説明

画像情報検出装置

【課題】 無線機能つき画像情報検出装置において、無線通信が困難な場合や、不適切な場合であっても、外部装置との通信を可能とする。
【解決手段】 画像情報検出部12を有する画像情報検出装置1には、無線通信部31、有線通信部32および無線通信または有線通信を手動で選択する通信選択スイッチ34が設けられている。有線通信を使用する場合には、撮影者は、あらかじめシステムコントローラ37に接続されている通信ケーブル35の接続端子36を有線通信部32の接続端子33へ接続し、通信選択スイッチ34により有線通信の使用を選択する。制御部20の通信制御部23は、通信選択スイッチ34により有線通信が選択された場合には、有線通信部32により受信および送信を行うことを設定し、無線通信部31の無線送信機能を停止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像情報を担持した記録光の照射により発生した電荷を蓄積することにより画像情報を記録する画像情報検出部を有する画像情報検出装置に関するものであり、特に無線送信機能を有する画像情報検出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今日、医療診断等を目的とするX線撮影等において、画像情報を担持した記録光(X線等)の照射により発生した電荷を蓄積することにより画像情報を記録する画像情報検出部を有する画像情報検出装置が各種提案、実用化されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような画像情報検出装置には、蓄積された電荷を電気信号として外部に読み出す電荷読出手段を備えるものが多く、電荷読出プロセスの面から、検出部を読取光により走査して読み出す光走査読出方式のものと、検出部に組み込まれたTFT(薄膜トランジスタ)等を電気的に走査駆動して読み出す電気走査読出方式のものとが広く知られている。
【0004】
近年開発が進められている、ケースに収容されたカセッテタイプの画像情報検出装置は、既存のX線撮影装置等に装着して使用可能であり、今後の機能向上が待たれている。また、画像情報検出部から読み出された電気信号を、外部の信号処理装置などに出力する通信ケーブルを備えた画像情報検出装置も知られている。
【0005】
なお、画像情報検出装置をX線撮影装置等へセットする際に、通信ケーブルによってセッティングの自由度が制限されることを防止するために、無線送信手段を備え、無線により画像情報検出部から読み出された電気信号等を、外部の信号処理装置へ無線送信する装置も知られている(例えば、特許文献2または特許文献3参照)。
【特許文献1】特開2000−105297号公報
【特許文献2】特開平7−140255号公報
【特許文献3】特開2003−210444号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献2および特許文献3に記載されている無線送信機能を備えた画像情報検出装置においては、外部装置への送信手段として無線送信手段を備えているのみであるため、無線送信が困難である場合や、無線送信が適切でない場合等には送信することができないという問題がある。
【0007】
本発明は、上記のような問題点に鑑み、無線送信機能を有し、かつ無線送信が困難である場合や、無線送信が適切でない場合等にも外部装置への送信が可能である画像情報検出装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の画像情報検出装置は、画像情報を担持した記録光の照射により発生した電荷を蓄積することにより前記画像情報を記録する画像情報検出部と、
外部装置への送信が可能な無線通信手段と、
取り外し可能な通信ケーブルを介して外部装置への送信が可能な有線通信手段と、
前記有線通信手段を送信可能に設定する有線送信設定手段と、
前記有線送信設定手段により前記有線通信手段が送信可能に設定された場合に、前記無線通信手段からの無線送信を禁止する無線送信禁止手段とを備えたことを特徴とするものである。なお、「取り外し可能な通信ケーブル」とは、有線通信手段への接続および有線通信手段からの取り外しが可能な通信ケーブルを意味している。
【0009】
外部装置へ送信する送信内容としては、種々の内容が考えられる。具体的には、画像情報の記録準備の完了信号、画像情報の記録の終了信号、あるいは画像情報の読出手段を備えている場合であれば、読み出された画像情報信号等を挙げることができる。また、画像情報に付随する撮影情報等であってもよい。
【0010】
前記無線送信禁止手段は、前記有線送信設定手段により前記有線通信手段が送信可能に設定された場合に、前記無線通信手段への電力供給を停止することにより、前記無線通信手段からの無線送信を禁止するものであってもよい。
【0011】
また、前記通信ケーブルが前記有線通信手段へ接続されていることを検知する通信ケーブル検知手段を有する場合には、前記有線送信設定手段は、前記通信ケーブル検知手段により前記通信ケーブルの接続が検知された場合に、前記有線通信手段を送信可能に設定するものであってもよい。
【0012】
外部機器からの受信が可能な受信手段を有する場合には、前記有線送信設定手段は、前記外部機器からの通信による制御により、前記有線通信手段を送信可能に設定するものであってもよい。なお、「外部機器」は、前記「外部装置」と同一のものであってもよい。
【0013】
また、画像情報検出装置本体にスイッチあるいはタッチパネルなどの手動入力手段が設けられている場合であれば、前記有線送信設定手段は、これらの手動入力手段を介した手動制御により、前記有線通信手段を送信可能に設定するものであってもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の画像情報検出装置によれば、外部装置への送信が可能な無線通信手段と、取り外し可能な通信ケーブルを介して外部装置への送信が可能な有線通信手段と、有線通信手段を送信可能に設定する有線送信設定手段とを有し、有線送信設定手段により有線通信手段が送信可能に設定された場合に、無線通信手段からの無線送信を禁止することにより、無線送信が困難である場合や、無線送信が適切でない場合等にも、有線送信手段を用いて外部装置への送信が可能となり、装置の利便性が向上するとともに、特に無線送信が適切でない場合、誤って無線送信してしまうことになる不都合を回避することができる。
【0015】
無線送信禁止手段が、有線送信設定手段により有線通信手段が送信可能に設定された場合に、無線通信手段への電力供給を停止することにより、無線通信手段からの無線送信を禁止するものであれば、無線送信を行わない場合の電力消費を低減することができる。
【0016】
通信ケーブルが有線通信手段へ接続されていることを検知する通信ケーブル検知手段を有し、有線送信設定手段が、通信ケーブル検知手段により前記通信ケーブルの接続が検知された場合に、有線通信手段を送信可能に設定するものであれば、通信ケーブルを有線通信手段へ接続するのみで、有線通信手段により送信を行うことを設定でき、有線通信を行う場合の操作手順を簡易化できる。
【0017】
外部機器からの受信が可能な受信手段を有し、有線送信設定手段が、外部機器からの通信による制御により、有線通信手段を送信可能に設定するものであれば、装置本体にスイッチ等の通信手段を切り替える機能を有する必要がなく、装置の構成が簡易化でできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形態であるカセッテタイプの画像情報検出装置1の要部構成図および回路ブロック図を示す図である。本画像情報検出装置1は、医療用のX線撮影に用いられるものであり、略直方体のケース10と、該ケース10内に収容された画像情報検出部12と、読取光照射部13と、制御部20と、各部位へ電力を供給するバッテリー30と、無線通信部31と、有線通信部32と、該有線通信部32へ接続されている接続端子33と、無線送信または有線送信を選択する通信選択スイッチ34とを有している。なお、接続端子33は、外部のシステムコントローラ37に接続された通信ケーブル35の接続端子36と接続可能である。なお、システムコントローラ37は、本発明の外部装置および外部機器として機能する、無線通信および有線通信が可能なコントローラであり、X線撮影装置に設けられているものであってもよいし、あるいはX線撮影装置が設置されている部屋とは別に設けられたコントロールルーム内等に設けられているものであってもよくい。
【0019】
画像情報検出部12は、被写体を透過した記録光であるX線の照射により発生した電荷を潜像電荷として蓄積することにより、X線に担持された被写体の画像情報を記録するものであり、X線を透過する第1の電極層、X線の照射を受けることにより導電性を呈する記録用光導電層、潜像電荷に対しては略絶縁体として作用し、かつ潜像電荷と逆極性の輸送電荷に対しては略導電体として作用する電荷輸送層、読取光の照射を受けることにより導電性を呈する読取用光導電層、および読取光を透過する第2の電極層をこの順に積層してなるものである。
【0020】
画像情報を記録する際には、第1の電極層と第2の電極層間に高電圧が印加され、電界が付与された状態で、第1の電極層側からX線が照射され、照射されたX線の線量に応じた量の電荷が記録用光導電層と電荷輸送層との略界面に形成される蓄電部に潜像電荷として蓄積される。また読出しの際には、読取光照射部13から射出される読取光で画像情報検出部12を走査することにより、画像情報検出部12に記録された画像情報が読み出される。
【0021】
制御部20は、画像情報を記録する際に、画像情報検出部12へ電界を付与し、読出光照射部13により画像情報検出部12を光走査し、画像情報検出部12に記録された画像情報に応じた画像信号を読み出して、画像処理を施す記録・読出制御部21と、画像処理を施された画像信号を記憶するメモリ22と、通信選択スイッチ34により有線通信が選択された場合には、有線通信部32により送信を行うことを設定し、無線通信が選択された場合には、無線通信部31を送信可能に設定する通信制御部23とを備えている。なお、通信制御部23は、有線通信部32により送信を行うことが設定された場合には、無線通信部31からの無線送信を禁止するものであり、本発明の有線送信設定手段および無線送信禁止手段として機能するものである。
【0022】
X線撮影の前に、撮影者は、通信選択スイッチ34により、有線通信部32を用いて送信を行うか、あるいは無線通信部31を用いて送信を行うかを選択する。通常は、画像情報検出装置1のセッティングの自由度を確保するために、通信ケーブル35が接続されていないため、無線通信部31を用いて送信を行うことが選択される。通信制御部23は、通信選択スイッチ34により無線通信が選択された場合には、無線通信部31により受信および送信を行うことを設定する。
【0023】
一方、無線送信が困難である場合や、無線送信が適切でない場合等には、有線通信部32を用いた送信が選択される。この場合にはあらかじめ通信ケーブル35の接続端子36を接続端子33へ接続しておく。通信制御部23は、通信選択スイッチ34により有線通信が選択された場合には、有線通信部32により受信および送信を行うことを設定し、無線通信部31の無線送信機能を停止する。なお、無線送信機能は停止されるが、受信機能は通常の動作状態が保たれている。
【0024】
以後有線通信が設定されている場合を例として画像情報検出装置1の動作の詳細を説明する。撮影メニュー、ID情報、記録時に必要な印加電圧あるいは読出速度等の種々のデータがシステムコントローラ37から、通信ケーブル35、接続端子36および接続端子33を介して、制御部20へ入力される。また、X線の照射準備が整った時からX線の照射後までの間はX線レディ信号が、X線の照射時にはX線照射信号がシステムコントローラから制御部20へ入力される。なお、制御部20は、画像情報検出装置1全般の動作の制御も行う。なお、電力供給用配線38を介してバッテリー30から各部位へ電力が供給されている。図1において、図面の複雑化を防止するために、電力供給用配線38の配線状態の記載は省略している。
【0025】
以下本実施の形態における画像情報検出用カセッテ1における動作を説明する。まず、画像情報の記録および読み出し動作について説明を行う。X線撮影に先立ち、不図示のシステムコントローラから、撮影メニュー、ID情報、記録時に必要な印加電圧あるいは読出速度等の種々のデータが、通信ケーブル35、接続端子36、接続端子33および有線通信部32を介して制御部20へ入力される。制御部20は、これらの種々のデータをメモリ22へ保存し、必要に応じて読み出して使用する。
【0026】
X線の照射準備が整った時からX線の照射後までの間は、X線レディ信号が、不図示のシステムコントローラから通信ケーブル35および有線通信部32を介して、制御部20へ入力される。さらに、X線の照射時には、X線照射信号が制御部20へ入力される。
【0027】
X線レディ信号が制御部20へ入力されると、制御部20は、記録・読出制御部21を制御して、画像情報検出部12へ記録用の高電圧を印加する。次に、被写体を透過したX線が照射され、照射されたX線の線量に応じた量の電荷が画像情報検出部12へ、潜像電荷として蓄積される。読み出しの際には、制御部26は、走査・読出制御部21を制御して、読取光照射部13から射出される読取光で画像情報検出部12を走査することにより、画像情報検出部12に記録された画像情報を読み出し、画像処理を施して、一旦メモリ22へ保存する。その後、制御部20はメモリ22へ保存された画像情報を有線通信部33、接続端子33、接続端子36および通信ケーブル35を介して不図示のシステムコントローラへ送信する。
【0028】
以上の説明で明らかなように、画像情報検出装置1では、外部装置であるシステムコントローラへの送信が可能な無線通信部31と、取り外し可能な通信ケーブル35を介してシステムコントローラへの送信が可能な有線通信部32とを有し、有線通信部32が送信可能に設定された場合に、無線通信部31からの無線送信を禁止することにより、無線送信が困難である場合や、無線送信が適切でない場合等に、有線送信部32を用いてシステムコントローラへの送信が可能となり、装置の利便性が向上する。また、特に無線送信が適切でない場合、誤って無線送信してしまうことになる不都合を回避することができる。
【0029】
なお、本実施の形態においては、画像情報検出装置1本体に設けられた通信選択スイッチ34を用いて無線送信と有線送信の切り替えを行う構成としたが、これに限定されるものではなく、有線通信部32または無線通信部31により受信した信号により通信方法の切り替を行う構成としてもよい。このような場合には、通信選択スイッチを設ける必要がなく、画像情報検出装置1の構成が簡易化される。また、有線通信部32を用いて通信方法の切り替えを行う場合には、有線通信部32を使用する際に、無線通信部31の受信および送信の両機能を停止した場合であっても、通信部の切り替えを行うことができる。
【0030】
次に、図2を参照して本発明の第2の実施形態である画像情報検出装置2について説明する。図1においては、図1中の要素と同等の要素には同番号を付してあり、それらについての説明は特に必要の無い限り省略する。
【0031】
図2は画像情報検出装置2の要部構成図および回路ブロック図を示す図である。画像情報検出装置2は、医療用のX線撮影に用いられるカセッテタイプの装置であり、ケース10と、該ケース10内に収容された画像情報検出部12と、読取光照射部13と、制御部40と、各部位へ電力を供給するバッテリー30と、該バッテリー30からの電力供給を制御する電力供給制御部51と、無線通信部31と、有線通信部32と、該有線通信部32へ接続されている接続端子33と、該接続端子33にシステムコントローラ37に接続された通信ケーブル35の接続端子36が接続されているか否かを検知する通信ケーブル検知部50とを有している。
【0032】
制御部40は、画像情報の記録および読出を制御する記録・読出制御部21と、メモリ22と、通信ケーブル検知部50により接続端子33にシステムコントローラ37に接続された通信ケーブル35の接続端子36が接続されていることが検知された場合には、有線通信部32により送信を行うことを設定し、接続端子33に接続端子36が接続されていないことが検知された場合には、無線通信部31を送信可能に設定する通信制御部41とを備えている。なお、通信制御部41は、有線通信部32により送信を行うことが設定された場合には、電力供給制御部51を制御して、無線通信部31への電力供給を停止するものであり、本発明の有線送信設定手段および無線送信禁止手段として機能するものである。なお、無線通信使用時には、電力供給制御部51および電力供給用配線38を介してバッテリー30から各部位へ電力が供給され、有線通信使用時には、無線通信部31を除く各部位に電力が供給される。
【0033】
X線撮影の前に、撮影者は、有線通信手段32の接続端子33に通信ケーブル35の接続端子36を接続するか否かにより有線通信部32を用いて送信を行うか、あるいは無線通信部31を用いて送信を行うかを選択する。通常は、画像情報検出装置1のセッティングの自由度を確保するために、通信ケーブル35が接続されていない。通信ケーブル検知部50により、接続端子33に通信ケーブル35の接続端子36が接続されていないことが検知され、通信制御部41は、無線通信部31を用いて受信および送信を行うことを自動的に設定する。
【0034】
一方、無線送信が困難である場合や、無線送信が適切でない場合等には、撮影者は、有線通信手段32の接続端子33に通信ケーブル35の接続端子36を接続する。通信ケーブル検知部50により、接続端子33に通信ケーブル35の接続端子36が接続されていることが検知され、通信制御部41は、有線通信部32により送信を行うことを自動的に設定し、同時に電力供給制御部51を制御して、無線通信部31への電力供給を停止する。
【0035】
なお、画像情報検出装置2の動作は、画像情報検出装置1の動作とほぼ同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0036】
以上の説明で明らかなように、画像情報検出装置2では、システムコントローラ37への送信が可能な無線通信部31と、取り外し可能な通信ケーブル35を介してシステムコントローラ37への送信が可能な有線通信部32とを有し、有線通信部32へ通信ケーブル35が接続された場合には、自動的に有線通信部32の使用が設定され、無線通信部31への電力供給が停止され、無線の送信が禁止されるので、無線送信が困難である場合や、無線送信が適切でない場合等に、有線送信部32を用いてシステムコントローラへ37の送信が可能となり、装置の利便性が向上する。特に無線送信が適切でない場合、誤って無線送信してしまうことになる不都合を回避することができる。
【0037】
また、有線通信部32が送信可能に設定された場合には、無線通信部31への電力供給が停止されるため、無線通信を行わない場合の電力消費を低減することができる。
【0038】
さらに、通信ケーブル検知手段により前記通信ケーブルの接続が検知された場合に、有線通信部により送信を行うことが設定されるため、通信ケーブルを有線通信部へ接続するのみで、有線通信部により送信を行うことを自動的に設定でき、有線通信を行う場合の操作手順を簡易化できる。
【0039】
なお、各実施の形態においては、画像情報検出部として直接変換・光読み出し方式の画像情報検出部12を用いたが、これに限定されるものではなく、記録光が照射されることにより蛍光体から発せられた蛍光を記録用光電層に照射し、該照射された蛍光を光電変換して得た信号電荷を蓄積する間接変換方式の画像情報検出部も利用することができる。また、記録光の照射により導電性を呈する光導電層において発生した電荷をTFTを走査駆動させることにより読み出す方式の画像情報検出部等も利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の第1の実施形態である画像情報検出装置の要部構成図および回路ブロック図
【図2】本発明の第2の実施形態である画像情報検出装置の要部構成図および回路ブロック図
【符号の説明】
【0041】
1、2 画像情報検出装置
10 ケース
12 画像情報検出部
13 読取光照射部
20、40 制御部
21 記録・読出制御部
22 メモリ
23、41 通信制御部
30 バッテリー
31 無線通信部
32 有線通信部
33、36 接続端子
35 通信ケーブル
37 システムコントローラ
50 通信ケーブル検知部
51 電力供給制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像情報を担持した記録光の照射により発生した電荷を蓄積することにより前記画像情報を記録する画像情報検出部と、
外部装置への送信が可能な無線通信手段と、
取り外し可能な通信ケーブルを介して外部装置への送信が可能な有線通信手段と、
前記有線通信手段を送信可能に設定する有線送信設定手段と、
前記有線送信設定手段により前記有線通信手段が送信可能に設定された場合に、前記無線通信手段からの無線送信を禁止する無線送信禁止手段とを備えたことを特徴とする画像情報検出装置。
【請求項2】
前記無線送信禁止手段が、前記有線送信設定手段により前記有線通信手段が送信可能に設定された場合に、前記無線通信手段への電力供給を停止することにより、前記無線通信手段からの無線送信を禁止するものであることを特徴とする請求項1記載の画像情報検出装置。
【請求項3】
前記通信ケーブルが前記有線通信手段へ接続されていることを検知する通信ケーブル検知手段を有し、
前記有線送信設定手段が、前記通信ケーブル検知手段により前記通信ケーブルの接続が検知された場合に、前記有線通信手段を送信可能に設定するものであることを特徴とする請求項1または2記載の画像情報検出装置。
【請求項4】
外部機器からの受信が可能な受信手段を有し、
前記有線送信設定手段が、前記外部機器からの通信による制御により、前記有線通信手段を送信可能に設定するものであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の画像情報検出装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−340752(P2006−340752A)
【公開日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−166566(P2005−166566)
【出願日】平成17年6月7日(2005.6.7)
【出願人】(000005201)富士フイルムホールディングス株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】