、優先する広告を選別する。優先する広告の選別方法は、前記ステップ206と同様に、優先順位77順でもよく、シリアル番号順でもよい。仮に、前記属性情報の内容の年齢86を範囲内とする広告がなかった場合は、前記属性情報の内容の年齢86に1歳加齢した条件で再度検索する。範囲内を示す広告が選別されるまでこれを繰返す(S207)。最終的には年齢優先広告として少なくとも1個の広告を選定する。
【0040】
前記属性情報のうち郵便番号87及び職業88に付いては、上記性別85及び年齢86による広告データの選択に対し補助的情報として使用する。即ち、前記データサーバ30の制御部35は、前記属性情報の内容から郵便番号87を読取り、上記性別85及び年齢86にて選別されなかった広告データの中から、郵便番号87、即ち住所による検索を行なって絞り込む(S208)。
【0041】
次に制御部35は、前記属性情報の内容から職業88を読取り、上記性別85、年齢86及び郵便番号87にて選別されなかった広告データの中から、職業88による検索を行なって絞り込む(S209)。条件一致が複数の広告データとなった場合には、先にデータベースから読み出した広告データを優先させることとしてもよく、優先順位77順又はシリアル番号順に絞り込んでもよい。
【0042】
このようにして前記データサーバ30の制御部35は、優先順位で広告内容を絞り込み、複数個の広告内容を選定する。そして、制御部35は、選定した広告データを前記広告情報ストレージ部34から読出し、ネットワーク20を介して、前記クライアントPC10へ返送する(S210)。
【0043】
以上により、クライアントPC10が前記ステップ104において広告情報を取得する。その後、前述の通り、クライアントPC10の制御部28は、データ変換部25を制御し、取得した前記広告情報を広告データとして、前記プリンタ50が印刷可能な印刷データへオーバーレイ登録処理する(S105)。
【0044】
次に、ステップ105におけるオーバーレイ登録について説明する。オーバーレイ登録は、プリンタ50においてオーバーレイ印刷機能を使って印刷を行なうために、プリンタ50に対して、IDを指定した上で印刷データを登録することである。即ち、登録はプリンタ50の前記データ格納部74に格納するものである。オーバーレイ印刷機能は、頻繁に使用する印刷データを他の印刷データに重ね合わせて印刷する機能である。よって後に、プリンタ50に対して、IDを指定してオーバーレイ印刷を指示すると、プリンタ50は登録した前記印刷データをオーバーレイ印刷する。なお、前記オーバーレイ登録は印刷データを印刷する配置等を含むものである。
【0045】
クライアントPC10の制御部28は、データサーバ30においてデフォルト広告が付与された場合(S203)には、当該デフォルト広告の広告データとデフォルト広告ID(例えば188)をプリンタ50に対しオーバーレイ登録する。通常の場合にはデフォルトにはならないので、クライアントPC10の制御部28は、データサーバ30によって付与された優先広告(S205)の広告データと優先広告ID(例えば189)をプリンタ50に対しオーバーレイ登録する。
【0046】
更に、クライアントPC10の制御部28は、性別優先広告の広告データ(S206)と性別広告ID(例えば190)を登録する。次に、年齢優先広告の広告データ(S207)と年齢広告ID(例えば191)を登録する。更に職業優先広告又は住所優先広告に関する広告データ(S208又はS209)とID(例えば192、193)をプリンタ50に対し登録処理を行なう。
【0047】
次に、図10により、前記ステップ108における裏面オーバーレイ印刷指示について詳述する。図10はクライアントPCによるプリンタに対する裏面オーバーレイ印刷指示(S108)の詳細を示すフローチャートである。なお、ステップ108の時点では、前述の通り、広告データは、ステップ105によりプリンタ50のデータ格納部74に格納されていることとする。
【0048】
図10において、まず、デフォルト広告が付与されている場合はデフォルト広告の印刷のためにデフォルト広告ID(例えば188)が指定される(S301)。通常の場合はデフォルトではないので、次のステップに行く。次に、優先広告印刷のための優先広告ID(189)が指定される(S302)。次に、性別優先広告のための性別広告ID(190)が指定される(S303)。次に、年齢優先広告のための年齢広告ID(191)が指定される(S304)。次に、職業優先広告のための職業広告ID(192)又は住所優先広告のための住所広告ID(193)が指定される(S305、S306)。最後に、裏面オーバーレイ印刷の指示がされると(S307)、プリンタ50による印刷が開始される(S308)。
【0049】
図11は裏面オーバーレイ印刷を示す説明図である。印刷媒体Pの裏面に対して、左上部にID番号189によって指定された優先広告の内容が印刷され、右上部にはID番号190によって指定された性別優先広告の内容が印刷される。更に左下部にID番号191によって指定された年齢優先広告の内容が印刷され、右下部にはID番号192によって指定された職業優先広告の内容が印刷される。
【0050】
以上、第1の実施の形態によれば、ユーザの属性情報をもとにユーザ一人ひとりに対してより的確な広告内容を選定することで、広告印刷内容の広告効果を高めることを可能とすることができる。第1の実施の形態において、クライアントPC10の操作デバイス12にユーザがユーザの属性情報を入力することとしたので、年齢等は最新の情報が得られ、ユーザ個人の実情に適合した広告内容を選定することができる。
【0051】
更に、第1の実施の形態によれば、プリンタ50はオーバーレイ印刷機能を利用することにより、特別なソフトウェアを必要とせずに、裏面広告印刷を実現できる。さらに、プリンタ50のオーバーレイ機能におけるIDのみを指定すれば、その都度印刷データを送信しなくても広告データを複数指定して印刷できるので、処理時間が短縮化することが可能となる。
【0052】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同一の要素については同一の符号をもって示す。前記第1の実施の形態は、ユーザが属性情報をその都度入力するものであったが、本第2の実施の形態では、ユーザの属性情報はあらかじめ登録済として格納されており、ユーザが入力する情報は会員番号等の個人を特定する情報とするものである。第2の実施の形態の構成については、前記第1の実施の形態とほぼ同様であるので第1の実施の形態の説明を援用する。
【0053】
図12は第2の実施の形態に関するデータサーバ30の制御機能を示す機能ブロック図である。ユーザ情報受信部31はユーザが入力したユーザの個人特定情報としての会員番号をネットワーク20を介して受信する。なお、会員番号の入力は、会員番号を記憶した会員カードを非接触で読取ることにより、入力するようにしてもよい。ユーザ情報処理部32は、ユーザ情報受信部31が受信したユーザの会員番号を分析し、後述する広告情報から最適な広告情報を選定する。
【0054】
ユーザ情報ストレージ部91は前記会員番号に対応して、ユーザの属性情報(性別、年齢、郵便番号、職業等)を格納する。ユーザデータ管理部33は前記ユーザ情報ストレージ部91に格納した前記ユーザの属性情報(例えば年齢、回数)を必要に応じて更新する。広告情報ストレージ部34は複数の広告情報から特定の広告情報を選定するために、これら複数の広告情報を格納する。更に、制御部35はこれらの動作を制御する。
【0055】
次に、第2の実施の形態の動作を説明する。図13は第2の実施の形態に関するクライアントPC10の制御動作を示すフローチャートである。まず、制御部28は前記印刷設定部22を制御して、表示デバイス11にコピー印刷実行設定画面を表示する(S401)。図14はこのコピー印刷実行設定画面を示す説明図である。表示デバイス11には、ユーザが設定する要求事項としてのコピー枚数81、コピーサイズ82、カラー又はモノクロコピー83、印刷濃度84の入力画面が表示される。更に、ユーザの個人情報としての会員番号92の入力画面が表示される。会員番号92はユーザを特定する為の情報であり、コピーを行なう上では必須の入力情報とする。同図において、89はコピーの実行ボタンである。
【0056】
図13に戻り、ユーザが前記操作デバイス12を操作して、要求事項について設定入力を行なうと、制御部28はユーザが入力した要求事項を前記要求事項格納部23−1に格納する。要求事項の入力は、例えばコピー枚数が1枚、コピーサイズがA4、カラー、印刷濃度が+1のように設定されることになる(S402)。
【0057】
次に、ユーザは同じく操作デバイス12を操作して、ユーザの会員番号92の入力を行なうと、制御部28はユーザが入力した会員番号92を図示しない会員番号格納部に格納する。最後にユーザはコピーの実行ボタン89をクリックする(図14)。
【0058】
制御部28は、コピーの実行ボタン89のクリックを検知すると、データ取得部24を制御し、広告情報の取得を行なう(S404)。即ち、データ取得部24はネットワーク20を介して、前記データサーバ30に対してユーザの会員番号を送信し、後述する広告情報を取得する。
【0059】
制御部28は、データ変換部25を制御し、取得した前記広告情報を広告データとして、前記プリンタ50が印刷可能な印刷データへ変換処理する(S405)。
【0060】
一方、ユーザがユーザの用意した原稿のコピーを希望する場合は、制御部28は、イメージスキャナ制御部27を制御して、イメージスキャナ70に対し原稿読取を指示する(S406)。そして、制御部28は、印刷制御部26を制御して、読取られたスキャンデータをプリンタ50に送り、プリンタ50に対して印刷媒体に表面印刷データの印刷を指示する(S407)。これを受けてプリンタ50は印刷媒体の表面に、スキャンデータの表面印刷データを印刷する。
【0061】
なお、ユーザがユーザの用意した原稿のコピーを希望するのではなく、クライアントPC10に格納した印刷データの印刷を希望する場合は、ステップ406がなく、ステップ407において、クライアントPC10のハードディスク18に格納した表面印刷データをプリンタ50に送り、プリンタ50に対して印刷媒体の印刷を指示する。
【0062】
最後に、制御部28は印刷制御部26を制御して、前記データ取得部24で取得した広告データをプリンタ50に送り、当該プリンタ50に対し、印刷媒体の裏面に印刷することを指示する(S408)。これを受けて前記プリンタ50は印刷媒体の裏面に、広告データを印刷する。
【0063】
次に、前記ステップ404における広告情報の取得、即ち、前記データサーバ30が行なう広告データの選定方法について説明する。図15は第2の実施の形態に関するデータサーバ30の制御動作を示すフローチャートである。データサーバ30の前記制御部35(図12)は、ユーザ情報受信部31を制御して、前記クライアントPC10からユーザの会員番号を受信する(S501)。次に、制御部35は受信した会員番号から、前記ユーザ情報ストレージ部91に格納してあるユーザの属性情報を読み出す(S502)。
【0064】
図16は前記ユーザ情報ストレージ部91に格納されるユーザの属性情報の内容を示す説明図である。ユーザ情報ストレージ部91はユーザ毎に、会員番号92を基にしてユーザの属性情報が格納されている。例えば性別85欄には男性は0、女性は1が格納される。年齢86欄にはユーザの年齢が格納される。回数93欄には、ユーザが本サービスを利用した回数が格納される。当該回数93欄は前記ユーザデータ管理部33によって更新され、図示しないサービスポイントの計算の基礎にすることができる。
【0065】
更に、郵便番号87欄にはユーザの郵便番号が格納される。職業88欄にはユーザの職業がコード番号で、例えば公務員は002が格納される。94は電話番号、95は住所が格納される欄である。
【0066】
図15に戻り、ユーザが会員でなかったら(S503)、デフォルト広告情報を付与することとする(S504)。通常はユーザが会員であるので次に進む。次に、制御部35は優先広告情報があるかどうかチェックする(S505)。即ち、優先広告情報とは、前記属性情報の内容にかかわらず、無条件に最優先で印刷されることを別途定めた広告内容である。制御部35は優先広告情報があれば優先広告情報を付与する(S506)。
【0067】
次に制御部35は、ユーザ情報処理部32を制御し、前記図9に示す広告情報ストレージ部34に格納された広告情報から、前記属性情報に基づいて複数の広告情報を選定する。
【0068】
制御部35はまず、前記ユーザ情報ストレージ部91から読出した前記属性情報の内容から性別85を読取り、広告情報ストレージ部34の性別85欄を検索し、一致する広告の中から優先する広告を選別する(S507)。優先する広告の選別方法は、前記第1の実施の形態と同様に、前記優先順位77順でもよく、図示しないシリアル番号順でもよい。最終的には、性別優先広告として少なくとも1個の広告を選定する。
【0069】
次に制御部35は、前記属性情報の内容から年齢86を読取り、広告情報ストレージ部34の年齢86−1欄と年齢86−2欄に格納された年齢範囲を検索し、範囲内を示す広告を選別する。仮に、前記属性情報の内容の年齢86を範囲内とする広告がなかった場合は、前記属性情報の内容の年齢86に1歳加齢した条件で再度検索する。範囲内を示す広告が選別されるまでこれを繰返す(S508)。最終的には、年齢優先広告として少なくとも1個の広告を選定する。
【0070】
前記属性情報のうち郵便番号87及び職業88は、上記性別85及び年齢86による広告データの選択に対し、補助的情報として使用する。即ち、制御部35は、前記属性情報の内容から郵便番号87を読取り、上記性別85及び年齢86にて選別されなかった広告データの中から、郵便番号87、即ち住所による検索を行なって絞り込む(S509)。
【0071】
次に制御部35は、前記属性情報の内容から職業88を読取り、上記性別85、年齢86及び郵便番号87にて選別されなかった広告データの中から、職業88による検索を行なって絞り込む(S510)。条件一致が複数の広告データとなった場合には、先にデータベースから読み出した広告データを優先させることとしてもよく、前記優先順位77順又は図示しないシリアル番号順に絞り込んでもよい。
【0072】
このようにして前記データサーバ30の制御部35は、優先順位で広告内容を絞り込み、複数の広告内容を選定する。そして、制御部35は、選定した広告データを前記広告情報ストレージ部34から読出し、ネットワーク20を介して、前記クライアントPC10へ返送する(S511)。
【0073】
その後、クライアントPC10がプリンタ50に対して印刷を指示する動作、及びプリンタが前記オーバーレイ機能を利用して印刷を行なう動作については前記第1の実施の形態と同じである。
【0074】
以上、第2の実施の形態によれば、ユーザの属性情報をもとにユーザ一人ひとりに対してより的確な広告内容を選定することで、広告印刷内容の広告効果を高めることを可能とすることができる。同時に、ユーザはいちいち属性情報を入力することなく、ユーザを特定する為の情報としての会員番号を入力するだけで、ユーザに対して操作に負担をかけずに印刷を行なうことができる。
【0075】
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同一の要素については同一の符号をもって示す。第3の実施の形態は、前記第1の実施の形態に対し、前記ユーザの属性情報に大学等の学科・専攻及び学年の情報を加えたものである。
【0076】
図17は第3の実施の形態に関するコピー印刷実行設定画面を示す説明図である。表示デバイス11には、ユーザが設定する要求事項としてのコピー枚数81、コピーサイズ82、カラー又はモノクロコピー83、印刷濃度84の入力画面が表示される。更に、ユーザの属性情報としての性別85、学年96、学科・専攻97の入力画面が表示される。
【0077】
図18は広告情報ストレージ部34に格納される広告情報のレイアウトを示す説明図である。当該広告に適合する属性のうち、性別85欄には当該広告が適合する対象性別が格納される。例えば、男性は0、女性は1、男女問わない場合は3が格納される。学年96欄には当該広告が適合する対象となる学年がコードで格納され、例えば学部3年は13、修士1年は21が格納される。更に、学科・専攻97欄には、当該広告が適合する学科又は専攻がコードで格納され、例えば電子工学科53、化学科は43が格納される。
【0078】
このように、第3の実施の形態によれば、ユーザの属性情報に基づいて広告データを選定することができるので、例えば特定の学年の特定の学科のユーザに対して、例えば構内掲示板に掲示する情報を改めて印刷媒体Pの裏面に印刷するようにすれば、大学と学生間のコミュニケーションツールとして利用することができる。
【0079】
前記実施の形態において、広告データを選定するのに、ユーザが入力するユーザの属性情報(又は個人特定情報としての会員番号)に基づいて広告データを選定しているか、本発明はこれに限らない。即ち、ユーザが要求するコピーの枚数等の要求事項の入力を受付けて、当該要求事項と前記属性情報に基づいて前記広告データを選定することも可能である。例えば、コピー枚数1枚を設定するユーザにはA社の広告を選定するところ、コピー枚数2枚以上を設定するユーザにはB社の広告を選定することも可能である。この場合前記ステップ104において、データ取得部24は前記データサーバ30に対してユーザの属性情報と前記要求事項を送信することになる。更に、前記広告情報ストレージ部34には、当該広告が適合する要求事項(例えば印刷枚数2枚以上)に適合する広告であることを示す要求事項欄を設ける。このようにすれば、印刷要求者に適応したより有効な広告を印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】第1の実施の形態に関するデータサーバの制御動作を示すフローチャートである。
【図2】第1の実施の形態に関する印刷システムの構成図である。
【図3】第1の実施の形態に関するプリンタの構成図である。
【図4】クライアントPCの制御機能を示す機能ブロック図である。
【図5】データサーバの制御機能を示す機能ブロック図である。
【図6】プリンタの制御機能を示す機能ブロック図である。
【図7】第1の実施の形態に関するクライアントPCの制御動作を示すフローチャートである。
【図8】第1の実施の形態に関するコピー印刷実行設定画面を示す説明図である。
【図9】データサーバの広告情報ストレージ部に格納される広告情報のレイアウトを示す説明図である。
【図10】クライアントPCによるプリンタに対する裏面オーバーレイ印刷指示の詳細を示すフローチャートである。
【図11】裏面オーバーレイ印刷を示す説明図である。
【図12】第2の実施の形態に関するデータサーバの制御機能を示す機能ブロック図である。
【図13】第2の実施の形態に関するクライアントPCの制御動作を示すフローチャートである。
【図14】第2の実施の形態に関するコピー印刷実行設定画面を示す説明図である。
【図15】第2の実施の形態に関するデータサーバの制御動作を示すフローチャートである。
【図16】第2の実施の形態に関するユーザ情報ストレージ部に格納されるユーザの属性情報の内容を示す説明図である。
【図17】第3の実施の形態に関するコピー印刷実行設定画面を示す説明図である。
【図18】広告情報ストレージ部に格納される広告情報のレイアウトを示す説明図である。
【符号の説明】
【0081】
10 クライアントPC
22 印刷設定部
23−1 要求事項格納部
23−2 属性格納部
30 データサーバ
34 広告情報ストレージ部
50 プリンタ
70 イメージスキャナ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作者の操作によって指定された第1面印刷データと、操作者の個人情報に基づいて選定された第2面印刷データを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した前記第1面印刷データと前記第2面印刷データを媒体の両面に印刷するように制御する印刷制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記第1面印刷データはスキャナーから受信する印刷データであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1面印刷データは画像形成装置の上位装置から受信する印刷データであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記操作者の個人情報は、性別、年齢、住所、職業、学年、学科のうちいずれか一又は複数であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第2面印刷データは複数の印刷データからなり、
前記印刷制御手段は前記複数の印刷データをオーバーレイ印刷することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項6】
操作者が指定する印刷データを受付け、更に操作者が入力する操作者の個人情報を受付ける入力手段と、
前記入力手段により受付けられた前記個人情報に基づいて第2面印刷データを取得する第2面印刷データ取得手段と、
前記入力手段により受付けられた印刷データを第1面印刷データとし、前記第2面印刷データ取得手段により取得した前記第2面印刷データとともに画像形成装置に印刷指示する印刷データ出力部を有することを特徴とする画像形成制御装置。
【請求項7】
操作者が入力する前記個人情報は操作者の属性情報であって、
前記第2面印刷データ取得手段は、第2面印刷データを格納する第2面印刷データ格納部と、
前記入力手段により受付けられた前記属性情報に基づいて、前記第2面印刷データ格納部から特定の第2面印刷データを選定する制御部とからなることを特徴とする請求項6記載の画像形成制御装置。
【請求項8】
操作者が入力する前記個人情報は操作者を特定する個人特定情報であって、
前記第2面印刷データ取得手段は、操作者の前記個人特定情報に対応した属性情報をあらかじめ格納する属性情報格納部と、
第2面印刷データを格納する第2面印刷データ格納部と、
前記属性情報格納部に格納された前記属性情報に基づいて、前記第2面印刷データ格納部から特定の第2面印刷データを選定する制御部とからなることを特徴とする請求項6記載の画像形成制御装置。
【請求項9】
操作者が指定する前記印刷データはスキャナーから受信する印刷データであることを特徴とする請求項6乃至8いずれか一記載の画像形成制御装置。
【請求項10】
前記第1面印刷データに利用可能な印刷データを格納する画像データ格納部を有し、
操作者が指定する前記印刷データは、前記画像データ格納部に格納された印刷データであることを特徴とする請求項6乃至8いずれか一記載の画像形成制御装置。
【請求項11】
前記操作者の属性情報は、性別、年齢、住所、職業、学年、学科のうちいずれか一又は複数であることを特徴とする請求項6乃至8いずれか一記載の画像形成制御装置。
【請求項12】
前記印刷データ出力部が画像形成装置に印刷指示する前記第2面印刷データは複数の印刷データからなり、
前記印刷データ出力部は前記画像形成装置に前記複数の印刷データのオーバーレイ印刷を指示することを特徴とする請求項6乃至8いずれか一記載の画像形成制御装置。
【請求項13】
前記入力手段は、更に、操作者が入力する印刷要求事項を受付け、
前記第2面印刷データ取得手段は、前記属性情報と前記印刷要求事項に基づいて第2面印刷データを取得することを特徴とする請求項6乃至8いずれか一記載の画像形成制御装置。
【請求項14】
前記印刷要求事項は、印刷枚数、印刷サイズ、カラー・モノクロ、印刷濃度のうちいずれか一又は複数であることを特徴とする請求項13記載の画像形成制御装置。
【請求項15】
操作者が指定する印刷データを受付ける印刷データ受信工程と、
操作者が入力する操作者の個人情報を受付ける個人情報受信工程と、
前記個人情報受信工程により受付けられた前記個人情報に基づいて第2面印刷データを取得する第2面印刷データ取得工程と、
前記印刷データ受信工程により受付けられた印刷データを第1面印刷データとし、前記第2面印刷データ取得工程により取得した前記第2面印刷データとともに画像形成装置に印刷指示する印刷データ出力工程を含むことを特徴とする画像形成制御方法。
【請求項16】
操作者が入力する前記個人情報は操作者の属性情報であって、
前記第2面印刷データ取得工程は、第2面印刷データを格納する第2面印刷データ格納工程と、
前記個人情報受信工程により受付けられた前記属性情報に基づいて、前記第2面印刷データ格納工程により格納された第2面印刷データから特定の第2面印刷データを選定する第2面印刷データ選定工程を含むことを特徴とする請求項15記載の画像形成制御方法。
【請求項17】
操作者が入力する前記個人情報は操作者を特定する個人特定情報であって、
前記第2面印刷データ取得工程は、操作者の前記個人特定情報に対応した属性情報をあらかじめ格納する属性情報格納工程と、
第2面印刷データを格納する第2面印刷データ格納工程と、
前記属性情報格納工程により格納された前記属性情報に基づいて、前記第2面印刷データ格納工程により格納された第2面印刷データから特定の第2面印刷データを選定する第2面印刷データ選定工程を含むことを特徴とする請求項15記載の画像形成制御方法。
【請求項18】
前記操作者の属性情報は、性別、年齢、住所、職業、学年、学科のうちいずれか一又は複数であることを特徴とする請求項15乃至17いずれか一記載の画像形成制御方法。
【請求項19】
操作者が指定する印刷データを受付ける印刷データ受信手順と、
操作者が入力する操作者の個人情報を受付ける個人情報受信手順と、
前記個人情報受信手順により受付けられた前記個人情報に基づいて第2面印刷データを取得する第2面印刷データ取得手順と、
前記印刷データ受信手順により受付けられた印刷データを第1面印刷データとし、前記第2面印刷データ取得手順により取得した前記第2面印刷データとともに画像形成装置に印刷指示する印刷データ出力手順をコンピュータに実行させるための画像形成制御プログラム。
【請求項20】
請求項19記載の画像形成制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2010−76260(P2010−76260A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−247281(P2008−247281)
【出願日】平成20年9月26日(2008.9.26)
【出願人】(591044164)株式会社沖データ (2,444)
【出願人】(594202361)株式会社沖データシステムズ (259)
【Fターム(参考)】