説明

画像形成装置

【課題】感光ドラムの印字回転状態から後回転状態への移行を迅速に行える画像形成装置を提供する。
【解決手段】次の給紙を行える状態でタイマ33の計時動作を開始し、タイマ33が所定時間の計時を完了した時点で、感光ドラム31を後回転状態に移行させてクリーニング処理を施してプリント動作を停止するようにしている。このタイマ33の計時動作中に、予定枚数のプリント処理が終了して、プリンタコントローラ36からプリンタエンジン32へ停止指示が通知された場合には、タイマ33が所定時間の計時を完了していなくても、感光ドラム31を後回転状態へ移行させ、クリーニング処理を施してプリント動作を停止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転する画像形成手段に形成された静電潜像を記録担体ヘ転写して画像印字形成を行う画像形成装置に関し、特に、画像形成手段の回転制御に関する。
【背景技術】
【0002】
ファクシミリ装置、コピー機、プリンタ、またはこれらの機能を併せ持つ複合機などの画像形成装置にあっては、一般的に、次のように動作処理により、記録担体としての用紙ヘ画像を印字する。印字すべき画像データに基づくレーザ光が画像形成手段としての感光ドラムに照射され、レーザ光に応じた静電潜像が感光ドラムに形成される。この静電潜像はトナーによって顕像化され、そのトナー像が用紙に転写されて定着される。
【0003】
このような画像形成装置における印字処理の開始から終了までの期間内で、感光ドラムは、停止状態、前回転状態、印字回転状態、後回転状態、停止状態の順に遷移する。ここで、前回転状態は感光ドラムの回転速度を上昇させていく状態であって、後回転状態は感光ドラムの回転速度を下降させていく状態であり、この後回転状態のときに感光ドラムの表面のクリーニングを行っている。
【0004】
なお、特許文献1には、感光ドラムの寿命を有効に利用するために、前回転状態への移行タイミング及び後回転状態への移行タイミングを制御する手法が提案されている。
【特許文献1】特開2003−307990号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来において、印字回転状態から後回転状態へ移行するタイミングは、タイマの計時結果で制御している。即ち、次の給紙を行える状態でタイマの計時動作を開始し、タイマが所定時間の計時を完了した時点で感光ドラムを後回転状態に移行してクリーニング処理を施した後、感光ドラムを停止する。
【0006】
後回転状態へ移行するタイミングをタイマの計時結果にて制御している場合、印字すべき画像データの準備が遅れたときには、次に印字すべき画像データが存在するにもかかわらず、タイマが所定時間の計時を完了してしまって印字動作が停止してしまう可能性がある。そこで、このようなタイムラグを考慮して、タイマが計時すべき所定時間は比較的長めに設定している。この結果、特別な事情がない正常処理の場合に、後回転状態へ移行するタイミングが冗長になるという問題がある。
【0007】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、画像形成手段(感光ドラム)の印字回転状態から後回転状態への移行を迅速に行える画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る画像形成装置は、回転動作により記録担体への画像の印字形成を行う画像形成手段と、該画像形成手段による印字形成終了時から計時動作を開始する計時手段と、該計時手段が所定時間を計時した場合に前記画像形成手段を停止状態にする停止手段とを備える画像形成装置において、前記計時手段の計時動作中に、前記停止手段へ停止指示を通知する通知手段を備え、前記停止手段は、前記通知手段から停止指示が通知された場合に、前記画像形成手段を停止状態にするようにしたことを特徴とする。
【0009】
本発明の画像形成装置にあっては、計時手段(タイマ)が所定時間の計時動作を行っている間に、通知手段が停止手段へ停止指示を通知した場合、計時手段(タイマ)がタイムアップになっていなくても、画像形成手段(感光ドラム)を停止状態にする。よって、画像形成手段(感光ドラム)が印字回転状態から後回転状態へ迅速に移行する。なお、このような停止指示が通知されない場合でも、計時手段(タイマ)の計時結果に基づいて印字回転状態から後回転状態へ移行できるため、後回転状態への移行が確実に行われる。
【0010】
本発明に係る画像形成装置は、画像の印字形成がなされるべき記録担体の数を算出する算出手段と、画像の印字形成がなされた記録担体の数を計数する計数手段とを備えており、前記通知手段は、前記算出手段の算出値と前記計数手段の計数値とが一致する場合に、前記停止手段へ停止指示を通知するようにしたことを特徴とする。
【0011】
本発明の画像形成装置にあっては、画像印字形成がなされた記録担体(用紙)の数を計数し、その計数値が印字設定条件に応じて予め算出しておいた画像印字形成すべき記録担体(用紙)の数になった場合に、通知手段が停止手段へ停止指示を通知する。よって、印字処理の終了タイミングを検出して、画像形成手段(感光ドラム)が印字回転状態から後回転状態へ迅速に移行する。
【0012】
本発明に係る画像形成装置は、印字形成における動作処理の異常を検出する検出手段を備えており、前記通知手段は、前記検出手段にて異常を検出した場合に、前記停止手段へ停止指示を通知するようにしたことを特徴とする。
【0013】
本発明の画像形成装置にあっては、印字形成における動作処理の異常を検出した場合に、通知手段が停止手段へ停止指示を通知する。よって、異常状態が発生して印字処理を続けられない場合に、画像形成手段(感光ドラム)が印字回転状態から後回転状態へ迅速に移行する。
【0014】
本発明に係る画像形成装置は、前記画像形成手段の停止の指示を外部から受け付ける受付手段を備えており、前記通知手段は、前記受付手段にて前記画像形成手段の停止の指示を受け付けた場合に、前記停止手段へ停止指示を通知するようにしたことを特徴とする。
【0015】
本発明の画像形成装置にあっては、画像形成手段(感光ドラム)停止の指示をユーザから受け付けた場合に、通知手段が停止手段へ停止指示を通知する。よって、ユーザの意向に沿って画像形成手段(感光ドラム)を停止させる場合に、画像形成手段(感光ドラム)が印字回転状態から後回転状態へ迅速に移行する。
【発明の効果】
【0016】
本発明の画像形成装置では、計時手段(タイマ)が所定時間の計時動作を行っている間で通知手段が停止手段へ停止指示を通知した場合に、画像形成手段(感光ドラム)を停止状態にするようにしたので、画像形成手段(感光ドラム)を後回転状態へ迅速に移行することができる。
【0017】
本発明の画像形成装置では、印字済みの記録担体(用紙)の数が設定された予定数に達した場合に、通知手段が停止手段へ停止指示を通知するようにしたので、予定してあった印字処理の終了時に、画像形成手段(感光ドラム)を後回転状態へ迅速に移行することができる。
【0018】
本発明の画像形成装置では、印字形成における動作処理の異常を検出した場合に、通知手段が停止手段へ停止指示を通知するようにしたので、異常状態が発生して印字処理を続けられないときに、画像形成手段(感光ドラム)を後回転状態へ迅速に移行することができる。
【0019】
本発明の画像形成装置では、画像形成手段(感光ドラム)停止の指示をユーザから受け付けた場合に、通知手段が停止手段へ停止指示を通知するようにしたので、ユーザの意向に沿って画像形成手段(感光ドラム)停止させるときに、画像形成手段(感光ドラム)を後回転状態へ迅速に移行することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0021】
図1は、本発明に係る画像形成装置としての複合機(ファクシミリ複合装置)の構成を示すブロック図である。複合機20は、本来のスキャナ機能、ファクシミリ機能、コピー機能に加えて、PCなどの外部装置からネットワークを介して電子メールを受信する機能、及び、入力した画像データをプリントアウトするプリンタ機能を備えた機能複合型のファクシミリ装置である。
【0022】
複合機20は、制御部1,読取部2,記録部3,表示部4,操作部5,ROM(Read Only Memory)6,RAM(Random Access Memory)7,画像メモリ8,コーデック9,モデム10,NCU(Network Control Unit)11,インタフェース部12などを備えている。
【0023】
制御部1は、具体的にはMPU(Microprocessor Unit)で構成されており、バス13を介して複合機20の上述したようなハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、ROM6に格納された制御プログラムに従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。読取部2は、例えばCCD(Charge Coupled Device)を利用した光学系で原稿の画像を読み取り、読み取った画像データを出力する。
【0024】
記録部3は、電子写真方式のプリンタ装置であって、読取部2にて読み取った原稿の画像データ、ファクシミリ通信により公衆回線L1を介して受信した画像データ、LAN(Local Area Network),インターネットなどの通信回線L2を介して外部装置から送られてきた画像データなどに応じた画像を記録担体としての用紙にプリントアウトする。また、記録部3は、フラッシュメモリなどの記憶媒体が装着された場合には、記憶媒体に記憶されている画像データに応じた画像を用紙にプリントアウトする。
【0025】
記録部3は、画像形成手段としての感光ドラム31と、感光ドラム31の回転を駆動制御するプリンタエンジン32と、計時手段としてのタイマ33と、1回の印刷ジョブにおけるユーザの設定入力情報に応じてプリントすべき用紙の枚数を算出する枚数算出部34と、プリントが済んで排出される用紙(排出用紙)の枚数を計数する枚数計数部35と、これらの各部の動作を含めてプリント処理を制御するプリンタコントローラ36とを少なくとも有している。
【0026】
表示部4は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどの表示装置であり、複合機20の動作状態を表示したり、ユーザへ操作入力を促す画面またはユーザへ警告を発する画面を表示したりする。操作部5は、複合機20を操作するために必要な文字キー,テンキー,短縮ダイヤルキー,ワンタッチダイヤルキー,各種のファンクションキーなどを備えている。操作部5は、ファンクションキーとして、プリント処理の停止をユーザから受け付けるプリント停止キー5a、表裏プリント,ソートプリントなどの応用プリントの設定を受け付ける応用プリントキー5bなどを有している。なお、表示部4をタッチパネル方式とすることにより、操作部5の各種のキーの内の一部または全部を代用することも可能である。
【0027】
ROM6は、複合機20の動作に必要な種々のソフトウェアの制御プログラムを格納する。RAM7は、ソフトウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。画像メモリ8は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などで構成され、原稿の画像を読み取って得られる画像データ、他のファクシミリ装置などの外部装置から受信した画像データなどを記憶する。コーデック9は、送信する画像データを所定の圧縮方式に従って圧縮したり、受信した画像データを所定の圧縮方式に従って伸長する。
【0028】
モデム10は、バス13に接続されており、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムから構成されている。また、モデム10は、同様にバス13に接続されたNCU11と直接的に接続されている。NCU11は、公衆電話回線網(PSTN:Public Switched Telephone Network)との公衆回線L1の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム10をPSTNと接続する。インタフェ−ス部12は、LAN,インターネットなどの通信回線L2を介して、PC,他の複合機などの外部装置(図示せず)に接続されており、各外部装置との間で画像データ,電子メールなどの情報のやりとりを行う。
【0029】
以上のような構成の複合機20にあって、プリンタエンジン32は、計時手段(タイマ33)が所定時間を計時した場合に画像形成手段(感光ドラム31)を停止状態にする停止手段として機能する。また、プリンタコントローラ36は、停止手段(プリンタエンジン32)へ停止指示を通知する通知手段として機能する。また、枚数算出部34は、印字すべき記録担体(用紙)の数を算出する算出手段として機能する。また、枚数計数部35は、排出用紙の数を計数する計数手段として機能する。また、制御部1またはプリンタコントローラ36は、印字形成における動作処理の異常を検出する検出手段として機能する。更に、プリント停止キー5aは、画像形成手段(感光ドラム31)の停止の指示を外部から受け付ける受付手段として機能する。
【0030】
本発明の複合機20では、次の給紙を行える状態でタイマ33の計時動作を開始し、タイマ33が所定時間の計時を完了した時点で、感光ドラム31を後回転状態に移行させてクリーニング処理を施してプリント動作を停止するようにしているが、このタイマ33の計時動作中に、プリンタコントローラ36からプリンタエンジン32へ停止指示が通知された場合には、タイマ33が所定時間の計時を完了していなくても、感光ドラム31を後回転状態に移行させ、クリーニング処理を施してプリント動作を停止する。
【0031】
上記の場合にあって、プリンタコントローラ36からプリンタエンジン32へ停止指示が通知されるトリガは、予定枚数のプリント処理が終了した場合、複合機20におけるプリント動作に何らかの異常を検出した場合、ユーザによるプリント動作停止が指示された場合、インタフェ−ス部12を介した外部装置(PC)からの画像データの入力速度が遅い場合などである。
【0032】
本発明の複合機20では、プリンタコントローラ36からプリンタエンジン32へ停止指示が通知された場合には、タイマ33が所定時間の計時を完了する前に、感光ドラム31を後回転状態へ移行させるようにしており、プリント処理が正常に終了した場合に、タイマのみで制御していた従来例と比べて、感光ドラム31を印字回転状態から後回転状態へ迅速に移行することができ、全体のプリント動作時間の短縮化を図ることが可能となる。
【0033】
本発明の複合機20では、タイマ33による移行制御も併行して実施しているため、上記のような停止指示がプリンタコントローラ36からプリンタエンジン32へ通知されないときには、従来例と同様に、タイマ33による所定時間の計時完了後に、感光ドラム31を後回転状態ヘ移行させる。したがって、停止指示が通知されない場合でも、タイマ33の計時結果に基づいて感光ドラム31を印字回転状態から後回転状態へ移行できるので、後回転状態への移行を確実に行うことができる。
【0034】
図2は、本発明の複合機20における感光ドラム31の回転制御の動作手順の一例を示すフローチャートである。
【0035】
プリンタコントローラ36は、次の用紙を給紙できる状態であるか否かを判断する(ステップS1)。給紙できる状態でない場合(S1:NO)、プリンタコントローラ36は、給紙可能状態か否かの監視を続ける。給紙できる状態である場合(S1:YES)、プリンタコントローラ36は、タイマ33による計時動作を開始させる(ステップS2)。プリンタコントローラ36は、タイマ33が所定時間の計時動作を完了したか否かを判断し(ステップS3)、完了していない場合に(S3:NO)、停止指示がプリンタコントローラ36からプリンタエンジン32へ通知されたか否かを判断する(ステップS4)。
【0036】
停止指示が通知されない場合には(S4:NO)、動作がS3に戻って、タイマ33の計時時間をチェックする。一方、停止指示が通知された場合(S4:YES)、プリンタエンジン32は感光ドラム31を後回転状態へ移行させ(ステップS5)、クリーニング処理が施された後(ステップS6)、感光ドラム31が停止して印刷動作が終了する(ステップS7)。
【0037】
また、タイマ33が所定時間の計時動作を完了した場合(S3:YES)、同様に、プリンタエンジン32は感光ドラム31を後回転状態に移行させ(S5)、クリーニング処理が施された後(S6)、感光ドラム31が停止して印刷動作が終了する(S7)。
【0038】
図3は、本発明の複合機20における停止指示の通知処理の動作手順の一例(予定枚数のプリント処理が終了)を示すフローチャートである。
【0039】
例えば、読取部2による原稿の読取りページ数(コピーの場合)、操作部5のテンキーで設定されたプリント部数、操作部5の応用プリントキー5bで設定された各種の応用プリント機能などを考慮して、プリントされるべき用紙の枚数を枚数算出部34で算出しておき(ステップS11)、プリント処理を開始する(ステップS12)。そして、プリント済みの用紙の枚数を枚数計数部35で計数する(ステップS13)。プリンタコントローラ36は、その計数値が算出しておいた用紙の枚数(算出値)に一致するか否かを判断する(ステップS14)。
【0040】
一致しない場合には(S14:NO)、動作がS12に戻って、プリント処理を続行する。一方、その計数値が算出値に一致する場合(S14:YES)、即ち、プリント済みの用紙の枚数がプリント予定していた用紙の枚数に達した場合、プリンタコントローラ36は、停止指示をプリンタエンジン32へ通知する(ステップS15)。
【0041】
図4は、本発明の複合機20における停止指示の通知処理の動作手順の他の例(プリント動作に何らかの異常を検出)を示すフローチャートである。
【0042】
プリント処理が開始された後(ステップS21)、制御部1またはプリンタコントローラ36にて、プリント動作に何らかの異常を検出したか否かを判断する(ステップS22)。検出しない場合(S22:NO)、プリンタコントローラ36は一連のプリント処理が終了したか否かを判断し(ステップS23)、終了していない場合には(S23:NO)、動作がS21に戻って、プリント処理を続行する。
【0043】
プリント動作に何らかの異常を検出した場合(S22:YES)、プリンタコントローラ36が停止指示をプリンタエンジン32へ通知して(ステップS24)、動作が終了する。一連のプリント処理が終了した場合には(S23:YES)、停止指示を通知することなくそのまま動作が終了する。
【0044】
図5は、本発明の複合機20における停止指示の通知処理の動作手順の更に他の例(ユーザによるプリント動作停止の受付け)を示すフローチャートである。
【0045】
プリント処理が開始された後(ステップS31)、制御部1は、プリント停止キー5aの押下の有無に基づいて、プリント停止の指示がユーザからなされたか否かを判断する(ステップS32)。プリント停止キー5aが押されず、プリント停止の指示がなされない場合(S32:NO)、プリンタコントローラ36は一連のプリント処理が終了したか否かを判断し(ステップS33)、終了していない場合には(S33:NO)、動作がS31に戻って、プリント処理を続行する。
【0046】
プリント停止キー5aが押されて、プリント停止の指示がなされた場合(S32:YES)、プリンタコントローラ36が停止指示をプリンタエンジン32へ通知して(ステップS34)、動作が終了する。一連のプリント処理が終了した場合には(S33:YES)、停止指示を通知することなくそのまま動作が終了する。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明に係る画像形成装置としての複合機(ファクシミリ複合装置)の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の複合機における感光ドラムの回転制御の動作手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の複合機における停止指示の通知処理の動作手順の一例(予定枚数のプリント処理が終了)を示すフローチャートである。
【図4】本発明の複合機における停止指示の通知処理の動作手順の他の例(プリント動作に何らかの異常を検出)を示すフローチャートである。
【図5】本発明の複合機における停止指示の通知処理の動作手順の更に他の例(ユーザによるプリント動作停止の受付け)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0048】
1 制御部
3 記録部
5 操作部
5a プリント停止キー
5b 応用プリントキー
31 感光ドラム
32 プリンタエンジン
33 タイマ
34 枚数算出部
35 枚数計数部
36 プリンタコントローラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転動作により記録担体への画像の印字形成を行う画像形成手段と、該画像形成手段による印字形成終了時から計時動作を開始する計時手段と、該計時手段が所定時間を計時した場合に前記画像形成手段を停止状態にする停止手段とを備える画像形成装置において、 前記計時手段の計時動作中に、前記停止手段へ停止指示を通知する通知手段を備え、前記停止手段は、前記通知手段から停止指示が通知された場合に、前記画像形成手段を停止状態にするようにしたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
画像の印字形成がなされるべき記録担体の数を算出する算出手段と、画像の印字形成がなされた記録担体の数を計数する計数手段とを備えており、前記通知手段は、前記算出手段の算出値と前記計数手段の計数値とが一致する場合に、前記停止手段へ停止指示を通知するようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
印字形成における動作処理の異常を検出する検出手段を備えており、前記通知手段は、前記検出手段にて異常を検出した場合に、前記停止手段へ停止指示を通知するようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成手段の停止の指示を外部から受け付ける受付手段を備えており、前記通知手段は、前記受付手段にて前記画像形成手段の停止の指示を受け付けた場合に、前記停止手段へ停止指示を通知するようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−32936(P2008−32936A)
【公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−205317(P2006−205317)
【出願日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】