説明

疑似体験歩数計

【課題】従来の歩数計は、歩数や距離が累計では把握できるが、あらかじめ設定されたウォーキングルートにおいて、あと何歩、あと何Kmといった残数を表示するものはない。また、歩数計の連動サイトは、健康管理面の詳細な分析はできるが、歩数計にあらかじめ設定されたウォーキングルートに即する景勝等について、実際の動画・映像を表示し、かつその地域の特産品の販売につながるようなシステムは構築されていない。
【解決手段】ウォーキングルート、観光ルート等のルート情報を蓄積し、その距離に応じて名産、景勝等の地域情報を蓄積し、また歩幅も蓄積し、歩行に応じて歩数を計数し、前記歩幅との積により、距離を算出して前記ウォーキングルートや観光ルートとの照合により、前記地域情報を表示する疑似体験歩数計を開発して解決した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、あらかじめ設定されたルートを疑似体験できる歩数計と、その歩数計とインターネットを連動させたサービスシステムに関する。

【背景技術】
【0002】
従来の歩数計は、歩数や歩幅の設定による距離数が、1日単位や、累計で判別できるものとなっている。
【0003】
また、歩数計との連動サイトによって、インターネットで、月間の平均歩数等の詳細な分析ができるシステムが構築されている。

【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の歩数計は、歩数や距離が累計では把握できるが、あらかじめ設定されたウォーキングルートにおいて、あと何歩、あと何Kmといった残数を表示するものはない。
【0005】
また、歩数計の連動サイトは、健康管理面の詳細な分析はできるが、歩数計にあらかじめ設定されたウォーキングルートに即する景勝等について、実際の動画・映像を表示し、かつその地域の特産品の販売につながるようなシステムは構築されていない。

【課題を解決するための手段】
【0006】
ウォーキングルート、観光ルート等のルート情報を蓄積し、その距離に応じて名産、景勝等の地域情報を蓄積し、また歩幅も蓄積し、歩行に応じて歩数を計数し、前記歩幅との積により、距離を算出して前記ウォーキングルートや観光ルートとの照合により、前記地域情報を表示する疑似体験歩数計を開発することにより解決した。

【発明の効果】
【0007】
歩数計購入者にとって、観光ルート等、リアルな疑似体験が可能となり、面白くて楽しみながら、運動の継続意欲を増加させる歩数計とサービスシステムを提供できる。
【0008】
もともと、そのウォーキングルートに興味がある人をサービスサイトに誘導することで、地域産品の周知効果の高まり、購買数の増加効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】各地のウォーキングルート図
【図2】各地の観光名所、文化、特産品等
【図3】上記内容を説明する文章
【図4】目的までの歩数、距離の減算表示
【図5】歩数計とインターネットサービスサイトの連携図
【図6】サービスサイトでの動画展開から物販につながるシステム図
【発明を実施するための形態】
【0010】
たとえば、四国88ケ所お遍路道のように、いくかのウォーキングルート、観光コースをあらかじめ、歩数計に記憶させておいて、各コースには、あらかじめ定めた地点に応じて、名産、景勝地、まつり、イベント等が発生する仕組みとする。四国88ケ所であれば、88ケ所のお寺の距離や、阿波踊り、瀬戸大橋等の発生場所を決めておく。 これにより、最初に設定された歩幅と歩数、および最初に設定された各ウォーキングルートに沿って、歩くと、各イベントが発生するようにする。
【0011】
また、次のお寺まで何歩、何Kmといった、累計ではなく、目的地までの減算表示を可能とする。また、キー操作により、すでに通過した地点の情報を呼び出す機能を持たせる。
【0012】
さらに、その歩数計と連動するインターネット機能を用意する。歩数計から、フェリカやUSB、手入力等の媒体により、連動サイトにつなげると、地図上にすすんだ距離が表示され、現在地が確認できるようにする。そして、地図上のポイントをクリックすると、より、リアルな表現方法として、動画や写真による各地の映像が地図情報とともに出現する。そして、その映像で映し出されたものについて、商品であれば購入できたり、サービスであれば割引クーポン等を利用できるシステムを提供する。

【実施例】
【0013】
本発明の実施例については、歩数・歩幅に応じて図1のルート図を進む。進む過程において、図2のように各地の特産品や景勝、文化が登場する。そして、図3のような説明文が表示される。現在地から次の目的地や最終目的地までの距離・歩数について、あらかじめ設定した歩幅に応じて減算表示する。歩数計と連動するサービスサイトでは、図5にあるように、よりリアルな映像表示や健康管理が行える。図6では、サービスサイト上の地図をクリックすると、各種情報が動画で表示され、その商品購入やサービスが受けられる。






【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウォーキングルート、観光ルート等のルート情報を蓄積し、その距離に応じて名産、景勝等の地域情報を蓄積し、また歩幅も蓄積し、歩行に応じて歩数を計数し、前記歩幅との積により、距離を算出して前記ウォーキングルートや観光ルートとの照合により、前記地域情報を表示する疑似体験歩数計。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−220751(P2011−220751A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−88342(P2010−88342)
【出願日】平成22年4月7日(2010.4.7)
【出願人】(710003148)
【Fターム(参考)】