説明

画像形成装置

【課題】画像形成装置本体及びシート給送装置(オプションフィーダ)のコネクタを保護することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】カラー複写機本体7の底面に、オプションフィーダ8が増設される際、カラー複写機本体内部に設けられた本体側コネクタと接続するように、オプションフィーダ8の上面に突出して設けられたフローティングコネクタ6が入り込む開口部を形成する。そして、この開口部を保護部材1により開閉可能に塞ぐと共に、オプションフィーダ8の増設動作に伴って開口部を開放する位置に移動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、特に画像形成装置本体の下方にシート給送装置を増設可能な構成に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、レーザービームプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置においては、例えば画像形成装置本体(以下装置本体という)の下方に、シート収納部を備えたシート給送装置であるオプションフィーダを増設可能なものがある。そして、このようにオプションフィーダを増設することにより、給紙可能枚数を増加させることもでき、異なるサイズのシートを入れ替えることなく使用することもできる。
【0003】
ここで、オプションフィーダを装置本体に増設する際には、オプションフィーダと装置本体とを電気的に接続する必要がある。このような電気的な接続のため、例えばオプションフィーダ及び装置本体にはフローティングコネクタが設けられている(特許文献1参照)。
【0004】
図7は、従来のオプションフィーダを装置本体に増設する際の、オプションフィーダに対する装置本体の接続形態を示す図である。オプションフィーダ108の上面には位置決めピン108a〜108c、フローティングコネクタ106及びフローティングコネクタ106の近傍に位置する位置決めピン103が設けられている。装置本体107の底面には、オプションフィーダ108の位置決めピン108a〜108cと嵌合する丸穴107a、107bと長丸穴107cが設けられている。更に、装置本体107の底面には、オプションフィーダ108のフローティングコネクタ(以下、オプション側コネクタという)106と接続されるフローティングコネクタ105と、位置決めピン103が嵌合する位置決め穴104等が設けられている。
【0005】
そして、オプションフィーダ108を増設する際には、オプションフィーダ108の位置決めピン108a〜108cを装置本体底面に設けた位置決め穴107a〜107cに嵌合させて、オプションフィーダ108と装置本体107との位置合わせを行う。これと同時に、オプションフィーダ108の上面から突出して設けられているオプション側コネクタ106と装置本体底面に設けられたフローティングコネクタ(以下、本体側コネクタという)105と接続して、互いの不図示の回路基板を電気的に接続する。これにより、オプションフィーダ108による給紙動作が可能となる。
【0006】
なお、後述する図6に示すように、複数段のオプションフィーダの増設が可能となるように、オプションフィーダの底面には、下段側となるオプションフィーダの位置決めピンと嵌合する位置決め穴と、フローティングコネクタとが設けられている。そして、下段にオプションフィーダを増設する場合は、下段のオプションフィーダの上面に設けられた位置決めピンを、上段のオプションフィーダに設けた位置決め穴に嵌合させて、上段のオプションフィーダと下段のオプションフィーダとの位置合わせを行う。これと同時に、突出して設けられている下段のオプションフィーダのフローティングコネクタと上段のオプションフィーダに設けられたフローティングコネクタとを接続することにより、下段のオプションフィーダの給紙動作が可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−71723号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、このようなオプションフィーダが増設可能な従来の画像形成装置では、本体側コネクタと、オプション側コネクタとを接続させるため、装置本体底面には接続用の開口部が設けられている。そして、オプションフィーダを増設する際は、この接続用の開口部からオプション側コネクタを進入させて、本体側コネクタと接続するようにしている。
【0009】
しかし、このように接続用の開口部を設けた場合、オプションフィーダへ装置本体を載置する時、オプションフィーダの上面に設けられた位置決めピンが、開口部から装置本体内部に入り込み、本体側コネクタを破損させる場合がある。また、オプションフィーダの底面にも、同様に接続用の開口部が設けられている。このため、複数段のオプションフィーダを増設する際、下段のオプションフィーダの上面に設けられた位置決めピンが、上段のオプションフィーダの底面に設けられた開口部から内部に入り込み、上段側オプション側コネクタを破損させる場合がある。
【0010】
さらに、このように接続用の開口部を設けた場合、装置本体、あるいは装置本体が載置されたオプションフィーダを設置する際、コネクタに異物が入り込み、コネクタが破損する場合がある。また、接続用の開口部を設けた場合、ユーザがコネクタに触れてしまう場合があり、この場合、静電気等、外部からの電気的ノイズが誤印加され、画像形成装置の誤動作等が起こる可能性がある。
【0011】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、装置本体及びシート給送装置(オプションフィーダ)のコネクタを保護することのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、装置本体の下方にシート給送装置を増設可能な画像形成装置において、装置本体内部に設けられた本体側コネクタと、前記シート給送装置の上面に突出して設けられたシート給送装置側のコネクタと、前記装置本体の底面に形成され、前記シート給送装置が増設される際、前記本体側コネクタと接続するように前記シート給送装置側のコネクタが入り込む開口部と、前記開口部に設けられ、前記開口部を開閉可能に塞ぐ閉鎖部材と、前記閉鎖部材を、前記シート給送装置の増設動作に伴って前記開口部を開放する位置に移動させる移動部と、を備えたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明のように、装置本体の底面に設けられた開口部を閉鎖部材により開閉可能に塞ぎ、シート給送装置の増設動作に伴って閉鎖部材を移動させて開口部を開放することにより、装置本体及びシート給送装置のコネクタを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラー複写機の概略構成を示す図。
【図2】上記カラー複写機の複写機本体にオプションフィーダを増設する際の接続形態を示す図。
【図3】上記オプションフィーダに複写機本体が載置される前の状態を示す図。
【図4】上記オプションフィーダに複写機本体が載置される途中の状態を示す図。
【図5】上記オプションフィーダに複写機本体が載置された時の状態を示す図。
【図6】上記オプションフィーダの構成を説明する図。
【図7】従来のオプションフィーダを装置本体に増設する際の接続形態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラー複写機の概略構成を示す図である。図1において、100はカラー複写機、7は画像形成装置本体であるカラー複写機本体(以下、複写機本体という)である。この複写機本体7には画像形成部102、画像形成部102にシートSを給送する給紙部103が設けられている。
【0016】
ここで、画像形成部102には、感光ドラム10、1次帯電器11、ロータリ現像器50、現像後の画質を調整するポスト帯電器12等が配設されている。また、画像形成部102には、無端状の転写ベルト13、感光ドラム上に形成されるトナー像を順次転写ベルト13に転写する1次転写ローラ16が設けられている。さらに、画像形成部102には、転写ベルト13上に順次転写された4色のトナー像を重ねて作像された多色画像をシートSへ転写する2次転写ローラ76が設けられている。
【0017】
また、給紙部103は、シートSを収容して複写機本体7に着脱自在なカセット61及び手差しカセット64が設けられており、このカセット61及び手差しカセット64から画像形成部102に向けてシートSが供給される。また、複写機本体7の下方には、カセット61を備えたシート給送装置であるオプションフィーダ8が増設されている。
【0018】
次に、このような構成のカラー複写機100の動作について説明する。複写機本体7に設けられている制御装置63から画像形成信号が出力されると、レーザ露光光学系17から光信号に変換された光像Eがレンズ及び各反射ミラーを経て感光ドラム上に投影される。なお、このとき感光ドラム10は、予め一次帯電器11により帯電されおり、光像Eが投影されることによって順次、4色の静電潜像が感光ドラム上に形成される。
【0019】
次に、ロータリ現像器50内に配された複数の現像器51(51Y,51M,51C,51K)のうち選択された1色目の色に対応した現像器51により静電潜像が現像され、感光ドラム上に1色目のトナー像が形成される。この後、感光ドラム上に形成されたトナー像はポスト帯電器12によって電位が調整され、やがて転写位置で転写ベルト13上に転写される。ここで、カラーモードの場合には、トナー像が転写された転写ベルト13は次のトナー像が形成転写されるよう更に回転する。なお、この間、ロータリ現像器50は次の指定カラーの現像器を感光ドラム10に対向するよう矢印a方向に90°回転し、次の静電潜像を現像する準備をする。この後、1色目同様、2色目、3色目、4色目と潜像、現像、1次転写を繰り返し、転写ベルト13上に各色のトナー画像を順次重ねていく。
【0020】
一方、このような画像形成動作に並行して複写機本体7の下部に設けられたカセット61、手差しカセット64に収納されたシートSは給紙ローラ71,74により給送される。また、オプションフィーダ8からの給紙が指定された場合は、給紙ローラ72により給送される。
【0021】
この後、給紙部103から給送されたシートSはレジストローラ75で斜行が補正され、さらにタイミングが合わされて転写ベルト13と2次転写ローラ76とにより構成される二次転写部に送られる。次に、二次転写部に送られたシートSは、2次転写ローラ76によりトナー像が転写された後、転写搬送装置77により定着部18に搬送される。この後、定着部18により加熱及び加圧されることにより、シートSに未定着転写画像が永久定着される。そして、このように画像が定着されたシートSは排出ローラ62により複写機本体7から排紙トレイ65排出される。
【0022】
なお、本カラー複写機100は両面画像形成機能を有しており、シートSの両面に画像を形成する場合は、定着部18による第1面の定着処理が終了した後、シートSは、両面搬送パス68へと送られる。この後、両面搬送パス68を通過し、レジストローラ75へと搬送され、再び既述した画像形成工程によってもう一方の面に画像を転写し排紙される。
【0023】
図2は、オプションフィーダ8を複写機本体7に増設する際の、オプションフィーダ8に対する複写機本体7の接続形態を示す図である。オプションフィーダ8の上面には位置決めピン8a〜8c、フローティングコネクタ6及びフローティングコネクタ6の近傍に位置する位置決めピン3が設けられている。
【0024】
複写機本体7の底面には、オプションフィーダ8の位置決めピン8a〜8cと嵌合する丸穴7a,7bと長丸穴7cが設けられている。更に、複写機本体7の底面には、オプションフィーダ8のフローティングコネクタ(以下、オプション側コネクタという)6と接続される後述する図3の(b)に示すフローティングコネクタ5及び位置決めピン3と嵌合する位置決め穴4aが設けられている。
【0025】
そして、オプションフィーダ8を複写機本体7に増設する際には、オプションフィーダ8の位置決めピン8a〜8cを複写機本体底面に設けた位置決め穴7a〜7cに嵌合させることにより、オプションフィーダ8と複写機本体7との位置合わせを行う。これと同時に、オプションフィーダ8の上面に突出して設けられているオプション側コネクタ6と、複写機本体内部(画像形成装置本体内部)に設けられたフローティングコネクタ(以下本体側コネクタという)5とを接続する。これにより、複写機本体7とオプションフィーダ8との互いの不図示の回路基板が電気的に接続されて、オプションフィーダ8による給紙動作が可能となる。
【0026】
ところで、図3に示すように、複写機本体7の下部には本体側コネクタ5を保持するコネクタホルダ4が設けられている。ここで、このコネクタホルダ4の底面には、オプションフィーダ8を増設する際、オプション側(シート給送装置側)コネクタ6が入り込む後述する図5に示す開口部4bが形成されている。さらに、このコネクタホルダ4の底面には、言い換えればこの開口部4bには開口部4bを開閉可能に閉鎖して本体側コネクタ5を保護する保護部材1が取付けられている。なお、この開口部4bを開閉可能に閉鎖する閉鎖部材である保護部材1のオプションフィーダ8の位置決めピン3に対応する位置には、位置決め穴1aが形成されている。
【0027】
図3の(a)及び(b)は、オプションフィーダ8に複写機本体7が載置される前の状態を示している。そして、このように複写機本体7をオプションフィーダ8に載置する前の状態のとき、保護部材1は、付勢部材であるバネ2a,2bにより付勢され、本体側コネクタ5を保護する位置、すなわちコネクタホルダ4の開口部4bを覆う(塞ぐ)位置に保持されている。
【0028】
図4の(a)及び(b)は、オプションフィーダ8に複写機本体7が載置される途中の状態を示している。そして、図4に示すように、オプションフィーダ8に複写機本体7が載置される際、オプションフィーダ8に設けられた位置決めピン3は、保護部材1の位置決め穴1aを経てコネクタホルダ4の位置決め穴4aに嵌合される。
【0029】
ここで、オプションフィーダ8の位置決めピン3の上端面3aは傾斜しており、位置決めピン3が位置決め穴1aを通過する際、この上端面3aが位置決め穴1aの端部に当接する。これにより、この後、位置決めピン3が位置決め穴1aを通過するにしたがい、位置決めピン3の上端面3aにより押圧されながら保護部材1が図中矢印A方向へ移動し、これに伴いオプション側コネクタ6が入り込む開口部4bが徐々に開放される。
【0030】
このように、本実施の形態において、保護部材1を、オプションフィーダ8の増設動作に伴って開口部4bを開放する位置に移動させる移動部は、位置決め部材である位置決めピン3と、被押圧部である位置決め穴1aにより構成される。そして、オプションフィーダ8を増設する際、位置決めピン3により位置決め穴1aが、保護部材1を、開口部4bを開放する方向に押圧されることにより、保護部材1が図中矢印A方向へ移動する。
【0031】
図5の(a)及び(b)は、オプションフィーダ8に複写機本体7が載置された状態を示している。そして、このようにオプションフィーダ8に複写機本体7が載置されると、オプションフィーダ8の位置決めピン3がコネクタホルダ4に設けられた位置決め穴4aに完全に嵌合(係合)され、保護部材1が開口部4bを開放する位置に移動する。ここで、このように保護部材1が開口部4bを開放する位置に移動することにより、本体側コネクタ5及びオプション側コネクタ6が接続される。
【0032】
このように、本実施の形態においては、複写機本体7の底面に形成された開口部4bを保護部材1により開閉可能に塞ぎ、オプションフィーダ8の増設動作に伴って保護部材1を移動させて開口部4bを開放するようにしている。これにより、本体側コネクタ5を保護することができると共に、静電気等、外部からの電気的ノイズによる誤動作を防止することができる。また、他の部材を用いることなく、位置決めピン3を用いて保護部材1を移動させることにより、コストを低減することができる。
【0033】
ところで、本実施の形態においては、複写機本体7に1段のオプションフィーダ8を増設した場合について説明したが本発明は、これに限らず、複数のオプションフィーダを増設するようにしても良い。例えば、既述した図1に示すように、オプションフィーダ8の下にもう1段オプションフィーダ9を増設するようにしても良い。
【0034】
次に、このように2段(複数段)のオプションフィーダが増設可能なオプションフィーダを備えた本発明の第2の実施の形態について説明する。図6は、このような複数段の増設が可能なオプションフィーダの構成を説明する図である。なお、図6において、既述した図2と同一符号は、同一または相当部分を示している。
【0035】
図6に示すように、下段のオプションフィーダ9の上面には位置決めピン9a〜9c、フローティングコネクタ6a及びフローティングコネクタ6aの近傍に位置する位置決めピン3aが設けられている。また、上段のオプションフィーダ8の底面には、下段のオプションフィーダ9の位置決めピン9a〜9cと嵌合する丸穴8d、8eと長丸穴8fが設けられている。更に、上段のオプションフィーダ8の底面に、下段のオプションフィーダ9のフローティングコネクタ(以下、下段のオプション側コネクタという)6aと接続されるフローティングコネクタ(不図示)と位置決めピン3aと嵌合する位置決め穴4aが設けられている。
【0036】
そして、オプションフィーダ9を増設する場合は、下段のオプションフィーダ9の上面に設けられた位置決めピン9a〜9cを、上段のオプションフィーダ8に設けた丸穴8d、8eと長丸穴8fに嵌合させる。これにより、上段側オプションフィーダ8と下段側オプションフィーダ9との位置合わせが行なわれる。これと同時に、突出している下段のオプション側コネクタ6aと、上段のオプションフィーダ8の内部(シート給送装置内部)に設けられたフローティングコネクタとを接続することで、互いの回路基板が電気的に接続される。これにより、下段のオプションフィーダ9による給紙動作が可能となる。
【0037】
ところで、本実施の形態においては、上段のオプションフィーダ8の底面には、オプションフィーダ9を増設する際、下段のオプション側コネクタ6aが入り込む不図示の開口部が形成されている。さらに、上段のオプションフィーダ8の底面には、この開口部を開閉可能に閉鎖して上段のオプションフィーダ8のフローティングコネクタのコネクタ接続部を保護する保護部材1Aが取付けられている。なお、上段のオプションフィーダ8を下段のオプションフィーダ9に載置しない状態のとき、保護部材1Aは、図3(b)と同様に、バネ2a,2bによりフローティングコネクタのコネクタ接続部を保護する位置、すなわち開口部を覆う(塞ぐ)位置に保持される。
【0038】
ここで、本実施の形態においては、保護部材1Aを導電性の材質で形成し、バネ2a,2bを、既述した図3等に示すコネクタホルダ4が取付けられた不図示の側板に接触させている。さらに、下段のオプションフィーダ9に設けられた位置決めピン3aを導電性の材質で形成している。これにより、下段のオプション側コネクタ6aと上段のオプションフィーダ8のフローティングコネクタが接続されると、位置決めピン3a、保護部材1A、バネ2a,2b、側板の経路で静電気等、外部から入る電気的ノイズのアース経路が形成される。そして、このようにアース経路を形成することにより、上段のオプションフィーダ8及び複写機本体7のフローティングコネクタ部へ電気的ノイズが誤印加されることを防止できる。
【0039】
なお、複写機本体7の保護部材1を導電性の材質で形成し、上段のオプションフィーダ8の位置決めピン3を導電性の材質で形成することにより、位置決めピン3、保護部材1、バネ2a,2b、側板の経路で電気的ノイズのアース経路が形成される。そして、このようにアース経路を形成することにより、複写機本体7のフローティングコネクタ部へ電気的ノイズが誤印加されることを防止できる。
【符号の説明】
【0040】
1,1A…保護部材、1a…位置決め穴、2a,2b…バネ、3,3a…位置決めピン、4コネクタホルダ、5…フローティングコネクタ、6,6a…フローティングコネクタ、7…カラー複写機本体、8…オプションフィーダ、8a〜8c…位置決めピン、100…カラー複写機、102…画像形成部、103…給紙部、S…シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体の下方にシート給送装置を増設可能な画像形成装置において、
装置本体内部に設けられた本体側コネクタと、
前記シート給送装置の上面に突出して設けられたシート給送装置側のコネクタと、
前記装置本体の底面に形成され、前記シート給送装置が増設される際に、前記本体側コネクタと接続するように前記シート給送装置側のコネクタが入り込む開口部と、
前記開口部に設けられ、前記開口部を開閉可能に塞ぐ閉鎖部材と、
前記閉鎖部材を、前記シート給送装置の増設動作に伴って前記開口部を開放する位置に移動させる移動部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記移動部は、前記シート給送装置の上面に設けられ、前記シート給送装置を増設する際に、前記画像形成装置本体の底面と係合して前記シート給送装置の位置決めを行う位置決め部材と、前記閉鎖部材に設けられ、前記位置決め部材が前記画像形成装置本体の底面と係合する際に、前記位置決め部材により、前記閉鎖部材を前記開口部を開放する方向に押圧される被押圧部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記閉鎖部材を前記開口部を閉じる方向に付勢する付勢部材を備え、
アース経路を形成するように前記閉鎖部材、前記付勢部材及び前記位置決め部材を導電性の材質で形成することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記シート給送装置は、
シート給送装置内部に設けられ、下方に他のシート給送装置が増設される際、前記他のシート給送装置側のコネクタと接続されるコネクタと、
前記シート給送装置の底面に設けられ、前記他のシート給送装置が増設される際、前記他のシート給送装置側のコネクタが入り込む開口部と、
前記開口部を開閉する閉鎖部材と、
前記他のシート給送装置の増設動作に伴って前記閉鎖部材を前記開口部を開放する位置に移動させる移動部と、
を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記移動部は、前記他のシート給送装置の上面に設けられ、前記他のシート給送装置を増設する際、前記シート給送装置の底面と係合して前記他のシート給送装置の位置決めを行う位置決め部材と、前記閉鎖部材に設けられ、前記位置決め部材が前記シート給送装置の底面と係合する際、前記位置決め部材により前記閉鎖部材を前記開口部を開放する方向に押圧される被押圧部とを備えていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記閉鎖部材を前記開口部を閉じる方向に付勢する付勢部材を備え、
アース経路を形成するように前記閉鎖部材、前記付勢部材及び前記位置決め部材を導電性の材質で形成することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−103648(P2012−103648A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−254480(P2010−254480)
【出願日】平成22年11月15日(2010.11.15)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】