説明

画像形成装置

【課題】画像形成装置本体と周辺機の着脱や、それらの移動を、従来に比して非常にスムーズに行える画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置本体1aの本体フレーム19a内に矢印23方向へ回転する回転部材21を設け、ドッキングピン12aには回転部材21と嵌合する嵌合溝22を設ける。嵌合溝22の内径(半径)は、回転部材21の半径以上とする。ドッキングピン12aを矢印38方向へ差し込む時、回転部材21が回転しながらドッキングピン12aの先端を押し上げ、さらにドッキングピン12aを押し込み、回転部材21と嵌合溝22が嵌合し、画像形成装置本体1aと周辺機3aの接続が完了する。周辺機3aを画像形成装置本体1から取り外す時は、回転部材21が嵌合溝22の形状に倣って回転しながらドッキングピン12aを持ち上げる。そのため滑らかに取り外しできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置本体に、例えばソータやフィニッシャなどの少なくとも1つの周辺機を組み合わせて使用する、いわゆる複数機器からなる画像形成システム(画像形成装置)に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置の画像形成装置本体に、ソータや、フィニッシャ(例えばステープル止め装置)や、大量給紙装置などの周辺機を付設したものが良く知られている。
【0003】
図5は、画像形成装置本体1に、大量給紙装置やソータなどの周辺機を付設した画像形成システムの一例を示す。同図において、画像形成装置本体1内に設けられたドラム状感光体4に向けて記録媒体の一例である転写紙5が送られ、この転写紙5に対して所定の転写を行ったのち、該転写紙が定着ローラ対6に向けて送られるようになっている。
【0004】
画像形成装置本体1に隣接するように大量給紙装置2が接続され、この装置からも、転写紙が感光体4に向けて送られる。このような大量給紙装置2は、例えば3千枚程度の転写紙の収容が可能となっている。このような大量給紙装置2を画像形成装置本体1に接続すると、大量のコピーが可能になる。また画像形成装置本体1と隣接して、大量給紙装置2と反対側の位置に、ソータ3が接続されている。ソータ3を画像形成装置本体1に接続すると、定着ローラ対6から出て来た定着済みの転写紙をページ順に仕分けすることができる。
【0005】
大量給紙装置2にはガイド板7が、画像形成装置本体1にはガイド板8がそれぞれ設けられ、両ガイド板7、8の間で転写紙の受け渡しが行われる。また、画像形成装置本体1にはガイド板9が、ソータ3にはガイド板10がそれぞれ設けられ、両ガイド板9、10の間でも転写紙の受け渡しが行われる。
【0006】
画像形成装置本体1と、周辺機である大量給紙装置2やソータ3とは、上述のようなガイド板7〜10を使用することによって、転写紙の搬送パスが高さ方向、奥行き方向とも一致するように接続するのであるが、設置床面の水平レベル(高さレベル)が画像形成装置本体1を設置する部位と周辺機を設置する部位とで許容範囲を越えて大きく異なっていることがある。すると、例えば大量給紙装置2と画像形成装置本体1との間ではガイド板7、8の各高さ方向の位置が合致しなくなってしまい、受け渡される転写紙にジャムなどが生じやすくなってしまうおそれがある。同様に、画像形成装置本体1とソータ3との間でも、ガイド板9、10の各高さ方向の位置が合致しなくなってしまい、こちらでも、受け渡される転写紙にジャムなどが生じやすくなってしまうおそれがある。
【0007】
そこで、画像形成装置本体1と周辺機2、3との高さ方向の位置を調整した上で、例えば、図6に示すように、ソータ3に設けた一対のドッキングピン12を図7に示すように画像形成装置本体1に設けた位置整合用穴13に係合させて、ガイド板9とガイド板10との高さ位置を合致させている例がある。この場合、画像形成装置本体1と、周辺機2、3の少なくともいずれか一方の高さ位置を調整する必要がある。
【0008】
ところで、この種の周辺機2、3には、搬送をし易くするために、例えば底面の四隅側にキャスターのような移動用回転部材が設けられていることが多い。例えば、図8及び図9に示すように、周辺機(ソーター3)は、底面部に4個のキャスター14を設けている。また、画像形成装置本体1の底面の四隅には図10及び図11に示すようなアジャスタ15が設けられることが多い。このアジャスタ15は、床面16に置かれる受けパット17に支持させるようになっている。
【0009】
ここで、図5に示したガイド板9、10の高さ位置が合致しないような状態を、以下の説明では、「受け渡し位置が合致しない」と言うこととして、この場合には図10に示すアジャスタ15のナット部18をスパナなどの工具を用いて回し、画像形成装置本体1の高さ位置を調整して、受け渡し位置を合致させる。そして、この状態で画像形成装置本体1の本体フレーム19(図8)に設けた位置整合用穴13に、ドッキングピン12を係合させる。これにより、画像形成装置本体1と周辺機3との相互の接続は終了し、受け渡し位置の合致状態が継続的に保持されるようになる。一方、周辺機3の方にアジャスタが付いている場合には、画像形成装置本体の方はいじらずに、周辺機の方の高さを調整する場合がある。大量給紙装置2と画像形成装置本体1についても、上述と同様にして高さを調整する。
【0010】
上述のように、従来の画像形成システムにおいては、画像形成装置本体や周辺機の高さ調整のために、アジャスタの操作など煩雑な作業が必要になり、周辺機の画像形成装置本体への接続作業が誠に面倒なものとなっていた。
【0011】
その解決方法として、例えば特許文献1や特許文献2のような、画像形成装置本体との間で記録媒体の受け渡しを行う周辺機が、画像形成装置本体と接続されないときは設置部材が床面に全て接地し、接続されるときは位置調整用連結手段により設置部材の一部を床面より浮き上がらせ、両者間の記録媒体受け渡し位置を高さ方向において合致させる方式がある(例えば、特許文献3参照)。
【0012】
なお、画像形成装置本体や周辺機にキャスターやアジャスタを設け、その高さ調整をする技術や、受け渡し位置を一致させる技術としては、例えば特許文献4等に既に提案されている。また、画像形成装置本体と周辺機のドッキング技術としては、例えば特許文献5等において提案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
ところで従来のドッキングピン12を使用した画像形成装置本体1と周辺機であるソータ3の接続方法は、図12に示すようにドッキングピン12に設けた溝部20と本体フレーム19に設けた位置整合用穴13の下端部を係合させることにより、画像形成装置本体1と周辺機3の左右の位置決めを行っているが、位置整合用穴13からドッキングピン12を取り外す場合、周辺機3を持ち上げてドッキングピン12に設けた溝部20と本体フレーム19に設けた位置整合用穴13下端部の係合を解除させなければならず、周辺機3を持ち上げ過ぎれば溝部20と位置整合用穴13上端部が係合してしまい、取り外すことができず、さらには奥行き方向の係合も考慮して取り外す必要があり、係合部の取り外しに時間がかかるという欠点がある。
【0014】
また、画像形成装置本体1と周辺機が隣接しているため、接続箇所を目視しながら取り外しすることが出来ず、これがさらに取り外しに困難が伴う原因となっている。
【0015】
そこで本発明は、画像形成装置本体と周辺機との着脱、及び画像形成装置本体と周辺機の移動をスムーズに行える画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の画像形成装置のうち請求項1に係るものは、画像形成装置本体との間で記録媒体の受け渡しを行う周辺機が該画像形成装置本体と接続されないときは設置部材が床面に全て接地し、前記周辺機が前記画像形成装置本体と接続されるときは位置調整用連結手段により前記設置部材の一部を前記床面より浮き上がらせ、画像形成装置本体と周辺機間の記録媒体の受け渡し位置を高さ方向において合致させる画像形成システムにおいて、前記位置調整用連結手段に用いるドッキングピンの案内ガイドとして回転部材を設け、前記ドッキングピンには前記回転部材と嵌合する溝を設けてなることを特徴とする。
【0017】
請求項2に係るものは、請求項1に記載の画像形成装置において、前記ドッキングピンには、前記回転部材との嵌合溝を少なくとも2つ設けてなることを特徴とする。
【0018】
請求項3に係るものは、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記回転部材の上部には、断面を楕円形とした軸を設け、該軸を回転させることにより、前記ドッキングピンの抜け防止用のロック手段としてなることを特徴とする。
【0019】
請求項4に係るものは、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記周辺機に配設したガイドピンと、該ガイドピンを案内するブラケットが前記画像形成装置本体に配設し、さらに、前記ブラケットの案内形状が、前記周辺機が前記画像形成装置本体へ近接するに従って前記ガイドピンを介して前記周辺機の一側部を上昇させる軌跡を取らせる形状を有してなることを特徴とする。
【0020】
請求項5に係るものは、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記画像形成装置本体と接続される前記周辺機が2以上あることを特徴とする。
【0021】
請求項6に係るものは、請求項5に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置本体と接続される前記周辺機が、前記画像形成装置本体の正面から見て左右にそれぞれ接続されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、画像形成装置本体と周辺機の着脱や、画像形成装置本体と周辺機の移動を、従来に比して非常にスムーズに行えるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1実施例を示す図
【図2】本発明の第2実施例を示す図
【図3】本発明の第3実施例を示す図
【図4】本発明の第4実施例を示す図
【図5】画像形成装置本体に、大量給紙装置やソータなどの周辺機を付設した画像形成システムの従来の例を示す側面図
【図6】図5の装置でソータを画像形成装置本体に接続する状態の斜視図
【図7】同拡大斜視図
【図8】同平面図
【図9】同側面図
【図10】同画像形成装置本体に設けるアジャスタの斜視図
【図11】同ソータを画像形成装置本体に接続した状態の側面図
【図12】従来のドッキングピンを使用した画像形成装置本体と周辺機であるソータの接続方法を示す図
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下本発明を実施するための形態を、図に示す実施例を参照して説明する。なお本発明は図示の画像形成装置への実施には限定されず、画像形成を行う種々の装置に適用可能である。また以下では従来と共通する部分には共通する符号を付すに止め、重複する説明は省略する。
【実施例1】
【0025】
図1は本発明の第1実施例を示す図である。本実施例では、図示のように、画像形成装置本体1aの本体フレーム19a内に矢印23方向へ回転する回転部材21を設け、ドッキングピン12aには前述回転部材21と嵌合する嵌合溝22を設ける。この時嵌合溝22の内径(半径)は、回転部材21の半径以上としている。この構成とすることにより、ドッキングピン12aを矢印38方向へ差し込む時、回転部材21が回転しながらドッキングピン12aの先端を押し上げ、さらにドッキングピン12aを押し込むことにより、回転部材21と嵌合溝22が嵌合し、画像形成装置本体1aと周辺機3aの接続(位置決め)が完了する(図1(C))。
【0026】
また、周辺機3aを画像形成装置本体1から取り外す時には、回転部材21が嵌合溝22の形状に倣って回転しながらドッキングピン12aを持ち上げることができるため、滑らかに取り外しすることができる。
【実施例2】
【0027】
図2は本発明の第2実施例を示す図である。本実施例では、図示のように、ドッキングピン12aを延長し、その延長されたドッキングピン12bに、同じく回転部材21と嵌合する嵌合溝を少なくとも2つ(符号22a、22bで示してある)設けてある。このとき嵌合溝21aは、画像形成装置本体1aと周辺機3bの接続が正規(画像形成装置本体1aと周辺機3bが稼動可能)の位置となるよう配置され、嵌合溝21bは嵌合溝21aよりも、ドッキングピン12bの先端側へ配置する。
【0028】
以上の構成とすることにより、画像形成装置本体1aと周辺機3bを接続したまま移動したい場合、すなわち画像形成装置本体1aと周辺機3bの配線が複雑であり、配線の取り外しに時間がかかる場合や、移動距離が短い場合などのために移動させた場合、回転部材21との嵌合を嵌合溝21aから嵌合溝21bへ変更することにより、図1(A)で示した画像形成装置本体1aと周辺機3aの隙間25を広げることができ、移動途中における床面の段差や突起部、もしくは床面が途中から傾斜になっている箇所においても、図2(B)で示すように広がった隙間25の分、周辺機3bが回転部材21を中心にして傾斜面に倣うように回転(傾斜)することが可能となり、図1(A)のキャスター23aのように持ち上がることによるドッキングピン12aや回転部材21及びキャスター14aの破壊を防止できる。
【0029】
すなわち実施例1や従来の画像形成装置本体1と周辺機3の接続方法では、画像形成装置本体1aと周辺機3aを接続しながら移動させた場合、床面に段差や突起部、もしくは床面が途中から傾斜になっている箇所においては、図1(A)に示すようにキャスター23aが持ち上がることとなり、本来キャスター23aにかかる荷重がドッキングピン12aや回転部材21及びキャスター14aに加わることとなり、前述ドッキングピン12aや回転部材21及びキャスター14aが破壊する欠点があるが、本実施例ではこれを解消できる。
【実施例3】
【0030】
図3は本発明の第3実施例を示す図である。本実施例では、図示のように、回転部材21の上部に、断面を楕円形とした軸26を設け、さらに軸26を画像形成装置本体1b前面に設けられたレバー29と連動させている。この構造とすることによって、レバー29を矢印30方向へ回転させることにより、軸26も矢印27方向へ回転させることができる。
【0031】
この時の軸26の配置位置は下記のようにする。
〔軸26の長手方向を上下方向とした時(図3(B)において軸26を実線で表示)〕
図中符号35で示す距離>図中符号36で示す距離
〔軸26の長手方向を左右方向とした時(図3(B)において軸26を二点鎖線で表示)〕
図中符号35で示す距離<図中符号37で示す距離
なお、符号35で示す距離は、回転部材21とドッキングピン12aに設けた嵌合溝22との嵌合深さである。また符号36で示す距離は、軸26下端とドッキングピン12aとの隙間である。
【0032】
以上の構成により、レバー29を回転させて軸26の長手方向を上下方向とすれば、ドッキングピン12aが持ち上がったとしても、ドッキングピン12aの上端が軸26の下端に当たり、回転部材21がドッキングピン12aに設けられた嵌合溝22から外れることはなく、ドッキングピン12aの抜けを防止することができる。
【0033】
また、レバー29を回転させて軸26の長手方向を左右方向とすれば、ドッキングピン12aを外すための隙間37が確保され、支障無くドッキングピン12aを取り外すことができる。
【0034】
さらに、軸26を回転させるためのレバー29を画像形成装置本体1b前面に設けたことにより、ユーザーやサービスマンが容易にドッキングピン12aのロックと解除を行うことが可能となる。
【0035】
すなわち、実施例1、2においては、回転部材21をドッキングピン12aに設けられた嵌合溝22に嵌合させることで画像形成装置本体1aと周辺機3aの接続の位置決めとしているが、周辺機3aを画像形成装置本体1aから強制的に引き離した場合、回転部材21が嵌合溝22の形状に倣って回転しながらドッキングピン12aを持ち上げることになり、ドッキングピン12aが容易に外れてしまう欠点があるが、本実施例はこれを解消できる。
【実施例4】
【0036】
図4は本発明の第4実施例を示す図である。本実施例では、図示のように、周辺機3cの前面と後面(図示せず)に一対のガイドピン32が設けられ、また画像形成装置本体1cには、ガイドピン32の案内部33を有するガイドブラケット31が設けられている。
【0037】
ガイドブラケット31に設けられた案内部33には傾斜面33aが設けられており、周辺機3cを矢印39方向へ移動する(押す)ことにより、ガイドピン32が傾斜面33aに接触し、その後は傾斜面33aに沿ってガイドピン32(つまりは、キャスター14aを支点として、周辺機3cのドッキングピン12a側)が持ち上げられる。
【0038】
傾斜面33aを登り切った後は、水平方向へガイドピン32が案内されると同時に、画像形成装置1cに設けられた回転部材21(図示せず)と、ドッキングピン12aに設けられた嵌合溝22が嵌合し、画像形成装置本体1cと周辺機3cの接続が完了する。
【0039】
以上の構造により、すなわち周辺機3cを矢印39方向へ移動する(押す)ことにより、ガイドブラケット31とガイドピン32において容易に周辺機3cの一側部(ドッキングピン12a側)を持ち上げることが可能となり、周辺機3cを持ち上げながらの接続や、大型機のような重量物の持ち上げに多数の人を要することが不要となる。なおガイドピン32の周辺機3cへの取り付けは、カシメによる取付けの他、ガイドピン32の根元にネジを形成し、前述ネジによる取付けでも良い。
【0040】
実施例2の説明で使用した図2(B)において、設置面(周辺機3b)の傾斜方向が図2(B)とは逆向き(下方向)となった場合、ガイドピン32とガイドブラケット31が干渉することとなり、ガイドピン32とガイドブラケット31が破損する恐れがある。よって周辺機3bへのガイドピン32の取付け取外しをネジ方式としておけば、画像形成装置本体1cと周辺機3cを接続しながら移動時に簡単に前述のガイドピン32を取外すことができ、仮に設置面(周辺機3b)の傾斜方向が図2(B)の場合と逆向き(下方向)になった場合でも、ガイドピン32とガイドブラケット31の干渉による破損を、防止することができる。
【0041】
すなわち、先の実施例1から3及び従来の例のように、機器の接続時に位置調整用連結手段により設置部材の一部を床面より浮き上がらせる方式においては、接続に周辺機3の位置調整連結側(ドッキングピン12側)を持ち上げながら接続させなければならず、特に大型機のような重量物の場合には、持ち上げに多数の人を要する欠点があるが、本実施例はこれを解消できるのである。
【符号の説明】
【0042】
1、1a、1b、1c:画像形成装置本体
2:大量給紙装置
3:ソータ
3a、3b、3c:周辺機
4:ドラム状感光体
5:転写紙
6:定着ローラ対
7、8、9、10:ガイド板
12、12a、12b:ドッキングピン
13:位置整合用穴
14、14a:キャスター
15:アジャスタ
16:床面
17:受けパット
18:ナット部
19、19a:本体フレーム
20:溝部
21:回転部材
22、22a、22b:嵌合溝
23a:キャスター
26:軸
29:レバー
31:ガイドブラケット
32:ガイドピン
33:案内部
33a:傾斜面
【先行技術文献】
【特許文献】
【0043】
【特許文献1】特開平7−36242号公報
【特許文献2】特開平3−182431号公報
【特許文献3】特開平7−36242号公報
【特許文献4】特開平8−44130号公報
【特許文献5】特開2000−221742号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置本体との間で記録媒体の受け渡しを行う周辺機が該画像形成装置本体と接続されないときは設置部材が床面に全て接地し、
前記周辺機が前記画像形成装置本体と接続されるときは位置調整用連結手段により前記設置部材の一部を前記床面より浮き上がらせ、
画像形成装置本体と周辺機間の記録媒体の受け渡し位置を高さ方向において合致させる画像形成システムにおいて、
前記位置調整用連結手段に用いるドッキングピンの案内ガイドとして回転部材を設け、
前記ドッキングピンには前記回転部材と嵌合する溝を設けてなる、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記ドッキングピンには、前記回転部材との嵌合溝を少なくとも2つ設けてなる、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の画像形成装置において、
前記回転部材の上部には、断面を楕円形とした軸を設け、該軸を回転させることにより、前記ドッキングピンの抜け防止用のロック手段としてなる、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記周辺機に配設したガイドピンと、該ガイドピンを案内するブラケットが前記画像形成装置本体に配設し、
さらに、前記ブラケットの案内形状が、前記周辺機が前記画像形成装置本体へ近接するに従って前記ガイドピンを介して前記周辺機の一側部を上昇させる軌跡を取らせる形状を有してなる、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記画像形成装置本体と接続される前記周辺機が2以上ある、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項5に記載の画像形成装置において、
前記画像形成装置本体と接続される前記周辺機が、前記画像形成装置本体の正面から見て左右にそれぞれ接続されている、
ことを特徴とする画像形成装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−204492(P2010−204492A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−51281(P2009−51281)
【出願日】平成21年3月4日(2009.3.4)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】