画像復号装置、および画像符号化装置
【課題】予測モードの過去の発生状況や周囲の符号化状況の変換テーブルへの反映等による符号化効率向上を図る。
【解決手段】予測モード数N=18およびN=35で共通の単一変換テーブル153を、予測モード復元部が復元した予測モードに対し、該予測モードの発生確率に応じたランクが対応付けられるように更新する変換テーブル更新部115を備える。
【解決手段】予測モード数N=18およびN=35で共通の単一変換テーブル153を、予測モード復元部が復元した予測モードに対し、該予測モードの発生確率に応じたランクが対応付けられるように更新する変換テーブル更新部115を備える。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の予測セットから選択した予測セットに含まれる予測モードを用いて予測画像を生成する画像復号装置において、
上記選択した予測セットに含まれる少なくとも一部の予測モードと、該予測モードの順位とが対応付けられた変換テーブルであって、異なる予測セットの間で共通の変換テーブルを、該予測モードに該予測モードの発生確率に応じた順位が対応付けられるように更新する変換テーブル更新手段を備えることを特徴とする画像復号装置。
【請求項2】
上記変換テーブルでは、上記複数の予測セットの積集合の部分集合に含まれる予測モードが、上記順位と対応付けられており、
上記変換テーブル更新手段は、上記積集合に含まれる上記予測モードが復元された場合に上記変換テーブルを更新することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項3】
上記変換テーブルでは、上記複数の予測セットに共通に含まれる予測モードが、上記順位と対応付けられており、
さらに、上記複数の予測セットに共通に含まれる予測モードでない予測モードを、上記複数の予測セットに共通に含まれる予測モードに変換する予測モード変換手段を備え、
上記変換テーブル更新手段は、上記変換された予測モードについて上記変換テーブルを更新することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項4】
上記変換テーブルでは、上記複数の予測セットの和集合に含まれる予測モードが、上記順位と対応付けられており、
復号対象ブロックにおいて選択した予測セットにおいて含まれる予測モードの数が上記和集合に含まれる予測モードの数未満であるとき、復号された順位を上記和集合に含まれる予測モードに対する順位に変換することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項5】
上記変換テーブルにおけるある順位の発生回数と当該ある順位より1高い他の順位の発生回数とをカウントするカウンタ、または、ある順位の発生回数と、当該ある順位より1高い他の順位の発生回数との差分値または差分近似値をカウントするカウンタと、
上記カウンタの値に基づいて、上記ある順位の発生回数が、上記他の順位の発生回数以上か否かを判定する判定手段とを備え、
上記変換テーブル更新手段は、上記判定手段の判定結果に基づいて、上記変換テーブルを更新することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項6】
対象符号化単位のサイズが、符号化単位が取り得るサイズのうち、最も小さい場合、該対象符号化単位に含まれる一つの予測単位の予測モードのみに基づいて上記変換テーブルを更新する請求項1から5のいずれか1項に記載の画像復号装置。
【請求項7】
予測セットに含まれる予測モードのうち、推定された予測モード以外の予測モードに割り付けられた残余モードインデックスを示すバイナリを、コンテキスト適応的に算術符号化方式により復号する復号手段を備え、
上記復号手段は、上記バイナリが、プレフィックス部およびサフィックス部から構成されているとき、上記プレフィックス部のみを、コンテキストを参照して復号することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載に画像復号装置。
【請求項8】
予測モードと、該予測モードの順位とが対応付けられた変換テーブルを参照して、画像の符号化データから復号した順位を予測モードに変換する画像復号装置において、
復号済み領域における復号画像の画素値または復号した符号化パラメータの値に応じて、複数の変換テーブルの中から、参照する上記変換テーブルを選択する変換テーブル選択手段を備えることを特徴とする画像復号装置。
【請求項9】
上記変換テーブル選択手段は、復号済みの近傍ブロックにおいて復元されている予測モードの予測方向に応じて変換テーブルを選択することを特徴とする請求項8に記載の画像復号装置。
【請求項10】
上記変換テーブル選択手段は、復号済みの複数の近傍ブロックにおいて復元されている予測モードが、互いに一致または類似しているか否かに応じて変換テーブルを選択することを特徴とする請求項8に記載の画像復号装置。
【請求項11】
処理対象である対象ブロックの周辺のブロックに割り付けられた予測モードに基づいて、該対象ブロックの予測モードを推定し、推定した予測モードを用いて予測画像を生成する画像復号装置において、
予測モードの推定手法を指定する推定手法指定インデックスを復号する推定手法指定インデックス復号手段と、
予測モードと、該予測モードの順位との対応付けを示す順位情報を参照して、より小さい上記推定手法指定インデックスに対して、上記複数の推定手法により推定される予測モードのうち、より高い順位の予測モードを選択する選択手段とを備えることを特徴とする画像復号装置。
【請求項12】
各予測モードには、互いに異なる複数の処理の何れかが対応付けられており、
当該画像復号装置は、対象ブロックの予測モードの推定値として複数の推定予測モードを導出するものであり、
導出された上記複数の推定予測モードの各々に対応付けられた処理は互いに異なっていることを特徴とする請求項11に記載の画像復号装置。
【請求項13】
処理対象である対象ブロックについて、輝度予測モードに基づいて輝度の予測画像を生成し、色差予測モードに基づいて色差の予測画像を生成する画像復号装置において、
輝度予測モードと、該輝度予測モードの出現頻度の順位との対応付けを示す順位情報を参照して、最も高い順位を示す順位情報に対応付けられている輝度予測モードを、予測画像を生成するために選択可能な色差予測モードとして追加する追加手段を備えることを特徴とする画像復号装置。
【請求項14】
複数の予測セットから選択した予測セットに含まれる予測モードに対応付けられた順位を符号化する画像符号化装置において、
上記選択した予測セットに含まれる少なくとも一部の予測モードと、該予測モードの順位とが対応付けられた変換テーブルであって、異なる予測セットの間で共通の変換テーブルを、該予測モードに該予測モードの発生確率に応じた順位が対応付けられるように更新する変換テーブル更新手段を備えることを特徴とする画像符号化装置。
【請求項15】
予測モードと、該予測モードの順位とが対応付けられた変換テーブルを参照して、予測モードを順位に変換して符号化する画像符号化装置において、
復号済み領域における復号画像の画素値または復号した符号化パラメータの値に応じてに応じて、複数の変換テーブルの中から、参照する上記変換テーブルを選択する変換テーブル選択手段を備えることを特徴とする画像符号化装置。
【請求項16】
処理対象である対象ブロックの周辺のブロックに割り付けられた予測モードに基づいて、該対象ブロックの予測モードを推定し、推定した予測モードを符号化する画像符号化装置において、
予測モードと、該予測モードの順位との対応付けを示す順位情報を参照して、予測モードの推定手法を指定する推定手法指定インデックスが小さいほど、上記複数の推定手法により推定される予測モードのうち、より高い順位の予測モードを選択する選択手段とを備えることを特徴とする画像符号化装置。
【請求項17】
処理対象である対象ブロックについて、輝度予測モードを符号化し、色差予測モードを符号化する画像符号化装置において、
輝度予測モードと、該輝度予測モードの出現頻度の順位との対応付けを示す順位情報を参照して、最も高い順位を示す順位情報に対応付けられている輝度予測モードを、色差の予測画像を生成するために選択可能な色差予測モードとして追加する追加手段を備えることを特徴とする画像符号化装置。
【請求項1】
複数の予測セットから選択した予測セットに含まれる予測モードを用いて予測画像を生成する画像復号装置において、
上記選択した予測セットに含まれる少なくとも一部の予測モードと、該予測モードの順位とが対応付けられた変換テーブルであって、異なる予測セットの間で共通の変換テーブルを、該予測モードに該予測モードの発生確率に応じた順位が対応付けられるように更新する変換テーブル更新手段を備えることを特徴とする画像復号装置。
【請求項2】
上記変換テーブルでは、上記複数の予測セットの積集合の部分集合に含まれる予測モードが、上記順位と対応付けられており、
上記変換テーブル更新手段は、上記積集合に含まれる上記予測モードが復元された場合に上記変換テーブルを更新することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項3】
上記変換テーブルでは、上記複数の予測セットに共通に含まれる予測モードが、上記順位と対応付けられており、
さらに、上記複数の予測セットに共通に含まれる予測モードでない予測モードを、上記複数の予測セットに共通に含まれる予測モードに変換する予測モード変換手段を備え、
上記変換テーブル更新手段は、上記変換された予測モードについて上記変換テーブルを更新することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項4】
上記変換テーブルでは、上記複数の予測セットの和集合に含まれる予測モードが、上記順位と対応付けられており、
復号対象ブロックにおいて選択した予測セットにおいて含まれる予測モードの数が上記和集合に含まれる予測モードの数未満であるとき、復号された順位を上記和集合に含まれる予測モードに対する順位に変換することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項5】
上記変換テーブルにおけるある順位の発生回数と当該ある順位より1高い他の順位の発生回数とをカウントするカウンタ、または、ある順位の発生回数と、当該ある順位より1高い他の順位の発生回数との差分値または差分近似値をカウントするカウンタと、
上記カウンタの値に基づいて、上記ある順位の発生回数が、上記他の順位の発生回数以上か否かを判定する判定手段とを備え、
上記変換テーブル更新手段は、上記判定手段の判定結果に基づいて、上記変換テーブルを更新することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項6】
対象符号化単位のサイズが、符号化単位が取り得るサイズのうち、最も小さい場合、該対象符号化単位に含まれる一つの予測単位の予測モードのみに基づいて上記変換テーブルを更新する請求項1から5のいずれか1項に記載の画像復号装置。
【請求項7】
予測セットに含まれる予測モードのうち、推定された予測モード以外の予測モードに割り付けられた残余モードインデックスを示すバイナリを、コンテキスト適応的に算術符号化方式により復号する復号手段を備え、
上記復号手段は、上記バイナリが、プレフィックス部およびサフィックス部から構成されているとき、上記プレフィックス部のみを、コンテキストを参照して復号することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載に画像復号装置。
【請求項8】
予測モードと、該予測モードの順位とが対応付けられた変換テーブルを参照して、画像の符号化データから復号した順位を予測モードに変換する画像復号装置において、
復号済み領域における復号画像の画素値または復号した符号化パラメータの値に応じて、複数の変換テーブルの中から、参照する上記変換テーブルを選択する変換テーブル選択手段を備えることを特徴とする画像復号装置。
【請求項9】
上記変換テーブル選択手段は、復号済みの近傍ブロックにおいて復元されている予測モードの予測方向に応じて変換テーブルを選択することを特徴とする請求項8に記載の画像復号装置。
【請求項10】
上記変換テーブル選択手段は、復号済みの複数の近傍ブロックにおいて復元されている予測モードが、互いに一致または類似しているか否かに応じて変換テーブルを選択することを特徴とする請求項8に記載の画像復号装置。
【請求項11】
処理対象である対象ブロックの周辺のブロックに割り付けられた予測モードに基づいて、該対象ブロックの予測モードを推定し、推定した予測モードを用いて予測画像を生成する画像復号装置において、
予測モードの推定手法を指定する推定手法指定インデックスを復号する推定手法指定インデックス復号手段と、
予測モードと、該予測モードの順位との対応付けを示す順位情報を参照して、より小さい上記推定手法指定インデックスに対して、上記複数の推定手法により推定される予測モードのうち、より高い順位の予測モードを選択する選択手段とを備えることを特徴とする画像復号装置。
【請求項12】
各予測モードには、互いに異なる複数の処理の何れかが対応付けられており、
当該画像復号装置は、対象ブロックの予測モードの推定値として複数の推定予測モードを導出するものであり、
導出された上記複数の推定予測モードの各々に対応付けられた処理は互いに異なっていることを特徴とする請求項11に記載の画像復号装置。
【請求項13】
処理対象である対象ブロックについて、輝度予測モードに基づいて輝度の予測画像を生成し、色差予測モードに基づいて色差の予測画像を生成する画像復号装置において、
輝度予測モードと、該輝度予測モードの出現頻度の順位との対応付けを示す順位情報を参照して、最も高い順位を示す順位情報に対応付けられている輝度予測モードを、予測画像を生成するために選択可能な色差予測モードとして追加する追加手段を備えることを特徴とする画像復号装置。
【請求項14】
複数の予測セットから選択した予測セットに含まれる予測モードに対応付けられた順位を符号化する画像符号化装置において、
上記選択した予測セットに含まれる少なくとも一部の予測モードと、該予測モードの順位とが対応付けられた変換テーブルであって、異なる予測セットの間で共通の変換テーブルを、該予測モードに該予測モードの発生確率に応じた順位が対応付けられるように更新する変換テーブル更新手段を備えることを特徴とする画像符号化装置。
【請求項15】
予測モードと、該予測モードの順位とが対応付けられた変換テーブルを参照して、予測モードを順位に変換して符号化する画像符号化装置において、
復号済み領域における復号画像の画素値または復号した符号化パラメータの値に応じてに応じて、複数の変換テーブルの中から、参照する上記変換テーブルを選択する変換テーブル選択手段を備えることを特徴とする画像符号化装置。
【請求項16】
処理対象である対象ブロックの周辺のブロックに割り付けられた予測モードに基づいて、該対象ブロックの予測モードを推定し、推定した予測モードを符号化する画像符号化装置において、
予測モードと、該予測モードの順位との対応付けを示す順位情報を参照して、予測モードの推定手法を指定する推定手法指定インデックスが小さいほど、上記複数の推定手法により推定される予測モードのうち、より高い順位の予測モードを選択する選択手段とを備えることを特徴とする画像符号化装置。
【請求項17】
処理対象である対象ブロックについて、輝度予測モードを符号化し、色差予測モードを符号化する画像符号化装置において、
輝度予測モードと、該輝度予測モードの出現頻度の順位との対応付けを示す順位情報を参照して、最も高い順位を示す順位情報に対応付けられている輝度予測モードを、色差の予測画像を生成するために選択可能な色差予測モードとして追加する追加手段を備えることを特徴とする画像符号化装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【公開番号】特開2013−58939(P2013−58939A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−196545(P2011−196545)
【出願日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】
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