説明

画像表示制御装置および画像表示装置

【課題】 任意形状のウインドウにメモリから読み出したビデオ画像を表示する処理をハードウエアで構成することでCPUの負担を軽減する。
【解決手段】 表示画素位置検出部1は、ディスプレイデバイス12に表示されるビデオ画像の画素が複数のウインドウパターンWP(パターン)に応じて設定された各矩形領域内に存在するかを検出する(存在時“1”)。ANDゲート部4は、表示画素位置検出部1の各出力とウインドウパターンメモリ2から読み出された複数のパターンのデータ(2値)との論理積を個々に出力する。読出ウインドウ番号判定部6は、パターンの優先順位にしたがって論理積出力が“1”であるパターンに与えられたウインドウ番号を判定する。アドレスセレクタ8が、そのウインドウ番号により、読出アドレス発生部7で発生した各ウインドウ番号に対応した複数の読出アドレスから、ビデオ画像をビデオメモリ9より読み出すために1つを選択する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力された画像を特定のパターンのウインドウに表示する画像表示制御装置および画像表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、外部から入力されるビデオ信号を表示する表示装置においては、入力された画像を任意のウインドウ内に表示する機能を有するものがある。このような機能によれば、入力画像がウインドウ内の領域に部分的に表示され、視覚的な面白さを表現することができる。
【0003】
例えば、特許文献1には、メモリに記憶されたビットマップのデザインと同じにウインドウのデザインを自動的に自己変更する構成が開示されている。また、特許文献2には、携帯電話機に表示される画面を任意の形状で表示する構成が開示されている。また、特許文献3には、任意の形でトリミング画像を表示するトリミングウインドウを用いる構成が開示されている。
【特許文献1】特開2001−242975号公報(2001年9月7日公開)
【特許文献2】特開2001−14133号公報(2001年1月19日公開)
【特許文献3】特開2001−14479号公報(2001年1月19日公開)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記のいずれの方法でも、任意形状のウインドウに画像を表示する処理をソフトウエア的に行っているため、性能の低いCPUを用いた場合、動画を入力画像として表示することができない。また、高速で高価なCPUを用いると、動画を入力画像として表示することができるものの、表示処理がCPUに与える負荷が大きく、システム全体の処理速度を低下させてしまう。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、任意形状のウインドウにメモリから読み出したビデオ画像を表示する処理をハードウエアで構成することによって、画像表示処理をソフトウエア的に行うことによる上記の不都合を回避することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る画像表示制御装置は、画像メモリに格納された画像を表示装置に表示するために読み出す画像表示制御装置において、前記画像メモリから読み出されて表示装置に表示されるべき画像を構成する画素データの表示位置が特定の矩形領域内に存在しているか否かを2値で判定する表示画素位置判定回路と、予め設定された形状(パターン)の2値データで表されるウインドウ画像を格納するウインドウ画像メモリと、前記表示画素位置判定回路の出力と前記ウインドウ画像メモリから読み出されたウインドウ画像のデータとの論理積を出力する論理積回路と、前記画像メモリから前記画像を読み出すための読み出す画素データの格納領域を指定する読出アドレスを発生する読出アドレス発生回路と、前記論理積回路の出力が“1”である期間に前記読出アドレスを出力するアドレス出力制御回路とを備えていることを特徴としている。
【0007】
上記の構成において、表示画素位置判定回路によって、表示装置に表示されるべき画像の画素が複数のウインドウ画像に応じて設定された各矩形領域内に存在するかが判定される(存在時“1”)。すると、論理積回路によって、表示画素位置判定回路の出力とウインドウ画像メモリから読み出されたウインドウ画像データ(2値データ)との論理積が出力される。そして、アドレス出力制御回路によって、論理積回路の出力が“1”である期間に読出アドレス発生回路からの読出アドレスが出力される。これによって、画像メモリから読み出される画像は、論理積回路の出力が“1”である期間、すなわち矩形領域内、かつウインドウ画像内に存在する画素データのみが読み出されることになる。
【0008】
このように、ウインドウ画像の形状に画像を読み出す処理をハードウエアで行うことにより、CPUの負担を軽減することができる。
【0009】
前記画像表示制御装置において、前記ウインドウ画像メモリは、複数のウインドウ画像を格納しており、前記表示画素位置検出手段は、前記ウインドウ画像のそれぞれに対応して設定された複数の矩形領域について画素データの表示位置が特定の矩形領域内に存在しているか否かを判定し、前記論理積回路は、各ウインドウ画像について、前記表示画素位置判定回路の出力と前記ウインドウ画像メモリから読み出されたウインドウ画像のデータとの論理積を出力し、前記読出アドレス発生回路は、各ウインドウ画像について読出アドレスを発生し、前記画像表示制御装置は、各ウインドウ画像に付与された優先順位にしたがって、各ウインドウ画像についての論理積回路からの各出力が“1”となるウインドウ画像を判定するウインドウ画像判定回路を備え、前記アドレス出力制御回路は、論理積回路からの出力が“1”となると判定されたウインドウ画像に対応する前記読出アドレスを出力することが好ましい。
【0010】
この構成では、ウインドウ画像を複数用意したために、どのウインドウ画像を用いて画像を表示するかを決定する必要がある。このため、表示画素位置検出手段、論理積回路、読出アドレス発生回路および読出アドレス制御回路は、前記のように構成される、前記画像表示制御装置は、上記の決定のために、ウインドウ画像判定回路を備えている。
【0011】
まず、表示画素位置判定回路によって、表示装置に表示されるデオ画像の画素が複数のウインドウ画像に応じて設定された各矩形領域内に存在するかが判定される。また、論理積回路によって、表示画素位置判定回路の各出力とウインドウ画像メモリから読み出された複数のウインドウ画像データとの論理積が個々に出力される。すると、ウインドウ画像判定回路によって、ウインドウ画像の優先順位にしたがって、論理積回路の出力が“1”であるウインドウ画像が判定される。そして、読出アドレス出力によって、読出アドレス発生回路で発生した各ウインドウ画像に対応した読出アドレスから、上記のように判定されたウインドウ画像に対応する読出アドレスが選択されると、この読出アドレスで画像メモリから画像が読み出される。
【0012】
これにより、複数の異なるウインドウ画像のうち、表示すべき画素が矩形領域内かつウインドウ画像内に存在する最も優先順位の高いウインドウ画像を用いて画像が表示される。これにより、ウインドウ画像の優先順位を適宜設定することにより、所望の形状で画像を表示することができる。
【0013】
本発明の画像表示装置は、前記表示装置と、前記画像表示制御装置とを備えることにより、ハードウエア構成で任意のウインドウ画像で特定される領域に画像メモリからの画像を表示することができる。それゆえ、画像表示装置におけるCPUの負担を軽減することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る画像表示制御装置は、以上のように、画像メモリから読み出されて表示装置に表示されるべき画像を構成する画素データの表示位置が特定の矩形領域内に存在しているか否かを2値で判定する表示画素位置判定回路と、予め設定された形状の2値データで表されるウインドウ画像を格納するウインドウ画像メモリと、前記表示画素位置判定回路の出力と前記ウインドウ画像メモリから読み出されたウインドウ画像のデータとの論理積を出力する論理積回路と、前記画像メモリから前記画像を読み出すための読み出す画素データの格納領域を指定する読出アドレスを発生する読出アドレス発生回路と、前記論理積回路の出力が“1”である期間に前記読出アドレスを出力するアドレス出力制御回路とを備えることによって、任意の形状を有するウインドウ画像で特定される領域にビデオ画像を表示する表示処理がハードウエアで実現される。それゆえ、CPUの負担を大幅に軽減することができ、低速のCPUを用いることも可能となる。したがって、画像表示制御装置およびそれを備える画像表示装置のコスト低減を図ることが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の一実施形態について図1ないし図3に基づいて説明すると、以下の通りである。
【0016】
本実施形態に係る画像表示装置は、入力されたビデオ画像を予め用意された複数のパターンのウインドウ内に表示するために構成されている。この画像表示装置は、図1に示すように、表示画素位置検出部1、ウインドウパターンメモリ2、読出制御部3、ANDゲート部4、ウインドウプライオリティレジスタ5、読出ウインドウ番号判定部6、読出アドレス発生部7、アドレスセレクタ8、ビデオメモリ9、メモリコントローラ10、表示タイミング発生器11およびディスプレイデバイス12を備えている。また、本画像表示装置において、表示画素位置検出部1、ウインドウパターンメモリ2、読出制御部3、ANDゲート部4、ウインドウプライオリティレジスタ5、読出ウインドウ番号判定部6、読出アドレス発生部7、アドレスセレクタ8、メモリコントローラ10および表示タイミング発生器11によって画像表示制御装置101が構成されている。
【0017】
表示画素位置判定回路としての表示画素位置検出部1は、ビデオメモリ9から読み出されたビデオ画像がディスプレイデバイス12で表示されるときのビデオ画像の画素データの、特定の矩形領域における位置(画素位置)を画素データの表示順に検出する。
【0018】
表示画素位置検出部1は、画素位置カウンタSPCを有している。
【0019】
画素位置カウンタSPCは、水平位置カウンタHSPCと垂直位置カウンタVSPCとからなっている。
【0020】
水平位置カウンタHSPCは、画素の水平方向の位置を検出するために、ディスプレイデバイス12に表示されるビデオ画像の画素データの入力タイミングに同期する表示タイミング発生器11からの画素クロックPCLKをカウントすることにより、そのカウント値で表示ビデオ画像における現在の水平画素の位置(画面の左上端を基準(走査開始位置)とする)を検出して、水平画素位置データとして出力する。また、水平位置カウンタHSPCは、1ラインの全画素について画素クロックPCLKのカウントが終了するとキャリー(桁上げ)信号を出力し、水平同期信号HSYNCによりリセットされる。また、水平位置カウンタHSPCは、表示タイミング発生器11から出力されるフレーム開始信号FRS(“H”レベル)をイネーブル端子ENBにカウントイネーブル信号として受けることによって、カウントを開始する。
【0021】
垂直位置カウンタVSPCは、画素の垂直方向の位置を検出するために、水平位置カウンタHSPCからの上記のキャリー信号をカウントして、そのカウント値を垂直画素位置データとして出力する。また、垂直位置カウンタVSPCは、垂直同期信号VSYNCによりリセットされる。
【0022】
画素位置データが大きくなるほど、水平位置については画素の表示位置が表示画面の右側に位置し、垂直位置については画素の表示位置が表示画面の下側に位置する。
また、表示画素位置検出部1は、ウインドウパターンメモリ2に格納される各ウインドウ(ウインドウ番号)のn個ウインドウパターンWP0〜WPn−1(ウインドウ画像)に対応して、画素位置を検出する部分を有している。ウインドウパターンWP0〜WPn−1は、パーソナルコンピュータに全画面表示される壁紙のようにベース画面として表示されるウインドウパターンWP0、すなわちベースウインドウ(ウインドウ番号0)を含めてn個用意されている。
【0023】
例えば、表示画素位置検出部1は、ウインドウ番号1のウインドウパターンWP1に対応して、水平始点レジスタHSPR1、垂直始点レジスタVSPR1、水平終点レジスタHEPR1、垂直終点レジスタVEPR1、水平始点コンパレータHSCMP1、垂直始点コンパレータVSCMP1、水平終点コンパレータHECMP1、垂直終点コンパレータVECMP1およびANDゲートG1を有している。また、表示画素位置検出部1は、ウインドウ番号n−2のウインドウパターンWPn−2に対応して、水平始点レジスタHSPRn−2、垂直始点レジスタVSPRn−2、水平終点レジスタHEPRn−2、垂直終点レジスタVEPRn−2、水平始点コンパレータHSCMPn−2、垂直始点コンパレータVSCMPn−2、水平終点コンパレータHECMPn−2、垂直終点コンパレータVECMPn−2およびANDゲートGn−2を有している。また、表示画素位置検出部1は、ウインドウ番号n−1のウインドウパターンWPn−1に対応して、水平始点レジスタHSPRn−1、垂直始点レジスタVSPRn−1、水平終点レジスタHEPRn−1、垂直終点レジスタVEPRn−1、水平始点コンパレータHSCMPn−1、垂直始点コンパレータVSCMPn−1、水平終点コンパレータHECMPn−1、垂直終点コンパレータVECMPn−1およびANDゲートGn−1を有している。
【0024】
なお、図示はしないが、表示画素位置検出部1は、ウインドウ番号2〜n−3のウインドウパターンWP2〜WPn−3に対しても、同様な画素位置を検出する部分を有している。
【0025】
ここでは、各ウインドウパターンWP1〜WPn−1に対応する画素位置検出部分は同様に構成されているため、ウインドウ番号を特定しない(1,…n−2,n−1の符号を付記しない)ウインドウパターンWPに対応する画素位置検出部分として説明する。
【0026】
水平始点レジスタHSPRは、ディスプレイデバイス12に表示される表示画面S(図2(a)ないし(c)参照)における所望の矩形領域R(R1〜Rn)の左上端に位置する画像水平開始位置データHSP(10ビット)を格納している。垂直始点レジスタVSPRは、上記の矩形領域の左上端に位置する画像垂直開始位置データVSP(10ビット)を格納している。水平終点レジスタHEPRは、上記の矩形領域の右下端に位置する画像水平終了位置データHEP(10ビット)を格納している。垂直終点レジスタVEPR1は、上記の矩形領域の左上端に位置する画像垂直終了位置データVEP(10ビット)を格納している。
【0027】
例えば、ウインドウ番号1に対しては、図2(a)に示すように、矩形領域R1について、左上端に水平開始位置データHSP1および垂直開始位置データVSP1が設定され、右下端に水平終了位置データHEP1および垂直終了位置データVEP1が設定される。また、ウインドウ番号n−1に対しては、図2(b)に示すように、矩形領域Rn−2について、左上端に水平開始位置データHSPn−2および垂直開始位置データVSPn−2が設定され、右下端に水平終了位置データHEPn−2および垂直終了位置データVEPn−2が設定される。また、ウインドウ番号n−1に対しては、図2(c)に示すように、矩形領域Rn−1について、左上端に水平開始位置データHSPn−1および垂直開始位置データVSPn−1が設定され、右下端に水平終了位置データHEPn−1および垂直終了位置データVEPn−1が設定される。
【0028】
水平始点コンパレータHSCMPは、水平始点レジスタHSPRから出力される画像水平開始位置データHSP(A入力)と水平位置カウンタHSPCから出力される水平画素位置データ(B入力)とを順次比較する。この水平始点コンパレータHSCMPは、B入力がA入力以上となったときに(B>=A)出力を“1”とする。
【0029】
垂直始点コンパレータVSCMPは、垂直始点レジスタVSPRから出力される画像垂直開始位置データVSP(A入力)と垂直位置カウンタVSPCから出力される垂直画素位置データ(B入力)とを順次比較する。この垂直始点コンパレータVSCMPは、B入力がA入力以上となったときに(B>=A)出力を“1”とする。
【0030】
水平終点コンパレータHECMPは、水平終点レジスタHEPRから出力される画像水平終了位置データHEP(A入力)と水平位置カウンタHSPCから出力される水平画素位置データ(B入力)とを順次比較する。この水平終点コンパレータHECMPは、B入力がA入力以下となったときに(B<=A)出力を“1”とする。
【0031】
垂直終点コンパレータVECMPは、垂直終点レジスタVEPRから出力される画像垂直終了位置データVEP(A入力)と垂直位置カウンタVSPCから出力される垂直画素位置データ(B入力)とを順次比較する。この垂直終点コンパレータVECMPは、B入力がA入力以下となったときに(B<=A)出力を“1”とする。
【0032】
ANDゲートGは、水平始点コンパレータHSCMP、垂直始点コンパレータVSCMP、水平終点コンパレータHECMP、垂直終点コンパレータVECMPの各出力の論理積を出力する。
【0033】
上記のように構成される各ウインドウパターンWPに対応する画素位置検出部分は、表示画面Sに表示される表示ビデオ画像の現在の画素位置が矩形領域R内に存在しているときに、各コンパレータCMPから“1”を出力するので、ANDゲートGが“1”を出力する。また、画素位置検出部分は、表示画面Sに表示される表示ビデオ画像の現在の画素位置が矩形領域R内に存在していないときに、各コンパレータCMPのいずれか1つでも“0”を出力するので、ANDゲートGが“0”を出力する。これにより、連続して表示される画素の位置が矩形領域R内に存在し続けている間は、画素位置検出部分から“1”の出力が維持される。
【0034】
ウインドウ画像メモリとしてのウインドウパターンメモリ2は、ウインドウ番号1〜n−1が付与された任意形状のウインドウパターンWP1〜WPn−1のデータが少なくとも格納されている。各ウインドウパターンWP1〜WPn−1のデータは、ビットマップ形式(2値)で形成されている。このウインドウパターンメモリ2は、ディスプレイデバイス12の表示タイミングに対応する必要があるので、高速にウインドウパターンデータを読み出し可能とするSRAMなどで構成される。
【0035】
読出制御部3は、ウインドウパターンメモリ2からの各ウインドウパターンデータの読み出しを制御するために、読出開始位置レジスタRSPR1〜RSPRn−1と、読出位置カウンタRPC1〜RPCn−1とを有している。以降、読出開始位置レジスタRSPR1〜RSPRn−1と、読出位置カウンタRPC1〜RPCn−1とをそれぞれ代表して説明する場合は、読出開始位置レジスタRSPRと、読出位置カウンタRPCとする。
【0036】
読出開始位置レジスタRSPRは、水平読出開始位置レジスタHRSPR(HRSPR1〜HRSPRn−1)と、垂直読出開始位置レジスタVRSPR(VRSPR1〜VRSPRn−1)とからなっている。水平読出開始位置レジスタHRSPRは、ウインドウパターンデータの読み出しを開始する水平方向の画素位置のデータ(水平読出開始位置データHRS)を格納しており、このデータはウインドウパターンWPの始点である左上端からの水平方向の画素数として表される。垂直読出開始位置レジスタVRSPRは、ウインドウパターンデータの読み出しを開始する垂直方向の画素位置のデータ(垂直読出開始位置データVRS)を格納しており、このデータは上記の左上端からの垂直方向の画素数として表される。
【0037】
読出位置カウンタRPCは、水平読出位置カウンタHRPC(HRPC1〜HRPCn−1)と、垂直読出位置カウンタVRPC(VRPC1〜VRPCn−1)とからなっている。
【0038】
水平読出位置カウンタHRPCは、表示タイミング発生器11から出力されるフレーム開始信号FRSによって水平読出開始位置レジスタHRSPRからの水平読出開始位置データHRSをロードし、その水平読出開始位置データHRSの値から前述の画素クロックPCLKをカウントしていく。また、水平読出位置カウンタHRPCは、1ラインの画素についての画素クロックPCLKのカウントが終了するとキャリー(桁上げ)信号を出力し、水平同期信号HSYNCによりリセットされる。
【0039】
垂直読出位置カウンタVRPCは、フレーム開始信号FRSによって垂直読出開始位置レジスタVRSPRからの垂直読出開始位置データVRSをロードし、その垂直読出開始位置データVRSの値から水平読出位置カウンタHRPCからの上記のキャリー信号をカウントする。
【0040】
ウインドウパターンメモリ2から対応するウインドウパターンデータを読み出すための読出アドレスは、水平読出位置カウンタHRPCから出力されるカウント値と、垂直読出位置カウンタVRACから出力されるカウント値との組み合わせによって構成される。
【0041】
ANDゲート部4は、表示画素位置検出部1の各ANDゲートG1〜Gn−1(論理積回路)からの出力と、ウインドウパターンメモリ2から読み出された各ウインドウパターンWP1〜WPn−1の画素データ(ウインドウパターンデータ)との論理積をそれぞれ画素単位で出力するANDゲートAG1〜AGn−1からなっている。ANDゲートAG1〜AGn−1から出力される“1”は、各矩形領域R1〜Rn−1内にそれぞれ存在するウインドウパターンデータのパターン部分(“1”の値)の画素データを示している。また、ANDゲートAG1〜AGn−1の出力(ANDゲート出力)は、表示画面Sに表示されるべき画素データ(2値)を示しているともいえる。つまり、ANDゲート出力が“1”であるときは表示すべき画素データが存在し、ANDゲート出力が“0”であるときは表示すべき画素データが存在していないということである。
【0042】
ウインドウプライオリティレジスタ5は、ディスプレイデバイス12の表示画面S上にビデオ画像を表示するウインドウとして用いるウインドウパターンWPの優先順位を決定するために、ベースウインドウ(ウインドウパターンWP0)を除くウインドウパターンWP1〜WPn−1と同数の格納領域を有している。各格納領域には、優先順位にしたがってウインドウ番号が格納される。具体的には、図中左端の格納領域に最も優先順位の高いウインドウ番号が格納され、右端に近い格納領域ほど優先順位の低いウインドウ番号が格納される。また、各格納領域に格納されるウインドウ番号のデータは、nを表現できるkビットで表される(kは2k ≧n>2k-1 を満たす)。例えば、n=8の場合、ウインドウ番号のデータは3ビットで表される。3ビットの場合、ウインドウ番号“1”〜“7”は、それぞれ“001”〜“111”と表され、ベースウインドウのウインドウ番号“0”は“000”で表される。
【0043】
ウインドウ画像判定部としての読出ウインドウ番号判定部6は、ANDゲート部4の各ANDゲートAG1〜AGn−1からの出力と、ウインドウプライオリティレジスタ5の各格納領域に優先順位別に格納されているウインドウ番号のデータとに基づいて、読み出すべきウインドウパターンWPのウインドウ番号を出力する。ここで、読出ウインドウ番号判定部6の詳細について図3を参照して説明する。図3は、n=8の場合の読出ウインドウ番号判定部6の構成を示している。
【0044】
図3に示すように、読出ウインドウ番号判定部6は、セレクタSEL1〜SEL7と、ANDゲートRG1〜RG7と、複数のインバータINVと、ORゲートOGとを有している。
【0045】
セレクタSEL1〜SEL7は、ANDゲートAG1〜AG7からの出力がそれぞれ入力されるデータ入力端子D1〜D7と、ウインドウプライオリティレジスタ5からのウインドウ番号のデータが個別に入力されるデータセレクト端子DSとを有している。各データセレクト端子DSには、セレクタSEL1〜SEL7の順に優先順位の高いウインドウ番号データが入力される。セレクタSEL1〜SEL7は、データ入力端子D1〜D7がそれぞれウインドウ番号1〜7に対応しており、ANDゲートAG1〜AG7の出力から、データセレクト端子DSに入力されるウインドウ番号データに対応する1つを選択して出力する。
【0046】
ANDゲートRG1は、セレクタSEL1の出力端子OUTから選択出力されるANDゲート出力とセレクタSEL1に入力されるウインドウ番号データ(3ビット)との論理積を出力する。ANDゲートRG2は、セレクタSEL1からのANDゲート出力のインバータINVによる反転出力と、セレクタSEL2の出力端子OUTから選択出力されるANDゲート出力と、セレクタSEL2に入力されるウインドウ番号データとの論理積を出力する。また、ANDゲートRG7は、セレクタSEL1〜SEL6からの各ANDゲート出力の個別のインバータINVによる反転出力(6個)と、セレクタSEL7の出力端子OUTから選択出力されるANDゲート出力と、セレクタSEL7に入力されるウインドウ番号データとの論理積を出力する。このように、ANDゲートRG2〜RG7は、対応するセレクタSEL2〜SEL7からのANDゲート出力と、セレクタSEL2〜SEL7に入力されるウインドウ番号データと、ANDゲートRG2〜RG7に対応するセレクタSEL2〜SEL7より前段の全てのセレクタSEL(SEL1,SEL1・2,…,SEL1〜SEL6)からのANDゲート出力のインバータINVによる反転出力との論理積を出力する。
【0047】
上記のように構成される読出ウインドウ判定部6においては、まず、ANDゲートAG1〜AG7の出力から、セレクタSEL1によって優先順位の最も高いウインドウ番号に対応する1つが出力される。セレクタSEL1からのANDゲート出力が“1”である場合、そのウインドウ番号データがANDゲートRG1から出力され、さらにORゲートOGを介して選択ウインドウ番号WNとして出力される。セレクタSEL1からのANDゲート出力が“0”である場合、そのウインドウ番号データがANDゲートRG1から出力されず、ANDゲートRG2にセレクタSEL1からのANDゲート出力の反転出力“1”が入力される。このとき、セレクタSEL2からのANDゲート出力が“1”である場合、セレクタSEL2に入力されるウインドウ番号データがANDゲートRG2から出力され、さらにORゲートOGを介して選択ウインドウ番号WNとして出力される。
【0048】
同様に、セレクタSEL1〜SEL6からのANDゲート出力が全て“0”である場合、ANDゲートRG7にセレクタSEL1〜SEL6からのANDゲート出力の全ての反転出力“1”が入力される。このとき、セレクタSEL7からのANDゲート出力が“1”である場合、セレクタSEL7に入力されるウインドウ番号データがANDゲートRG7から、ANDゲート出力が“1”である期間に出力され、さらにORゲートOGを介して選択ウインドウ番号WNとして出力される。また、逆に、セレクタSEL7からのANDゲート出力が“0”である場合、セレクタSEL7に入力されるウインドウ番号データがANDゲートRG7から出力されないので、ORゲートOGからはベースウインドウを示す“0”(3ビットでは“000”)が選択ウインドウ番号WNとして出力される。
【0049】
このように、読出ウインドウ判定部6は、ANDゲートAG1〜AG7からの出力を、各セレクタSEL1〜SEL7で選択順位の高いものから順次選択出力していき、“1”であるANDゲート出力を出力するセレクタSELに入力されるウインドウ番号データのみを出力する。これにより、表示されるべき画素データが存在する最も優先順位の高いウインドウパターンWPのウインドウ番号データが出力される。
【0050】
読出アドレス発生回路としての読出アドレス発生部7は、各ウインドウパターンデータに対応した読出アドレスを発生するために、ウインドウ番号0〜n−1に対応して、読出開始アドレスレジスタRSAR0〜RSARn−1と、読出アドレスカウンタRAC0〜RACn−1とを有している。
【0051】
読出開始アドレスレジスタRSAR0〜RSARn−1は、それぞれ対応するウインドウパターンWP0〜WPn−1でビデオ画像をディスプレイデバイス12に表示するとき、ビデオメモリ9からのビデオ画像の読み出しを開始する読出開始アドレス(最初に読み出すビデオ画像の画素データを格納している領域を指定するためのアドレス)を格納している。読出アドレスカウンタRAC0〜RACn−1は、対応する読出開始アドレスレジスタRSAR0〜RSARn−1からの読出開始アドレスから画素クロックPCLKをカウントすることにより、ビデオメモリ9からビデオ画像の画素データを1つずつ読み出すための読出アドレスを出力する。
【0052】
アドレス出力制御回路としてのアドレスセレクタ8は、読出アドレスカウンタRAC0〜RACn−1からの各読出アドレスがそれぞれ入力されるデータ入力端子D0〜Dn−1と、読出ウインドウ判定部6からのウインドウ番号データが入力されるデータセレクト端子DSとを有している。アドレスセレクタ8は、読出アドレスカウンタRAC0〜RACn−1からの各読出アドレスのうち、データセレクト端子DSに入力されるウインドウ番号データに対応する1つの読出アドレスをウインドウ番号データが入力されている期間(前述の選択ウインドウ番号WNを決定したANDゲート出力が“1”を維持している期間)選択して出力端子OUTから出力する。
【0053】
画像メモリとしてのビデオメモリ9は、ディスプレイデバイス12の表示画面Sに表示されるビデオ画像データ(画素データ)を有しており、例えば、DRAMによって構成される。このビデオメモリ9は、図示しないCPUによる制御でソフトウエア的にビデオ画像(動画)が書き込まれている。
【0054】
メモリコントローラ10は、上記のようにビデオ画像の書き込みを制御する一方、アドレスセレクタ8から出力される読出アドレスでビデオメモリ9に格納されているビデオ画像の画素データを1つずつ読み出す制御を行う。また、メモリコントローラ10は、ビデオ画像の読み出しの合間に入力ビデオ画像の書き込みを行う。
【0055】
表示タイミング発生器11は、表示に必要な水平同期信号HSYNCや垂直同期信号VSYNCなどの表示に必要なタイミング信号を発生する。また、表示タイミング信号11は、前述の画素クロックPCLKやフレーム開始信号FRSも発生する。
【0056】
続いて、上記のように構成される表示装置によるビデオ画像の表示動作について説明する。
【0057】
まず、表示画素位置検出部1は、ディスプレイデバイス12に表示されるべきビデオ画像の画素が、各ウインドウに応じて設定された各矩形領域(R1〜Rn−1)内に存在するか否かを検出する。画素が各矩形領域内に存在するときは各ANDゲートG1〜Gn−1から“1”が出力され、画素が各矩形領域内に存在しないときは各ANDゲートG1〜Gn−1から“0”が出力される。一方、ウインドウパターンメモリ2からは、読出制御部3からの読出アドレスに基づいて各ウインドウパターンデータ(2値データ)が読み出される。ウインドウパターンデータは、ウインドウパターンWPのパターン内部領域を“1”で表し、ウインドウパターンWPの外部領域を“0”で表している。
【0058】
ANDゲート部4では、各ANDゲートAG1〜AGn−1から、表示画素位置検出部1の各出力(検出結果)と、ウインドウパターンメモリ2から読み出された各ウインドウパターンデータとの論理積が出力される。この論理積出力は、表示される画素が各矩形領域内と各ウインドウパターンWPのパターン内部領域とに存在するときのみ“1”となる。
【0059】
続いて、読出ウインドウ番号判定部6では、ウインドウプライオリティレジスタ5に格納されたウインドウ番号データの優先順位の最高位から順に、論理積出力が“1”であるウインドウパターンWPのウインドウ番号を判定する。この結果選択されたウインドウ番号データは、選択ウインドウ番号WNとして出力される。
【0060】
アドレスセレクタ8では、上記の選択ウインドウ番号WNによって、読出アドレス発生部7で発生した各ウインドウパターンWPに対応した読出アドレスから1つの読出アドレスが前述の選択ウインドウ番号WNを決定したANDゲート出力が“1”を維持している期間に選択されて出力される。ビデオメモリ9に書き込まれたビデオ画像のデータは、メモリコントローラ10によって上記の読出アドレスで指定された画素のデータが読み出される。そして、読み出された画素データがディスプレイデバイス12に表示される。ここで、上記の読出アドレスは、上記の期間にアドレスセレクタ8から出力されることにより、選択ウインドウ番号WNのウインドウパターンWPの内部領域に対応する画素をビデオメモリ9から読み出すための読出アドレスとなっている。これにより、ディスプレイデバイス12には、選択されたウインドウパターンWPの内部領域にのみビデオ画像が表示される。これにより、ウインドウプライオリティレジスタ5におけるウインドウ番号の優先順位を適宜設定することにより、所望のウインドウパターンWPを用いてビデオ画像を表示することができる。
【0061】
例えば、ウインドウ番号n−1が選択された場合、図2(b)に示す矩形領域Rn−1内に存在するビデオ画像が表示される。このとき、ウインドウ番号のn−1のウインドウパターンWPn−1がハート形であれば、図2(d)に示すように、ディスプレイデバイス12に表示される表示画面Sにおいてはハート形の領域にビデオ画像が表示されることになる。
【0062】
このように、本実施の形態の画像表示装置は、ディスプレイデバイス12に表示されるビデオ画像の画素が複数のウインドウに応じて設定された各矩形領域内に存在するかを検出する表示画素位置検出部1と、複数のウインドウパターンデータ(2値データ)を格納するウインドウパターンメモリ2と、表示画素位置検出部1の各出力とウインドウパターンメモリ2から読み出された複数のウインドウパターンデータとの論理積を個々に出力するANDゲート部4と、ウインドウパターンWPの優先順位にしたがって論理積出力が“1”であるウインドウパターンWPのウインドウ番号を判定する読出ウインドウ番号判定部6と、そのウインドウ番号によって読出アドレス発生部7で発生した各ウインドウパターンWPに対応した読出アドレスを選択するアドレスセレクタ8と、この読出アドレスでビデオメモリ9からビデオ画像を読み出すメモリコントローラ10とを備えている。これにより、任意パターン(形状)を有するウインドウにビデオ画像を表示することができる。また、上記の表示処理がハードウエアで実現されるので、同じ処理をソフトウエアで実現することに比べてCPUの負担を大幅に軽減することができる。したがって、その処理を行う回路をチップ化でき、かつ低速CPUでも対応することができることから、画像表示装置のコスト低減を図ることが可能になる。
【0063】
また、表示画素位置検出部1で予め設定される矩形領域は、水平始点レジスタHSPR、垂直始点レジスタVSPR、水平終点レジスタHEPRおよび垂直終点レジスタVEPRに格納されるデータを適宜設定することにより、表示する領域を所望に設定することができる。また、読出制御部3における読出開始位置レジスタRSPRに格納するデータを適宜変更することにより、ビデオ画像を表示させるウインドウパターンの一部のみ表示させることができる。例えば、ウインドウパターンWPの読み出しを後半部分の画素から行うように読出開始位置レジスタRSPRに格納するデータを設定すれば、図2(d)に示すハート形の下半分だけ画像表示させることも可能である。
【0064】
なお、本実施の形態では、ビデオ画像をディスプレイデバイス12に表示する構成について説明したが、静止画像を同様にディスプレイデバイス12に表示する構成も本発明に含まれる。
【0065】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明の画像表示制御装置は、メモリに格納されたビデオ画像を所定のパターンのウインドウに読み出して表示する処理をハードウエアで行うことにより、CPUの負担が軽減されるので、各種のパターンのウインドウによって多様な形態でビデオ画像を表示する用途に好適に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の実施の一形態を示す画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】(a)ないし(c)は上記画像表示装置における表示画素位置検出部によって表示画面において指定された矩形領域を示す図であり、(d)は選択されたウインドウにビデオ画像を表示した状態を示す図である。
【図3】上記画像表示装置における読出ウインドウ番号判定部の構成を示す論理回路図である。
【符号の説明】
【0068】
1 表示画素位置検出部(表示画素位置判定回路)
2 ウインドウパターンメモリ(ウインドウ画像メモリ)
3 読出制御部
4 ANDゲート部
5 ウインドウプライオリティレジスタ
6 読出ウインドウ番号判定部(ウインドウ画像判定回路)
7 読出アドレス発生部(読出アドレス発生回路)
8 アドレスセレクタ(アドレス出力制御回路)
9 ビデオメモリ(画像メモリ)
10 メモリコントローラ
11 表示タイミング発生器
12 ディスプレイデバイス(表示装置)
101 画像表示制御装置
AG1〜AGn−1 ANDゲート(論理積回路)
WP0〜WPn−1 ウインドウパターン(ウインドウ画像)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像メモリに格納された画像を表示装置に表示するために読み出す画像表示制御装置において、
前記画像メモリから読み出されて表示装置に表示されるべき画像を構成する画素データの表示位置が特定の矩形領域内に存在しているか否かを2値で判定する表示画素位置判定回路と、
予め設定された形状の2値データで表されるウインドウ画像を格納するウインドウ画像メモリと、
前記表示画素位置判定回路の出力と前記ウインドウ画像メモリから読み出されたウインドウ画像のデータとの論理積を出力する論理積回路と、
前記画像メモリから前記画像を読み出すための読み出す画素データの格納領域を指定する読出アドレスを発生する読出アドレス発生回路と、
前記論理積回路の出力が“1”である期間に前記読出アドレスを出力するアドレス出力制御回路とを備えていることを特徴とする画像表示制御装置。
【請求項2】
前記ウインドウ画像メモリは、複数のウインドウ画像を格納しており、
前記表示画素位置検出手段は、前記ウインドウ画像のそれぞれに対応して設定された複数の矩形領域について画素データの表示位置が特定の矩形領域内に存在しているか否かを判定し、
前記論理積回路は、各ウインドウ画像について、前記表示画素位置判定回路の出力と前記ウインドウ画像メモリから読み出されたウインドウ画像のデータとの論理積を出力し、
前記読出アドレス発生回路は、各ウインドウ画像について読出アドレスを発生し、
前記画像表示制御装置は、各ウインドウ画像に付与された優先順位にしたがって、各ウインドウ画像についての論理積回路からの各出力が“1”となるウインドウ画像を判定するウインドウ画像判定回路を備え、
前記アドレス出力制御回路は、論理積回路からの出力が“1”となると判定されたウインドウ画像に対応する前記読出アドレスを出力することを特徴とする請求項1に記載の画像表示制御装置。
【請求項3】
前記表示装置と、
請求項1または2に記載の画像表示制御装置とを備えていることを特徴とする画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−330564(P2006−330564A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−157134(P2005−157134)
【出願日】平成17年5月30日(2005.5.30)
【出願人】(000134109)株式会社デジタル (224)
【Fターム(参考)】