説明

画像形成装置

【課題】複数領域の画像が印刷された原稿に含まれる文字や絵を見易くすることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】制御部は、原稿から画像データを画像読取装置に読み取らせる(S12)。制御部は、読み取った画像データに基づく画像から空白エリアを検出して(S13)、画像データに基づく画像を空白エリアで、分割数の領域に分割する(S14)。以下、この分割された領域を分割エリアと称する。制御部は、印刷時に原稿の分割エリアの画像のそれぞれが最大となるように用紙サイズに合わせて、分割エリアの画像のそれぞれを拡大、縮小、回転させて変倍させて、印刷画面に表示する(S18)。制御部は、印刷画面でOKボタンが押下されたことを検出すると、印刷を開始する(S20)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
原稿を分割して、複数枚の用紙に印刷する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、複数頁の原稿を1頁に縮小印刷する割付印刷機能を備える。割付印刷機能を用いて印刷された原稿は、文字や絵が小さくなりすぎ見難くなることがある。そこで、画像形成装置には、原稿から読み取った画像を分割して、それぞれ異なる用紙へ拡大印刷するものがある(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の画像形成装置では、主走査方向及び副走査方向のライン毎に原稿を走査して空白エリアを検出する。画像形成装置は、検出した空白エリアに基づいて割付印刷された原稿であるか否か、割付印刷された原稿であればその割付数を判断する。画像形成装置は、原稿から読み取った画像を割付数の分割画像に分割する。そして、画像形成装置は、割付数に応じて定められた拡大比率で、分割画像をそれぞれ拡大印刷する。この結果、画像形成装置は、割付印刷前の原稿サイズで、分割画像をそれぞれ異なる用紙に印刷している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−88048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
原稿サイズが異なる原稿を1頁に割付印刷する場合には、原稿毎に縮小率を変えて割付印刷を行う。このような原稿を分割して拡大印刷する場合、特許文献1に記載の画像形成装置は、割付数に基づく拡大比率が一律に定まっているため、全ての分割画像を割付印刷前の原稿サイズに戻すことができない。この結果、拡大印刷後の用紙の中には、余白部分が多くなりすぎ、文字や絵が見難いままのものもある。
【0006】
そこで、この発明は、複数領域の画像が印刷された原稿を分割して、異なる倍率で印刷することで、画像に含まれる文字や絵を見易くすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の画像形成装置は、供給手段と、画像読取手段と、分割手段と、変倍手段と、画像形成手段と、を備える。供給手段は、用紙を供給する。画像読取手段は、原稿から画像を読み取る。分割手段は、画像から空白の領域を検出して、検出した空白の領域で区切って、画像を複数の分割画像に分割する。変倍手段は、供給手段が供給する用紙のサイズに合わせて複数の分割画像のそれぞれを変倍する変倍手段であって、複数の分割画像のうちの少なくとも1つの分割画像を他の分割画像と異なる倍率で変倍する。画像形成手段は、変倍手段が変倍した複数の分割画像のそれぞれに基づいて、用紙に対する画像形成処理を行う。
【0008】
この構成では、分割手段は、画像読取手段が読み取った画像から空白の領域を検出する。分割手段は、画像を複数の分割画像に空白の領域で分割する。具体的に例えば、分割手段は、画像の一端から他端まで空白の領域が連なっている箇所を空白エリアとして検出する。分割手段は、検出した空白エリアで画像を分割画像に分割する。分割手段は、分割画像から空白エリアを検出できなくなるまで、分割画像を繰り返して分割していくことで、画像を複数の分割画像に分割する。変倍手段は、供給手段が供給する用紙のサイズに合わせて、それぞれの分割画像を変倍する。この時、変倍手段は、少なくとも1つの分割画像を他の分割画像と異なる倍率で変倍する。画像形成手段は、変倍後の分割画像に基づいて、供給手段が供給する用紙に画像形成処理を行う。
【0009】
画像の分割数の設定を受け付ける受付手段を更に備える構成であることが好ましい。この場合、分割手段は、画像を設定した分割数の分割画像に分割する。
【0010】
この構成では、受付手段は、画像を分割する数を示す分割数を受け付ける。分割手段は、受付手段が受け付けた分割数の分割画像に画像を分割する。これにより、画像形成装置は、定められた分割数で画像を分割すればよいので、例えば文章の行間や白い絵等の画像に含まれる空白を、画像の分割に用いる空白エリアとして誤って検出することを防ぐことができ、画像を分割する精度を向上させることができる。
【0011】
変倍手段は、分割画像を回転して変倍する構成であることが好ましい。
【0012】
この構成では、変倍手段は、例えば、縦向きの用紙へ印刷する際には、横長の分割画像を縦長となるように回転させる。これにより、画像形成装置は、分割画像をより大きく拡大することができる。
【0013】
画像における分割画像が配置された位置を示す配置情報を分割画像に付与する付与手段を更に備える構成であることが好ましい。この場合、画像形成手段は、配置情報が付された分割画像に基づいて、画像形成処理を行う。
【0014】
この構成では、画像形成手段は、例えば、配置情報(上、下、左、右、左上、左下、右上、右下、番号)が付与された分割画像に基づいて、画像形成処理を行う。これにより、画像形成装置は、画像における分割画像の配置を容易に認識させることができる。
【0015】
付与手段は、分割画像が配置された画像の領域に配置情報を付与する構成であることが好ましい。この場合、画像形成手段は、配置情報が付与された画像に基づいて、画像形成処理を行う。
【0016】
この構成では、画像形成手段は、分割画像の配置情報が付与された画像に基づいて、画像形成処理を行う。これにより、画像形成装置は、分割画像の配置情報を1枚の用紙に印刷することができるため、画像における分割画像の配置をより容易に認識させることができる。
【0017】
画像読取手段は、供給手段が供給する用紙のサイズより大きいサイズの原稿から画像を読み取る構成でもよい。
【0018】
この構成では、画像読取手段は、供給手段が供給する用紙のサイズより大きいサイズの原稿から画像を読み取る。画像形成手段は、通常印刷であれば、画像を縮小して印刷することになる。しかし、画像形成手段は、画像を分割画像に分割することで、分割画像を拡大して印刷している。これにより、画像形成装置は、画像に含まれる文字や絵をより拡大して印刷することができる。
【発明の効果】
【0019】
この発明の画像形成装置は、複数領域の原稿が1枚に印刷された原稿を分割して、用紙サイズに合わせて変倍印刷することで、原稿に含まれる文字や絵を見易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】画像形成装置の概略構成を示す構成図である。
【図2】分割コピーモード時における制御部の処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】複数頁を1枚に印刷された原稿の一例を示す図である。
【図4】2分割された原稿の一例を示す図である。
【図5】割当エリアの修正を受け付ける修正受付画面、及び修正画面の一例を示す図である。
【図6】割当エリアの修正例の一例を示す図である。
【図7】割当エリアの印刷例を表示する印刷画面の一例を示す図である。
【図8】割当エリアの印刷例を示す図である。
【図9】割当エリアの他の印刷例を示す図である。
【図10】割当エリアの印刷例を表示する印刷画面の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、この発明の実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。
【0022】
図1に示すように、画像形成装置100は、本体の上部に画像読取装置120を装着し、画像形成部110、給紙部130、操作パネル(不図示)及び制御部200を備えている。画像形成装置100は、制御部200の指示により、原稿から読み取った画像に基づいて所定の用紙に多色又は単色の画像を形成する。
【0023】
画像読取装置120は、スキャナユニット70、原稿台71、自動原稿搬送装置72を備えている。原稿台71は、硬質板ガラスで構成され、画像形成装置100の本体上面に取り付けられている。原稿台71の上面は、自動原稿搬送装置72によって開閉自在にされている。スキャナユニット70は、原稿台71の上面に載置された原稿の画像、及び自動原稿搬送装置72により搬送される原稿の画像を読み取る。
【0024】
画像形成部110は、中間転写ベルトユニット40、画像形成ステーション30A〜30D、二次転写ユニット50、露光ユニット60、定着ユニット80を備えている。中間転写ベルトユニット40は、無端ベルトである中間転写ベルト41を駆動ローラ42及び従動ローラ43等によって回転自在に張架している。
【0025】
画像形成ステーション30A〜30Dは、それぞれブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色の現像剤を用いて電子写真方式の画像形成を行う。画像形成ステーション30A〜30Dは、それぞれ感光体ドラム31の周囲に帯電器32、現像器33、中間転写ローラ34、及びクリーナ装置35を配置している。
【0026】
露光ユニット60は、画像読取装置120で読み取られたブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色の画像データに基づいて半導体レーザを駆動し、各色のレーザ光を画像形成ステーション30A〜30Dに配光する。露光ユニット60は、画像データに基づいて駆動されるLEDアレイ等の半導体レーザ以外の光源を用いたものであってもよい。
【0027】
例えば、画像形成ステーション30Aでは、感光体ドラム31の周面が、帯電器32によって均一に帯電された後、露光ユニット60から配光されたブラックの画像データに基づくレーザ光で露光される。これによって、感光体ドラム31の周面に、ブラックの画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、感光体ドラム31の周面には、現像器33からブラックの現像剤が供給され、静電潜像がブラックのトナー像に可視像化される。感光体ドラム31の周面に形成されたトナー像は、中間転写ローラ34によって中間転写ベルト41の表面に転写される。感光体ドラム31の表面に残存したトナーは、クリーナ装置35にて除去される。
【0028】
モノクロ画像形成時には、画像形成ステーション30Aのみで上述の処理が行われる。また、カラー画像形成時には、画像形成ステーション30B〜30Dでも、シアン、マゼンタ及びイエローの各色について、画像形成ステーション30Aと同様の処理が行われる。ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色のトナー像が、中間転写ベルト41の表面で重ね合わされる。
【0029】
給紙部130は、給紙カセット81、手差しトレイ82、用紙主搬送路83、用紙副搬送路84を備えている。給紙カセット81には、使用頻度の比較的高いサイズ及び種類の用紙が複数枚収納される。手差しトレイ82には、使用頻度の比較的低いサイズや種類の用紙が載置される。
【0030】
用紙主搬送路83は、給紙カセット81及び手差しトレイ82から中間転写ベルト41と二次転写ユニット50との間、及び定着ユニット80を経由して排紙部90に至る間に形成されている。二次転写ユニット50は、転写ローラ50Aを有し、中間転写ベルト41の表面に担持されたトナー像を用紙に転写する。定着ユニット80は、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧し、用紙にトナー像を定着させる。
【0031】
用紙副搬送路84は、用紙主搬送路83における定着ユニット80の通過位置と排紙ローラ91の配置位置との間から二次転写ユニット50の配置位置の上流側との間に形成されている。用紙副搬送路84は、用紙の両面に画像を形成する際に、第1面に画像が形成されて定着ユニット80を通過した後に排紙ローラ91で前後端を反転された用紙を中間転写ベルト41と二次転写ユニット50の転写ローラ50Aとの間に導く。
【0032】
制御部200は、複数の動作モードの中から、1のモードを選択して、画像読取装置120による原稿からの画像データの読取処理、画像形成部110による画像形成処理の少なくとも1方を行う。動作モードには、原稿を複写するコピーモード、外部装置からの画像データを印刷するプリントモード、原稿をスキャンするスキャンモード、原稿を分割して複写する分割コピーモードが含まれる。なお、動作モードは、分割コピーモードが含まれればよく、上述のモードに限らない。
【0033】
分割コピーモードの選択時における制御部200の処理の流れについて図2〜6を参照して説明する。一例として図3(A)に示す原稿210が原稿台71上に載置されており、原稿210を4分割する場合について説明する。
【0034】
制御部200は、原稿を分割する数を示す分割数の設定を操作パネルが受け付けるまで待つ(S11:NO)。制御部200は、分割数(4)を受け付けると(S11:YES)、原稿210の画像面を画像読取装置120に読み取らせ、画像データを生成させる(S12)。画像読取装置120は、原稿台71の下面において副走査方向にスキャナユニット70を往復移動させて、原稿210の画像データを生成する。
【0035】
制御部200は、画像データに基づく画像から空白エリアを検出して(S13)、分割数(4)の領域に画像データに基づく画像を空白エリアで分割する(S14)。以下、分割後の領域を分割エリアと称する。
【0036】
具体的には、制御部200は、原稿210から読み取った画像(以下、原稿210の画像と称する。)の一端部から他端部まで空白行となっている領域を検出し、検出した領域を空白エリアとする。制御部200は、図3(B)に示すように、原稿210の画像から副走査方向の空白エリアを検出する。制御部200は、検出した空白エリアで原稿210の画像を、分割エリア211(図4(A)参照。)、分割エリア212(図4(B)参照。)の画像に分割する。
【0037】
制御部200は、分割エリア211、分割エリア212の画像のそれぞれの一端部から他端部まで空白行となっている領域を検出し、検出した領域を空白エリアとする。制御部200は、図4(A),図4(B)に示すように、分割エリア211、分割エリア212の画像から主走査方向(副走査方向に直交する方向)の空白エリアを検出する。制御部200は、検出した空白エリアで分割エリア211を分割エリア213、分割エリア214に分割し、分割エリア212を分割エリア215、分割エリア216に分割する。制御部200は、原稿210の画像を割付数(4)の分割エリア213〜216に分割したので、分割エリア213〜216から空白エリアの検出を終了する。
【0038】
制御部200は、一例として図5(A)に示す修正受付画面220を操作パネルの表示部に表示する(S15)。修正受付画面220には、分割エリア213〜216の画像が表示されている。
【0039】
制御部200は、修正受付画面220でYESボタン221の押下を検出すると、分割エリア213〜216の修正有りを受け付けて(S16:YES)、一例として図5(B)に示す修正画面230を操作パネルの表示部に表示する(S17)。この時、制御部200は、修正画面230で空白エリアの移動が操作されると、空白エリアの移動を検出して分割エリアを修正する。また、この時、制御部200は、図6(A)、図6(B)に示すように、修正画面230で空白エリアが増減されると、分割数の増減を検出して分割数(4)の変更を受け付ける。
【0040】
制御部200は、修正画面230でOKボタン231の押下を検出すると、修正後の分割エリアの画像を表示した印刷画面240を操作パネルの表示部に表示する(S18)。
【0041】
また、制御部200は、修正受付画面220でNOボタン222の押下を検出すると、分割エリア213〜216の修正無しを受け付けて(S16:NO)、一例として図7に示す印刷画面240を操作パネルの表示部に表示する(S18)。この時、制御部200は、印刷時に図8(A)に示す分割エリア213〜216に含まれる文字や絵のそれぞれが最大となるように用紙サイズに合わせて、分割エリア213〜216の画像のそれぞれを図8(B)に示すように拡大、縮小、回転させて変倍させて、印刷画面240に表示する。具体的には、分割エリア213の画像は、変倍せずにそのまま印刷画面230に表示される。分割エリア214の画像は、拡大して印刷画面230に表示される。分割エリア215の画像は、回転及び拡大して印刷画面230に表示される。分割エリア216の画像は、縮小して印刷画面230に表示される。
【0042】
制御部200は、印刷画面でOKボタン241が押下されたことを検出すると、変倍後の分割エリア213〜216の画像に対応する印刷データを生成して(S19)、印刷を開始する(S20)。
【0043】
以上より、制御部200は、原稿210の画像から空白エリアを検出して複数の分割エリア213〜216に自動で分割して、分割エリア213〜216の画像に含まれる文字や絵のそれぞれが最大となるように分割エリア213〜216の画像を自動で変倍して用紙に印刷することができる。この結果、制御部200は、分割エリア213〜216の画像に含まれる文字や絵が見難くならないように印刷することができる。
【0044】
なお、上述の実施例では、分割数を受け付けたが、分割数を受け付けなくてもよい。この場合、原稿の画像や分割エリアの画像から空白エリアが検出できなくなるまで、原稿の画像や分割エリアの画像を分割すればよい。
【0045】
なお、上述の実施例では、制御部200は、変倍後の分割エリア213〜216の画像をそのまま印刷した。しかし、制御部200は、変倍後の分割エリア213〜216に配置情報を付与した画像を印刷してもよい。配置情報は、左右、上下、左上、左下、右上、右下、及び配置番号等である。制御部200は、配置情報を参照することで、分割エリア213〜216の原稿210における位置関係を認識させることができる。
【0046】
また、例えば、制御部200は、図9(A)に示す配置番号を付与した変倍後の分割エリア213〜216の画像に加えて、図9(B)に示す配置番号が付与された原稿210を印刷する。これにより、画像形成装置100は、配置番号が付与された原稿210と配置番号が付与された分割エリア213〜216との配置番号を一致させることで、分割エリア213〜216の原稿210における配置をより容易に認識させることができる。
【0047】
なお、上述の実施例では、図7に示すように分割エリア213〜216を1画面の印刷画面240に表示した。しかし、図10(A)〜図10(D)に示すように、分割エリア213〜216をそれぞれ別画面として印刷画面240A〜240Dに表示してもよい。また、図7に示す印刷画面240で分割エリア213〜216を押下すると、対応する印刷画面240A〜240Dを表示してもよい。これにより、画像形成装置100は、各分割エリア213〜216に含まれる文字や絵をより認識させることができる。
【0048】
上述の実施形態の説明は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0049】
100…画像形成装置
110…画像形成部
120…画像読取装置
130…給紙部
200…制御部
210…原稿
211〜216…分割エリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙を供給する供給手段と、
原稿から画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像から空白の領域を検出して、検出した空白の領域で区切って、前記画像を複数の分割画像に分割する分割手段と、
前記供給手段が供給する用紙のサイズに合わせて前記複数の分割画像のそれぞれを変倍する変倍手段であって、前記複数の分割画像のうちの少なくとも1つの分割画像を他の分割画像と異なる倍率で変倍する変倍手段と、
前記変倍手段が変倍した複数の分割画像のそれぞれに基づいて、前記用紙に対する画像形成処理を行う画像形成手段と、を備える画像形成装置。
【請求項2】
前記画像の分割数の設定を受け付ける受付手段を更に備え、
前記分割手段は、前記画像を前記分割数の分割画像に分割する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記変倍手段は、前記分割画像を回転して変倍する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像における前記分割画像が配置された位置を示す配置情報を前記分割画像に付与する付与手段を更に備え、
前記画像形成手段は、前記配置情報が付された分割画像に基づいて、画像形成処理を行う請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記付与手段は、前記分割画像が配置された画像の領域に前記配置情報を付与し、
前記画像形成手段は、前記配置情報が付与された画像に基づいて、画像形成処理を行う請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像読取手段は、前記供給手段が供給する用紙のサイズより大きいサイズの原稿から画像を読み取る請求項1〜5の何れかに記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−105028(P2012−105028A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−251369(P2010−251369)
【出願日】平成22年11月10日(2010.11.10)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】