説明

癌−精巣抗原

本発明は、癌−精巣抗原、および癌−精巣抗原をコードする核酸分子に関する。本発明は、さらに、癌などの疾患の診断および処置のための方法および組成物における、上記の核酸分子、ポリペプチド、およびそれらのフラグメントの使用に関する。より具体的には、本発明は、新規の癌−精巣(CT)抗原の発見に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
被験体において免疫応答を誘導する、以下を含む方法:
かかる処置を必要とする被験体に、単離されたポリペプチドを投与する工程であって、該単離されたポリペプチドは、配列番号3、配列番号4、配列番号6として示されるアミノ酸配列またはそれらの免疫原性フラグメントを、該被験体において免疫応答を誘導するために有効な量で含む、前記工程。
【請求項2】
免疫原性フラグメントが、8アミノ酸長または9アミノ酸長以上である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
被験体が癌を罹患しているかまたは癌を罹患していることを疑われる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
癌が、メラノーマ、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、結腸癌、肉腫、または膀胱癌である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
免疫応答が、単離されたポリペプチドに結合する抗体を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
免疫応答が、MHC分子によって提示される単離されたポリペプチドのエピトープを認識するT細胞を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
抗原提示細胞を投与する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
抗原提示細胞が、樹状細胞である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
抗原提示細胞が、自家細胞である、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
被験体を処置するための、以下を含む方法:
癌を罹患しているかまたは癌を罹患していることが疑われる被験体に、CT45ポリペプチド分子に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントの有効量を投与する工程であって、該CT45ポリペプチド分子は、配列番号3に示されるアミノ酸配列またはその免疫原性フラグメントを含む、前記工程。
【請求項11】
免疫原性フラグメントが、8アミノ酸長または9アミノ酸長以上である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
抗体が、モノクローナル抗体である、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
抗体が、キメラ抗体、ヒト抗体、またはヒト化抗体である、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
抗体が、一本鎖抗体である、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
抗体が、(一本鎖)ドメイン抗体または他の細胞内抗体である、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
抗体結合フラグメントが、F(ab’)、Fab、Fd、またはFvフラグメントである、請求項10に記載の方法。
【請求項17】
抗体またはその抗体結合フラグメントが、細胞傷害性薬剤と結合されている、請求項10に記載の方法。
【請求項18】
細胞傷害性薬剤が、カリチアマイシン、エスペラミシン、メトトレキサート、ドキソルビシン、メルファラン、クロランブシル、ARA−C、ビンデシン、マイトマイシンC、シスプラチン、エトプシド、ブレオマイシン、および/または5−フルオロウラシルである、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
細胞傷害性薬剤が、放射性同位元素である、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
放射性同位元素が、α放射線を放出する、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
放射性同位元素が、β放射線を放出する、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
放射性同位元素が、γ放射線を放出する、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
放射性同位元素が、225Ac、211At、212Bi、213Bi、186Rh、188Rh、177Lu、90Y、131I、67Cu、125I、123I、77Br、153Sm、166Bo、64Cu、212Pb、224Ra、および/または223Raである、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
CT45ポリペプチド分子のフラグメントが、配列番号4として示されるアミノ酸配列を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項25】
CT45ポリペプチド分子のフラグメントが、配列番号6として示されるアミノ酸配列を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項26】
アミノ酸配列を含む単離されたポリペプチドを含有する組成物であって、
ここ、該アミノ酸配列は、配列番号3、配列番号4、配列番号6、またはそれらの免疫原性フラグメントである、
組成物。
【請求項27】
免疫応答を誘導するために有効な量の単離されたポリペプチドを含む、請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
癌の処置を誘導するために有効な量の単離されたポリペプチドを含む、請求項26に記載の組成物。
【請求項29】
薬学的に受容可能なキャリアをさらに含む、請求項26に記載の組成物。
【請求項30】
抗原提示細胞をさらに含む、請求項26に記載の組成物。
【請求項31】
抗原提示細胞が、樹状細胞である、請求項30に記載の組成物。
【請求項32】
抗原提示細胞が、自家細胞である、請求項30に記載の組成物。
【請求項33】
被験体において癌を診断する、以下を含む方法:
該被験体から単離される生物学的サンプル中の配列番号3として示されるアミノ酸配列またはそのフラグメントをコードする核酸分子の存在または量を決定する工程であって、該生物学的サンプル中の該核酸分子の存在または量が、該被験体における癌の存在を示す、前記工程。
【請求項34】
核酸分子が、配列番号1として示されるヌクレオチド配列のコード配列、または配列番号1として示されるヌクレオチド配列のコード配列と少なくとも約90%同一のヌクレオチド配列を含む、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
核酸分子が、配列番号1として示されるヌクレオチド配列のコード配列を含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
核酸分子が、配列番号1として示されるヌクレオチド配列を含む、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
核酸分子が、配列番号2として示されるヌクレオチド配列のコード配列、または配列番号2として示されるヌクレオチド配列のコード配列と約90%同一なヌクレオチド配列を含む、請求項33に記載の方法。
【請求項38】
核酸分子が、配列番号2として示されるヌクレオチド配列のコード配列を含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
核酸分子が、配列番号2として示されるヌクレオチド配列を含む、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
配列番号3として示されるポリペプチド配列のフラグメントが、配列番号4を含む、請求項33に記載の方法。
【請求項41】
配列番号3として示されるポリペプチド配列のフラグメントが、配列番号6を含む、請求項33に記載の方法。
【請求項42】
核酸分子の存在または量を決定する工程が、生物学的サンプルと該核酸分子に選択的に結合する薬剤とを接触させる工程を含む、請求項33に記載の方法。
【請求項43】
選択的に結合する薬剤が別の核酸分子である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
核酸分子の存在または量を決定する工程が、核酸ハイブリダイゼーションまたは核酸増幅を含む、請求項42に記載の方法。
【請求項45】
核酸増幅がPCRである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
核酸ハイブリダイゼーションが、核酸マイクロアレイを使用して行われる、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
使用されるプライマーが、配列番号22および/または配列番号23である、請求項44に記載の方法。
【請求項48】
cDNAが検出される、請求項44に記載の方法。
【請求項49】
生物学的サンプルが、組織、細胞、および/または血液である、請求項33に記載の方法。
【請求項50】
生物学的サンプルが精巣組織を含まない、請求項33に記載の方法。
【請求項51】
生物学的サンプル中の核酸分子の存在または量が、癌を罹患していない被験体由来の生物学的サンプル中の該核酸分子の存在または量と比較される、請求項33に記載の方法。
【請求項52】
被験体において癌を診断する、以下を含む方法:
該被験体から単離される生物学的サンプル中の、配列番号3として示されるアミノ酸配列またはそのフラグメントを含むCT45ポリペプチド分子の存在または量を決定する工程であって、該生物学的サンプル中の該CT45ポリペプチド分子の存在または量は、該被験体における癌の存在を示す、前記工程。
【請求項53】
CT45ポリペプチド分子のフラグメントが、配列番号4として示されるアミノ酸配列を含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
CT45ポリペプチド分子のフラグメントが、配列番号6として示されるアミノ酸配列を含む、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
生物学的サンプルが、CT45ポリペプチド分子またはそのフラグメントに選択的に結合する薬剤と接触させられる、請求項52に記載の方法。
【請求項56】
選択的に結合する薬剤が、抗体またはその抗原結合フラグメントである、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
抗体が、モノクローナル抗体である、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
抗体が、キメラ抗体、ヒト抗体、またはヒト化抗体である、請求項56に記載の方法。
【請求項59】
抗体が、一本鎖抗体である、請求項56に記載の方法。
【請求項60】
抗原結合フラグメントが、F(ab’)、Fab、Fd、またはFvフラグメントである、請求項56に記載の方法。
【請求項61】
抗体または抗原結合フラグメントが、検出可能な標識物で標識される、請求項56に記載の方法。
【請求項62】
検出可能な標識物が、蛍光分子、放射性分子、酵素、金属、ビオチン分子、化学発光分子、生物発光分子、または発色団分子である、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
生物学的サンプルが、組織、細胞、および/または血液である、請求項52に記載の方法。
【請求項64】
生物学的サンプルが、精巣組織を含まない、請求項52に記載の方法。
【請求項65】
生物学的サンプル中のCT45ポリペプチド分子の存在または量が、癌を罹患していない被験体由来の生物学的サンプル中のCT45ポリペプチド分子の存在または量と比較される、請求項52に記載の方法。
【請求項66】
被験体において癌を診断するための、以下を含む方法:
該被験体から単離される生物学的サンプル中の配列番号3として示されるアミノ酸配列またはそのフラグメントを含むCT45ポリペプチド分子に、特異的に結合する抗体の存在または量を決定する工程であって、該生物学的サンプル中の該抗体の存在または量は、該被験体における癌の存在を示す、前記工程。。
【請求項67】
抗体の存在または量を決定する工程が、
生物学的サンプルと配列番号3として示されるアミノ酸配列またはそのフラグメントを含むCT45ポリペプチド分子とを接触させる工程、
および、該抗体への該CT45ポリペプチド分子の特異的結合を決定する工程
を含む、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
CT45ポリペプチド分子が、基質に結合される、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
CT45ポリペプチド分子が、検出可能な標識物を含む、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
検出可能な標識が、蛍光分子、放射性分子、酵素、金属、ビオチン分子、化学発光分子、生物発光分子、または発色団分子である、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
生物学的サンプルと、CT45ポリペプチド分子に結合する検出可能な二次抗体とを接触させる工程をさらに含む、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
CT45ポリペプチド分子のフラグメントが、配列番号4として示されるアミノ酸配列を含む、請求項67に記載の方法。
【請求項73】
CT45ポリペプチド分子のフラグメントが、配列番号6として示されるアミノ酸配列を含む、請求項67に記載の方法。
【請求項74】
生物学的サンプルが、組織、細胞、および/または血液である、請求項66に記載の方法。
【請求項75】
生物学的サンプルが、精巣組織を含まない、請求項66に記載の方法。
【請求項76】
被験体において免疫応答を誘導する、以下を含む方法:
かかる処置を必要とする被験体に単離されたCT46ポリペプチド分子を投与する工程
であって、該CT46ポリペプチド分子は、配列番号25、配列番号31、配列番号32として示されるアミノ酸配列またはそれらの免疫原性フラグメントを、該被験体において免疫応答を誘導するために有効な量で含む、前記工程。
【請求項77】
免疫原性フラグメントが、8アミノ酸長または9アミノ酸長以上である、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
被験体が、癌を罹患しているかまたは癌を罹患していることを疑われる、請求項76に記載の方法。
【請求項79】
癌が、メラノーマ、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、結腸癌、膀胱癌、乳癌、食道癌、または子宮内膜癌である、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
免疫応答が、単離されたポリペプチドに特異的に結合する抗体を含む、請求項76に記載の方法。
【請求項81】
免疫応答が、MHC分子によって提示される単離されたポリペプチドのエピトープを認識するT細胞を含む、請求項76に記載の方法。
【請求項82】
抗原提示細胞を投与する工程をさらに含む、請求項76に記載の方法。
【請求項83】
抗原提示細胞が、樹状細胞である、請求項82に記載の方法。
【請求項84】
抗原提示細胞が、自家細胞である、請求項82に記載の方法。
【請求項85】
被験体を処置するための、以下を含む方法:
癌を罹患しているかまたは癌を罹患していることが疑われる被験体に、CT46ポリペプチド分子に特異的に結合する抗体、またはその抗原結合フラグメントの有効量を投与する工程であって、該CT46ポリペプチド分子は、配列番号25、配列番号31、もしくは配列番号32として示されるアミノ酸配列、またはそれらの免疫原性フラグメントを含む、前記工程。
【請求項86】
免疫原性フラグメントが、8アミノ酸長または9アミノ酸長以上である、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
抗体が、モノクローナル抗体である、請求項85に記載の方法。
【請求項88】
抗体が、キメラ抗体、ヒト抗体、またはヒト化抗体である、請求項85に記載の方法。
【請求項89】
抗体が、一本鎖抗体である、請求項85に記載の方法。
【請求項90】
抗体が、(一本鎖)ドメイン抗体または他の細胞内抗体である、請求項85に記載の方法。
【請求項91】
抗原結合フラグメントが、F(ab’)、Fab、Fd、またはFvフラグメントである、請求項85に記載の方法。
【請求項92】
抗体またはその抗原結合フラグメントが、細胞傷害性薬剤に結合される、請求項85に記載の方法。
【請求項93】
細胞傷害性薬剤が、カリチアマイシン、エスペラミシン、メトトレキサート、ドキソルビシン、メルファラン、クロランブシル、ARA−C、ビンデシン、マイトマイシンC、シスプラチン、エトプシド、ブレオマイシン、および/または5−フルオロウラシルである、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
細胞傷害性薬剤が、放射性同位元素である、請求項92に記載の方法。
【請求項95】
放射性同位元素が、α放射線を放出する、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
放射性同位元素が、β放射線を放出する、請求項94に記載の方法。
【請求項97】
放射性同位元素が、γ放射線を放出する、請求項94に記載の方法。
【請求項98】
放射性同位元素が、225Ac、211At、212Bi、213Bi、186Rh、188Rh、177Lu、90Y、131I、67Cu、125I、123I、77Br、153Sm、166Bo、64Cu、212Pb、224Ra、および/または223Raである、請求項94に記載の方法。
【請求項99】
配列番号31のアミノ酸配列をコードする、単離された核酸分子。
【請求項100】
配列番号32のアミノ酸配列をコードする、単離された核酸分子。
【請求項101】
配列番号30を含む、請求項99または請求項100に記載の単離された核酸分子。
【請求項102】
配列番号31のアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
【請求項103】
配列番号32のアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
【請求項104】
アミノ酸配列を含む単離されたポリペプチドを含有する組成物であって、
該アミノ酸配列が、配列番号25、配列番号31、配列番号32、またはそれらの免疫原性フラグメントである、
組成物。
【請求項105】
免疫応答を誘導するために有効な量の単離されたポリペプチドを含む、請求項104に記載の組成物。
【請求項106】
癌の処置を誘導するために有効な量の単離されたポリペプチドを含む、請求項104に記載の組成物。
【請求項107】
薬学的に受容可能なキャリアをさらに含む、請求項104に記載の組成物。
【請求項108】
抗原提示細胞をさらに含む、請求項104に記載の組成物。
【請求項109】
抗原提示細胞が、樹状細胞である、請求項108に記載の組成物。
【請求項110】
抗原提示細胞が、自家細胞である、請求項108に記載の組成物。
【請求項111】
被験体において癌を診断する、以下を含む方法:
該被験体から単離された生物学的サンプル中の、配列番号25として示されるアミノ酸配列またはそのフラグメントをコードする核酸分子の存在または量を決定する工程であって、該生物学的サンプル中の該核酸分子の存在または量が、該被験体における癌の存在を示す、前記工程。
【請求項112】
核酸分子が、配列番号26として示されるヌクレオチド配列のコード配列、または配列番号26として示されるヌクレオチド配列のコード配列と少なくとも約90%同一なヌクレオチド配列を含む、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
核酸分子が、配列番号26として示されるヌクレオチド配列のコード配列を含む、配列番号112に記載の方法。
【請求項114】
核酸分子が、配列番号26として示されるヌクレオチド配列を含む、請求項112に記載の方法。
【請求項115】
核酸分子が、配列番号26として示されるヌクレオチド配列のコード配列からなる、配列番号112に記載の方法。
【請求項116】
核酸分子が、配列番号26として示されるヌクレオチド配列からなる、配列番号112に記載の方法。
【請求項117】
核酸分子の存在または量を決定する工程が、生物学的サンプルと該核酸分子に選択的に結合する薬剤とを接触させる工程を含む、請求項111に記載の方法。
【請求項118】
選択的に結合する薬剤が別の核酸分子である、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
核酸分子の存在または量を決定する工程が、核酸ハイブリダイゼーションまたは核酸増幅を含む、請求項117に記載の方法。
【請求項120】
核酸増幅が、PCRである、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
核酸ハイブリダイゼーションが、核酸マイクロアレイを使用して行われる、請求項119に記載の方法。
【請求項122】
cDNAが検出される、請求項119に記載の方法。
【請求項123】
生物学的サンプルが、組織、細胞、および/または血液である、請求項111に記載の方法。
【請求項124】
生物学的サンプルが、精巣組織を含まない、請求項111に記載の方法。
【請求項125】
生物学的サンプル中の核酸分子の存在または量が、癌を罹患していない被験体由来の生物学的サンプル中の該核酸分子の存在または量と比較される、請求項111に記載の方法。
【請求項126】
被験体において癌を診断する、以下を含む方法:
該被験体から単離される生物学的サンプル中の、配列番号25、配列番号31、もしくは配列番号32として示されるアミノ酸配列、またはそれらのフラグメントを含む、CT46ポリペプチド分子の存在または量を決定する工程であって、該生物学的サンプル中の該CT46ポリペプチド分子の存在または量は、該被験体における癌の存在を示す、前記工程

【請求項127】
CT46ポリペプチド分子が、配列番号25、配列番号31、または配列番号32として示されるアミノ酸配列からなる、請求項126に記載の方法。
【請求項128】
生物学的サンプルが、CT46ポリペプチド分子またはそのフラグメントと選択的に結合する薬剤と接触させられる、請求項128に記載の方法。
【請求項129】
選択的に結合する薬剤が、抗体またはその抗原結合フラグメントである、請求項126に記載の方法。
【請求項130】
抗体がモノクローナル抗体である、請求項129に記載の方法。
【請求項131】
抗体が、キメラ抗体、ヒト抗体、またはヒト化抗体である、請求項129に記載の方法。
【請求項132】
抗体が一本鎖抗体である、請求項129に記載の方法。
【請求項133】
抗原結合フラグメントが、F(ab’)、Fab、Fd、またはFvフラグメントである、請求項129に記載の方法。
【請求項134】
抗体または抗原結合フラグメントが、検出可能な標識物で標識される、請求項129に記載の方法。
【請求項135】
検出可能な標識物が、蛍光分子、放射性分子、酵素、金属、ビオチン分子、化学発光分子、生物発光分子、または発色団分子である、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
生物学的サンプルが、組織、細胞、および/または血液である、請求項126に記載の方法。
【請求項137】
生物学的サンプルが、精巣組織を含まない、請求項126に記載の方法。
【請求項138】
生物学的サンプル中のCT46ポリペプチド分子の存在または量が、癌を罹患していない被験体由来の生物学的サンプル中の該CT46ポリペプチド分子の存在または量と比較される、請求項126に記載の方法。
【請求項139】
被験体において癌を診断するための、以下を含む方法:
該被験体から単離される生物学的サンプル中の、配列番号25、配列番号31、もしくは配列番号32として示されるアミノ酸配列またはそれらのフラグメントを含むCT46ポリペプチド分子に特異的に結合する抗体の存在または量を決定する工程であって、該生物学的サンプル中の該抗体の存在または量は、該被験体における癌の存在を示す前記工程。
【請求項140】
抗体の存在または量を決定する工程が、以下を含む、請求項139に記載の方法:
生物学的サンプルを、配列番号25、配列番号31、もしくは配列番号32として示されるアミノ酸配列またはそれらのフラグメントを含むCT46ポリペプチド分子と接触させる工程、および、該抗体への該CT46ポリペプチド分子の選択的結合を決定する工程。
【請求項141】
CT46ポリペプチド分子が、基質に結合される、請求項140に記載の方法。
【請求項142】
CT46ポリペプチド分子が、検出可能な標識物を含む、請求項140に記載の方法。
【請求項143】
検出可能な標識物が、蛍光分子、放射性分子、酵素、金属、ビオチン分子、化学発光分子、生物発光分子、または発色団分子である、請求項142に記載の方法。
【請求項144】
生物学的サンプルと、CT46ポリペプチド分子に結合する検出可能な二次抗体とを接触させる工程をさらに含む、請求項142に記載の方法。
【請求項145】
生物学的サンプルが、組織、細胞、および/または血液である、請求項139に記載の方法。
【請求項146】
生物学的サンプルが、精巣組織を含まない、請求項139に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【図9E】
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【公表番号】特表2008−512120(P2008−512120A)
【公表日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−531281(P2007−531281)
【出願日】平成17年9月8日(2005.9.8)
【国際出願番号】PCT/US2005/031770
【国際公開番号】WO2006/029176
【国際公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願人】(500025570)ルードヴィッヒ インスティテュート フォー キャンサー リサーチ (16)
【出願人】(500341816)コーネル リサーチ ファンデーション インコーポレーテッド (3)
【出願人】(500213834)
【Fターム(参考)】