説明

番組録画装置および番組録画方法

【課題】固定受信機向け放送の番組を移動体受信機向けに確実に録画できるようにする。
【解決手段】番組録画装置100は、地上デジタル放送で送信される番組データを記録するHDD113と、移動体受信機を対象とする移動体受信機向け放送が固定受信機を対象とする固定受信機向け放送のサイマル放送であるか否かのサイマル判定を行う判定手段およびその判定結果に応じて、固定受信機向け放送の番組データと移動体受信機向け放送の番組データとを選択的にHDD113に記録させる番組録画制御手段としてのCPU112とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地上デジタル放送で送信される番組データを記録する番組録画装置および番組録画方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地上デジタル放送や、BS(Broadcasting Satellite)放送、110度CS(Communication Satellite)放送といった衛星デジタル放送が実用化されていることに伴い、デジタル放送で送信される番組データを記録する番組録画装置が普及している。
【0003】
ところで、地上デジタル放送では、日本国内においては、1つのチャンネルを13のセグメント(seg)に分割している。これにより、セグメント単位で帯域を利用できるようになっている。そして、多チャンネル放送では、1セグメント(チャンネル)を使った移動体受信機向けの放送(以下「1セグメント放送」といい、1seg(ワンセグ)ともいう)を行い、残りの12セグメントを使った固定受信機向けの1チャンネルのハイビジョン放送あるいは標準画質(SDTV)での3チャンネル放送を行うことができるようになっている。
【0004】
従来、デジタル放送で送信される番組データを記録する番組録画装置に関して、例えば特許文献1には、次のような番組録画装置が開示されていた。この番組録画装置は、デジタル放送で送信されるデータを符号化方式別に受信して復調する複数のデータ受信手段を有し、複数のデータ受信手段がそれぞれ受信して復調するデータを並行して記憶装置に記憶させて番組録画を行うようになっている。
【特許文献1】特開2005−204064号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来、移動体受信機を対象とする移動体受信機向け放送(日本国内における1セグメント放送)は、据え置き型の固定受信機を対象とする固定受信機向け放送(日本国内における12セグメント放送)のサイマル放送となっていて、番組の内容が固定受信機向け放送と同じになっていることがある。
【0006】
しかし、移動体受信機向け放送は、固定受信機向け放送のサイマル放送であることが必須というわけでないないので、内容が固定受信機向け放送とは別の独自番組の放送も企画されている。そうすると、番組によっては移動体受信機向け放送が固定受信機向け放送のサイマル放送ではなくなってしまうため、移動体受信機向け放送を利用して固定受信機向け放送と同じ番組を録画することができなくなってしまう。
【0007】
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、固定受信機向け放送の番組を移動体受信機向けに確実に録画できるようにした番組録画装置および番組録画方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は、地上デジタル放送で送信される番組データを記録する記録手段と、移動体受信機を対象とする移動体受信機向け放送が固定受信機を対象とする固定受信機向け放送のサイマル放送であるか否かのサイマル判定を行う判定手段と、その判定手段の判定結果に応じて、固定受信機向け放送の番組データと移動体受信機向け放送の番組データとを選択的に記録手段に記録させる番組録画制御手段とを有する番組録画装置を特徴とする。
【0009】
また、本発明は、地上デジタル放送で送信される番組データを記録する記録手段を備えた番組録画装置における番組録画方法であって、移動体受信機を対象とする移動体受信機向け放送が固定受信機を対象とする固定受信機向け放送のサイマル放送であるか否かのサイマル判定を行い、その判定結果に応じて、固定受信機向け放送の番組データと移動体受信機向け放送の番組データとを選択的に記録手段に記録させる番組録画方法を提供する。
【発明の効果】
【0010】
以上詳述したように、本発明によれば、固定受信機向け放送の番組を移動体受信機向けに確実に録画できるようにした番組録画装置および番組録画方法が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
【0012】
図1は本発明の実施の形態に係る番組録画装置100の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る番組録画装置100は、地上デジタル放送の番組の映像を表示する映像表示手段と、その番組の録画を制御する番組録画制御手段とを備えた据え置き型の固定受信機である。
【0013】
なお、本実施の形態に係る番組録画装置100は、移動体受信機向け放送である1セグメント放送の番組を受信し、固定受信機向け放送である12セグメント放送の番組を受信するようになっている。
【0014】
図1に示すように、番組録画装置100は、第1、第2のデジタルチューナ101、102と、第1、第2のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調回路103、104と、第1、第2の復号回路105,106と、OSD回路107とを有している。
【0015】
また、番組録画装置100は、D/Aコンバータ108と、LCD(Liquid Crystal Display)109と、スイッチ(SW)110と、メモリ111とを有している。
【0016】
さらに、番組録画装置100は、CPU112と、HDD113と、変換部114と、USB(Universal Serial Bus)ポート115、カードスロット116およびEPGデコード部117とを有している。
【0017】
第1、第2のデジタルチューナ101、102は、地上デジタル放送用のアンテナATが受け取った放送波が供給される。そして、デジタルチューナ101,102はそれぞれアンテナATから供給される放送波から、指定されたチャンネルに対応する所定周波数の信号成分を選択して受信する受信処理を行い、第1、第2の復調回路103、104に出力する。
【0018】
ここで、第1のデジタルチューナ101は12セグメント放送の放送波を受信する受信手段、第2のチューナ102は1セグメント放送の放送波を受信する受信手段である。また、12セグメント放送とは、1つのチャンネルを複数のセグメント(13のセグメント)に分割したうちの12セグメントを用いる地上デジタル放送、1セグメント放送とは、1つのセグメントを用いる地上デジタル放送である。
【0019】
第1、第2のOFDM復調回路103、104は、それぞれ第1、第2のデジタルチューナ101、102によって抽出された信号成分について、所定の復調処理を施し、さらに誤り訂正等の処理を施して、それぞれデータ(詳しくはトランスポートストリーム:Transport Stream)を生成する。生成されるデータ(トランスポートストリーム)はそれぞれ第1、第2の復号回路105,106に入力される。
【0020】
第1、第2の復号回路105,106は、それぞれ入力されるトランスポートストリームに復号化処理を施してデジタル映像信号およびデジタル音声信号を再生する。ここで、第1の復号回路105は12セグメント放送用、第2の復号回路106は1セグメント放送用である。
【0021】
OSD回路107は、入力されるデジタル映像信号について、OSD(On Screen Display)信号を重畳して、D/Aコンバータ108に出力する。このOSD信号は、CPU112が生成している。
【0022】
D/Aコンバータ108は、入力されるデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換して出力する。LCDパネル109は、アナログ映像信号を用いて視聴中の番組の映像を表示する映像表示手段である。
【0023】
そして、スイッチ110は各種の操作スイッチを有し、メモリ111はRAM、ROMなどを有している。ROMには、制御プログラムやCPU112が実行するプログラムが書き込まれている。RAMは、CPU112によるプログラムの実行に必要なワークエリアを提供し得るようになっている。
【0024】
CPU112は、メモリ111に記憶されている制御プログラムに従い上述の各モジュールを制御して、映像表示や音声出力などを統括する。また、CPU112は、後述する番組録画プログラムにしたがい作動して、後述するモバイル向け番組録画を制御する番組録画制御手段としての機能を有している。CPU112は、モバイル向け番組録画を行う場合、第1、第2のOFDM復調回路103、104によって復調されたデータを番組データとして用いる。
【0025】
HDD(Hard Disk Drive)113は、第1、第2のOFDM復調回路103、104によって復調されたデータを地上デジタル放送の番組データとして記録する記録手段としての機能を有している。
【0026】
変換部114は、12セグメント放送の番組データに対するトランスコードを実行するデータ変換手段である。本実施の形態におけるトランスコードとは、12セグメント放送の番組データを後述する携帯端末装置201向けの番組データに変換することを意味している。例えば、トランスコードとは、圧縮率の変換や、解像度の変換または表示しようとする画面サイズに合わせたデータ変換などを意味している。
【0027】
USBポート115は、USBケーブル203のコネクタを接続することができる。USBポート115には、USBケーブル203を介して携帯端末装置201が接続される。携帯端末装置201は、移動体受信機であって、例えば地上デジタル放送の番組を視聴可能な携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯音楽プレーヤなどである。
【0028】
カードスロット116は、SDメモリカード(Secure Digital memory card)などのメモリカード202が差込まれ、その差込まれたメモリカード202に対するデータの読み書きを行う。メモリカード202には、携帯端末装置201向けの番組データなどが記録される。
【0029】
EPGデコード部117は、第1、第2のOFDM復調回路103、104によって復調されたデータから、そのデータに重畳されている後述するEPGデータを分離抽出する。
【0030】
次に、以上の構成を有する番組録画装置100におけるモバイル向け番組録画について、図2,3を参照して説明する。図2は番組録画装置100の構成要素のうちのモバイル向け番組録画にかかわる主要な構成を示すブロック図、図3はCPU112による番組録画プログラムにしたがったモバイル向け番組録画の動作手順を示すフローチャートである。CPU112は図3に示すフローチャートに沿った動作を実行することによって、モバイル向け番組録画を実行する。
【0031】
ここで、番組録画装置100におけるモバイル向け番組録画とは、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であるか否かに基づき録画に用いるデータを切り替えて携帯端末装置201向けの録画を行うことを意味している。
【0032】
このモバイル向け番組録画では、12セグメント放送の番組データd12または1セグメント放送の番組データd1が用いられる。ただし、番組データd12が用いられる場合はCPU112の制御によって変換部114が作動して、変換部114によりトランスコードが行われた番組データd13が携帯端末装置201向けの録画データDとしてHDD113に記録されるようになっている。
【0033】
そして、CPU112は、スイッチ110に備えられたスイッチや図示しないリモコンを用いた所定の操作によって、地上デジタル放送の番組の録画を実行するように指示されたときに図3に示すフローチャートに沿ってモバイル向け番組録画を実行する。
【0034】
CPU112は、モバイル向け番組録画を開始すると、1セグメント放送のEPG(Electronic Program Guide)データと、12セグメント放送のEPGデータとをEPGデコード部117から取得して、それぞれにおける指定された番組のデータを比較する(S1)。
【0035】
ここで、EPGデータとは、電子的な番組情報である。このEPGデータを用いることにより、LCD109に例えば図4に示すような電子番組表120が表示される。また、EPGデータは規定のフォーマットにしたがって番組データに重畳されている。
【0036】
EPGデータには、例えば、番組名、番組のジャンル、番組開始時刻、番組終了時刻、番組内容のデータなどが含まれている。1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であるか否かは双方の番組が同じであるか否かによって判定できるので、後述するS2では、少なくとも番組名のデータを比較すればよい。
【0037】
次に、CPU112は、1セグメント放送のEPGデータと、12セグメント放送のEPGデータとを比較する(S2)。この場合、CPU112は、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であるか否かのサイマル判定を行う判定手段としての動作を行う。例えば、上述のとおり、CPU112は、少なくとも番組名データの比較結果に基づいて、サイマル判定を行えばよいが、番組名、番組のジャンル、または放送時間の少なくとも1つに基づいて判定してもよい。番組名、番組のジャンル、放送時間の3つが一致するときは、サイマル放送である確率が高くなるため、番組名、番組のジャンル、放送時間の3つを用いると、サイマル判定を正確に行える。
【0038】
ここで、CPU112は、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であると判定したときはS3に進むが、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送ではないと判定したときはS4に進む。
【0039】
CPU112は、S3に進むと1セグメント放送の番組データd1を携帯端末装置201向けの録画データDとしてHDD113に記録させる。また、CPU112は、S4に進むと変換部114に指示して、12セグメント放送の番組データd12のトランスコードを行わせる。CPU112は、続いてS5に進み、トランスコードが行われた番組データd13をHDD113に記録させる。この場合は、HDD113に記録された番組データd13が録画データDになる。CPU112は、S3またはS5を実行すると、モバイル向け番組録画を終了する。
【0040】
以上のようにすることによって、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であるときは1セグメント放送の番組データd1を用いて録画データDが生成され、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送でないときは12セグメント放送の番組データd12を用いて録画データDが生成されるようになっている。
【0041】
1セグメント放送は、12セグメント放送のサイマル放送であることが必須というわけではないので、内容が12セグメント放送とは別の独自番組が放送されることも想定され得る。そうすると、1セグメント放送を利用して12セグメント放送と同じ番組を録画することができなくなってしまう。
【0042】
しかし、番組録画装置100は1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であるか否かに応じて録画に用いる番組データを切り替え、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送でないときには、12セグメント放送の番組データd12を用いて録画を行っている。そのため、12セグメント放送とは別の独自番組が1セグメント放送で放送されることがあっても(1セグメント放送が12セグメント放送から独立した独立放送であっても)、12セグメント放送の番組を携帯端末装置201向けに確実に録画できるようになっている。
【0043】
また、番組録画装置100は1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であるか否かを判定し、その判定結果に基づいて、録画に用いる番組データを切り替えているから、ユーザは1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であるか否かを気にしなくてもよい。したがって、番組録画装置100はユーザの利便性が確保されている。
【0044】
しかも、番組録画装置100は1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であるときは1セグメント放送の番組データd1を用いている。この場合は変換部114によるトランスコードを要さないから、その分、番組録画装置100の動作が簡略化される。したがって、番組録画装置100は携帯端末装置201向けに確実に録画を行えるだけでなく、必要なときにだけトランスコードを行い、動作を簡略化するようになっている。
【0045】
また、番組データにはEPGデータが重畳されており、そのEPGデータを用いることによって、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であるか否かを判定することが可能である。
【0046】
さらに、番組録画装置100は12セグメント放送の番組データd12を用いて録画を行うときは、変換部14によりトランスコードを行っている。そのため、たとえ12セグメント放送の番組データd12を用いる場合でも、得られる録画データDは携帯端末装置201での番組の視聴に適したものとなっている。したがって、携帯端末装置201で番組を視聴する際に、録画データDを変換しなくてもよいようになっている。
【0047】
そして、以上のモバイル向け番組録画によって生成された録画データDは、USBポート115およびUSBケーブルを介して携帯端末装置201に転送することができる。また、録画データDは、カードスロット116に差込まれたメモリカード202に記録し、そのメモリカード202を用いて携帯端末装置201に取り込むこともできる。こうすることによって、携帯端末装置201によって録画した地上デジタル放送の番組を視聴することができる。
【0048】
さらに、図示はしないが、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であるときには、1セグメント放送の番組データd1に加えて12セグメント放送の番組データd12をHDD113に記録させてもよい。このとき、HDD113に記録される番組データd12はLCD109を用いた視聴(主に家庭内での視聴)用のデータとして用いることができる。この場合、上述のS3に続いて、CPU112が番組データd12をHDD113に記録させればよい。
【0049】
なお、以上の実施の形態では、地上デジタル放送の番組の映像を表示する映像表示手段と、その番組の録画を行う番組録画制御手段とを備えた録画機能付のテレビジョンを例にとって説明している。ただし、本発明は、映像表示手段を備えないDVDレコーダ、HDDレコーダなどの番組録画装置についても適用することができる。
【0050】
また、以上の実施の形態における番組録画装置100は、1セグメント放送の番組を受信する受信手段と、12セグメント放送の番組を受信する受信手段とを備えている。受信手段は、移動体受信機向け放送または固定受信機向け放送を受信することができればよく、1セグメント放送および12セグメント放送とは別方式の放送を受信する受信手段を備えてもよい。例えば、1つのチャンネルの周波数帯域をセグメントに分けることなく行われる移動体受信機向け放送と固定受信機向け放送とを受信する受信手段でもよい。
【0051】
この場合、CPU112は、固定受信機向け放送の番組データと移動体受信機向け放送の番組データとを選択的にHDD113に記録させればよい。
【0052】
以上の説明は、本発明の実施の形態についての説明であって、この発明の装置及び方法を限定するものではなく、様々な変形例を容易に実施することができる。又、各実施形態における構成要素、機能、特徴あるいは方法ステップを適宜組み合わせて構成される装置又は方法も本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の実施の形態に係る番組録画装置の構成を示すブロック図である。
【図2】番組録画装置の構成要素のうちのモバイル向け番組録画にかかわる主要な構成を示すブロック図である。
【図3】番組録画プログラムにしたがったモバイル向け番組録画の動作手順を示すフローチャートである。
【図4】EPGデータを用いてLCDパネル109に表示される電子番組表の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0054】
100…番組録画装置、101…第1のデジタルチューナ
102…第2のデジタルチューナ、109…LCDパネル
114…変換部、117…EPGデコード部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地上デジタル放送で送信される番組データを記録する記録手段と、
移動体受信機を対象とする移動体受信機向け放送が固定受信機を対象とする固定受信機向け放送のサイマル放送であるか否かのサイマル判定を行う判定手段と、
該判定手段の判定結果に応じて、前記固定受信機向け放送の番組データと前記移動体受信機向け放送の番組データとを選択的に前記記録手段に記録させる番組録画制御手段とを有する番組録画装置。
【請求項2】
前記番組録画制御手段は、前記判定手段によって、前記移動体受信機向け放送が前記固定受信機向け放送のサイマル放送ではないと判定されたときに、前記固定受信機向け放送の番組データを前記記録手段に記録させる請求項1記載の番組録画装置。
【請求項3】
前記番組録画制御手段は、前記判定手段によって、前記移動体受信機向け放送が前記固定受信機向け放送のサイマル放送であると判定されたときは、前記移動体受信機向け放送の番組データを前記記録手段に記録させる請求項1または2記載の番組録画装置。
【請求項4】
前記判定手段は、前記移動体受信機向け放送の電子番組ガイドデータと前記固定受信機向け放送の電子番組ガイドデータとの比較結果に基づいて、前記サイマル判定を行う請求項1〜3のいずれか一項記載の番組録画装置。
【請求項5】
前記固定受信機向け放送の番組の映像を表示する映像表示手段を更に有する請求項1〜4のいずれか一項記載の番組録画装置。
【請求項6】
前記固定受信機向け放送の番組データを前記移動体受信機向けの放送の番組データに変換するデータ変換手段を更に有し、
前記番組録画制御手段は、前記データ変換手段により変換された前記番組データを前記記録手段に記録させる請求項1〜5のいずれか一項記載の番組録画装置。
【請求項7】
前記移動体受信機向け放送の放送波を受信する移動体受信機向け放送受信手段と、
前記固定受信機向け放送の放送波を受信する固定受信機向け放送受信手段とを更に有し、
前記番組録画制御手段は、前記固定受信機向け放送受信手段が受信した前記放送波から得られるデータを前記固定受信機向け放送の番組データとして用いる請求項1〜6のいずれか一項記載の番組録画装置。
【請求項8】
前記判定手段は、前記サイマル判定として、1つのチャンネルを複数のセグメントに分割したうちの前記セグメントの1つを用いる1セグメント放送が、前記複数のセグメントのうちの12セグメントを用いる12セグメント放送のサイマル放送であるか否かの判定を行い、
前記番組録画制御手段は、前記判定手段の判定結果に応じて、前記12セグメント放送の番組データと前記1セグメント放送の番組データとを選択的に記録させる請求項1〜7のいずれか一項記載の番組録画装置。
【請求項9】
地上デジタル放送で送信される番組データを記録する記録手段を備えた番組録画装置における番組録画方法であって、
移動体受信機を対象とする移動体受信機向け放送が固定受信機を対象とする固定受信機向け放送のサイマル放送であるか否かのサイマル判定を行い、
該判定結果に応じて、前記固定受信機向け放送の番組データと前記移動体受信機向け放送の番組データとを選択的に前記記録手段に記録させる番組録画方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−252661(P2008−252661A)
【公開日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−93051(P2007−93051)
【出願日】平成19年3月30日(2007.3.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】